JP6710995B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、タイヤ質量を小さく維持しつつ操縦安定性能を向上させた空気入りタイヤに関する。
従来、空気入りタイヤの操縦安定性能を高めるとともに、タイヤ質量の増加を抑制することが求められている。このため、例えば、タイヤ赤道を含む中央領域が中抜き状とされた左右一対の分割プライと両側のビード部に配されたビードコア間をトロイド状に連続してのびる連続プライとを含むカーカスを具えた空気入りタイヤが提案されている。このようなタイヤは、両方のプライが、タイヤのサイドウォール部やビード部の横剛性を高めるので、操縦安定性能を向上するとともに、一対の分割プライの間に形成される中抜き部分によって、タイヤ質量の増加が抑制される。
しかしながら、近年、タイヤ質量を小さく維持しつつ、操縦安定性能のさらなる向上が望まれている。
特開2013−209092号公報
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、カーカスの構造を改善することを基本として、タイヤ質量を小さく維持しつつ優れた操縦安定性能を有する空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部に配されたベルト層と、前記ベルト層のタイヤ半径方向内側に配されたカーカスとを具えた空気入りタイヤであって、前記カーカスは、第1カーカスコードの層からなる第1プライと、第2カーカスコードの層からなりかつ左右に離れて配された一対の第2プライとを含み、前記第1プライは、両側のビード部に配されたビードコア間をトロイド状にのびる本体部と、前記本体部に連なりかつ前記ビードコアの回りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返された一対の折返し部とを有し、前記各折返し部の外端は、前記各ビード部に配されたビードエーペックスゴムのタイヤ半径方向の外端よりもタイヤ半径方向内側に位置し、前記各第2プライは、前記ビードエーペックスゴムの前記外端よりもタイヤ半径方向外側に位置する第1端からタイヤ半径方向内側にのびかつ前記ビードコアの回りで折り返されてタイヤ最大幅位置よりもタイヤ半径方向外側に位置する第2端までのびており、前記第2カーカスコードは、前記第1カーカスコードよりも高い剛性を有することを特徴とする。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記第2カーカスコードが、アラミド繊維であるのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記第2プライが、前記第1端が、前記第1プライのタイヤ内腔側に位置し、前記第2端が、前記第1プライのタイヤ外面側に位置しているのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記第1端が、前記第2端よりもタイヤ半径方向内側に位置しているのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記第2端と前記ベルト層のタイヤ軸方向の外端との離間距離が、10〜40mmであるのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記第1端と前記ビードコアのタイヤ半径方向の内端とのタイヤ半径方向の離間距離が、40〜60mmであるのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記各折返し部の前記外端と前記ビードコアのタイヤ半径方向の内端とのタイヤ半径方向の離間距離が、10〜30mmであるのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤは、トレッド部に配されたベルト層と、ベルト層のタイヤ半径方向内側に配されたカーカスとを具えている。カーカスは、第1カーカスコードの層からなる第1プライと、第2カーカスコードの層からなりかつ左右に離れて配された一対の第2プライとを含んでいる。第1プライは、両側のビード部に配されたビードコア間をトロイド状にのびる本体部と、本体部に連なりかつビードコアの回りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返された一対の折返し部とを有している。このように、第1プライ及び第2プライを含むカーカスは、タイヤのサイドウォール部やビード部の横剛性を高める。従って、操縦安定性能が向上する。また、一対の第2プライ間には、プライが設けられていないので、タイヤの質量の増加を抑制することができる。
折返し部の外端は、各ビード部に配されたビードエーペックスゴムのタイヤ半径方向の外端よりもタイヤ半径方向内側に位置している。このように、折返し部の外端は、タイヤ半径方向の高さ位置が小さく抑えられるので、タイヤの質量が小さく維持される。
第2プライは、ビードエーペックスゴムの外端よりもタイヤ半径方向外側に位置する第1端からタイヤ半径方向内側にのび、かつ、ビードコアの回りで折り返されてタイヤ最大幅位置よりもタイヤ半径方向外側に位置する第2端までのびている。このような第2プライは、ビードエーペックスゴムと協働してサイドウォール部やビード部の横剛性をさらに大きく高め得るので、優れた操縦安定性能を発揮する。
第2カーカスコードは、第1カーカスコードよりも高い剛性を有している。これにより、タイヤのサイドウォール部とビード部との横剛性を、一層高めることができる。また、このような第2カーカスコードの層が一対の第2プライを形成するので、第2プライを第1プライにシワ等を発生させることなく精度良く貼り付けることができるので、高いユニフォミティを得ることができ、優れた操縦安定性能が発揮される。
従って、本発明の空気入りタイヤは、タイヤ質量が小さく維持されつつ操縦安定性能が大きく向上する。
本発明の一実施形態を示す空気入りタイヤの子午線断面図である。 図1の右側半分のビード部及びサイドウォール部の部分拡大図である。 本発明の他の実施形態を示すビード部及びサイドウォール部の部分拡大図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という場合がある)1の正規状態におけるタイヤ子午線断面図である。本実施形態のタイヤ1は、乗用車用ラジアルタイヤに好適である。
前記「正規状態」とは、タイヤ1が正規リム(図示省略)にリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷の状態である。本明細書では、特に断りがない場合、タイヤ1の各部の寸法等は、この正規状態において測定される値である。
「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば"標準リム"、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim"である。また、「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば"最高空気圧"、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。タイヤが乗用車用である場合は、正規内圧は、180kPaである。
本実施形態のタイヤ1は、一対のビードコア5、5と、一対のビードエーペックスゴム8、8と、ベルト層7と、カーカス6と、インナーライナゴム9とを含んでいる。ビードコア5は、ビード部4に配されている。ビードエーペックスゴム8は、ビードコア5からタイヤ半径方向外側にのびている。ベルト層7は、トレッド部2に配されている。カーカス6は、ベルト層7のタイヤ半径方向内側に配されている。インナーライナゴム9は、カーカス6のタイヤ内腔側に配されタイヤ内腔面2bを形成している。
ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ赤道Cに対して例えば10〜40°の角度で傾けて配列した少なくとも2枚、本実施形態ではタイヤ半径方向内、外2枚のベルトプライ7A、7Bで構成されている。各ベルトプライ7A、7Bは、各々の幅中心を揃えられかつベルトコードが互いに交差する向きに重ね合わされている。ベルトコードとしては、スチールコードが好適である。ただし、アラミド又はレーヨン等の高弾性の有機繊維コードも必要に応じて用いられる。
本実施形態では、内のベルトプライ7Aは、外のベルトプライ7Bよりもタイヤ軸方向の幅が大きく形成されている。このため、内のベルトプライ7Aの両端が、ベルト層7のタイヤ軸方向の外端7tを構成する。内のベルトプライ7Aのタイヤ軸方向の幅Waは、好ましくはトレッド幅TWの90%〜110%である。なお、ベルト層7は、このような態様に限定されるものではなく、例えば、内のベルトプライ7Aが外のベルトプライ7Bよりもタイヤ軸方向の幅が小さく形成されていても良い。
「トレッド幅」TWは、正規状態のタイヤに、正規荷重を負荷してキャンバー角0度で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置であるトレッド端Te、Te間のタイヤ軸方向の距離として定められる。
「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。タイヤが乗用車用の場合、正規荷重は、前記荷重の88%に相当する荷重である。
カーカス6は、本実施形態では、第1カーカスコード(図示省略)の層からなる第1プライ6Aと、第2カーカスコード(図示省略)の層からなりかつ左右に離れて配された一対の第2プライ6B、6Bとで構成されている。このような一対の第2プライ6B、6Bは、連続するプライに比してタイヤの質量の増加が抑制される。
第1カーカスコード、及び、第2カーカスコードは、例えば、タイヤ周方向に対して、例えば75〜90度の角度で配列したラジアル構造で形成されている。
第2カーカスコードは、第1カーカスコードよりも高い剛性を有している。これにより、タイヤ1のサイドウォール部3とビード部4との横剛性を高めることができる。また、このような第2カーカスコードの層が一対の第2プライ6B、6Bを形成するので、第2プライ6Bに生じる曲げ応力を小さくできるため、第1プライ6Aにシワ等を発生させることなく精度良く貼り付けることができる。従って、高いユニフォミティを得ることができ、優れた操縦安定性能が発揮される。
上述の作用を効果的に発揮させるため、第2カーカスコードは、例えば、ケブラー(登録商標)等のアラミドであるのが望ましい。第1カーカスコードとしては、ナイロン、レーヨン、ポリエステル等の有機繊維が好適である。なお、第1カーカスコード及び第2カーカスコードがアラミドである場合、カーカス6の剛性が過度に高くなり、タイヤ製造過程における加硫時、第1プライ6A及び第2プライ6Bはのびず、インナーライナゴム9のみがのびる。これにより、インナーライナゴム9が第2プライ6Bに流れ込んでその厚さが小さくなり、ビード部4やサイドウォール部3の横剛性が小さくなるおそれがある。
第1プライ6Aは、ビードコア5、5間をトロイド状にのびる本体部6aと、本体部6aに連なりかつビードコア5の回りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返された一対の折返し部6b、6bとを有している。このような第1プライ6Aは、一対の第2プライ6B、6Bと協働して、タイヤ1のサイドウォール部3やビード部4の横剛性を高める。従って、操縦安定性能が向上する。
図2に示されるように、折返し部6bの外端6tは、ビードエーペックスゴム8のタイヤ半径方向の外端8eよりもタイヤ半径方向内側に位置している。これにより、上述の作用が発揮されるとともに、第1プライ6Aの長さが小さく維持されるので、タイヤ1の質量の増加が抑制される。
折返し部6bの外端6tとビードコア5のタイヤ半径方向の内端5iとのタイヤ半径方向の離間距離H1は、10〜30mmであるのが望ましい。前記離間距離H1が10mm未満の場合、カーカス6の抜けが生じ易くなり、操縦安定性能が悪化するおそれがある。前記離間距離H1が30mmを超える場合、第1プライ6Aの質量が大きくなるので、タイヤ質量を小さく維持できないおそれがある。
第2プライ6Bは、第1端6eと第2端6iとを有している。第1端6eは、ビードエーペックスゴム8の外端8eよりもタイヤ半径方向外側に位置している。第2端6iは、タイヤ最大幅位置Mよりもタイヤ半径方向外側に位置している。第2プライ6Bは、第1端6eからタイヤ半径方向内側にのびかつビードコア5の回りで折り返されて第2端6iまでのびている。このような第2プライ6Bは、ビードエーペックスゴム8と協働して、ビード部4とサイドウォール部3との剛性を効果的に高めるので、操縦安定性能が、一層向上する。また、このような第2プライ6Bは、ビードコア5に高い押圧力を発生させるので、例えば、ビードコア5がビードワイヤ(図示省略)を複数回巻回して形成されている場合では、ビードワイヤを束ねるためのラッピングを不要にすることができる。前記「タイヤ最大幅位置」Mは、正規状態において、第1プライ6Aの本体部6aが最もタイヤ軸方向外側に張り出すタイヤ半径方向の位置である。
第2プライ6Bは、本実施形態では、第1端6eからビードコア5までのびる内腔側部6cと、内腔側部6cに接続され第2端6iまでのびかつ内腔側部6cよりもタイヤ外面側に配される外側部6dとで構成されている。
第2プライ6Bは、本実施形態では、第1端6eが、第1プライ6Aのタイヤ内腔側に位置している。即ち、内腔側部6cは、本実施形態では、第1プライ6Aの本体部6aのタイヤ内腔側に位置している。また、本実施形態の第2端6iは、第1プライ6Aのタイヤ外面側に位置している。これにより、ビードコア5の回りにおいて、剛性の高い第2カーカスコードを有する第2プライ6Bは、第1プライ6Aよりも大きな曲率半径を有している。これにより、第2プライ6Bを精度良く形成することができるので、操縦安定性能が高く維持される。
本実施形態では、高い剛性を有する外側部6dが、第1プライ6Aよりもタイヤ外面側に配されている。このため、耐カット性能が向上する。
第1端6eは、本実施形態では、第2端6iよりもタイヤ半径方向内側に位置している。これにより、第2プライ6Bの内腔側部6cのタイヤ半径方向の高さが小さく抑えられるので、タイヤ質量を小さく維持できる。
第1端6eとビードコア5のタイヤ半径方向の内端5iとのタイヤ半径方向の離間距離H2は、40〜60mmであるのが望ましい。前記離間距離H2が40mm未満の場合、ビードエーペックスゴム8と協働できず、ビード部4の横剛性を高められないおそれがある。前記離間距離H2が60mmを超える場合、タイヤ1の質量が大きくなるおそれがある。また、加硫時、インナーライナゴム9の内腔側部6cへの流れ込みが大きくなり、横剛性が低下するおそれがある。
上述の作用を効果的に発揮させるため、第1端6eとビードエーペックスゴム8の外端8eとのタイヤ半径方向の離間距離H3は、5〜20mmであるのが望ましい。
第2端6iは、ベルト層7の外端7tよりもタイヤ軸方向外側に位置しているのが望ましい。第2端6iがベルト層7の外端7tよりもタイヤ軸方向内側に位置する場合、タイヤ質量が過度に大きくなるおそれがある。また、第2端6iがベルトプライ7A、7Bを損傷させるので、操縦安定性能がかえって低下するおそれがある。
第2端6iとベルト層7のタイヤ軸方向の外端7tとの離間距離Lは、10〜40mmであるのが望ましい。前記離間距離Lが10mm未満の場合、第2端6iとベルト層7とが接触するおそれやタイヤ1の質量が大きくなるおそれがある。前記離間距離Lが40mmを超える場合、サイドウォール部3の横剛性を十分に高められないおそれがある。
このような第1プライ6A及び第2プライ6Bの厚さDは、例えば、0.75〜1.25mm程度が望ましい。
図3には、本発明の他の実施形態のタイヤ1の右半分のビード部4及びサイドウォール部3の拡大図が示される。なお、第1プライ6Aと第2プライ6Bの配置を除いては、上述のタイヤ1と同じ構造を有しているので、その説明が省略される。
この実施形態のタイヤ1は、内腔側部6cが、第1プライ6Aの本体部6aよりもタイヤ外面側に配されている。これにより、インナーライナゴム9の第2プライ6B側への流れ込みが、より効果的に抑制されるので、第2カーカスコードがアラミドの場合でも、ビード部4の横剛性を高く維持することができる。
以上、本発明の実施形態について、詳述したが、本発明は例示の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様に変形して実施しうるのは言うまでもない。
図1の基本構造を有するサイズ265/65R17の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作され、各試供タイヤの質量及び操縦安定性能がテストされた。各試供タイヤの主な共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
ベルト層の幅Wa:192mm
トレッド幅TW:202mm
ベルト層の幅Wa/トレッド幅TW:95%
離間距離H1:20mm
第1カーカスコード:ポリエステル
<操縦安定性能>
試供タイヤが、下記の条件で、排気量3000ccの乗用車の全輪に装着された。テストドライバーが、この車両を乾燥アスファルト路面のテストコースを走行させ、そのときのグリップ感、安定感、剛性感等に関する操縦安定性能がテストドライバーの官能により評価された。結果は、比較例1を100とする評点で表示され、数値が大きい程良好である。
リム:7.5JJ×17.0
内圧:200kPa
<タイヤ質量>
タイヤ1本当たりの質量を測定し、比較例1の逆数を100とする指数で表示している。数値が大きい方が良好である。
テストの結果を表1に示す。表1に記載された「POL」は、ポリエステル、「ARA」は、アラミドを示す。
Figure 0006710995
テストの結果、実施例のタイヤは、比較例に比べて、操縦安定性能が向上していることが確認できた。
1 空気入りタイヤ
6 カーカス
6A 第1プライ
6B 第2プライ
6a 本体部
6b 折返し部
6t 折返し部の外端
6e 第1端
6i 第2端
7 ベルト層
8 ビードエーペックスゴム
8e ビードエーペックスゴムの外端

Claims (9)

  1. トレッド部に配されたベルト層と、前記ベルト層のタイヤ半径方向内側に配されたカーカスとを具えた空気入りタイヤ(ただし、断面三日月状の補強ゴム層を具えるランフラットタイヤを除く)であって、
    前記カーカスは、第1カーカスコードの層からなる第1プライと、第2カーカスコードの層からなりかつ左右に離れて配された一対の第2プライとを含み、
    前記第1プライは、両側のビード部に配されたビードコア間をトロイド状にのびる本体部と、前記本体部に連なりかつ前記ビードコアの回りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返された一対の折返し部とを有し、
    前記各折返し部の外端は、前記各ビード部に配されたビードエーペックスゴムのタイヤ半径方向の外端よりもタイヤ半径方向内側に位置し、
    前記各第2プライは、前記ビードエーペックスゴムの前記外端よりもタイヤ半径方向外側に位置する第1端からタイヤ半径方向内側にのびかつ前記ビードコアの回りで折り返されてタイヤ最大幅位置よりもタイヤ半径方向外側に位置する第2端までのびており、
    前記第2カーカスコードは、アラミドであり、
    前記第1カーカスコードは、ナイロン、レーヨン、ポリエステルのいずれかであることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記第2プライは、前記第1端から前記ビードコアまでのびる内腔側部と、前記内腔側部に接続され前記第2端までのびかつ前記内腔側部よりもタイヤ外面側に配される外側部とで構成される請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記内腔側部は、前記本体部よりもタイヤ内腔側に位置し、
    前記外側部は、前記折返し部よりもタイヤ外面側に位置している請求項2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記内腔側部は、前記本体部よりもタイヤ外面側に位置し、
    前記外側部は、前記折返し部よりもタイヤ内腔側に位置している請求項2記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第1端は、前記第2端よりもタイヤ半径方向内側に位置している請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記第2端は、前記ベルト層のタイヤ軸方向の外端よりもタイヤ軸方向の外側に位置する請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記第2端と前記ベルト層のタイヤ軸方向の外端との離間距離は、10〜40mmである請求項6記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記第1端と前記ビードコアのタイヤ半径方向の内端とのタイヤ半径方向の離間距離は、40〜60mmである請求項1乃至7のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記各折返し部の前記外端と前記ビードコアのタイヤ半径方向の内端とのタイヤ半径方向の離間距離は、10〜30mmである請求項1乃至8のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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