JP6712114B2 - リンク式多関節ロボットおよびロボットシステム - Google Patents

リンク式多関節ロボットおよびロボットシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6712114B2
JP6712114B2 JP2017194685A JP2017194685A JP6712114B2 JP 6712114 B2 JP6712114 B2 JP 6712114B2 JP 2017194685 A JP2017194685 A JP 2017194685A JP 2017194685 A JP2017194685 A JP 2017194685A JP 6712114 B2 JP6712114 B2 JP 6712114B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
arm
main
tower
articulated robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017194685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019063967A (ja
Inventor
正 杉森
正 杉森
青木 卓也
卓也 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugino Machine Ltd
Original Assignee
Sugino Machine Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sugino Machine Ltd filed Critical Sugino Machine Ltd
Priority to JP2017194685A priority Critical patent/JP6712114B2/ja
Publication of JP2019063967A publication Critical patent/JP2019063967A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6712114B2 publication Critical patent/JP6712114B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Description

本発明は、リンク式多関節ロボットおよびロボットシステムに関する。
生産現場におけるワークの搬送、溶接、加工、組立等の各種作業は自動化が進み、多くの産業用ロボットが使われている。一方で、生産現場のスペースをできる限り有効活用するため、各装置間の間隔は操作や保守に必要な最小限にレイアウトされる。
従来、コンパクト化を図るため、スコットラッセル機構を採用した産業用ロボットが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された産業用ロボットは、主アームが曲げられたブーメラン状の形状をなしているため、主アームの先端部を副アームの直近となる手元まで寄せることができる。
特許第5476507号公報(請求項1、明細書の段落0027、図1〜図4)
しかしながら、特許文献1に記載された産業用ロボットは、旋回軸を直動機構によって上下に移動させているので、旋回可動範囲が制限されるという問題があった。産業用ロボットは、装置や作業者との干渉を回避しながら、可動範囲を広くする必要がある。
一方、特許文献1に記載された産業用ロボットは、主アームを副アームで支える構造となっているため、主アームおよび副アームから構成されるアーム自体の剛性は高い。しかし、アームを開いた状態での稼働、大重量のワークの搬送、アームの先端部に取り付けた工具による加工や把持されたワークを工具に押し当てて行う加工の際の反力等、アームに過大な荷重がかかる場合がある。このような場合、アームを支持する支柱が傾斜してしまい、産業用ロボットにおけるアームの先端部の位置決め精度に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、狭小スペースでも旋回可動範囲を広くできるとともに、ロボット全体としての剛性をより向上させることができるリンク式多関節ロボットおよびロボットシステムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための本発明は、主アームと、該主アームの先端部に連結されたハンド部と、を備え、前記ハンド部に取り付けた対象物を操作するリンク式多関節ロボットである。前記リンク式多関節ロボットは、前記主アームの胴部に対して一端部が回動自在に連結された副アームと、前記主アームおよび前記副アームを支持する本体支柱を有する本体塔と、を備える。また、前記リンク式多関節ロボットは、前記本体塔を前記本体支柱の長手方向に平行な旋回軸のまわりに回転駆動させる本体塔回転駆動装置と、前記本体塔を囲む複数の脚部を有するフレームと、を備える。前記本体塔は、前記主アームの基端部が回動自在に連結され該基端部を前記本体支柱の長手方向に沿って移動させる第1の直動装置を有している。また、前記本体塔は、前記副アームの他端部が回動自在に連結され該他端部を前記本体支柱の長手方向に沿って移動させる第2の直動装置を有している。前記フレームは、前記本体塔回転駆動装置が設置された基台と、前記基台に対して前記脚部を介して連結された天井部と、を有している。そして、前記本体塔は、前記基台および前記天井部に対して前記旋回軸のまわりに回転自在に支持されている。本発明の一側面では、前記旋回軸に対して前記主アームが平行となる状態で前記本体塔が回転駆動させられる。
また、本発明の他の側面では、前記主アームの先端部を前記本体塔に近接させたアーム閉状態において、前記主アームおよび前記副アームが前記フレーム内に退避し、前記主アームの先端部を前記本体塔から離間させたアーム開状態において、前記主アームの先端部が前記フレームから外に突出する。
また、本発明のさらに他の側面では、前記旋回軸は、前記本体支柱の断面外形の外接円の中心から、前記主アーム側にオフセットしている。
また、本発明のさらに他の側面では、前記本体支柱は、該本体支柱の長手方向に垂直な断面がU字状、アール形状、あるいは略コの字状の支持構造体を有し、前記第1の直動装置は、駆動源と、該駆動源で回転駆動されるボールねじと、該ボールねじに螺合されたボールナットと、を備え、前記第1の直動装置のボールナットには、前記主アームの基端部が回動自在に連結された第1の連結部が取り付けられており、前記第2の直動装置は、駆動源と、該駆動源で回転駆動されるボールねじと、該ボールねじに螺合されたボールナットと、を備え、前記第2の直動装置のボールナットには、前記副アームの他端部が回動自在に連結された第2の連結部が取り付けられており、前記第1の直動装置の駆動源、ボールねじおよびボールナットと、前記第2の直動装置の駆動源、ボールねじおよびボールナットとは、それぞれ前記支持構造体におけるU字状、アール形状、あるいは略コの字状の断面の外形の内側に配置されている。
また、本発明は、前記リンク式多関節ロボットを一つのモジュール単位とするロボットシステムである。前記ロボットシステムは、前記リンク式多関節ロボットと、前記リンク式多関節ロボットのフレームと同じ平面外形形状のフレームを有し、該フレーム内で前記対象物を用いた作業を行う作業ユニットと、を備える。あるいは、前記ロボットシステムは、複数の前記リンク式多関節ロボット同士がワークの搬送方向に沿って連結されている。
本発明によれば、狭小スペースでも旋回可動範囲を広くできるとともに、ロボット全体としての剛性をより向上させることができるリンク式多関節ロボットおよびロボットシステムを提供できる。
本発明の一実施形態に係るリンク式多関節ロボットのアーム開状態の外観を一部透視して示す斜視図である。 図1に示されるリンク式多関節ロボットのアーム閉状態の外観を示す斜視図である。 図1に示されるリンク式多関節ロボットにおいてフレームを除いたアーム開状態の外観を示す斜視図である。 図1に示される主アームの構成を示し、(a)は平面断面図、(b)は側面断面図である。 図1に示されるハンド部の構成を示す平面断面図である。 図1に示されるリンク式多関節ロボットにおいて本体塔の前カバー部材を除いたアーム開状態の左側から見た断面図であり、図8のVI−VI断面図を示す。 主アームと副アームの支持構造を模式的に示す断面図であり、(a)は図6のVIIa−VIIa断面図、(b)は図6のVIIb−VIIb断面図を示す。 図1に示されるリンク式多関節ロボットにおいて主アームおよび副アームとそれらとの連結部とを除いた状態の正面図である。 図3の上から見た図である。 ロボットシステムの一例を模式的に示す平面図である。 ロボットシステムの他の例を模式的に示す平面図である。 ロボットシステムのさらに他の例を模式的に示す平面図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を適宜省略する。
本発明の一実施形態に係るリンク式多関節ロボット1について図1から図9を適宜参照しながら詳細に説明する。以下、説明の都合上、図1に示すように、リンク式多関節ロボット1について上下左右前後の方向を設定する。ただし、図1に示す方向は一例であって、リンク式多関節ロボット1の実際の設置方向がこれに限定されるものではない。
〈全体構成の概要〉
リンク式多関節ロボット1は、図1、図2に示すように、主アーム2と、主アーム2の先端部に連結されたハンド部3と、副アーム4と、本体塔5と、フレーム9とを備えている。副アーム4の一端部である関節部41は、主アーム2の胴部に対して回動自在に連結されている。
リンク式多関節ロボット1は、ハンド部3に取り付けた対象物である工具、治具、クランプ装置等を操作するロボットである。例えば、図10に示すように、エアクランプやマグネット等で把持するクランプ装置Tをハンド部3に取り付けることができる。この場合、リンク式多関節ロボット1は、ワークWをマシニングセンタ等の工作機械M1から工作機械M2に搬送する用途に使用され得る。
本体塔5は、図8に示すように、本体支柱52と、第1の直動装置54と、第2の直動装置55とを備えている。本体支柱52は、主アーム2および副アーム4(図1参照)を支持する。第1の直動装置54は、主アーム2の基端部23(図1参照)を本体支柱52の長手方向に沿って移動させる。第2の直動装置55は、副アーム4の他端部である関節部42(図1参照)を本体支柱52の長手方向に沿って移動させる。また、リンク式多関節ロボット1は、本体塔5を本体支柱52の長手方向に平行な旋回軸C1のまわりに回転駆動させる本体塔回転駆動装置53を備えている。
フレーム9は、図1、図2に示すように、本体塔5を囲む複数(4本)の脚部91を有している。本体塔5は、該本体塔5の前面を覆う前カバー部材56と、可動部を覆うスライドガード57とを備えている。また、リンク式多関節ロボット1は、図3に示すように、本体塔回転駆動装置53(図8参照)が設置されたベース部51と、制御装置10とを備えている。
〈主アーム〉
主アーム2は、図4(a)に示すように、ハンド部支持部21と、主アームベース部22と、ハンド部揺動駆動装置6と、ハンド部支持部駆動装置7(図4(b)参照)と、対象物回転駆動装置8と、を備えている。
ハンド部支持部21は、主アーム2の先端側(手先部分)に配設されている。ハンド部支持部21は、基体となるケーシング21aと、先端部にU字状をなした貫通凹部21bとを備えている。ハンド部支持部21は、貫通凹部21bにおいて、主アーム軸2aに交差(ここでは直交)する方向に設定されたハンド部揺動軸2bのまわりに、ハンド部3を回転自在に支持する。主アームベース部22は、主アーム2の基端側に配設されており、ハンド部支持部21を主アーム軸2aのまわりに回転自在に支持する。
主アーム2の基端部23は、第1の直動装置54の第1の連結部24(図6参照)に連結されている。リンク式多関節ロボット1は、第1の直動装置54によって、第1の連結部24、ひいては主アーム2の基端部23を本体支柱52(図6参照)に沿って上下方向に往復移動(図1の符号S1参照)させる。
ハンド部揺動駆動装置6は、図4(a)に示すように、ハンド部揺動軸2bのまわりに少なくとも90度の可動範囲θ3(図1参照)で、ハンド部3を往復揺動回転または連続回転させる。ハンド部揺動駆動装置6は、駆動モータ61の駆動力を、歯車62、伝達シャフト63、ハンド部揺動駆動伝達機構66(図5参照)、および減速機G2(図5参照)を介して、ハンド部3へ伝達する。
ハンド部支持部駆動装置7は、図4(b)に示すように、主アーム軸2aのまわりに少なくとも180度の可動範囲θ4(図1参照)で、ハンド部支持部21を往復揺動回転または連続回転させる。ハンド部支持部駆動装置7は、駆動モータ71の駆動力を、歯車72、減速機G1、伝達シャフト73、および連結継手74を介して、ハンド部支持部21のケーシング21aへ伝達する。
対象物回転駆動装置8は、図4(a)に示すように、中心軸2cのまわりに少なくとも360度の可動範囲θ5(図1参照)で、被取付部31を往復揺動回転または連続回転させる。対象物回転駆動装置8は、駆動モータ81の駆動力を、歯車82、伝達シャフト83、および被取付部駆動伝達機構88(図5参照)を介して、ハンド部3の被取付部31へ伝達する。
〈ハンド部〉
ハンド部3は、図5に示すように、対象物を取り付ける被取付部31と、被取付部31を回転自在に支持する被取付部支持部32と、を備えている。被取付部31は、先端部に減速機G3が配設されている。
被取付部支持部32は、図4(b)に示すように、略円柱形状をなした部材であり、被取付部31を中心軸2cのまわりに回転自在に支持する部位である。被取付部支持部32は、ハンド部支持部21の先端部に形成された貫通凹部21bに配設され、ハンド部揺動軸2bのまわりに回転自在に支持されている。
〈副アーム〉
副アーム4は、図6に示すように、両端部が回転自在に連結されたリンク部材である。副アーム4の一端部である関節部41が主アーム2の胴部である主アームベース部22に連結され、副アーム4の他端部である関節部42が第2の直動装置55の第2の連結部25に連結されている。リンク式多関節ロボット1は、第2の直動装置55によって、第2の連結部25、ひいては副アーム4の関節部42を本体支柱52に沿って上下方向に往復移動(図1の符号S2参照)させる。
また、リンク式多関節ロボット1には、ハンド部3へ制御媒体を供給する図示しないケーブルが配設されている。ケーブルは、圧縮エア配管や油圧配管、電線等であり、制御媒体は、ハンド部3に取り付けた対象物としてのクランプ装置T(図10参照)を制御するための圧縮エアや圧油、電力等である。
〈本体塔回転駆動装置〉
本体塔回転駆動装置53について、図6を参照しながら説明する。図6は、リンク式多関節ロボット1において本体塔5の前カバー部材56(図1参照)を除いたアーム開状態の左側から見た断面図であり、図8のVI−VI断面図を示す。
図6に示すように、本体塔回転駆動装置53は、ベース部51に対して、本体塔5を回転駆動させる装置であり、サーボモータ53aと、伝達機構53bと、減速装置53cとを備えている。リンク式多関節ロボット1は、本体塔回転駆動装置53によって、旋回軸C1のまわりに少なくとも360度の可動範囲θ1で、本体塔5を往復揺動回転または連続回転させる。これにより、リンク式多関節ロボット1は、主アーム2および副アーム4を本体塔5とともに360度で全周回転させることができる。
〈本体塔〉
本体塔5について、主として図6〜図8を参照しながら説明する。図7は、主アーム2と副アーム4の支持構造を模式的に示す断面図であり、(a)は図6のVIIa−VIIa断面図、(b)は図6のVIIb−VIIb断面図である。図8は、リンク式多関節ロボット1において主アーム2および副アーム4とそれらとの連結部とを除いた状態の正面図である。
本体塔5は、図6に示すように、本体支柱52と、第1の直動装置54と、第2の直動装置55とを備えている。本体支柱52は、ベース部51から立設するように上下方向に延伸して配設された部材であり、ベース部51に対して回転自在に支持されている。具体的には、本体支柱52は、ベース部51に設置された減速装置53cの出力軸53dに固定された回転円板52c上に、取付板59を介して固定されている。
本体支柱52は、図7(a)に示すように、本体支柱52の長手方向に垂直な断面がU字状の支持構造体52aと、支持構造体52aの内側における左右の隅部にそれぞれ溶接等によって接合された一対の支柱52bとを有している。支持構造体52aは、本体塔5の左右側面および背面を覆うカバー部材としても機能する。支柱52bは、ここでは中空のパイプ部材であるが、中実の棒状部材であってもよい。支持構造体52aおよび支柱52bの下端に、取付板59が設けられている。なお、本体支柱52および支持構造体52aは、前記した構成に限定されるものではなく、例えば四角管形状や四角柱形状、アール形状(円弧状)、あるいは略コの字状(門形状)等、一定方向(ここでは上下方向)に延伸する形状を呈するものであればよい。
第1の直動装置54は、図6に示すように、主アーム2の基端部23を本体支柱52に沿って移動させる装置である。第1の直動装置54は、直線ガイド機構と、駆動機構とを備えている。
第1の直動装置54の直線ガイド機構は、図7(a)に示すように、ガイドレール54aと、ガイドブロック54bと、ガイドプレート54cとを備えている。ガイドレール54aは、本体支柱52の一対の支柱52bの各前面に左右それぞれ配設されている。ガイドブロック54bは、ガイドレール54aに沿って移動自在である。ガイドプレート54cは、左右それぞれのガイドレール54a,54aに沿って移動自在に配設されたガイドブロック54bに取り付けられている。ガイドプレート54cは、左右2個ずつ合計4個のガイドブロック54b(図8参照)の前面に固定されている。
第1の直動装置54の駆動機構は、図8に示すように、駆動源としてのサーボモータ54dと、サーボモータ54dで回転駆動されるボールねじ54eと、ボールねじ54eに螺合されたボールナット54fとを備えている。ボールナット54fは、接続ブロック54gを介してガイドプレート54cに固定されている。図7(a)に示すように、ガイドプレート54cの前面に、第1の連結部24が取り付けられている。すなわち、ボールナット54fには、接続ブロック54gおよびガイドプレート54cを介して第1の連結部24が取り付けられている。
第2の直動装置55は、図6に示すように、副アーム4の関節部42を本体支柱52に沿って移動させる装置である。第2の直動装置55は、直線ガイド機構と、駆動機構とを備えている。
第2の直動装置55の直線ガイド機構は、図7(b)に示すように、前記した第1の直動装置54の左右一対のガイドレール54aを共用化して使用する。また、第2の直動装置55の直線ガイド機構は、ガイドブロック55bと、ガイドプレート55cとを備えている。ガイドブロック55bは、ガイドレール54aに沿って移動自在である。ガイドプレート55cは、左右それぞれのガイドレール54a,54aに沿って移動自在に配設されたガイドブロック55bに取り付けられている。ガイドプレート55cは、左右2個ずつ合計4個のガイドブロック55b(図8参照)の前面に固定されている。
第2の直動装置55の駆動機構は、図8に示すように、駆動源としてのサーボモータ55dと、サーボモータ55dで回転駆動されるボールねじ55eと、ボールねじ55eに螺合されたボールナット55fとを備えている。ボールナット55fは、接続ブロック55gを介してガイドプレート55cに固定されている。図7(b)に示すように、ガイドプレート55cの前面に、第2の連結部25が取り付けられている。すなわち、ボールナット55fには、接続ブロック55gおよびガイドプレート55cを介して第2の連結部25が取り付けられている。
ここで、第1の直動装置54のサーボモータ54d、ボールねじ54eおよびボールナット54fは、それぞれ支持構造体52aにおけるU字状の断面の外形の内側に配置されている。同様に、第2の直動装置55のサーボモータ55d、ボールねじ55eおよびボールナット55fも、それぞれ支持構造体52aにおけるU字状の断面の外形の内側に配置されている。
〈フレーム〉
フレーム9について、主として図1、図6、図9を参照しながら説明する。図9は、図3の上から見た図である。
フレーム9は、図1に示すように、本体塔5を囲む4本の脚部91と、本体塔回転駆動装置53(図6参照)が設置された基台92と、基台92に対して脚部91を介して連結された天井部93とを有している。基台92は、工場の床等に台座95(図6参照)を介して設置される底部94と、底部94上に固定されるベース部51とを備えている。天井部93と底部94とは、矩形板状を呈しており、脚部91によって接続されている。
隣り合う脚部91の下部同士を繋ぐ連結バー91aが底部94に平行に4本設置されている。連結バー91aと脚部91の下部と底部94との間に形成された開口にはカバー91bが設置されており、4本の連結バー91aで囲まれて形成された開口にはカバー91cが設置されている。
ベース部51は、図6に示すように、本体塔回転駆動装置53を囲む筒状のケーシング51aと、ケーシング51aの上端に固定された上板51bと、ケーシング51aの下端に固定された下板51cとを有している。本体塔回転駆動装置53は、ベース部51の上板51bに設置されている。下板51cは、底部94上にねじ締結等によって固定される。本体支柱52は、ベース部51に設置された本体塔回転駆動装置53の出力軸53dに、回転円板52cおよび取付板59を介して固定されている。つまり、本体塔5は、基台92に対して旋回軸C1のまわりに回転自在に支持されている。下板51cおよび底部94には、本体塔回転駆動装置53のサーボモータ53aとの干渉を避けるための逃げ孔が形成されている。
天井部93には、支持軸96が軸受97を介して回転自在に支持されている。支持軸96は、取付板58を介して本体支柱52に固定されている。取付板58は、本体塔5の支持構造体52aおよび支柱52bの上端に設けられている。つまり、本体塔5は、天井部93に対して旋回軸C1のまわりに回転自在に支持されている。
出力軸53dの軸線と支持軸96の軸線とは、同軸上にあって旋回軸C1を形成している。旋回軸C1は、図9に示すように、本体支柱52の長手方向に垂直な断面外形の外接円の中心C2(図7(a)参照)から、主アーム2側にオフセットしている。好適には、旋回軸C1は、本体支柱52の長手方向に垂直な断面外形の外接円の中心C2(図7(a)参照)と主アーム2の間に位置している。より好適には、旋回軸C1は、本体支柱52の長手方向に垂直な断面外形の外接円の中心C2(図7(a)参照)と主アーム2の間であって、かつ前記外接円の中心C2から該外接円の半径以内に位置している。
リンク式多関節ロボット1は、図2に示すように、主アーム2の先端部を本体塔5に近接させたアーム閉状態において、主アーム2および副アーム4がフレーム9内に退避する。一方、リンク式多関節ロボット1は、図1に示すように、主アーム2の先端部を本体塔5から離間させたアーム開状態において、主アーム2の先端部がフレーム9から外に突出する。そして、図2に示すように、旋回軸C1に対して主アーム2が平行となる状態で、本体塔5が旋回軸C1のまわりに回転駆動させられるように構成されている。
制御装置10(図3参照)は、ハンド部揺動駆動装置6、ハンド部支持部駆動装置7、対象物回転駆動装置8、本体塔回転駆動装置53、第1の直動装置54および第2の直動装置55、その他の装置の動作を制御する。
次に、以上のように構成された本実施形態に係るリンク式多関節ロボット1の動作について説明する。
図8に示すように、リンク式多関節ロボット1は、第1の直動装置54によって、本体支柱52に沿って所定の可動範囲で、主アーム2の基端部23(図1参照)を直線往復移動させることができる。また、第2の直動装置55によって、本体支柱52に沿って所定の可動範囲で、副アーム4の関節部42(図1参照)を直線往復移動させることができる。
本実施形態に係るリンク式多関節ロボット1は、第1の直動装置54、および第2の直動装置55からなるガイドレール54a,54aを共用化した直線移動ガイド方式を採用している。これにより、コンパクトに構成するとともに、かつ、高度な剛性および軌道精度を確保することができる。
リンク式多関節ロボット1は、主アーム2の基端部23と副アーム4の関節部42とを一緒に上下移動させることで、主アーム2を旋回軸C1に対する角度θ2(図1参照)を維持したままで上下移動させることができる。
リンク式多関節ロボット1は、主アーム2の基端部23と副アーム4の関節部42とが相互に離隔する方向に移動させることで、主アーム2の旋回軸C1に対する角度θ2(図1参照)を減少させることができる。そして、角度θ2が0度になるまで移動させると、図2に示すように、旋回軸C1に対して主アーム2が平行となる。このようにして、主アーム2をコンパクトに折り畳んだ状態で、フレーム9との干渉を回避しつつ、本体支柱52を回転駆動させることができる。これにより、主アーム2の手元まで作業範囲を拡大させることで、狭小スペースでも作動可動範囲を広く確保することができる。
リンク式多関節ロボット1は、第1の直動装置54、および第2の直動装置55によって、それぞれ主アーム2の基端部23、および副アーム4の関節部42の2か所の位置を制御すればよい。このため、本実施形態に係るリンク式多関節ロボット1は、一般的な多関節ロボットのような複雑な同期制御を不要とすることができ、制御系を簡素化してコスト低減を図ることができる。
また、本実施形態に係るリンク式多関節ロボット1は、一般的な多関節ロボットのように、稼働中にアームが背面側に飛び出すことがない。このため、狭小な作業スペースに設置しても、他の装置等との干渉を防止することが容易である。
さらに、本実施形態では、図6に示すように、フレーム9は、本体塔回転駆動装置53が設置された基台92と、基台92に対して脚部91を介して連結された天井部93と、を有している。そして、本体塔5は、基台92および天井部93に対して旋回軸C1のまわりに回転自在に支持されている。このような構成では、本体塔5の上端部および下端部の両方が支持されるため、本体塔5の曲げに対する剛性が向上する。このため、アーム開状態での稼働、大重量のワークの搬送、アームの先端部に取り付けた工具による加工等の際の反力など、アームに過大な荷重がかかる場合でも本体塔5の傾斜を抑制できる。これにより、主アーム2の先端部の位置決め精度が向上する。
このように本実施形態によれば、狭小スペースでも旋回可動範囲を広くできるとともに、ロボット全体としての剛性をより向上させることができるリンク式多関節ロボット1を提供できる。
また、本実施形態では、図2に示すように、主アーム2の先端部を本体塔5に近接させたアーム閉状態において、主アーム2および副アーム4がフレーム9内に退避する。一方、図1に示すように、主アーム2の先端部を本体塔5から離間させたアーム開状態において、主アーム2の先端部がフレーム9から外に突出する。したがって、リンク式多関節ロボット1は、アーム閉状態では占有空間をフレーム9の大きさまで縮小できるとともに、アーム開状態では主アーム2をフレーム9の外まで延伸させて広い範囲で作業を行うことができる。
また、本実施形態では、旋回軸C1に対して主アーム2が平行となる状態で本体塔5が回転駆動させられる。したがって、主アーム2および副アーム4とフレーム9との干渉を避けつつフレーム9の平面形状を極力小さくできる。これにより、リンク式多関節ロボット1をよりコンパクト化できる。
また、本実施形態では、図9に示すように、旋回軸C1は、本体支柱52の断面外形の外接円の中心C2(図7(a)参照)から、主アーム2側にオフセットしている。したがって、本体塔5と主アーム2および副アーム4とが旋回軸C1のまわりに旋回するときに旋回軸C1からの最遠点が描く円の半径である旋回半径を小さくできる。これにより、リンク式多関節ロボット1をよりコンパクト化できる。
また、本実施形態では、図7(a)に示すように、サーボモータ54d,55d、ボールねじ54e,55eおよびボールナット54f,55fは、それぞれ支持構造体52aにおけるU字状の断面の外形の内側に配置されている。このようにして、本体支柱52、ひいては本体塔5の剛性を保持しつつ、本体塔5の径方向寸法がコンパクト化されている。
なお、本実施形態では、旋回軸C1と、主アーム2の回転軸中心である主アーム軸2aおよびハンド部3の被取付部31の回転軸中心である中心軸2cとが、重なることがない。このため、本体塔5の旋回と主アーム2およびハンド部3の回転とが特異点を形成することがなく、制御上安定である。これに対し、一般の垂直多関節ロボットでは、各々の回転軸中心が重なった場合に特異点を形成して制御上不安定となるおそれがある。
次に、前記したリンク式多関節ロボット1を備えて構成されたロボットシステムについて説明する。図10は、ロボットシステムの一例を模式的に示す平面図である。
図10に示すように、ロボットシステム100は、リンク式多関節ロボット1と、搬送ユニット101と、バリ取りユニット101aとを備えている。バリ取りユニット101aは、バリ取り装置102によるバリ取り作業に用いられる作業ユニットであって、リンク式多関節ロボット1に隣り合って左側方に配置されている。搬送ユニット101は、搬送作業に用いられる作業ユニットであって、リンク式多関節ロボット1に隣り合って前方に配置されている。リンク式多関節ロボット1は、クランプ装置TによってワークWを把持または解放できる。
このような構成によれば、搬送ユニット101内の置き台103とバリ取りユニット101aとの間におけるワーク(図示せず)の搬送を、狭小なスペースを活用してリンク式多関節ロボット1を用いて行うことができる。
また、隣接する脚部91,91の間に形成される複数の開口の一部に、該開口の少なくとも一部を覆う防護カバー98が設けられている。ロボットシステム100では、リンク式多関節ロボット1の右側面および背面、搬送ユニット101の前面および側面、バリ取りユニット101aの前面、左側面および背面に防護カバー98がそれぞれ設けられている。このような構成では、フレーム9の内部に作業者の身体の一部が誤って入ってしまうことを防止できる。また、防護カバー98は脚部91,91の間に内設されているため、ロボットシステムの平面外形形状を大きくすることなく防護カバー98を形成することができる。ここでは、搬送ユニット101の左側面に設けられた防護カバー98には、作業者Pがワーク(図示せず)を搬入または搬出する際に開閉可能な電磁ロック付きのドア98cが取り付けられている。また、バリ取りユニット101aの左側面に設けられた防護カバー98には、集じん装置98dが設置され得る。
また、ロボットシステム100では、リンク式多関節ロボット1を一つのモジュール単位としており、搬送ユニット101およびバリ取りユニット101aは、リンク式多関節ロボット1のフレーム9と同じ平面外形形状のフレーム9aをそれぞれ有している。搬送ユニット101およびバリ取りユニット101aのフレーム9aの高さは、リンク式多関節ロボット1のフレーム9の高さと同じでもよいし、異なっていてもよい。そして、フレーム9a内で、クランプ装置Tやバリ取り装置102等の対象物を用いた作業(ここではワークの搬送やバリ取り作業)が行われる。つまり、リンク式多関節ロボット1と搬送ユニット101およびバリ取りユニット101aとは、連結して組み合わせることが容易なモジュールとしてそれぞれ機能する。このような構成では、リンク式多関節ロボット1と同じ平面外形形状の作業ユニットをモジュール化して用意できるため、リンク式多関節ロボット1と連結することでロボットシステムを容易に構築できる。
図11は、ロボットシステムの他の例を模式的に示す平面図である。前記したロボットシステムと相違する点について説明し、同様の点については説明を省略する。なお、図11では、主アーム2の先端部に取り付けたクランプ装置等の対象物、およびワークの図示を省略している(図12でも同様)。
図11に示すように、ロボットシステム100aは、リンク式多関節ロボット1と、工作機械M1と、搬送ユニット101と、バリ取りユニット101aと、撮像ユニット101bと、コンベア110とを備えている。
工作機械M1は、リンク式多関節ロボット1に隣り合って左側方に配置されている。搬送ユニット101は、リンク式多関節ロボット1に隣り合って前方に配置されている。バリ取りユニット101aは、リンク式多関節ロボット1に隣り合って後方に配置されている。撮像ユニット101bは、カメラ等の撮像装置104による撮像作業に用いられる作業ユニットであって、リンク式多関節ロボット1に隣り合って右側方に配置されている。撮像装置104は、フレーム9内を撮像する。また、撮像ユニット101bに隣り合って後方に、予備ユニット101cが配置されている。予備ユニット101cには、追加の撮像装置104等が設置されていてもよい。また、撮像装置104は、リンク式多関節ロボット1のフレーム9内に設けられていてもよい。コンベア110は、搬送ユニット101の側方を貫通して配置されている。
ここでは、搬送ユニット101の前面および側面、バリ取りユニット101aの背面、撮像ユニット101bの前面および右側面、予備ユニット101cの右側面および背面に、防護カバー98がそれぞれ設けられている。搬送ユニット101の側面に設けられた防護カバー98の窓98aには、ラインセンサ98bが設置されている。ラインセンサ98bが作業者の身体の一部等を検知すると、例えば警報を発したり機械を停止したりする等の処理が実行される。また、搬送ユニット101の前面に設けられた防護カバー98には、撮像装置104によって撮像された画像を表示する表示装置105が設置されている。表示装置105の設置位置は適宜変更できる。また、表示装置105は、移動端末における表示部であってもよい。
このような構成によれば、コンベア110と工作機械M1とバリ取りユニット101aとの間におけるワーク(図示せず)の搬送を、狭小なスペースを活用してリンク式多関節ロボット1を用いて行うことができる。
また、撮像装置104によって撮像された画像を表示装置105で見ることができ、リンク式多関節ロボット1の主アーム2等の各部の位置を監視できる。これにより、防護カバー98で閉じられた状態でも、撮像装置104によって撮像された画像に基づいてリンク式多関節ロボット1の教示操作を行うことができる。さらに、リンク式多関節ロボット1の主アーム2等の各部の動作を画像処理により監視することによって、可動範囲を制限して衝突防止機能を持たせることができる。
なお、図11に示すロボットシステム100aは、以下のような変形例として実施され得る。この変形例に係るロボットシステム(図示せず)は、複数(例えば2つ)の工作機械と、複数の工作機械の各々の間に配置されたリンク式多関節ロボット1と、を備えている。このようなロボットシステムによれば、複数の工作機械の各々の間におけるワークWの搬送を、狭小なスペースを活用してリンク式多関節ロボット1を用いて行うことができる。
他の変形例に係るロボットシステム(図示せず)は、図11に示すロボットシステム100aから、バリ取りユニット101a、撮像ユニット101bおよび予備ユニット101cを省略した構成とすることができる。このようなロボットシステムによれば、コンベア110と工作機械M1との間におけるワーク(図示せず)の搬送を、狭小なスペースを活用してリンク式多関節ロボット1を用いて行うことができる。
さらに他の変形例に係るロボットシステム(図示せず)は、図11に示すロボットシステム100aから、撮像ユニット101bおよび予備ユニット101cを省略した構成とすることができる。このような構成によれば、コンベア110と工作機械M1とバリ取りユニット101aとの間におけるワーク(図示せず)の搬送を、狭小なスペースを活用してリンク式多関節ロボット1を用いて行うことができる。
図12は、ロボットシステムのさらに他の例を模式的に示す平面図である。前記したロボットシステムと相違する点について説明し、同様の点については説明を省略する。
図12に示すように、ロボットシステム100bは、複数(図12では3つ)のリンク式多関節ロボット1と、複数(図12では3つ)の搬送ユニット101と、コンベア110とを備えている。すなわち、ロボットシステム100bでは、複数のリンク式多関節ロボット1同士がワークWの搬送方向に沿って連結されている。また、複数の搬送ユニット101が、リンク式多関節ロボット1に隣り合って前方に配置されている。コンベア110は、複数の搬送ユニット101の側方を貫通して配置されている。そして、各主アーム2の先端側に配置された各ハンド部3に、対象物としての工具T1,T2,T3がそれぞれ取り付けられている」。
ロボットシステム100bでは、複数連結されたリンク式多関節ロボット1の側面および背面、複数連結された搬送ユニット101の前面および側面に、防護カバー98がそれぞれ設けられている。搬送ユニット101の側面に設けられた防護カバー98の窓98aには、ラインセンサ98bが設置されている。
このようなロボットシステム100bによれば、コンベア110によって搬送されるワークWに対して流れ作業で順次行われる加工を、狭小なスペースを活用してリンク式多関節ロボット1を用いて行うことができる。
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、前記実施形態に記載した構成に限定されるものではない。本発明は、前記実施形態に記載した構成を適宜組み合わせ乃至選択することを含め、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。また、前記実施形態の構成の一部について、追加、削除、置換をすることができる。
例えば、前記した実施形態では、リンク式多関節ロボット1の本体塔5を鉛直方向に設置したが、これに限定されるものではなく、本体塔5を水平方向に設置したり、傾けて設置したりすることもできる。
また、前記した実施形態では、リンク式多関節ロボット1は、工場の床等に固定される場合について説明したが、これに限定されるものではない。リンク式多関節ロボット1は、例えば移動装置に搭載することによって、移動可能に構成されてもよい。
1 リンク式多関節ロボット
2 主アーム
3 ハンド部
4 副アーム
5 本体塔
9,9a フレーム
10 制御装置
23 基端部
24 第1の連結部
25 第2の連結部
41 関節部(一端部)
42 関節部(他端部)
51 ベース部(基台)
52 本体支柱
52a 支持構造体
52b 支柱
53 本体塔回転駆動装置
54 第1の直動装置
54d,55d サーボモータ(駆動源)
54e,55e ボールねじ
54f,55f ボールナット
55 第2の直動装置
91 脚部
92 基台
93 天井部
94 底部(基台)
98 防護カバー
100,100a,100b ロボットシステム
101 搬送ユニット(作業ユニット)
101a バリ取りユニット(作業ユニット)
101b 撮像ユニット(作業ユニット)
104 撮像装置
C1 旋回軸
C2 中心
M1,M2 工作機械
T クランプ装置(対象物)
T1〜T3 工具(対象物)
W ワーク

Claims (8)

  1. 主アームと、該主アームの先端部に連結されたハンド部と、を備え、前記ハンド部に取り付けた対象物を操作するリンク式多関節ロボットであって、
    前記主アームの胴部に対して一端部が回動自在に連結された副アームと、
    前記主アームおよび前記副アームを支持する本体支柱を有する本体塔と、
    前記本体塔を前記本体支柱の長手方向に平行な旋回軸のまわりに回転駆動させる本体塔回転駆動装置と、
    前記本体塔を囲む複数の脚部を有するフレームと、を備え、
    前記本体塔は、
    前記主アームの基端部が回動自在に連結され該基端部を前記本体支柱の長手方向に沿って移動させる第1の直動装置と、
    前記副アームの他端部が回動自在に連結され該他端部を前記本体支柱の長手方向に沿って移動させる第2の直動装置と、を有し、
    前記フレームは、
    前記本体塔回転駆動装置が設置された基台と、
    前記基台に対して前記脚部を介して連結された天井部と、を有し、
    前記本体塔は、前記基台および前記天井部に対して前記旋回軸のまわりに回転自在に支持されており、
    前記旋回軸に対して前記主アームが平行となる状態で前記本体塔が回転駆動させられること、
    を特徴とするリンク式多関節ロボット。
  2. 主アームと、該主アームの先端部に連結されたハンド部と、を備え、前記ハンド部に取り付けた対象物を操作するリンク式多関節ロボットであって、
    前記主アームの胴部に対して一端部が回動自在に連結された副アームと、
    前記主アームおよび前記副アームを支持する本体支柱を有する本体塔と、
    前記本体塔を前記本体支柱の長手方向に平行な旋回軸のまわりに回転駆動させる本体塔回転駆動装置と、
    前記本体塔を囲む複数の脚部を有するフレームと、を備え、
    前記本体塔は、
    前記主アームの基端部が回動自在に連結され該基端部を前記本体支柱の長手方向に沿って移動させる第1の直動装置と、
    前記副アームの他端部が回動自在に連結され該他端部を前記本体支柱の長手方向に沿って移動させる第2の直動装置と、を有し、
    前記フレームは、
    前記本体塔回転駆動装置が設置された基台と、
    前記基台に対して前記脚部を介して連結された天井部と、を有し、
    前記本体塔は、前記基台および前記天井部に対して前記旋回軸のまわりに回転自在に支持されており、
    前記主アームの先端部を前記本体塔に近接させたアーム閉状態において、前記主アームおよび前記副アームが前記フレーム内に退避し、前記主アームの先端部を前記本体塔から離間させたアーム開状態において、前記主アームの先端部が前記フレームから外に突出すること、
    を特徴とするリンク式多関節ロボット。
  3. 主アームと、該主アームの先端部に連結されたハンド部と、を備え、前記ハンド部に取り付けた対象物を操作するリンク式多関節ロボットであって、
    前記主アームの胴部に対して一端部が回動自在に連結された副アームと、
    前記主アームおよび前記副アームを支持する本体支柱を有する本体塔と、
    前記本体塔を前記本体支柱の長手方向に平行な旋回軸のまわりに回転駆動させる本体塔回転駆動装置と、
    前記本体塔を囲む複数の脚部を有するフレームと、を備え、
    前記本体塔は、
    前記主アームの基端部が回動自在に連結され該基端部を前記本体支柱の長手方向に沿って移動させる第1の直動装置と、
    前記副アームの他端部が回動自在に連結され該他端部を前記本体支柱の長手方向に沿って移動させる第2の直動装置と、を有し、
    前記フレームは、
    前記本体塔回転駆動装置が設置された基台と、
    前記基台に対して前記脚部を介して連結された天井部と、を有し、
    前記本体塔は、前記基台および前記天井部に対して前記旋回軸のまわりに回転自在に支持されており、
    前記旋回軸は、前記本体支柱の断面外形の外接円の中心から、前記主アーム側にオフセットしていること、
    を特徴とするリンク式多関節ロボット。
  4. 主アームと、該主アームの先端部に連結されたハンド部と、を備え、前記ハンド部に取り付けた対象物を操作するリンク式多関節ロボットであって、
    前記主アームの胴部に対して一端部が回動自在に連結された副アームと、
    前記主アームおよび前記副アームを支持する本体支柱を有する本体塔と、
    前記本体塔を前記本体支柱の長手方向に平行な旋回軸のまわりに回転駆動させる本体塔回転駆動装置と、
    前記本体塔を囲む複数の脚部を有するフレームと、を備え、
    前記本体塔は、
    前記主アームの基端部が回動自在に連結され該基端部を前記本体支柱の長手方向に沿って移動させる第1の直動装置と、
    前記副アームの他端部が回動自在に連結され該他端部を前記本体支柱の長手方向に沿って移動させる第2の直動装置と、を有し、
    前記フレームは、
    前記本体塔回転駆動装置が設置された基台と、
    前記基台に対して前記脚部を介して連結された天井部と、を有し、
    前記本体塔は、前記基台および前記天井部に対して前記旋回軸のまわりに回転自在に支持されており、
    前記本体支柱は、該本体支柱の長手方向に垂直な断面がU字状、アール形状、あるいは略コの字状の支持構造体を有し、
    前記第1の直動装置は、駆動源と、該駆動源で回転駆動されるボールねじと、該ボールねじに螺合されたボールナットと、を備え、
    前記第1の直動装置のボールナットには、前記主アームの基端部が回動自在に連結された第1の連結部が取り付けられており、
    前記第2の直動装置は、駆動源と、該駆動源で回転駆動されるボールねじと、該ボールねじに螺合されたボールナットと、を備え、
    前記第2の直動装置のボールナットには、前記副アームの他端部が回動自在に連結された第2の連結部が取り付けられており、
    前記第1の直動装置の駆動源、ボールねじおよびボールナットと、前記第2の直動装置の駆動源、ボールねじおよびボールナットとは、それぞれ前記支持構造体におけるU字状、アール形状、あるいは略コの字状の断面の外形の内側に配置されていること、
    を特徴とするリンク式多関節ロボット。
  5. 隣接する前記脚部の間に形成される複数の開口の一部に、該開口の少なくとも一部を覆う防護カバーが設けられていること、
    を特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載のリンク式多関節ロボット。
  6. 前記フレーム内に、該フレーム内を撮像する撮像装置が設けられていること、
    を特徴とする請求項に記載のリンク式多関節ロボット。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のリンク式多関節ロボットを一つのモジュール単位とし、
    前記リンク式多関節ロボットと、
    前記リンク式多関節ロボットのフレームと同じ平面外形形状のフレームを有し、該フレーム内で前記対象物を用いた作業を行う作業ユニットと、を備えること、
    を特徴とするロボットシステム。
  8. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のリンク式多関節ロボットを一つのモジュール単位とし、
    複数の前記リンク式多関節ロボット同士がワークの搬送方向に沿って連結されていること、
    を特徴とするロボットシステム。
JP2017194685A 2017-10-04 2017-10-04 リンク式多関節ロボットおよびロボットシステム Active JP6712114B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017194685A JP6712114B2 (ja) 2017-10-04 2017-10-04 リンク式多関節ロボットおよびロボットシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017194685A JP6712114B2 (ja) 2017-10-04 2017-10-04 リンク式多関節ロボットおよびロボットシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019063967A JP2019063967A (ja) 2019-04-25
JP6712114B2 true JP6712114B2 (ja) 2020-06-17

Family

ID=66338776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017194685A Active JP6712114B2 (ja) 2017-10-04 2017-10-04 リンク式多関節ロボットおよびロボットシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6712114B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7028826B2 (ja) * 2019-05-22 2022-03-02 株式会社スギノマシン 単軸ロボット
JP2022159746A (ja) 2021-04-05 2022-10-18 トヨタ自動車株式会社 協働ロボットシステム及びその組み立てセット
CN113788315B (zh) * 2021-09-01 2022-08-26 江苏昱博自动化设备有限公司 一种基于狭小空间用的全向移动式助力机械手

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6076978A (ja) * 1983-09-27 1985-05-01 株式会社日立製作所 ロボツトシステム
JPH0792518B2 (ja) * 1989-07-14 1995-10-09 動力炉・核燃料開発事業団 セル壁ポートからの物品の搬出入装置および搬出入方法
JPH07241787A (ja) * 1994-03-03 1995-09-19 Fanuc Ltd 産業用ロボットのバランサ装置
JP2558080B2 (ja) * 1994-11-02 1996-11-27 株式会社奈和精機製作所 搬送装置
JP2003094267A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Toyoda Mach Works Ltd 多関節型ロボットによる加工装置
JP2008023628A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Denso Corp 組立装置
JP2009034801A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Tomotaka Kuromiya アーム式ローダー
JP5755038B2 (ja) * 2010-06-28 2015-07-29 キヤノン株式会社 組立装置及び生産システム
JP5737310B2 (ja) * 2013-03-14 2015-06-17 株式会社安川電機 生産システム、ロボットセル装置及び製品の生産方法
JP5761238B2 (ja) * 2013-03-15 2015-08-12 株式会社安川電機 ロボットシステム及び被作業物の製造方法
JP2016190298A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 セイコーエプソン株式会社 ロボットおよびロボットシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019063967A (ja) 2019-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8231117B2 (en) Robot system
JP6712114B2 (ja) リンク式多関節ロボットおよびロボットシステム
JP4541091B2 (ja) 加工搬送装置
JP5522034B2 (ja) ロボットシステム
KR101430908B1 (ko) 다관절 로봇이 탑재된 3차원 갠트리 이송시스템의 결합구조물
JP2008272883A (ja) 双腕型ロボットマニピュレータ
JP5272647B2 (ja) ロボット
KR102206418B1 (ko) 로봇암
JP6842983B2 (ja) ロボットシステム及びそれを備える作業ライン
JP6875348B2 (ja) ロボットおよび第1アーム部材
JP2011005530A (ja) 溶接装置
JP6688204B2 (ja) リンク式多関節ロボット
JP4742496B2 (ja) 溶接システム
JP2006198703A (ja) 人型ロボットの腕駆動装置
JP2019038010A (ja) レーザー加工装置、レーザー加工装置の制御方法
JP4249530B2 (ja) パラレルメカニズム利用の位置決め装置
JP2000126954A (ja) パラレルリンク機構に用いるケーブル、配管の処理構造
JPH03502306A (ja) 工業用ロボット
JP7072489B2 (ja) 溶接装置及び溶接方法
JP2007130729A (ja) 産業ロボット
KR101198442B1 (ko) 산업용 고속로봇
JP3974353B2 (ja) ジンバル機構及び関節機構
JP3367797B2 (ja) マニプレータ
US11590616B1 (en) Underactuated joining system for moving assembly line
JP2018144174A (ja) ロボット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200526

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6712114

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250