JP6716751B1 - エレベータのロープ検査システム - Google Patents
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Abstract
Description
図1は第1の実施形態に係るエレベータの概略構成を示す図である。図1の例では、機械室を持たないマシンルームレスタイプのエレベータを想定している。
図6に示すように、無積載状態では、メインロープ24がかご側にあるときの張力TCNLとC/W側にあるときの張力TWは、
TCNL<TW
の関係にある。
T(θ)=TCNL・eμθ
で表される。つまり、T(θ)はθが低張力側から高張力側に移るに従い、指数的に増加する。なお、図中でシーブ円周からの放射状に示した矢印は、巻き掛かり角度θに応じた張力の強さを模式的に表したものである。
P(θ)=8T(θ)・cosφ/{D・d・(δ+sinδ)}
で表されることが一般に知られている。例えば、「ELEVATOR MECHANICAL DESIGN Third Edition」,ELEVATOR WORLD,INC.出版。
図7に示すように、バランス積載状態では、かご側とC/W側で静的な張力が等しい。したがって、かご側張力TCBLとC/W側張力TWの関係は、
TCBL=TW
となる。張力T(θ)、接触圧P(θ)は、巻き掛かり角度θに関係なく、シーブ上で略一定となり、上昇運転/下降運転におけるシーブ上の伸びも略一定である。
図8に示すように、定格積載状態では、かご側張力TCFLとC/W側張力TWの大小関係が無積載状態とは逆になる。
巻き掛かり角度θが低張力側から高張力側に広がるに従い、上記無積載状態と同様に、T(θ)は指数的に増加する。
接触圧P(θ)についても同様な変化となる。そのため、定格積載状態では、上昇運転においてはメインロープ24がかご側からC/W側に送られる際に弾性伸びが減少し、下降運転においては弾性伸びが増加する。
図9乃至図11はトラクションシーブ22とメインロープ24との滑り挙動を検証した結果を示す。図9は無積載状態における滑り挙動の検証結果、図10はバランス積載状態における滑り挙動の検証結果、図11は定格積載状態における滑り挙動の検証結果を示している。
各積載状態での上昇運転と下降運転において、マーク間隔でエンコーダ29のパルス信号をカウントした結果を図12に示す。なお、本検証においては、図1の構成と同様に、マーク45を検出するためのセンサ28は、メインロープ24のかご側に配置している。
次に、第2の実施形態について説明する。
図15は第2の実施形態に係るエレベータの概略構成を示す図である。なお、図1と同じ部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略するものとする。
Claims (14)
- 巻上機のトラクションシーブを介して乗りかごとカウンタウェイトを吊持し、表面が樹脂被覆された構造を有するロープの劣化状態を上記ロープの表面に設けられた複数のマークの間隔を測定することで検査するエレベータのロープ検査システムにおいて、
上記巻上機の回転に同期してパルス信号を発生するパルス発生手段と、
上記トラクションシーブ上の上記乗りかご側のかみ合い領域を含み、上記トラクションシーブに対して上記乗りかご側、または、上記トラクションシーブ上の上記カウンタウェイト側のかみ合い領域を含み、上記トラクションシーブに対して上記カウンタウェイト側に設置され、上記ロープの表面に設けられた上記各マークを検出するマーク検出手段と、
上記マーク検出手段の設置位置と上記かみ合い領域との関係から上記乗りかごを所定の方向に運転し、上記マーク検出手段による上記各マークの検出タイミングと上記パルス発生手段から発生されるパルス信号のカウント値とに基づいて上記各マークの間隔を演算する演算手段と
を具備したことを特徴とするエレベータのロープ検査システム。 - 上記演算手段は、
上記マーク検出手段が上記乗りかご側に設置されている場合には、上記乗りかごを上昇方向に運転したときに上記パルス発生手段から発生されるパルス信号を用いて上記各マークの間隔を演算することを特徴とする請求項1記載のエレベータのロープ検査システム。 - 上記演算手段は、
上記マーク検出手段が上記カウンタウェイト側に設置されている場合には、上記乗りかごを下降方向に運転したときに上記パルス発生手段から発生されるパルス信号を用いて上記各マークの間隔を演算することを特徴とする請求項1記載のエレベータのロープ検査システム。 - 上記演算手段は、
1パルス当たりに上記ロープが送られる長さを定めたパルスレートを有し、上記パルス信号のカウント値に上記パルスレートを掛けて上記各マークの間隔を演算することを特徴とする請求項1に記載のエレベータのロープ検査システム。 - 上記演算手段は、
エレベータの稼働時間に応じて上記パルスレートを補正することを特徴とする請求項4に記載のエレベータのロープ検査システム。 - 上記演算手段は、
上記乗りかごの位置に応じて上記パルスレートを補正することを特徴とする請求項4に記載のエレベータのロープ検査システム。 - 上記パルスレートは、
上記マーク検出手段が上記乗りかご側に設置されている場合には、上記乗りかごの上昇運転により得たパルス数で経年的に略一定距離と見なせる上記乗りかごの移動距離を除して算出することを特徴とする請求項4項に記載のエレベータのロープ検査システム。 - 上記パルスレートは、
上記マーク検出手段が上記カウンタウェイト側に設置されている場合には、上記乗りかごの下降運転により得たパルス数で経年的に略一定距離と見なせる上記カウンタウェイトの移動距離を除して算出することを特徴とする請求項4項に記載のエレベータのロープ検査システム。 - 上記略一定距離として、上記乗りかごを支持するガイドレールの長さ、または、昇降路内の各階床毎に設けられた複数の着床検出部材の間隔を基準とすることを特徴とする請求項7に記載のエレベータのロープ検査システム。
- 上記略一定距離として、上記カウンタウェイトを支持するガイドレールの長さを基準とすることを特徴とする請求項8に記載のエレベータのロープ検査システム。
- 巻上機のトラクションシーブを介して乗りかごとカウンタウェイトを吊持し、表面が樹脂被覆された構造を有するロープの劣化状態を上記ロープの表面に設けられた複数のマークの間隔を測定することで検査するエレベータのロープ検査システムにおいて、
上記乗りかごまたは上記カウンタウェイトの移動距離に同期したパルス信号を発生するパルス発生手段と、
上記トラクションシーブ上の上記乗りかご側のかみ合い領域を含み、上記トラクションシーブに対して上記乗りかご側、または、上記トラクションシーブ上の上記カウンタウェイト側のかみ合い領域を含み、上記トラクションシーブに対して上記カウンタウェイト側に設置され、上記ロープの表面に設けられた上記各マークを検出するマーク検出手段と、
上記マーク検出手段の設置位置に応じて、上記パルス発生手段から上記乗りかごの移動距離または上記カウンタウェイトに同期したパルス信号を発生させ、上記マーク検出手段による上記各マークの検出タイミングと上記パルス発生手段から発生されるパルス信号のカウント値とに基づいて上記各マークの間隔を演算する演算手段と
を具備したことを特徴とするエレベータのロープ検査システム。 - 上記演算手段は、
上記マーク検出手段が上記乗りかご側に設置されている場合には、上記パルス発生手段から上記乗りかごの移動距離に同期したパルス信号を発生させ、そのパルス信号を用いて上記各マークの間隔を演算することを特徴とする請求項11記載のエレベータのロープ検査システム。 - 上記演算手段は、
上記マーク検出手段が上記カウンタウェイト側に設置されている場合には、上記パルス発生手段から上記カウンタウェイトの移動距離に同期したパルス信号を発生させ、そのパルス信号を用いて上記各マークの間隔を演算することを特徴とする請求項11記載のエレベータのロープ検査システム。 - 上記パルス発生手段として、上記乗りかごまたは上記カウンタウェイトの移動距離を光学的に計測するレーザ距離計を用いることを特徴とする請求項11記載のエレベータのロープ検査システム。
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