JP2013184775A - カウンタクリアランス測定装置およびカウンタクリアランス測定方法 - Google Patents

カウンタクリアランス測定装置およびカウンタクリアランス測定方法 Download PDF

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茂雄 佐々木
Satoshi Shiga
諭 志賀
Hiroshi Fukunaga
寛 福永
Takahide Hirai
敬秀 平井
Kenichi Koizumi
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Abstract

【課題】カウンタウエイト本体にスペーサが取り付けられているか否かを容易に確認することができるカウンタクリアランス測定装置を得る。
【解決手段】バッファ8から所定の高さ位置をカウンタウエイト5が通過することにともなって出力値が変化する距離センサ装置9と、距離センサ装置9の出力値の波形に基づいて、カウンタウエイト5がバッファ8から所定の高さ位置を通過することを検出する検出装置61と、カウンタウエイト5が通過したことを検出装置61が検出した時のかご4の高さ位置と最上階乗場に停止するかご4の高さ位置との間の距離と、バッファ8から所定の高さ位置までの距離とに基づいて、カウンタクリアランスを算出する算出装置62とを備え、検出装置61は、距離センサ装置9の出力値の波形に基づいて、カウンタウエイト本体51にスペーサ52が取り付けられているか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、最上階乗場にかごが停止している場合のカウンタウエイトとバッファとの間の距離であるカウンタクリアランスを測定するカウンタクリアランス測定装置およびカウンタクリアランス測定方法に関する。
従来、カウンタウエイトの下端部が、昇降路のピットに設けられたバッファから所定の高さ位置を通過することを検出する光センサ装置と、カウンタウエイトの下端部がバッファから所定の高さ位置を通過したことを光センサ装置が検出した時のかごの高さ位置と最上階乗場にかごが停止する場合のかごの高さ位置との間の距離と、バッファから所定の高さ位置までの距離とに基づいて、最上階乗場にかごが停止する場合のカウンタウエイトとバッファとの間の距離であるカウンタクリアランスを算出する算出装置とを備えたカウンタクリアランス測定装置が知られている。カウンタクリアランス測定装置が測定したカウンタクリアランスの値が、予め設定された値よりも小さい場合には、カウンタウエイトを構成するカウンタウエイト本体およびこのカウンタウエイト本体に着脱可能なスペーサのうち、スペーサをカウンタウエイト本体から切り離す保守作業を行う。スペーサがカウンタウエイト本体に取り付けられていない場合には、かごとカウンタウエイトと連結するロープを短縮する保守作業を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−144735号公報
しかしながら、カウンタウエイト本体にスペーサが取り付けられているか否かを確認するためには、保守作業者が昇降路のピットに入ってカウンタウエイトを目視しなければならず、カウンタウエイト本体にスペーサが取り付けられているか否かの確認が煩雑であるという問題点があった。
この発明は、カウンタウエイト本体にスペーサが取り付けられているか否かを容易に確認することができるカウンタクリアランス測定装置およびカウンタクリアランス測定方法を提供するものである。
この発明に係るカウンタクリアランス測定装置は、昇降路のピットに設けられたバッファから所定の高さ位置をカウンタウエイトが通過することにともなって出力値が変化する光センサ装置と、前記光センサ装置の出力値の波形に基づいて、前記カウンタウエイトの下端部が前記バッファから前記所定の高さ位置を通過することを検出する検出装置と、前記カウンタウエイトの下端部が前記バッファから前記所定の高さ位置を通過したことを前記検出装置が検出した時のかごの高さ位置と最上階乗場に停止する前記かごの高さ位置との間の距離と、前記バッファから前記所定の高さ位置までの距離とに基づいて、前記最上階乗場に前記かごが停止する場合の前記カウンタウエイトと前記バッファとの間の距離であるカウンタクリアランスを算出する算出装置とを備えたカウンタクリアランス測定装置であって、前記カウンタウエイトは、カウンタウエイト本体と、前記カウンタウエイト本体に着脱可能なスペーサとを有し、前記光センサ装置の出力値の波形は、前記バッファから前記所定の高さ位置を前記カウンタウエイト本体が通過する場合と、前記バッファから前記所定の高さ位置を前記スペーサが通過する場合とで異なるようになっており、前記検出装置は、前記光センサ装置の出力値の波形に基づいて、前記カウンタウエイト本体に前記スペーサが取り付けられているか否かを判定する。
この発明に係るカウンタクリアランス測定方法は、昇降路のピットに設けられたバッファから所定の高さ位置をカウンタウエイトが通過することにともなって変化する光センサ装置の出力値に基づいて、前記カウンタウエイトの下端部が前記バッファから前記所定の高さ位置を通過することを検出する検出工程と、前記検出工程で前記カウンタウエイトの下端部が前記バッファから前記所定の高さ位置を通過したことが検出された時のかごの高さ位置と最上階乗場に停止する前記かごの高さ位置との間の距離と、前記バッファから前記所定の高さ位置までの距離とに基づいて、前記最上階乗場に前記かごが停止する場合の前記カウンタウエイトと前記バッファとの間の距離であるカウンタクリアランスを算出する算出工程とを備えたカウンタクリアランス測定方法であって、前記カウンタウエイトは、カウンタウエイト本体と、前記カウンタウエイト本体に着脱可能なスペーサとを有し、前記光センサ装置の出力値の波形は、前記バッファから前記所定の高さ位置を前記カウンタウエイト本体が通過する場合と、前記バッファから前記所定の高さ位置を前記スペーサが通過する場合とで異なるようになっており、前記光センサ装置の出力値の波形に基づいて、前記カウンタウエイト本体に前記スペーサが取り付けられているか否かを判定する判定工程をさらに備えている。
この発明に係るカウンタクリアランス測定装置によれば、検出装置が、バッファから所定の高さ位置をカウンタウエイトが通過することにともなって出力値が変化する光センサ装置の出力値の波形に基づいて、カウンタウエイト本体にスペーサが取り付けられているか否かを判定するので、保守作業者が昇降路のピットに入ってカウンタウエイトを目視することなく、カウンタウエイト本体にスペーサが取り付けられているか否かを確認することができる。その結果、カウンタウエイト本体にスペーサが取り付けられているか否かを容易に確認することができる。
この発明に係るカウンタクリアランス測定方法によれば、昇降路のピットに設けられたバッファから所定の高さ位置をカウンタウエイトが通過することにともなって変化する光センサ装置の出力値の波形に基づいて、カウンタウエイト本体にスペーサが取り付けられているか否かを判定する判定工程を備えているので、保守作業者が昇降路のピットに入ってカウンタウエイトを目視することなく、カウンタウエイト本体にスペーサが取り付けられているか否かを確認することができる。その結果、カウンタウエイト本体にスペーサが取り付けられているか否かを容易に確認することができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータを示す構成図である。 図1のカウンタウエイトを示す拡大図である。 図1のカウンタウエイトがバッファから所定の高さ位置を通過する場合の距離センサ装置の出力値を示す図である。 図1の制御盤を示すブロック図である。 図1のカウンタクリアランス測定装置の動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータを示す構成図である。図において、エレベータは、巻上機1と、巻上機1の綱車に巻き掛けられたロープ2と、巻上機1から水平方向に離れて設けられ、ロープ2が巻き掛けられたそらせ車3と、ロープ2の一端部に接続されたかご4と、ロープ2の他端部に接続されたカウンタウエイト5と、巻上機1を制御する制御盤6とを備えている。制御盤6の制御により綱車が回転することによって、ロープ2が移動し、かご4およびカウンタウエイト5が互いに反対方向に昇降路100を昇降する。制御盤6は、情報センタ(外部)10との間で通信が可能となっている。
また、エレベータは、巻上機1の綱車の回転数を検出するエンコーダ7と、昇降路100のピット101に設けられたバッファ8と、バッファ8から所定の高さ位置を通る光を発する発光部および発光部から発せられた光を受ける受光部を有し、昇降路100の壁102に設けられた距離センサ装置(光センサ装置)9とを備えている。
エンコーダ7は、エンコーダ7が検出する巻上機1の綱車の回転数の情報を制御盤6に送信するようになっている。
バッファ8は、カウンタウエイト5の下方に配置されている。これにより、ロープ2の破断が発生して、カウンタウエイト5が自由落下した場合に、カウンタウエイト5が昇降路100の底面103に衝突する際の衝撃が緩和される。
距離センサ装置9は、カウンタウエイト5がバッファ8から所定の高さ位置にある場合に、発光部から発せされる光がカウンタウエイト5に当たり、カウンタウエイト5で反射した光を受光部が受けるように配置されている。バッファ8からの所定の高さ位置とは、かご4が最上階乗場に停止している場合のバッファ8とカウンタウエイト5との間の距離であるカウンタクリアランスとして許容される距離よりも少し長い距離だけバッファ8から上方の位置である。距離センサ装置9は、カウンタウエイト5がバッファ8から所定の高さ位置よりも上方にある場合に、発光部から発せられた光が、距離センサ装置9が設置された壁102に対向する壁104に当たり、その壁104で反射した光を受光部が受ける。したがって、距離センサ装置9は、カウンタウエイト5がバッファ8から所定の高さ位置にある場合に、距離センサ装置9とカウンタウエイト5との間の距離に対応する値を出力し、カウンタウエイト5がバッファ8から所定の高さ位置よりも上方にある場合に、距離センサ装置9と壁104との間の距離に対応する値を出力する。距離センサ装置9の出力値は、制御盤6に送信される。
図2は図1のカウンタウエイト5を示す拡大図である。図において、カウンタウエイト5は、ロープ2の他端部に接続されたカウンタウエイト本体51と、カウンタウエイト本体51の下端部に着脱可能に設けられた複数のスペーサ52とを有している。スペーサ52は、ロープ2が伸縮して、カウンタクリアランスが予め設定された値の範囲外となった場合に、スペーサ52の数を増減させることにより、カウンタクリアランスを調節するためのものである。
スペーサ52の外形は、カウンタウエイト本体51の外形と異なっている。具体的には、カウンタウエイト本体51は、平面視四角形状の板部材が複数枚重ねられることにより構成された直方体形状となっており、一方、スペーサ52は、カウンタウエイト本体51の幅よりも狭い幅の軸部521と、軸部521の下端部に設けられ軸部521の幅よりも広い幅の鍔部522とを有している。この例では、2個のスペーサ52がカウンタウエイト本体51に連結されている。
カウンタウエイト本体51は、カウンタウエイト本体51がバッファ8(図1)から所定の高さ位置を通過する間、常に、距離センサ装置9(図1)から発せられる光が通る領域11を通過するように配置されている。
軸部521は、スペーサ52がバッファ8から所定の高さ位置を通過する場合に、領域11から水平方向にずれた領域を通過するように配置されている。つまり、軸部521には、距離センサ装置9(図1)から発せられる光が当らないようになっている。
一方、鍔部522は、スペーサ52がバッファ8から所定の高さ位置を通過する場合に、領域11を通過するように配置されている。つまり、鍔部522には、鍔部522がバッファ8から所定の高さ位置を通過する間、常に、距離センサ装置9(図1)から発せられる光が当る。
図3は図1のカウンタウエイト5がバッファ8から所定の高さ位置を通過する場合の距離センサ装置9の出力値を示す図である。図3では、かご4(図1)が最上階乗場から下降する場合について示している。カウンタウエイト本体51がバッファ8から所定の高さ位置にある間は、距離センサ装置9が、距離センサ装置9とカウンタウエイト本体51との間の距離に対応する一定の値を出力する。
カウンタウエイト本体51がバッファ8から所定の高さ位置を通過すると、カウンタウエイト本体51の下端部に連結されているスペーサ52の軸部521がバッファ8から所定の高さ位置となる。この軸部521がバッファ8から所定の高さ位置にある間は、距離センサ装置9が、距離センサ装置9と壁104(図1)との間の距離に対応する一定の値、この例では、ゼロの値を出力する。
カウンタウエイト本体51の下端部に連結されているスペーサ52の軸部521がバッファ8から所定の高さ位置を通過すると、カウンタウエイト本体51の下端部に連結されているスペーサ52の鍔部522がバッファ8から所定の高さ位置となる。この鍔部522がバッファ8から所定の高さ位置にある間は、距離センサ装置9が、距離センサ装置9と鍔部522との間の距離に対応する一定の値を出力する。
つまり、距離センサ装置9の出力値の波形は、バッファ8から所定の高さ位置をカウンタウエイト本体51が通過する場合と、バッファ8から所定の高さ位置をスペーサ52が通過する場合とで異なるようになっている。この例では、2個のスペーサ52がカウンタウエイト本体51に連結されているので、バッファ8から所定の高さ位置をスペーサ52が通過する場合の距離センサ装置9の出力値の波形が2回だけ繰り返される。
最下端のスペーサ52がバッファ8から所定の高さ位置を通過すると、距離センサ装置9が、距離センサ装置9と壁104(図1)との間の距離に対応する一定の値、この例では、ゼロの値を出力する。
図4は図1の制御盤6を示すブロック図である。図において、制御盤6は、カウンタウエイト5の下端部がバッファ8から所定の高さ位置を通過することを検出する検出装置61と、カウンタクリアランスを算出する算出装置62と、情報センタ10に通報する通報装置63とを有している。
検出装置61は、距離センサ装置9の出力値の波形に基づいて、カウンタウエイト5の下端部がバッファ8から所定の高さ位置を通過することを検出する。具体的には、かご4(図1)が最上階乗場から下降を開始してから、距離センサ装置9の出力値が所定の時間連続してゼロとなった場合に、カウンタウエイト5の下端部がバッファ8から所定の高さ位置を通過することを検出する。ここで、所定の時間としては、スペーサ52がバッファ8から所定の高さ位置を通過するのに要する時間よりも少し長い時間が設定されている。また、検出装置61は、カウンタウエイト5の下端部がバッファ8から所定の高さ位置を通過することを検出した時に、カウンタウエイト5の下端部がバッファ8から所定の高さ位置を通過したことを示す検出信号を算出装置62に送信する。
また、検出装置61は、距離センサ装置9の出力値の波形に基づいて、カウンタウエイト本体51にスペーサ52が取り付けられているか否かを判定する。具体的には、検出装置61は、バッファ8から所定の高さ位置をスペーサ52が通過する場合の距離センサ装置9の出力値の波形を予め記憶しており、距離センサ装置9から送信される距離センサ装置9の出力値の波形と、予め記憶している距離センサ装置9の出力値の波形とが一致した場合に、カウンタウエイト本体51にスペーサ52が取り付けられていると判定する。
また、検出装置61は、カウンタウエイト本体51にスペーサ52が取り付けられていると判定する場合に、距離センサ装置9の出力値の波形に基づいて、スペーサ52の数を数える。具体的には、バッファ8から所定の高さ位置をスペーサ52が通過する場合の距離センサ装置9の出力値の波形の数を数え、その数をスペーサ52の数とする。また、検出装置61は、カウンタウエイト本体51にスペーサ52が取り付けられていると判定する場合に、スペーサ52の数を示す情報を通報装置63に送信する。
算出装置62は、エンコーダ7(図1)から受信した巻上機1(図1)の綱車の回転数の情報を用いて、かご4(図1)の位置を算出する。また、算出装置62は、カウンタウエイト5の下端部がバッファ8から所定の高さ位置を通過したことを示す検出信号を受信した場合に、検出装置61に設定されている所定の時間を考慮して、カウンタウエイト5の下端部がバッファ8から所定の高さ位置を通過した時のかご4の高さ位置を算出する。また、算出装置62は、算出したかご4の高さ位置と、最上階乗場にかご4が停止する場合のかご4の高さ位置との間の距離を算出する。また、算出装置62は、算出した距離と、バッファ8から所定の高さ位置までの距離とに基づいて、カウンタクリアランスを算出する。また、算出装置62は、算出したカウンタクリアランスの情報を通報装置63に送信する。
通報装置63は、通報装置63から送信されたスペーサ52の数を示す情報と、算出装置62から送信されたカウンタクリアランスの情報とを、情報センタ10(図1)に送信する。
制御盤6、エンコーダ7および距離センサ装置9から、カウンタクリアランス測定装置が構成されている。
次に、カウンタクリアランス測定装置の動作について説明する。図5は図1のカウンタクリアランス測定装置の動作を示すフローチャートである。まず、制御盤6は、かご4を最上階乗場に停止させる(ステップS101)。その後、制御盤6は、かご4の下降を開始する(ステップS102)。
その後、検出装置61は、カウンタウエイト5の下端部がバッファ8から所定の高さ位置を通過することを検出する(検出工程)(ステップS103)。その後、算出装置62は、カウンタクリアランスを算出する(算出工程)(ステップS104)。
その後、検出装置61は、カウンタウエイト本体51にスペーサ52が取り付けられているか否かを判定し(判定工程)、カウンタウエイト本体51にスペーサ52が取り付けられていると判定する場合に、カウンタウエイト本体51に取り付けられているスペーサ52を計数する(計数工程)(ステップS105)。
その後、通報装置63は、ステップS104で算出されたカウンタクリアランスの情報と、ステップS105で計数されたスペーサ52の数の情報とを情報センタ10に通報する(通報工程)(ステップS106)。その後、カウンタクリアランス測定装置の動作が終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るカウンタクリアランス測定装置によれば、検出装置61が、バッファ8から所定の高さ位置をカウンタウエイト5が通過することにともなって出力値が変化する距離センサ装置9の出力値の波形に基づいて、カウンタウエイト本体51にスペーサ52が取り付けられているか否かを判定するので、保守作業者が昇降路100のピット101に入ってカウンタウエイト5を目視することなく、カウンタウエイト本体51にスペーサ52が取り付けられているか否かを確認することができる。その結果、カウンタウエイト本体51にスペーサ52が取り付けられているか否かを容易に確認することができる
また、このカウンタクリアランス測定装置は、検出装置61が、カウンタウエイト本体51にスペーサ52が取り付けられていると判定する場合に、距離センサ装置9の出力値の波形に基づいて、スペーサ52の数を数えるので、保守作業者が昇降路100のピット101に入ってカウンタウエイト5を目視することなく、カウンタウエイト本体51に取り付けられているスペーサ52の数を確認することができる。
また、この発明の実施の形態1に係るカウンタクリアランス測定方法によれば、バッファ8から所定の高さ位置をカウンタウエイト5が通過することにともなって変化する距離センサ装置9の出力値の波形に基づいて、カウンタウエイト本体51にスペーサ52が取り付けられているか否かを判定する判定工程を備えているので、保守作業者が昇降路100のピット101に入ってカウンタウエイト5を目視することなく、カウンタウエイト本体51にスペーサ52が取り付けられているか否かを確認することができる。その結果、カウンタウエイト本体51にスペーサ52が取り付けられているか否かを容易に確認することができる。
なお、上記実施の形態1では、算出装置62が、エンコーダ7から受信した巻上機1の綱車の回転数の情報を用いて、カウンタウエイト5の下端部がバッファ8から所定の高さ位置を通過した時のかご4の位置を算出し、算出したかご4の高さ位置と、最上階乗場にかご4が停止する場合のかご4の高さ位置との間の距離を算出する構成について説明したが、予め設定されているかご4の速度パターンの情報と、最上階乗場に停止したかご4が下降を開始してからカウンタウエイト5の下端部がバッファ8から所定の高さ位置を通過するまでの時間とを用いて、カウンタウエイト5の下端部がバッファ8から所定の高さ位置を通過した時のかご4の高さ位置と、最上階乗場にかご4が停止する場合のかご4の高さ位置との間の距離を算出する算出装置62の構成であってもよい。
また、上記実施の形態1では、かご4を最上階乗場に停止させた後、かご4の下降を開始して、カウンタクリアランスの測定およびカウンタウエイト本体51にスペーサ52が取り付けられているか否かの判定を行う構成について説明したが、最上階乗場から1つ下の階にかご4を停止させた後、かご4の上昇を開始して、カウンタクリアランスの測定およびカウンタウエイト本体51にスペーサ52が取り付けられているか否かの判定を行う構成であってもよい。
また、上記実施の形態1では、光センサ装置として、距離センサ装置9を例に説明したが、これに限らず、発光部と受光部とが、カウンタウエイト5を挟むように配置され、発光部から発せられた光を受光部が受けたか否かに基づいて、カウンタウエイト5の下端部がバッファ8から所定の高さ位置にあることを検出する構成であってもよい。
1 巻上機、2 ロープ、3 そらせ車、4 かご、5 カウンタウエイト、6 制御盤、7 エンコーダ、8 バッファ、9 距離センサ装置(光センサ装置)、10 情報センタ(外部)、11 領域、51 カウンタウエイト本体、52 スペーサ、61 検出装置、62 算出装置、63 通報装置、100 昇降路、101 ピット、102 壁、103 底面、104 壁、521 軸部、522 鍔部。

Claims (3)

  1. 昇降路のピットに設けられたバッファから所定の高さ位置をカウンタウエイトが通過することにともなって出力値が変化する光センサ装置と、
    前記光センサ装置の出力値の波形に基づいて、前記カウンタウエイトの下端部が前記バッファから前記所定の高さ位置を通過することを検出する検出装置と、
    前記カウンタウエイトの下端部が前記バッファから前記所定の高さ位置を通過したことを前記検出装置が検出した時のかごの高さ位置と最上階乗場に停止する前記かごの高さ位置との間の距離と、前記バッファから前記所定の高さ位置までの距離とに基づいて、前記最上階乗場に前記かごが停止する場合の前記カウンタウエイトと前記バッファとの間の距離であるカウンタクリアランスを算出する算出装置と
    を備えたカウンタクリアランス測定装置であって、
    前記カウンタウエイトは、カウンタウエイト本体と、前記カウンタウエイト本体に着脱可能なスペーサとを有し、
    前記光センサ装置の出力値の波形は、前記バッファから前記所定の高さ位置を前記カウンタウエイト本体が通過する場合と、前記バッファから前記所定の高さ位置を前記スペーサが通過する場合とで異なるようになっており、
    前記検出装置は、前記光センサ装置の出力値の波形に基づいて、前記カウンタウエイト本体に前記スペーサが取り付けられているか否かを判定することを特徴とするカウンタクリアランス測定装置。
  2. 前記検出装置は、前記カウンタウエイト本体に前記スペーサが取り付けられていると判定する場合に、前記光センサ装置の出力値の波形に基づいて、前記スペーサの数を数えることを特徴とする請求項1に記載のカウンタクリアランス測定装置。
  3. 昇降路のピットに設けられたバッファから所定の高さ位置をカウンタウエイトが通過することにともなって変化する光センサ装置の出力値に基づいて、前記カウンタウエイトの下端部が前記バッファから前記所定の高さ位置を通過することを検出する検出工程と、
    前記検出工程で前記カウンタウエイトの下端部が前記バッファから前記所定の高さ位置を通過したことが検出された時のかごの高さ位置と最上階乗場に停止する前記かごの高さ位置との間の距離と、前記バッファから前記所定の高さ位置までの距離とに基づいて、前記最上階乗場に前記かごが停止する場合の前記カウンタウエイトと前記バッファとの間の距離であるカウンタクリアランスを算出する算出工程と
    を備えたカウンタクリアランス測定方法であって、
    前記カウンタウエイトは、カウンタウエイト本体と、前記カウンタウエイト本体に着脱可能なスペーサとを有し、
    前記光センサ装置の出力値の波形は、前記バッファから前記所定の高さ位置を前記カウンタウエイト本体が通過する場合と、前記バッファから前記所定の高さ位置を前記スペーサが通過する場合とで異なるようになっており、
    前記光センサ装置の出力値の波形に基づいて、前記カウンタウエイト本体に前記スペーサが取り付けられているか否かを判定する判定工程をさらに備えたことを特徴とするカウンタクリアランス測定方法。
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