JP6679866B2 - 管楽器 - Google Patents

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Description

本発明は、管楽器に関する。
管楽器には、例えば非特許文献1に示すリコーダー等のように、主に演奏者の手指で音孔を直接開閉する種類のものがある。この種の管楽器は、サックス等のように多くの音孔をキーによって開閉する管楽器と比較して、構造が簡素であり、また、安価である、という利点がある。
「Recorders」、株式会社ヤマハミュージックジャパン、2014年12月
ところで、管楽器を設計する場合、音程や発音(例えば音量、音質など)を調整したり、管楽器の操作性を考慮して管体に対する複数の音孔の配置を調整したりする。音程は、管体の軸方向における音孔の位置や、音孔の径寸法、音孔の長さ寸法(高さ寸法)を変えることで調整することができる。また、発音は、音孔の径寸法を変えることで調整することができる。
しかしながら、リコーダー等のように主に手指で操作する従来の管楽器では、音孔の長さ寸法が管体の管壁の厚みに依存するため、音孔の長さ寸法による音程の調整に限界がある。また、従来の管楽器では、音孔が管体の径方向に直線状に貫通して形成されるため、音程や操作性を考慮した音孔の配置の自由度が低い。また、従来の管楽器では、上記したように音程の調整や操作性を考慮した音孔の配置の調整が制限された範囲で行われることに伴い、音孔の径寸法を利用した発音の調整にも制限が生じてしまう。
すなわち、主に手指で操作する従来の管楽器では、音程の調整、発音の調整、及び、操作性を考慮した音孔配置の調整に制限が厳しいため、音程や発音等の音響的な性能、及び、操作性の両方を確保することが難しい、という問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、音響的な性能、及び、操作性の両方を容易に確保できる管楽器を提供することを目的とする。
本発明は、管体と、前記管体の外周から延びて形成され、前記管体の内側に開口する内側開口端、及び、前記管体の外側に開口する外側開口端を有する複数の音孔管と、を備え、複数の前記音孔管の外側開口端が該外側開口端を塞ぐ手指に対応した位置となるように、前記音孔管が曲がっている管楽器を提供する。
また、本発明は、管体と、前記管体の外周から延びて形成され、前記管体の内側に開口する内側開口端、及び、前記管体の外側に開口する外側開口端を有する複数の音孔管と、を備え、前記音孔管は、複数の前記音孔管の外側開口端が該外側開口端を塞ぐ手指に対応した位置となるように、前記音孔管の軸線が前記管体の径方向に対して傾斜する斜行管部を有する管楽器を提供する。
本発明によれば、管楽器の音響的な性能、及び、管楽器の操作性の両方を容易に確保できる。
本発明の一実施形態に係る管楽器を示す正面図である。 図1のII−II矢視断面図である。 図1,2の管楽器の要部を示す図であり、(a)は図2のIII−III矢視断面図、(b)は(a)のIIIb方向矢視図である。 本発明の他の実施形態に係る管楽器の要部を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る管楽器の要部を示す正面図である。 図5の主管と音孔管との関係を示す図であり、(a)は図5のVIa−VIa矢視断面図、(b)は図5のVIb−VIb矢視断面図、(c)は図5のVIc−VIc矢視断面図である。 図5の音孔管を示す拡大斜視図である。 図5のVIII−VIII矢視断面図である。 本発明の他の実施形態に係る管楽器の要部を示す断面図である。
以下、図1〜3を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1,2に示すように、本実施形態の管楽器1は、管体2と、音孔管3と、マウスピース4(吹口)と、ベル5と、指押さえ板6と、を備える。マウスピース4とベル5は、管体2の長手方向(X軸方向)の両端に配されている。マウスピース4は、例えば管体2に一体に形成されてもよいが、本実施形態では、管体2に対して着脱可能に装着される。マウスピース4は、図示例のように薄板状のリード4Aを一枚備えるシングルリードであってもよいが、例えばエアリード、リップリード、ダブルリードであってよい。
本実施形態において、管体2等の長手方向は、管楽器1を演奏する演奏者から見てマウスピース4からベル5に向かう真っ直ぐな方向に対応する。以下の説明では、演奏者から見た左右方向を管体2等の幅方向(Y軸方向)と呼び、演奏者から見た上下方向を管体2等の高さ方向(Z軸方向)と呼ぶことがある。
管体2は、例えば木材材料、金属材料、樹脂材料のいずれか一つの材料によって形成されてもよいし、例えばこれらの材料を適宜組み合わせた材料によって形成されてもよい。
本実施形態の管体2は、長手方向の両端にマウスピース4、ベル5が配されている主管11と、主管11から分岐するように主管11に接続されている副管12と、を備える。主管11及び副管12は、それぞれ内径寸法が一定の円筒状に形成されている。副管12は、主管11のうちマウスピース4側の端部(第一端部13)に接続されている。本実施形態において、副管12は、主管11の上側(Z軸正方向側)の部位に配されており、主管11に対して高さ方向や長手方向に延びている。すなわち、副管12は主管11に対して幅方向に延びていない。図示例において、副管12は主管11の軸線A1(図3(a)参照)に沿うように延びているが、これに限ることは無い。
管体2が主管11と副管12とを備えることで、本実施形態の管楽器1は、管体2が円錐管状である場合と同様の音響特性を有する。
音孔管3は、本実施形態の管楽器1の音孔を構成するものであり、主管11の外周から延びて形成されている。音孔管3は、主管11の内側に開口する内側開口端21と、主管11の外側に開口する外側開口端22と、を有する。音孔管3は、内径寸法が一定の円筒状に形成されている。
音孔管3は、主管11の軸方向に間隔をあけて複数配列されている。
主管11の軸方向における各音孔管3の内側開口端21の位置(軸方向位置)は、管楽器1の音程を考慮して設定されている。各音孔管3の内径寸法や軸方向長さは、管楽器1の音程や発音(例えば音量や音質など)を考慮して個別に設定されている。すなわち、複数の音孔管3には、音孔管3の内径寸法や軸方向長さが互いに異なっているものがある。また、一部の音孔管3(3A〜3E)の内径寸法は、演奏者の手指で音孔管3の外側開口端22を塞ぐことが可能な大きさに設定されている。
本実施形態において、複数の音孔管3は、主管11の長手方向に一列に並べられている。より具体的には、複数の音孔管3の内側開口端21が、主管11の周方向において互いに同じ位置に配されている。また、複数の音孔管3が管体2から延びる方向には、主管11の幅方向が含まれない。本実施形態において、複数の音孔管3は、いずれも主管11の上側の部位に配されている。
また、複数の音孔管3は、いずれも主管11に対して主管11の高さ方向(第一方向)に延びる部位を有する。一部の音孔管3(3A〜3C、3E、3F、3H、3I)は、全体が主管11の高さ方向に真っ直ぐに延びている。残りの音孔管3(3D、3G)は、後述するように曲がっているものの、主管11の高さ方向に延びる部位を有する。
これら複数の音孔管3は、開閉されることで管楽器1の音程が変わる音程操作用の音孔(音程用音孔)を構成する。
本実施形態では、上記した音孔管3の数が9個であり、全ての音孔管3の開閉を演奏者の手指で直接開閉することが難しい。このため、本実施形態の管楽器1は、鍵機構8(キーシステム)を備える。
9個の音孔管3のうち主管11の第一端部13側から数えて1番目〜5番目の音孔管3A〜3Eは、演奏者の手指で直接開閉される。1番目〜3番目の音孔管3A〜3Cは、それぞれ演奏者の左手の人差し指、中指、薬指に対応し、4番目、5番目の音孔管3D、3Eは、それぞれ右手の人差し指、中指に対応する。
一方、6番目〜9番目の音孔管3F〜3Iは、鍵機構8(キーシステム)を利用して開閉される。鍵機構8は、演奏者の右手の薬指と小指によって操作される。
主管11には、演奏者の親指(左手の親指)で開閉される音孔14(親指用音孔14)も形成されている。親指用音孔14は、主管11のうち主管11の軸方向において音孔管3よりもマウスピース4側の部位に形成されている。本実施形態の親指用音孔14は、主管11の下側(Z軸負方向側)に開口している。親指用音孔14は、演奏者の手指(左手の親指)によって開閉されることで、親指用音孔14は、前述した音孔管3と同様に、開閉されることで管楽器1の音程を変える。
本実施形態の管楽器1では、複数の外側開口端22が外側開口端22を塞ぐ手指に対応した位置となるように、主管11及び一部の音孔管3(3D、3G)が曲がっている。以下、この点について具体的に説明する。
本実施形態の主管11は、複数回曲がっていることで蛇行している。主管11の蛇行方向は、例えば主管11の幅方向であってもよいが、本実施形態では主管11の高さ方向となっている。すなわち、本実施形態の主管11は幅方向に蛇行しない。主管11が蛇行していることで、主管11の長手方向における主管11の長さ(直線長さ)が主管11の軸方向における主管11の長さ(軸方向長さ)よりも短くなっている。
また、主管11が曲がっていることで、主管11の長手方向において互いに隣り合う音孔管3同士の間隔が、主管11の軸方向における音孔管3同士の間隔よりも小さくなっている。例えば、4番目の音孔管3Dと5番目の音孔管3Eとの間に位置する主管11の部位が曲がっていることで、主管11の長手方向における4番目の音孔管3Dと5番目の音孔管3Eとの間隔が、主管11の軸方向における4番目の音孔管3Dと5番目の音孔管3Eとの間隔よりも小さくなっている。
また、主管11が曲がっていることで、主管11の長手方向において、左手の人差し指で開閉される1番目の音孔管3Aと左手の親指で開閉される親指用音孔14との間隔が、主管11の軸方向における1番目の音孔管3Aと親指用音孔14との間隔よりも小さくなっている。
本実施形態では、主管11が高さ方向に蛇行している。このため、主管11には、相対的に高く位置する部位と、低く位置する部位とがある。
相対的に高く位置する主管11の部位には、軸方向長さが比較的短い音孔管3(3A〜3C、3E、3F、3H、3I)が配されている。一方、相対的に低く位置する主管11の部位には、軸方向長さが比較的長い音孔管3(3D、3G)が配されている。これにより、複数の音孔管3の外側開口端22は、主管11を蛇行させない場合と比較して、主管11の高さ方向について互いに近くに位置している。本実施形態では、後述する音孔管3の曲がりと組み合わせることで、複数の音孔管3の外側開口端22が同一の高さ(同一平面)に位置する。
また、本実施形態では、主管11が高さ方向に蛇行することで、主管11の下側(Z軸負方向側)の部位に窪み部15が形成されている。窪み部15は、主管11の長手方向において右手の人差し指や中指で開閉される4番目、5番目の音孔管3D、3Eの近くに配されている。窪み部15は、図2に例示するように5番目の音孔管3Eの下側に位置してもよいが、例えば主管11の長手方向において4番目、5番目の音孔管3D、3Eの間に位置してもよい。
窪み部15には、演奏者の右手の親指を配することが可能である。
本実施形態の管楽器1では、他の音孔管3(3A〜3C、3E、3F、3H、3I)と比較して軸方向長さが長く設定されている音孔管3(3D、3G)が曲がっている。すなわち、軸方向長さが比較的短い音孔管3(3A〜3C、3E、3F、3H、3I)は、主管11から高さ方向(主管11の径方向)に真っ直ぐに延びている。また、軸方向長さが比較的長い音孔管3(3D、3G)は、主管11から曲がりながら高さ方向(主管11の径方向)に延びている。
本実施形態では、曲がっている音孔管3D、3Gが、音孔管3D、3Gの軸方向の中途部において音孔管3D、3Gの軸線の向きを変える湾曲管部23を有する。湾曲管部23は、図2に例示するように音孔管3D、3Gの一部を構成してもよいし、例えば音孔管3D、3Gの全体を構成してもよい。
音孔管3D、3Gが曲がる向きは、例えば主管11の幅方向であってもよいが、本実施形態では主管11の長手方向となっている。すなわち、本実施形態の音孔管3D、3Gは、主管11の幅方向に曲がらない。
本実施形態では、軸方向長さが比較的長い音孔管3(3D、3G)が曲がっていることで、複数の音孔管3の外側開口端22の位置や向きが、管楽器1の操作性等を考慮して好適に設定されている。
例えば、右手の人差し指で塞がれる4番目の音孔管3Dが曲がっていることで、4番目の音孔管3Dの外側開口端22と、右手の中指で塞がれる5番目の音孔管3Eの外側開口端22とが、主管11の長手方向及び高さ方向において互いに近くに位置している。すなわち、音孔管3Dが曲がっていることで、同じ手の手指で塞がれる複数の音孔管3D、3Eの外側開口端22が互いに近くに位置している。
また、4番目の音孔管3Dの内側開口端21の向きは、他の音孔管3(3A、3B、3C、3Eなど)の内側開口端21と異なり、主管11の高さ方向上側に対して長手方向に傾斜している。ただし、4番目の音孔管3Dが曲がっていることで、4番目の音孔管3Dの外側開口端22の向きは、他の音孔管3の外側開口端22と同様に、主管11の高さ方向上側となっている。4番目の音孔管3Dは、例えば複数回曲がっていてもよいが、本実施形態では一回だけ曲がっている。
また、鍵機構8を利用して開閉される7番目の音孔管3Gが曲がっていることで、7番目の音孔管3Gの外側開口端22と、6番目、8番目の音孔管3F、3Hの外側開口端22との間隔が、鍵機構8の構成を考慮して調整されている。本実施形態において、7番目の音孔管3Dは、複数回曲がっていることで蛇行している。
また、本実施形態では、主管11や音孔管3が曲がっていることで、主管11の高さ方向における複数の音孔管3の外側開口端22の位置が、互いに一致している。図示例では、手指で直接開閉される音孔管3A〜3Eの外側開口端22と、鍵機構8を利用して開閉される音孔管3F〜3Iの外側開口端22とで、主管11の高さ方向における位置が互いに異なっているが、例えば一致してもよい。
図1〜3に示すように、指押さえ板6は、音孔管3の径方向において音孔管3の外側開口端22から音孔管3の外側に延出している。すなわち、指押さえ板6は、音孔管3の外側開口端22に形成されているフランジである。指押さえ板6は、主管11の外周に対して間隔をあけて配されている。本実施形態では、音孔管3の外側開口端22が主管11の上側に向いている。このため、指押さえ板6の延出方向は、主管11の高さ方向に直交する主管11の長手方向及び幅方向となっている。
本実施形態では、複数の音孔管3に対して共通の指押さえ板6が設けられている。すなわち、同一の指押さえ板6が複数の音孔管3に対して設けられている。
本実施形態では複数の音孔管3の外側開口端22が長手方向に配列されているため、指押さえ板6は、主管11の長手方向に延びる帯板状に形成されている。また、本実施形態において、主管11の幅方向における指押さえ板6の寸法(幅寸法)は、演奏者による操作性を考慮して、主管11の幅方向両端からはみ出さないように設定されている。
指押さえ板6は、少なくとも手指で直接開閉される音孔管3A〜3Eに対して設けられればよいが、本実施形態では図2に示すように、鍵機構8を利用して開閉される音孔管3F〜3Iに対しても設けられている。
指押さえ板6は、音孔管3の外側開口端22が開口する面(開口面31)を有する。
指押さえ板6の開口面31のうち、鍵機構8によって開閉される音孔管3の外側開口端22が配されている領域(以下、鍵用開口面32と呼ぶ。)は、平坦面に形成されている。一方、指押さえ板6の開口面31のうち、手指によって直接開閉される音孔管3の外側開口端22が配されている領域(以下、手指用開口面33と呼ぶ。)は、図3(a)に示すように、曲面に形成されている。
本実施形態において、手指用開口面33は、主管11の長手方向から見て凸状に湾曲し(図3(a)参照)、主管11の幅方向から見て湾曲しない(図3(b)参照)曲面に形成されている。これにより、音孔管3の外側開口端22には、図3(b)に示すように、手指が入り込むような窪み形状が形成されている。
以上説明したように、本実施形態の管楽器1では、管楽器1の音程について、主管11に対する音孔管3の内側開口端21の位置(軸方向位置)や、音孔管3の軸方向長さ(音孔の長さ寸法)を変化させることで調整できる。管楽器1の操作性を考慮した複数の音孔管3の外側開口端22の配置については、主管11や音孔管3が曲がっていることで、音程の調整を阻害しないように、適切に調整することができる。さらに、管楽器1の発音については、前述した音程の主な調整として音孔の径寸法を用いる必要が無くなるため、音孔管3の内径寸法(音孔の径寸法)を有効に活用することができる。
これらの点について、さらに説明すれば、管楽器1の音程は、音孔管3の内径寸法を変化させることでも調整できるが、本実施形態では管楽器1の操作性を阻害することなく、音孔管3の長さ寸法を自由に変化させることができる。このため、本実施形態の管楽器1では、音孔管3の内径寸法を変化させる代わりに、音孔管3の長さ寸法を変化させることで、管楽器1の音程を十分に調整することができる。一方、管楽器1の発音は、音孔管3の内径寸法を変化させることで調整されるが、本実施形態の管楽器1では、音孔管3の内径寸法の変化を音程の調整に利用せずに済むため、発音の調整が音程調整の影響を受けることを抑制できる。
すなわち、本実施形態の管楽器1によれば、音程の調整、発音の調整、及び、操作性を考慮した音孔配置の調整の制限を緩和することができる。したがって、管楽器1の音響的な性能、及び、管楽器1の操作性の両方を容易に確保できる。
また、本実施形態の管楽器1によれば、複数の音孔管3が主管11に対して主管11の高さ方向(第一方向)に延びる部位を有し、かつ、主管11の蛇行方向が主管11の高さ方向に平行している。
このため、複数の音孔管3の内側開口端21の位置を互いに主管11の高さ方向に離間させることができる。これにより、複数の音孔管3の軸方向長さが互いに異なっていても、主管11の高さ方向について複数の音孔管3の外側開口端22を互いに近づけることができる。その結果、複数の音孔管3の外側開口端22を複数の手指で容易に塞ぐことができる。すなわち、管楽器1の操作性を容易に確保することができる。
また、本実施形態の管楽器1では、主管11の蛇行方向が主管11の高さ方向に平行することで、左手の人差し指で開閉される1番目の音孔管3Aと左手の親指で開閉される親指用音孔14との間隔を小さくすることもできる。このため、1番目の音孔管3A及び親指用音孔14の両方を塞ぐ際に、左手の親指と人差し指とによって、管体2を挟み込むように把持することができる。すなわち、演奏者が管楽器1を安定して把持することができ、管楽器1の操作性向上を図ることができる。
また、本実施形態の管楽器1では、主管11や音孔管3が曲がって音孔管3の外側開口端22同士の間隔が小さくなることで、鍵機構8をコンパクトに構成することができる。具体的には、手指で直接塞ぐことができる音孔管3の外側開口端22の数を増やすことができるため、鍵機構8を利用して開閉される音孔管3の数を減らすことができる。すなわち、鍵機構8の操作子41(キー)の数を減らすことができる。また、鍵機構8の操作子41の長さを短く設定できるため、管楽器1の信頼性向上を図ることもできる。
また、本実施形態の管楽器1によれば、主管11が高さ方向に蛇行していることで、主管11の下側の部位に窪み部15が形成されている。この窪み部15に演奏者の右手の親指が配されることで、演奏者は管楽器1を安定して把持することができる。また、右手の親指を窪み部15に配した状態では、右手が主管11に対して安定して位置するため、右手の親指を除く演奏者の手指によって安定した音孔管3の開閉操作を行うこともできる。
また、本実施形態の管楽器1によれば、曲がっている音孔管3が湾曲管部23を有するため、音孔管3の外側開口端22を内側開口端21に対して自由かつ適切に配置することができる。すなわち、管楽器1の操作性を容易に確保することができる。
また、本実施形態の管楽器1では、主管11が高さ方向にのみ蛇行すると共に、複数の音孔管3が主管11から高さ方向や長手方向にのみ延びている。また、複数の音孔管3が主管11の長手方向に一列に並べられている。
このため、主管11及び複数の音孔管3を含む構成体の形状を、主管11の幅方向の中央を基準として左右対称の形状とすることができる。これにより、この構成体を製造する際には、左右対称の形状に形成された一対の分割構成体を成形した上で互いに貼り合わせるように固定すればよい。したがって、管楽器1を容易に製造することができる。
また、本実施形態の管楽器1によれば、音孔が音孔管3によって構成されることで、音孔の長さを考慮すること無く、管体2の管壁の厚みを設定することができる。これにより、管体2の管壁を薄く形成することができる。したがって、管楽器1を構成するための資源を節約でき、また、管楽器1の軽量化を図ることができる。
また、本実施形態の管楽器1は指押さえ板6を備えるため、演奏者は、手指によって音孔管3の外側開口端22を正しく塞いでいるか、手指の感覚で容易に判断することができる。以下、この点について具体的に説明する。
指押さえ板6が無い場合には、演奏者が自身の手指によって音孔管3の外側開口端22を塞ぐ際に、演奏者の手指が外側開口端22の内縁だけでなく外縁にも触れることがあり、これらの感触が全て演奏者の手指に伝わってしまう。このため、演奏者は、音孔管3の外側開口端22を正しく塞いでいるか判断し難い。
これに対し、指押さえ板6がある場合には、手指によって音孔管3の外側開口端22を塞ぐ際に、手指は外側開口端22の外縁に触れることがない。これにより、演奏者は、手指の感覚によって音孔管3の外側開口端22の内縁を把握しやすくなる。すなわち、演奏者は、手指によって音孔管3の外側開口端22を正しく塞いでいるか、手指の感覚で容易に判断できる。
また、指押さえ板6を備える本実施形態の管楽器1では、演奏者の手指が音孔管3の外側開口端22を塞がない場合に、手指を指押さえ板6の開口面31(特に手指用開口面33)に置くこともできる。このため、演奏者は、自身の手指を、音孔管3の外側開口端22を塞がない位置から塞ぐ位置へ容易に移動させることができる。
また、本実施形態の管楽器1は指押さえ板6を備えるため、演奏者が自身の手指で音孔管3の外側開口端22を塞ぐ動作を簡単に行うことができる。以下、この点について具体的に説明する。
指押さえ板6が無い場合には、演奏者がその手指で音孔管3の外側開口端22を塞ごうとする際に、演奏者の手指が音孔管3の外側開口端22から外れてしまうと、手指が音孔管3の外周に位置してしまう。この場合、手指を音孔管3の外周から持ち上げた上で音孔管3の外側開口端22を塞ぐ位置まで移動させる必要があり、管楽器1の操作性は必ずしも良好ではない。
これに対し、指押さえ板6がある場合には、演奏者の手指が音孔管3の外側開口端22から外れても、手指は指押さえ板6の手指用開口面33に当たるため、手指を手指用開口面33に沿って外側開口端22まで移動させるだけでよい、すなわち、手指を持ち上げる必要が無くなるため、演奏者の手指が音孔管3の外側開口端22から外れても、演奏者が自身の手指で音孔管3の外側開口端22を塞ぐ動作を簡単に行うことができる。
以上のことから、本実施形態の管楽器1によれば、指押さえ板6があることで、演奏者による管楽器1の操作性を確保することができる。
また、本実施形態の管楽器1によれば、同一の指押さえ板6が複数の音孔管3に対して設けられている。このため、指押さえ板6の延出方向先端の縁部(手指用開口面33の縁に相当する部位)が、隣り合う音孔管3の外側開口端22の間に位置しない。このため、演奏者の手指が指押さえ板6の延出方向先端の縁部に触れる可能性を低下させることができる。これにより、演奏者は、手指によって音孔管3の外側開口端22を正しく塞いでいるか、手指の感覚によってさらに容易に把握することが可能となる。
また、本実施形態の管楽器1によれば、隣り合う音孔管3の間の隙間が指押さえ板6によって覆われる。このため、演奏者がその手指で音孔管3の外側開口端22を塞ごうとする際に、演奏者の手指が音孔管3の外側開口端22から外れてしまっても、演奏者の手指が隣り合う音孔管3の間に入り込むことを防止できる。これにより、演奏者の手指が音孔管3の外側開口端22から外れても、手指を持ち上げる必要が無くなり、演奏者が自身の手指で音孔管3の外側開口端22を塞ぐ動作を簡単に行うことができる。
以上のことから、同一の指押さえ板6が複数の音孔管3に対して設けられていることで、演奏者による管楽器1の操作性をより良好に確保することができる。
また、同一の指押さえ板6が複数の音孔管3に対して設けられていることで、管楽器1の管体2、音孔管3及び指押さえ板6を樹脂成形で製造する場合には、指押さえ板6が個々の音孔管3に対して設けられる場合と比較して、金型の形状の簡素化を図ることができる。これにより、管楽器1を容易に製造できる。また、管楽器1の製造コスト削減を図ることができる。
また、本実施形態の管楽器1によれば、指押さえ板6の手指用開口面33が曲面に形成されているため、演奏者が、手指によって音孔管3の外側開口端22を正しくかつ簡単に塞ぐことができる。具体的に説明すれば、指押さえ板6の手指用開口面33が曲面に形成されることで、音孔管3の外側開口端22に、手指が入り込むような窪み形状が形成される。このため、演奏者は、手指を窪み形状とされた外側開口端22に入り込ませることで、音孔管3の外側開口端22を正しくかつ簡単に塞ぐことができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
本発明の管楽器は、鍵機構8を含むものに限らず、例えば図4,5に示すように、全ての音孔管3を手指で直接開閉するタイプの管楽器に適用可能である。
本発明の管楽器において、指押さえ板は6、例えば複数の音孔管3に対して個別に設けられてもよい。すなわち、管楽器は複数の指押さえ板6を備えてもよい。また、本発明の管楽器は、例えば図4〜9に示すように、指押さえ板6を備えなくてもよい。
本発明の管楽器では、主管11及び音孔管3の少なくとも一方が曲がっていればよい。
図4に例示する構成では、主管11のみが曲がっており、音孔管3は曲がっていない。図4に示すように、主管11のみが曲がっていても、音孔管3の外側開口端22同士の間隔を小さくして管楽器の操作性を確保することができる。
一方、図5〜8に例示する構成では、音孔管3のみが曲がっており、主管11は曲がっていない。音孔管3のみが曲がっていても、例えば図7,8に示すように、音孔管3が主管11の長手方向に延びるように曲がっていることで、音孔管3の外側開口端22同士の間隔を小さくして管楽器の操作性を確保することができる。
主管11が複数回曲がって蛇行している場合、主管11の蛇行方向は、図2,4に例示したように主管11の高さ方向に限らず、少なくとも主管11の長手方向に直交する方向であればよい。すなわち、主管11の蛇行方向は、例えば主管11の幅方向であってもよい。
音孔管3が曲がっている場合、音孔管3は、例えば図6(a)、図6(b)、図8に示すように、音孔管3の外側開口端22が内側開口端21に対して主管11の幅方向にずれて位置するように曲がってもよい。また、音孔管3は、外側開口端22の向きが内側開口端21の向きと異なるように曲がってもよい。
複数の音孔管3の内側開口端21は、例えば図5〜8に示すように、互いに主管11の周方向において互いに異なる位置に配されてもよい。
複数の音孔管3の外側開口端22は、例えば図5〜8に示すように、主管11の幅方向において互いに異なる位置に配されてもよい。図5に例示する構成では、互いに異なる手指の長さに応じて複数の音孔管3の外側開口端22を主管11の幅方向において互いにずらして位置している。
具体的に説明すれば、主管11の第一端部13側から数えて1番目〜3番目の音孔管3J〜3Lは、それぞれ演奏者の左手の人差し指L1、中指L2、薬指L3に対応している。このため、2番目の音孔管3Kは、左手の手指のつけ根から最も離れて位置するように、1番目、3番目の音孔管3J、3Lに対して主管11の右側(図5においてY軸負方向側)にずらして位置している。
一方、主管11の第一端部側から4番目〜7番目の音孔管3M〜3Pは、それぞれ演奏者の右手の人差し指R1、中指R2、薬指R3、小指R4に対応している。このため、5番目の音孔管3Nは、右手の手指のつけ根から最も離れて位置するように、4番目、6番目、7番目の音孔管3M、3O、3Pに対して主管11の左側(図5においてY軸正方向側)にずらして位置している。また、7番目の音孔管3Pは、右手の手指R4のつけ根から最も近くに位置するように、4番目〜6番目の音孔管3M〜3Oに対して主管11の右側(図5においてY軸負方向側)にずらして位置している。
また、複数の音孔管3の外側開口端22は、例えば主管11の高さ方向において互いに異なる位置に配されてもよい。また、複数の音孔管3の外側開口端22の向きは、互いに異なっていてもよい。
また、音孔管3は、例えば図6(a)、図6(b)、図8に示すように、音孔管3の軸方向の中途部において音孔管3の軸線A2の向きを変える湾曲管部23を有してもよいが、例えば図9に示すように、音孔管3の軸線A2が主管11の径方向に対して傾斜する斜行管部24を有してもよい。この場合、音孔管3の軸線A2は、複数の音孔管3の外側開口端22がこれらを塞ぐ手指に対応した位置となるように、主管11の径方向に対して傾斜する方向に延びるとよい。
斜行管部24は、図9に例示するように音孔管3の全体を構成してもよいし、例えば音孔管3の一部を構成してもよい。したがって、音孔管3は、例えば湾曲管部23及び斜行管部24の両方を有してもよい。
斜行管部24によって音孔管3が傾斜する向きは任意であってよい。音孔管3が傾斜する向きは、例えば図9に示すように、音孔管3の外側開口端22が内側開口端21に対して主管11の周方向にずれて位置するように設定されてもよい。また、音孔管3が傾斜する向きは、例えば音孔管3の外側開口端22が内側開口端21に対して主管11の軸方向や長手方向にずれて位置するように設定されてもよい。
音孔管3が斜行管部24を有する場合でも、音孔管3が曲がっている場合と同様に、音孔管3の外側開口端22を内側開口端21に対して自由かつ適切に配置することができる。すなわち、管楽器の操作性を容易に確保することができる。
親指用音孔14は、例えば図4に示すように、音程用音孔と同様に主管11の外周から延びる音孔管30によって構成されてもよい。
管楽器の管体2は、任意に構成されてもよい。すなわち、管体2は、例えば副管12を備えず、主管11のみによって構成されてもよい。この場合、管体2(主管11)は、円筒状に限らず、例えば円錐管状に形成されてもよい。
1…管楽器、2…管体、3,3A,3B,3C,3D,3E,3F,3G,3H,3I,3J,3K,3L,3M,3N,3O,3P,30…音孔管、4…マウスピース、5…ベル、6…指押さえ板、8…鍵機構、11…主管、12…副管、21…内側開口端、22…外側開口端、23…湾曲管部、24…斜行管部、31…開口面、A1…主管の軸線、A2…音孔管の軸線

Claims (6)

  1. 管体と、
    前記管体の外周から延びて形成され、前記管体の内側に開口する内側開口端、及び、前記管体の外側に開口する外側開口端を有する複数の音孔管と、
    を備え、
    複数の前記音孔管の外側開口端が該外側開口端を塞ぐ手指に対応した位置となるように、前記音孔管が曲がっている管楽器。
  2. 複数の前記音孔管が、前記管体に対して第一方向に延び、互いに平行する部位を有し、
    前記管体が、前記第一方向に複数回曲がっていることで蛇行する請求項1に記載の管楽器。
  3. 前記音孔管は、該音孔管の軸線が前記管体の径方向に対して傾斜する斜行管部を有する請求項1又は請求項2に記載の管楽器。
  4. 管体と、
    前記管体の外周から延びて形成され、前記管体の内側に開口する内側開口端、及び、前記管体の外側に開口する外側開口端を有する複数の音孔管と、
    を備え、
    前記音孔管は、複数の前記音孔管の外側開口端が該外側開口端を塞ぐ手指に対応した位置となるように、前記音孔管の軸線が前記管体の径方向に対して傾斜する斜行管部を有する管楽器。
  5. 複数の前記音孔管が、前記管体に対して第一方向に延びる部位を有し、
    少なくとも2つの前記外側開口端が、前記第一方向においてほぼ同じ位置をとる請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の管楽器。
  6. 前記管体が、その上下方向にのみ蛇行し、
    複数の前記音孔管が、前記管体から前記上下方向及び前記管体の長手方向の少なくとも一方のみに延びている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の管楽器。
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