JP6693390B2 - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6693390B2
JP6693390B2 JP2016219525A JP2016219525A JP6693390B2 JP 6693390 B2 JP6693390 B2 JP 6693390B2 JP 2016219525 A JP2016219525 A JP 2016219525A JP 2016219525 A JP2016219525 A JP 2016219525A JP 6693390 B2 JP6693390 B2 JP 6693390B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
capacity
power storage
inverter
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016219525A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018078740A (ja
Inventor
江原 宏和
宏和 江原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP2016219525A priority Critical patent/JP6693390B2/ja
Publication of JP2018078740A publication Critical patent/JP2018078740A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6693390B2 publication Critical patent/JP6693390B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
太陽電池用のパワーコンディショナとして、太陽電池(太陽電池アレイ)及び蓄電池を接続できるハイブリッドパワーコンディショナ(例えば、特許文献1参照)が知られている。ハイブリッドパワーコンディショナによれば、太陽電池の発電電力を蓄電池に蓄電すること等が可能となるため、太陽電池の発電電力をより有効に利用することが出来る。
ただし、ハイブリッドパワーコンディショナは、蓄電池を接続できないパワーコンディショナに比して高価なものとならざるを得ない。そのため、パワーコンディショナには、蓄電装置(DC/DCコンバータと蓄電池とを組合せた装置)を追加(後付)できることが望まれる。
特開2016−165218号公報
パワーコンディショナに蓄電装置を追加できるようにするために、追加された蓄電装置の入力端子がパワーコンディショナ内のインバータ(DC/ACインバータ)のDC端子に並列接続されるようにしておくことが考えられる。ただし、単に、追加された蓄電装置の入力端子がパワーコンディショナ内のインバータのDC端子に並列接続されるようにしておいただけでは、蓄電装置内のコンデンサの容量が、インバータの動作に悪影響(詳細は後述)を与えてしまう。そして、蓄電装置内のコンデンサの容量が、インバータの動作に悪影響を与えるという問題は、太陽電池用のパワーコンディショナ以外の、インバータを備えた電力変換装置でも生ずるものである。
そこで、本発明の課題は、蓄電装置を、インバータの動作に悪影響を与えない形で接続(追加)できる電力変換装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の電力変換装置は、DC/ACインバータと、前記DC/ACインバータのDC端子間に並列接続された装置内コンデンサと、複数の制御パラメータを用いて前記DC/ACインバータを制御する制御部と、を備える。そして、本発明の第1の態様の電力変換装置の制御部は、前記装置内コンデンサと前記DC/ACインバータのDC端子間に並列接続されている各蓄電装置内のコンデンサとを合成した合成コンデンサの容量を特定し、前記複数の制御パラメータの中の少なくとも1つの制御パラメータの値を、特定した容量に応じた値に変更する。
すなわち、DC/ACインバータの制御に用いられている制御パラメータの中には、装置内コンデンサの容量に応じてその値が決定されているもの(以下、容量依存パラメータと表記する)がある。そして、蓄電装置内にも、コンデンサがあるため、1台又は複数台の蓄電装置が装置内コンデンサに並列接続されると、DC/ACインバータのDC端子間に、装置内コンデンサと各蓄電装置内のコンデンサとを合成した合成コンデンサが並列接続されている状態となる。当該状態においても、装置内コンデンサの容量からその値を決
定した容量依存パラメータを使用し続けると、インバータが適正に制御されなくなり、インバータの動作に悪影響を与えてしまう。
一方、本発明の電力変換装置の制御部は、『前記装置内コンデンサと前記DC/ACインバータのDC端子間に並列接続されている各蓄電装置内のコンデンサとを合成した合成コンデンサの容量を特定し、前記複数の制御パラメータの中の少なくとも1つの制御パラメータ(容量依存パラメータ)の値を、特定した容量に応じた値に変更する』ことが出来る。従って、本発明の第1の態様の電力変換装置は、蓄電装置を、インバータの動作に悪影響を与えない形で接続できる装置として機能することになる。
本発明の電力変換装置の制御部としては、具体的な構成が異なる様々なものを採用することが出来る。例えば、電力変換装置に、前記DC/ACインバータのDC端子間に並列接続された1台又は複数台の蓄電装置に関する情報である蓄電装置情報の入力を受け付ける受付手段を付加して、制御部として、前記受付手段により受け付けられた蓄電装置情報に基づき、前記合成コンデンサの容量を特定するものを採用しても良い。なお、蓄電装置情報は、既知情報(装置内コンデンサの容量等)と組み合わせることにより、上記合成コンデンサの容量を算出できる情報でありさえすれば良い。従って、蓄電装置情報は、各蓄電装置内のコンデンサの容量であっても、各蓄電装置の型式を示す情報であっても良い。また、電力変換装置に接続される蓄電装置を同仕様のもの(同容量のコンデンサを備えたもの)に限る場合には、蓄電装置情報として、電力変換装置に接続した蓄電装置の台数を使用することも出来る。
また、本発明の電力変換装置に、前記装置内コンデンサの端子間電圧値と前記DC/ACインバータへの入力電流値とから、前記合成コンデンサの容量を算出することで、前記合成の容量を特定する制御部を採用しても良い。
本発明の電力変換装置に、そのような制御部を採用しておけば、自動的に、容量依存パラメータ(少なくとも1つの制御パラメータ)が、現状(合成コンデンサの容量)に適した値に変更される電力変換装置を得ることが出来る。
本発明の電力変換装置に、前記DC/ACインバータのDC端子間に並列接続された1台又は複数台の蓄電装置に関する情報である蓄電装置情報の入力を受け付ける受付手段を付加し、前記制御部として、前記受付手段により受け付けられた蓄電装置情報に基づき、前記合成コンデンサの容量を特定する第1処理と、前記装置内コンデンサの端子間電圧値と前記DC/ACインバータへの入力電流値とから、前記合成コンデンサの容量を算出する第2処理とを、前記DC/ACインバータの運転制御開始前に行い、前記第1処理で特定された容量に対する前記第2処理で算出された容量の比が所定範囲内の値であった場合には、前記複数の制御パラメータの中の少なくとも1つの制御パラメータの値を、前記第2処理で算出された容量に変更してから、前記DC/ACインバータの運転制御を開始し、そうでなかった場合には、前記DC/ACインバータの運転制御を開始しないものを採用しても良い。
この構成を採用した電力変換装置では、DC/ACインバータの運転制御の開始時に、原則として、容量依存パラメータ(少なくとも1つの制御パラメータ)が、装置内コンデンサの端子間電圧値とDC/ACインバータへの入力電流値とから算出された容量に応じた値に変更される。ただし、ユーザが入力した蓄電装置情報から特定した合成コンデンサの容量と、装置内コンデンサの端子間電圧値及びDC/ACインバータへの入力電流値から算出した合成コンデンサの容量とが大きく異なっていた場合には、DC/ACインバータの運転制御が開始されない。従って、上記構成を採用した電力変換装置は、蓄電装置をインバータの動作に悪影響を与えない形で接続できる装置であると共に、ユーザにより蓄
電装置情報が誤って入力された場合や第2処理により誤った(誤差の大きな)合成コンデンサの容量が算出された場合に、容量依存パラメータが不適切な値に補正されることを防止できる装置として機能する。
なお、第1処理と第2処理とを行う制御部に、前記第1処理で特定された容量と前記第2処理で算出された容量との差が前記所定範囲内の値でなかった場合には、その旨を示す情報を出力する機能を付与しておいても良い。
本発明によれば、蓄電装置を、インバータの動作に悪影響を与えない形で接続(追加)できる電力変換装置を提供することが出来る。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置の構成及び使用形態の説明図である。 図2は、第1実施形態に係る電力変換装置の使用例の説明図である。 図3は、第1実施形態に係る電力変換装置内の制御部が実行する処理の流れ図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係る電力変換装置内の制御部が実行する処理の流れ図である。 図5は、本発明の第3実施形態に係る電力変換装置内の制御部が実行する処理の要部の内容を示す流れ図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
《第1実施形態》
図1に、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置10の構成及び使用形態を示す。
まず、この図1を用いて、本実施形態に係る電力変換装置10の構成及び使用形態を説明する。
本実施形態に係る電力変換装置10は、太陽電池30と系統40とに接続されて使用されるパワーコンディショナである。図示してあるように、電力変換装置10は、DC/DCコンバータ(DC/DC)11と、DC/ACインバータ(INV)12と、一対の蓄電装置接続用端子18と、制御部20と、を備えている。
DC/DCコンバータ11は、太陽電池30からの電圧を所望電圧に変換するための回路である。DC/DCコンバータ11としては、太陽電池30の出力電圧に応じたコンバータ(昇圧コンバータ、降圧コンバータ又は昇降圧コンバータ)が使用される。
DC/ACインバータ12(以下、インバータ12とも表記する)は、DC/DCコンバータ11から出力される直流電力を、系統40と同じ周波数(50Hz又は60Hz)の交流電力に変換するための回路である。図示してあるように、インバータ12のDC端子間(インバータ12の、DC/DCコンバータ11と接続されている方の端子間)には、コンデンサ15が並列に接続されている。また、電力変換装置10内には、インバータ12への入力電力値を測定するための電流センサ22、及び、コンデンサ15の端子間電圧を測定するための電圧センサ23が設けられている。図示は省略してあるが、電力変換装置10の各所には、電流センサ22、電圧センサ23以外の電流センサ、電圧センサも設けられている。
一対の蓄電装置接続用端子18は、蓄電装置を接続するための端子である。図示してあるように、各蓄電装置接続用端子18は、インバータ12の、互いに異なるDC端子と接続されている。
制御部20は、インバータ12から交流電力が出力されるように、DC/DCコンバータ11とインバータ12とを制御するユニットである。制御部20は、プロセッサ(CPU,マイクロコントローラ等)、ゲートドライバ等から構成されており、図示してあるように、制御部20には、電流センサ22、電圧センサ23を含む各種センサの出力が入力されている。また、制御部20には、ユーザが各種設定を行うために操作する操作ユニット25が電気的接続されている。
以下、電力変換装置10についてさらに具体的に説明する。
本実施形態に係る電力変換装置10は、蓄電機能を利用したくなったときに、図2に示したように、何台か(図では、2台)の、所定仕様の蓄電装置35を追加することを想定して開発した装置である。ここで、所定仕様の蓄電装置35とは、装置内のコンデンサの容量C2が既知の蓄電装置のことである。
蓄電装置35の追加は、運転スイッチのOFF、太陽光発電用ブレーカのOFF等により電力変換装置10の動作を停止させてから行われる。ここで、運転スイッチとは、電力変換装置10の筐体に設けられている、電力変換装置10にパワーコンディショナとしての動作を開始させるときに、ユーザが操作する(ONする)スイッチのことである。
蓄電装置35の追加後には、太陽光発電用ブレーカのON等が行われて、電力変換装置10の制御部20が動作する状態(制御部20に電力が供給される状態)が形成される。この状態を形成した後、ユーザは、操作ユニット25を操作することにより、追加した蓄電装置35の台数を制御部20に設定してから、運転スイッチをONする。
制御部20は、運転スイッチがONされると、図3に示した手順の処理を開始するように構成されている。
すなわち、運転スイッチがONされると、制御部20は、まず、設定されている蓄電装置台数に基づき、現コンデンサ容量を特定する(ステップS101)。ここで、現コンデンサ容量とは、コンデンサ15と各蓄電装置35内のコンデンサとを合成した合成コンデンサの容量のことである。すなわち、設定されている蓄電装置台数がNである場合、制御部20は、ステップS101にて、コンデンサ15の容量C1+N×C2を算出して、現コンデンサ容量とする。
次いで、制御部20は、所定の制御パラメータの値を、現コンデンサ容量に応じた値に変更する(ステップS102)。このステップS102で値が変更される制御パラメータは、その値を、コンデンサ15の容量に応じて変更すべき制御パラメータであれば良い。従って、所定の制御パラメータは、例えば、インバータ12内のインダクタ電流のフィードバック制御(PI制御)に用いるP項ゲインであっても良い。
そして、ステップS102の処理を終えた制御部20は、値を変更した制御パラメータを含む複数の制御パラメータを用いてインバータ12及びDC/DCコンバータ11を制御する処理を開始する。
次に、制御部20に上記制御を行わせている理由を説明する。
インバータ12の制御に用いられている制御パラメータの中には、コンデンサ15の容
量に応じてその値が決定されているもの(以下、容量依存パラメータと表記する)がある。蓄電装置35内にもコンデンサがあるため、1台又は複数台の蓄電装置35がコンデンサ15(インバータ12のDC端子間)に並列接続されると、インバータ12のDC端子間に、コンデンサ15と各蓄電装置35内のコンデンサとを合成した合成コンデンサが並列接続されている状態となる。当該状態においても、コンデンサ15の容量からその値を決定した容量依存パラメータを使用し続けると、インバータ12が適正に制御されなり、インバータ12の動作に悪影響を与えてしまう。
蓄電装置35の接続台数が分かれば、当該台数と、蓄電装置35内のコンデンサの容量と、コンデンサ15の容量とから、上記合成コンデンサの容量を算出できる。また、算出した容量から、容量依存パラメータの値をより適切な値に変更することにより、蓄電装置35を追加しても、インバータ12の動作に悪影響を与えないようにすることが出来る。そのため、制御部20に上記制御を行わせているのである。
《第2実施形態》
本発明の第2実施形態に係る電力変換装置は、上記した第1実施形態に係る電力変換装置10の制御部20を、運転スイッチON時に異なる処理を行うように変形したものである。そのため、以下では、第1実施形態の電力変換装置10の説明時に用いたものと同じ符号を用いて、第2実施形態に係る電力変換装置10内の制御部20の機能のみを説明することにする。
本実施形態に係る電力変換装置10の制御部20は、運転スイッチがONされると、図4に示した手順の処理を開始するように構成されている。
すなわち、運転スイッチがONされると、制御部20は、まず、現コンデンサ容量算出処理(ステップS201)を行う。この現コンデンサ容量算出処理は、DC/DCコンバータ11及びインバータ12の制御により、上記した合成コンデンサの容量を算出しやすいように、コンデンサ15の端子間電圧値を時間変化させて、コンデンサ15の端子間電圧値の時間変化パターンから合成コンデンサの容量を算出する処理である。この処理としては、例えば、定電流を供給したときのコンデンサ15の充電速度(コンデンサ15の端子間電圧値の変化速度)を計測する処理や、所定電圧まで充電したコンデンサ15の放電速度を計測する処理を採用することが出来る。
次いで、制御部20は、ステップS202にて、上記したステップS102と同じ処理を行う。そして、ステップS202の処理を終えた制御部20は、値を変更した制御パラメータを含む複数の制御パラメータを用いてインバータ12及びDC/DCコンバータ11を制御する処理を開始する。
すなわち、本実施形態に係る電力変換装置10は、合成コンデンサの容量を実際に測定し、測定した容量から、容量依存パラメータの値をより適切な値に変更する装置となっている。従って、本実施形態に係る電力変換装置10も、第1実施形態に係る電力変換装置10と同様に、蓄電装置35を追加してもインバータ12の動作に悪影響が与えない装置として機能する。
《第3実施形態》
本発明の第3実施形態に係る電力変換装置は、上記した第1実施形態に係る電力変換装置10の制御部20を、運転スイッチON時に異なる処理を行うように変形したものである。そのため、以下では、第1実施形態の電力変換装置10の説明時に用いたものと同じ符号を用いて、第2実施形態に係る電力変換装置10内の制御部20の機能のみを説明することにする。
本実施形態に係る電力変換装置10の制御部20は、運転スイッチがONされると、図5に示した手順の処理を開始するように構成されている。
すなわち、運転スイッチがONされると、制御部20は、現コンデンサ容量算出処理(ステップS301)を行う。この現コンデンサ容量算出処理は、上記したステップS201の現コンデンサ容量算出処理と同じものである。次いで、制御部20は、設定されている蓄電装置台数に基づき現コンデンサ容量を特定する処理(ステップS302)を行う。この処理は、上記したステップS101の処理と同じものである。
その後、制御部20は、ステップS302の処理で特定された容量に対する、現コンデンサ容量算出処理で算出された容量の比が、所定範囲内の値であるか否かを判断する(ステップS302)。ここで、所定範囲とは、1近傍の範囲(例えば、0.9〜1.1や、0.8〜1.2)のことである。
上記2容量の比が所定範囲内の値であった場合(ステップS303;YES)、制御部20は、所定の制御パラメータの値を現コンデンサ容量算出処理で算出された現コンデンサ容量に応じた値に変更する(ステップS304)。そして、制御部20は、値を変更した制御パラメータを含む複数の制御パラメータを用いてインバータ12及びDC/DCコンバータ11を制御する処理を開始する。
一方、上記2容量の比が所定範囲内の値ではなかった場合(ステップS303;YES)、制御部20は、蓄電装置35の台数から推定されるコンデンサ容量と、現コンデンサ容量算出処理にて算出されたコンデンサ容量とが大きく異なっている旨のエラー情報を出力する(ステップS305)。このステップにおけるエラー情報の出力先/出力方法は、特に限定されない。ステップS305では、例えば、操作ユニット25が備えるディスプレイに、エラーメッセージを表示させる処理が行われる。そして、ステップS305の処理を終えた制御部20は、蓄電装置35の台数が入力し直されること等を待機する状態に移行する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る電力変換装置10は、現コンデンサ容量算出処理で算出された現コンデンサ容量の正当性を、ユーザによって設定された蓄電装置35の台数で確認するように、第2実施形態に係る電力変換装置10を変形した装置となっている。
従って、本実施形態に係る電力変換装置10は、蓄電装置35をインバータの動作に悪影響を与えない形で接続できる装置であると共に、ユーザにより蓄電装置35の台数が誤って入力された場合や現コンデンサ容量算出処理により誤った(誤差の大きな)容量が算出された場合に、容量依存パラメータが不適当な値に補正されることを防止できる装置となっていると言うことが出来る。
《変形形態》
上記した各実施形態に係る電力変換装置10は、各種の変形を行えるものである。例えば、各実施形態に係る電力変換装置10を、ステップS101、S201、S301の処理の実行前に、DC/DCコンバータ11及びインバータ12の制御が開始される装置に変形することが出来る。各実施形態に係る電力変換装置10を、常時、合成コンデンサの容量を特定又は算出し、容量依存パラメータを、特定又は算出した容量に応じた値に変更する装置に変形することも出来る。また、各実施形態に係る電力変換装置10を、DC/DCコンバータ11を有さない装置に変形しても良い。なお、電力変換装置10を、DC/DCコンバータ11を有さないパワーコンディショナに変形する場合には、蓄電装置接
続用端子18を省略して、太陽電池30の接続端子に蓄電装置35を接続するようにしても良い。
第1、第2実施形態に係る電力変換装置10を、接続されている蓄電装置35の台数ではなく、接続されている各蓄電装置35内のコンデンサの容量や、接続されている各蓄電装置35の型式を設定する装置に変形しても良い。そのような情報を入力するための機器が、操作ユニット25以外の機器(例えば、制御部20と無線通信可能な装置や、電力変換装置10の筐体に設けられた操作パネル)であっても良いことは当然のことである。
10 電力変換装置
11 DC/DCコンバータ
12 AC/DCコンバータ
15 コンデンサ
18 蓄電装置接続用端子
20 制御部
25 操作ユニット

Claims (3)

  1. 蓄電装置を接続可能な電力変換装置であって、
    DC/ACインバータと、
    前記DC/ACインバータのDC端子間に並列接続された装置内コンデンサと、
    複数の制御パラメータを用いて前記DC/ACインバータを制御する制御部と、
    前記DC/ACインバータのDC端子間に並列接続された1台又は複数台の蓄電装置に関する情報である蓄電装置情報の入力を受け付ける受付手段と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記装置内コンデンサと前記DC/ACインバータのDC端子間に並列接続されている各蓄電装置内のコンデンサとを合成した合成コンデンサの容量を特定し、前記複数の制御パラメータの中の少なくとも1つの制御パラメータの値を、特定した容量に応じた値に変更し、
    前記受付手段により受け付けられた蓄電装置情報に基づき、前記合成コンデンサの容量を特定する第1処理と、前記装置内コンデンサの端子間電圧値と前記DC/ACインバータへの入力電流値とから、前記合成コンデンサの容量を算出する第2処理とを、前記DC/ACインバータの運転制御開始前に行い、
    前記第1処理で特定された容量に対する前記第2処理で算出された容量の比が所定範囲内の値であった場合には、前記複数の制御パラメータの中の少なくとも1つの制御パラメータの値を、前記第2処理で算出された容量に変更してから、前記DC/ACインバータの運転制御を開始し、前記比が前記所定範囲内の値でなかった場合には、前記DC/ACインバータの運転制御を開始しない
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記蓄電装置情報が、前記DC/ACインバータのDC端子間に並列接続された蓄電装置の台数である
    ことを特徴とする請求項に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御部は、
    前記比が前記所定範囲内の値でなかった場合には、前記比が前記所定範囲内の値でなかったことを示す情報を出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
JP2016219525A 2016-11-10 2016-11-10 電力変換装置 Active JP6693390B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016219525A JP6693390B2 (ja) 2016-11-10 2016-11-10 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016219525A JP6693390B2 (ja) 2016-11-10 2016-11-10 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018078740A JP2018078740A (ja) 2018-05-17
JP6693390B2 true JP6693390B2 (ja) 2020-05-13

Family

ID=62149435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016219525A Active JP6693390B2 (ja) 2016-11-10 2016-11-10 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6693390B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3949350B2 (ja) * 2000-04-24 2007-07-25 三菱電機株式会社 連系装置
WO2002037663A1 (en) * 2000-10-27 2002-05-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Servocontrol system
GB2407218B (en) * 2003-03-17 2005-11-02 Mitsubishi Electric Corp Inverter device
JP6443047B2 (ja) * 2014-03-27 2018-12-26 ダイキン工業株式会社 電力変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018078740A (ja) 2018-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6334037B2 (ja) 電力変換装置、電力変換装置の制御方法、及び電力変換システム
JP6643678B2 (ja) スイッチング電源装置
JP6158628B2 (ja) 電源機器判定装置、電源機器判定方法及び電力変換装置
JP6384336B2 (ja) 単独運転検出装置、制御装置、パワーコンディショナ、電源システムおよび単独運転検出方法
WO2016084388A1 (ja) 電力制御装置、電力供給システム及び電力供給システムの制御方法
JP6170183B2 (ja) 電力制御システム及び電力制御システムの制御方法
JP6251288B2 (ja) 電力制御システム、電力制御装置及び電力制御システムの制御方法
WO2014083788A1 (ja) 双方向コンバータ
JP6376997B2 (ja) 電力システムおよび電力システムの制御方法
JP6494252B2 (ja) パワーコンディショナ、電力システム、パワーコンディショナの制御方法
JP2012100487A (ja) 電力系統安定化装置
JP5942171B2 (ja) 車載用充電装置
JP6693390B2 (ja) 電力変換装置
JPWO2016024406A1 (ja) 電力供給機器、電力供給システム、および電力供給方法
JP6216066B2 (ja) 電力制御システムの制御方法、電力制御システム、及び電力制御装置
JP5126511B2 (ja) 充電装置及び充電方法
WO2018212135A1 (ja) コントローラ、蓄電システムおよびプログラム
JP2012213319A (ja) 車載用充電装置
JP2017028883A (ja) 蓄電システム及び蓄電池制御方法
JP6102761B2 (ja) 充電装置および充電方法
JP2014192966A (ja) 電源装置
JP2018196295A (ja) コントローラ、蓄電システムおよびプログラム
JP6415201B2 (ja) パワーコンディショナ
JP6629683B2 (ja) 発電システム及びその制御方法
JP2017011825A (ja) 電力供給システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6693390

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250