JP6701784B2 - 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置 - Google Patents

液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置 Download PDF

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Description

本発明は、液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置に関する。
一般に、プリンタ、ファクシミリ、複写機、プロッタ、あるいはこれらの内の複数の機能を複合した画像形成装置としては、例えばインク等の液体を吐出する液体吐出ヘッドを備えたインクジェット記録装置がある。
液体吐出ヘッドは、インクなどの液体の液滴を吐出するノズルと、このノズルに連通し液体を収容した液室(圧力室、加圧室、吐出室などとも称される。)と、圧電素子などの電気機械変換素子とを備えた構成が知られている。この液体吐出ヘッドでは、圧電素子に電圧が印加されることにより圧電素子は液室の壁の一部を形成する振動板を変形させるように振動し、その振動板の変形により液室内の液体が加圧され、ノズルから液滴を吐出させることができる。
液体吐出ヘッドにおける液室を有するアクチュエータ基板において、液室の高さは100μm程度であるが、アクチュエータ基板を液室高さまで薄くするとその後の工程でのハンドリング(処理装置内の搬送や、工程間搬送等)でアクチュエータ基板が割れやすく、安定した生産ができない。そこで、アクチュエータ基板を薄くする前に液流路等が形成された支持基板を接着剤で接合し、アクチュエータ基板の補強が行われている。
アクチュエータ基板におけるアクチュエータ部(振動板と圧電素子)は可動部であるため、支持基板と直接接しないように、隣接する液室を隔てる液室隔壁上を圧電素子面よりも凸形状になるようにし、この凸部と支持基板の接合面が接するようにしている。
しかし、支持基板側に薄膜転写技術を用いて、所定の厚さの接着剤を形成し、その後アクチュエータ基板と一般的な接合技術で接合する際、アクチュエータ基板の凸部と接合した接着剤が接合面からはみ出て、アクチュエータ部で固化することがある。アクチュエータ部で接着剤が固化すると、振動板の変位を抑制してしまい、本来の特性を得ることができず、アクチュエータ間で特性のバラツキが生じる。そのために、このアクチュエータを具備した液体吐出ヘッドでは、所望する液体吐出特性が安定に且つ高精度に確保できないという問題点があった。
特許文献1では、接合部の支持基板側に凹部を持たせることで接着剤の流れ出しを防止している。しかし、接合面積の低下に繋がり接合強度が低下することが懸念される。また液体吐出ヘッドとして重要である基板剛性が低下する懸念がある。
特許文献2では、アクチュエータ基板側に接着剤をせき止めるための堤防を設けて接着剤の流れ出しを防止している。しかし、基板上に余分な構造体が必要になることから、単位面積当たりのノズル密度が低下するなど微細化する上で障害になりうる。また、パターンを細くしすぎるとパターン倒れが発生し不良となる。
特許文献3では、アクチュエータ基板において支持基板と接合する部分に、余剰接着剤の溜まり部となる溝を設けて、接着剤が流れ出ることを防止している。しかし、接着剤が流れ出ることについては更なる改善が望まれている。
本発明は、アクチュエータ基板と支持基板における接合部分の接着剤のはみ出しを抑制し、変位量を安定して確保でき、高精度で安定した液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、共通液室、該共通液室に連通する加圧液室、該加圧液室の一側を覆う振動板、及び、前記加圧液室と対向して設けられた圧電素子を有するアクチュエータ基板と、前記アクチュエータ基板の前記圧電素子側に、前記アクチュエータ基板と接着剤で前記接着剤を介して接合された支持基板と、を有する液体吐出ヘッドであって、前記支持基板は、前記アクチュエータ基板と接合する接合部を有し、該接合部は、前記アクチュエータ基板側にラウンド形状又はテーパー形状を有し、前記アクチュエータ基板は、前記支持基板の接合部と接合する部分であって前記振動板上に凹部を有し、該凹部で前記接着剤を介して前記接合部と接合し、前記凹部は、前記支持基板の接合部の側壁における少なくとも一部と、前記凹部の側壁における少なくとも一部とが前記接着剤を介して接合するように形成されているとともに、該凹部の最上面は前記支持基板の接合部と接合しないことを特徴とする。
本発明によれば、アクチュエータ基板と支持基板における接合部分の接着剤のはみ出しを抑制し、変位量を安定して確保でき、高精度で安定した液体吐出ヘッドを提供することができる。
本発明に係る液体吐出ヘッドの一例を示す模式図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの一例を示す他の模式図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの他の例を示す模式図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの他の例を示す模式図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの他の例を示す模式図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの他の例を示す模式図である。 本発明に係る液体吐出ユニットの一例を示す模式図である。 本発明に係る液体吐出ユニットの他の例を示す模式図である。 本発明に係る液体吐出ユニットの他の例を示す模式図である。 本発明に係る液体吐出ユニットの他の例を示す模式図である。 画像形成装置の構成の一例を示す斜視図である。 画像形成装置の構成の一例を示す側面図である。
以下、本発明に係る液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
(液体吐出ヘッド)
本発明は、共通液室、該共通液室に連通する加圧液室、該加圧液室の一側を覆う振動板、及び、前記加圧液室と対向して設けられた圧電素子を有するアクチュエータ基板と、前記アクチュエータ基板の前記圧電素子側に、前記アクチュエータ基板と接着剤で接合された支持基板と、を有する液体吐出ヘッドであって、前記支持基板は、前記アクチュエータ基板と前記接着剤を介して接合する接合部を有し、該接合部は、前記アクチュエータ基板側にラウンド形状又はテーパー形状を有していることを特徴とする。以下詳細を説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明に係る液体吐出ヘッドの一実施形態における加圧液室15の短手方向の断面模式図であり、図2は、同実施形態における加圧液室15の長手方向の断面模式図である。
図1、図2に示すように、本実施形態に係る液体吐出ヘッドは、アクチュエータ基板100に、共通液室18、加圧液室15、振動板13、液体を吐出させるためのエネルギーを発生する圧電素子12を形成している。
また、共通液室18に連通する各加圧液室15は加圧液室隔壁14で仕切られている。圧電素子12は電気機械変換膜20が共通電極10、個別電極11に挟まれてなり、各電極層に配線層42(引き出し配線)を積層し電圧を印加する。加圧液室15は、一側を振動板13により覆われ、他側をノズル基板300により覆われることにより形成されている。
これらアクチュエータ基板100、支持基板200、ノズル基板300を接合することにより、液体吐出ヘッドが形成されている。
このように形成された液体吐出ヘッドにおいては、各加圧液室15内に液体、例えば記録液(インク)が満たされ、制御部から画像データに基づいて、吐出を行うノズル16に対応する個別電極11に対して、発振回路により、引き出し配線、層間絶縁膜に形成された接続孔(図示せず)を介して例えば20Vのパルス電圧を印加する。この電圧パルスを印加することにより、圧電素子12は、電歪効果により圧電素子12そのものが振動板13と平行方向に縮むことにより、振動板13が加圧液室15方向に撓む。
これにより、加圧液室15内の圧力が急激に上昇して、加圧液室15に連通するノズル16から記録液が吐出する。次にパルス電圧印加後は、縮んだ圧電素子12が元に戻ることから撓んだ振動板13は元の位置に戻るため、加圧液室15内が共通液室18内に比べて負圧となり、外部から液体供給口66を介して供給されているインクが共通液体供給路19、共通液室18から流体抵抗部17を介して加圧液室15に供給される。これを繰り返すことにより、液体を連続的に吐出でき、液体吐出ヘッドに対向して配置した被記録媒体(用紙)に画像を形成する。
図に示すように、アクチュエータ基板100と支持基板200は接着剤49により接合されている。ここで、本実施形態における支持基板200は、アクチュエータ基板100と接合する接合部48を有しており、接合部48は、アクチュエータ基板100側にラウンド部70(ラウンド形状)を有している。なお、図1の接合部48はラウンド形状を有しているが、これはテーパー形状であってもよい。これについては後述する。
本実施形態の接合部48はラウンド部70を有しており、余剰の接着剤49がラウンド形状の部分を通り、基板の垂直方向、すなわち支持基板200側に流れるため、振動板13に接着剤49がはみ出さないようになっている。
従来技術では、アクチュエータ基板と支持基板を接着剤により接合する際、余剰接着剤が基板の平行方向に流れ出し、振動板領域に達してしまうという問題がある。振動板領域に接着剤が到達してしまうと、接着剤が振動板領域に到達してしまった箇所に対応する振動変位が悪化してしまう。このため、場所によって振動変位が良好な箇所と不良な箇所が発生し、液体吐出ヘッドにおける振動変位のばらつきが生じてしまう。これにより、吐出性のばらつきが生じてしまい、安定した変位量を有し、信頼性の高い液体吐出ヘッドが実現できない。
これに対し本発明は、支持基板の接合部にラウンド形状又はテーパー形状があることを特徴とする。これにより、アクチュエータ基板と支持基板を接着剤により接合する際、従来に比べて、余剰接着剤は支持基板の接合部におけるラウンド形状部分やテーパー形状部分を通り、基板の垂直方向、特に支持基板側へと流れやすくなる。このため、余剰接着剤が基板の平行方向に流れ出すことを抑制することができ、接合部分の接着剤のはみ出しを抑制することができる。接着剤のはみ出しが抑制されることにより、振動板領域に接着剤が到達しないため、振動変位のばらつきを防止することができ、変位量を安定して確保することができるとともに、高精度で信頼性の高い液体吐出ヘッドを実現することができる。
また、本発明ではアクチュエータ基板と支持基板の接合部分からの接着剤のはみ出しを抑制できるため、ノズル密度を高くすることができる。そのため、ノズル密度の低下に起因する接合強度低下/基板剛性低下を抑制でき、高い信頼性に加え、高ノズル密度でかつ高剛性である液体吐出ヘッドを得ることができる。
ラウンド部70の形状としては、本発明の効果が得られる範囲で適宜変更することが可能である。そのため、一概には規定できないが、例えば、ラウンド部70の曲率半径/支持基板の接合幅が、1/2〜1/10となる範囲が好ましい。上記範囲である場合、接着剤のはみ出しをより抑制することができる。
<<液体吐出ヘッドの製造>>
本実施形態における液体吐出ヘッドの製造の一例について図1を参照しつつ説明する。
(a)アクチュエータ基板100として面方位(110)のシリコン単結晶基板(例えば板厚400μm)上に振動板13を成膜する。この振動板13は、振動板としての機能と後のプロセス整合性を確保していれば、単層、積層膜のどちらでもかまわない。例えば、振動板の材料として、LP−CVD(Low Pressure CVD)法でシリコン酸化膜、ポリシリコン膜、あるいはアモルファスシリコン膜、シリコン窒化膜として、これらを所望の振動板剛性になるように積層に成膜する。プロセス整合性、振動板剛性、及び振動板13全体の応力を鑑みて、積層数は、3〜7層程度が好ましい。後の共通電極10との密着性を確保するために振動板13の最上層は、LP−CVD法で形成したシリコン酸化膜とする。その後、例えば、TiOとPtからなる共通電極10層をスパッタ法で各々例えば20nmと160nm成膜する。
(b)次に共通電極10上に電気機械変換膜20としてPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)を例えばスピンコート法で複数回に分けて成膜し、最終的に2μm厚で成膜する。次にSROとPtからなる個別電極11をスパッタ法で各々例えば40nmと100nmで成膜する。
ここで、圧電素子12の成膜方法は、スピンコート法に限らず、例えばスパッタ法、イオンプレーティング法、エアーゾル法、ゾルゲル法、あるいはインクジェット法等などで成膜してもよい。そして、リソグラフィーエッチング法により、後に形成する加圧液室15に対応する位置に電気機械変換膜20と個別電極11を形成する。なお、接合部48の位置とは別の箇所に、対応する圧電素子12を形成する。
(c)次に共通電極10、電気機械変換膜20と後に形成する配線層42(引き出し配線)とを絶縁するために層間絶縁膜45を成膜する。層間絶縁膜45は、例えばプラズマCVD法でSiO膜を1000nm成膜する。層間絶縁膜45は、電気機械変換膜20や電極材料に影響を及ぼさず、絶縁性を有する膜であれば、プラズマCVD法のSiO以外の膜でもよい。
次に個別電極11と配線層42とを接続する接続孔をリソグラフィーエッチング法で形成する。ここで図示していないが、共通電極10も配線層42と接続する場合は、同様に接続孔を形成する。
(d)次に配線層42として、例えばTiN/Alを各々膜厚30nm/3μmをスパッタ法で成膜する。TiNは、接続孔の底部で個別電極11、あるいは共通電極10の材料であるPtと、配線層42の材料であるAlとが直接接することに起因する、後の工程による熱履歴で合金化することを防ぐバリア層として適用している。合金化すると、体積変化によるストレスによる膜剥がれ等が発生してしまう。また、支持基板200の接合部48と接合する箇所にも配線層42を形成する。
(e)次にパッシベーション膜50として、例えばプラズマCVD法でシリコン窒化膜を1000nm厚で成膜する。
(f)その後、リソグラフィーエッチング法で、配線層42の引き出し配線パッド部41と圧電素子12、及び共通液体供給路19の開口を行う。
(g)次にリソグラフィーエッチング法により、共通液体供給路19、後の共通液室18部になる箇所の振動板13を除去する。
(h)次に圧電素子12に対応した位置に、リソグラフィーエッチング法によりザグリ67及びラウンド部70を形成した支持基板200と、アクチュエータ基板100とを接着剤49で接合する。このとき、支持基板200の接合部48が接着剤49を介してアクチュエータ基板100と接合するように位置を合わせる。
なお、支持基板200の接合部48をラウンド形状にするには、特に制限されるものではなく、適宜変更することが可能であるが、例えばラウンド形状とする部分にグレースケールマスクを適用し、リソグラフィーエッチング法によりパターンを得ることができる。
本実施形態において接着剤49は、一般的な薄膜転写装置により、支持基板200側に厚さ1μm程度塗布している。接着剤の厚さは特に制限されるものではなく、適宜変更が可能であり一概にはいえないが、例えば0.5〜4.0μmが好ましい。また、接着剤49としては特に制限されるものではなく、適宜変更することが可能であり、公知の接着剤を用いることができる。
その後、加圧液室15、共通液室18、流体抵抗部17を形成するためにアクチュエータ基板100を所望の厚さt(例えば厚さ80μm)になるように、公知の技術で研磨する。研磨法以外にもエッチングなどでもよい。
(i)次にリソグラフィー法により、加圧液室15、共通液室18、流体抵抗部17以外の隔壁部をレジストで被覆する。その後、アルカリ溶液(KOH溶液、あるいはTMAH(Tetramethylammonium hydroxide)溶液)で異方性ウェットエッチングを行い、加圧液室15、共通液室18、流体抵抗部17を形成する。
なお、アルカリ溶液による異方性ウェットエッチング以外にICPエッチャーを用いたドライエッチングで加圧液室15、共通液室18、流体抵抗部17を形成してもよい。
(j)次に、各加圧液室15に対応する位置にノズル16を設けたノズル基板300をアクチュエータ基板100に接合し、液体吐出ヘッドが完成する。
本実施形態では、アクチュエータ基板100と支持基板200を接着剤49を用いて加圧接合しているため、接合部から接着剤49がはみ出しやすいが、支持基板200のラウンド部70を設けることで余計な接着剤が垂直方向に流れやすくなる。従って、駆動領域に接着剤49が流れ込むことを抑制でき、流れ込みによる駆動ばらつきを抑えることができ、安定駆動が可能となり、信頼性が高く安定した液体吐出ヘッドを歩留まりよく製造できる。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る他の実施形態について説明する。上記実施形態と共通するものについては説明を省略する。図3に本実施形態に係る液体吐出ヘッドの断面模式図を示す。図3は図1と同様に加圧液室15の短手方向の断面模式図である。
本実施形態の支持基板200では、接合部48はアクチュエータ基板100側にテーパー部71を有している。上記実施形態と同様に、本実施形態の接合部48はテーパー部71を有しており、余剰の接着剤49がテーパー形状の部分を通り、基板の垂直方向、すなわち支持基板200側に流れるため、振動板13に接着剤49がはみ出るのを抑制することができる。
テーパー部71の形状としては、本発明の効果が得られる範囲で適宜変更することが可能である。そのため、一概には規定できないが、例えばテーパー部71のテーパー角として、40〜70°が好ましい。上記範囲である場合、接着剤のはみ出しをより抑制することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明に係る他の実施形態について説明する。上記実施形態と共通するものについては説明を省略する。図4に本実施形態に係る液体吐出ヘッドの断面模式図を示す。図4は図1と同様に加圧液室15の短手方向の断面模式図である。
本実施形態におけるアクチュエータ基板100は、支持基板200の接合部と接合する部分に凹部60を有し、該凹部60で接着剤49を介して接合部48と接合する。支持基板200と接合するアクチュエータ基板100の接合部に凹部を設けることにより、接着剤の溜まりができ、接着剤はみ出しの余裕度を増加させることができ、接着剤が基板の平行方向に流れ出すことをさらに防止することができる。これにより、振動板領域への接着剤はみ出しをさらに抑制し、振動変位のばらつきをより抑制でき、信頼性の高い液体吐出ヘッドを得ることができる。
本実施形態では、支持基板200と接合するアクチュエータ基板100の接合部分には、層間絶縁膜45、配線層42、パッシベーション膜50が形成されており、パッシベーション膜50をエッチングし、凹部60としている。
しかし、凹部60が形成されていれば、層構成はこれに限られるものではない。層構成については基板表面と接着剤の親和性や、接着剤の粘度/膜厚などにより変更してもよい。例えば接合部分で配線層42を除去し、より深い凹部を形成してもよい。また凹部60のために追加で成膜とエッチングでパターン形成を行ってもよいが、アクチュエータパターンを作成する上で使用される膜を利用することで工程・コストを増加させることなく接着剤の流れ出し量を抑えることができる。
また、凹部60の形状としては、図示されるものに限られず、凹み部分が丸みを帯びたラウンド形状であってもよいし、傾斜角を有するテーパー形状であってもよい。
また、本実施形態では、凹部60は、支持基板200の接合部48の側壁における少なくとも一部と、凹部60の側壁における少なくとも一部とが接着剤49を介して接合するように形成されていることが好ましい。図5にその例を示す。図5は図1と同様に加圧液室15の短手方向の断面模式図である。
図5では、支持基板200の接合部48の側壁における一部と、凹部60の側壁における一部とが接着剤49を介して接合していることが示されている。これにより、支持基板200とアクチュエータ基板100の接合面積が増加するため、上記実施形態の効果に加えて、接合強度/基板剛性を確保することができる。
このように凹部60を形成するには、基板表面と接着剤の親和性や、接着剤の粘度/膜厚などにより、凹部60の大きさ、支持基板200の接合部48の大きさを調整する。
例えば、図5の構成では接着剤の塗布膜厚を3μmとしている。これにより接合部48の側面も接合に作用するため、実質的な接合面積が増加する。これにより接着剤のはみ出しを抑制しつつ、接合信頼性を高め、かつ基板剛性を高めることができる。
<第4の実施形態>
次に、本発明に係る他の実施形態について説明する。上記実施形態と共通するものについては説明を省略する。図6に本実施形態に係る液体吐出ヘッドの断面模式図を示す。図6は図1と同様に加圧液室15の短手方向の断面模式図である。
本実施形態に係る液体吐出ヘッドは、図1に係る実施形態において、支持基板200の接合部48が、アクチュエータ基板100側に凹部51を有するものである。これにより、接着剤49が凹部51に留まり、接着剤のはみ出しの余裕度が増加する。このため、接着剤49のはみ出し量をさらに抑制することができ、信頼性を増加させることができる。
凹部51の形状としては、単純な凹形状に限られず、適宜変更することが可能であり、例えば複数の凹みを設けたり、凹みの中に段をつけてもよい。
(液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置)
次に、本発明に係る液体を吐出する装置の一例について図7及び図8を参照して説明する。図7は同装置の要部平面説明図、図8は同装置の要部側面説明図である。
この装置は、シリアル型装置であり、主走査移動機構493によって、キャリッジ403は主走査方向に往復移動する。主走査移動機構493は、ガイド部材401、主走査モータ405、タイミングベルト408等を含む。ガイド部材401は、左右の側板491A、491Bに架け渡されてキャリッジ403を移動可能に保持している。そして、主走査モータ405によって、駆動プーリ406と従動プーリ407間に架け渡したタイミングベルト408を介して、キャリッジ403は主走査方向に往復移動される。
このキャリッジ403には、本発明に係る液体吐出ヘッド404及びヘッドタンク441を一体にした液体吐出ユニット440を搭載している。液体吐出ユニット440の液体吐出ヘッド404は、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液体を吐出する。また、液体吐出ヘッド404は、複数のノズル16からなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配置し、吐出方向を下方に向けて装着している。
液体吐出ヘッド404の外部に貯留されている液体を液体吐出ヘッド404に供給するための供給機構494により、ヘッドタンク441には、液体カートリッジ450に貯留されている液体が供給される。
供給機構494は、液体カートリッジ450を装着する充填部であるカートリッジホルダ451、チューブ456、送液ポンプを含む送液ユニット452等で構成される。液体カートリッジ450はカートリッジホルダ451に着脱可能に装着される。ヘッドタンク441には、チューブ456を介して送液ユニット452によって、液体カートリッジ450から液体が送液される。
この装置は、用紙410を搬送するための搬送機構495を備えている。搬送機構495は、搬送手段である搬送ベルト412、搬送ベルト412を駆動するための副走査モータ416を含む。
搬送ベルト412は用紙410を吸着して液体吐出ヘッド404に対向する位置で搬送する。この搬送ベルト412は、無端状ベルトであり、搬送ローラ413と、テンションローラ414との間に掛け渡されている。吸着は静電吸着、あるいは、エアー吸引などで行うことができる。
そして、搬送ベルト412は、副走査モータ416によってタイミングベルト417及びタイミングプーリ418を介して搬送ローラ413が回転駆動されることによって、副走査方向に周回移動する。
さらに、キャリッジ403の主走査方向の一方側には搬送ベルト412の側方に液体吐出ヘッド404の維持回復を行う維持回復機構420が配置されている。
維持回復機構420は、例えば液体吐出ヘッド404のノズル面(ノズル16が形成された面)をキャッピングするキャップ部材421、ノズル面を払拭するワイパ部材422などで構成されている。
主走査移動機構493、供給機構494、維持回復機構420、搬送機構495は、側板491A,491B、背板491Cを含む筐体に取り付けられている。
このように構成したこの装置においては、用紙410が搬送ベルト412上に給紙されて吸着され、搬送ベルト412の周回移動によって用紙410が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ403を主走査方向に移動させながら画像信号に応じて液体吐出ヘッド404を駆動することにより、停止している用紙410に液体を吐出して画像を形成する。
このように、この装置では、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、高画質画像を安定して形成することができる。
次に、本発明に係る液体吐出ユニットの例について図9を参照して説明する。図9は同ユニットの要部平面説明図である。
この液体吐出ユニットは、前記液体を吐出する装置を構成している部材のうち、側板491A、491B及び背板491Cで構成される筐体部分と、主走査移動機構493と、キャリッジ403と、液体吐出ヘッド404で構成されている。
なお、この液体吐出ユニットの例えば側板491Bに、前述した維持回復機構420、及び供給機構494の少なくともいずれかを更に取り付けた液体吐出ユニットを構成することもできる。
次に、本発明に係る液体吐出ユニットの更に他の例について図10を参照して説明する。図10は同ユニットの正面説明図である。
この液体吐出ユニットは、流路部品444が取付けられた液体吐出ヘッド404と、流路部品444に接続されたチューブ456で構成されている。
なお、流路部品444はカバー442の内部に配置されている。流路部品444に代えてヘッドタンク441を含むこともできる。また、流路部品444の上部には液体吐出ヘッド404と電気的接続を行うコネクタ443が設けられている。
本願において、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッド又は液体吐出ユニットを備え、液体吐出ヘッドを駆動させて、液体を吐出させる装置である。液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス、壁紙や床材などの建材、衣料用のテキスタイルなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体」は、インク、処理液、DNA試料、レジスト、パターン材料、結着剤、造形液、又は、アミノ酸、たんぱく質、カルシウムを含む溶液及び分散液なども含まれる。
また、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液をノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
「液体吐出ユニット」とは、液体吐出ヘッドに機能部品、機構が一体化したものであり、液体の吐出に関連する部品の集合体である。例えば、「液体吐出ユニット」は、ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、主走査移動機構の構成の少なくとも一つを液体吐出ヘッドと組み合わせたものなどが含まれる。
ここで、一体化とは、例えば、液体吐出ヘッドと機能部品、機構が、締結、接着、係合などで互いに固定されているもの、一方が他方に対して移動可能に保持されているものを含む。また、液体吐出ヘッドと、機能部品、機構が互いに着脱可能に構成されていても良い。
例えば、液体吐出ユニットとして、図8で示した液体吐出ユニット440のように、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。また、チューブなどで互いに接続されて、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。ここで、これらの液体吐出ユニットのヘッドタンクと液体吐出ヘッドとの間にフィルタを含むユニットを追加することもできる。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとキャリッジが一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドを走査移動機構の一部を構成するガイド部材に移動可能に保持させて、液体吐出ヘッドと走査移動機構が一体化されているものがある。また、図9で示したように、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとキャリッジと主走査移動機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドが取り付けられたキャリッジに、維持回復機構の一部であるキャップ部材を固定させて、液体吐出ヘッドとキャリッジと維持回復機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、図10で示したように、ヘッドタンク若しくは流路部品が取付けられた液体吐出ヘッドにチューブが接続されて、液体吐出ヘッドと供給機構が一体化されているものがある。
主走査移動機構は、ガイド部材単体も含むものとする。また、供給機構は、チューブ単体、装填部単体も含むものする。
また、「液体吐出ヘッド」は、使用する圧力発生手段が限定されるものではない。例えば、上記実施形態で説明したような圧電アクチュエータ(積層型圧電素子を使用するものでもよい。)以外にも、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものでもよい。
また、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
次に、本発明に係る液体を吐出する装置の一例について図11及び図12を参照して説明する。図11は同装置の斜視説明図、図12は同装置の機構部の側面説明図である。なお、以下、画像形成装置を例に挙げて説明するが、液体を吐出する装置としてはこれに限られるものではない。
インクジェット記録装置90は、装置本体の内部に走査方向に移動可能なキャリッジ98とキャリッジ98に搭載した上記本発明の液体吐出ヘッド及び液体吐出ヘッドへインクを供給するインクカートリッジ99等で構成される印字機構部91等を収納し、装置本体の下方部には前方側から多数枚の用紙92を積載可能な給紙カセット(あるいは給紙トレイでもよい)93を抜き差し自在に装着されている。また、用紙92を手差しで給紙するために開かれる手差しトレイ94を有し、給紙カセット93あるいは手差しトレイ94から給送される用紙92を取り込み、印字機構部91によって所要の画像を記録した後、後面側の装着された排紙トレイ95に排紙する。
印字機構部91は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材である主ガイドロッド96と従ガイドロッド97とキャリッジ98を主走査方向に摺動自在に保持し、このキャリッジ98には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する液体吐出ヘッドを複数のインク吐出口(ノズル)を主走査方向と交差する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。また、キャリッジ98には液体吐出ヘッドに各色のインクを供給するための各インクカートリッジ99を交換可能に装着している。
インクカートリッジ99は、上方に大気と連通する大気口、下方には液体吐出ヘッドへインクを供給する供給口が設けられ、内部にはインクが充填された多孔質体を有しており、多孔質体の毛管力により液体吐出ヘッドへ供給されるインクをわずかな負圧に維持している。また、液体吐出ヘッドとしては各色の液体吐出ヘッドを用いているが、各色のインク滴を吐出するノズルを有する1個の液出ヘッドでもよい。
ここで、キャリッジ98は後方側(用紙搬送下流側)を主ガイドロッド96に摺動自在に嵌装し、前方側(用紙搬送上流側)を従ガイドロッド97に摺動自在に載置している。そして、このキャリッジ98を主走査方向に移動走査するため、主走査モーター101で回転駆動される駆動プーリ102と従動プーリ103との間にタイミングベルト104を張装し、このタイミングベルト104をキャリッジ98に固定しており、主走査モーター101の正逆回転によりキャリッジ98が往復駆動される。
一方、給紙カセット93にセットした用紙92を液体吐出ヘッドに下方側に搬送するために、給紙カセット93から用紙92を分離給装する給紙ローラー105及びフリクションパッド106と、用紙92を案内するガイド部材107と、給紙された用紙92を反転させて搬送する搬送ローラー108と、この搬送ローラー108の周面に押し付けられる搬送コロ109及び搬送ローラー108からの用紙92の送り出し角度を規定する先端コロ110とを有する。搬送ローラー108は副走査モーターによってギア列を介して回転駆動される。
そして、キャリッジ98の主走査方向の移動範囲に対応して搬送ローラー108から送り出された用紙92を液体吐出ヘッドの下方側で案内するため用紙ガイド部材である印写受け部材111を設けている。この印写受け部材111の用紙搬送方向下流側には、用紙92を排紙方向へ送り出すための回転駆動される搬送コロ112と拍車113を設け、さらに用紙92を排紙トレイ95に送り出す排紙ローラー114と拍車115と排紙経路を形成するガイド部材116、117とを配設している。
このインクジェット記録装置90で記録時には、キャリッジ98を移動させながら画像信号に応じて液体吐出ヘッドを駆動することにより、停止している用紙92にインクを吐出して1行分を記録し、その後、用紙92を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙92の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了させ用紙92を排紙する。
また、キャリッジ98の移動方向右端側の記録領域を外れた位置には、液体吐出ヘッドの吐出不良を回復するための回復装置118を配置している。回復装置118はキャップ手段と吸引手段とクリーニング手段を有している。キャリッジ98は印字待機中にはこの回復装置118側に移動されてキャッピン手段で液体吐出ヘッドをキャッピングして吐出口部を湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、記録途中などに記録と関係ないインクを吐出することにより、全ての吐出口のインク粘度を一定にし、安定した吐出状態を維持する。
また、吐出不良が発生した場合等には、キャピング手段で液体吐出ヘッドの吐出出口(ノズル)を密封し、チューブを通して吸引手段で吐出口からインクとともの気泡等を吸出し、吐出口面に付着したインクやゴミ等はクリーニング手段により除去され吐出不良が回復される。また、吸引されたインクは、本体下部に設置された廃インク溜(不図示)に排出され、廃インク溜内部のインク吸収体に吸収保持される。
このように、このインクジェット記録装置90においては本発明の液体吐出ヘッドを搭載しているので、安定したインク吐出特性が得られ、画像品質が向上する。
前記説明ではインクジェット記録装置90に液体吐出ヘッドを使用した場合について説明したが、インク以外の液滴、例えば、パターニング用の液体レジストを吐出する装置に液体吐出ヘッドを適用してもよい。
10 共通電極
11 個別電極
12 圧電素子
13 振動板
14 加圧隔壁
15 加圧液室
16 ノズル
18 共通液室
19 共通液体供給路
20 電気機械変換膜
41 引き出し配線パッド部
42 配線層
45 層間絶縁膜
48 接合部
49 接着剤
50 パッシベーション膜
51 凹部
60 凹部
66 液体供給口
67 ザグリ
70 ラウンド部
71 テーパー部
90 インクジェット記録装置
91 印字機構部
92 用紙
93 給紙カセット
94 手差しトレイ
95 排紙トレイ
96 主ガイドロッド
97 従ガイドロッド
98 キャリッジ
99 インクカートリッジ
100 アクチュエータ基板
101 主走査モーター
102 駆動プーリ
103 従動プーリ
104 タイミングベルト
105 給紙ローラー
106 フリクションパッド
107 ガイド部材
108 搬送ローラー
109 搬送コロ
110 先端コロ
111 印写受け部材
112 搬送コロ
113、115 拍車
114 排紙ローラー
116、117 ガイド部材
118 回復装置
200 支持基板
300 ノズル基板
401 ガイド部材
403 キャリッジ
404 液体吐出ヘッド
405 主走査モータ
406 駆動プーリ
407 従動プーリ
408 タイミングベルト
410 用紙
412 搬送ベルト
413 搬送ローラ
414 テンションローラ
416 副走査モータ
417 タイミングベルト
418 タイミングプーリ
420 維持回復機構
421 キャップ部材
422 ワイパ部材
440 液体吐出ユニット
441 ヘッドタンク
442 カバー
443 コネクタ
444 流路部品
491A、491B 側板
491C 背板
493 主走査移動機構
494 供給機構
495 搬送機構
450 液体カートリッジ
451 カートリッジホルダ
452 送液ユニット
456 チューブ
特開2013−163341号公報 特開2014−151537号公報 特開2015−13396号公報

Claims (5)

  1. 共通液室、該共通液室に連通する加圧液室、該加圧液室の一側を覆う振動板、及び、前記加圧液室と対向して設けられた圧電素子を有するアクチュエータ基板と、
    前記アクチュエータ基板の前記圧電素子側に、前記アクチュエータ基板と接着剤で接合された支持基板と、を有する液体吐出ヘッドであって、
    前記支持基板は、前記アクチュエータ基板と前記接着剤を介して接合する接合部を有し、
    該接合部は、前記アクチュエータ基板側にラウンド形状又はテーパー形状を有し
    前記アクチュエータ基板は、前記支持基板の接合部と接合する部分であって前記振動板上に凹部を有し、該凹部で前記接着剤を介して前記接合部と接合し、
    前記凹部は、前記支持基板の接合部の側壁における少なくとも一部と、前記凹部の側壁における少なくとも一部とが前記接着剤を介して接合するように形成されているとともに、該凹部の最上面は前記支持基板の接合部と接合しないことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記支持基板の接合部は、前記アクチュエータ基板側に凹部を有していることを特徴とする請求項に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッドを備えていることを特徴とする液体吐出ユニット。
  4. 前記液体吐出ヘッドに供給する液体を貯留するヘッドタンク、前記液体吐出ヘッドを搭載するキャリッジ、前記液体吐出ヘッドに液体を供給する供給機構、前記液体吐出ヘッドの維持回復を行う維持回復機構、前記液体吐出ヘッドを主走査方向に移動させる主走査移動機構の少なくともいずれか一つと前記液体吐出ヘッドとを一体化したことを特徴とする請求項に記載の液体吐出ユニット。
  5. 請求項1若しくは2に記載の液体吐出ヘッド、又は、請求項若しくはに記載の液体吐出ユニットを備えていることを特徴とする液体を吐出する装置。
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