JP6643366B2 - 吸収性物品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収体を含む吸収性本体の前端縁の構造と吸収性本体の後端縁の構造とが異なる吸収性物品を製造する吸収性物品の製造方法に関する。
特許文献1には、吸収性本体の前端縁の構造と吸収性本体の後端縁の構造とが異なる吸収性物品を製造する製造方法が開示されている。特許文献1の吸収性物品の製造方法では、吸収性本体が長手方向に連続する本体連続体を形成し、本体連続体を切断することによって個々の吸収性本体を得る。本体連続体は、吸収性本体の前端縁同士が隣接し、吸収性本体の後端縁同士が隣接している(例えば、特許文献1の図7)。
特許文献1の吸収性物品の製造方法では、個々の吸収性本体を一定方向(例えば、特許文献1の図7においては、時計回り)に回転させ、胴回り部材が連続する胴回り連続体上に吸収性本体を配置する。胴回り連続体上に吸収性本体が配置された状態で、搬送方向に沿って吸収性本体の前端縁と吸収性本体の後端縁とが交互に並んでいる(例えば、特許文献1の図4)。胴回り連続体は、後胴回り域側に配置される領域と前胴回り域側に配置される領域とが搬送方向に沿って交互に並んでいる。
特許文献2には、搬送方向に沿って吸収性本体の前端縁と吸収性本体の後端縁とを交互に胴回り連続体上に配置し、吸収性物品を製造する製造方法が開示されている。特許文献2の胴回り連続体には、脚回り開口部を構成する開口が搬送方向において間隔を空けて形成されている。1個の開口は、搬送方向に隣接する前胴回り域側の脚回り開口部と後胴回り域側の脚回り開口部を構成する(例えば、特許文献2の図6)。
特開2011−103943号公報 特開2000−237233号公報
特許文献1及び特許文献2の胴回り連続体は、後胴回り域側に配置される領域と前胴回り域側に配置される領域とが搬送方向に沿って交互に並んでおり、前胴回り域側に配置される領域の構造と後胴回り域側に配置される領域の構造が同じになる。具体的には、搬送方向に連続する胴回り伸縮部材を設けると、吸収性物品の前胴回り域側の伸長応力と後胴回り域側の伸長応力が同じになる。吸収性物品の前胴回り域側の伸長応力と後胴回り域側の伸長応力が同じであるため、腹部と臀部の両方に合うように吸収性物品がフィットしないことがあった。
特許文献2の吸収性物品の脚回り開口部は、前胴回り側の形状と後胴回り域側の形状が異なっている。また、胴回り連続体は、前胴回り域側に配置される領域と後胴回り域側に配置される領域とが搬送方向に沿って交互に並んでいる。よって、胴回り連続体に形成される開口パターンは、2パターンであり、1個おきに異なっている。開口パターンの1ピッチは、吸収性物品の2個分の長さとなる。このように、開口等の加工パターンのピッチが吸収性物品の2個分の長さであると、加工パターンのピッチが吸収性物品の1個分の長さの装置と比較して、製造設備が大型化する。製造設備が大型化することにより、加工パターンを変更する際の交換装置が大きくなる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、製造設備の大型化を抑制しつつ、吸収体を含む吸収性本体の前端縁の構造と吸収性本体の後端縁の構造とが異なり、かつ前胴回り域の伸長応力と後胴回り域の伸長応力とが異なる吸収性物品を製造できる吸収性物品の製造方法を提供することを目的とする。
本開示に係る吸収性物品の製造方法は、吸収体を含み、長手方向と前記長手方向に直交する幅方向とを有する吸収性本体と、前記幅方向に延びる胴回り伸縮部材を含み、前胴回り域及び後胴回り域を構成する胴回り部材と、を備え、前記吸収性本体の前端縁の構造と、前記吸収性本体の後端縁の構造と、が異なり、前記前胴回り域の伸長応力と前記後胴回り域の伸長応力とが異なる吸収性物品を製造する吸収性物品の製造方法である。吸収性物品の製造方法は、前記吸収性本体が前記長手方向において連続し、かつ前記吸収性本体の前端縁同士及び後端縁同士が隣接する本体連続体を搬送する本体搬送ステップと、前記本体連続体を前記幅方向に沿って切断し、個々の前記吸収性本体を得る切断ステップと、前記前胴回り域を構成する領域が搬送方向に連続し、かつ前記後胴回り域を構成する領域が前記搬送方向に連続する胴回り連続体を搬送する胴回り搬送ステップと、前記吸収性本体を回転させ、前記胴回り連続体上に配置する本体配置ステップと、を有する。前記本体配置ステップは、前記搬送方向において隣り合う前記吸収性本体を反対方向に回転させた後に、前記胴回り連続体の前記前胴回り域側の領域に前記吸収性本体の前端縁を配置し、前記胴回り連続体の前記後胴回り域側の領域に前記吸収性本体の後端縁を配置する。
一実施形態における吸収性物品の平面図である。 吸収性物品の製造方法における本体搬送ステップ及び伸縮部材配置ステップの概略を示す模式図である。 吸収性物品の製造方法の切断ステップ及び本体配置ステップの概略を示す模式図である。 吸収性物品の製造方法の胴回り搬送ステップ、本体配置ステップ及び伸縮抑制加工ステップの概略を示す模式図である。 本体配置ステップを説明するための図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
吸収体を含み、長手方向と前記長手方向に直交する幅方向とを有する吸収性本体と、前記幅方向に延びる胴回り伸縮部材を含み、前胴回り域及び後胴回り域を構成する胴回り部材と、を備え、
前記吸収性本体の前端縁の構造と、前記吸収性本体の後端縁の構造と、が異なり、
前記前胴回り域の伸長応力と前記後胴回り域の伸長応力とが異なる吸収性物品を製造する吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性本体が前記長手方向において連続し、かつ前記吸収性本体の前端縁同士及び後端縁同士が隣接する本体連続体を搬送する本体搬送ステップと、
前記本体連続体を前記幅方向に沿って切断し、個々の前記吸収性本体を得る切断ステップと、
前記前胴回り域を構成する領域が搬送方向に連続し、かつ前記後胴回り域を構成する領域が前記搬送方向に連続する胴回り連続体を搬送する胴回り搬送ステップと、
前記吸収性本体を回転させ、前記胴回り連続体上に配置する本体配置ステップと、を有し、
前記本体配置ステップは、搬送方向において隣り合う前記吸収性本体を反対方向に回転させた後に、前記胴回り連続体の前記前胴回り域側の領域に前記吸収性本体の前端縁を配置し、前記胴回り連続体の前記後胴回り域側の領域に前記吸収性本体の後端縁を配置する、吸収性物品の製造方法。
吸収性本体は、長手方向において連続し、吸収性本体の前端縁同士が隣接し、吸収性本体の後端縁同士が隣接している。このような本体連続体から、吸収性本体の前端縁の構造と吸収性本体の後端縁の構造とが異なる吸収性本体を得ることができる。吸収性本体の前端縁と吸収性本体の後端縁において、シートの枚数や資材、幅方向の長さ、弾性部材の幅方向における位置等を容易に異ならせることができる。
本体連続体を切断して得た吸収性本体を、交互に反対方向に回転させるため、0度よりも大きく180度よりも小さい角度の回転によって、胴回り連続体の前胴回り域側の領域に吸収性本体の前端縁を配置し、後胴回り域側の領域に吸収性本体の後端縁を配置することができる。胴回り連続体上に、吸収性本体の前端縁同士が並び、吸収性本体の後端縁同士が並ぶため、胴回り連続体において搬送方向に連続する領域が前胴回り域のみ又は後胴回り域のみを構成する。よって、前胴回り域と後胴回り域において、胴回り伸縮部材の伸長倍率や本数を異ならせることができ、前胴回り域の伸長応力と後胴回り域の伸長応力とが異なる吸収性物品を製造できる。腹部と臀部の両方に合うようなフィット性を実現できる吸収性物品を製造できる。また、搬送方向において、前胴回り域が連続し、後胴回り域が連続した状態で吸収性物品を製造するため、加工パターンのピッチが吸収性物品の1個分の長さとなり、設備の大型化を抑制できる。製造設備の大型化を抑制できるため、加工パターンを変更する際の交換装置が小さくなり、容易に交換作業を行うことができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記本体配置ステップは、前記搬送方向において隣り合う前記吸収性本体を反対方向に90度回転させること望ましい。
吸収性本体を交互に90度ずつ回転させることにより、全ての吸収性本体の回転角度が同じになり、吸収性本体を一定方向に向けて配置することができる。吸収性本体を90度ずつ回転させるため、逆回転であっても略共通の機構によって回転を実現できる。回転に伴う加速度等による機構への付加も同程度となり、機構の不具合を抑制しつつ簡易に設計できる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記本体配置ステップは、前記搬送方向と直交する直交方向における前記吸収性本体の前端縁同士の位置を合わせることが望ましい。
吸収性本体の前端縁同士の直交方向における位置が一致しているため、吸収性本体の直交方向の位置が均一な吸収性物品を連続して製造できる。また、吸収性本体を旋回する旋回機構の旋回中心の位置を直交方向において一致させることにより、旋回中心の位置が直交方向においてずれている機構と比較して、旋回機構の設計の煩雑化を抑制できる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収性本体の前記後端縁の前記幅方向の長さは、前記吸収性本体の前記前端縁の前記幅方向の長さよりも長いことが望ましい。
吸収性本体の前端縁同士が隣接し、吸収性本体の後端縁同士が隣接する本体連続体を形成するため、吸収性本体の前端縁の幅方向の長さと吸収性本体の後端縁の幅方向の長さとが異なる吸収性本体を製造できる。このように構成された吸収性物品は、後胴回り域側における幅方向の長さが比較的長く、臀部をより適切に覆うことができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記切断ステップよりも前に、前記本体連続体上に前記長手方向に伸縮する本体伸縮部材を設ける伸縮部材配置ステップを有し、
前記伸縮部材配置ステップは、前記本体伸縮部材の前端縁の前記幅方向における位置と前記本体伸縮部材の後端縁の前記幅方向における位置と異ならせることが望ましい。
吸収性本体の前端縁同士が隣接し、吸収性本体の後端縁同士が隣接する本体連続体を形成するため、本体伸縮部材の前端縁の幅方向の位置と本体伸縮部材の後端縁の幅方向の位置とが異なる吸収性本体を製造できる。また、本体伸縮部材の後端縁を本体伸縮部材の前端縁よりも幅方向の外側に配置することにより、後胴回り域側における本体伸縮部材を比較的幅方向の外側に設け、臀部をより適切に覆う吸収性物品を得ることができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記本体配置ステップは、前記本体伸縮部材の少なくとも一部を前記胴回り伸縮部材に重なるように、前記吸収性本体を前記胴回り連続体上に配置することが望ましい。
このように構成された吸収性物品によれば、装着時に胴回り伸縮部材によって本体伸縮部材を引き上げ、吸収性本体が着用者の身体によりフィットする。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記胴回り搬送ステップは、前記胴回り連続体を構成する前胴回り連続体及び後胴回り連続体を別々に搬送し、
前記本体配置ステップは、前記前胴回り連続体と前記後胴回り連続体とに跨がるように前記吸収性本体を配置することが望ましい。
前胴回り連続体と後胴回り連続体とを別々に設けることにより、異なる資材等の材料によって前胴回り域と後胴回り域を形成できる。よって、腹部と臀部により適した質感や形状を実現した吸収性物品を製造できる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記前胴回り連続体の構造と前記後胴回り連続体の構造とは、異なることが望ましい。
異なる構造の前胴回り域と後胴回り域を形成することにより、腹部と臀部により適した質感や形状を実現した吸収性物品を製造できる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記胴回り伸縮部材は、前記前胴回り域及び前記後胴回り域にそれぞれ配置されており、
前記胴回り伸縮部材の伸縮力を抑制する伸縮抑制加工ステップと、を有し、
前記伸縮抑制加工ステップにおいて、前記前胴回り域の加工パターンと、前記後胴回り域の加工パターンと、は異なることが望ましい。
胴回り連続体において搬送方向に連続する領域が前胴回り域のみ又は後胴回り域のみを構成する。よって、加工パターンのピッチが吸収性物品の1個分の長さとなり、設備の大型化を抑止しつつ、前胴回り域と後胴回り域において、胴回り伸縮部材の伸縮抑制の加工パターンを異ならせることができる。このように製造された吸収性物品によれば、前胴回り域の伸縮態様と後胴回り域の伸縮態様が異なり、腹部と臀部のそれぞれに対してより適したフィット性を実現できる。
===本実施の形態に係る吸収性物品について===
以下、図面を参照して、実施形態に係る吸収性物品の製造方法について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
吸収性物品の製造方法によって製造される吸収性物品としては、例えば、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、吸収パットを例示できる。本実施の形態においては、使い捨ておむつを製造する製造方法について説明する。
吸収性物品1は、パンツ型の使い捨ておむつであり、図1は、吸収性物品1を展開した状態の平面図である。吸収性物品1は、着用者の腹部側に配置される前胴回り域R2と、着用者の臀部側に配置される後胴回り域R3と、前胴回り域R2と後胴回り域R3の間に配置され、着用者の股下に配置される股下域R1と、を有する。前胴回り域R2は、前胴回り部材20が配置された領域であり、後胴回り域R3は、後胴回り部材30が配置された領域である。
吸収性物品1は、吸収性本体10と、胴回り部材と、を有する。吸収性物品1は、長手方向Lと、長手方向Lに直交する幅方向Wと、を有する。吸収性本体10は、表面シート11と、吸収体12と、裏面シート13と、本体伸縮部材14と、を少なくとも有する。表面シート11は、吸収体12の肌当接面側に配置されており、液透過性を有する。裏面シート13は、吸収体12の非肌当接面側に配置されており、液不透過性を有する。吸収体12は、表面シート11と裏面シート13の間に配置されている。吸収体12は、平面視にて砂時計形状であり、前後非対称の形状である。本体伸縮部材14は、長手方向に伸縮可能である。本体伸縮部材14は、吸収体12の幅方向の外側において、表面シート11と裏面シート13の間に長手方向に伸長した状態で固定されている。
吸収性本体10の前端縁10Fの構造と、吸収性本体10の後端縁10Rの構造と、は異なっている。ここで、吸収性本体の構造とは、吸収性本体の幅方向の長さ、吸収性本体を構成する構成部材の数、構成部材の材質、伸縮部材の位置等を含むものである。吸収性本体10の前端縁10Fと吸収性本体10の後端縁10Rは、形状及び材質のうち少なくとも一方が異なっている。吸収性本体10は、前後非対称の形状である。着用者の腹部の形状と臀部の形状は異なっている。吸収性本体10の前端縁10Fの構造と吸収性本体10の後端縁10Rの構造とが異なる吸収性物品によれば、着用者の腹部と臀部のそれぞれに対してより適切にフィットさせることができる。吸収性本体10の後端縁10Rの幅方向Wの長さは、吸収性本体10の前端縁10Fの幅方向Wの長さよりも長くてよい。このように構成された吸収性物品は、後胴回り域側における幅方向の長さが比較的長く、臀部をより適切に覆うことができる。
胴回り部材は、前胴回り域R2を構成する前胴回り部材20と、後胴回り域R3を構成する後胴回り部材30と、幅方向に延びる胴回り伸縮部材と、を少なくとも有する。胴回り伸縮部材は、幅方向Wに伸縮可能である。前胴回り域R2に配置される前胴回り伸縮部材21と、後胴回り域R3に配置される後胴回り伸縮部材31と、を有する。前胴回り部材20は、少なくとも2枚のシート材22を有し、後胴回り部材30は、少なくとも2枚のシート材を有する。前胴回り伸縮部材21は、前胴回り部材20のシート材22間に幅方向に伸長した状態で固定されている。後胴回り伸縮部材31は、後胴回り部材30のシート材32間に幅方向に伸長した状態で固定されている。
前胴回り域R2の伸長応力と、後胴回り域R3の伸長応力と、は異なっている。前胴回り伸縮部材21と後胴回り伸縮部材31は、伸縮部材の本数、シートに固定された際の伸長倍率、及び伸縮部材同士の間隔のうち少なくともいずれかが異なっている。ここで、伸長応力は、伸長させた際の応力であり、伸長応力が高い程伸び難く、身体に対するフィット性が高くなる。例えば、後胴回り域R3の伸長応力を前胴回り域の伸長応力よりも高くすることにより、着用者の腹部に対する密着性を高くし過ぎずに、臀部に対する密着性を高くすることができる。
伸長応力は、島津製作所製の引張試験機を用いて測定できる。測定は、前胴回り域R2及び後胴回り域R3から、それぞれ試料を切り取る。まず、引っ張り試験の上チャックに試料の一端を固定し、下方チャックに試料の他端を固定した状態で、それらを180mm(チャックの掴み部の寸法は約15mm)離間させる。次に、下チャックを速度100mm/minで動かし、チャック間が460mmになるまで離間させて、動きを反転し、チャック間が180mmになるまで接近させた後、再び動きを反転してチャック間が460mmになるまで離間させた時点の測定値を伸長応力(N)とすることができる。
前胴回り域R2には、前胴回り伸縮部材21の伸縮力が抑制された前伸縮抑制領域P1が設けられ、後胴回り域R3には、後胴回り伸縮部材31の伸縮力が抑制された後伸縮抑制領域P2が設けられている。前伸縮抑制領域P1と後伸縮抑制領域P2の形状は異なっている。伸縮抑制領域の形状とは、面積、位置、長さを含むものである。前伸縮抑制領域P1と後伸縮抑制領域P2の形状が異なるため、腹部と臀部の両方にそれぞれ合うようなフィット性を実現できる。
次いで、このような吸収性物品を構成する吸収性物品の製造方法について、図2〜図5を参照して説明する。吸収性物品の製造方法は、本体搬送ステップS1、伸縮部材配置ステップS2、切断ステップS3、胴回り搬送ステップS4、本体配置ステップS5、及び伸縮抑制加工ステップS6を有する。
本体搬送ステップS1では、本体連続体C10を形成し、当該本体連続体C10を搬送する。本体連続体は、吸収性本体10が長手方向Lにおいて連続し、かつ吸収性本体10の前端縁10F同士及び後端縁10R同士が隣接している。吸収性本体10の長手方向Lは、本体搬送ステップS1の搬送方向MDに沿っており、吸収性本体10の幅方向Wは、搬送方向MDに直交する直交方向CDに沿っている。なお、本体搬送ステップは、本体連続体を形成する工程を有さず、予め形成された本体連続体を搬送する工程のみであってよい。
図2に示すように、本体搬送ステップS1では、裏面シート13が長手方向Lに連続した裏面連続体C13を搬送し、裏面連続体C13上に吸収体12を長手方向Lに間隔を空けて配置する。本体伸縮部材14を備える構成にあっては、伸縮部材配置ステップS2として、長手方向Lに伸長した状態で本体伸縮部材14を裏面連続体C13上に固定する。次いで、本体搬送ステップS1として、表面シート11が長手方向Lに連続した表面連続体C11を搬送し、裏面連続体C13及び吸収体12の肌当接面側に表面連続体C11を配置する。本体搬送ステップS1では、吸収性物品の脚回り開口部15に沿って表面連続体C11と裏面連続体C13の幅方向両側を切断する。これにより、吸収性本体10が長手方向Lにおいて連続し、かつ吸収性本体10の前端縁10F同士及び後端縁10R同士が隣接した本体連続体C10を得ることができる。
伸縮部材配置ステップS2では、本体伸縮部材14の前端縁14Fの幅方向Wにおける位置と本体伸縮部材14の後端縁14Rの幅方向における位置と異ならせてよい。本体伸縮部材14の幅方向Wにおける位置とは、本体伸縮部材の外側縁の位置であり、曲線状の本体伸縮部材にあっては、最大幅の位置における外側縁である。本体伸縮部材14の前端縁14Fの幅方向Wの位置と本体伸縮部材14の後端縁14Rの幅方向Wの位置とが異なることにより、腹部と臀部のそれぞれに対してより適切な位置に本体伸縮部材14を配置できる。例えば、本体伸縮部材14の後端縁14Rを本体伸縮部材14の前端縁14Fよりも幅方向Wの外側に配置することにより、後胴回り域R3側における本体伸縮部材14を比較的幅方向Wの外側に設け、臀部をより適切に覆う吸収性物品1を得ることができる。なお、伸縮部材配置ステップS2は、任意のステップであり、必要に応じて実施すればよい。また、伸縮部材配置ステップS2は、切断ステップS3よりも前に実施すればよい。
図3(a)は、切断ステップS3を模式的に示す図であり、図3(b)は、本体配置ステップS5の一部の工程(吸収性本体を回転させる工程)を模式的に示す図である。図3(b)は、図3(a)の搬送方向MD下流側となる。図3(a)に示すように、切断ステップS3では、本体連続体C10を幅方向Wに沿って切断し、個々の吸収性本体10を得る。本体連続体C10を幅方向Wに沿って切断した状態で、搬送方向MDにおいて隣り合う吸収性本体10の前端縁10F同士が対向し、吸収性本体10の後端縁10R同士が対向している。例えば、吸収性本体10の前端縁10Fと後端縁10Rが隣接している本体連続体C10においては、吸収性本体10の前端縁10Fの構造と吸収性本体10の後端縁の構造とが同一となる。しかし、本実施の形態の本体連続体C10によれば、吸収性本体10の前端縁10Fの構造と吸収性本体10の後端縁10Rの構造とが異なる吸収性本体10を容易に得ることができる。吸収性本体10の前端縁10Fと吸収性本体10の後端縁10Rにおいて、シートの枚数や資材、幅方向の長さ、弾性部材の幅方向における位置等を容易に異ならせることができ、身体の形状によりフィット可能な吸収性物品を得ることができる。
胴回り搬送ステップS4では、胴回り連続体を形成し、当該胴回り連続体を搬送する。胴回り連続体は、前胴回り域R2を構成する領域が幅方向Wに連続する前胴回り連続体C20と、後胴回り域R3を構成する領域が幅方向Wに連続する後胴回り連続体C30と、を有する。前胴回り域R2の幅方向W及び後胴回り域の幅方向Wは、胴回り搬送ステップS4の搬送方向MDに沿っている。前胴回り連続体C20と後胴回り連続体C30は、直交方向CDにおいて離間している。なお、胴回り搬送ステップは、胴回り連続体を形成する工程を有さず、予め形成された胴回り連続体を搬送する工程のみであってよい。
図4に示すように、胴回り搬送ステップS4では、幅方向Wに伸長した前胴回り伸縮部材21の連続体C21を連続して搬送し、前胴回り部材20を構成するシート材22の連続体C22の間に固定するとともに、幅方向Wに伸長した後胴回り伸縮部材31の連続体C31を連続して搬送し、後胴回り部材30を構成するシート材32の連続体C32の間に固定する。
このようにして、後胴回り域R3同士が幅方向Wにおいて連続した後胴回り連続体C30と、前胴回り域R2同士が幅方向Wにおいて連続した前胴回り連続体C20と、を得ることができる。胴回り連続体において搬送方向MDに連続する領域は、前胴回り域R2のみ又は後胴回り域R3のみを構成する。よって、前胴回り域R2と後胴回り域R3において、胴回り伸縮部材の伸長倍率や本数を異ならせることができ、前胴回り域R2の伸長応力と後胴回り域R3の伸長応力とが異なる吸収性物品1を製造できる。また、搬送方向MDにおいて前胴回り域R2が連続し、かつ後胴回り域R3が連続した状態で吸収性物品1を製造するため、加工パターンのピッチが吸収性物品の1個分の長さとなり、設備の大型化を抑制できる。
胴回り搬送ステップS4において、前胴回り連続体C20及び後胴回り連続体C30を別々に搬送してよい。前胴回り連続体C20と後胴回り連続体C30とを別々に設けることにより、前胴回り連続体C20の構造と後胴回り連続体C30の構造とを容易に異ならせることができる。胴回り連続体の構造とは、形状(直交方向の長さ)、胴回り連続体を構成する構成部材の数や資材、伸縮部材の位置等を含むものである。前胴回り域R2の構造と後胴回り域R3の構造とが異なる吸収性物品1を容易に得ることができ、腹部と臀部により適した質感や形状を実現できる。なお、本実施の形態の前胴回り連続体C20と後胴回り連続体C30は、直交方向において離間しており、胴回り搬送ステップは、前胴回り連続体及び後胴回り連続体を別々に搬送している。この代わりに、前胴回り連続体と後胴回り連続体が直交方向において離間せず、前胴回り連続体及び後胴回り連続体が一体化した胴回り連続体を用いてもよい。
図3(b)及び図5に示すように、本体配置ステップS5では、吸収性本体10を回転させ、胴回り連続体上に配置する。本体配置ステップS5は、切断ステップS3において切断された状態で搬送方向MDに隣り合う吸収性本体10を、交互に反対方向に回転させる。具体的には、一の吸収性本体10を時計回りである第1方向D1に90度回転させ、一の吸収性本体10に隣り合う吸収性本体10を半時計回りである第2方向D2に90度回転させる。回転後の状態では、吸収性本体10の前端縁10F同士が搬送方向MDに沿って並び、吸収性本体10の後端縁10R同士が搬送方向MDに沿って並んでいる。回転後の状態で吸収性本体10の幅方向Wは、搬送方向MDに沿っている。
本体配置ステップS5では、回転後の吸収性本体10を胴回り連続体上に配置する。本実施の形態のように前胴回り連続体C20と後胴回り連続体C30が直交方向CDにおいて離間している構成にあっては、本体配置ステップS5では、前胴回り連続体C20と後胴回り連続体C30とに跨がるように吸収性本体10を配置する。前胴回り連続体C20(胴回り連続体の前胴回り域側の領域)上に吸収性本体10の前端縁10Fを配置し、後胴回り連続体C30(胴回り連続体の後胴回り域側の領域)上に吸収性本体10の後端縁10Rを配置する。これにより、吸収性本体10が幅方向Wに並び、かつ前胴回り域R2及び後胴回り域R3がそれぞれ幅方向Wに並んだ連続体を得ることができる。
本体配置ステップS5は、吸収性本体10を交互に反対方向に回転させることにより、0度よりも大きく180度よりも小さい角度の回転によって、前胴回り連続体C20に吸収性本体10の前端縁10Fを配置することができる。吸収性本体10の回転角度は、例えば、一の吸収性本体10を時計回りに80度回転させ、他の吸収性本体を100度回転させるように、一の吸収性本体10の回転角度と他の吸収性本体10の回転角度を合わせた角度が180度になればよい。
本体配置ステップS5は、搬送方向MDにおいて隣り合う吸収性本体10を反対方向に90度回転させてよい。吸収性本体10を交互に90度ずつ回転させることにより、全ての吸収性本体10の角度が同じにとなり、吸収性本体10を一定方向に向けて配置することができる。吸収性本体を90度ずつ回転させるため、逆回転であっても略共通の機構によって回転を実現できる。回転に伴う加速度等による機構への付加も同程度となり、機構の不具合を抑制しつつ簡易に設計できる。
また、本体配置ステップS5は、直交方向CDにおける吸収性本体10の前端縁10F同士の位置を合わせてよい。吸収性本体10の前端縁10F同士の直交方向CDにおける位置が一致することにより、吸収性本体10の直交方向CDの位置が均一な吸収性物品1を連続して製造できる。また、吸収性本体10を旋回する旋回機構の旋回中心の位置を直交方向において一致させることにより、旋回中心の位置が直交方向においてずれている機構と比較して、旋回機構の設計の複雑化を抑制できる。他の実施形態において、回転後の吸収性本体の直交方向における位置を調整する調整機構を設け、直交方向CDにおける吸収性本体10の前端縁10F同士の位置を合わせてよい。
本体配置ステップS5は、例えば、図5に示す回転機構によって実施できる。図5は、本体配置ステップS5を実施する回転機構100を模式的に示した斜視図である。回転機構100は、回転ドラム110と、回転ドラム110の外周上に複数設けられたパッド120と、を有する。パッド120は、吸収性本体を1枚ずつ受け取り、回転ドラムの回転に伴って吸収性本体10を周方向Cに沿って搬送し、前胴回り連続体C20及び後胴回り連続体C30上に吸収性本体10を配置する。パッド120は、回転ドラム110内の機構によって、吸収性本体10を周方向Cに沿って搬送する過程で90度回転し、吸収性本体10の向きを揃える。周方向Cに隣接するパッド120は、それぞれ独立して回転可能であり、交互に反対方向に回転する。このような回転機構によって、搬送方向MDに隣接する吸収性本体10を交互に反対方向に回転させ、吸収性本体10の向きを揃えた状態で吸収性本体10を胴回り連続体に配置できる。
本体配置ステップS5では、本体伸縮部材14の少なくとも一部を胴回り伸縮部材21、31に重なるように、吸収性本体10を胴回り連続体C20、C30上に配置してよい。本体伸縮部材14の少なくとも一部と胴回り伸縮部材21、31の少なくとも一部が重なる吸収性物品1によれば、装着時に胴回り伸縮部材21、31によって本体伸縮部材14を引き上げ、吸収性本体10が着用者の身体によりフィットする。
伸縮抑制加工ステップS6では、胴回り伸縮部材の伸縮力を抑制する加工を実施する。具体的には、胴回り伸縮性部材を切断したり、熱溶着したりして、胴回り伸縮部材の伸縮力を弱くしたり、伸縮力が発現しないようにしたりする。伸縮抑制加工ステップS6は、前胴回り域の加工パターンと後胴回り域の加工パターンとを異ならせる。ここで、加工パターンとは、伸縮抑制加工を施す面積、加工の位置である。前胴回り域の加工パターンと後胴回り域の加工パターンとが異なる吸収性物品によれば、前胴回り域の伸縮態様と後胴回り域の伸縮態様が異なり、腹部と臀部により適した形状やフィット性を実現できる。また、本実施の形態に係る吸収性物品の製造方法によれば、加工パターンのピッチが吸収性物品の1個分の長さであるため、製造設備の大型化を抑止できる。よって、製造設備の大型化を抑制しつつ、前胴回り域と後胴回り域において、胴回り伸縮部材の伸縮抑制の加工パターンを異ならせることができる。なお、伸縮抑制加工ステップS6は、任意のステップであり、必要に応じて実施すればよい。
次いで、必要に応じて、胴回り連続体及び吸収性本体を搬送方向に沿って折り線FL1を基点に二つ折りにし、前胴回り域の外側縁と後胴回り域の外側縁を切断した後に、直交方向に沿って個々の吸収性物品に切断し、パンツ型の使い捨ておむつを得ることができる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
製造設備の大型化を抑制した吸収性物品の製造方法によって、吸収体を含む吸収性本体の前端縁の構造と吸収性本体の後端縁の構造とが異なり、かつ前胴回り域の伸長応力と後胴回り域の伸長応力とが異なる吸収性物品を製造できる。
1:吸収性物品
10:吸収性本体
10F:前端縁
10R:後端縁
11:表面シート
12:吸収体
13:裏面シート
14:本体伸縮部材
20:前胴回り部材(胴回り部材)
21:前胴回り伸縮部材(胴回り伸縮部材)
30:後胴回り部材(胴回り部材)
31:後胴回り伸縮部材(胴回り伸縮部材)
C10:本体連続体
C20:前胴回り連続体(胴回り連続体)
C30:後胴回り連続体(胴回り連続体)
L:長手方向
W:幅方向
MD:搬送方向
CD:直交方向
S1:本体搬送ステップ
S2:伸縮部材配置ステップ
S3:切断ステップ
S4:胴回り搬送ステップ
S5:本体配置ステップ
S6:伸縮抑制加工ステップ

Claims (9)

  1. 吸収体を含み、かつ長手方向と前記長手方向に直交する幅方向とを有する吸収性本体と、前記幅方向に延びる胴回り伸縮部材を含み、かつ前胴回り域及び後胴回り域を構成する胴回り部材と、を備え、
    前記吸収性本体の前端縁の構造と、前記吸収性本体の後端縁の構造と、が異なり、
    前記前胴回り域の伸長応力と前記後胴回り域の伸長応力とが異なる吸収性物品を製造する吸収性物品の製造方法であって、
    前記吸収性本体が前記長手方向において連続し、かつ前記吸収性本体の前端縁同士及び前記吸収性本体の後端縁同士が隣接する本体連続体を搬送する本体搬送ステップと、
    前記本体連続体を前記幅方向に沿って切断し、個々の前記吸収性本体を得る切断ステップと、
    前記前胴回り域を構成する領域が搬送方向に連続し、かつ前記後胴回り域を構成する領域が前記搬送方向に連続する胴回り連続体を搬送する胴回り搬送ステップと、
    前記吸収性本体を回転させ、前記胴回り連続体上に前記吸収性本体を配置する本体配置ステップと、を有し、
    前記本体配置ステップは、前記搬送方向において隣り合う前記吸収性本体を反対方向に回転させた後に、前記胴回り連続体の前記前胴回り域側の領域に前記吸収性本体の前端縁を配置し、前記胴回り連続体の前記後胴回り域側の領域に前記吸収性本体の後端縁を配置する、吸収性物品の製造方法。
  2. 前記本体配置ステップは、前記搬送方向において隣り合う前記吸収性本体を反対方向に90度回転させる、請求項1に記載の吸収性物品の製造方法。
  3. 前記本体配置ステップは、前記搬送方向と直交する直交方向における前記吸収性本体の前端縁同士の位置を合わせる、請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品の製造方法。
  4. 前記吸収性本体の前記後端縁の前記幅方向の長さは、前記吸収性本体の前記前端縁の前記幅方向の長さよりも長い、請求項1から請求項3のいずれ1項かに記載の吸収性物品の製造方法。
  5. 前記切断ステップよりも前に、前記本体連続体上に前記長手方向に伸縮する本体伸縮部材を設ける伸縮部材配置ステップを有し、
    前記伸縮部材配置ステップは、前記本体伸縮部材の前端縁の前記幅方向における位置と前記本体伸縮部材の後端縁の前記幅方向における位置と異ならせる、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の吸収性物品の製造方法。
  6. 前記本体配置ステップは、前記本体伸縮部材の少なくとも一部を前記胴回り伸縮部材に重なるように、前記吸収性本体を前記胴回り連続体上に配置する、請求項5に記載の吸収性物品の製造方法。
  7. 前記胴回り搬送ステップは、前記胴回り連続体を構成する前胴回り連続体及び後胴回り連続体を別々に搬送し、
    前記本体配置ステップは、前記前胴回り連続体と前記後胴回り連続体とに跨がるように前記吸収性本体を配置する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の吸収性物品の製造方法。
  8. 前記前胴回り連続体の構造と前記後胴回り連続体の構造とは、異なる、請求項7に記載の吸収性物品の製造方法。
  9. 前記胴回り伸縮部材は、前記前胴回り域及び前記後胴回り域にそれぞれ配置されており、
    前記胴回り伸縮部材の伸縮力を抑制する伸縮抑制加工ステップと、を有し、
    前記伸縮抑制加工ステップにおいて、前記前胴回り域の加工パターンと、前記後胴回り域の加工パターンと、は異なる、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の吸収性物品の製造方法。
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