JP6042119B2 - 耳折り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物品をフィルム等の包装材料で筒状に包み込み当該包装材料の前後をエンドシールしたピロー包装体の耳部を折り曲げる耳折り装置に関する。
饅頭を包装するラインでは、大別して、フィルム包装工程と、箱詰め工程と、を備えている。フィルム包装工程では、フィルム等の包装材料を用いてピロー包装体を成形する。具体的に、連続して搬送される饅頭に対してフィルムを連続して供給する。そして、そのフィルムで饅頭を筒状に包み込んでセンターシールする。それから、フィルムを所定ピッチ毎に幅方向にエンドシールすると共にカットして、ピロー包装体を成形する。
その後の箱詰め工程では、ピロー包装体の耳部(エンドシールした部分)を折り曲げてから箱詰めされる。耳部を折り曲げることで、ピロー包装体の形が整えられて箱詰めが容易になると共に、ピロー包装体の形状がコンパクトな形状となって、容積の小さい箱に詰めることが可能となる等のメリットが生じる。このようなメリットは、饅頭を包装する場合に限らず、日用品やその他の食品等の各種物品を包装する場合に共通して生じる。
ピロー包装体における耳部の折曲げは、耳折り装置によって行われる。例えば、特許文献1に記載の耳折り装置では、耳折りを行う作業ステーションにおいて、ピロー包装体を一時停止させる。そして、ガイド板と昇降する折曲板で耳部を挟み込んで折り曲げる。
特許文献2に記載の耳折り装置では、搬送方向に沿って両側に配置された折畳み棒に耳部を当接させながら包装体を搬送することで、耳部が強制的に折り曲げられる。
特開2005−104575号公報(図6参照) 特開2006−225019号公報(段落[0019]、図6及び図9参照)
ラインの能力を上げるために、各工程の処理速度の向上が望まれている。箱詰め工程においては、耳部の折曲げに掛かる時間の短縮が求められている。ところが、特許文献1に記載の耳折り装置の場合、ピロー包装体を一時停止させる間欠動作によって耳部を折り曲げるので、処理時間の短縮に限界がある。一方、特許文献2に記載の耳折り装置の場合、連続動作が可能であり、処理時間を短縮できる。しかしながら、特許文献2に記載の耳折り装置は、饅頭やケーキ等の軟らかく丸い形状の物品を包装するもので、物品に不要な力が掛からないことに重点をおいているため、当該構成では、フィルムにシワができる等、きれいに折り曲げられないという問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、処理の高速化に対応しながら耳部をきれいに折り曲げる耳折り装置を提供することを目的とする。
(1)本発明は、シールされている包装体の耳部を折り曲げる耳折り装置であって、前記耳部を側方に向けて前記包装体を搬送する搬送手段と、前記耳部の下方において搬送方向と平行に配置されガイド部材を複数連続して環状走行体に取り付けたガイド手段と、前記ガイド部材に対する前記包装体の幅方向の外側において、前記包装体と共に搬送方向に走行しつつ、前記耳部の上方から該耳部に向けて下降し、前記ガイド部材を支点として前記耳部を折り曲げる曲げ動作をする耳曲げ部材と、を備え前記搬送手段と前記ガイド手段は別に走行するものであり、それぞれの前記ガイド部材は、搬送方向に沿う長さが一つの前記耳部よりも短く、前記ガイド部材は走行する前記包装体の前記一つの耳部の下方に複数配置されて該包装体と共に搬送方向に走行することを特徴とする、耳折り装置である。
(2)本発明はまた、シールされている包装体の耳部を折り曲げる耳折り装置であって、前記耳部を側方に向けて前記包装体を搬送する搬送手段と、前記耳部の上方において搬送方向と平行に配置されガイド部材を複数連続して環状走行体に取り付けたガイド手段と、前記ガイド部材に対する前記包装体の幅方向の外側において、前記包装体と共に搬送方向に走行しつつ、前記耳部の下方から該耳部に向けて上昇し、前記ガイド部材を支点として前記耳部を折り曲げる曲げ動作をする耳曲げ部材と、を備え、前記搬送手段と前記ガイド手段は別に走行するものであり、それぞれの前記ガイド部材は、搬送方向に沿う長さが一つの前記耳部よりも短く、前記ガイド部材は走行する前記包装体の前記一つの耳部の上方に複数配置されて該包装体と共に搬送方向に走行することを特徴とする、耳折り装置である。
上記(1)及び(2)に記載の発明によれば、耳曲げ部材が、包装体と共に搬送方向に走行しつつ当該包装体に作用してガイド部材を支点として耳部を折り曲げるから、包装体を一時停止させることなく、耳部を折り曲げられ、処理の高速化に対応できる。特に、四角い形状の物品を包み込んだ包装体に対して曲げ動作をする場合には、耳部をよりきれいに折り曲げられる。
そして、できたてで熱々の饅頭を薄いフィルム等の包装材料で包み込んだ包装体の場合には、包装材料にシワができ易い。一方、本発明によれば、できたてで熱々の饅頭を薄い包装材料で包み込んだ包装体の場合であっても、包装材料にシワができ難く、耳部をきれいに折り曲げられる。
(3)本発明はまた、前記ガイド部材は、下流側で前記耳部から離反するように配置されることを特徴とする、上記(1)又は(2)に記載の耳折り装置である。
ガイド部材が下流側で耳部から離反するように配置されていない場合、耳部の内側でガイド部材を挟み込んでしまい、ガイド部材が抵抗になって、包装材料にシワを発生させたり、耳部を真っ直ぐに折り曲げられなかったりする等、仕上がりに影響することが考えられる。一方、上記発明によれば、ガイド部材が下流側で耳部から離反するように配置されているので、耳部の内側でガイド部材を挟み込んでしまうことはない。このため、包装材料にシワを発生させたり、耳部を真っ直ぐに折り曲げられなかったりする可能性は低く、仕上がりがよい。
(4)本発明はまた、前記耳曲げ部材は、搬送方向に沿って前記耳部に突き当たる当接部を備え、前記当接部は、搬送方向における中間部分が前記耳部の搬送方向における中間部分に向けて山型に突出していることを特徴とする、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の耳折り装置である。
上記発明によれば、搬送方向に沿った耳部の中間部分から折曲げを開始し、徐々に耳部の外側を折り曲げることができる。センターシールされたピロー包装体の耳部を折り曲げる場合には、腰のある中間部分から折曲げを開始できるので、耳部をきれいに折り曲げられる。
(5)本発明はまた、前記耳曲げ部材は、前記曲げ動作後に、前記耳部から鉛直方向に離反しつつ搬送方向に走行することを特徴とする、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の耳折り装置である。
耳曲げ部材が環状走行体に連繋されて周回する場合には、耳曲げ部材が曲げ動作後に折り返す際に包装体を蹴飛ばしてしまう可能性がある。一方、上記発明によれば、耳曲げ部材が、曲げ動作後に、耳部から鉛直方向に離反しつつ搬送方向に走行するので、折り返す際に包装体から離反しており、当該包装体を蹴飛ばすことが防止される。
(6)本発明はまた、前記環状走行体は、前記ガイド部材が前記耳部に徐々に近接するように前記搬送手段の搬送面に対する角度が変化する傾斜部と、該傾斜部に連続し前記搬送面に対する角度が変化しない平行部とを有し、前記平行部において前記一つの耳部の下方に前記複数のガイド部材が配置されることを特徴とする、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の耳折り装置である。

ガイド部材が固定されている場合、耳部を折り曲げる際にガイド部材が抵抗になって、仕上がりに影響することが考えられる。一方、本発明によれば、ガイド部材が、包装体と共に搬送方向に走行しつつ当該包装体に作用するから、耳部を折り曲げる際にガイド部材が抵抗になる可能性は低く、仕上がりがよい。
本発明の上記(1)〜(6)に記載の耳折り装置によれば、高速化に対応しながら耳部をきれいに折り曲げられる。
本発明に係る耳折り装置の正面図である。 耳折り装置の上面図である。 (A)〜(H)は耳折り装置の動作手順を説明する図である。 本発明の別の実施形態に係る耳折り装置の正面図である。 (A)〜(C)は図4に示す耳折り装置の動作手順を示す図である。 本発明の更に別の実施形態に係る耳折り装置の正面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る耳折り装置について詳細に説明する。本発明に係る耳折り装置は、シールされている包装体の耳部(エンドシールした部分)を折り曲げる装置であり、一連の動作を連続的に行う。
まず、図1及び図2を用いて耳折り装置10の構成について説明する。図1は、耳折り装置10の正面図である。図2は、耳折り装置10の上面図である。なお、各図において、一部の構成を適宜省略して、図面を簡略化する。そして、各図において、部材の厚みを適宜誇張して表現する。
図1及び図2に示される耳折り装置10は、饅頭を包装するライン1に設置される。このライン1は、ピロー包装工程と、箱詰め工程と、等を備えている。
ピロー包装工程では、連続して搬送される饅頭に対してフィルムを連続して供給する。そして、そのフィルムで饅頭を筒状に包み込んでセンターシールする。それから、フィルムを所定ピッチ毎に幅方向にエンドシールすると共にカットして、ピロー包装体XA1を成形する。箱詰め工程では、ピロー包装体XA1が紙製の箱(図示省略)に詰め込まれる。
このようなライン1において、耳折り装置10は、ピロー包装体XA1が箱詰めされる前に、ピロー包装体XA1の耳部を折り曲げる。なお、本実施形態では、饅頭を包装するライン1に設置される耳折り装置10を例に説明するが、本発明の耳折り装置は、日用品やその他の食品等の各種物品を包装するラインに設置できる。また、本実施形態では、ピロー包装体XA1を例に説明するが、本発明の耳折り装置は、三方シール包装体や四方シール包装体等の各種包装体の耳部を折り曲げる場合に使用できる。
耳折り装置10は、フィンガーコンベア20と、ガイドユニット30と、耳曲げユニット40と、ベルトコンベア50と、加熱ユニット(図示省略)と、冷却ユニット(図示省略)と、制御ユニット(図示省略)と、を備えている。
これら耳折り装置10の各部は、制御ユニットによって統括的に制御される。制御ユニットは、CPU、RAM、及びROM等から構成され、各種制御を実行する。CPUは、いわゆる中央演算処理装置であり、各種プログラムが実行されて各種機能を実現する。RAMは、CPUの作業領域として使用される。ROMは、CPUで実行される基本OSやプログラムを記憶する。
フィンガーコンベア20は、搬送面21を有してなり、耳部を側方(図1における手前側及び奥側、図2における上側及び下側)に向けてピロー包装体XA1を搬送する搬送手段として機能する。なお、図1及び図2は、左側を上流として、また、右側を下流として示す。
このフィンガーコンベア20は、サーボモータ(図示省略)を有してなり、当該サーボモータにより動力が与えられることで、定常走行(連続運転)している。これにより、フィンガーコンベア20は、前工程であるピロー包装工程から次々と流されるピロー包装体XA1を受けて、当該ピロー包装体XA1をベルトコンベア50へ連続して搬送する。フィンガーコンベア20によれば、次々と流されるピロー包装体XA1を順次フィンガーで押送することによりピッチを矯正することができ等間隔に搬送できる。
ガイドユニット30は、当該フィンガーコンベア20によって搬送されるピロー包装体XA1を両側方からガイドする。このガイドユニット30は、フィンガーコンベア20と同じ速度で定常走行(連続運転)しており、ピロー包装体XA1に追従する。
具体的に、ガイドユニット30は、駆動用の一対のプーリ31と、従動用の四対のプーリ32,33,34,35と、これらのプーリ31〜35に引っ掛けられて走行する環状の一対のベルト36と、このベルト36に連続するように取り付けられた複数対のガイドバー37と、動力源となるサーボモータ(図示省略)と、を備えている。
駆動用のプーリ31は、サーボモータの駆動によって回転する。従動用のプーリ32〜35は、ベルト36の走行によって、駆動用のプーリ31に連動して回転する。ベルト36は、駆動用のプーリ31の回転によって循環するように走行する。
複数対のガイドバー37は、耳部の下方において搬送方向(図1及び図2における左から右の方向)と平行に配置されるガイド部材として機能する。具体的に、複数対のガイドバー37は、搬送面21の両側方において、当該搬送面21の下方から上方に突出し、耳部の下方に配置される。これら複数対のガイドバー37は、ベルト36の走行によって、環状の走行路に沿って周回する仕組みになっており、ピロー包装体XA1と共に搬送方向に走行する。そして、複数対のガイドバー37は、上流側において徐々に耳部に近接するように、また、下流側において徐々に耳部から離反するように走行する。
耳曲げユニット40は、フィンガーコンベア20の上方に、搬送方向に沿って配置されている。この耳曲げユニット40は、フィンガーコンベア20と同じ速度で定常走行(連続運転)しており、フィンガーコンベア20によって順次搬送されるピロー包装体XA1の耳部を折り曲げる曲げ動作を連続して行う。
具体的に、耳曲げユニット40は、駆動用の一対のプーリ41と、従動用の二対のプーリ42,43と、これらのプーリ41〜43に引っ掛けられて走行する環状の一対のベルト44と、このベルト44に等間隔のピッチで取り付けられた複数対の耳曲げプレート45と、動力源となるサーボモータ(図示省略)と、を備えている。
駆動用のプーリ41は、サーボモータの駆動によって回転する。従動用のプーリ42,43は、ベルト44の走行によって、駆動用のプーリ41に連動して回転する。ベルト44は、駆動用プーリ41の回転によって循環するように走行する。
耳曲げプレート45は、ガイドバー37に対するピロー包装体XA1の幅方向の外側に配置されるプレートである。この耳曲げプレート45は、耳部と対向する当接部45aを有し、環状の走行路に沿って周回する仕組みになっており、ピロー包装体XA1と共に搬送方向に走行しつつ、当該ピロー包装体XA1の耳部の上方から下降し、ガイドバー37を支点として耳部を折り曲げる耳曲げ部材として機能する。当接部45aは、搬送方向に沿って耳部に突き当たるもので、その中間部分が耳部に向けて突出した山型を呈する。
ベルトコンベア50は、フィンガーコンベア20の下流に配置されている。このベルトコンベア50は、サーボモータ(図示省略)を有してなり、当該サーボモータにより動力が与えられることで、フィンガーコンベア20と同じ速度、又はフィンガーコンベア20と比較して若干速い速度で定常走行している。これにより、ベルトコンベア50は、フィンガーコンベア20から順次搬送されてくるピロー包装体XA1を引き受けて、当該ピロー包装体XA1を、後工程である箱詰め装置(図示省略)へ連続して搬送する。
加熱ユニット(図示省略)は、ベルトコンベア50における上流寄りに配置されている。この加熱ユニットは、耳曲げユニット40の曲げ動作によって折り曲げられた耳部を加熱して、耳部が元に戻り難くするための癖付けを行う。
具体的に、加熱ユニットは、ベルトコンベア50の両側方に沿って配置された一対のサイドベルトと、各サイドベルト内に配置されたヒートパネルと、このヒートパネルを加熱する加熱手段と、等を備えている。サイドベルトは、ベルトコンベア50によって搬送されるピロー包装体XA1をガイドする。ヒートパネルは、電気によって適温に加熱されている。このヒートパネルは、ベルトコンベア50によって搬送されるピロー包装体XA1の耳部を加熱する。
冷却ユニット(図示省略)は、ベルトコンベア50における下流寄りに、すなわち、加熱ユニットの下流に配置されている。この冷却ユニットは、加熱ユニットによって加熱された耳部を冷却する。
具体的に、冷却ユニットは、ベルトコンベア50の両側方に沿って配置された一対のサイドベルトと、これら一対のサイドベルト内に配置された一対の冷却パネルと、これら一対の冷却パネルに水を送り込むホースと、等を備えている。この冷却ユニットは、周知の水冷式のものであるが、これに限定されず、空冷式のものであってもよい。
次に、耳折り装置10の動作手順について、図3(A)〜図3(H)に基づいて説明する。図3(A)〜図3(H)は、耳折り装置10の動作手順を説明する図である。
まず、図3(A)に示されるように、ピロー包装体XA1は、フィンガーコンベア20の搬送面21上を搬送方向(図8における奥側から手前側の方向)に搬送される。
そして、図3(B)及び図3(C)に示されるように、対のガイドバー37は、搬送面21の両側方において、ピロー包装体XA1と共に搬送方向に走行しつつ、当該搬送面21の下方から上方に突出して、耳部の下方に配置される。この時、対の耳曲げプレート45は、ガイドバー37の外側において、ピロー包装体XA1と共に搬送方向に走行しつつ、耳部に向けて下降して、耳部の上方に配置される。
対のガイドバー37は、このまま、ピロー包装体XA1と共に搬送方向の走行を継続する。また、対の耳曲げプレート45は、このまま、ピロー包装体XA1と共に搬送方向の走行を継続しつつ、図3(D)及び図3(E)に示されるように下降する。これにより、耳部は、耳曲げプレート45によって、ガイドバー37を支点として下方へ折り曲げられる。
その後、図3(F)及び図3(G)に示されるように、対のガイドバー37は、搬送面21の下方に退避する。そして、図3(H)に示されるように、対の耳曲げプレート45は、上方に退避する。また、ピロー包装体XA1は、フィンガーコンベア20からベルトコンベア50に引き継がれて搬送される。
このように、耳折り装置10によれば、耳曲げプレート45が、ピロー包装体XA1と共に搬送方向に走行しつつ当該ピロー包装体XA1に作用してガイドバー37を支点として耳部を折り曲げるから、ピロー包装体XA1を一時停止させることなく、耳部を折り曲げられ、処理の高速化に対応できる。特に、四角い形状の物品を包み込んだ包装体に対して曲げ動作をする場合には、耳部をよりきれいに折り曲げられる。
そして、できたてで熱々の饅頭を薄いフィルム等の包装材料で包み込んだ包装体の場合には、包装材料にシワができ易い。一方、耳折り装置10によれば、できたてで熱々の饅頭を薄い包装材料で包み込んだピロー包装体XA1の場合であっても、包装材料にシワができ難く、耳部をきれいに折り曲げられる。
また、搬送方向と平行に配置されるガイドバーが、下流側で耳部から離反するように配置されていない場合、耳部の内側でガイド部材を挟み込んでしまい、ガイド部材が抵抗になって、包装材料にシワを発生させたり、耳部を真っ直ぐに折り曲げられなかったりする等、仕上がりに影響することが考えられる。一方、耳折り装置10によれば、ガイド部材として機能するガイドバー37が下流側で耳部から離反するように配置されているので、耳部の内側でガイドバー37を挟み込んでしまうことはない。このため、ピロー包装体XA1にシワを発生させたり、耳部を真っ直ぐに折り曲げられなかったりする可能性は低く、仕上がりがよい。
さらに、耳折り装置10によれば、耳曲げプレート45における当接部45aが、その中間部分が耳部に向けて突出した山型をしているので、搬送方向に沿った耳部の中間部分から折曲げを開始し、徐々に耳部の外側を折り曲げることができる。センターシールされたピロー包装体XA1の耳部を折り曲げる場合には、腰のある中間部分から折曲げを開始できるので、耳部をきれいに折り曲げられる。
そして、耳折り装置10によれば、ガイドバー37が、ピロー包装体XA1と共に搬送方向に走行しつつ当該ピロー包装体XA1に作用するから、耳部を折り曲げる際にガイドバー37が抵抗になる可能性は低く、仕上がりがよい。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
すなわち、上記実施形態において、各構成の位置、大きさ、形状、材質、向き、数量などは適宜変更できる。
例えば、ガイドユニット30と耳曲げユニット40とが上下逆の配置でもよい。具体的には、ガイドバー37を耳部の上方に配置し、また、耳曲げプレート45を耳部の下方に配置するようにしてもよい。
あるいは、上記実施形態において、ガイド部材として機能するガイドバー37が、ピロー包装体XA1と共に搬送方向に走行する場合を例に説明したが、本発明のガイド部材70は、図4に示すように、搬送方向に走行せずに固定されていてもよい。ただし、ガイド部材70は、耳部の内側で当該ガイド部材を挟み込んでしまうことがないように(図5(A)〜図5(C)参照)、下流側で耳部から離反するように配置されていることが好ましい。耳部の内側でガイド部材を挟み込まない点は、上記実施形態の場合についても、そのような構成であることが好ましい。
あるいは、上記実施形態において、対のガイドバー37同士の間隔を調整するガイドバー間隔調整機構を備えるようにしてもよい。同様に、対の耳曲げプレート45同士の間隔を調整する耳曲げプレート間隔調整機構を備えるようにしてもよい。これらにより、種々の幅の包装体について耳部を折り曲げることができる。
あるいは、上記実施形態において、ガイドバー37の高さを調整するガイドバー高さ調整機構を備えるようにしてもよい。同様に、耳曲げプレート45の高さを調整する耳曲げプレート高さ調整機構を備えるようにしてもよい。これらにより、種々の高さの包装体について耳部を折り曲げることができる。
あるいは、上記実施形態において、耳曲げプレートが、曲げ動作後に、耳部から鉛直方向に離反しつつ搬送方向に走行してから、その後、折り返すようにしてもよい。このようにすることで、耳曲げプレートが、折り返す際にピロー包装体XA1から離反しており、当該ピロー包装体XA1を蹴飛ばすことが防止される。
具体的には、図6を用いて説明する。図6は、別の実施形態に係る耳折り装置15の正面図である。なお、耳折り装置15については、上述した耳折り装置10と異なる点を説明する。
図6に示される耳折り装置15は、耳曲げユニット40に代えて、耳曲げユニット60を備えている。
耳曲げユニット60は、駆動用の一対のプーリ61と、従動用の複数対のプーリ62と、これらのプーリ61,62に引っ掛けられて走行する環状の一対のベルト63と、このベルト63に等間隔のピッチで取り付けられた複数対の耳曲げプレート64と、これら複数対の耳曲げプレート64をガイドする環状の一対のガイドレール65と、動力源となるサーボモータ(図示省略)と、を備えている。
一対のベルト63は、下流側が徐々に上昇するように、すなわち、下流側が徐々に搬送面21から離反するように配置されている。同様に、一対のガイドレール65は、下流側が徐々に上昇するように、すなわち、下流側が徐々に搬送面21から離反するように配置されている。この一対のガイドレール65は、搬送方向に沿って走行する耳曲げプレート64の当接部64aが耳部に向けて対向するように、当該耳曲げプレート64をガイドする。
図6に示す構成に限定されず、2列無端チェーンコンベアの位相をずらして配置して構成してもよい。このような構成であっても、耳曲げプレートが、曲げ操作後に、耳部から鉛直方向に離反しつつ搬送方向に走行してから、その後、折り返すようにすることができる。
10,15 耳折り装置
20 フィンガーコンベア(搬送手段)
37 ガイドバー(ガイド部材)
45,64 耳曲げプレート(耳曲げ部材)
45a,64a 当接部
70 ガイド部材
XA1 ピロー包装体

Claims (6)

  1. シールされている包装体の耳部を折り曲げる耳折り装置であって、
    前記耳部を側方に向けて前記包装体を搬送する搬送手段と、
    前記耳部の下方において搬送方向と平行に配置されガイド部材を複数連続して環状走行体に取り付けたガイド手段と、
    前記ガイド部材に対する前記包装体の幅方向の外側において、前記包装体と共に搬送方向に走行しつつ、前記耳部の上方から該耳部に向けて下降し、前記ガイド部材を支点として前記耳部を折り曲げる曲げ動作をする耳曲げ部材と、を備え
    前記搬送手段と前記ガイド手段は別に走行するものであり、
    それぞれの前記ガイド部材は、搬送方向に沿う長さが一つの前記耳部よりも短く、前記ガイド部材は走行する前記包装体の前記一つの耳部の下方に複数配置されて該包装体と共に搬送方向に走行することを特徴とする、
    耳折り装置。
  2. シールされている包装体の耳部を折り曲げる耳折り装置であって、
    前記耳部を側方に向けて前記包装体を搬送する搬送手段と、
    前記耳部の上方において搬送方向と平行に配置されガイド部材を複数連続して環状走行体に取り付けたガイド手段と、
    前記ガイド部材に対する前記包装体の幅方向の外側において、前記包装体と共に搬送方向に走行しつつ、前記耳部の下方から該耳部に向けて上昇し、前記ガイド部材を支点として前記耳部を折り曲げる曲げ動作をする耳曲げ部材と、を備え
    前記搬送手段と前記ガイド手段は別に走行するものであり、
    それぞれの前記ガイド部材は、搬送方向に沿う長さが一つの前記耳部よりも短く、前記ガイド部材は走行する前記包装体の前記一つの耳部の上方に複数配置されて該包装体と共に搬送方向に走行することを特徴とする、
    耳折り装置。
  3. 前記ガイド部材は、下流側で前記耳部から離反するように配置されることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の耳折り装置。
  4. 前記耳曲げ部材は、搬送方向に沿って前記耳部に突き当たる当接部を備え、
    前記当接部は、搬送方向における中間部分が前記耳部の搬送方向における中間部分に向けて山型に突出していることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれかに記載の耳折り装置。
  5. 前記耳曲げ部材は、前記曲げ動作後に、前記耳部から鉛直方向に離反しつつ搬送方向に走行することを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれかに記載の耳折り装置。
  6. 前記環状走行体は、前記ガイド部材が前記耳部に徐々に近接するように前記搬送手段の搬送面に対する角度が変化する傾斜部と、該傾斜部に連続し前記搬送面に対する角度が変化しない平行部とを有し、
    前記平行部において前記一つの耳部の下方に前記複数のガイド部材が配置されることを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれかに記載の耳折り装置。
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