JP6665564B2 - 自動取引装置及び取引システム - Google Patents

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Description

本発明は、自動取引装置及び取引システムに関する。
金融機関の現金自動預け払い機(ATM:Automated Teller Machine)及び現金自動支払い機(CD:Cash Dispenser)に代表される自動取引装置は、銀行等の金融機関の支店やコンビニエンスストア等の店舗に設置されている。顧客は、自動取引装置に表示される表示画面において各種操作を行うことにより、入金、出金および残高照会などの取引を行うことができる。
自動取引装置は、例えば、取引開始時にカード挿入排出口から挿入されたキャッシュカードまたはクレジットカード等の取引カードのIC、磁気ストライプ及びエンボスを読み取って口座データ等を取得し、取引処理を進行する。自動取引装置は、金融機関等のホストコンピュータに接続されており、適宜当該ホストコンピュータ(以下、単にホストとも称する)と通信している。
自動取引装置においては、例えば、使用者(顧客)がタッチパネル等を用いて所望の取引を選択し、手続を進めていく。従来の自動取引装置においては、使用者は、実際に取引の詳細(取引金額等の取引内容)を入力した後でないと、取引に関連する情報、例えば,残高または振り込み手数料等の手数料を知ることができなかった。
すなわち、例えば、使用者が自動取引装置に取引種別、取引金額等を入力し、自動取引装置が当該入力された情報をホストに送信し、ホストが当該取引の処理を行って取引結果(例えば、取引成功または失敗等)を送信した後でないと、使用者は残高不足または必要な手数料についての情報を得ることが出来なかった。
また、どの使用者に対しても共通の取引受付画面が表示されるため、ユーザビリティを向上させて、スムーズな取引を行わせることが困難であった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、使用者が具体的な取引内容を入力する前に、当該取引内容に関連する情報を得ることを可能とし、スムーズな取引を実現することが可能な自動取引装置及び取引システムを提供することを目的の1つとする。
本発明の自動取引装置は、取引者の操作によって取引を行う自動取引装置であって、前記取引者の識別情報を受け付ける識別情報受付部と、各々が複数の取引の各々を示す複数の取引ボタン、及び顧客専用画面の呼び出しを示す顧客専用ボタンを含む取引選択画面を提示する情報提示部と、前記情報提示部によって提示された前記取引ボタン及び前記顧客専用ボタンのうちから1のボタンを選択する選択入力を受け付ける選択受付部と、を含み、前記情報提示部は、前記顧客専用ボタンが選択された場合には、前記取引選択画面に代えて、前記複数の取引のうちから顧客が予め指定した1以上の取引の各々を示す指定取引のボタンを提示しかつ前記識別情報に対応した顧客情報に基づく引出限度額及び残高を提示する顧客専用の取引選択画面を提示することを特徴とする。
また、本発明の取引システムは、取引者の操作によって取引を行う自動取引装置と、前記自動取引装置と通信可能に接続されており、前記自動取引装置を操作する取引者に関する情報としての顧客情報を有するデータベースとからなる取引システムであって、前記自動取引装置は、前記取引者を識別する識別情報を受け付ける識別情報受付部と、前記データベースから前記識別情報に基づいて前記顧客情報を受信する受信部と、各々が複数の取引の各々を示す複数の取引ボタン、及び顧客専用画面の呼び出しを示す顧客専用ボタンを含む取引選択画面を提示する情報提示部と、前記情報提示部によって提示された前記取引ボタン及び前記顧客専用ボタンのうちから1のボタンを選択する選択入力を受け付ける選択受付部と、を含み、前記情報提示部は、前記顧客専用ボタンが選択された場合には、前記取引選択画面に代えて、前記複数の取引のうちから顧客が予め指定した1以上の取引の各々を示す指定取引のボタンを提示しかつ前記識別情報に対応した顧客情報に基づく引出限度額及び残高を提示する顧客専用の取引選択画面を提示することを特徴とする。
本発明に係る自動取引装置としてのATMの構成を示すブロック図である。 実施例1のATMの外観を示す斜視図及びATMを含むシステムを示す図である。 実施例1の取引制御ルーチンを示すフローチャートである。 実施例1の取引制御ルーチンを示すフローチャートである。 ディスプレイの表示例を示す図である。 ディスプレイの表示例を示す図である。 ディスプレイの表示例を示す図である。 ディスプレイの表示例を示す図である。 ディスプレイの表示例を示す図である。 ディスプレイの表示例を示す図である。 実施例2の取引制御ルーチンを示すフローチャートである。 ディスプレイの表示例を示す図である。
以下に、本発明の実施例1の自動取引装置について添付の図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の自動取引装置の一例としてのATM(Automated Teller Machine)100の構成を示しており、図2は、ATM100の外観を示す斜視図及びATM100を含むシステム200を示している。尚、ATM100は、例えば金融機関の各支店に設置されており、夫々金融機関のホストコンピュータ(以下、単にホストとも称する)300及びCRMサーバ400に接続されている。
ATM100は、制御部11によって動作制御がなされる。制御部11は、使用者(顧客)が行いたい取引の選択に関する入力を受け付ける選択受付部11A及びATM100を操作して取引をする取引者(以下、使用者ともいう)が行う取引に関連する情報等の使用者へ情報の提示を行う情報提示部11Bを有している。選択受付部11Aは、所定の情報に基づいて、種々の取引から所定の取引を選択して、当該選択された取引の選択に関する入力を受け付け得る。
情報保持部としての記憶部12は、制御部11の処理に必要なデータ及び処理において発生するデータを適宜記憶するハードディスク、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置である。
通信部13は、制御部11の指示に従って外部とのデータの送受信等の通信を行うためのNIC(Network Interface Card)等である。通信部13は、例えば、後述の取引制御おいて生ずるホストコンピュータ300及びCRMサーバ400等の外部機器との通信を行う。以下、ATM100と外部との通信は通信部13を介して行われるとする。
操作表示部14は、図2に示すようにATM100の前面に設けられている。操作表示部14は、告知部としてのディスプレイ14Aと、当該ディスプレイ14Aの表示面を覆う入力部としてのタッチパッド14Bとを含む。ティスプレイ14Aは、制御部11から供給された操作表示信号に基づき、各種の操作画面又はメッセージ等を含む取引画面(取引種別の選択画面である取引選択画面及び取引内容を入力する画面である取引内容受付画面を含む)を表示する、例えば液晶表示装置である。
タッチパッド14Bは、使用者がディスプレイ14Aに表示された内容に対応した領域に触れると、当該表示された内容に対応した操作信号を制御部11に供給する、例えば感圧式または静電式のタッチパッドである。
現金入出機構15は、制御部11から供給された開閉制御信号に応じて、図2に示すようにATM100の前面に設けられている紙幣入出口17及び硬貨入出口19のシャッタの開閉を行う。また、現金入出機構15は、制御部11から供給された現金引出信号に応じて、紙幣または硬貨が格納されている現金格納庫(図示せず)から、当該現金引出御信号にて示される金額に対応した紙幣または硬貨を取り出して、それぞれ紙幣入出口17及び硬貨入出口19に導出する。更に、現金入出機構15は、使用者が紙幣入出口17または硬貨入出口19に投入した紙幣または硬貨を取り込み、現金格納庫に格納する。
通帳記帳機21は、図2に示すようにATM100の前面に設けられている通帳挿入排出口23に顧客の預金通帳が挿入されると、これを取り込む。この際、通帳記帳機21は、制御部11から供給された取引結果信号にて示される取引内容、及び当該取引の実行日時等を、顧客の預金通帳に書き込む。当該書き込みが終了すると、通帳記帳機21は、顧客の預金通帳を通帳挿入排出口23から排出する。
識別情報受付部としてのカード読取印刷機25は、図2に示すATM100の前面に設けられているカード挿入口としてのカード挿入排出口27に顧客の取引カードが挿入されると、当該取引カードを取り込んで当該取引カードが保持している情報を読み取る。この読み取りは、取引カードのエンボス、磁気ストライプまたはICチップを読み取ることで行われる。
当該取引カードが保持している情報は、例えば、カードの名義人情報、当該取引カードを発行しているカード会社または銀行等の金融機関の情報等である。すなわち、当該取引カードは、ATM100を操作する取引者の識別情報を有している。カード読取印刷機25は、読み取ったカード情報を制御部11に供給する。
また、カード読取印刷機25は、制御部11からカード排出信号が供給された場合には、取り込んだ取引カードをカード挿入排出口27から排出させる。また、カード読取印刷機25は、制御部11から供給された取引明細プリント信号に応じて、当該取引明細プリント信号にて表される取引結果を明細票用紙に印刷する。
識別情報受付部としての生体情報受付部28は、図2に示すようにATM100の前面に設けられている指紋認証部28A及び撮像装置28Bを有している。生体情報受付部28は、ATM100を操作する取引者の識別情報である生体情報を受け付けて、当該生体情報を制御部11に供給する。
例えば、指紋認証部28Aは、操作者が指紋認証部に挿入した指の指紋を読み取ることが可能である。また、撮像装置28Bは、ATMを操作する操作者の映像を撮像し、例えば、目の虹彩を読み取ったり、操作者の顔画像を撮像して画像認識したりすることが可能である。
制御部11は、取引者の識別情報として上記カード読取印刷機25から供給されたカード情報をCRMサーバに送信して、CRMサーバに当該取引者に応じた(例えば、カードの名義人情報に応じた)情報である顧客情報を要求する。この顧客情報はCRMサーバ400内の顧客情報データベース(DB)400A内に保存されている。
なお、カード情報と共にまたはカード情報に代えて、取引者の識別情報として生体情報受付部から供給された生体情報をCRMサーバ400に送信して、当該生体情報を保有する取引者の顧客情報を顧客DB400Aに要求し、これを受信してもよい。また、制御部11がカード情報または生体情報から取引者を識別して、当該識別によって得られた識別情報を顧客情報DB400Aに送信し、当該識別された取引者の顧客情報を顧客情報データベース(DB)から受信してもよい。
顧客情報は、例えば取引者(カードの名義人等)である顧客が複数の取引種別の中から選択し予め設定している1または複数の指定取引、または顧客の取引履歴、顧客の取引志向等の取引に関する情報を含んでいる。また、顧客情報は、顧客の性格、顧客の興味のある取引等の他の情報も含み得る。
制御部11は、これらの顧客情報に基づいて、当該顧客に専用の選択取引画面または取引内容受付画面等の顧客専用取引画面を生成して表示(提示)してもよい。また、制御部11は、これらの顧客情報に基づいて、顧客専用取引画面において、取引に関する情報、その他当該顧客に対する情報を提示してもよい。
例えば、制御部11の選択受付部11Aは、「お引き出し」、「お預け入れ」、「外貨定期預金」等の取引から使用者が行いたい所望の取引の選択を行う取引選択画面において表示する取引の候補を決定する。また、例えば、制御部11の情報提示部11Bは、顧客情報に基づいて、取引選択画面において、残高情報等、当該決定された取引の候補に関する情報を提示する。また、例えば、制御部11の情報提示部11Bは、使用者によって実行する取引が選択された後、取引内容の受付画面において、顧客情報に基づいて、所定の振込先及び振込手数料等、当該選択された取引に関する情報を提示する。
[取引制御ルーチン]
以下に、ATM100の取引制御ルーチンについて説明する。図3及び図4に制御部11によって実行される取引制御ルーチンR1を示す。制御部11は、例えば、電源が投入されると取引制御ルーチンR1を実行する。なお、ATM100に人感センサ等を設けて、顧客がATM100に近づいたことが検出された際に取引制御ルーチンが実行されることとしてもよい。
図3に示すように、先ず、制御部11の選択受付部11Aは、ディスプレイ14Aに取引種別入力受付画面を表示させる(ステップS1)。ステップS1において表示される取引種別入力受付画面は、行いたい取引の選択入力または取引カードの挿入を顧客(使用者)に促す表示画面であり、例えば図5に示すような表示である。
図5の画面表示においては、「お預入れ」、「お引出し」等の取引を選択し、全顧客に共通の画面を表示させるための通常取引選択ボタン群A1(図中破線内)が表示されている。また、図5の画面表示においては、ATM100を操作する顧客の専用の画面に遷移するためのボタンとして、「MyATM」ボタンA2が用意されている。
制御部11は、ステップS1の実行後、取引カードが挿入されたか否かを判定する(ステップS2)。この判定は、カード挿入排出口27からカード読取印刷機25に取引カードが取り込まれたか否かを判定することで行われてもよい。具体的には、例えば、カード読取印刷機25内のセンサが取引カードの存在を検出したか否かで行われてもよい。
制御部11は、ステップS2においてカードが取り込まれていないと判定する(ステップS2:NO)と、取引種別が選択されたか、具体的には、タッチパッド14Bを介して通常取引ボタン群A1(図5参照)の何れかのボタンが押されたか否かを判定する(ステップS3)。
制御部11は、ステップS3において取引種別が選択されていないと判定する(ステップS3:NO)と、タッチパッド14Bを介してMyATMボタンA2(図5参照)が押されたか否かを判定する(ステップS4)。制御部11は、ステップS4において、MyATMボタンA2が押されていないと判定すると、ステップS2に戻り、再度カードが挿入されたか否かの判定を行う。
制御部11は、ステップS4において、MyATMボタンが押されたと判定すると(ステップS4:YES)、顧客にカードの挿入を促すカード挿入要求画面をディスプレイ14Aに表示させる(S5)。このカード挿入要求画面は、例えば、図6に示すような画面であってもよい。
制御部11は、ステップS5の実行後、取引カードが挿入されたか否かを判定する(ステップS6)。この判定は、ステップS2と同様に、カード挿入排出口27からカード読取印刷機25に取引カードが取り込まれたか否かの判定することで行われてもよい。
制御部11は、ステップS6において取引カードが挿入されていないと判定する(ステップS6:NO)と、一定時間待機した後に再度ステップS6を実行する。
制御部11は、ステップS2において取引カードが挿入されたと判定する(ステップS2:YES)かまたはステップS6において取引カードが挿入されたと判定する(ステップS6:YES)と、取引カードの磁気ストライプ及びICチップを読み取って当該取引カードが担持しているカード情報を記憶部12に保存する(ステップS7)。このカード情報は上述のように、カードの名義人情報、当該取引カードを発行しているカード会社または銀行等の金融機関の情報等である。
制御部11は、ステップS7の実行後、顧客に暗証番号の入力を促す画面表示である暗証番号受付画面をディスプレイに表示させる(ステップS8)。この画面表示は、例えば、図7に示すようにテンキーを表示して行われてもよい。
制御部11は、ステップS8の実行後、暗証番号受付画面において正しい暗証番号が入力されたか否かを判定する(ステップS9)。制御部11は、暗証番号が入力されていないまたは正しい暗証番号が入力されていないと判定する(ステップS9:NO)と、一定時間待機した後、再度ステップS9を実行する。
以下、図3に加えて図4も併せて参照する。制御部11は、ステップS9において、正しい暗証番号が入力されたと判定する(ステップS9:YES)と、CRMサーバ400(図2参照)にステップS7において読み取られたカード情報を送信して、取引カードの名義人に関する情報である顧客情報を要求する(ステップS10)。
CRMサーバ400は、制御部11からの要求に応じて、顧客情報データベース内に保存されている顧客情報をATM100に送信する。顧客情報は、上記したように、例えばカードの名義人である顧客が複数の取引種別の中から選択し予め設定している1または複数の指定取引、または顧客の取引履歴、顧客の取引志向等の取引に関する情報を含んでいる。
また、顧客情報には、顧客の性格、顧客の興味のある取引、各取引種別における設定等の他の情報を含み得る。各取引種別における設定としては、例えば、振込においては所定の振込先の設定、預入または引出においては、予め定められた所定の預入引出金額(例えば、1万、5万、10万の3種類の金額等)であってもよい。
制御部11は、ステップS10の実行後、CRMサーバ400から顧客情報を受信したか否かを判定する(ステップS11)。制御部11は、ステップS11において、顧客情報を受信していないと判定する(ステップS11:NO)と、一定時間待機した後、再度ステップS11を実行する。
制御部11の情報提示部11Bは、ステップS11において顧客情報を受信したと判定すると、ATM100を現在操作している顧客、すなわちATM100に挿入された取引カードの名義人(顧客)に専用の画面である顧客専用取引選択画面であるMyATM画面を表示する(ステップS12)。
図8に、MyATM画面の一例を示す。画面の最上部には、カード名義人(顧客)に対するメッセージを表示する対顧客メッセージ表示部B1(図中破線内)が設けられている。図8では、一例としてカード名義人の名前及び暗証番号の変更を促すメッセージが表示されている。なお、このメッセージは、キャンペーンまたはイベント告知等の宣伝広告のメッセージであってもよいし、顧客に対する重要なお知らせ等、様々な他のメッセージであってもよい。また、このメッセージは、全顧客に共通のメッセージであってもよい。
対顧客メッセージ表示部B1の下には、顧客情報に基づいて制御部11の選択受付部11Aによって決定(選択)された取引種別を表示する顧客専用取引ボタン群B2(図中破線内)が表示されている。
この顧客専用取引ボタン群B2に含まれる取引は、顧客情報内に含まれている顧客が予め選択して設定した取引種別に基づいて選択受付部11Aが決定してもよい。また、当該顧客専用取引ボタン群B2に含まれる取引は、顧客情報に含まれる顧客の取引履歴等の他の情報に基づいて選択受付部11Aが決定してもよい。これら、選択受付部11Aが決定した取引を指定取引と称する。
例えば、選択受付部11Aは、顧客情報内の取引履歴に基づいて、顧客専用取引ボタン群B2に含まれる取引種別ボタンとして、使用頻度の高い取引種別を選択してもよい。
顧客専用取引ボタン群B2の下には、取引関連情報としての共通情報表示B3(図中破線内)が表示されている。これは、どの顧客にも共通してなされる表示である。例えば、どのような手続を行うとしても高い頻度で関わってくる顧客の口座の残高等が表示される。この残高等は、顧客情報に含まれ得る残高情報に基づいて表示されてもよい。
共通情報表示B3の下には、取引関連情報としての顧客専用情報表示B4(図中破線内)が表示されている。この顧客専用情報表示B4には、顧客情報に応じて、取引に関連する情報が表示される。この情報は、例えば、上記顧客専用取引ボタン群B2に表示されている取引の1または複数に関連する情報である。図8では、一例として、顧客専用取引ボタン群B2に表示されている取引中の「お引出し」に関して、「お引出し限度額」及び「残高」が表示されている。また、顧客専用取引ボタン群B2に表示されている取引中の「外貨定期預金」に関して、相場を示す「預入相場(米ドル)」並びに金利を示す「金利(1ヶ月)」、「金利(6ヶ月)」及び「金利(1年)」も表示されている。
このように、顧客によって異なる取引、例えば顧客が予め設定(指定・選択)した取引または顧客が行う頻度が高い取引のみを表示する顧客専用の取引選択画面を表示することで、顧客がスムーズに取引を行うことが可能である。
また、当該顧客専用の選択画面に表示された取引に関連する情報を同時に表示することで、顧客が取引を選択して取引内容(取引金額等)を決定する前に、すなわち、ATM100による取引内容の受け付けに先立って、予め取引に関連する情報を得ることができる。そのため、顧客が当該情報を用いてスムーズに取引を進めることが可能である。
制御部11は、ステップS12の実行後、取引種別が入力されたか否かを判定する(ステップS13)。この判定は、タッチパッド14Bを介して、顧客専用取引ボタン群B2内のボタンが押されたか否かで判定してもよい。
制御部11は、取引種別が入力されていないと判定する(ステップS13:NO)と、一定時間待機した後、再度ステップS13を実行する。制御部11は、ステップS3において取引種別が入力されたと判定する(ステップS3:YES)か、またはステップS13において取引種別が入力されたと判定する(ステップS13:YES)と、暗証番号及び取引内容(例えば、取引金額、振込先等)の入力を待機する(ステップS14)。
この際、まず、暗証番号の入力画面(例えば、図7のような画面)を表示し、暗証番号の入力があった後に、図9に示すような選択された取引内容の受付画面を表示して、取引内容の入力を待機することとしてもよい。図9には、振込が選択された場合の画面であり、振込先の金融機関の選択画面を一例として示している。例えば、図9に示す画面において金融機関が選択されると、振込先の口座番号等の入力画面等に遷移する。
制御部11は、ステップS14の実行後、正しい暗証番号及び取引内容が入力されたか否かを判定する(ステップS15)。この判定は、使用者によってタッチパッド14Bを用いた暗証番号及び取引内容の入力が行われたか否かで判定してもよい。入力された暗証番号が正しい暗証番号か否かは、取引カード内の情報によって判定してもよいし、ホストコンピュータ300に問い合わせて判定してもよい。
制御部11は、ステップS15において暗証番号及び取引内容が入力されていないと判定する(ステップS15:NO)と、一定時間待機した後に再度ステップS15を実行し、再度暗証番号及び取引内容が入力されたか否かを判定する。
制御部11は、ステップS15において正しい暗証番号及び取引内容が入力されたと判定する(ステップS15:YES)と、ステップS7において読み取ったカード情報及びステップ14において入力された暗証番号及び取引内容をホスト300に送信する(ステップS16)。
制御部11は、ステップS16の実行後、ホスト300と通信してホスト300が取引を許可したか否かを判定する(ステップS17)。この判定は、ホスト300から取引の許可通知が到来したか否かで判定してもよい。制御部11は、ステップS17において、ホスト300が取引を許可しなかったと判定する(ステップS17:NO)と、当該取引を扱えない旨の表示をディスプレイ14Aにさせる(ステップS18)。この表示は,例えば図10に示すようなものでもよい。
制御部11は、ステップS17において、ホスト300が取引を許可したと判定する(ステップS17:YES)と、取引内容に応じて取引処理を実行する(ステップS19)。例えば、引出手続の場合には、現金入出機構15に、現金格納庫(図示せず)から、当該取引内容に含まれる金額に対応した紙幣または硬貨を取り出させ、それぞれ紙幣入出口17及び硬貨入出口19に導出させる。
制御部11は、ステップS18及びS19の実行後、取引の終了処理を実行し(ステップS20)、その後ルーチンは終了する。この取引の終了処理は、例えば、カード読取印刷機25に取引の内容を記載した明細票を印刷させ、カード読取印刷機25に、カード挿入排出口27から取引カード及び明細票を排出させる処理等の処理であってもよい。
本実施例のATM100及びシステム200においては、顧客情報に基づいて顧客専用の取引選択画面を表示させる。また、例えば、この顧客専用の取引選択画面において、顧客情報に基づいて決定(選択)された、当該顧客が行う可能性が高いと予測される取引のみを表示する。このため、顧客は多数の取引の中から行う可能性の低い取引を排除した限定された取引の中から所望の取引を選択することとなるので、無駄な判断を行わずにスムーズに手続を選択し、手続を進めることができる。
また、例えば、顧客専用の取引選択画面において、上記決定(選択)された取引に関する情報を表示することで、顧客は、取引を選択して取引内容を入力する前に、予め取引に関する情報を知得することができる。これにより、顧客は事前情報とともに手続を進めることが可能であり、手続をスムーズに行うことが可能となる。
以下に、本発明の実施例2の自動取引装置について添付の図面を参照しつつ説明する。なお、実施例2の自動取引装置においては、自動取引装置の機器構成及びシステム構成は、実施例1のATM100及びシステム200と同様である。
実施例2においては、顧客専用の取引選択画面(例えば、図8のMyATM画面)において、取引が選択された後、当該選択された取引の取引内容の入力の受付の際にも、顧客叙法に基づいて顧客専用の取引内容入力画面が表示される。例えば、振込が選択された場合には、顧客専用の取引画面において、顧客情報に基づいて選択または決定された特定の振込先を表示する。
[取引制御ルーチン]
図11に実施例2のATM100の取引制御ルーチンR2を示す。なお、ステップS9までは、実施例1において説明した取引制御ルーチンR1の図3と同様のルーチンであるので説明は省略する。従って、以下においては、図11を用いて、ステップS10以降の処理について説明する。また、ルーチンR2は、カードの名義人(顧客)専用の画面を表示して進行する顧客専用画面表示ルートXと、全顧客に共通の画面を表示して進行する共通画面表示ルートYと、を有している。
以下に、顧客専用画面表示ルートXについて説明する。制御部11は、ステップS9(図3参照)において、正しい暗証番号が入力されたと判定する(ステップS9:YES)と、CRMサーバ400(図2参照)にステップS7において読み取られたカード情報を送信して、取引カードの名義人に関する情報である顧客情報を要求する(ステップS10)。CRMサーバ400は、制御部11からの要求に応じて、顧客情報データベース内に保存されている顧客情報をATM100に送信する。顧客情報は、上記したように、例えばカードの名義人である顧客が複数の取引種別の中から選択し予め設定している1または複数の指定取引、指定取引、または顧客の取引履歴、顧客の取引志向等の取引に関する情報を含んでいる。
また、顧客情報には、顧客の性格、顧客の興味のある取引、各取引種別における設定等の他の情報を含み得る。各取引種別における設定としては、例えば、振込においては所定の振込先の設定、預入または引出においては、予め定められた所定の預入引出金額(例えば、1万、5万、10万の3種類の金額等)であってもよい。
制御部11は、ステップS10の実行後、CRMサーバ400から顧客情報を受信したか否かを判定する(ステップS11)。制御部11は、ステップS11において、顧客情報を受信していないと判定する(ステップS11:NO)と、一定時間待機した後、再度ステップS11を実行する。
制御部11は、ステップS11において顧客情報を受信したと判定すると、ATM100を現在操作している顧客、すなわちATM100に挿入された取引カードの名義人に専用の画面である取引選択画面であるMyATM画面を表示する(ステップS12)。このMyATM画面は、例えば、実施例1において説明した図8と同様のものである。
制御部11の選択受付部11Aは、ステップS12の実行後、取引種別が入力されたか否かを判定する(ステップS13)。この判定は、タッチパッド14Bを介して、顧客専用取引ボタン群B2(図8参照)内のボタンが押されたか否かで判定してもよい。
制御部11の選択受付部11Aは、取引種別が入力されていないと判定する(ステップS13:NO)と、一定時間待機した後、再度ステップS13を実行する。制御部11は、ステップS13において取引種別が入力されたと判定する(ステップS13:YES)と、暗証番号の入力を待機する(ステップS14−1)。ステップS14−1において、制御部11は、ディスプレイ14Aに、実施例1において説明した図7と同様の暗証番号受付画面を表示させてもよい。
制御部11は、ステップS14−1の実行後、正しい暗証番号が入力されたか否かを判定する(ステップS15−1)。この判定は、使用者によってタッチパッド14Bを用いた暗証番号及び取引内容の入力が行われたか否かで判定してもよい。入力された暗証番号が正しい暗証番号か否かは、取引カード内の情報によって判定してもよいし、ホストコンピュータ300に問い合わせて判定してもよい。
制御部11は、ステップS15−1において正しい暗証番号が入力されていないと判定する(ステップ15−1:NO)と、一定時間待機した後に再度ステップS15−1を実行し、正しい暗証番号が入力されたか否かを判定する。この際、間違った暗証番号が入力された場合には、その旨をディスプレイ14Aによって通知し、再度暗証番号受付画面を表示させてもよい。
制御部11が、ステップS15−1において正しい暗証番号が入力されていると判定する(ステップS15−1:YES)と、情報提示部11Bは、ステップS12−S13において選択された取引種別に応じた画面であり、取引カードの名義人(顧客)に専用の取引内容受付画面である顧客専用取引画面としてのMyATM取引画面を表示する(S16−1)。
図12にMyATM取引画面の一例として、ステップS12−S13において、「お振込」が選択された場合のMyATM取引画面を示す。MyATM取引画面の最上部には、カード名義人(顧客)に対するメッセージを表示する対顧客メッセージ表示部C1(図中破線内)が設けられている。
図12では、一例としてカード名義人の名前及びキャンペーンまたはイベント告知等の宣伝広告のメッセージが表示されている。なお、このメッセージは、図8のMyATM画面と同様の顧客に暗証番号の変更を促すメッセージであってもよいし、顧客に対する重要なお知らせ等、様々な他のメッセージであってもよい。また、このメッセージは、全顧客に共通のメッセージであってもよい。
対顧客メッセージ表示部C1の下には、S12−13において選択された取引種別及び顧客情報に基づいて、制御部11の情報提示部11Bが決定(選択)した顧客専用取引内容ボタン群C2(図中破線内)が表示されている。図12の例では、振込先の候補が表示されている
この取引関連情報としての顧客専用取引内容ボタン群C2含まれる取引内容ボタンは、顧客情報内に含まれている顧客が予め設定した取引内容ボタンに基づいて、制御部11の情報提示部11Bが決定してもよい。また、顧客専用取引ボタン群C2に含まれる取引内容は、顧客情報に含まれる顧客の取引履歴等の他の情報に基づいて制御部11の情報提示部11Bが決定してもよい。
例えば、顧客が予め特定の振込先を設定している場合には、当該設定情報が顧客情報内に含まれており、情報提示部11Bが当該設定情報に基づいて顧客専用取引内容ボタン群C2の内容を決定し、それらをディスプレイ14Aに表示させてもよい。また、例えば振込取引の場合には、顧客情報内に含まれる取引履歴において、顧客が振込先として選択している頻度が高い振込先を選択して表示することとしてもよい。
顧客専用取引内容ボタン群C2の下には、取引関連情報としての共通情報表示C3(図中破線内)が表示されている。これは、どの取引が選択された場合おいても共通してなされる表示である。例えば、どのような手続を行うとしても高い頻度で関わってくる顧客の口座の残高等が表示される。この残高等は、顧客情報に含まれ得る残高情報に基づいて表示されてもよい。
共通情報表示C3の下には、取引関連情報としての顧客専用情報表示C4(図中破線内)が表示されている。この顧客専用情報表示C4には、顧客情報に応じて、選択された取引に関連する情報が表示される。図12では、一例として、振込について、顧客専用取引ボタン群C2内に表示されている振込先に振り込む場合の振込手数料が表示されている。
このように、顧客によって異なりかつ顧客に適した情報、例えば振込手続が選択された場合には、顧客が予め設定(指定・選択)した振込先または顧客が振込先として選択する頻度が高い振込先を表示する顧客専用の取引画面を表示することで、顧客に対して不要な入力を排除し、スムーズに取引を進行させることが可能である。
また、これと同時に顧客が選択した取引に関連する情報を顧客情報に基づいて表示することで、顧客が取引内容(取引金額、振込先等)を決定する前に、すなわち、ATM100による取引内容の受け付けに先立って、予め取引に関連する情報を得ることが出来る。そのため、顧客が当該情報を用いてスムーズに取引を進めることが可能である。
以下に共通画面表示ルートYについて説明する。制御部11は、ステップS3(図3参照)において取引種別が選択されたと判定する(ステップS3:YES)と、暗証番号の入力を待機する(ステップS14−2)。ステップS14−2において、制御部11は、ディスプレイ14Aに、実施例1において説明した図7と同様の暗証番号受付画面を表示させてもよい。
制御部11は、ステップS14−2の実行後、正しい暗証番号が入力されたか否かを判定する(ステップS15−2)。この判定は、使用者によってタッチパッド14Bを用いた暗証番号及び取引内容の入力が行われたか否かで判定してもよい。入力された暗証番号が正しい暗証番号か否かは、取引カード内の情報によって判定してもよいし、ホストコンピュータ300に問い合わせて判定してもよい。
制御部11は、ステップS15−2において正しい暗証番号が入力されていないと判定する(ステップ15−2:NO)と、一定時間待機した後に再度ステップS15−2を実行し、正しい暗証番号が入力されたか否かを判定する。この際、間違った暗証番号が入力された場合には、その旨をディスプレイ14Aによって通知し、再度暗証番号受付画面を表示させてもよい。
制御部11は、ステップS15−2において正しい暗証番号が入力されていると判定する(ステップS15−2:YES)と、全顧客に共通な通常の取引内容受付画面を表示する(ステップS16−2)。表示される通常の取引受付画面は、例えば、上記実施例1において説明した図9に示すような取引受付画面(振込を選択した場合を例に示す)であってもよい。
以下、顧客専用画面表示ルートXと共通画面表示ルートYをとの合流後のルーチンについて説明する。制御部11は、ステップS16−1及びS16−2を実行後、取引内容が入力されたか否かを判定する(ステップS17)。この判定は、使用者によってタッチパッド14Bを用いた取引内容の入力が行われたか否かで判定してもよい。
制御部11は、ステップS17において取引内容が入力されていないと判定する(ステップS17:NO)と、一定時間待機した後に再度ステップS17を実行し、再度取引内容が入力されたか否かを判定する。
制御部11は、ステップS17において取引内容が入力されたと判定する(ステップS17:YES)と、ステップS7(図3参照)において読み取ったカード情報及びステップS14−1及びS14−2において入力された暗証番号及び取引内容をホスト300に送信する(ステップS18)。
制御部11は、ステップS18の実行後、ホスト300と通信してホスト300が取引を許可したか否かを判定する(ステップS19)。この判定は、ホスト300から取引の許可通知が到来したか否かで判定してもよい。制御部11は、ステップS19において、ホスト300が取引を許可しなかったと判定する(ステップS19:NO)と、当該取引を扱えない旨の表示をディスプレイ14Aにさせる(ステップS20)。この表示は、例えば、実施例1において説明した図10に示すようなものでもよい。
制御部11は、ステップS19において、ホスト300が取引を許可したと判定する(ステップS19:YES)と、取引内容に応じて取引処理を実行する(ステップS21)。例えば、振込手続の場合には、現金入出機構15に、紙幣入出口17及び硬貨入出口19から投入された現金を取り込んで、現金格納庫(図示せず)に収納させ、当該収納結果についての情報をホスト300に送信する。
制御部11は、ステップS20及びS21の実行後、取引の終了処理を実行し(ステップS22)、その後ルーチンは終了する。この取引の終了処理は、例えば、カード読取印刷機25に取引の内容を記載した明細票を印刷させ、カード読取印刷機25に、カード挿入排出口27から取引カード及び明細票を排出させる処理等の処理であってもよい。
本実施例のATM100及びシステム200においては、顧客専用の取引選択画面において選択された取引及び顧客情報に基づいて、顧客専用の取引内容受付画面を表示させる。また、例えば、この顧客専用の取引内容受付画面において、顧客情報に基づいて決定(選択)された、当該顧客が行う可能性が高いと予測される取引内容のみを表示する。
このため、顧客は多数の取引内容の中から行う可能性の低い取引内容を排除した限定された取引内容の中から所望の取引を選択することとなるので、選択入力及び無駄な判断を行わずにスムーズに取引内容を選択し、手続を進めることができる。
また、例えば、顧客専用の取引選択画面において選択された取引に関する情報を取引内容受付画面に表示することで、顧客は、取引内容を入力する前に、予め取引に関する情報を知得することができる。これにより、顧客は事前情報とともに手続を進めることが可能であり、手続をスムーズに行うことが可能となる。
上記実施例では、顧客専用の画面であるMyATM画面の表示例をいくつか示したが、顧客専用の取引画面に表示される情報は上記例に示されている内容に限られない。例えば、借入をする際の借入限度額や、返済をする際の返済残高等、顧客の取引に資する情報を顧客情報に基づいて取引画面にて表示してもよい。
また、上記実施例ではCRMサーバ400内に顧客情報データベース400Aがあるとしたが、顧客情報データベースはATM100内にあってもよい。この場合は、ATM100は、顧客情報を外部から受信する必要はない。
上記実施例ではATMを例に説明したが、上記構成及びルーチンはCD等の取引カードを扱う他の装置においても適用可能である。また、取引カードはデビットカード等、他のカードであってもよい。また、取引カードに替えて、非接触ICを有するスマートフォン等の他の取引媒体を用いることも可能である。
非接触ICを用いる場合には、取引カードをカード読取印刷機25に挿入する代わりに、非接触IC内に担持されている情報を非接触IC読取部(図示せず)によって読み取ることとしてもよい。また、上述した生体情報認証部28によって受け付けられた生体情報を用いて取引が可能であってもよい。
また、上述の実施例のルーチンでは、ATM100が、取引カードが保持する取引者の識別情報を用いて、顧客情報DB400Aに顧客情報を要求する場合を例に説明したが、これ以外の情報を用いて顧客情報を要求してもよい。例えば、非接触IC等の他の媒体に保持される情報を識別情報とし、当該識別情報に基づいて顧客情報を要求してもよい。
また、上述した生体情報認証部28によって受け付けられた生体情報を識別情報として用いて、当該識別情報に基づいて顧客情報を要求してもよい。生体情報を識別情報として用いる場合、例えば、図3に示すフローにおいて、ステップS2、ステップS5及びステップS6を変更すればよい。
具体的には、例えば、ルーチンR1及びR2のステップS2及びステップS6において、カードが挿入されたかの判定に代えて、生体情報認証部28において生体情報が受け付けられたか否かの判定が行われてもよい。この判定は、例えば、指紋認証部28Aに取引者が指を挿入して指紋が読み取られたか否か、または撮像装置28Bによって、取引者の虹彩が読み取られたか否かで行われてもよい。
また、例えば、ルーチンR1またはR2のステップS5において、カード挿入の要求表示に代えて、指紋や虹彩等の生体情報を要求する表示を行うこととしてもよい。
また、生体情報認証部28によって生体情報を受け付けた場合には、カード情報に加えてまたはカード情報に代えて生体情報をCRMサーバ400に送信してもよい。具体的には、例えば、図4のルーチンR1のステップS10または図11のルーチンR2のステップS10において、取引者の識別情報としてカード情報に加えてまたはカード情報に代えて生体情報をCRMサーバ400に送信して、顧客情報を要求してもよい。
上述した実施例における種々の構成、ルーチンは例示に過ぎず、用途等に応じて適宜選択及び変更可能である。
100 ATM
200 システム
300 ホスト
400 CRMサーバ
400A 顧客情報データベース
11 制御部
11A 選択受付部
11B 情報提示部
12 記憶部
13 通信部
14 操作表示部
14A ディスプレイ
14B タッチパッド
25 カード読取印刷機
27 カード挿入排出口

Claims (11)

  1. 取引者の操作によって取引を行う自動取引装置であって、
    前記取引者の識別情報を受け付ける識別情報受付部と、
    各々が複数の取引の各々を示す複数の取引ボタン、及び顧客専用画面の呼び出しを示す顧客専用ボタンを含む取引選択画面を提示する情報提示部と、
    前記情報提示部によって提示された前記取引ボタン及び前記顧客専用ボタンのうちから1のボタンを選択する選択入力を受け付ける選択受付部と、を含み、
    前記情報提示部は、前記顧客専用ボタンが選択された場合には、前記取引選択画面に代えて、前記複数の取引のうちから前記顧客が予め指定した1以上の取引の各々を示す指定取引のボタンを、前記識別情報に対応した情報である顧客情報に基づいて提示しかつ前記顧客情報に基づいて引出限度額及び残高を提示する顧客専用の取引選択画面を提示し、
    前記識別情報に対応した情報である顧客情報は前記自動取引装置が保持しているかまたは外部のデータベースから取得されることを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記情報提示部は、前記選択入力によって入力された取引に応じた取引関連情報を提示することを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 前記顧客情報は、前記識別情報に基づいて情報通信回線を介して外部データベースから受信されることを特徴とする請求項1または2に記載の自動取引装置。
  4. 前記選択受付部は、当該選択された取引の内容についての内容入力を受け付け、前記情報提示部は、前記内容入力の受け付けに先立って前記取引関連情報を提示することを特徴とする請求項2に記載の自動取引装置。
  5. 前記指定取引の取引種別は、引出及び振込であることを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  6. 非接触に通信可能な取引媒体から情報を読む非接触読取部を備え、
    前記非接触読取部によって前記取引媒体から読み取られた識別情報に基づき、前記取引者に対応した前記顧客情報が特定されることを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  7. 前記情報提示部は、
    前記顧客専用の取引選択画面に表示された少なくとも1つの前記指定取引のうち1つの指定取引が顧客により選択されると、前記顧客が選択した指定取引の取引関連情報を前記顧客専用の取引選択画面の取引ボタン内に提示し、
    前記取引ボタン内に提示される前記取引関連情報は、取引種別が引出の場合には引出額を表し、取引種別が振込の場合には振込先氏名を表すことを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  8. 生体情報認証部を備え、
    前記顧客専用ボタンが顧客により選択された後に、本人確認としての前記生体情報認証部による生体認証が行われると、前記顧客情報が特定され、特定された前記顧客情報に対応した前記顧客専用の取引選択画面が表示されることを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  9. 前記顧客専用ボタンは、前記取引選択画面の画面上に表示されるマイボタンであることを特徴とする請求項8に記載の自動取引装置。
  10. 取引者の操作によって取引を行う自動取引装置と、
    前記自動取引装置と通信可能に接続されており、前記自動取引装置を操作する取引者に関する情報としての顧客情報を有するデータベースとからなる取引システムであって、
    前記自動取引装置は、
    前記取引者を識別する識別情報を受け付ける識別情報受付部と、
    前記データベースから前記識別情報に基づいて前記顧客情報を受信する受信部と、
    各々が複数の取引の各々を示す複数の取引ボタン、及び顧客専用画面の呼び出しを示す顧客専用ボタンを含む取引選択画面を提示する情報提示部と、
    前記情報提示部によって提示された前記取引ボタン及び前記顧客専用ボタンのうちから1のボタンを選択する選択入力を受け付ける選択受付部と、を含み、
    前記情報提示部は、前記顧客専用ボタンが選択された場合には、前記取引選択画面に代えて、前記複数の取引のうちから前記顧客が予め指定した1以上の取引の各々を示す指定取引のボタンを、前記識別情報に基づいて取得された顧客情報に基づいて提示しかつ前記識別情報に対応した顧客情報に基づいた引出限度額及び残高を提示する顧客専用の取引選択画面を提示することを特徴とする取引システム。
  11. 前記情報提示部は、前記選択入力によって入力された取引に応じた取引関連情報を提示することを特徴とする請求項10に記載の取引システム。
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