JP6722057B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置においては、例えば、画質を保つために、電源投入時等に画像調整制御を行う。一般的に、画像調整制御が完了しないと画像形成を行えないため、画像調整制御に要する時間の短縮が求められている。特許文献1は、同一感光体上の同一走査位置に、位置ずれ補正及び色補正のためのテストパターンを形成することで、画像調整制御の時間を短縮する構成を開示している。
また、カラーの画像形成装置には、画像形成に使用する複数の色、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像を対応する感光体にそれぞれ形成し、これらを記録材や中間転写体に転写することでカラーのトナー像を形成するものがある。特許文献2は、この様な画像形成装置において、ブラックのトナー像を形成する感光体を、他の色を形成する感光体より大きい径にすることを開示している。これは、ブラックのトナー像を形成する感光体は、モノクロ画像の形成時とカラー画像の形成時の両方において使用され、他の感光体よりも寿命が短くなるという問題に対処するためである。
特開2008−281864号公報 特開平10−78708号公報
イエロー、マゼンタ、シアンの感光体とブラックの感光体の大きさが異なる場合、それぞれの感光体の材質が異なることがある。また、各構成部品の配置スペースのために、センサ等の有無が異なることがある。そのため、イエロー、マゼンタ、シアンの各画像形成部と、ブラックの画像形成部で異なる画像調整制御を行うことがある。異なる構成の画像形成部で異なる画像調整制御を行う場合には、調整項目数が多くなり、画像調整制御の時間が長くなってしまう。
本発明は、短い時間で画像調整制御を行う画像形成装置を提供するものである。
本発明の一側面によると、画像形成装置は、第1感光体と、前記第1感光体に第1静電潜像を形成し、前記第1静電潜像を第1色のトナーで現像して第1画像を形成する第1画像形成手段と、第2感光体と、前記第2感光体に第2静電潜像を形成し、前記第2静電潜像を前記第1色とは異なる第2色のトナーで現像して第2画像を形成する第2画像形成手段と、前記第1感光体の前記第1画像及び前記第2感光体の前記第2画像が転写される中間転写体と、前記第1感光体の表面電位を検知する検知手段と、前記第1画像形成手段に、測定用静電潜像を前記第1感光体に形成させ、前記検知手段に、前記測定用静電潜像が形成された前記第1感光体の表面電位を検知させ、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記第1画像形成手段の画像形成条件を調整する調整手段と、前記中間転写体に向けて照射する光を発光する発光手段と、前記発光手段を発光させ、前記中間転写体の表面又は前記中間転写体に形成された画像からの反射光を測定する測定手段と、前記第2画像形成手段に、測定用画像を前記中間転写体に形成させ、前記測定手段に、前記測定用画像からの反射光を測定させ、前記測定手段の測定結果に基づいて、前記発光手段の発光強度を決定する決定手段と、を有し、前記決定手段は、前記第1画像形成手段が前記第1感光体に前記測定用静電潜像の形成を開始してから前記調整手段が前記画像形成条件を調整するまでの間に、前記第2画像形成手段に前記測定用画像を形成させることを特徴とする。
本発明によると、短い時間で画像調整制御を行うことができる。
一実施形態による画像形成装置の構成図。 一実施形態による画像形成装置の制御構成図。 一実施形態による感光体の電位の説明図。 一実施形態による色ずれ補正制御のためのテストパターンを示す図。 一実施形態による色ずれ量検出の説明図。 一実施形態によるフォトセンサの構成図。 一実施形態による発光強度制御の説明図。 一実施形態による下地補正制御の説明図。 一実施形態による画像調整制御のフローチャート。 一実施形態による電位制御のフローチャート。 一実施形態による画像調整制御のタイミングチャート。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
図1は、本実施形態による画像形成装置の概略的な断面構成図である。画像形成装置は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成して、中間転写ベルト181に転写する画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを備えている。なお、画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdの同様の構成要素には、末尾のアルファベットのみが異なる同一数字の参照符号を使用する。また、以下の説明において、色を区別する必要が無い場合には、末尾のアルファベットを除いた参照符号を使用する。画像形成部Paの感光体101aは、画像形成時、図の反時計周り方向に回転駆動される。帯電部122aは、回転駆動される感光体101aの表面を一様な電位に帯電させる。露光部111aは、感光体101aを露光して感光体101aの表面に静電潜像を形成する。現像部123aは、感光体101aの静電潜像にイエローのトナーを付着させ、これによりイエローのトナー像を形成する。一次転写ローラ124aは、イエローのトナー像を中間転写ベルト181に転写する。クリーニング部112aは、中間転写ベルト181に転写されず、感光体101aに残留したトナーを除去する。画像形成部Pb及びPcについてもトナーの色以外は同様である。
ブラックの画像形成部Pdの感光体101dも、画像形成時、図中の反時計周り方向に回転駆動される。なお、本実施形態において、感光体101dの径は、感光体101a、101b及び101cの径より大きい。画像形成部Pdの帯電部138は、回転駆動される感光体101dの表面を一様な電位に帯電させる。ここで、本実施形態の画像形成部Pdの帯電部138の構成は、他の画像形成部Pa、Pb及びPcの帯電部122a、122b及び122cの構成と異なる。露光部111dは、感光体101dを露光して感光体101dの表面に静電潜像を形成する。現像部123dは、感光体101dの静電潜像にブラックのトナーを付着させ、これによりブラックのトナー像を形成する。一次転写ローラ124dは、ブラックのトナー像を中間転写ベルト181に転写する。なお、ブラックの画像形成部Pdは、感光体101dの表面電位を測定する電位センサ135を備えている。なお、各感光体101に形成した各色のトナー像を重ねて中間転写ベルト181に転写することで、フルカラーのトナー像が中間転写ベルト181に形成される。
中間転写ベルト181は、中間転写体であり、ローラ125、126、127、128及び129により張架され、画像形成時、ローラ125の回転に従属して矢印Xの方向に回転駆動される。したがって、画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが転写したトナー像は、中間転写ベルト181の回転に伴い、二次転写ローラ140の対向位置へと搬送される。給紙カセット160に格納された記録材であるシートPは、中間転写ベルト181のトナー像が二次転写ローラ140の対向位置に到達するタイミングに二次転写ローラ140の対向位置に到達する様に搬送される。そして、二次転写ローラ140は、中間転写ベルト181のトナー像をシートPに転写する。なお、シートPに転写されず、中間転写ベルト181に残留したトナーは、クリーニング部116a及び116bにより除去される。トナー像が転写されたシートPは、その後、定着部113に搬送される。定着部113は、シートPを加熱・加圧し、これにより、トナー像をシートPに定着させる。トナー像の定着が行われたシートPは、その後、画像形成装置外に排出される。なお、中間転写ベルト181の対向位置には、色ずれ補正制御においてテストパターンを検出するフォトセンサ109が設けられる。
本実施形態では、有彩色、つまり、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像を形成する画像形成部Pa、Pb、Pcと、無彩色、つまり、ブラックのトナー像を形成する画像形成部Pdの構成は異なる。具体的には、上述した様に、本実施形態において、感光体101dの径は、感光体101a、101b及び101cの径より大きい。一例として感光体101dの外径は80[mm]であり、感光体101a、101b及び101cの外径は30[mm]である。また、上述した様に、画像形成部Pdの帯電部138の構成は、画像形成部Pa、Pb、Pcの帯電部122a、122b、122cの構成とは異なる。本実施形態において、帯電部122a、122b、122cは、それぞれ、感光体101a、101b、101cの表面に接触して帯電させる接触帯電部である。これに対して、画像形成部Pdの帯電部138は、帯電器及びびグリッド板を有し、感光体101dの表面に接触することなく、グリッド板が出力するバイアスにより感光体101dを帯電させる、非接触帯電部である。
図2は、画像形成装置の制御構成を示す図である。システムコントローラ200は、画像形成装置を統括的に制御する制御部である。システムコントローラ200のCPU201は、ROM202に格納されたプログラムを実行して、画像形成装置に対する各種制御を行う。また、CPU201は、画像形成装置の制御に必要なデータを保存するためにRAM203を使用する。操作部20は、ユーザが画像形成装置を操作し、かつ、ユーザに画像形成装置の状態を表示する。つまり、操作部20は、ユーザとの入出力インタフェース機能を提供する。
パターン形成部213は、後述する色ずれ補正制御のためのテストパターン(測定用画像)、フォトセンサ109の発光強度制御のためのテストパターン(測定用画像)、下地補正のためのテストパターン(測定用画像)の形成を行う。フォトセンサ109は、中間転写ベルト181に向けて光を照射し、その表面及びパターン形成部213が形成したテストパターンからの反射光を受光し、受光強度に応じた信号を出力する。これにより、パターン読取部214は、パターン形成部213が中間転写ベルト181に形成したテストパターンを読み取る。環境センサ224は、画像形成装置内の温度や湿度といった環境情報を取得する。
画像形成装置は、環境変化や各部材の劣化などによる画像不良防止のために画像調整制御を行う。本実施形態では、この画像調整制御において、感光体101dの電位制御と、フォトセンサ109の発光強度制御と、下地補制御と、色ずれ補正制御を行う。以下、各制御について順に説明する。
まず、感光体101dの電位制御について説明する。図10は、電位制御のフローチャートである。CPU201はS20で、帯電部138のグリッド板から初期バイアスVg_rghを出力させる。なお、初期バイアスVg_rghは、環境センサ224が取得する電位制御時の環境情報に基づき決定する。具体的には、まず、電位制御時の環境情報に基づき現像部123dの現像位置での目標電位Vd_targetと、暗減衰量EPCattとを決定する。環境情報の値と、現像位置での目標電位及び暗減衰量との関係は予め決定し、例えばROM202に保存しておく。なお、暗減衰量とは、電位センサ135による電位測定位置と、現像部123dによる現像位置との間における感光体101dの電位変化量である。そして、電位センサ135の目標電位EPCsensを、
EPCsens=Vd_target−EPCatt
により求める。そして、目標電位EPCsensに予め定めた暗減衰量(Att)を加算した値を初期バイアスVg_rghとする。つまり、初期バイアスVg_rghは、
Vg_rgh=EPCsens+Att
として求める。なお、Attは、グリッド板が出力する電位と、この電位により帯電された感光体101dの電位センサ135の測定位置における電位との差である。
CPU201は、S21で、電位センサ135を用いて感光体101dの表面の電位を検出する。そして、CPU201は、S22で、S21での検知結果を用いてグリッドバイアスVgを決定する。具体的には、S21で検知した感光体101dの表面の電位がV1であると、グリッドバイアスVgは、以下の式により決定される。
Vg=Vg_rgh+(EPCsens−V1)×(Vg_rgh)/EPCsens
帯電部138がグリッドバイアスVgを出力することで、感光体101dの現像位置における表面電位Vdは、目標電位Vd_targetになる。
その後、S23で、帯電部138は、S22で決定したグリッドバイアスVgを出力して感光体101dを帯電させ、帯電された感光体101dの表面を、露光部111dの光強度を変えながら露光する。つまり、感光体101dに、電位制御のための測定用静電潜像を形成する。S24で、CPU201は、電位センサ135により感光体101dの測定用静電潜像の電位を測定・検知し、S25で、S24の検知結果に基づき、露光部111dの光強度と感光体101dの表面電位との関係を求める。以下の説明において、露光部111dの光強度と感光体101dの表面電位との対応関係はEVカーブと称す。そして、S26で、CPU201は、画像形成部Pdの画像形成条件を決定する。具体的には、感光体101dの露光部電位、つまり、露光領域の電位を目標電位Vlとする露光強度を決定する。なお、目標電位Vlは、以下の式により求める。
Vl=EPCsens+Vback+Vcont
なお、Vback及びVcontは、電位制御時に環境センサ224が取得する環境状態に基づき決定する。このため、環境状態とVback及びVcontとの関係は予め決めて、例えば、ROM202に保存しておく。さらに、CPU201は、絶対値で、電位VdからVbackだけ低い電位を、現像部123dが出力する現像バイアスVdcとして設定する。図3は、各電位の関係を示している。グリッドバイアスVgで感光体101dを帯電することで、感光体101dの表面の現像位置における電位はVdとなる。帯電電位VdからVbackだけ低い電位を、現像部123dが出力する現像バイアスVdcとして設定する。この現像バイアスVdcよりVcontだけ低い電位がVlになる。この様に、電位制御は、画像形成部Pdの画像形成条件として、感光体101dの帯電電位、露光部111dの露光強度、現像部123dの現像バイアスを調整する画像形成条件の調整制御である。
続いて、色ずれ補正制御について説明する。画像形成装置においては、画像形成による画像形成装置内の温度上昇や、設置環境の変化により、各感光体101に対する露光位置が変動し、所謂、色ずれが生じる。このため、画像形成装置は、色ずれ補正制御を行う。図4は、色ずれ補正制御において中間転写ベルト181に形成するテストパターンを示している。図4に示す様に、本実施形態では、中間転写ベルト181の主走査方向の異なる位置に3つのフォトセンサ109a、109b、109cが設けられる。なお、主走査方向とは、中間転写ベルト181の搬送方向と直交する方向、つまり、図4の左右方向である。また、中間転写ベルト181の搬送方向を以下では副走査方向とも呼ぶ。なお、図1及び図2に示す様に、3つのフォトセンサ109a、109b、109cを区別する必要が無い場合には、纏めてフォトセンサ109と表記する。なお、本実施形態において、3つのフォトセンサ109a、109b、109cが検出するテストパターンは同じパターンである。
図4に示すテストパターンにおいて、参照符号300Ya、300Ybはイエローのトナー像であり、参照符号300Ca、300Cbは、シアンのトナー像である。また、参照符号300Ka1、300Ka2、300Kb1、300Kb2は、ブラックのトナー像であり、参照符号300M〜307M、300Mak、300Mbkは、マゼンタのトナー像である。なお、本実施形態では、マゼンタを基準色とし、マゼンタに対する他の色の相対的な色ずれ量を求める。図4のテストパターンにおいて、ブラックのトナー像300Ka1及び300Ka2は、それぞれ、マゼンタのトナー像300Makと部分的に重複する様に、マゼンタのトナー像300Makの上に形成している。具体的には、マゼンタのトナー像300Makの中間転写ベルト181の搬送方向の端面は、点線で示す位置であり、その上に、ブラックのトナー像300Ka1及び300Ka2を図4に示す様に形成している。なお、トナー像300Mbkについても同様である。これは、本実施形態の中間転写ベルト181の表面の色が黒色であり、ブラックのトナー像を単独で形成すると、ブラックのトナー像からの反射光と中間転写ベルト181からの反射光との差が非常に小さいからである。つまり、ブラックのトナー像を単独で形成した場合、ブラックのトナー像の位置を高精度に検知できない。したがって、本実施形態では、基準色のマゼンタのトナー像にブラックのトナー像を重畳させ、ブラックとマゼンタの境界を検出することで、ブラックのトナー像の位置を特定する。
図5は、マゼンタに対するイエローの色ずれ量の検出方法の説明図である。図5には、フォトセンサ109の出力を、閾値で2値化した波形も示している。なお、この閾値は、パターン読取部214が保持している。図5において参照符号301Yaは、マゼンタのトナー像300Mと、イエローのトナー像300Yaとの距離であり、参照符号302Yaは、イエローのトナー像300Yaとマゼンタのトナー像301Mとの距離である。同様に、参照符号301Ybは、マゼンタのトナー像304Mと、イエローのトナー像300Ybとの距離であり、参照符号302Ybは、イエローのトナー像300Ybとマゼンタのトナー像305Mとの距離である。図5から明らかな様に、イエローのトナー像がマゼンタのトナー像に対して図の左側にずれると、距離302Ya及び301Ybが大きくなり、距離301Ya及び302Ybが小さくなる。各トナー像を、搬送方向に対して45度の角度で形成すると、各距離301Ya、302Ya、301Yb及び302Ybの距離の増減量は、マゼンタに対するイエローの主走査方向の色ずれ量に等しい。したがって、主走査方向の色ずれ量は、以下の式により求めることができる。
{(302Ya−301Ya)/2+(301Yb−302Yb)/2}/2
また、副走査方向の色ずれ量は、以下の式により求めることができる。
{(302Ya−301Ya)/2+(302Yb−301Yb)/2}/2
なお、シアン、ブラックに関しても同様である。
例えば、図5に示すテストパターンを、中間転写ベルト181の1周に渡り、搬送方向に沿って複数形成する。そして、CPU201は、各テストパターンで求められる主走査方向及び副走査方向の色ずれ量それぞれの平均値を求め、色ずれに関する画像形成条件を制御する。
続いて、フォトセンサ109の発光強度制御について説明図する。図6は、フォトセンサ109の構成図である。発光部151は、中間転写ベルト181に向けて光を照射する。この照射した光の内、検知領域154での反射光は、レンズ153で集光されて受光部152に入射する。なお、本実施形態において、受光部152は、中間転写ベルト181の表面又は中間転写ベルト181に形成されたテストパターンでの乱反射光を受光する様に受光部152は設けられる。受光部152が出力する受光強度に応じた検出信号は、パターン読取部214で閾値と比較されて2値化される。検出信号のピーク値が低いと、色ずれ補正制御においてテストパターンを正しく検出できなくなる。したがって、本実施形態では、発光部151の発光強度制御を行う。
図7は、フォトセンサ109の発光強度制御の説明図である。まず、CPU201は、中間転写ベルト181に図7に示すテストパターンを形成する。図7において参照符号350M、350C及び350Yは、それぞれ、マゼンタ、シアン、イエローのトナー像である。CPU201は、予め定めた基準電圧で発光部151を駆動して発光部151を発光させ、各色のトナー像での反射光を受光した際に受光部152が出力する検出信号を取得する。そして、3つの色のトナー像からの反射光に対応する検出信号のピーク値が最も低いものを判定する。図7の実線は、このピーク値を示しており、トナー像350M及び350Yからの反射光のピーク値は約0.8Vであり、トナー像350Cからの反射光のピーク値は約0.5Vである。そして、CPU201は、この最も低いピーク値がターゲット値になる様に、発光部151の駆動電圧を調整する。図7の例では、このターゲット値を1Vとしている。図7の点線は、発光強度調整後の各トナー像からの反射光のピーク値を示している。発光強度制御前においてピーク値が最も低いトナー像350Cからの反射光のピーク値は、ターゲット値である1Vになっている。したがって、その他のトナー像からの反射光のピーク値は、ターゲット値の1Vより高くなっている。この様に、本実施形態の発光強度制御は、発光部151の発光強度を決定する決定制御である。
続いて、下地補正制御について説明する。図5を用いて説明した様に、本実施形態の色ずれ補正制御のためのテストパターンでは、マゼンダのトナー像の上にブラックのトナー像を形成する。本実施形態のフォトセンサ109の受光部152は乱反射光を受光する。ブラックとマゼンタのトナー像からの乱反射光の強度は異なるため、CPU201は、ブラックのトナー像とマゼンタのトナー像の境界を検出することができる。しかしながら、ブラックの濃度が低下すると、その下のマゼンタのトナー像が透け、これによりブラックの部分からの乱反射光の強度も高くなる。したがって、ブラックとマゼンタの境界を検出する閾値を決定するには、マゼンダとブラックの重畳部分からの反射光を受光しているときにフォトセンサ9が出力する検出信号のレベルを把握する必要がある。このため、本実施形態では下地補正制御を実行する。
下地補正制御においては、例えば、図4のトナー像300MaK、300Ka1及び300Ka2の様に、マゼンタのトナー像の上にブラックのトナー像を重ねた重畳画像を形成する。図8(A)は、ブラックの濃度が濃い場合の検出信号を示している。なお、本例において、ブラックの濃度が高い場合、ブラックでの乱反射光の強度は、中間転写ベルト181の表面での乱反射光の強度より低いものとしている。一方、図8(B)は、ブラックの濃度が薄くなった場合の検出信号を示している。図8(B)に示す様に、ブラックの濃度が薄くなると、ブラック部分からの反射光を受光した際の検出信号のレベルが高くなる。したがって、マゼンタとブラックの境界を検出するための閾値も、ブラック部分からの反射光を受光しているときの検出信号のピーク値に応じて決定する。例えば、図8(A)の状態のときの閾値よりも、図8(B)の状態のときの閾値を高く設定する。
本実施形態では、画像形成装置の電源投入時に、電源が投入されていなかった期間の環境変動を考慮して、画像調整制御を行う。図9は、この画像調整制御のフローチャートである。CPU201は、まず、S10で、図10に示す電位制御と、フォトセンサ109の発光強度制御を並行して開始する。続いて、S11で、CPU201は、発光強度制御の結果に基づき、フォトセンサ109の発光強度を決定する。その後、S12で、CPU201は、フォトセンサ109を発光させ、中間転写ベルト181の表面からの反射光をフォトセンサ109に受光させ、これにより、中間転写ベルト181の表面を検出したときのフォトセンサ109の検出信号のレベルを測定する。これは、図8に示す様に、中間転写ベルト181での乱反射光の強度を検出するためである。
S10で開始した電位制御は画像形成部Pdに対してのみ行われる。図7にて説明した様に、フォトセンサ109の発光強度制御は、イエロー、シアン、マゼンタのトナー像を形成するが、ブラックのトナー像を形成しない。さらに、S12の処理は、画像形成を行わない。したがって、電位制御は、光強度制御及び中間転写ベルト181表面の検出と並行して行うことができる。
その後、CPU201は、S13で、電位制御が完了したかを判定し、完了していなければ完了するまで待機する。CPU201は、電位制御が完了すると、S14で、下地補正のための重畳画像、本実施形態ではマゼンタのトナー像の上にブラックのトナー像を重ねた画像を形成し、フォトセンサ109により、重畳画像からの乱反射光に対応する検出信号のレベルを測定する。そして、CPU201は、S12での検出信号のレベルと、S14での検出信号のレベルに基づき、図8で説明した様に、境界検出用の閾値を決定する。なお、例えば、S12での検出信号レベルよりS14での検出信号のレベルが低いと、閾値を第1の閾値に設定する。CPU201は、例えば、ステップS12における検出信号レベルに所定のレベルを加えた値を第1の閾値とする。一方、S12での検出信号レベルよりS14での検出信号のレベルが高いと、閾値を第2の閾値に設定する。CPU201は、例えば、ステップS14における検出信号レベルに所定のレベルを加えた値を第2の閾値とする。なお、第2の閾値は第1の閾値より大きい値である。或いは、S12での検出信号レベルよりS14での検出信号のレベルが高いと、その差に応じた閾値を設定する構成であっても良い。
その後、CPU201は、S16で色ずれ補正制御を開始し、S17で色ずれ補正制御が完了するまで待機する。色ずれ補正制御では、図5を用いて説明した様に、基準色に対する他の色の相対的な色ずれ量を、主走査方向及び副走査方向それぞれについて求める。そして、CPU201は、主走査方向及び副走査方向それぞれの色ずれ量に基づき画像形成条件を制御する。なお、画像形成条件とは、各色の主走査書き出し位置や、主走査方向の倍率や、副走査方向の書き出し位置や、副走査方向に対する傾き等を補正する条件である。
図11は、本実施形態における電源投入時の画像調整制御のタイミングチャートの一例である。本実施形態では、電位制御により画像形成部Pdの画像形成条件を決定・調整する。そして、CPU201は、画像形成部Pdの画像形成条件を調整するまでの間に、光強度制御のためのテストパターンを形成させる。また、CPU201は、画像形成部Pdの画像形成条件を調整するまでの間に、フォトセンサ109の発光部151の発光強度の決定を完了させる。さらに、CPU201は、フォトセンサ109の発光部151の発光強度を決定すると、中間転写ベルト181の表面からの反射光の強度の測定、つまり下地測定を開始する。なお、図11の例において、CPU201は、画像形成部Pdの画像形成条件を調整するまでの間に、中間転写ベルト181の表面からの反射光の強度の測定を完了させている。その後、CPU201は、本例ではマゼンタのトナー像の上にブラックのトナー像を重畳させた重畳画像を画像形成部Pb及びPdに形成させ、この重畳画像からの反射光の測定、つまり下地測定を開始する。そしてCPU201は、重畳画像からの反射光の測定結果に基づきマゼンタとブラックの境界を検出するための閾値を決定して、この閾値を用いて色ずれ補正制御を開始する。つまり、CPU201は閾値決定部として機能する。
以上、異なる構成の画像形成部において異なる画像調整制御を行う場合でも、幾つかの画像調整制御を並行して行うことで画像調整制御に係る時間を短縮することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101a〜101d:感光体、Pa〜Pd:画像形成部、181:中間転写ベルト、135:電位センサ、201:CPU、151:発光部、152:受光部、109:フォトセンサ

Claims (12)

  1. 第1感光体と、
    前記第1感光体に第1静電潜像を形成し、前記第1静電潜像を第1色のトナーで現像して第1画像を形成する第1画像形成手段と、
    第2感光体と、
    前記第2感光体に第2静電潜像を形成し、前記第2静電潜像を前記第1色とは異なる第2色のトナーで現像して第2画像を形成する第2画像形成手段と、
    前記第1感光体の前記第1画像及び前記第2感光体の前記第2画像が転写される中間転写体と、
    前記第1感光体の表面電位を検知する検知手段と、
    前記第1画像形成手段に、測定用静電潜像を前記第1感光体に形成させ、前記検知手段に、前記測定用静電潜像が形成された前記第1感光体の表面電位を検知させ、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記第1画像形成手段の画像形成条件を調整する調整手段と、
    前記中間転写体に向けて照射する光を発光する発光手段と、
    前記発光手段を発光させ、前記中間転写体の表面又は前記中間転写体に形成された画像からの反射光を測定する測定手段と、
    前記第2画像形成手段に、測定用画像を前記中間転写体に形成させ、前記測定手段に、前記測定用画像からの反射光を測定させ、前記測定手段の測定結果に基づいて、前記発光手段の発光強度を決定する決定手段と、を有し、
    前記決定手段は、前記第1画像形成手段が前記第1感光体に前記測定用静電潜像の形成を開始してから前記調整手段が前記画像形成条件を調整するまでの間に、前記第2画像形成手段に前記測定用画像を形成させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1色は無彩色であり、前記第2色は有彩色であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記決定手段は、前記第1画像形成手段が前記第1感光体に前記測定用静電潜像の形成を開始してから前記調整手段が前記画像形成条件を調整するまでの間に、前記発光手段の発光強度を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記決定手段が前記発光手段の発光強度を決定すると、前記測定手段に、前記中間転写体の表面からの反射光を測定させる下地測定手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記下地測定手段は、前記第1画像形成手段が前記第1感光体に前記測定用静電潜像の形成を開始してから前記調整手段が前記画像形成条件を調整するまでの間に、前記中間転写体の表面からの反射光の測定を完了させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記決定手段が前記発光手段の発光強度を決定し、前記調整手段が前記画像形成条件を調整すると、前記第2画像の上に前記第1画像を重ねた重畳画像を前記第1画像形成手段及び前記第2画像形成手段により前記中間転写体に形成させ、前記測定手段に、前記重畳画像からの反射光を測定させる下地測定手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記下地測定手段による前記重畳画像からの反射光の測定結果に基づき色ずれ補正制御において前記第1画像と前記第2画像の境界を検出するための閾値を決定する閾値決定手段をさらに備えていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記測定手段は、前記中間転写体の表面又は前記中間転写体に形成された画像からの乱反射光を受光する受光手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1画像形成手段は、前記第1感光体を帯電する帯電手段と、帯電された前記第1感光体を露光する露光手段と、前記第1静電潜像を前記第1色のトナーで現像する現像手段と、を有し、
    前記画像形成条件は、前記帯電手段により帯電された前記第1感光体の表面電位であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1画像形成手段は、前記第1感光体を帯電する帯電手段と、帯電された前記第1感光体を露光する露光手段と、前記第1静電潜像を前記第1色のトナーで現像する現像手段と、を有し、
    前記画像形成条件は、前記露光手段の露光強度であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1画像形成手段は、前記第1感光体を帯電する帯電手段と、帯電された前記第1感光体を露光する露光手段と、前記第1静電潜像を前記第1色のトナーで現像する現像手段と、を有し、
    前記画像形成条件は、前記現像手段の現像バイアスであることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 第1感光体と、
    前記第1感光体に第1静電潜像を形成し、前記第1静電潜像を第1色のトナーで現像して第1画像を形成する第1画像形成手段と、
    第2感光体と、
    前記第2感光体に第2静電潜像を形成し、前記第2静電潜像を前記第1色とは異なる第2色のトナーで現像して第2画像を形成する第2画像形成手段と、
    前記第1感光体の前記第1画像及び前記第2感光体の前記第2画像が転写される中間転写体と、
    前記第1感光体の表面電位を検知する検知手段と、
    前記第1画像形成手段に、測定用静電潜像を前記第1感光体に形成させ、前記検知手段に、前記測定用静電潜像が形成された前記第1感光体の表面電位を検知させ、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記第1画像形成手段の画像形成条件を調整する調整制御を行う調整手段と、
    前記中間転写体に向けて照射する光を発光する発光手段と、
    前記発光手段を発光させ、前記中間転写体の表面又は前記中間転写体に形成された画像からの反射光を測定する測定手段と、
    前記第2画像形成手段に、測定用画像を前記中間転写体に形成させ、前記測定手段に、前記測定用画像からの反射光を測定させ、前記測定手段の測定結果に基づいて、前記発光手段の発光強度を決定する決定制御を行う決定手段と、を有し、
    前記決定手段による前記決定制御が行われる期間は、前記調整手段による前記調整制御が行われる期間と重複する期間を有することを特徴とする画像形成装置。
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