JP6634227B2 - ピロー包装機 - Google Patents

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Description

本発明は、ピロー包装機に関し、不安定な物品、より具体的には、起立した物品を前後に複数個並べた物品群のように転倒し易いものや、転がりやすい物品等を包装するための装置に関するものである。
従来から包装体は各種の態様があり、例えば、ビスケットなどの薄板状の物品を複数重ねた状態で収納した包装体がある。係る包装体を製造するピロー包装機は、例えば以下のような構成を備えている。
ピロー包装機は、起立させた物品を前後に並べて構成される物品群を搬送する搬送供給装置と、その搬送供給装置の下流側に配置された包装機本体を備える。包装機本体は、搬入側に帯状フィルムを筒状にして筒状フィルムを形成する製袋器を備える。製袋器の下流側には、製袋器を通過して筒状に形成されて重ね合わされたフィルム端部をシールするセンターシール装置が配置される。また、搬送供給装置から、順次搬出される物品群が、製袋器内に供給される。これにより、物品群が製袋器内を通過すると、筒状フィルム内に所定間隔毎に収納されることになり、その物品群は筒状フィルムとともに搬送される。そして、ピロー包装機の搬出側に配置されたトップシール装置にて、筒状フィルムを所定間隔毎に横方向に横断するようにシール・カットすることにより、物品群を内包するピロー包装体が製造される。
物品群は、起立した複数の薄板状の物品から構成されるため、個々の物品が倒れてしまうおそれがある。そこで、特許文献1に開示された包装機のように、搬送供給装置や、物品群を内包する筒状フィルムを搬送する搬送装置に、物品の転倒防止機能を設けたものがある。
具体的には、例えば筒状フィルムの左右両側面であって、前後の被包装物の間にそれぞれ接触する抑え部材を備えるとよい。この抑え部材は、例えば水平平面内で回転するエンドレスチェーンに連結し、当該エンドレスチェーンの回転に追従して筒状フィルムの移動に合わせて前進移動する。
実開昭59−191301
従来の装置では、以下に示す問題を有する。すなわち、トップシール装置の上流側においては、抑え部材により被包装物の前後が抑えられた状態で搬送される。しかし、抑え部材が筒状フィルムから離反すると、被包装物の支持がなくなり、当該被包装物が筒状フィルム内で倒れてしまうおそれがある。すると、筒状フィルム内の先頭の被包装物と次の被包装物の間のフィルム部位を一対のシーラで挟み込んでシールする際に、倒れた被包装物を噛み込んでしまい、正常な包装処理が継続できなくなるおそれがある。
上述した課題を解決するために、本発明のピロー包装機は、(1)起立状態の複数の物品を前後に並べた物品群からなる被包装物を、包装フィルムで包み込んだ状態で搬送する搬送手段と、前記搬送手段の下流側に配置され、前記包装フィルムを進行方向と交差する方向にシール・カットするトップシール手段と、前記トップシール手段の上流側に配置され、前記包装フィルムの外周面を内方に向けて付勢して前記物品の転倒を抑制する抑え手段と、前記抑え手段の下流側に配置され、前記抑え手段による支持が解除された前記物品の倒れ込みを防止するサイド抑え手段を備え、前記サイド抑え手段は、前記包装フィルムの側面の前記被包装物が存在していない部位に接触して内方に押し込む押し込み部材と、その押し込み部材を水平平面内における所定の軌跡で移動させる駆動手段とを備え、前記所定の軌跡は、前記押し込み部材による内方に押し込む区間が、前記抑え手段による前記被包装物を抑える区間と一部重複し、前記トップシール手段の上下一対のトップシーラが前記包装フィルムを挟み込み始める位置を含むように構成するようにした。
包装フィルムとともに搬送される被包装物は、抑え手段により物品の転倒を抑止された状態で搬送される。トップシール手段付近に到ると、抑え手段による支持が解除されるため、物品が倒れるおそれが出てくる。本発明では、包装フィルムの側面の前記被包装物が存在していない部位に接触して内方に押し込む押し込み部材を設けたため、係る押し込み部材が包装フィルムの側面を内方に押し込むと、包装フィルムの横幅が狭くなり、その前後に位置する物品の倒れ込みが抑止される。従って、抑え部材の前方にある先頭の被包装物を構成する物品は、前方への倒れ込みは包装フィルムの先端がトップシールされているため抑止されるので、当該先頭の被包装物の物品が倒れるのが抑止される。また、抑え部材の後方にある二番目の被包装物を構成する物品は、後側は抑え手段による支持を受けているため、後方への物品の倒れ込みは抑止されるので、当該二番目の被包装物の物品が倒れるのが抑止される。
そして、本発明では、押し込み部材が包装フィルムを内方に押し込んでいる区間は、上流側では抑え手段による支持区間と重なり、下流側は少なくとも上下のトップシーラで挟み込み始める位置まで設けられているので、抑え手段による支持の解除から、トップシール手段でシールされるまで、包装フィルム内で物品が倒れるのを抑止することができる。
(2)前記駆動手段は、前記包装フィルムの搬送方向に沿って前記押し込み部材を前後進移動させるための第一駆動手段と、前記押し込み部材を前記包装フィルムに向けて接近離反移動させるための第二駆動手段を有し、前記第一駆動手段は、駆動モータと、その駆動モータの回転出力を往復直線運動に変換するリンク機構を有し、前記往復直線運動の移動区間の中央部分では前記包装フィルムの搬送速度に合わせるようにし、前記第二駆動手段は、前記押し込む区間が前記中央部分になるようにし、前記押し込む区間の前後で前記押し込み部材が前記包装フィルムの側面から離反した状態になるように構成するとよい。
このようにすると、駆動モータとリンク機構といった簡単な構成で押し込み部材の前後進移動を制御することができる。そして、駆動モータとリンク機構を用いた往復直線運動では、前後方向の移動区間の全区間で速度を一定速度にすることはできず、移動区間の前後端付近の区間では速度が遅くなり包装フィルムの移動速度との速度差が大きくなる。そこで本発明では、前後方向の移動区間の全区間で押し込むのではなく、押し込み部材が包装フィルムから離反した状態で包装フィルムの搬送方向と同一方向に前進移動する区間を設けるようにしたので、簡単な構成で押し込み部材にて包装フィルムを内方に押し込んでいる間は包装フィルムの移動速度と、押し込み部材の移動速度を合わせることができ、包装フィルムにストレスを与えることなく物品の倒れ込みを防止できるので良い。
なお、移動速度を合わせるとは、必ずしも完全に同一速度にすることに限られず、仮に速度差があったとしても、包装フィルムに対するストレスなどの影響が出ないものであれば良い。また、押し込み部材が包装フィルムを内方に押し込んでいる区間は、中央部分としたが、当該中央部分の全区間に渡って押し込んでいる必要は無く、例えば中央部分の前側や後側の一部の区間で、押し込み部材が包装フィルムと非接触の状態になっていても良い。
(3)前記押し込み部材は、先端が二股状に分岐するフィンガー部材とするとよい。二股にすることで、例えば、シーラと押し込み部材の緩衝をより確実に回避できるので良い。
(4)前記抑え手段は、水平平面内で移動するガイドベルトを備えたサイドベルト装置であり、前記サイドベルト装置を前記包装フィルムの左右両側に配置し、前記ガイドベルトで前記包装フィルムの両側から挟み込んで前記被包装物を支持するようにするとよい。このようにすると、ガイドベルトで被包装物を構成する物品を保持・支持することができるのでよい。また、ガイドベルトの下流側先端位置をトップシール装置の一対のシーラで包装フィルムを挟み込み始める位置に近づけることができるのでよい。
(5)前記サイドベルト装置は、上下に複数本の前記ガイドベルトを有し、その上下に配置された前記ガイドベルトの間の空間内に前記押し込み部材が進入可能とするとよい。このようにすると、押し込み部材の上下にガイドベルトが配置されるので、包装フィルムを安定して抑えつつ、内方に押し込むことができるので良い。
(6)前記トップシール手段は、前記包装フィルムを挟んで上下に配置される一対の回転軸にそれぞれ取り付けられた上側トップシーラと下側トップシーラを備えた回転式のトップシール手段とするとよい。
(7)前記包装機は、連続して供給される帯状フィルムを筒状に形成する製袋器と、その製袋器に前記被包装物を供給する搬送供給手段と、前記製袋器を通過して筒状に形成された前記包装フィルムである筒状フィルムの重合端にシールを施すセンターシール手段と、そのセンターシール手段の下流側に配置され、前記筒状フィルムの幅方向にシール・カットする前記トップシール手段と、そのトップシール手段でカットされて形成される包装体を搬送する搬送コンベア装置と、を備えたピロータイプの包装機とするとよい。
本発明では、包装フィルム内で物品が前後方向に倒れることもなく、綺麗に包装処理を行うことができる。
本発明に係る包装機の一実施形態を示す正面図である。 その要部である倒れ防止装置を示す正面図である。 その平面図である。 その側面図である。 その斜視図である。 サイドベルト装置を示す正面図である。 その平面図である。 サイド抑え装置を示す正面図である。 その平面図である。 その側面図である。 その斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について図面に基づき、詳細に説明する。なお、本発明は、これに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。
図1は、本発明に係るピロー包装機の好適な一実施形態の全体構成を示している。このピロー包装機10は、包装機本体11と、その包装機本体11に対して帯状の包装フィルムを連続して供給するフィルム供給装置12と、包装機本体11の上流側に配置され、その包装機本体11に対して被包装物13を所定間隔毎に供給する搬送供給装置14とを備える。
フィルム供給装置12は、帯状フィルム15をロール状に巻き取った原反フィルム16に対し、図示省略する駆動モータ(例えば、サーボモータ等の速度制御可能なモータ)の出力を連係し、原反フィルム16の回転速度を適宜制御しながら一定速度で包装機本体11に供給する。また、図示省略しているが、原反フィルム16から包装機本体11に至る所定位置に各種のローラ22(図では、代表して一個を示す)を配置し、原反フィルム16から送り出された帯状フィルム15は、そのローラ22に掛け渡されることで、所定の経路を通って包装機本体11に導くように構成する。なお、必ずしも原反フィルム16に駆動モータを連係する必要はなく、帯状フィルム15の搬送経路上にフィードローラを設け、そのフィードローラにより帯状フィルム15に搬送力を与え、当該帯状フィルム15を原反フィルムから連続して引き出すようにしても良い。
被包装物13は、起立した物品13aを前後に複数個並べて構成される物品群である。物品13aの形状は、薄板状、薄片状である。また、本実施形態では、物品13aは円板状としているが、矩形状その他各種の形状としても良い。本実施形態で用いる物品13aは、厚さが薄いことに加え円板状であることも相まって、起立させた状態での安定性が低く、倒れやすいが、以下に説明するように、ピロー包装機10は、転倒防止機能を備えることで、安定して搬送し、包装することができる。また、物品13aは、例えばビスケット、クッキー等であるが、これに限定されるものではない。
搬送供給装置14は、前後に配置されたスプロケット17(図では、進行方向前方のみ記載)と、その複数のスプロケット17に掛け渡されたエンドレスチェーン18と、そのエンドレスチェーン18に取り付けられた前側フィンガー19a,後側フィンガー19bを備える。この前側フィンガー19aと後側フィンガー19bは、前後一組となって被包装物13を搬送する。つまり、前側フィンガー19aと後側フィンガー19bの間隔は、被包装物13の前後長とほぼ等しくしており、被包装物13を前後から挟み込んだ状態で搬送し、物品13aが前後方向に倒れるのを防止する。また、図示省略するが、被包装物13の搬送路の両側には、横壁が設けられている。この横壁が、物品13aの横方向の移動を防止する。さらに、エンドレスチェーン18には、一組の前側フィンガー19aと後側フィンガー19bが、所定ピッチごとに複数組取り付けられている。これにより、搬送供給装置14は、被包装物13を安定した姿勢で搬送し、次段の包装機本体11に一定間隔で供給する。
包装機本体11は、供給される帯状フィルム15を筒状フィルム21に整袋する製袋器20と、その製袋器20の下流側に配置されたセンターシール装置24と、そのセンターシール装置24の下流側に配置され、筒状フィルム21を搬送するベルトコンベア23と、ベルトコンベア23の下流側に配置されたトップシール装置25と、トップシール装置25の下流側に配置された搬出コンベア26と、を備えている。
製袋器20は、フィルム供給装置12から連続して供給される帯状フィルム15を通過させることで、帯状フィルムを筒状にして筒状フィルム21を形成する。この通過に伴い、フィルムの両側端縁部21a同士が接触する。また、搬送供給装置14から包装機本体11に対して順次供給される被包装物13は、製袋器20内に挿入される。これにより、製袋器20に供給された被包装物13は、筒状フィルム21内に所定間隔ごとに配置される。
センターシール装置24は、筒状フィルム21の両側端縁部21aをシールする。このセンターシール装置24は、両側端縁部21aを両側から挟み込みながら加熱するとともに加圧することで熱シールする。また、本実施形態のセンターシール装置24は、一対のローラ型或いは一対のバー型のシーラ24aと、そのシーラ24aの前後に配置されたピンチローラ24b,24cを備える。
トップシール装置25は、筒状フィルム21を挟んで対向するように上下に配置された一対の回転軸25aと、上側の回転軸25aに取り付けられた上側トップシーラ25bと、下側の回転軸25aに取り付けられた下側トップシーラ25cと、を備える。また、上側トップシーラ25bと下側トップシーラ25cは、ヒータが内蔵され、互いの先端のシール面が所定の温度に加熱される。さらに、上側トップシーラ25bのシール面の前後方向の中央部には、カッター刃25dが内蔵される。また、下側トップシーラ25cのシール面の前後方向の中央部には受け刃25eが内蔵される。上下の回転軸25aひいては上側トップシーラ25bと下側トップシーラ25cは同期して回転し、一回転するごとに上側トップシーラ25bと下側トップシーラ25cのシール面が接触する。よって、この接触時に筒状フィルム21を挟み込んで加熱、加圧する。さらに、この接触時にカッター刃25d,受け刃25eが筒状フィルム21をカットする。
そして、トップシール装置25は、センターシールされた筒状フィルム21の被包装物の存在しない部分を横方向にシール・カットする。これにより、筒状フィルム21の先頭の被包装物13を内包する先端部分は、筒状フィルム21から分離され、包装体27が製造される。そして、この包装体27が搬出コンベア26上を搬送される。
本実施形態では、搬送中の筒状フィルム21内の被包装物13を構成する物品13aが倒れるのを防止する倒れ防止装置29を備える。図2から図5に示すように、倒れ防止装置29は、トップシール装置25の上流側に配置され、搬送中の筒状フィルム21の側面を両側から抑えるサイドベルト装置30と、サイドベルト装置30の下流側に配置され、筒状フィルム21内の側面を内方に押し込むサイド抑え装置31を備える。
サイドベルト装置30は、ベルトコンベア23の上方の左右両側に配置される。そして、左右それぞれのサイドベルト装置30は、図6,図7等に示すように、上下に所定の間隔をおいて配置された2本の上ガイドベルト32と下ガイドベルト33を有する。上ガイドベルト32は、筒状フィルム21の搬送方向に沿って前後の所定位置に配置した上部駆動プーリ34,上部従動プーリ35に掛け渡され、水平平面内で所定の軌跡で回転移動する。下ガイドベルト33は、筒状フィルム21の搬送方向に沿って前後の所定位置に配置した下部駆動プーリ36,下部従動プーリ37に掛け渡され、水平平面内で所定の軌跡で回転移動する。上部駆動プーリ34と、下部駆動プーリ36は、上下に重なるように配置され同一の回転軸38に連結され、一体となって回転駆動する。同様に複数の上部従動プーリ35と、複数の下部従動プーリ37は、対応する従動プーリが上下に重なるように配置され、それぞれ同一の回転軸39に連結される。
上部駆動プーリ34が連結される回転軸38の上端には、動力伝達プーリ40が連結される。動力伝達プーリ40と、駆動モータ41の出力軸に連係される駆動プーリ42との間に、動力伝達ベルト43が掛け渡される。これにより、駆動モータ41の回転出力が、動力伝達ベルト43を介して上部駆動プーリ34,下部駆動プーリ36に伝達され、上ガイドベルト32,下ガイドベルト33が一体に回転駆動する。そして、ベルト面の移動速度は、ベルトコンベア23による筒状フィルム21,被包装物3の搬送速度と等しくする。
上ガイドベルト32,下ガイドベルト33の回転移動する軌跡は、筒状フィルム21に沿って移動する直線区間K1と、その直線区間K1の上流側の傾斜進入区間K2を備える。直線区間K1 における左右の上ガイドベルト32,下ガイドベルト33間の間隔は、被包装物3の横幅とほぼ同じにしている。これにより、左右のサイドベルト装置30で筒状フィルム21を挟み込むと、筒状フィルム21を介して被包装物3を両サイドから挟み込んで保持することができる。そして、係る保持した状態で、上ガイドベルト32と下ガイドベルト33がベルトコンベア23による搬送にあわせて回転移動すると、両サイドから挟み込みこまれ、転倒を阻止した状態で被包装物3を安定して搬送する。
さらに傾斜進入区間K2では、上流側に行くほど対向するベルト面の距離が長くなる傾斜面となる。筒状フィルム21がこの傾斜進入区間K2を移動すると、両側に位置する左右一対の上ガイドベルト32,下ガイドベルト33が筒状フィルム21の側面に対して徐々に接近し、最終的に接触し、当該側面の上下で筒状フィルム21ひいては被包装物13を挟み込む。傾斜進入区間K2に続く直線区間K1のベルト面の移動速度は、搬出コンベア26の移動速度と等しくしており、筒状フィルム21内の被包装物13は、サイドベルト装置30の上ガイドベルト32,下ガイドベルト33で保持され、個々の物品13aが駒立て状態を維持しながら筒状フィルム21とともに移動する。
上ガイドベルト32,下ガイドベルト33の下流側の先端は、トップシール装置25の設置付近に位置させている。より具体的には、トップシール装置25の上側トップシーラ25bと下側トップシーラ25cが筒状フィルム21に接触する位置の付近にしている。本実施形態では、後述するように、サイド抑え装置31を設け、当該サイド抑え装置31によりトップシールするフィルム部位の前後の被包装物13の物品13aの転倒を抑えるようにしたため、上ガイドベルト32と下ガイドベルト33の下流側を必ずしもトップシーラの筒状フィルム21に接触する位置付近にしなくても良い。
また、仮に上ガイドベルト32と下ガイドベルト33の下流側の先端をトップシール装置25に近づけたとしても、例えば物品13aがポテトチップスや薄焼き煎餅のように非常に薄い物の場合、搬送方向後側の被包装物13の前側の物品13aも両ガイドベルトによる保持がなくなると前側に倒れるおそれがある。
図8から図11等に示すように、サイド抑え装置31は、トップシール装置25の直前から筒状フィルム21の側面の被包装物13が存在していない部位に接触し、内方に押し込み可能な押し込み部材を備え、その押し込み部材により直接または間接的に物品13aが前後方向へ倒れ込むのを防止する。押し込み部材は、本実施形態では、先端が二股状に分岐するフィンガー部材45とした。
フィンガー部材45は、筒状フィルム21の搬送方向に沿って延びるように配置される棒状の支持ロッド45aと、その支持ロッド45aの下流側の先端に前後に所定の間隔をおいて平行に配置される第一爪部45b,第二爪部45cを備える。第一爪部45bは、筒状フィルム21の搬送方向の前側に位置させ、第二爪部45cは後側に位置させる。そして、第一爪部45bと第二爪部45cの間隔は、上側トップシーラ25b,下側トップシーラ25cの厚さ、すなわち、筒状フィルム21の搬送方向と平行な方向の長さよりも長くしている。これにより、フィンガー部材45と、上側トップシーラ25b,下側トップシーラ25cの相対位置を調整することで、第一爪部45b,第二爪部45cにて押し込まれた筒状フィルム21の部位内をトップシールする。
第一爪部45bと第二爪部45cは、支持ロッド45aに対し、共に内側すなわち筒状フィルム21に向けて突出するように配置される。そしてこのサイド抑え装置31は、サイドベルト装置30による抑えがなくなった筒状フィルム21の側面の被包装物13が存在していない部位にフィンガー部材45の第一爪部45bと第二爪部45cを接触させて内方に押し込むことで、筒状フィルム21の幅、すなわち、搬送方向と直交する方向の幅が物品13aの幅よりも狭くなる。これにより、その爪部により直接或いは間接的に物品13aが前後方向へ倒れ込むのを防止する。
本実施形態では、上記の構成のフィンガー部材45を2個用意し、筒状フィルム21の搬送方向左右両側に、互いの爪部が向き合うように対向配置する。その一対のフィンガー部材45は、駆動装置により筒状フィルムの搬送方向に沿って前後進移動するとともに、当該前後進移動の方向と直交する方向に移動する。そして、2つのフィンガー部材45は、互いの爪部を対向した状態で、筒状フィルムの搬送方向に沿って前後進移動し、適宜のタイミングで互いに接近・離反移動する。かかる移動をするための駆動装置として、当該前後進移動させるための第一駆動装置46と、当該接近離反移動させるための第二駆動装置47を備える。
第一駆動装置46は、駆動モータ48と、駆動モータ48の回転出力を往復直線運動に変換するリンク機構49と、リンク機構49により筒状フィルム21の搬送方向と平行な方向に前後進移動する移動支持台59等を備える。リンク機構49は、駆動モータ48の回転に伴い回転する回転板50に対し、偏芯した位置に一端が連係される第一リンク51と、第一リンク51に連係される第二リンク52と、第二リンク52に連係される第三リンク53と、その第三リンク53に連係される第四リンク54を備える。そして第四リンク54の他端に、移動支持台59を連係する。移動支持台59は、垂直平面に配置される板部材からなり、その内側面に第四リンク54を連係し、その外側面にスライダ57を取り付ける。スライダ57は、筒状フィルム21の搬送方向と平行な方向に延びるように配置したガイドレール58に連係される。よって、スライダ57は、ガイドレール58に沿って安定して往復直線移動可能となる。
本実施形態では、2つのフィンガー部材45を前後進移動させる第一駆動装置46は、同一の駆動モータ48の出力を受けて同期して駆動するようにしている。具体的には、第一リンク51,第二リンク52を共用し、第二リンク52の他端を回転軸56に連係する。回転軸56は、軸受け部55にて軸回りに回転自在に支持される。そして、回転軸56の両端に、第三リンク53の一端を連結し、一体化する。これにより、駆動モータ48ひいては回転板50の回転に追従して第二リンク52は回転軸56を中心に所定の角度範囲内で正逆回転し、その正逆回転が回転軸56を介して第三リンク53に伝わる。つまり、第三リンク53は、回転軸56を中心に、所定角度範囲内で正逆回転する。この正逆回転に伴い、第三リンク53の他端に連係された第四リンク54ひいては第四リンク54の他端に連係された移動支持台59が、筒状フィルム21の搬送方向に沿って前後進移動する。
移動支持台59の下端には、水平方向に延びる支持プレート60が連結され、その支持プレート60の下面に、シリンダ61を連結する。シリンダ61は、そのシリンダロッド61aが対向し、内側(筒状フィルム21側)に向けて突出するように、配置する。そして、シリンダ61のシリンダロッド61aは、水平平面内で筒状フィルム21の搬送方向と直交する方向に往復動作する。
このシリンダロッド61aの先端に、連結バー62を取り付ける。連結バー62は、筒状フィルム21の搬送方向と平行な方向に延びるように取り付ける。そして、その連結バー62の先端に、フィンガー部材45を取り付ける。これらシリンダ61,連結バー62等が、第二駆動装置47を構成する。
また、連結バー62で支持されるフィンガー部材45は、上ガイドベルト32と下ガイドベルト33の間の空間と同じ高さに設置される。そして、第一駆動装置46により筒状フィルム21の搬送方向に沿って前後進移動するフィンガー部材45は、上ガイドベルト32と下ガイドベルト33の間の空間内に進入可能となる(図7中、符号45(1)で示すフィンガー部材45参照)。つまり、本実施形態では、サイドベルト装置30による筒状フィルム21,被包装物13への抑え区間と、サイド抑え装置31による筒状フィルム21,被包装物13への抑え区間を一部重複させ、切れ目無く物品13aが倒れるのを抑制するようにしている。
次に、トップシール装置25におけるシール処理と、それに対応する各装置の動作の制御を説明する。フィンガー部材45の水平平面内における所定の軌跡での公転移動は、第一駆動装置46と第二駆動装置47により制御される。
まず、搬出コンベア26上の筒状フィルム21の移動中、その両側面はサイドベルト装置30により支持される。よって、サイドベルト装置30の設置区間では、筒状フィルム21内に供給された被包装物13は、筒状フィルム21の移動に伴い、各物品13aが起立した状態を維持し、安定して前進移動し、トップシール装置25の付近まで至る。
ところで、筒状フィルム21に沿って配置された上ガイドベルト32と下ガイドベルト33は、下流側に配置された上部従動プーリ35,下部従動プーリ37の周囲に沿って移動し、筒状フィルム21の側面の支持を解除する。よって、例えば、上側トップシーラ25bと下側トップシーラ25cで筒状フィルム21を挟み込む位置よりも上流側の離れた位置で筒状フィルム21の側面の付勢が解除されると、物品13aが倒れるおそれがある。
具体的には、連続して包装処理をしている状態では、トップシール装置25にてトップシールが施されて包装体27が製造されたならば、上側トップシーラ25bと下側トップシーラ25cが一回転してくる間に、後続の筒状フィルム21の先頭部位は、トップシール装置25を通過し、トップシール装置25の下流側に位置する。そして、筒状フィルム21の搬送が進むと、先頭の被包装物13は、徐々にサイドベルト装置30より下流側に移動し、それに伴いサイドベルト装置30からの支持が前側の物品13aから順次解除される。このとき、サイドベルト装置30からの支持が解除された先頭の被包装物13の前側の物品13aは、その前方側にはトップシールされて閉塞した筒状フィルム1の先端部分があるため進行方向前側に倒れることは無い。また、当該被包装物の後方側の物品13aはサイドベルト装置30に支持されて起立状態を維持するため、支持が解除された前側の物品13aが進行方向前側に倒れることは無い。よって、起立した状態を維持したまま前進移動する。
そして、先頭の被包装物13の後端がサイドベルト装置30から離反すると、当該先頭の被包装物13は、サイドベルト装置30からの支持がなくなるため、後側の物品13aが後方に倒れようとする。また、さらに筒状フィルム21の搬送が進み、二番目の被包装物13の前端がサイドベルト装置30よりも下流側に位置すると、当該二番目の被包装物13の前方側の物品13aに対するサイドベルト装置30からの支持がなくなる。その結果、当該前方側の物品13aは、前方に倒れようとする。特に、物品13aの肉厚が薄いものの場合、サイドベルト装置30の下流側先端位置をトップシール装置25に近づけても、上側トップシーラ25b,下側トップシーラ25cとの干渉を確実に避けるためにある程度の空間があくため、倒れやすくなる。
そこで、本実施形態では、上記の物品13aが倒れる前、すなわち、物品13aがサイドベルト装置30からの支持がなくなる前に、フィンガー部材45の第一爪部45b,第二爪部45cが、筒状フィルム21の側面の所定位置を両側から内方に向けて押し込み、その状態のままフィンガー部材45が筒状フィルム21とほぼ同速度で移動する。そして、フィンガー部材45は、上側トップシーラ25bと下側トップシーラ25cが筒状フィルム21を上下から挟み込み始めるタイミングに合わせて筒状フィルム21から離反するように第一駆動装置46と第二駆動装置47が制御する。
本実施形態では、第一駆動装置46は、駆動モータ48ひいては回転板50の回転をリンク機構49で往復直線運動に変換しているため、係る往復直線運動の移動速度は一定ではない。すなわち、移動区間における中央部分を移動中の速度は速く、両端では速度が遅くなる。そこで、第一駆動装置46は、中央部分の移動速度を筒状フィルム21の移動速度と等しくなるように設定する。そして、第二駆動装置47を構成するシリンダ61は、係る中央部分を移動している区間ではシリンダロッド61aが往動作をして先端が筒状フィルム21に向けて突出し、フィンガー部材45が筒状フィルム21の側面を内方に押し込む。また、前後の両端ではシリンダロッド61aが複動作により内部に収納され、フィンガー部材45が筒状フィルム21の側面から離反する。
上述したとおり、サイドベルト装置30による被包装物13の物品13aへの支持が解除される前に、フィンガー部材45による支持を開始するべく、第一駆動装置46,第二駆動装置47は、以下のように動作する。まず、第二駆動装置47のシリンダ61のシリンダロッド61aの復動作によりフィンガー部材45が筒状フィルム21から離反した待機位置になり、その状態で第一駆動装置46によりフィンガー部材45が最上流位置に至る(図7中、符号45(1)参照)。
次いで、回転板50の回転に伴いスライダ57ひいてはフィンガー部材45が下流側に向けて移動を開始する。そして、所定のタイミングでシリンダ61のシリンダロッド61aが往動作してフィンガー部材45を筒状フィルム21に向けて接近移動させ、第一爪部45b,第二爪部45cが筒状フィルム21の側面を内方に少し押し込む(図7中、符号45(2)参照)。シリンダロッド61aを往動作させる所定のタイミングは、フィンガー部材45の移動速度が筒状フィルム21の移動速度と等しくなり、先頭の被包装物13の降誕の物品13aがサイドベルト装置30から離反する前である。
その後、筒状フィルム21の移動にあわせてフィンガー部材45が一定区間前進移動する。この一定区間では、フィンガー部材45が筒状フィルム21を押し込んだ状態を維持しているため、当該移動中、物品13aが倒れるのが抑止される。上記の一定区間は、上側トップシーラ25bと下側トップシーラ25cが筒状フィルム21を上下から挟み込み始めるまでである。上側トップシーラ25bと下側トップシーラ25cが筒状フィルム21を上下から挟み込み始めると、筒状フィルム21は、上下から内方に押し込まれ、物品13aの倒れ込みが抑止される。よって、このタイミングでフィンガー部材45が離反しても物品13aは倒れることない。そして、上側トップシーラ25bと下側トップシーラ25cは、回転が進み、筒状フィルム21を上下から挟み込んで加圧・加熱してトップシールする。このとき、上述したように物品13aが倒れ込まないので当該物品13aを噛み込まない。
一方筒状フィルム21から離反したフィンガー部材45は、離反した状態のまま第一駆動装置46によりさらに前進移動する(図7中、符号45(3)参照)。そして、最下流位置に至ると、移動方向を反転して上流側に向けて進む。筒状フィルム21から離反してからすぐに反転しないのは、反転する最下流位置付近での前後方向の移動速度が筒状フィルム21の移動速度よりも遅いためである。すなわち、フィンガー部材45が筒状フィルム21に接触している間は、ほぼ同じ速度で移動し、離反してから反転するまでの減速区間を確保するためである。そして、フィンガー部材45が筒状フィルム21から離反した状態で最上流位置(図7中、符号45(1)参照)に至り、以後、上述した処理を繰り返し行う。
上述した実施形態では、押し込み部材は、先端が二股状に分岐するフィンガー部材45としたが、本発明はこれに限ることはなく、例えば、板状で筒状フィルム21の側面を線状に押し込むようにしても良い。
また、上述した実施形態では、フィンガー部材45は、両トップシーラ25b,25cが筒状フィルム21を挟み込み始めるタイミングで筒状フィルム21の側面から離反するように制御したが、本発明はこれに限ることはなく、例えば、両トップシーラ25b,25cが噛み合う直前までの間の任意のタイミングでフィンガー部材45が筒状フィルム21の側面から離反するようにしても良い。特に、両トップシーラ25b,25cが噛み合う直前までフィンガー部材45が筒状フィルム21の側面を押し込むようにすると、より確実に物品13aが倒れるのを抑止できるので好ましい。
また、上述した実施形態では、トップシール装置の上流側で搬送中の筒状フィルム内の被包装物(物品)の倒れ込みを防止する装置(抑え手段)として、搬送路の左右にそれぞれ配置した上下2本のガイドベルトで筒状フィルム21を挟み込むサイドベルト装置30を用いたが、本発明はこれに限ることはなく、ガイドベルトの本数は任意である。また、ガイドベルトを用いずに物品の転倒を抑止する抑え装置でもよい。
また、抑え手段は、サイドベルト装置30などのように、包装フィルムの搬送路の両側に配置され、包装フィルムの左右の側面を内方に付勢するものに限ることはなく、例えば、包装フィルムの上方に配置し、包装フィルムの上面を下方に向けて付勢するものなど、包装フィルムの外周面を内方に向けて付勢するものであればよい。
上述した実施形態では、回転式のトップシール装置25を備えた包装機に適用した例を示したが、本発明はこれに限ることはなく、例えば、一対のシーラのシール面を対向させた状態を保持しながらその一対のシーラを所定の軌跡で移動させるボックスモーションタイプのトップシール装置を用いたものに適用してもよい。
また、上述した実施形態では、包装機としてピロー包装機(センターシール装置が筒状フィルムの上に配置される逆ピロータイプも含む)に適用した例を示したが、本発明はこれに限るとこはなく、例えば、帯状フィルムを中央から折り曲げて略横U字状にし、搬送方向の一方の側縁に位置するフィルム部位をシールすると共に、製品の前後の位置を横方向にエンドシールする三方包装機やその他各種の包装機に適用できる。
第一駆動装置46は、駆動モータの回転出力をリンク機構により往復直線運動に変換するものを用いたが、本発明はこれに限ることはなく、例えば駆動源をシリンダその他の直線運動を行うものにしても良いし、駆動モータを用いた場合の往復直線運動に変換する機構をリンク機構以外のものにしても良い。但し、本実施形態の構成を採ると、簡単な構成で所望の距離を移動させることができるので良い。また、上述した実施形態並びに変形例は、適宜組み合わせて構成することができる。
10 ピロー包装機
11 包装機本体
12 フィルム供給装置
13 被包装物
13a 物品
14 搬送供給装置
15 帯状フィルム
16 原反フィルム
20 製袋器
21 筒状フィルム
23 ベルトコンベア
24 センターシール装置
25 トップシール装置
25a 回転軸
25b 上側トップシーラ
25c 下側トップシーラ
26 搬出コンベア
27 包装体
29 倒れ防止装置
30 サイドベルト装置
31 サイド抑え装置
32 上ガイドベルト
33 下ガイドベルト
45 フィンガー部材
45b 第一爪部
45c 第二爪部
46 第一駆動装置
47 第二駆動装置
48 駆動モータ
49 リンク機構
50 回転板
61 シリンダ
61a シリンダロッド

Claims (7)

  1. 起立状態の複数の物品を前後に並べた物品群からなる被包装物を、包装フィルムで包み込んだ状態で搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の下流側に配置され、前記包装フィルムを進行方向と交差する方向にシール・カットするトップシール手段と、
    前記トップシール手段の上流側に配置され、前記包装フィルムの外周面を内方に向けて付勢して前記物品の転倒を抑制する抑え手段と、
    前記抑え手段の下流側に配置され、前記抑え手段による支持が解除された前記物品の倒れ込みを防止するサイド抑え手段を備え、
    前記サイド抑え手段は、前記包装フィルムの側面の前記被包装物が存在していない部位に接触して内方に押し込む押し込み部材と、その押し込み部材を水平平面内における所定の軌跡で移動させる駆動手段とを備え、
    前記所定の軌跡は、前記押し込み部材による内方に押し込む区間が、前記抑え手段による前記被包装物を抑える区間と一部重複し、前記トップシール手段の上下一対のトップシーラが前記包装フィルムを挟み込み始める位置を含むように構成した
    ことを特徴とする包装機。
  2. 前記駆動手段は、前記包装フィルムの搬送方向に沿って前記押し込み部材を前後進移動させるための第一駆動手段と、前記押し込み部材を前記包装フィルムに向けて接近離反移動させるための第二駆動手段を有し、
    前記第一駆動手段は、駆動モータと、その駆動モータの回転出力を往復直線運動に変換するリンク機構を有し、前記往復直線運動の移動区間の中央部分では前記包装フィルムの搬送速度に合わせるようにし、
    前記第二駆動手段は、前記押し込む区間が前記中央部分になるようにし、前記押し込む区間の前後で前記押し込み部材が前記包装フィルムの側面から離反した状態になるようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装機。
  3. 前記押し込み部材は、先端が二股状に分岐するフィンガー部材であることを特徴とする請求項1または2に記載の包装機。
  4. 前記抑え手段は、水平平面内で移動するガイドベルトを備えたサイドベルト装置であり、
    前記サイドベルト装置を前記包装フィルムの左右両側に配置し、前記ガイドベルトで前記包装フィルムの両側から挟み込んで前記被包装物を支持するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装機。
  5. 前記サイドベルト装置は、上下に複数本の前記ガイドベルトを有し、
    その上下に配置された前記ガイドベルトの間の空間内に前記押し込み部材が進入可能としたことを特徴とする請求項4に記載の包装機。
  6. 前記トップシール手段は、前記包装フィルムを挟んで上下に配置される一対の回転軸にそれぞれ取り付けられた上側トップシーラと下側トップシーラを備えた回転式であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装機。
  7. 前記包装機は、連続して供給される帯状フィルムを筒状に形成する製袋器と、その製袋器に前記被包装物を供給する搬送供給手段と、前記製袋器を通過して筒状に形成された前記包装フィルムである筒状フィルムの重合端にシールを施すセンターシール手段と、そのセンターシール手段の下流側に配置され、前記筒状フィルムの幅方向にシール・カットす
    る前記トップシール手段と、そのトップシール手段でカットされて形成される包装体を搬送する搬送コンベア装置と、を備えたピロータイプの包装機であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の包装機。
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