JP5779737B1 - 吸収性物品の製造方法、及び製造装置 - Google Patents

吸収性物品の製造方法、及び製造装置 Download PDF

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Abstract

互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体とを有する腹側部用カッターユニット(50U)と背側部用カッターユニット(60U)とを準備することと、所定方向に連続する腹側部用の弾性部材が固定された所定方向に連続する連続シートが、所定方向を搬送方向として腹側部用カッターユニット(50U)を通過する際に、腹側部用カッターユニット(50U)が、連続シートにおける腹側部の低伸縮領域に対応する領域で弾性部材を切断することにより、腹側部の低伸縮領域を形成することと、所定方向に連続する背側部用の弾性部材が固定された所定方向に連続する連続シートが、所定方向を搬送方向として背側部用カッターユニット(60U)を通過する際に、背側部用カッターユニット(60U)が、連続シートにおける背側部の低伸縮領域に対応する領域で弾性部材を切断することにより、背側部の低伸縮領域を形成することと、を有している。

Description

本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品の製造方法、及び製造装置に関する。
従来、尿などの***物を吸収する吸収性物品として使い捨ておむつが知られている。同おむつは、一般に腹側部と股下部と背側部とを有し、また、腹側部と背側部とは、それぞれ高伸縮領域と、高伸縮領域よりも伸縮性の低い低伸縮領域とを有している。
特開2010−240112号
図1の斜視図に示すように、このおむつの製造ラインでは、一般に、腹側部及び背側部の材料として一枚の広幅の連続シート20s’が搬送されている。また、同広幅の連続シート20s’には、搬送方向に連続する腹側部用の弾性部材27as’,27as’…と、同じく搬送方向に連続する背側部用の弾性部材27bs’,27bs’…とが、それぞれ同搬送方向に伸長状態で搬送方向と交差するCD方向に複数並んで固定されている。そして、この広幅の連続シート20s’が、製造ラインの単一のカッターユニット50U’を通過する際に、同ユニット50U’が、広幅の連続シート20s’における腹側部の低伸縮領域ALa’に対応する領域ALa1’及び背側部の低伸縮領域ALb’に対応する領域ALb1’で、それぞれ腹側部用の弾性部材27as’及び背側部用の弾性部材27bs’を切断することにより、広幅の連続シート20s’に腹側部の低伸縮領域ALa’及び背側部の低伸縮領域ALb’を形成する。
そうしたら、この広幅の連続シート20s’は、カッターユニット50U’の下流に位置するスリッター装置40’に通されてCD方向に二分割され、これにより、腹側部の連続体20as’と背側部の連続体20bs’とがCD方向に並んで生成される。そして、これら二つの連続体20as’,20bs’に対して股下部としての吸収性本体10’が掛け渡されて固定されることにより、略梯子状の連続体1s’が生成されるとともに、この梯子状の連続体1s’に対して、不図示の二つ折り処理、サイドシール処理、及び製品ピッチでの切断処理等が順次行われて、最終的に使い捨ておむつが完成する。
ここで、上述の単一のカッターユニット50U’は、例えば、互いに外周面を対向させて回転するカッターロール等のカッター回転体51u’とアンビルロール等のアンビル回転体51d’とを一つずつ有している。そして、カッター回転体51u’の外周面には、腹側部用の弾性部材27as’を切断する複数のカッター刃Ca’が所定パターンで設けられており、同様に、同外周面には、背側部用の弾性部材27bs’を切断する複数のカッター刃Cb’が所定パターンで設けられている。
しかしながら、この場合には、同一のカッター回転体51u’に前者のカッター刃Ca’と後者のカッター刃Cb’との両方が設けられていることに起因して、切断時の振動が、互いに相手の切断に影響する恐れがある。そして、これにより、互いの切断性が悪くなったり、互いの寿命が短くなるなどの問題を招き得る。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、腹側部用の弾性部材と背側部用の弾性部材とをそれぞれ切断する時に生じる各振動が、互いに相手の切断に影響することを防ぐことにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
腹側部と背側部とを有し、前記腹側部と前記背側部とが、それぞれ高伸縮領域と、前記高伸縮領域よりも伸縮性の低い低伸縮領域とを有した吸収性物品の製造方法であって、
互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体とを有する腹側部用カッターユニットを準備することと、
互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体とを有する背側部用カッターユニットを、前記腹側部用カッターユニットとは別に準備することと、
所定方向に連続する腹側部用の弾性部材が固定された前記所定方向に連続する連続シートが、前記所定方向を搬送方向として前記腹側部用カッターユニットを通過する際に、前記腹側部用カッターユニットが、前記連続シートにおける前記腹側部の前記低伸縮領域に対応する領域で前記弾性部材を切断することにより、前記腹側部の前記低伸縮領域を形成することと、
前記所定方向に連続する背側部用の弾性部材が固定された前記所定方向に連続する連続シートが、前記所定方向を搬送方向として前記背側部用カッターユニットを通過する際に、前記背側部用カッターユニットが、前記連続シートにおける前記背側部の前記低伸縮領域に対応する領域で前記弾性部材を切断することにより、前記背側部の前記低伸縮領域を形成することと、を有し、
前記腹側部の低伸縮領域に対応する領域及び前記背側部の低伸縮領域に対応する領域では、それぞれ、前記搬送方向と交差するCD方向の複数の位置に前記弾性部材が設けられており、
前記腹側部の低伸縮領域と前記背側部の低伸縮領域とのうちで、前記弾性部材が切断された位置の数が、多い方の領域を第1領域とし、少ない方の領域を第2領域とした場合に、
前記腹側部用カッターユニットと前記背側部用カッターユニットとのうちで前記第1領域を担当する第1カッターユニットの方が、前記第2領域を担当する第2カッターユニットよりも前記搬送方向の下流側の位置に配置されており、
前記第1カッターユニットよりも前記搬送方向の下流側の位置では、液体を吸収する吸収性本体を、前記腹側部の前記低伸縮領域及び前記背側部の前記低伸縮領域に掛け渡しつつ固定することを特徴とする吸収性物品の製造方法である。
また、
腹側部と背側部とを有し、前記腹側部と前記背側部とが、それぞれ高伸縮領域と、前記高伸縮領域よりも伸縮性の低い低伸縮領域とを有した吸収性物品の製造装置であって、
互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体とを有する腹側部用カッターユニットを有し、
互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体とを有する背側部用カッターユニットを、前記腹側部用カッターユニットとは別に有し、
所定方向に連続する腹側部用の弾性部材が固定された前記所定方向に連続する連続シートが、前記所定方向を搬送方向として前記腹側部用カッターユニットを通過する際に、前記腹側部用カッターユニットが、前記連続シートにおける前記腹側部の前記低伸縮領域に対応する領域で前記弾性部材を切断することにより、前記連続シートに前記腹側部の前記低伸縮領域を形成し、
前記所定方向に連続する背側部用の弾性部材が固定された前記所定方向に連続する連続シートが、前記所定方向を搬送方向として前記背側部用カッターユニットを通過する際に、前記背側部用カッターユニットが、前記連続シートにおける前記背側部の前記低伸縮領域に対応する領域で前記弾性部材を切断することにより、前記連続シートに前記背側部の前記低伸縮領域を形成することを特徴とする吸収性物品の製造装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、腹側部用の弾性部材と背側部用の弾性部材とをそれぞれ切断する時に生じる各振動が、互いに相手の切断に影響することを防ぐことができる。
おむつの製造方法の比較例の概略斜視図である。 本実施形態の製造方法で製造される吸収性物品の一例としての3ピースタイプの使い捨ておむつ1の概略斜視図である。 展開状態のおむつ1を肌側から見た概略平面図である。 同おむつ1を非肌側から見た概略平面図である。 図5Aは、図3中のA−A断面図であり、図5Bは、図3中のB−B断面図である。 図3中のVI−VI断面図である。 腹側帯部材20aを非肌側から見た概略平面図である。 糸ゴム27sを切断前の腹側帯部材20aを非肌側から見た概略平面図である。 本実施形態のおむつ1の製造方法を示す概略平面図である。 スリット工程S40を示す概略平面図である。 図11A及び図11Bは、腹側部糸ゴム切断工程S50の処理内容を示す概略平面図である。 図12Aは、腹側部用カッター装置50の概略側面図であり、図12Bは、図12A中のB−B矢視図である。 カッターロール51uのカッターブロック54に設けられたカッター刃C,C…の配置パターンの一例の説明図である。 図14A及び図14Bは、背側部糸ゴム切断工程S60の処理内容を示す概略平面図である。 図15Aは、背側部用カッター装置60の概略側面図であり、図15Bは、図15A中のB−B矢視図である。 腹側部用カッターユニット50Uの方が背側部用カッターユニット60UよりもMD方向の下流側に配された例の概略平面図である。 MD方向の同位置に二つのカッターユニット50U,60Uが配置された例の概略平面図である。 製造方法の第1変形例を説明するための概略平面図である。 同第2変形例を説明するための概略平面図である。 図20A及び図20Bは、非伸縮領域ALに対応する領域AL1において各糸ゴムの連続体27sをそれぞれ回転方向Dc51uの一カ所の位置PCで切断する例の説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
腹側部と背側部とを有し、前記腹側部と前記背側部とが、それぞれ高伸縮領域と、前記高伸縮領域よりも伸縮性の低い低伸縮領域とを有した吸収性物品の製造方法であって、
互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体とを有する腹側部用カッターユニットを準備することと、
互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体とを有する背側部用カッターユニットを、前記腹側部用カッターユニットとは別に準備することと、
所定方向に連続する腹側部用の弾性部材が固定された前記所定方向に連続する連続シートが、前記所定方向を搬送方向として前記腹側部用カッターユニットを通過する際に、前記腹側部用カッターユニットが、前記連続シートにおける前記腹側部の前記低伸縮領域に対応する領域で前記弾性部材を切断することにより、前記腹側部の前記低伸縮領域を形成することと、
前記所定方向に連続する背側部用の弾性部材が固定された前記所定方向に連続する連続シートが、前記所定方向を搬送方向として前記背側部用カッターユニットを通過する際に、前記背側部用カッターユニットが、前記連続シートにおける前記背側部の前記低伸縮領域に対応する領域で前記弾性部材を切断することにより、前記背側部の前記低伸縮領域を形成することと、を有していることを特徴とする吸収性物品の製造方法である。
このような吸収性物品の製造方法によれば、カッター回転体とアンビル回転体とを有する腹側部用カッターユニットを準備し、また、カッター回転体とアンビル回転体とを有する背側部用カッターユニットを、腹側部用カッターユニットとは別に準備している。そして、腹側部用カッターユニットでは腹側部用の弾性部材を切断し、背側部用カッターユニットでは背側部用の弾性部材を切断する。よって、前述の単一のカッターユニットで腹側部用の弾性部材及び背側部用の弾性部材の両者を切断する場合に起こり得る問題、すなわち、腹側部用の弾性部材と背側部用の弾性部材とをそれぞれ切断する時に生じる各振動が、互いに相手の切断に影響することを防ぐことができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記腹側部用の弾性部材と前記背側部用の弾性部材との両者が固定されて前記搬送方向に連続する広幅の連続シートを、搬送装置により、前記搬送方向に搬送することと、
前記腹側部用カッターユニット及び前記背側部用カッターユニットの両者よりも前記搬送方向の上流側に配されたスリッター装置を前記広幅の連続シートが通過する際に、前記スリッター装置が、前記広幅の連続シートを前記搬送方向と交差するCD方向に分割することにより、前記腹側部用カッターユニットへ供給される前記連続シートと、前記背側部用カッターユニットへ供給される前記連続シートとを生成することと、を有するのが望ましい。
このような吸収性物品の製造方法によれば、腹側部用カッターユニットと背側部用カッターユニットとは、互いに別の連続シートに対して弾性部材の切断処理を行うことになる。また、これら各連続シートのCD方向の寸法は、上記の分割によって小さくなっている。よって、腹側部用カッターユニット及び背側部用カッターユニットのそれぞれのCD方向の寸法を短くすることができて、これにより、各カッターユニットを任意の位置に配置し易くなる。そして、その結果、切断時の振動が互いの切断に影響しないような位置に、各カッターユニットを容易に配置可能となる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記カッター回転体と前記アンビル回転体との間を、前記連続シートが前記搬送方向に沿って通過する際に、前記カッター回転体の外周面のカッター刃と前記アンビル回転体と
が、前記連続シートと前記弾性部材とを挟圧することにより、前記弾性部材を切断し、
前記カッター回転体及び前記アンビル回転体は、それぞれ、前記CD方向の両端部の各軸受け部材によって回転可能に支持されており、
前記カッター回転体において前記各軸受け部材同士の間に位置する胴部の前記CD方向の寸法、及び、前記アンビル回転体において前記各軸受け部材同士の間に位置する胴部の前記CD方向の寸法は、それぞれ、前記広幅の連続シートの前記CD方向の寸法よりも小さいのが望ましい。
このような吸収性物品の製造方法によれば、カッター回転体及びアンビル回転体のそれぞれについて、上記の各軸受け部材同士の間に位置する胴部のCD方向の寸法の短尺化を図れる。よって、カッター回転体及びアンビル回転体の撓みを抑制できて、その結果、切断時の振動を小さくすることができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記腹側部用カッターユニットは、前記腹側部用カッターユニットの前記カッター回転体及び前記アンビル回転体のうちの少なくとも一方の回転体を回転するための駆動源を有し、
前記背側部用カッターユニットは、前記駆動源とは別に、前記背側部用カッターユニットの前記カッター回転体及び前記アンビル回転体のうちの少なくとも一方の回転体を回転するための駆動源を有しているのが望ましい。
このような吸収性物品の製造方法によれば、腹側部用カッターユニットと背側部用カッターユニットとは、それぞれ、カッター回転体及びアンビル回転体のうちの少なくとも一方の回転体を回転するための駆動源を別々に有している。よって、腹側部用カッターユニットと背側部用カッターユニットとの両者で同一の駆動源を共用する場合の問題、すなわち、当該駆動源を介して一方のカッターユニットの振動が他方のカッターユニットに伝わることを有効に防ぐことができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記腹側部用カッターユニットと前記背側部用カッターユニットとは、互いに前記搬送方向と交差するCD方向の異なる位置に配置されているのが望ましい。
このような吸収性物品の製造方法によれば、腹側部用カッターユニットと背側部用カッターユニットとは、互いにCD方向の異なる位置に配置されている。よって、腹側部用カッターユニットの切断時に生じる振動と背側部用カッターユニットの切断時に生じる振動とが、互いに相手の切断に影響することをより確実に防ぐことができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記腹側部用カッターユニットと前記背側部用カッターユニットとは、互いに前記搬送方向の異なる位置に配置されているのが望ましい。
このような吸収性物品の製造方法によれば、腹側部用カッターユニットと背側部用カッターユニットとは、互いに搬送方向の異なる位置に配置されている。よって、腹側部用カッターユニットの切断時に生じる振動と背側部用カッターユニットの切断時に生じる振動とが、互いに相手の切断に影響することをより確実に防ぐことができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記腹側部の低伸縮領域に対応する領域及び前記背側部の低伸縮領域に対応する領域では、それぞれ、前記CD方向の複数の位置に前記弾性部材が設けられており、
前記腹側部の低伸縮領域と前記背側部の低伸縮領域とのうちで、前記弾性部材が切断された位置の数が、多い方の領域を第1領域とし、少ない方の領域を第2領域とした場合に、
前記腹側部用カッターユニットと前記背側部用カッターユニットとのうちで前記第1領域を担当する第1カッターユニットの方が、前記第2領域を担当する第2カッターユニットよりも前記搬送方向の下流側の位置に配置されており、
前記第1カッターユニットよりも前記搬送方向の下流側の位置では、液体を吸収する吸収性本体を、前記腹側部の前記低伸縮領域及び前記背側部の前記低伸縮領域に掛け渡しつつ固定するのが望ましい。
このような吸収性物品の製造方法によれば、切断される位置の数が多いことに起因して、第1領域は、搬送方向に大きく伸びてしまう傾向にあるが、ここで、第1領域を担当する第1カッターユニットの方が、第2カッターユニットよりも搬送方向の下流側に配置されている。よって、当該伸びが、あまり大きくならないうちに、当該第1領域に対して吸収性本体を固定することができて、これにより、吸収性本体を高い位置精度で第1領域に取り付けることができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記腹側部用カッターユニットと、前記背側部用カッターユニットとは、互いに相手が切断しない時に、切断するのが望ましい。
このような吸収性物品の製造方法によれば、腹側部用カッターユニットの切断時に生じる振動と背側部用カッターユニットの切断時に生じる振動とが、互いに相手の切断に影響することをより確実に防ぐことができる。
また、
腹側部と背側部とを有し、前記腹側部と前記背側部とが、それぞれ高伸縮領域と、前記高伸縮領域よりも伸縮性の低い低伸縮領域とを有した吸収性物品の製造装置であって、
互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体とを有する腹側部用カッターユニットを有し、
互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体とを有する背側部用カッターユニットを、前記腹側部用カッターユニットとは別に有し、
所定方向に連続する腹側部用の弾性部材が固定された前記所定方向に連続する連続シートが、前記所定方向を搬送方向として前記腹側部用カッターユニットを通過する際に、前記腹側部用カッターユニットが、前記連続シートにおける前記腹側部の前記低伸縮領域に対応する領域で前記弾性部材を切断することにより、前記連続シートに前記腹側部の前記低伸縮領域を形成し、
前記所定方向に連続する背側部用の弾性部材が固定された前記所定方向に連続する連続シートが、前記所定方向を搬送方向として前記背側部用カッターユニットを通過する際に、前記背側部用カッターユニットが、前記連続シートにおける前記背側部の前記低伸縮領域に対応する領域で前記弾性部材を切断することにより、前記連続シートに前記背側部の前記低伸縮領域を形成することを特徴とする吸収性物品の製造装置である。
このような吸収性物品の製造装置によれば、前述した製造方法の場合と同様の作用効果を奏することができる。
===本実施形態===
本実施形態の吸収性物品の製造方法は、例えば、吸収性物品の一例としての使い捨ておむつ1の製造ライン30で実施される。図2は、同おむつ1の一例として3ピースタイプのおむつ1の概略斜視図である。また、図3は、展開状態の同おむつ1を肌側から見た概略平面図であり、図4は、同おむつ1を非肌側から見た概略平面図である。更に、図5Aは、図3中のA−A断面図であり、図5Bは、図3中のB−B断面図であり、図6は、図3中のVI−VI断面図である。
図3、図5A、及び図6に示すように、このおむつ1は、互いに直交する三方向として縦方向と横方向と厚さ方向とを有している。また、同おむつ1は、所謂3ピースタイプであることから、第1部品として、着用者の股間部にあてがわれ尿等の***物を吸収する吸収性本体10を有し、第2部品として、同着用者の胴部を腹側から覆う腹側帯部材20a(腹側部に相当)を有し、第3部品として、同着用者の胴部を背側から覆う背側帯部材20b(背側部に相当)を有する。
そして、図3の展開状態では、腹側帯部材20aと背側帯部材20bとが互いの間に間隔をあけて平行に並んだ状態で、これらの間に吸収性本体10が掛け渡されつつ、同吸収性本体10の長手方向の各端部10ea,10ebがそれぞれ最寄りの帯部材20a,20bに接合固定されており、その外観形状は平面視略H形状をなしている。また、この状態から、吸収性本体10の長手方向の略中央部CL10を折り位置としておむつ1が二つ折りされるとともに、この二つ折りの状態において互いに対向する帯部材20a,20b同士が、着用者の脇腹に当接すべき部分20ae,20be(つまり、横方向の各端部20ae,20be)にて溶着などされて連結されると、これら帯部材20a,20b同士が環状に繋がって、これにより、図2に示すような胴回り開口1HB及び一対の脚回り開口1HL,1HLが形成されたパンツ型のおむつ1となる。
図5Bに示すように、吸収性本体10は、吸収性コア11と、同コア11を肌側から覆って吸収性本体10の肌側面をなす液透過性の表面シート13と、同コア11を非肌側から覆って吸収性本体10の非肌側面をなす液不透過性の裏面シート15と、を備えている。吸収性コア11は、液体吸収性繊維の一例としてのパルプ繊維や高吸収性ポリマーなどの液体吸収性素材を平面視略砂時計形状などの所定形状に成型したものである。なお、同図5Bの例では、同コア11は、液透過性の被覆シート12で被覆されているが、被覆されていなくても良い。
また、図3及び図5Bに示すように、吸収性本体10は、横漏れを防止する目的で横方向の各端部に防漏壁部としての立体ギャザーLSG,LSGを有していても良いし、更には、吸収性本体10における横方向の両側の部分にそれぞれ糸ゴム等の弾性部材17rが配置されることにより、図2に示すように、おむつ1の脚回り開口1HL,1HLに相当する部分に伸縮可能な脚回りギャザーLG,LGを形成しても良い。
一方、図3及び図4に示すように、腹側帯部材20a及び背側帯部材20bは、それぞれ横方向に長い平面視略矩形形状のシート状部材であり、図5A及び図6に示すように、厚さ方向に積層された外層シート21と内層シート22とを有している。なお、内層シート22は、外層シート21よりも厚さ方向の肌側に位置している。また、どちらのシート21,22も不織布などの柔軟なシートで形成され、この例では、スパンボンド不織布が使用されている。但し、何等これに限らず、別の種類の不織布でも良いし、更には樹脂フィルムや織布などでも良い。また、この例では、不織布の構成繊維としてポリプロピレン(PP)の単独繊維を用いているが、何等これに限らず、ポリエチレン(PE)などの他の熱可塑性樹脂の単独繊維を用いても良いし、更には、PE及びPPの鞘芯構造などの複合繊維を用いても良い。
そして、各帯部材20a,20bにおける横方向の中央領域20ac,20bcが、吸収性本体10の縦方向の各端部10ea,10ebの非肌側面に重ね合わせられて接合されている。
ちなみに、この例では、図5A及び図6に示すように、外層シート21と内層シート22とを互いに別シートとしているが、何等これに限らない。すなわち、一枚のシートを折り返して二枚重ねにすることにより、当該一枚のシートから上述の外層シート21と内層シート22との両者を形成しても良い。
また、かかる帯部材20a,20bがおむつ1の着用時に着用者の胴部をしっかりと保持可能なように、同帯部材20a,20bには横方向の伸縮性が付与されている。但し、吸収性本体10の吸収性コア11の位置での皺の発生を抑えて、その吸液性や防漏性の低下を防ぐ観点から、図4に示すように、帯部材20a,20bのうちで特に吸収性本体10の吸収性コア11と重なる領域20ac,20bcには、伸縮性がほぼ無い非伸縮領域ALが形成されている。
以下、これについて説明するが、ここで、腹側帯部材20aと背側帯部材20bとは、互いに基本的な構成は同じである。そのため、以下の説明では、主に腹側帯部材20aについて説明し、背側帯部材20bの説明については必要に応じて行うこととし、基本的には省略する。また、説明の都合上、以下では、図7の概略平面図に示すように、腹側帯部材20aを、縦方向に二つの領域AU,ADに区分して説明する。すなわち、縦方向において胴回り開口1HB側に位置する領域AUのことを「上部領域AU」と言い、脚回り開口1HB側に位置する領域ADのことを「下部領域AD」と言う。
図7に示すように、上部領域AUには、吸収性本体10の吸収性コア11が概ね重なっていない。そのため、同領域AUには、横方向の全長に亘って伸縮性が付与されている。なお、伸縮性の付与は、横方向に伸長状態で横方向に沿って配された複数の糸ゴム25s,25s…が、縦方向に並んで同領域AUに固定されることで実現されており、また、同領域AUへの糸ゴム25sの固定は、例えば糸ゴム25s又は同領域AUに塗布されたホットメルト接着剤によってなされている。ちなみに、糸ゴム25sの繊度としては、例えば、400dtex〜1000dtexを例示でき、また、糸ゴム25sの具体例としては、LYCRA(商標)などを例示できる。なお、このことは、この後で説明する下部領域ADに設けられる糸ゴム27についても同様である。
一方、下部領域ADの横方向の中央領域ADcには、吸収性本体10の吸収性コア11が重なっていることから、同中央領域ADcには、横方向の伸縮性がほぼ無い非伸縮領域AL(低伸縮領域に相当)が形成されており、また、同中央領域ADcの両側に位置する各端側領域ADe,ADeには、吸収性コア11が概ね重ならないことから、同端側領域ADe,ADeには、非伸縮領域ALよりも高い伸縮性を有した伸縮領域AH,AH(高伸縮領域に相当)が形成されている。
ここで、中央領域ADcの非伸縮領域AL及び各端側領域ADe,ADeの伸縮領域AH,AHは、次のようにして形成されている。先ず、図8に示すように、外層シート21と内層シート22との間には、横方向に伸長状態で横方向に沿った複数の糸ゴム27s,27s…が、縦方向に並んで配置されている。また、各糸ゴム27sは、横方向の略全長に亘って下部領域ADにホットメルト接着剤などで固定されている。但し、図7に示すように、中央領域ADcの非伸縮領域ALに対応する領域AL1では、所定のカットパターンに基づいて、横方向の複数の位置PC,PC…で各糸ゴム27s,27s…が細切れ状に切断されて細切れ片(不図示)となっていて、これにより、同領域AL1は、伸縮性が概ね無い非伸縮領域ALとなっている。一方、各端側領域ADeの伸縮領域AHに対応する領域AH1では、糸ゴム27sは切断されておらず、これにより、同領域AH1は、糸ゴム27s由来の伸縮性を有した伸縮領域AHとなっている。
ちなみに、同図7に示すように、各糸ゴム27sの切断に伴って中央領域ADcには、上記のカットパターンで複数の切弾痕TC,TC…が形成されて残存している。また、この例では、図4を参照してわかるように、腹側帯部材20aと背側帯部材20bとで互いにカットパターンが相違しているが、何等これに限らず、同じにしても良い。
図9は、このおむつ1の製造方法の説明図である。この製造方法は、スリット工程S40と、腹側部糸ゴム切断工程S50と、背側部糸ゴム切断工程S60と、吸収性本体取り付け工程S70と、二つ折り工程S80と、サイドシール工程S90と、切断工程S100と、を有する。
スリット工程S40では、腹側帯部材20a及び背側帯部材20bの材料となる広幅の連続シート20sを、幅方向に二分割して、糸ゴム27sが未切断状態の腹側帯部材の連続体20asと、同糸ゴム27sが未切断状態の背側帯部材の連続体20bsとを生成する。なお、糸ゴム27sが未切断状態の腹側帯部材の連続体20asとは、糸ゴム27sが未切断状態の複数の腹側帯部材20a,20a…が横方向に繋がってなるシート状部材20asのことであり、同じく、背側帯部材の連続体20bsとは、糸ゴム27sが未切断状態の複数の背側帯部材20b,20b…が横方向に繋がってなるシート状部材20bsのことである。
腹側部糸ゴム切断工程S50では、スリット工程S40から送られる腹側帯部材の連続体20asが通過する際に、同じく連続体20asにおける非伸縮領域ALに対応する領域AL1で糸ゴム27sを細切れ状に切断し、これにより、同連続体20asに非伸縮領域ALを形成する。
背側部糸ゴム切断工程S60では、同スリット工程S40から送られる背側帯部材の連続体20bsが通過する際に、同連続体20bsにおける非伸縮領域ALに対応する領域AL1で糸ゴム27sを細切れ状に切断し、これにより、同連続体20bsに非伸縮領域ALを形成する。
吸収性本体取り付け工程S70では、上記の各糸ゴム切断工程S60,S70から送られる各帯部材の連続体20as,20bs同士に、不図示の別工程で生成された単票状の吸収性本体10を掛け渡して固定し、これにより、略H形状に展開されたおむつ1h,1h…が連続してなる略梯子状のおむつの連続体1hsを形成する。
二つ折り工程S80では、略梯子状のおむつの連続体1hsを、腹側帯部材の連続体20asと背側帯部材の連続体20bsとが厚さ方向の上下に重なるように二つ折りする。
サイドシール工程S90では、二つ折り工程S80で上下に重ねられた腹側帯部材の連続体20asと背側帯部材の連続体20bsとを、おむつ1の横方向の端部20ae,20beに相当する位置で溶着してサイドシール部SSを形成し、これにより、二つ折り状態に固定する。そして、その結果、複数のパンツ型のおむつ1,1…が横方向に繋がってなるパンツ型のおむつの連続体1sが生成される。
切断工程S100では、パンツ型のおむつの連続体1sを各サイドシール部SSで切断して、これにより、パンツ型のおむつ1が製造される。
以下、各工程S40〜S60について詳しく説明するが、ここで、吸収性本体取り付け工程S70以降の各工程S70〜S100については、適宜、周知な方法で実現可能なことは明らかなので、これ以上の説明はしない。
また、この製造方法を実施する製造ライン30には、図9に示すように、互いに直交するCD方向とMD方向とが規定されている。そして、上述の広幅の連続シート20s、腹側帯部材の連続体20as、及び背側帯部材の連続体20bsは、それぞれ自身の幅方向をCD方向に平行に揃えつつ、自身の連続方向をMD方向に沿わせて搬送されている。よって、MD方向は、広幅の連続シート20s、腹側帯部材の連続体20as、及び背側帯部材の連続体20bsが搬送される方向たる搬送方向のことでもある。
更には、これら広幅の連続シート20s、腹側帯部材の連続体20as、及び背側帯部材の連続体20bsは、それぞれ、MD方向に沿って搬送されているが、この搬送は、適宜な搬送装置(不図示)によってなされる。搬送装置としては、CD方向に沿った回転軸回りに駆動回転或いは従動回転する搬送ローラーや、CD方向に沿ったローラーに掛け渡された無端ベルトが周回するベルトコンベア等を例示でき、この製造ライン30では、必要に応じて、何れかの搬送装置が使用されている。
<<<スリット工程S40>>>
図10に示すように、スリット工程S40には、MD方向の上流工程から、前述の広幅の連続シート20sが送られる。広幅の連続シート20sは、既述のように、糸ゴム27sが未切断状態の腹側帯部材の連続体20asと、同じく糸ゴム27sが未切断状態の背側帯部材の連続体20bsとがCD方向に繋がったものである。すなわち、当該広幅の連続シート20sは、外層シートの連続シート21s(連続シートに相当)と内層シートの連続シート22s(連続シートに相当)との間に複数の糸ゴムの連続体25s,25s…と複数の糸ゴムの連続体27s,27s…とが介挿されつつ両連続シート21s,22sが接合された複合シートである。また、複数の糸ゴムの連続体25s,25s…と複数の糸ゴムの連続体27s,27s…とは、それぞれMD方向に伸長下で同MD方向に連続して沿いながらCD方向に並んで配置されている。そして、広幅の連続シート20sにおけるCD方向の一方側の領域A20s1が、腹側帯部材の連続体20asに相当し、他方側の領域A20s2が、背側帯部材の連続体20bsに相当する。更に、前者の一方側の領域A20s1におけるCD方向の端側の領域A20s1e及び中央側の領域A20s1cが、それぞれ腹側帯部材20aの上部領域AU及び下部領域ADに相当し、同様に、後者の他方側の領域A20s2におけるCD方向の端側の領域A20s2e及び中央側の領域A20s2cが、それぞれ背側帯部材20bの上部領域AU及び下部領域ADに相当している。よって、CD方向の各端側の領域A20s1e,A20s2eには、それぞれ、前述の複数の糸ゴムの連続体25s,25s…がMD方向の略全長に亘ってホットメルト接着剤で固定されており、他方、CD方向の各中央側の領域A20s1c,A20s2cには、それぞれ、前述の複数の糸ゴムの連続体27s,27s…がMD方向の略全長に亘ってホットメルト接着剤で固定されている。
そして、このスリット工程40では、このような広幅の連続シート20sを、CD方向の一方側の領域A20s1と他方側の領域A20s2との境界位置BLにおいて二分割し、これにより、糸ゴム27sが未切断状態の腹側帯部材の連続体20asと、同じく糸ゴム27sが未切断状態の背側帯部材の連続体20bsとがCD方向に並んで生成される。
かかる二分割処理は、周知のスリッター装置40を用いて実施可能である。すなわち、同装置40は、例えば上下一対の円盤状の回転刃を有し、そして、回転刃の外周縁の刃先でもって広幅の連続シート20sをCD方向に二分割するが、かようなスリッター装置40は周知である。よって、これ以上の説明については省略する。
<<<腹側部糸ゴム切断工程S50>>>
腹側部糸ゴム切断工程S50においては、スリット工程S40から送られる図11Aの腹側帯部材の連続体20asに対して、図11Bに示すように、非伸縮領域ALに対応する領域AL1では、糸ゴムの連続体27sを細切れ状に切断する一方、伸縮領域AHに対応する領域AH1では、糸ゴムの連続体27sを切断しない。そして、これにより、腹側帯部材の連続体20asに非伸縮領域ALと伸縮領域AHとが形成される。なお、非伸縮領域ALに対応する領域AL1は、MD方向におむつ1の製品ピッチP1で現れる。よって、かかる細切れ状の切断処理は、腹側帯部材の連続体20asに対しておむつ1の製品ピッチP1で行われる。
この切断処理は、腹側部用カッター装置50によりなされる。図12Aは、同装置50の概略側面図であり、図12Bは、図12A中のB−B矢視図である。
図12Aに示すように、カッター装置50は、互いの外周面51ua,51daを対向させつつ、CD方向に沿った回転軸回りに回転する上下一対のロール51u,51dと、糸ゴムの連続体27s,27s…の切断時に同ロール51u,51dに作用する切断の反力を受けるためのハウジング55とを、腹側部用カッターユニット50Uとして有する。
上下一対のロール51u,51dは、それぞれハウジング55に設けられた軸受け部材52u,52dによって支持されており、これにより、CD方向に平行な回転軸回りに回転可能である。また、下ロール51dの軸受け部材52dは、ハウジング55に移動不能に固定されているが、上ロール51uの軸受け部材52uは、ハウジング55に固定された油圧シリンダーやエアシリンダー等の適宜なアクチュエータ53により、上ロール51dに対して接離方向たる上下方向に昇降可能である。よって、このアクチュエータ53を制御することにより、上下一対のロール51u,51dの外周面51ua,51da同士の間の間隔の大きさや、接離方向の力たる圧接力(N)の大きさを調整可能となっている。
また、駆動源としての不図示のサーボモータによって各ロール51u,51dは上記回転軸回りに駆動回転する。すなわち、同回転軸と直交する方向を、回転方向Dc51u,Dc51dとして駆動回転する。よって、上下一対のロール51u,51dの外周面51ua,51da同士の間に送り込まれた腹側帯部材の連続体20asは、当該外周面51ua,51da同士の間を通過してMD方向の下流に送り出される。
ここで、この例では、上ロール51uがカッターロール(カッター回転体に相当)であり、下ロール51dがアンビルロール(アンビル回転体に相当)である。すなわち、上ロール51uの外周面51uaには、回転方向Dc51uにおいておむつ1の製品ピッチP1に対応する角度おきに、少なくとも一つのカッターブロック54が設けられている。詳しくは、この例では、図10A中にハッチングで示すように、二つのカッターブロック54,54が回転方向Dc51uに180°の角度おきに設けられている。また、各カッターブロック54には、複数のカッター刃C,C…が突出形成されており、更に、アンビルロールたる下ロール51dの外周面51daは、上記のカッター刃C,C…を受けるべく平滑面とされている。また、これらロール51u,51dは、例えば同期信号等に基づいて、腹側帯部材の連続体20asの搬送動作と連動して回転するように制御されていて、これにより、非伸縮領域ALに対応する領域AL1が通過する度に、同領域AL1にカッターブロック54が対向するようにカッターロール51uは回転する。
よって、これら一対のロール51u,51dの外周面51ua,51da同士の間を、図11Aの非伸縮領域ALに対応する領域AL1が通過する度に、同領域AL1は、カッターロール51uのカッターブロック54のカッター刃C,C…とアンビルロール51dの外周面51daとで挟圧される。そして、挟圧された各位置PCで各糸ゴムの連続体27s,27s…がそれぞれ切断されて、これにより、非伸縮領域ALに対応する領域AL1の糸ゴム27sは細切れ状(不図示)にされる。
図13は、カッターロール51uのカッターブロック54に設けられたカッター刃C,C…の配置パターンの一例の説明図であって、同ロール51uの外周面51uaを平面上に展開して示す図である。なお、同図13中には、糸ゴムの連続体27s,27s…も仮想的に二点鎖線で併記している。
図13に示すように、カッターブロック54には、複数のカッター刃C,C…として、刃先の平面視形状が直線状のカッター刃C,C…が設けられている。また、これらのカッター刃C,C…は、前述のカットパターンに対応した配置パターンで設けられている。例えば、この例では、回転方向Dc51uに並んで配置された複数のカッター刃C,C,…からなるカッター刃列GC,GC…が、CD方向に複数列並んで配置されている。そして、各糸ゴムの連続体27sには、それぞれ少なくとも一列のカッター刃列GCが対応付けて配されている。よって、各糸ゴムの連続体27sを、非伸縮領域ALに対応する領域AL1において回転方向Dc51uの複数の位置PC,PC…(図11Bを参照)で切断することができて、これにより、同領域AL1に位置する糸ゴムの連続体27sを細切れ状に切断可能となる。但し、配置パターンは、何等この図13の例に限らない。すなわち、回転方向Dc51uの複数の位置PCで糸ゴムの連続体27sを切断可能であれば、これ以外の配置パターンを適用しても良い。
また、図12Bに示すように、このカッターロール51uは、CD方向の各端部にそれぞれサイドリング51SR,51SRも有している。各サイドリング51SR,51SRは、それぞれ、カッターロール51uの外周面51daから回転方向Dc51uの全周に亘って円環状に突出した円環状突部である。そして、かかるサイドリング51SR,51SRは、切断時のカッター刃Cの刃先と、これを受けるアンビルロール51dの外周面51daとの回転半径方向の位置関係が一定となるように規制する。例えば、この例では、サイドリング51SRの外周面51SRaよりも回転半径方向の外方にカッター刃Cの刃先が位置するように設けられている。よって、糸ゴムの連続体27sの切断時にサイドリング51SRの外周面51SRaがアンビルロール51dの外周面51daに当接するような大きさの圧接力を接離方向に付与すれば、カッター刃Cで腹側帯部材の連続体20asを確実に貫通することができる。そして、これにより、糸ゴムの連続体27sを確実に切断することができる。ちなみに、その場合には、図11Bに示すように、この切断の痕跡として、同帯部材の連続体20asには貫通孔状の切断痕TCが形成される。
但し、何等これに限らず、上記の位置関係を逆にしても良い。すなわち、糸ゴムの連続体27sを切断可能であれば、サイドリング51SRの外周面51SRaよりも回転半径方向の内方にカッター刃Cの刃先が位置していても良い。なお、その場合には、サイドリング51SRの外周面51SRaがアンビルロール51dの外周面51daに当接した状態においては、カッター刃Cの刃先とアンビルロール51dの外周面51uaとの間に例えば5μm〜15μmの隙間が形成されるのが望ましい。そして、このようにすれば、かかる隙間に基づいて、糸ゴムの連続体27sの切断時に、外層シートの連続シート21sと内層シートの連続シート22sとは切断されずに互いに圧着される。そして、その結果として、腹側帯部材の連続体20asには、貫通孔状の切断痕TCに代えて圧着痕が形成される。
なお、かかるサイドリング51SRは、この例では、カッターロール51uに設けられているが、何等これに限らない。すなわち、カッターロール51uに代えて、或いはカッターロール51uに加えて、アンビルロール51dに設けても良い。更に言えば、油圧シリンダー等のアクチュエータ53を制御することにより、カッター刃Cとアンビルロール51dの外周面51daとの接離方向の位置関係が一定になるように規制可能であれば、サイドリング51SRは無くても良い。ちなみに、その場合には、上記のアクチュエータ53として、サーボモータを駆動源として位置制御可能な送りねじ機構を用いることもできる。
また、この例では、カッターロール51uにおいて各軸受け部材52u,52u同士の間に位置するロール胴部51ubのCD方向の寸法L51ub、及び、アンビルロール51dにおいて各軸受け部材52d,52d同士の間に位置するロール胴部51dbのCD方向の寸法L51dbは、それぞれ、広幅の連続シート20sのCD方向の寸法L20s(図9)よりも小さくされていて、結果、各ロール51u,51dの支持スパンの短尺化が図られている。よって、カッターロール51u及びアンビルロール51dの撓みを抑制できて、その結果、切断時の振動を小さくすることができる。ちなみに、このことは、後述する背側部用カッター装置60についても同様である。
<<<背側部糸ゴム切断工程S60>>>
図9に示すように、背側部糸ゴム切断工程S60においては、スリット工程S40から送られる図14Aの背側帯部材の連続体20bsに対して、図14Bに示すように、非伸縮領域ALに対応する領域AL1では、糸ゴムの連続体27sを細切れ状に切断し、伸縮領域AHに対応する領域AH1では、糸ゴムの連続体27sを切断しない。そして、これにより、背側帯部材の連続体20bsに非伸縮領域ALと伸縮領域AHとが形成される。なお、非伸縮領域ALに対応する領域AL1は、MD方向におむつ1の製品ピッチP1で現れる。よって、かかる細切れ状の切断処理は、背側帯部材の連続体20bsに対しておむつの製品ピッチP1で行われる。
この切断処理は、前述の腹側部用カッター装置50とは別に設けられた背側部用カッター装置60によりなされる。図15Aは、同装置60の概略側面図であり、図15Bは、図15A中のB−B矢視図である。
図15Aに示すように、カッター装置60は、互いの外周面61ua,61daを対向させつつ、CD方向に沿った回転軸回りに回転する上下一対のロール61u,61dと、糸ゴムの連続体27s,27s…の切断時にこれら二つのロール61u,61dに作用する切断の反力を受けるためのハウジング65とを、背側部用カッターユニット60Uとして有している。なお、このカッター装置60についても、上ロール61uがカッターロール(カッター回転体に相当)であり、下ロール61dがアンビルロール(アンビル回転体に相当)である。また、カッターロール61uは,カッターブロック64を有し、カッターブロック64には、背側帯部材の連続体20bsに係る非伸縮領域ALのカットパターンに対応した配置パターンで複数のカッター刃C,C…が設けられている。更に、この背側部用カッター装置60は、上記の部材以外にも、カッターロール61uの軸受け部材62u,62u、アンビルロール61dの軸受け部材62d,62d、カッターロール61uを接離方向に昇降するアクチュエータ63、サイドリング61SR,61SR等を有しているが、これらの部材についても、基本的に腹側部カッター装置50で述べた同名称の構成と概ね同じであるので、その説明については省略する。
そして、このように、背側部用カッターユニット60Uを腹側部用カッターユニット50Uとは別に有していれば、腹側部用カッターユニット50Uでは腹側帯部材の連続体20asに係る糸ゴムの連続体27s(腹側部用の弾性部材に相当)を切断する一方、背側部用カッターユニット60Uでは背側帯部材の連続体20bsに係る糸ゴムの連続体27s(背側部用の弾性部材に相当)を切断する。よって、本明細書の冒頭で述べた問題を防ぐことができる。すなわち、「図1の如き単一のカッターユニット50U’により腹側帯部材用の糸ゴムの連続体27as’と背側帯部材用の糸ゴムの連続体27bs’との両者を切断する場合に、切断時に生じる各振動が互いに相手の切断に影響する」という問題を防ぐことができる。
また、この例では、上述のように、背側部用カッターユニット60Uは、各ロール61u,61dを回転する駆動源としての不図示のサーボモータを、腹側部用カッターユニット50Uの各ロール51u,51dを回転するサーボモータとは別に有している。よって、腹側部用カッターユニット50Uと背側部用カッターユニット60Uとの両者で同一のサーボモータを共用する場合に起こり得る問題、すなわち、当該サーボモータ、或いはその駆動回転力を各ロール51u,51d,61u,61dに分配する適宜な分配機構等を介して一方のカッターユニット50U(60U)の振動が他方のカッターユニット60U(50U)に伝わることを有効に防ぐことができる。
ちなみに、この例では、サーボモータの駆動回転軸からカッターロール61uへの駆動回転力の伝達は、プーリーとタイミングベルトとを有した周知の巻き掛け伝達機構(不図示)を介してなされており、また、カッターロール61uからアンビルロール61dへの駆動回転力の伝達は、別の巻き掛け伝達機構(不図示)を介してなされているが、サーボモータから各ロール61u,61dに駆動回転力を伝達可能であれば、何等これに限らない。例えば、複数の歯車が噛み合ってなる歯車列を用いて駆動回転力の伝達を行っても良いし、或いは、ロール61u,61d毎に個別にサーボモータを設けても良い。また、更に言えば、カッターロール61uのみをサーボモータで駆動回転して、アンビルロール61dについては、サイドリング61SRを介してカッターロール61uから駆動回転力を得て連れ回る従動回転ロールとしても良い。なお、このことは、前述の腹側部用カッター装置50についても同様である。
更に、図9に平面視で示すように、この例では、背側部用カッターユニット60Uと腹側部用カッターユニット50Uとは、互いにMD方向及びCD方向に関して異なる位置に設けられている。より正確に言えば、MD方向については、平面視で見た場合に異なる位置に配置されている。よって、腹側部用カッターユニット50Uの切断時に生じる振動と背側部用カッターユニット60Uの切断時に生じる振動とが、互いに相手の切断に影響することをより確実に防ぐことができる。
また、この例では、図9を参照してわかるように、MD方向については、背側部用カッターユニット60Uの方が腹側部用カッターユニット50Uよりも下流側に配置されているが、場合によっては、MD方向の配置関係を逆にした方が好ましいこともある。
図16はその説明図であって、平面視で示している。すなわち、この例では、MD方向については、腹側部用カッターユニット50Uの方が背側部用カッターユニット60Uよりも下流側に配置されている。そして、かかる配置によれば、この後の吸収性本体取り付け工程S70においては、腹側帯部材の連続体20asの方を優先的に高い位置精度で吸収性本体10に取り付けることができて、これにより、全体として使い捨ておむつ1の寸法精度を高めることができる。詳しくは次の通りである。
先ず、この例では、図11Bと図14Bとの対比からわかるように、非伸縮領域ALにおいて糸ゴムの連続体27sが切断される位置PC,PC…の数は、腹側帯部材の連続体20asの方が、背側帯部材の連続体20bsよりも多くなっている。一方、一般に切断される位置PC、PC…の数が多い方が、帯部材の連続体20as,20bsはMD方向に伸び易くなる傾向にあって、このことから、この例では、腹側帯部材の連続体20asの非伸縮領域AL(第1領域に相当)の方が背側帯部材の連続体20bsの非伸縮領域AL(第2領域に相当)よりも、MD方向に大きく伸びてしまう恐れがある。
そこで、この図16の例では、腹側部用カッターユニット50U(第1カッターユニットに相当)の方が背側部用カッターユニット60U(第2カッターユニットに相当)よりもMD方向の下流側に配されていて、これにより、腹側部用カッターユニット50Uによる糸ゴムの連続体27sの切断後から吸収性本体取り付け工程S70に至るまでに要する時間を短縮している。そして、これにより、上述の非伸縮領域ALでの伸びが、あまり大きくならないうちに、腹側帯部材の連続体20asの非伸縮領域ALに吸収性本体10を固定することができて、その結果、吸収性本体10を高い位置精度で腹側帯部材の連続体20asに取り付けることができる。
ちなみに、この例では、切断される位置PC,PC…の数は、腹側帯部材の連続体20asの方が多かったが、仮に背側帯部材の連続体20bsの方が多い場合には、MD方向の配置関係を逆にすると良い。すなわち、図9に示すように、背側部用カッターユニット60Uの方を腹側部用カッターユニット50UよりもMD方向の下流側に配置すると良い。
また、腹側部用カッターユニット50Uと背側部用カッターユニット60Uとの配置関係は、何等これら二例に限らない。すなわち、図17の概略平面図に示すように、平面視でMD方向の同位置に二つのカッターユニット50U,60Uを配置しても良い。なお、この例では、これら二つのユニット50U,60U同士は、互いにCD方向に隣り合って設けられているが、場合によっては、上下方向に隣り合って設けられても良い。また、図17の例のように、腹側部用カッターユニット50Uと背側部用カッターユニット60Uとの間で、互いのカッターロール51u,61u同士を適宜な軸継手110で同軸且つ相対回転不能に連結しても良く、同様に、互いのアンビルロール51d,61d同士を適宜な軸継手(不図示)で同軸且つ相対回転不能に連結しても良い。そして、この場合には、各ロール51u,61u(或いは、これらに加えて51d,61d)を回転するサーボモータを腹側部用カッターユニット50Uと背側部用カッターユニット60Uとで共用することができて、部品数の削減を図れる。
更に、望ましくは、腹側部用カッターユニット50Uと、背側部用カッターユニット60Uとは、互いに相手が切断しない時に、切断するようになっていると良い。そして、このようになっていれば、切断時の振動が互いに相手の切断に影響することをより有効に防ぐことができる。
ちなみに、このような切断タイミングのずらし操作は、二つのカッターユニットのMD方向の位置調整によって行うことができる。例えば、図16に示す腹側部用カッターユニット同士のMD方向の離間距離LD(より詳しく言えば、腹側部用カッターユニット50Uのカッターロール51uの回転軸と背側部用カッターユニット60Uのカッターロール61uの回転軸との間の連続体20as(20bs)の搬送経路の長さのこと)とを、製品ピッチP1の整数倍の値から製品ピッチの半分の値(=P1/2)だけ加えた値にすれば、互いに相手のカッターブロック54(64)が帯部材の連続体20as(20bs)に対向していない時に、自身のカッターブロック64(54)を帯部材の連続体20bs(20as)に対向させることができて、これにより、上述の切断タイミングのずらし操作を実現することができる。但し、離間距離LDの値は、何等上記に例示の値に限らない。すなわち、カッターユニット50U,60U同士が、互いに相手が切断しない時に切断するようになっていれば、上記に例示の値以外でも構わない。
図18は、製造方法の第1変形例を説明するための概略平面図である。前述の実施形態では、図9に示すようにスリット工程S40よりもMD方向の下流側に腹側部糸ゴム切断工程S50及び背側部糸ゴム切断工程S60が位置していたが、この図18の第1変形例では、スリット工程S40よりも上流側に腹側部糸ゴム切断工程S50及び背側部糸ゴム切断工程S60が位置している点で主に上述の実施形態と相違する。そして、これ以外の点は概ね上述の実施形態と同じである。そのため、以下では、この相違点についてのみ説明し、同じ構成の説明については省略する。
上述のような工程S50,S60,S40の並びにすべく、この第1変形例では、スリッター装置40よりもMD方向の上流側に、腹側部用カッターユニット50U及び背側部用カッターユニット60UがMD方向にこの順番で並んで配置されている。そして、これにより、CD方向に二分割前の広幅の連続シート20sに対して、前者のカッターユニット50Uで腹側帯部材20a用の糸ゴムの連続体27s(図18では不図示)を切断し、次に後者のカッターユニット60Uで背側帯部材20b用の糸ゴムの連続体27s(図18では不図示)を切断し、しかる後に、スリッター装置40で広幅の連続シート20sを二分割して、これにより、腹側帯部材の連続体20asと背側帯部材の連続体20bsとを生成する。但し、この糸ゴムの連続体27sの切断の順番は、何等上述に限らず、逆にしても良い。
なお、このような糸ゴムの連続体27sの切断処理を確実に行えるように、各カッターロール51u(61u)において各軸受け部材52u,52u(62u,62u)同士の間に位置するロール胴部51ub(61ub)のCD方向の寸法L51ub(L61ub)、及び、図18中では不図示の各アンビルロール51d(61d)において各軸受け部材52d,52d(62d,62d)同士の間に位置するロール胴部51db(61db)のCD方向の寸法L51db(L61db)は、それぞれ、広幅の連続シート20sのCD方向の寸法L20sよりも大きくされている。そして、これにより、各カッターユニット50U(60U)のそれぞれについて、カッターロール51u(61u)とアンビルロール51d(61d)との間を、広幅の連続シート20sが速やかに通過できるようにしている。
ちなみに、この場合には、当然ながら腹側部用カッターユニット50Uでは、背側帯部材20bに係る非伸縮領域ALに対応する領域AL1に対しては糸ゴムの連続体27sの切断処理をせずに同領域AL1を素通りさせ、同様に、背側部用カッターユニット60Uでは、腹側帯部材20aに係る非伸縮領域ALに対応する領域AL1に対しては糸ゴムの連続体27sの切断処理をせずに同領域AL1を素通りさせることになる。そして、素通りさせるべき領域AL1が各カッターニット50U(60U)を通過する際には、各ロール51u,51d(61u,61d)に挟圧されないことが望ましい。そのため、腹側部用カッターユニット50Uのカッターロール51u及びアンビルロール51dについては、少なくとも一方のロール51u(51d)の外周面51ua(51da)のうちで、背側帯部材20bに係る非伸縮領域ALに対応する領域AL1と対向する部分が、周囲の部分よりも小径になっていると良く、また、背側部用カッターユニット60Uのカッターロール61u及びアンビルロール61dについては、少なくとも一方のロール61u(61d)の外周面61ua(61da)のうちで、腹側帯部材20aに係る非伸縮領域ALに対応する領域AL1と対向する部分が、周囲の部分よりも小径になっていると良い。なお、このことは、後述する第2変形例でも同様である。
図19は、製造方法の第2変形例の説明をするための概略平面図である。上述の第1変形例では、CD方向に分割前の広幅の連続シート20sが、腹側部用カッターユニット50Uと背側部用カッターユニット60Uとの両者を順次通過していた。これに対して、この第2変形例では、スリッター装置40で二分割されてCD方向に並ぶ腹側帯部材の連続体20asと背側帯部材の連続体20bsとの両者が、それぞれ、腹部用カッターユニット50Uと背側部用カッターユニット60Uとの両者を通過する点で相違し、これ以外の点は概ね第1変形例と同じである。
すなわち、この第2変形例では、腹側部用カッターユニット50Uのカッターロール51uとアンビルロール51dとの間を、腹側帯部材の連続体20asと背側帯部材の連続体20bsとの両者がCD方向に並んだ状態でMD方向に沿って通過し、しかる後に、腹側部用カッターユニット50Uのカッターロール51uとアンビルロール51dとの間を、腹側帯部材の連続体20asと背側帯部材の連続体20bsとの両者がCD方向に並んだ状態でMD方向に沿って通過するようになっている。そして、この第2変形例でも、前者の腹側帯部材の連続体20asが腹側部用カッターユニット50Uを通過する際に、同ユニット50Uが、同連続体20asの非伸縮領域ALに対応する領域AL1で糸ゴムの連続体27sを切断し、また、後者の背側帯部材の連続体20bsが背側部用カッターユニット60Uを通過する際に、同ユニット60Uが、同連続体20bsの非伸縮領域ALに対応する領域AL1で糸ゴムの連続体27sを切断する。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、弾性部材としての各糸ゴムの連続体27sを、非伸縮領域ALに対応する領域AL1において回転方向Dc51uの複数の位置PC,PC…で切断し(例えば図11Bを参照)、これにより、同領域AL1で糸ゴムの連続体27sを細切れ状に切断していたが、何等これに限らない。
例えば、図20A及び図20Bに示すように、非伸縮領域ALに対応する領域AL1において各糸ゴムの連続体27sをそれぞれ回転方向Dc51uの一カ所の位置PCで切断し、切断した糸ゴムの連続体27sを伸縮領域AHに対応する領域AH1の方へ収縮させることにより、非伸縮領域ALを形成しても良い。なお、その場合には、切断された糸ゴムの連続体27sが速やかに伸縮領域AHの方へ収縮するように、切断前の糸ゴムの連続体27sは、非伸縮領域ALに対応する領域AL1にはホットメルト接着剤で接着されずに、伸縮領域AHに対応する領域AH1には同接着剤で接着されることになる。
上述の実施形態では、弾性部材として糸ゴムの連続体27sを例示したが、何等これに限らない。例えば、平ゴムの連続体等の帯状の弾性部材でも良い。
上述の実施形態では、カッター回転体としてカッターロール51u,61uを例示し、アンビル回転体としてアンビルロール51d,61dを例示したが、何等これに限らない。例えば、カッター回転体及びアンビル回転体として、それぞれ無端ベルトを用いても良い。
上述の実施形態では、腹側部用の弾性部材が固定された連続シートの一例として、或いは背側部用の弾性部材が固定された連続シートの一例として、広幅の連続シート20sをCD方向に分割した連続シート20as,20bsを示し、そして、かかる広幅の連続シート20sは、外層シートの連続シート21sと内層シートの連続シート22sとを有した二枚構成のシートであったが、何等二枚構成である必要はない。例えば、一枚構成でも良いし、三枚以上の構成でも良い。
上述の実施形態では、吸収性物品の一例として3ピースタイプの使い捨ておむつ1を例示したが、何等これに限らない。例えば、2ピースタイプの使い捨ておむつに使用される連続シートに固定された弾性部材としての糸ゴムの連続体27sを、前述の腹側部用カッター装置50及び背側部用カッター装置60で切断しても良い。ちなみに、2ピースタイプの使い捨ておむつとは、腹側部と股下部と背側部とを有した外層シートを第1部品として有し、同外装シートの肌側面に固定される吸収性本体10を第2部品として有するタイプのおむつのことである。そして、その場合には、上述の外装シートの連続シートが、上述の「弾性部材が固定された連続シート」に相当し、また、スリット工程S40は不要となる。
上述の実施形態では、吸収性物品の一例としてパンツ型の使い捨ておむつ1を例示したが、何等これに限らない。すなわち、テープ式の使い捨ておむつであっても良い。なお、テープ式の使い捨ておむつとは、着用者の胴部を腹側から覆う腹側部と、同胴部を背側から覆う背側部とを有し、腹側部と背側部とを連結するのに、ファスニングテープを用いるタイプのおむつのことである。更に言えば、吸収性物品についても、何等上記の使い捨ておむつ1に限らない。すなわち、上述したような「弾性部材が固定された連続シート」を材料として用いる吸収性物品であれば、本発明の製造方法や製造装置を適用可能である。そのため、この吸収性物品の概念には、尿取りパッドや生理用ナプキンも含まれる。
1 使い捨ておむつ、1hs 梯子状のおむつの連続体、1s パンツ型のおむつの連続体、1HB 胴回り開口、1HL 脚回り開口、10 吸収性本体、10ea 端部、11 吸収性コア、12 被覆シート、13 表面シート、15 裏面シート、17r 弾性部材、20a 腹側帯部材、20ac 中央領域、20ae 端部、20as 腹側帯部材の連続体、20b 背側帯部材、20bs 背側帯部材の連続体、20s 広幅の連続シート、21 外層シート、21s 外層シートの連続シート、22 内層シート、22s 内層シートの連続シート、25 糸ゴム、25s 糸ゴムの連続体、糸ゴム27s 糸ゴムの連続体(糸ゴム、腹側部用の弾性部材、背側部用の弾性部材)、30 製造ライン(製造装置)、40 スリッター装置、50 腹側部用カッター装置、50U 腹側部用カッターユニット(第1カッターユニット)、51SR サイドリング、51SRa 外周面、51u カッターロール(カッター回転体)、51ua 外周面、51ub ロール胴部(胴部)、51d アンビルロール(アンビル回転体)、51da 外周面、51db ロール胴部(胴部)、52u 軸受け部材、52d 軸受け部材、53 アクチュエータ、54 カッターブロック、55 ハウジング、60 背側部用カッター装置、
60U 背側部用カッターユニット(第2カッターユニット)、61SR サイドリング、
61u カッターロール(カッター回転体)、61ua 外周面、61d アンビルロール(アンビル回転体)、62u 軸受け部材、62d 軸受け部材、63 アクチュエータ、64 カッターブロック、65 ハウジング、110 軸継手、C カッター刃、GC カッター刃列、AU 上部領域、AD 下部領域、ADc 中央領域、ADe 端側領域、AH 伸縮領域(高伸縮領域)、AL 非伸縮領域(低伸縮領域)、AH1 領域、AL1 領域、A20s1 一方側の領域、A20s1c 中央側の領域、A20s1e 端側の領域、A20s2 他方側の領域、A20s2c 中央側の領域、A20s2e 端側の領域、BL 境界位置、LSG 立体ギャザー、LG 脚回りギャザー、SS サイドシール部、TC 切弾痕、PC 位置、S40 スリット工程、S50 腹側部糸ゴム切断工程、S60 背側部糸ゴム切断工程、S70 吸収性本体取り付け工程、
S80 吸収性本体取り付け工程、S90 サイドシール工程、S100 切断工程

Claims (8)

  1. 腹側部と背側部とを有し、前記腹側部と前記背側部とが、それぞれ高伸縮領域と、前記高伸縮領域よりも伸縮性の低い低伸縮領域とを有した吸収性物品の製造方法であって、
    互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体とを有する腹側部用カッターユニットを準備することと、
    互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体とを有する背側部用カッターユニットを、前記腹側部用カッターユニットとは別に準備することと、
    所定方向に連続する腹側部用の弾性部材が固定された前記所定方向に連続する連続シートが、前記所定方向を搬送方向として前記腹側部用カッターユニットを通過する際に、前記腹側部用カッターユニットが、前記連続シートにおける前記腹側部の前記低伸縮領域に対応する領域で前記弾性部材を切断することにより、前記腹側部の前記低伸縮領域を形成することと、
    前記所定方向に連続する背側部用の弾性部材が固定された前記所定方向に連続する連続シートが、前記所定方向を搬送方向として前記背側部用カッターユニットを通過する際に、前記背側部用カッターユニットが、前記連続シートにおける前記背側部の前記低伸縮領域に対応する領域で前記弾性部材を切断することにより、前記背側部の前記低伸縮領域を形成することと、を有し、
    前記腹側部の低伸縮領域に対応する領域及び前記背側部の低伸縮領域に対応する領域では、それぞれ、前記搬送方向と交差するCD方向の複数の位置に前記弾性部材が設けられており、
    前記腹側部の低伸縮領域と前記背側部の低伸縮領域とのうちで、前記弾性部材が切断された位置の数が、多い方の領域を第1領域とし、少ない方の領域を第2領域とした場合に、
    前記腹側部用カッターユニットと前記背側部用カッターユニットとのうちで前記第1領域を担当する第1カッターユニットの方が、前記第2領域を担当する第2カッターユニットよりも前記搬送方向の下流側の位置に配置されており、
    前記第1カッターユニットよりも前記搬送方向の下流側の位置では、液体を吸収する吸収性本体を、前記腹側部の前記低伸縮領域及び前記背側部の前記低伸縮領域に掛け渡しつつ固定することを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記腹側部用の弾性部材と前記背側部用の弾性部材との両者が固定されて前記搬送方向に連続する広幅の連続シートを、搬送装置により、前記搬送方向に搬送することと、
    前記腹側部用カッターユニット及び前記背側部用カッターユニットの両者よりも前記搬送方向の上流側に配されたスリッター装置を前記広幅の連続シートが通過する際に、前記スリッター装置が、前記広幅の連続シートを前記搬送方向と交差するCD方向に分割することにより、前記腹側部用カッターユニットへ供給される前記連続シートと、前記背側部用カッターユニットへ供給される前記連続シートとを生成することと、を有することを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記カッター回転体と前記アンビル回転体との間を、前記連続シートが前記搬送方向に沿って通過する際に、前記カッター回転体の外周面のカッター刃と前記アンビル回転体とが、前記連続シートと前記弾性部材とを挟圧することにより、前記弾性部材を切断し、
    前記カッター回転体及び前記アンビル回転体は、それぞれ、前記CD方向の両端部の各軸受け部材によって回転可能に支持されており、
    前記カッター回転体において前記各軸受け部材同士の間に位置する胴部の前記CD方向の寸法、及び、前記アンビル回転体において前記各軸受け部材同士の間に位置する胴部の前記CD方向の寸法は、それぞれ、前記広幅の連続シートの前記CD方向の寸法よりも小さいことを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記腹側部用カッターユニットは、前記腹側部用カッターユニットの前記カッター回転体及び前記アンビル回転体のうちの少なくとも一方の回転体を回転するための駆動源を有し、
    前記背側部用カッターユニットは、前記駆動源とは別に、前記背側部用カッターユニットの前記カッター回転体及び前記アンビル回転体のうちの少なくとも一方の回転体を回転するための駆動源を有していることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記腹側部用カッターユニットと前記背側部用カッターユニットとは、互いに前記搬送方向と交差するCD方向の異なる位置に配置されていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記腹側部用カッターユニットと前記背側部用カッターユニットとは、互いに前記搬送方向の異なる位置に配置されていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記腹側部用カッターユニットと、前記背側部用カッターユニットとは、互いに相手が切断しない時に、切断することを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  8. 腹側部と背側部とを有し、前記腹側部と前記背側部とが、それぞれ高伸縮領域と、前記高伸縮領域よりも伸縮性の低い低伸縮領域とを有した吸収性物品の製造装置であって、
    互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体とを有する腹側部用カッターユニットを有し、
    互いの外周面を対向して回転するカッター回転体とアンビル回転体とを有する背側部用カッターユニットを、前記腹側部用カッターユニットとは別に有し、
    所定方向に連続する腹側部用の弾性部材が固定された前記所定方向に連続する連続シートが、前記所定方向を搬送方向として前記腹側部用カッターユニットを通過する際に、前記腹側部用カッターユニットが、前記連続シートにおける前記腹側部の前記低伸縮領域に対応する領域で前記弾性部材を切断することにより、前記連続シートに前記腹側部の前記低伸縮領域を形成し、
    前記所定方向に連続する背側部用の弾性部材が固定された前記所定方向に連続する連続シートが、前記所定方向を搬送方向として前記背側部用カッターユニットを通過する際に、前記背側部用カッターユニットが、前記連続シートにおける前記背側部の前記低伸縮領域に対応する領域で前記弾性部材を切断することにより、前記連続シートに前記背側部の前記低伸縮領域を形成し、
    前記腹側部の低伸縮領域に対応する領域及び前記背側部の低伸縮領域に対応する領域では、それぞれ、前記搬送方向と交差するCD方向の複数の位置に前記弾性部材が設けられており、
    前記腹側部の低伸縮領域と前記背側部の低伸縮領域とのうちで、前記弾性部材が切断された位置の数が、多い方の領域を第1領域とし、少ない方の領域を第2領域とした場合に、
    前記腹側部用カッターユニットと前記背側部用カッターユニットとのうちで前記第1領域を担当する第1カッターユニットの方が、前記第2領域を担当する第2カッターユニットよりも前記搬送方向の下流側の位置に配置されており、
    前記第1カッターユニットよりも前記搬送方向の下流側の位置では、液体を吸収する吸収性本体を、前記腹側部の前記低伸縮領域及び前記背側部の前記低伸縮領域に掛け渡しつつ固定することを特徴とする吸収性物品の製造装置。
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