JP6720822B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本開示は乗物用シートに関する。
従来、空調装置を装着したシートクッションが知られている。空調装置は、ファンと、ダクト等を備える。ダクトは、ファンと、シートクッションに形成された通風路とを接続する(特許文献1参照)。
特開2016−55783号公報
空調装置をシートクッションに装着する方法として、ダクトを取付ブラケットで支持するとともに、その取付ブラケットを、シートクッション側のパネルに取り付ける方法が考えられる。
この方法で空調装置を装着しようとして、空調装置を装着位置に置いたとき、取付ブラケットにおける取付面と、パネルにおける取付面とが成す角度が大きい場合がある。この場合、取付ブラケットをパネルに取り付ける作業が困難になる。
本開示の一局面は、取付ブラケットとパネルとの取付け作業を容易にすることができる乗物用シートを提供することを目的とする。
本開示の一態様は、シート本体と、空気を送風又は吸引するファンと、前記シート本体と前記ファンとの間を接続する、可撓性を有するダクトと、前記シート本体が備えるパネルに取り付けられるとともに、前記ダクトを支持する取付ブラケットと、前記ダクト及び前記取付ブラケットの少なくとも一方に設けられた保持部と、を備え、前記保持部は、前記取付ブラケットが前記パネルに取り付けられていない状態において、前記ダクト及び前記取付ブラケットのうち、他方と当接することにより、前記取付ブラケットにおける取付面と、前記パネルにおける取付面とを略平行に保持する乗物用シートである。
本開示の乗物用シートにおいて、保持部は、取付ブラケットがパネルに取り付けられていない状態において、取付ブラケットにおける取付面と、パネルにおける取付面とを略平行に保持する。そのため、取付ブラケットをパネルに取り付ける作業が容易である。
本開示の乗物用シートは、例えば、以下の構成1をさらに備えていてもよい。
(構成1)
前記保持部は前記ダクトの一部である。
本開示の乗物用シートが前記構成1をさらに備える場合、「前記ダクト及び前記取付ブラケットのうち、他方」(以下では他方とする)を、保持部が損傷させてしまうことを抑制できる。
本開示の乗物用シートは、例えば、以下の構成2をさらに備えていてもよい。
(構成2)
前記取付ブラケットは、前記ファンに、回転軸を介して回転可能に取り付けられ、前記保持部は、前記ダクトから見て前記回転軸とは反対方向に位置する。
本開示の乗物用シートが前記構成2をさらに備える場合、保持部は、ダクトから見て、回転軸とは反対方向に位置する。そのため、保持部と回転軸との距離が大きくなる。その結果、保持部は、取付ブラケットにおける取付面と、パネルにおける取付面との角度を、一層精度よく調整することができる。
本開示の乗物用シートは、例えば、以下の構成3をさらに備えていてもよい。
(構成3)
前記保持部は、前記他方と当接する面に突起を備える。
本開示の乗物用シートが前記構成3をさらに備える場合、作業者は、突起と、他方との位置関係に基づき、保持部と他方との位置関係が正しいか否かを容易に確認することができる。
本開示の乗物用シートは、例えば、以下の構成4をさらに備えていてもよい。
(構成4)
前記保持部において他方と当接する面の少なくとも一部は平坦面である。
本開示の乗物用シートが前記構成4をさらに備える場合、保持部は、他方を一層安定して保持することができる。
乗物用シート1の構成を表す斜視図である。 空調装置13の取り付け箇所を表す分解斜視図である。 空調装置13の構成を表す斜視図である。 空調装置13の構成を表す分解斜視図である。 空調装置13及びその周囲の部材を表す側断面図である。 ファン29の構成を表す斜視図である。 ファン29の構成を表す分解斜視図である。 ファン29の構成を表す平面図である。
本開示の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1実施形態>
1.乗物用シート1の構成
(1)乗物用シート1の全体構成
乗物用シート1の全体構成を図1、図2に基づき説明する。乗物用シート1は自動車用のシートである。なお、以下では、特に断らない限り、前とは乗物用シート及び自動車の前を意味し、後ろとは乗物用シート及び自動車の後ろを意味する。乗物用シート1は、着座乗員の背凭れとなるシートバック3と、着座部となるシートクッション5とを備える。シートクッション5はシート本体に対応する。
乗物用シート1は、電動式のフロントチルト機構7を備える。フロントチルト機構7は、シートクッション5の角度を変更する。フロントチルト機構7の詳細は後述する。
乗物用シート1は、シートバック3の角度を変更可能である。乗物用シート1は、自動車のフロアに左右一対のスライドレール9を備える。シートクッション5はスライドレール9に連結されている。シートクッション5は、スライドレール9のスライド動作により、前後方向に移動可能である。
乗物用シート1は、シートクッション5とスライドレール9との間にシートリフタ11を備える。シートクッション5は、シートリフタ11の動作により、上下方向に移動可能である。
乗物用シート1は、シートクッション5の下側に空調装置13を備える。空調装置13は、シートクッション5側から空気を吸引する。空調装置13がシートクッション5側から空気を吸引することにより、シートクッション5における蒸れを抑制できる。空調装置13の構成は後述する。
(2)シートクッション5の構成
シートクッション5の構成を、図1、図2に基づき説明する。シートクッション5は、左右一対のサイドフレーム15と、フロントパネル17と、フロントパイプ19と、リアパイプ21と、左右一対のチルトアーム25と、回転軸27と、を備える。フロントパネル17はシート本体が備えるパネルに対応する。
フロントパネル17は、左右一対のサイドフレーム15における前端部同士を架橋する。フロントパネル17は、着座乗員の大腿部を下方から支持する。
フロントパイプ19及びリアパイプ21は金属製の丸パイプ材である。フロントパイプ19及びリアパイプ21は、左右一対のサイドフレーム15同士を架橋する。フロントパイプ19は、フロントパネル17よりも後方にある。リアパイプ21はフロントパイプ19よりもさらに後方であって、左右一対のサイドフレーム15の後端付近を架橋する。
左右一対のチルトアーム25は、フロントパネル17の左右両端部から後方側に延び出す。回転軸27は、左右一対のチルトアーム25における後端部を、左右一対のサイドフレーム15に回転可能に連結する。フロントパネル17及び左右一対のチルトアーム25は、回転軸27を回転中心として回転可能である。フロントパネル17及び左右一対のチルトアーム25が回転することで、シートクッション5の角度が変化する。フロントパネル17、左右一対のチルトアーム25、及び回転軸27はフロントチルト機構7を構成する。フロントチルト機構7は、さらに、フロントパネル17及び左右一対のチルトアーム25を回転駆動する駆動ユニット(図示略)を備える。
(3)空調装置13の構成
空調装置13の構成を図2〜図8に基づき説明する。図3〜図5に示すように、空調装置13は、ファン29と、取付プレート31と、取付ブラケット33と、フック35と、ダクト37と、を備える。
図4、図7に示すように、ファン29は、その上面に通気口39を備える。ファン29は、通気口39から空気を吸引することができる。なお、ファン29は、通気口39から外部に送風するものであってもよい。ファン29は、空気を加熱又は冷却する機能を備えていてもよい。
図6〜図8に示すように、ファン29は、アッパーケース41と、ロアーケース43と、ハーネス45と、図示しない送風機構と、を備える。
アッパーケース41は、ロアーケース43と組み付けられ、ファン29のケースを構成する。このケースに上述した送風機構が収納される。アッパーケース41は、平面視において略矩形形状を有する。アッパーケース41は、平坦な板状の基本形態を有する。アッパーケース41は、ファン29における上側(すなわち、シートクッション5側)に位置する。上述した通気口39は、アッパーケース41の中央に形成されている。
図7に示すように、アッパーケース41は、その四隅に、それぞれ、ロアーケース43に向かって***した円柱形上の台座部47A、47B、47C、47Dを備える。台座部47A、47B、47C、47Dは、平面視において、1つの正方形の頂点に位置するように配置されている。台座部47A、47B、47C、47Dには、それぞれ、ビス穴49が設けられている。
台座部47A、47Bの外周部のうち、アッパーケース41の中央から見て反対側にある部分(すなわち、ファン29の外側)には、それぞれ、円弧形状のリブ51A、51Bが立設されている。リブ51A、51Bは、台座部47A、47Bよりも高い。なお、台座部47C、47Dの外周部にはリブは存在しない。アッパーケース41の材質は、リブ51A、51Bの部分も含めて樹脂である。リブ51A、51Bは、ハーネス45と接触する面を有する。
ロアーケース43は、平面視において略矩形形状を有する。ロアーケース43は、ファン29における下側(すなわちシートクッション5とは反対側)に位置する。ロアーケース43は、略円筒形状の中央部53と、その周囲の平坦部55とを、備える。
平坦部55上であって、ロアーケース43の四隅に該当する位置に、それぞれ、ビス通し穴57A、57B、57C、57Dが形成されている。ビス通し穴57A、57B、57C、57Dの位置は、アッパーケース41とロアーケース43と組み付けたとき、平面視において、ビス通し穴57Aと台座部47Aとが重なり、ビス通し穴57Bと台座部47Bとが重なり、ビス通し穴57Cと台座部47Cとが重なり、ビス通し穴57Dと台座部47Dとが重なるように、設定されている。
図6、図8に示すように、平坦部55のうち、ビス通し穴57A、57Bの近傍の外周部分55A、55Bは、アッパーケース41とロアーケース43と組み付けたとき、リブ51A、51Bが平坦部55に当たることがないように、円弧形状に切り欠かれた形状を有する。
よって、アッパーケース41に対するロアーケース43の向きが図6、図8に示す向き(以下では正常向きとする)である場合、アッパーケース41とロアーケース43とを組み付けることができる。ハーネス45は、アッパーケース41及びロアーケース43の後側に配索されている。アッパーケース41に対するロアーケース43の向きが正常向きである場合、ハーネス45を他のハーネス(図示略)に接続することができる。
一方、平坦部55のうち、ビス通し穴57C、57Dの近傍の外周部分55C、55Dは、上記の切り欠かれた形状を有さない。そのため、仮に、ロアーケース43を、図8に示す方向から180度回転させて、アッパーケース41に組み付けようとした場合、ロアーケース43がアッパーケース41に十分近づく前に、リブ51Aは外周部55Cに当接し、リブ51Bは外周部55Dに当接するため、組み付けを行うことができない。
すなわち、アッパーケース41に対するロアーケース43の向きが正常向きとは異なる場合、リブ51A、51Bにより、アッパーケース41とロアーケース43との組み付けが規制される。
ハーネス45は、ロアーケース43のうち、中央よりも、ビス通し穴57C、57D側の位置から引き出されている。
アッパーケース41とロアーケース43とを組み付けるとき、ビス通し穴57Aからビスを差し込み、台座部47Aのビス穴49にねじ込む。同様に、ビス通し穴57Bからビスを差し込み、台座部47Bのビス穴49にねじ込み、ビス通し穴57Cからビスを差し込み、台座部47Cのビス穴49にねじ込み、ビス通し穴57Dからビスを差し込み、台座部47Dのビス穴49にねじ込む。
図6、図8に示すように、ビス通し穴57Aに差し込んだビスは、ファン29の外周方向から水平に見て、リブ51Aにより覆われている。また、ビス通し穴57Bに差し込んだビスは、ファン29の外周方向から水平に見て、リブ51Bにより覆われている。
図6に示すように、アッパーケース41とロアーケース43とを組み付けたとき、それらの間には、台座部47A、47B、47C、47Dの高さに相当する隙間59が生じる。
図4に示すように、取付プレート31は、略矩形状の金属板である。取付プレート31はロアーケース43の上面にビス締めにより固定されている。取付プレート31には、通気口39を塞ぐことがないように、開口部61が設けられている。取付プレート31は、その前方側での左右両端において、上方向に延びる左右一対の軸支部63を備える。取付プレート31は、その後方側にレール溝65を備える。
図4に示すように、取付ブラケット33は、1枚の金属板から成る部材である。取付ブラケット33は、天板部67と、天板部67における左右両側の縁部を下方に垂下するように折り曲げた左右一対の側面部69と、天板部67における後側の縁部を下方に垂下するように折り曲げた側面部71とを備える。
左右一対の側面部69における前方側の部分は、側方視において左右一対の軸支部63と重なるように配置される。左右一対の側面部69と左右一対の軸支部63とは軸ピン73により貫通される。軸ピン73の軸方向はシート幅方向と平行である。その結果、取付ブラケット33は、軸ピン73を回転中心として、取付プレート31に対し回動可能となる。軸ピン73は回転軸に対応する。
図4、図5に示すように、天板部67における前方寄りの部分には、左右一対の取付座75が設けられている。取付座75は、上方に向かって押し出された台座の形状を有する。取付座75の上面75Aは平坦である。
図2、図5に示すように、上面75Aは、フロントパネル17の後方側における裏面17Aに下方から当接し、取付座75とフロントパネル17とはビス締めにより固定される。上面75Aは取付ブラケットにおける取付面に対応し、裏面17Aはパネルにおける取付面に対応する。
図4に示すように、天板部67は、左右一対の取付座75の間に、上方に向けて切り起こされた引掛爪77を備える。図1、図5に示すように、引掛爪77は、フロントパネル17の後方側に設けられた係合孔17Bに係合する。
図4に示すように、天板部67における後方寄りの部分には、開口部79が形成されている。開口部79は、通気口39及び開口部61の上方に位置する。
図3〜図5に示すように、フック35は、断面C字の基本形態を有する。フック35は、その開口が後方側となる向きで配置される。図5に示すように、フック35は、その下面に、下方に向けて突出する係合片81を備える。係合片81をレール溝65に係合させることで、フック35は取付プレート31に取り付けられる。フック35は、取付プレート31に対し、前後方向にスライド可能である。
図5に示すように、フック35は、フロントパイプ19に対し外側から嵌めこまれる。フック35は、フロントパイプ19の中心軸を回転中心として回転可能である。従って、空調装置13も、フロントパイプ19の中心軸を回転中心として回転可能である。
図3〜図5に示すように、フック35は、フロントパイプ19との当接面に、複数の突起部83を備える。突起部83は、フック35とフロントパイプ19との接触面積を減少させ、フロントパイプ19に対するフック35の回転をスムーズにする効果を奏する。
図4、図5に示すように、ダクト37は、ゴムから成る管状の部材である。ダクト37は可撓性を有する。ダクト37の下端はファン29の通気口39に接続する。ダクト37の上端は、シートクッション5に設けられた配風用の溝における接続口(図示略)に接続している。
図3に示すように、ダクト37は、取付ブラケット33の開口部79に差し通されている。図4に示すように、ダクト37は、くびれ部位85を備える。くびれ部位85は、ダクト37におけるその上下の部位と比べて細くくびれている。取付ブラケット33は、くびれ部位85においてダクト37を支持する。そのため、取付ブラケット33が取付プレート31に対し回転したとき、ダクト37のうち、くびれ部位85の近傍の部分は、取付ブラケット33と一体的に動く。
図3〜図5に示すように、ダクト37は、その後方側に、後方に向けて突出する保持部87を備える。保持部87はダクト37の一部である。保持部87の上下方向における位置はくびれ部位85よりも下である。保持部87は、ダクト37の本体(すなわちダクト37のうち保持部87以外の部分)から見て、軸ピン73とは反対側にある。保持部87の上面87Aには、半球形状の突起89が形成されている。上面87Aは、突起89以外の部分では平坦面である。
取付座75をフロントパネル17の裏面17Aに取り付けていない状態において、図5に示すように、取付ブラケット33の側面部71は、上面87Aに上方から当接し、取付ブラケット33は一定の位置に保持される。このとき、取付座75の上面75Aと、裏面17Aとは略平行となる。すなわち、保持部87は、側面部71と当接することにより、上面75Aと、裏面17Aとを略平行に保持する。側面部71が当接する位置は、上面87Aのうち、突起89よりも前方側である。
2.フロントチルト機構7の動作と空調装置13の動作との関係
フロントチルト機構7は、回転軸27を中心として左右一対のチルトアーム25を回転させ、フロントパネル17を昇降させることができる。取付座75はフロントパネル17に固定されているので、フロントパネル17が昇降したとき、取付ブラケット33は、取付座75が昇降する方向に、軸ピン73を中心として回転する。また、フック35は、フロントパイプ19に対し回転する。
また、フロントパネル17が昇降すると、フロントパネル17とフロントパイプ19との間隔が変化するが、フック35が取付プレート31に対しスライドすることで、取付座75とフック35と間隔を、フロントパネル17とフロントパイプ19との間隔に対応させる。
よって、フロントチルト機構7が動作したときでも、空調装置13の取付座75やフック35に負荷がかかり難い。
3.乗物用シート1が奏する効果
乗物用シート1は以下の効果を奏する
(1A)保持部87は、取付ブラケット33がフロントパネル17に取り付けられていない状態において、取付ブラケット33の側面部71と当接することにより、取付座75の上面75Aと、フロントパネル17の裏面17Aとを略平行に保持する。そのため、取付座75をフロントパネル17に取り付ける作業が容易である。
(1B)保持部87はダクト37の一部であって、ゴムから成る。そのため、保持部87が側面部71を損傷させることを抑制できる。
(1C)保持部87は、ダクト37の本体から見て、軸ピン73とは反対方向に位置する。そのため、保持部87と軸ピン73との距離が大きい。その結果、保持部87は、上面75Aと裏面17Aとの角度を、一層精度よく調整することができる。
(1D)保持部87は上面87Aに突起89を備える。作業者は、突起89と側面部71との位置関係に基づき、側面部71と保持部87との位置関係が正しいか否かを容易に確認することができる。
(1E)保持部87において側面部71と当接する上面87Aは、突起89を除き、平坦面である。そのため、保持部87は、取付ブラケット33を一層安定して保持することができる。
<他の実施形態>
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)保持部を、ダクト37ではなく、取付ブラケット33に設けてもよい。例えば、側面部71の下端に保持部を設けてもよい。この保持部は、ダクト37と当接し、上面75Aと裏面17Aとを略平行に保持する。
また、ダクト37の一部である保持部87に加えて、取付ブラケット33側の保持部(以下では取付プレート側保持部とする)を設けてもよい。この場合、保持部87と取付プレート側保持部とが当接して、上面75Aと裏面17Aとを略平行に保持する。
また、保持部87はダクト37の一部ではなく、ダクト37に取り付けた部材であってもよい。
(2)空調装置13は、シートバック3に取り付けられてもよい。また、空調装置13は、シートクッション5とシートバック3との両方にそれぞれ取り付けられてもよい。
(3)保持部87の材質はゴム以外のものであってもよく、例えば、樹脂、金属、セラミクス等であってもよい。
(4)保持部87はダクト37の前側に設けられていてもよい。
(5)上記実施形態では、乗物用シート1を自動車に適用したが、乗物用シート1を、自動車以外の乗り物(例えば、鉄道車両、航空機、船舶等)に用いてもよい。
(6)上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…乗物用シート、3…シートバック、5…シートクッション、7…フロントチルト機構、9…スライドレール、11…シートリフタ、13…空調装置、15…サイドフレーム、17…フロントパネル、17A…裏面、17B…係合孔、19…フロントパイプ、21…リアパイプ、25…チルトアーム、27…回転軸、29…ファン、31…取付プレート、33…取付ブラケット、35…フック、37…ダクト、39…通気口、41…アッパーケース、43…ロアーケース、45…ハーネス、47A〜47D…台座部、49…ビス穴、51A、51B…リブ、53…中央部、55…平坦部、55A〜55D…外周部、57A〜57D…ビス通し穴、59…隙間、61…開口部、63…軸支部、65…レール溝、67…天板部、69…側面部、71…側面部、73…軸ピン、75…取付座、75A…上面、77…引掛爪、79…開口部、81…係合片、83…突起部、85…くびれ部位、87…保持部、87A…上面、89…突起

Claims (5)

  1. シート本体と、
    空気を送風又は吸引するファンと、
    前記シート本体と前記ファンとの間を接続する、可撓性を有するダクトと、
    前記シート本体が備えるパネルに取り付けられるとともに、前記ダクトにおけるくびれ部位を支持し、前記くびれ部位と一体的に動く取付ブラケットと、
    前記ダクト及び前記取付ブラケットの少なくとも一方に設けられた保持部と、
    を備え、
    前記保持部は、前記取付ブラケットが前記パネルに取り付けられていない状態において、前記ダクト及び前記取付ブラケットのうち、他方と当接することにより、前記取付ブラケットにおける取付面と、前記パネルにおける取付面とを略平行に保持する乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記保持部は前記ダクトの一部である乗物用シート。
  3. 請求項1又は2に記載の乗物用シートであって、
    前記取付ブラケットは、前記ファンに、回転軸を介して回転可能に取り付けられ、
    前記保持部は、前記くびれ部位から見て前記回転軸とは反対方向に位置する乗物用シート。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の乗物用シートであって、
    前記保持部は、前記他方と当接する面に突起を備える乗物用シート。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の乗物用シートであって、
    前記保持部において前記他方と当接する面の少なくとも一部は平坦面である乗物用シート。
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