JP6629683B2 - 発電システム及びその制御方法 - Google Patents

発電システム及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6629683B2
JP6629683B2 JP2016127638A JP2016127638A JP6629683B2 JP 6629683 B2 JP6629683 B2 JP 6629683B2 JP 2016127638 A JP2016127638 A JP 2016127638A JP 2016127638 A JP2016127638 A JP 2016127638A JP 6629683 B2 JP6629683 B2 JP 6629683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power generation
generation device
fuel cell
generated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016127638A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018007335A (ja
Inventor
哲也 竹中
哲也 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2016127638A priority Critical patent/JP6629683B2/ja
Publication of JP2018007335A publication Critical patent/JP2018007335A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6629683B2 publication Critical patent/JP6629683B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

本発明は、発電システム及びその制御方法に関する。
近年、供給電力を安定化させるために、複数の発電装置を備える発電システムを、需要家施設に設置させることが普及しつつある。このような発電システムでは、発電装置から商用電力系統(以下「電力系統」と略記する)へ逆潮流する電流を検出するために、逆潮流検出用の電流センサが設置される。
コストを削減するために及び電流センサを設置するスペースを削減するために、電流センサの数は、少ない方がよい。そこで、複数の発電装置を備える発電システムにおいて、1つの電流センサを複数の発電装置で共有することで、電流センサの数を1つにする発電システムが開示されている(特許文献1)。
特開2016−19431号公報
ところで、電流センサによって逆潮流を検出した際は、逆潮流を迅速に低減させることが望まれる。1つの電流センサを複数の発電装置で共有する発電システムでも、1つの電流センサによって逆潮流を検出した際に、複数の発電装置の出力電力を迅速に変動させ、逆潮流を迅速に低減させることが望まれる。
かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、出力電力を迅速に変動させることができる発電システムを提供することにある。
本発明の一実施形態に係る発電システムは、第1発電装置と、該第1発電装置と負荷との間に設置される第2発電装置と、電力系統と前記第1発電装置との間に設置される電流センサとを備える。前記第1発電装置は、前記電流センサから取得した電流値に基づき、前記第1発電装置の第1発電電力が、前記第2発電装置の第2発電電力以上となるように、前記第1発電電力及び前記第2発電電力を決定し、さらに、第1信号経路を経由して決定した前記第2発電電力で発電するよう前記第2発電装置に指示する第1制御部を備える。前記第2発電装置は、前記第1信号経路を経由して前記指示を取得すると、前記第2発電電力で発電するように制御する第2制御部を備える。前記第1制御部は、前記電流値によって前記電力系統への逆潮流電力を検出した際に、前記第1発電電力が前記逆潮流電力よりも大きい場合、前記第1発電電力を低減させる。
本発明の一実施形態に係る発電システムは、第1発電装置と、該第1発電装置と負荷との間に設置される第2発電装置と、電力系統と前記第1発電装置との間に設置される電流センサとを備える。前記第1発電装置は、前記電流センサから取得した電流値に基づき、前記第1発電装置の第1発電電力が、前記第2発電装置の第2発電電力以上となるように、前記第1発電電力及び前記第2発電電力を決定し、さらに、第1信号経路を経由して決定した前記第2発電電力で発電するよう前記第2発電装置に指示する第1制御部を備える。前記第2発電装置は、前記第1信号経路を経由して前記指示を取得すると、前記第2発電電力で発電するように制御する第2制御部を備える。前記第1制御部は、前記電流値によって前記電力系統への逆潮流電力を検出した際に、前記第1発電電力が前記逆潮流電力よりも小さい場合、前記第2発電装置からの電力出力を停止させる信号を、前記第1信号経路とは異なる第2信号経路を経由して前記第2発電装置に送信する。
また、本発明の一実施形態に係る発電システムの制御方法は、第1発電装置と、該第1発電装置と負荷との間に設置される第2発電装置と、電力系統と前記第1発電装置との間に設置される電流センサとを備える発電システムの制御方法である。該制御方法は、前記第1発電装置によって、前記電流センサから取得した電流値に基づき、前記第1発電装置の第1発電電力が、前記第2発電装置の第2発電電力以上となるように、前記第1発電電力及び前記第2発電電力を決定するステップと、前記第1発電装置によって、決定した前記第2発電電力で発電するように、第1信号経路を経由して前記第2発電装置に指示を送信するステップと、前記第2発電装置によって、前記第1信号経路を経由して前記指示を取得すると、前記第2発電電力で発電させるステップと、前記第1発電装置によって、前記電流値により前記電力系統への逆潮流電力を検出した際に、前記第1発電電力が前記逆潮流電力よりも大きい場合、前記第1発電電力を低減させるステップとを含む。
本発明の一実施形態に係る発電システムの制御方法は、第1発電装置と、該第1発電装置と負荷との間に設置される第2発電装置と、電力系統と前記第1発電装置との間に設置される電流センサとを備える発電システムの制御方法である。該制御方法は、前記第1発電装置によって、前記電流センサから取得した電流値に基づき、前記第1発電装置の第1発電電力が、前記第2発電装置の第2発電電力以上となるように、前記第1発電電力及び前記第2発電電力を決定するステップと、前記第1発電装置によって、決定した前記第2発電電力で発電するように、第1信号経路を経由して前記第2発電装置に指示を送信するステップと、前記第2発電装置によって、前記第1信号経路を経由して前記指示を取得すると、前記第2発電電力で発電させるステップと、前記第1発電装置によって、前記電流値により前記電力系統への逆潮流電力を検出した際に、前記第1発電電力が前記逆潮流電力よりも小さい場合、前記第2発電装置からの電力出力を停止させる信号を、前記第1信号経路とは異なる第2信号経路を経由して前記第2発電装置に送信するステップとを含む。
本発明の実施形態に係る発電システム及びその制御方法によれば、出力電力を迅速に変動させることができる。
本発明の一実施形態に係る発電システムの概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る発電システム内の各燃料電池装置の出力電力及び負荷の消費電力の一例を示す図である。 発電システム内の各燃料電池装置の出力電力及び負荷の消費電力の図2に示す状態からの変化の一例を示す図である。 発電効率を考慮して第1発電電力及び第2発電電力を決定した場合の各燃料電池装置の出力電力の図3に示す状態からの変化の一例を示す図である。 劣化の進行度合いを同等にすることを考慮して第1発電電力及び第2発電電力を決定した場合の各燃料電池装置の出力電力の図3に示す状態からの変化の一例を示す図である。 発電システム内の各燃料電池装置の出力電力及び負荷の消費電力の図2に示す状態からの変化の一例を示す図である。 発電システム内の各燃料電池装置の出力電力及び負荷の消費電力の図6に示す状態からの変化の一例を示す図である。 比較例に係る発電システム内の各燃料電池装置の出力電力及び負荷の消費電力の一例を示す図である。 比較例に係る発電システム内の各燃料電池装置の出力電力及び負荷の消費電力の図8に示す状態からの変化の一例を示す図である。 比較例に係る発電システム内の各燃料電池装置の出力電力及び負荷の消費電力の図9に示す状態からの変化の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る発電システムの動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下では、特許請求の範囲における「発電装置」を燃料電池装置であるものとして説明するが、これに限定されない。電流センサと通信できる発電装置であれば燃料電池装置以外の発電装置でもよく、例として、蓄電装置、ガスタービン発電装置及び風力発電装置等が挙げられる。
[システム構成]
図1に示す発電システム100は、需要家施設に設置されるものであり、電力系統300に接続され、負荷200に電力を供給する。図1において、各機能ブロックを結ぶ実線は電力線を示し、破線は制御線及び信号線を示す。制御線及び信号線が示す接続は、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。
負荷200は、需要家施設に設置される電気機器等である。負荷200は、任意の数の電気機器等であってもよい。負荷200は、発電システム100又は電力系統300から供給される電力を消費する。
発電システム100は、電流センサ10と、燃料電池装置(第1発電装置)20と、燃料電池装置(第2発電装置)30,40とを備える。なお、図1に示す発電システム100は、3つの燃料電池装置20,30,40を備えているが、発電システム100が備える燃料電池装置の数はこれに限定されず、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。また、燃料電池装置20,30,40内では、電力線、制御線及び信号線は図示を省略している。
また、本実施形態では、発電システム100が備える複数の燃料電池装置のうち、1つの燃料電池装置がマスタに設定され、その他の燃料電池装置がスレーブに設定される。本実施形態では、図1に示すように、燃料電池装置20がマスタに設定され、燃料電池装置30,40がスレーブに設定されているものとする。
電流センサ10は、例えばCT(Current Transformer)として構成され、電力系統300と燃料電池装置20との間に設置される。電流センサ10は、電力系統300から発電システム100へ流れる電流(順潮流)の値及び発電システム100から電力系統300へ流れる電流(逆潮流)の値を検出する。電流センサ10は、検出した電流値を、マスタである燃料電池装置20に送信する。
燃料電池装置20,30,40は、固体酸化物形燃料電池装置(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)及び固体高分子形燃料電池装置(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)等である。
マスタである燃料電池装置20は、電流センサ10から取得した電流値に基づき、燃料電池装置20,30,40全体の発電電力が、負荷200の消費電力に追従するように、燃料電池装置20,30,40のそれぞれの発電電力を決定する。マスタである燃料電池装置20は、スレーブである燃料電池装置30,40に対し、決定した発電電力で発電するよう指示する。燃料電池装置20は、発電部21と、補機部22と、電力変換部23と、通信部24と、記憶部25と、制御部(第1制御部)26とを備える。
発電部21は、補機部22から供給される燃料(例えば、所定割合で配合されたガス、空気及び改質水)によって電気化学反応を生起させ、直流電力を発電する。発電部21は、発電した直流電力を、電力変換部23に供給する。
補機部22は、発電部21を発電させるために必要な周辺機器であり、例えば、ガス処理部、空気処理部及び改質水処理部等を含む。
電力変換部23は、発電部21から供給される直流電力を交流電力に変換する。電力変換部23は、変換後の交流電力を負荷200に供給する。
通信部24は、通信経路(第1信号経路)を経由して、燃料電池装置30,40と通信する。また、通信部24は、電流センサ10と通信する。
記憶部25は、燃料電池装置20の処理に必要な情報及び燃料電池装置20の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを記憶している。
制御部26は、燃料電池装置20全体を制御及び管理するものであり、例えばプロセッサ等である。
制御部26は、電流センサ10が検出した電流値を、通信部24を介して取得する。制御部26は、取得した電流値に基づき、負荷200の消費電力に追従するように、マスタである燃料電池装置20の発電電力(以下「第1発電電力」という)及びスレーブである各燃料電池装置30,40の発電電力(以下「第2発電電力」という)を決定する。なお、制御部26は、スレーブである各燃料電池装置30,40に対して、それぞれ異なる第2発電電力を決定してもよい。従って、本実施形態では、便宜的に、制御部26によって燃料電池装置30に対して決定される第2発電電力を「第2発電電力A」と表記し、制御部26によって燃料電池装置40に対して決定される第2発電電力を「第2発電電力B」と表記する。
制御部26は、第1発電電力及び第2発電電力A,Bを決定すると、自装置(燃料電池装置20)においては、決定した第1発電電力で発電するように、電力変換部23等を制御する。また、制御部26は、スレーブである燃料電池装置30に対して、通信部24を介し、通信経路を経由して、決定した第2発電電力Aで発電するように指示する。また、スレーブである燃料電池装置40に対して、通信部24を介し、通信経路を経由して、決定した第2発電電力Bで発電するように指示する。この通信経路は、例えば、無線経路である。また、この通信経路における通信は、所定の通信プロトコルによって規定されている。
また、制御部26は、スレーブである燃料電池装置30からの電力出力を可能にする際は、燃料電池装置30からの電力出力を可能にするためのデジタル信号“H”を、信号経路(第2信号経路)Aを経由して、燃料電池装置30に出力する。また、制御部26は、スレーブである燃料電池装置30からの電力出力を停止させる際は、燃料電池装置30からの電力出力を停止させるためのデジタル信号“L”を、信号経路Aを経由して、燃料電池装置30に出力する。同様に、制御部26は、スレーブである燃料電池装置40からの電力出力を可能にする際は、燃料電池装置40からの電力出力を可能にするためのデジタル信号“H”を、信号経路(第2信号経路)Bを経由して、燃料電池装置40に出力する。また、制御部26は、スレーブである燃料電池装置40からの電力出力を停止させる際は、燃料電池装置40からの電力出力を停止させるためのデジタル信号“L”を、信号経路Bを経由して、燃料電池装置30に出力する。
ここで、信号経路A,Bは、通信経路のような発電電力等の運転情報を伝搬する通信とは異なり、単に“H”又は“L”となるデジタル信号を伝搬する経路である。そのため、信号経路Aは、燃料電池装置20と燃料電池装置30とを接続する有線経路であってよく、同様に、信号経路Bは、燃料電池装置20と燃料電池装置40とを接続する有線経路であってよい。さらに、信号経路A,Bにおけるデジタル信号の伝搬では、制御部26による所定の通信プロトコルに関する処理を行わなくてもよい。従って、信号経路A,Bにおけるデジタル信号の伝搬速度は、通信経路における通信速度よりも、高速となる。制御部26の処理の詳細については後述する。
スレーブである燃料電池装置30,40は、マスタである燃料電池装置20からの指示に基づき、電力を発電する。燃料電池装置30は、発電部31と、補機部32と、電力変換部33と、通信部34と、記憶部35と、制御部(第2制御部)36とを備える。また、燃料電池装置40は、発電部41と、補機部42と、電力変換部43と、通信部44と、記憶部45と、制御部(第2制御部)46とを備える。このように、燃料電池装置30,40は、燃料電池装置20と同様の構成を採用することができるが、そのような構成に限定されるものではなく、それぞれ種々の構成を採用してもよい。以下の説明においては、燃料電池装置20,30,40は、同様の構成であるものとする。
燃料電池装置30の発電部31、補機部32、電力変換部33及び記憶部35は、燃料電池装置20の発電部21、補機部22、電力変換部23及び記憶部35と同様の機能であるため、説明を省略する。同様に、燃料電池装置40の発電部41、補機部42、電力変換部43及び記憶部45は、燃料電池装置20の発電部21、補機部22、電力変換部23及び記憶部25と同様の機能であるため、説明を省略する。
通信部34は、燃料電池装置20,40と通信する。通信部44は、燃料電池装置20,30と通信する。
制御部36は、燃料電池装置30全体を制御及び管理するものであり、例えばプロセッサにより構成することができる。制御部36は、燃料電池装置20から、通信部34を介し通信経路を経由して、第2発電電力Aで発電するよう指示を取得すると、指示された第2発電電力Aで発電するように、電力変換部33等を制御する。同様に、制御部46は、燃料電池装置20から、通信部44を介し通信経路を経由して、第2発電電力Bで発電するよう指示を取得すると、指示された第2発電電力Bで発電するように、電力変換部43等を制御する。
また、制御部36は、燃料電池装置20から、デジタル信号“H”を、信号経路Aを経由して取得すると、燃料電池装置30からの電力出力を可能にするために、電力変換部33を起動させる。同様に、制御部46は、燃料電池装置20から、デジタル信号“H”を、信号経路Bを経由して取得すると、燃料電池装置40からの電力出力を可能にするために、電力変換部43を起動させる。
また、制御部36は、燃料電池装置20から、デジタル信号“L”を、信号経路Aを経由して取得すると、燃料電池装置30からの電力出力を停止させるために、電力変換部33を停止させる。同様に、制御部46は、燃料電池装置20から、デジタル信号“L”を、信号経路Bを経由して取得すると、燃料電池装置40からの電力出力を停止させるために、電力変換部43を停止させる。
以下、マスタである燃料電池装置20の制御部26の処理の詳細について説明する。なお、以後の説明において、燃料電池装置20,30,40の定格電力は3kWであるものとする。
制御部26は、電流センサ10から取得した電流値に基づき、逆潮流電力を生じさせないように、かつ第1発電電力が第2発電電力A,B以上(第1発電電力≧第2発電電力A,B)となるように、第2発電電力A,B及び第1発電電力を決定する。なお、逆潮流電力は、電流センサ10から取得される電流値と、電力系統300の電圧値とを乗算することで算出される。制御部26は、自装置に対しては、決定した第1発電電力で発電するように、電力変換部23等を制御する。また、制御部26は、スレーブである燃料電池装置30,40に対しては、通信部24を介し通信経路を経由して、それぞれ、決定した第2発電電力A,Bで発電するように指示する。この制御による燃料電池装置20,30,40の出力電力の一例を、図2を用いて説明する。
図2に、発電システム100内の各燃料電池装置20、30,40の出力電力及び負荷200の消費電力の一例を示す。図2の例では、負荷200の消費電力が7kWである。そのため、制御部26は、負荷200の消費電力7kWに対して逆潮流電力を生じさせないように、かつ第1発電電力が第2発電電力A,B以上となるように、第1発電電力を3kW、第2発電電力Aを3kW及び第2発電電力Bを1kWに決定している。この決定により、燃料電池装置20からの出力電力は3kWとなり、燃料電池装置30からの出力電力は3kWとなり、燃料電池装置40からの出力電力は1kWとなっている。さらに、図2の例では、燃料電池装置30,40からの電力出力を可能にするために、制御部26によって、デジタル信号“H”が、それぞれ、信号経路Aを経由して燃料電池装置30に出力され、信号経路Bを経由して燃料電池装置40に出力されている。
燃料電池装置は、一般に、定格電力で定格運転を行うと、発電効率が高くなる。従って、制御部26は、「第1発電電力≧第2発電電力A,B」の関係を満たしつつ、定格電力で定格運転を行うように、第1発電電力及び第2発電電力A,Bを決定してもよい。図2の例では、制御部26によって、燃料電池装置20の第1発電電力及び燃料電池装置30の第2発電電力Aが定格電力3kWと同一値に決定されている。これにより、燃料電池装置20,30は、定格電力で定格運転を行うことができるため、燃料電池装置20,30の発電効率を高めることができる。これに対し、燃料電池装置の発電効率よりも、発電システム100の寿命を延ばすために、各燃料電池装置20,30,40の劣化の進行度合いが同等となるよう考慮して、第1発電電力及び第2発電電力A,Bを決定してもよい。この場合、制御部26は、「第1発電電力≧第2発電電力A,B」の関係を満たしつつ、各燃料電池装置20,30,40の発電電力が同等となるように、第1発電電力及び第2発電電力A,Bを決定する。このとき、図2の例では、制御部26は、第1発電電力を2.4kW、第2発電電力Aを2.3kW、第2発電電力Bを2.3kWに決定してもよい。これにより、燃料電池装置20,30,40の発電電力は同等となるため、燃料電池装置20,30,40の劣化の進行度合いは同等となる。
また、制御部26は、負荷200の消費電力が低下した際は、電流センサ10から取得した電流値によって、電力系統300への逆潮流電力が生じていることを検出する。その場合、制御部26は、第1発電電力の方が、電力系統300への逆潮流電力よりも大きいか否か判定する。
制御部26は、電力系統300への逆潮流電力を検出した際に、第1発電電力の方が逆潮流電力よりも大きいと判定した場合、第1発電電力を低減させるよう制御し、電力系統300への逆潮流電力を低減させる。この制御による燃料電池装置20,30,40の出力電力の変化の一例を、図3を用いて説明する。
図3に、発電システム100内の各燃料電池装置20、30,40の出力電力及び負荷200の消費電力の図2に示す状態からの変化の一例を示す。図3の例では、負荷200の消費電力が図2に示す7kWから、6.6kWに低下している。このため、負荷200の消費電力が低下したことで生じる逆潮流電力は0.4kWとなる。従って、制御部26は、燃料電池装置20の図2に示す第1発電電力3kWの方が、逆潮流電力0.4kWよりも大きいと判定する。そのため、制御部26は、第1発電電力を低減させるよう制御し、電力系統300への逆潮流電力を低減させる。この制御部26の制御によって、図3の例では、第1発電電力は2.6kWに低減され、これにより、電力系統300への逆潮流電力は0kWと低減されている。
このように、制御部26は、電力系統300への逆潮流電力を検出した際に、第1発電電力の方が逆潮流電力よりも大きいと判定した場合、自装置の第1発電電力を低減させて対処する。つまり、制御部26は、通信経路を経由してスレーブである燃料電池装置30,40に発電電力を低減するよう指示するのではなく、自装置の発電電力を低減させる。これにより、通信経路における通信にかかる時間を削減することができるため、逆潮流電力を検出した際に、発電システム100からの出力電力を迅速に低下させることができる。
制御部26は、電力系統300への逆潮流電力を低減させた後、再び、第1発電電力が第2発電電力A,B以上となるように、第1発電電力及び第2発電電力A,Bを決定する。この制御において、制御部26は、発電効率を考慮して第1発電電力及び第2発電電力A,Bを決定してもよいし、各燃料電池装置20,30,40の劣化の進行度合いを同等にすることを考慮して第1発電電力及び第2発電電力A,Bを決定してもよい。以下、発電効率を考慮した場合の燃料電池装置20,30,40の出力電力の変化の一例について図4を用いて説明し、劣化の進行度合いを同等にすることを考慮した場合の燃料電池装置20,30,40の出力電力の変化の一例について図5を用いて説明する。
図4に、発電効率を考慮して第1発電電力及び第2発電電力A,Bを決定した場合の各燃料電池装置20、30,40の出力電力の図3に示す状態からの変化の一例を示す。図4の例では、制御部26によって、燃料電池装置20の第1発電電力及び燃料電池装置30の第2発電電力Aが定格電力3kWと同一値に決定されている。これにより、燃料電池装置20,30は、定格電力で定格運転を行うことができるため、燃料電池装置20,30の発電効率を高くすることができる。
図5に、劣化の進行度合いを同等にすることを考慮して第1発電電力及び第2発電電力A,Bを決定した場合の各燃料電池装置20、30,40の出力電力の図3に示す状態からの変化の一例を示す。図5の例では、制御部26によって、燃料電池装置20の第1発電電力が2.2kWと決定され、燃料電池装置30の第2発電電力Aが2.2kWと決定され燃料電池装置40の第2発電電力Bが2.2kWと決定されている。これにより、燃料電池装置20,30,40の発電電力が同等となるため、燃料電池装置20,30,40の劣化の進行度合いは同等となる。
一方、制御部26は、電力系統300への逆潮流電力を検出した際に、第1発電電力の方が逆潮流電力よりも小さいと判定した場合、スレーブである燃料電池装置30,40からの電力出力を停止させる。このとき、制御部26は、逆潮流電力の値に応じて、燃料電池装置30又は40の何れか1つの燃料電池装置からの電力出力を停止させるか、燃料電池装置30及び40の両方の燃料電池装置からの電力出力を停止させる。制御部26は、燃料電池装置30からの電力出力を停止させる場合は、燃料電池装置30からの電力出力を停止させるためのデジタル信号“L”を、信号経路Aを経由して、燃料電池装置30に出力する。同様に、制御部26は、燃料電池装置40からの電力出力を停止させる場合は、燃料電池装置40からの電力出力を停止させるためのデジタル信号“L”を、信号経路Bを経由して、燃料電池装置40に出力する。この制御による燃料電池装置20,30,40の出力電力の変化の一例について図6を用いて説明する。
図6に、発電システム内の各燃料電池装置の出力電力及び負荷の消費電力の図2に示す状態からの変化の一例を示す図である。図6の例では、負荷200の消費電力が、図2に示す7kWから図6に示す2kWへと、大幅に減っている。このため、負荷200の消費電力が低下したことで生じる逆潮流電力は5kWとなる。従って、制御部26は、燃料電池装置20の図2に示す第1発電電力3kWの方が、逆潮流電力5kWよりも小さいと判定する。また、逆潮流電力5kWは、図2に示す燃料電池装置30,40の電力出力の合計4kWよりも大きい。そのため、制御部26は、燃料電池装置30及び40の両方の燃料電池装置からの電力出力を停止させるためのデジタル信号“L”を燃料電池装置30,40に出力し、燃料電池装置30,40からの電力出力を停止させている。
上述のように、制御部26は、燃料電池装置30,40からの電力出力を停止させる際は、信号経路A,Bにおいて単に“L”となるデジタル信号を出力すればよく、所定の通信プロトコルに関する処理を行わなくてもよい。つまり、信号経路A,Bにおけるデジタル信号“L”の伝搬速度は、通信経路における通信速度よりも、高速である。従って、図6の例のように負荷200の消費電力が大幅に低下した場合、本実施形態では、“L”となるデジタル信号を出力し、燃料電池装置30,40からの電力出力を停止させることで、発電システム100からの出力電力を迅速に低下させることができる。
なお、図6では、燃料電池装置30及び40の両方の燃料電池装置からの電力出力を停止させても、依然として1kWの逆潮流電力が生じている。このように、燃料電池装置30及び40の両方の燃料電池装置からの電力出力を停止させても、依然として逆潮流電力が生じる場合、制御部26は、自装置での発電電力である第1発電電力を低減するよう制御する。この制御による燃料電池装置20,30,40の出力電力の変化の一例について図7を用いて説明する。
図7に、発電システム内の各燃料電池装置の出力電力及び負荷の消費電力の図6に示す状態からの変化の一例を示す図である。図7の例では、第1発電電力は3kW(図6参照)から2kWに低減されている。これにより、電力系統300への逆潮流電力は0kWになっている。
このように、本実施形態では、燃料電池装置30,40の両方の燃料電池装置からの電力出力を停止させても、依然として逆潮流電力が生じる場合には、制御部26によって第1発電電力を低減させて、電力系統300への逆潮流電力を低減させている。ここで、燃料電池装置では、出力電力を低減させる際は、出力電力を増加させる際とは異なり、要する時間が少なくて済む。これは、燃料電池装置では、出力電力を増加させる際は、発電部に含まれるセルスタックへの負荷を軽減するために、時間をかけて発電量を上げていかなければならないのに対し、出力電力を低減させる際は、単に電力変換部を停止させればよいためである。つまり、本実施形態に係る発電システム100では、燃料電池装置20からの電力出力を低減させることで、時間をかけずに図6に示す状態から図7に示す状態に移行することができる。そのため、本実施形態に係る発電システム100では、時間をかけずに逆潮流電力を低減させることができる。以下、この効果を、比較例を用いて説明する。
(比較例)
図8に、比較例に係る発電システム100a内の各燃料電池装置20a、30a,40aの出力電力及び負荷200の消費電力の一例を示す。図7の例でも、図2の例と同様に、負荷200の消費電力は、7kWである。しかしながら、図7の例では、図2の例とは異なり、第1発電電力が第2発電電力A,B未満となるように、第1発電電力及び第2発電電力A,Bが決定されている。つまり、マスタである燃料電池装置20の出力電力は1kWであり、スレーブである燃料電池装置30,40の出力電力は、それぞれ、3kWとなっている。
次に、図8に示す状態において、図6の例と同様に、負荷200の消費電力が2kWに大幅に低下し逆潮流電力が発生したため、燃料電池装置30a,40aからの電力出力を停止させた状態を、図9に示す。図9では、図6の例と同様に、燃料電池装置20aから燃料電池装置30a,40aに対し、デジタル信号“L”が出力され、燃料電池装置30a,40aからの電力出力が停止させられている。しかしながら、図9の例では、図7の例とは異なり、電力系統300から発電システム100aへ、1kWの順潮流電力が生じている。この順潮流電力を低減させるために、燃料電池装置20aは、出力電力を1kWから2kWに増加させる。この際の発電システム100a内の燃料電池装置20a,30a,40aの出力電力及び負荷200の消費電力の一例を図10に示す。
図10に、比較例に係る発電システム100a内の各燃料電池装置20a,30a,40aの出力電力及び負荷200の消費電力の図9に示す状態からの変化の一例を示す。図10の例では、燃料電池装置20aの出力電力が2kWに増加され、順潮流電力が0kWとなっている。
上述のように、燃料電池装置では、出力電力を増加させる際は、出力電力を低減させる際とは異なり、時間がかかる。従って、比較例に係る発電システム100aでは、時間をかけて図9に示す状態から図10に示す状態に移行する。そのため、比較例に係る発電システム100aでは、図9に示すような順潮流電力が生じている時間、つまり、電力会社(電力系統300)から電力を買っている時間が長くなる。従って、比較例に係る発電システム100aでは、負荷200の消費電力の低下によって発生する逆潮流電力を低減させる際に、多くの電力を買電することになる。そのため、比較例に係る発電システム100aでは、効率良く逆潮流電力を低減させることができない。これに対し、本実施形態に係る発電システム100では、時間をかけずに、図6に示す状態から図7に示す状態に移行する。従って、本実施形態に係る発電システム100では、比較例のように多くの電力を買電しなくてもよいため、効率良く逆潮流電力を低減させることができる。
[システム動作]
本発明の一実施形態に係る発電システム100の動作の一例について、図11を用いて説明する。
マスタである燃料電池装置20では、制御部26が、電流センサ10が検出した電流値を、通信部24を介して取得する。制御部26は、取得した電流値に基づき、逆潮流電力を生じさせないように、かつ第1発電電力が第2発電電力A,B以上となるように、第1発電電力及び第2発電電力A,Bを決定する(ステップS101)。制御部26は、自装置に対しては、決定した第1発電電力で発電するように、電力変換部23等を制御する。また、制御部26は、スレーブである燃料電池装置30に対して、通信部24を介し通信経路を経由して、決定した第2発電電力Aで発電するように指示する。同様に、制御部26は、スレーブである燃料電池装置40に対して、通信部24を介し通信経路を経由して、決定した第2発電電力Bで発電するように指示する。
この後、負荷200の消費電力が低下した場合、制御部26は、電流センサ10から取得した電流値によって、電力系統300への逆潮流電力が生じていることを検出する(ステップS102)。すると、制御部26は、第1発電電力の方が、電力系統300への逆潮流電力よりも大きいか否か判定する(ステップS103)。
制御部26は、第1発電電力の方が電力系統300への逆潮流電力よりも大きいと判定した場合(ステップS103:Yes)、ステップS104の処理に進む。一方、制御部26は、第1発電電力の方が電力系統300への逆潮流電力よりも小さいと判定した場合(ステップS103:No)、ステップS106の処理に進む。
ステップS104の処理では、制御部26は、第1発電電力を低減させ、電力系統300への逆潮流電力を低減させるよう制御する。ステップS104の処理によって電力系統300への逆潮流電力が低減された後、制御部26は、再び、第1発電電力が第2発電電力A,B以上となるように、第1発電電力及び第2発電電力A,Bを決定して、制御する(ステップS105)。
このようにステップS101〜S104の処理によって、発電システム100では、逆潮流電力が生じた際に、第1発電電力の方が逆潮流電力よりも大きい場合は、燃料電池装置20の第1発電電力を低減させて、逆潮流電力を低減させる。つまり、発電システム100では、通信経路を経由してスレーブである燃料電池装置30,40に発電電力を低減するよう指示するのではなく、マスタである燃料電池装置20の発電電力を低減させる。これにより、通信経路における通信にかかる時間を削減することができるため、発電システム100では、逆潮流電力を検出した場合に、発電システム100からの出力電力を迅速に低下させることができる。
ステップS106の処理では、制御部26は、スレーブである燃料電池装置30,40の電力出力を停止させる。このとき、制御部26は、逆潮流電力の値に応じて、燃料電池装置30又は40の何れか1つの燃料電池装置からの電力出力を停止させるか、燃料電池装置30及び40の両方の燃料電池装置からの電力出力を停止させる。制御部26は、燃料電池装置30からの電力出力を停止させる場合は、燃料電池装置30からの電力出力を停止させるためのデジタル信号“L”を、信号経路Aを経由して、燃料電池装置30に出力する。同様に、制御部26は、燃料電池装置40からの電力出力を停止させる場合は、燃料電池装置40からの電力出力を停止させるためのデジタル信号“L”を、信号経路Bを経由して、燃料電池装置40に出力する。
このようにステップS101〜S106の処理によって、発電システム100では、逆潮流電力が生じた際に、第1発電電力の方が逆潮流電力よりも小さい場合は、デジタル信号“L”によって燃料電池装置30,40からの電力出力を停止させる。上述のように、信号経路A,Bにおけるデジタル信号“L”の伝搬速度は、通信経路における通信速度よりも高速である。従って、発電システム100では、逆潮流電力を検出した際に、発電システム100からの電力出力を迅速に低下させることができる。
ステップS107の処理において、制御部26は、ステップS106の処理を行っても、依然として逆潮流電力が生じる場合、第1発電電力を低減するよう制御する。上述のように、燃料電池装置では、出力電力を低減させる際は、出力電力を増加させる際とは異なり、要する時間が少なくて済む。従って、発電システム100では、逆潮流電力を迅速に低減させることができる。
以上のように、本実施形態に係る発電システム100では、マスタである燃料電池装置20の制御部26が、電流センサ10から取得した電流値に基づき、第1発電電力が、第2発電電力A,B以上となるように決定する。さらに、制御部26は、逆潮流電力を検出した際に、第1発電電力の方が逆潮流電力よりも大きい場合は、燃料電池装置30,40に通信経路を経由して発電電力を低減させるよう指示するのではなく、燃料電池装置20の第1発電電力を低減させる。これにより、発電システム100では、発電システム100からの電力出力を迅速に低下させることができる。従って、発電システム100では、発電システム100からの電力出力を迅速に変動させることができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本発明について装置を中心に説明してきたが、本発明は装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
10 電流センサ
20 燃料電池装置(第1発電装置)
30,40 燃料電池装置(第2発電装置)
21,31,41 発電部
22,32,42 補機部
23,33,43 電力変換部
24,34,44 通信部
25,35,45 記憶部
26 制御部(第1制御部)
36,46 制御部(第2制御部)
200 負荷
300 電力系統

Claims (6)

  1. 第1発電装置と、該第1発電装置と負荷との間に設置される第2発電装置と、電力系統と前記第1発電装置との間に設置される電流センサとを備える発電システムであって、
    前記第1発電装置は、前記電流センサから取得した電流値に基づき、前記第1発電装置の第1発電電力が、前記第2発電装置の第2発電電力以上となるように、前記第1発電電力及び前記第2発電電力を決定し、さらに、第1信号経路を経由して決定した前記第2発電電力で発電するよう前記第2発電装置に指示する第1制御部を備え、
    前記第2発電装置は、前記第1信号経路を経由して前記指示を取得すると、前記第2発電電力で発電するように制御する第2制御部を備え、
    前記第1制御部は、前記電流値によって前記電力系統への逆潮流電力を検出した際に、前記第1発電電力が前記逆潮流電力よりも大きい場合、前記第1発電電力を低減させる、発電システム。
  2. 第1発電装置と、該第1発電装置と負荷との間に設置される第2発電装置と、電力系統と前記第1発電装置との間に設置される電流センサとを備える発電システムであって、
    前記第1発電装置は、前記電流センサから取得した電流値に基づき、前記第1発電装置の第1発電電力が、前記第2発電装置の第2発電電力以上となるように、前記第1発電電力及び前記第2発電電力を決定し、さらに、第1信号経路を経由して決定した前記第2発電電力で発電するよう前記第2発電装置に指示する第1制御部を備え、
    前記第2発電装置は、前記第1信号経路を経由して前記指示を取得すると、前記第2発電電力で発電するように制御する第2制御部を備え、
    前記第1制御部は、前記電流値によって前記電力系統への逆潮流電力を検出した際に、前記第1発電電力が前記逆潮流電力よりも小さい場合、前記第2発電装置からの電力出力を停止させる信号を、前記第1信号経路とは異なる第2信号経路を経由して前記第2発電装置に送信する、発電システム。
  3. 請求項に記載の発電システムにおいて、
    前記第1制御部は、前記第2発電装置からの電力出力を停止させても、前記逆潮流電力が生じる場合、前記第1発電電力を低減させる、発電システム。
  4. 請求項又はに記載の発電システムにおいて、
    前記第2信号経路は、前記第1発電装置と前記第2発電装置とを接続する有線経路である、発電システム。
  5. 第1発電装置と、該第1発電装置と負荷との間に設置される第2発電装置と、電力系統と前記第1発電装置との間に設置される電流センサとを備える発電システムの制御方法であって、
    前記第1発電装置によって、前記電流センサから取得した電流値に基づき、前記第1発電装置の第1発電電力が、前記第2発電装置の第2発電電力以上となるように、前記第1発電電力及び前記第2発電電力を決定するステップと、
    前記第1発電装置によって、決定した前記第2発電電力で発電するように、第1信号経路を経由して前記第2発電装置に指示を送信するステップと、
    前記第2発電装置によって、前記第1信号経路を経由して前記指示を取得すると、前記第2発電電力で発電させるステップと、
    前記第1発電装置によって、前記電流値により前記電力系統への逆潮流電力を検出した際に、前記第1発電電力が前記逆潮流電力よりも大きい場合、前記第1発電電力を低減させるステップと、を含む発電システムの制御方法。
  6. 第1発電装置と、該第1発電装置と負荷との間に設置される第2発電装置と、電力系統と前記第1発電装置との間に設置される電流センサとを備える発電システムの制御方法であって、
    前記第1発電装置によって、前記電流センサから取得した電流値に基づき、前記第1発電装置の第1発電電力が、前記第2発電装置の第2発電電力以上となるように、前記第1発電電力及び前記第2発電電力を決定するステップと、
    前記第1発電装置によって、決定した前記第2発電電力で発電するように、第1信号経路を経由して前記第2発電装置に指示を送信するステップと、
    前記第2発電装置によって、前記第1信号経路を経由して前記指示を取得すると、前記第2発電電力で発電させるステップと、
    前記第1発電装置によって、前記電流値により前記電力系統への逆潮流電力を検出した際に、前記第1発電電力が前記逆潮流電力よりも小さい場合、前記第2発電装置からの電力出力を停止させる信号を、前記第1信号経路とは異なる第2信号経路を経由して前記第2発電装置に送信するステップと、を含む発電システムの制御方法。
JP2016127638A 2016-06-28 2016-06-28 発電システム及びその制御方法 Active JP6629683B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016127638A JP6629683B2 (ja) 2016-06-28 2016-06-28 発電システム及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016127638A JP6629683B2 (ja) 2016-06-28 2016-06-28 発電システム及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018007335A JP2018007335A (ja) 2018-01-11
JP6629683B2 true JP6629683B2 (ja) 2020-01-15

Family

ID=60948052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016127638A Active JP6629683B2 (ja) 2016-06-28 2016-06-28 発電システム及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6629683B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3764056B2 (ja) * 2001-02-16 2006-04-05 ヤンマー株式会社 パワーコンディショナの運転制御装置とその運転制御方法
JP5002883B2 (ja) * 2004-03-31 2012-08-15 ダイキン工業株式会社 燃料電池発電冷凍システム
JP6097947B2 (ja) * 2012-11-30 2017-03-22 株式会社Tbk 発電システム及びその制御方法
EP3168952A4 (en) * 2014-07-10 2018-03-14 Kyocera Corporation Control method for power generation system, power generation system, and power generation device
JP6452331B2 (ja) * 2014-07-10 2019-01-16 京セラ株式会社 発電システムの制御方法、発電システム、及び発電装置
JP6279991B2 (ja) * 2014-07-10 2018-02-14 京セラ株式会社 発電装置、発電システム、および発電方法
JPWO2016047146A1 (ja) * 2014-09-26 2017-04-27 京セラ株式会社 電力供給機器、電力供給システム、および電力供給方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018007335A (ja) 2018-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3041109B1 (en) Distributed power supply system and power conditioner
WO2016067603A1 (ja) 電力供給機器、電力供給システム及び電力供給機器の制御方法
JP6574696B2 (ja) 電力制御装置、電力制御方法及び燃料電池システム
WO2016006256A1 (ja) 発電システムの制御方法、発電システム、及び発電装置
WO2014002798A1 (ja) 固体高分子形燃料電池システム
WO2013108827A1 (ja) 給電システム及び電源装置
JP2009140138A (ja) 電源装置
JP6452331B2 (ja) 発電システムの制御方法、発電システム、及び発電装置
JP6475945B2 (ja) 電力供給機器、電力供給方法、及び電力供給システム
JP5993082B1 (ja) 分散型電源システム、電力変換装置及び力率制御方法
JP2016092850A (ja) 電力供給システムの制御方法、電力供給機器及び電力供給システム
JP5893319B2 (ja) 電力管理システム及び電力管理装置
JP6629683B2 (ja) 発電システム及びその制御方法
JP6677665B2 (ja) 電源システムおよび電源システムの制御方法
JP6208335B2 (ja) 電力制御装置、電力制御方法及び電力制御システム
JP6452330B2 (ja) 発電装置、発電システム、および発電方法
US10879548B2 (en) Power generation system, method for controlling power generation system, and power generation apparatus
JP6050914B1 (ja) 分散型電源システム及び電力変換装置
JP6453581B2 (ja) 電力供給機器、電力供給システム、および電力供給方法
JP2018068115A (ja) 分散型電源システムおよび分散型電源システムの制御方法
JP2017085813A (ja) 電力管理装置
JP6629694B2 (ja) 電力制御装置及びその制御方法
JP6629606B2 (ja) 発電システム、発電制御方法及び発電装置
JP2018196295A (ja) コントローラ、蓄電システムおよびプログラム
JP2016019428A (ja) 発電装置、発電システム、および発電方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190910

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6629683

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150