JP6632303B2 - 画像処理装置、及び、画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は画像処理装置、及び、画像処理方法に関し、特に、例えば、原稿から光学的に読取った画像を処理する画像処理装置、及び、画像処理方法に関する。
近年、スマートデバイス、PCに発展に伴い、文書や写真を電子化する要望が高まっている。その結果、ユーザは、より高機能、高画質なスキャナを求めるようになった。そのスキャナの機能、高画質化を実現する処理として、補正処理や検知処理がある。補正及び検知処理とは、例えば、原稿サイズ判定、自動文書・写真補正、褪色補正などがある。
原稿サイズ判定とは、原稿の画像を読取って取得した画像データを解析し、原稿のサイズを自動的に判定する処理である。自動文書・写真補正とは、原稿の画像を読取って取得した画像データを解析し、原稿種別を自動判定した後、その結果に応じた補正処理を適用する処理である。褪色補正とは、原稿の画像を読取って取得した画像データを解析し、その結果得られた褪色度合いに応じて、褪色前の写真になるよう補正を施す処理である。これらの処理に共通することは、原稿の画像を読取って取得した画像データを解析することである。
従来の処理では、原稿のプレスキャンで取得された画像データを解析し、その解析後、本スキャンを実行し、そのスキャンで取得した画像データにプレスキャンでの解析結果を反映させる。ここでいうプレスキャンとは原稿の画像を低解像度で読取ることを指す。このようにプレスキャン画像を用いることで、画像解析に要する時間を短縮している。
[自動文書・写真補正]
一般に、スキャナなどの画像入力装置又は複写装置の処理として、入力した画像データを画像種類ごとに分類し、処理すべき原稿画像の性質に適したフィルタ処理及びガンマ補正(ヒストグラム適正化)等を実行して、画像品質を向上させることが行われている。 フィルタ処理は画像の局所的な特徴を強調、もしくは改善して原稿画像の画質を改善するものであり、ノイズ感を軽減する積分フィルタや画像内のエッジを強調してメリハリ感をつける微分フィルタ等がある。もう一つの処理として挙げたガンマ補正は、画像濃度の階調補正を行う処理である。濃度の階調補正の例としては、濃度値の取り得る範囲を一様に引き伸ばしたり縮めたりする処理、特定の濃度領域を他の部分より伸長または圧縮する非線形変換等がある。
また、画像種類を分類する方法はこれまでにも種々提案されている。これらの多くは画像の種類によって呈する特徴量を抽出し、その特徴量を定められた評価関数または判定関数で判断し、画像種類を決定するというものである。これらの処理においては、画像の所定ブロック領域内での黒画素の発生頻度やエッジの発生頻度、濃度のヒストグラム、空間周波数分布、線分の方向度分布などを特徴量としているものが多い。
図13は特許文献1で提案された画像読取処理の例を示すフローチャートである。
このフローチャートによれば、まず、ステップS100では原稿画像を予備解像度で読取り(予備走査)、ステップS200ではこの読取りにより得られた画像データから原稿に含まれる画像を各属性領域に分け書類原稿かどうかを判定する(領域判定)。さらにステップS300では、書類原稿である場合は補正パラメータ(補正データ)を生成する(ルックアップテーブル作成)。そして、ステップS400では、その原稿画像を本解像度で読取り(本走査)、前述の予備走査で書類原稿と判定された場合は、本走査での解像度で原稿の画像を読取って取得した画像データに対し補正データにより補正処理を施す。
ここで、予備解像度による読取りとは、つまり前述したプレスキャン画像を用いた処理に該当する。
特開2002−016798号公報
しかしながら上記従来例の方法では、原稿の画像読取りに2回スキャンが必要になり、その処理時間が長くなる。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、短時間に原稿画像を高画質で読取ることが可能な画像処理装置、及び、画像処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は次のような構成からなる。
即ち、原稿の画像を光学的に読取ることによって取得した画像データを処理する画像処理装置であって、副走査方向に移動しながら、前記原稿の画像を前記副走査方向に予め定められた量ずつ読取って画像データを取得する読取手段と、前記読取手段による前記予め定められた量の画像の読取りに応じて前記取得された画像データを解析する解析手段と、前記原稿の全面に対する画像読取が完了するまでに前記解析手段は解析を開始し、前記読取手段による読取動作と前記解析手段による解析とを並行して実行するよう制御する制御手段と、前記解析手段により解析された結果に基づいて、前記画像データに補正を施す補正手段と、前記制御手段の制御による前記読取手段の画像読取が予め定められた読取割合に達した場合に、前記解析手段による解析を継続するかどうかを判断する判断手段と、を有し、前記判断手段による判断のために画像の種別に応じて判定の条件が定められ、前記判定の条件は前記予め定められた読取割合に応じて定められることを特徴とする。
また、その画像処理装置は、原稿の画像を光学的に読取ることによって取得した画像データを処理する画像処理装置であって、副走査方向に移動しながら、前記原稿の画像を前記副走査方向に予め定められた量ずつ読取って画像データを取得する読取手段と、前記読取手段による前記予め定められた量の画像の読取りに応じて前記取得された画像データを解析する解析手段と、前記原稿の全面に対する画像読取が完了するまでに前記解析手段は解析を開始し、前記読取手段による読取動作と前記解析手段による解析とを並行して実行するよう制御する制御手段と、前記解析手段により解析された結果に基づいて、前記画像データに補正を施す補正手段と、前記制御手段の制御による前記読取手段の画像読取が予め定められた読取割合に達した場合に、前記解析手段による解析を継続するかどうかを判断する判断手段と、を有し、前記判断手段による判断のために画像の種別に応じて判定の条件が定められ、前記制御手段は、前記判断手段が前記判定の条件を満たしたと判断する場合には、前記解析手段による解析を中断すると判断し、前記制御手段は、ユーザが指定する画像読取モードに従って、前記予め定められた読取割合を変更することを特徴としても良い。
本発明をさらに別の側面から見れば、原稿の画像を光学的に読取ることによって取得した画像データを処理する画像処理装置の画像処理方法であって、読取手段を副走査方向に移動させながら、前記原稿の画像を前記副走査方向に予め定められた量ずつ読取って画像データを取得する読取工程と、前記読取工程における前記予め定められた量の画像の読取りに応じて前記取得された画像データを解析する解析工程と、前記原稿の全面に対する画像読取が完了するまでに前記解析工程は解析を開始し、前記読取工程における読取動作と前記解析工程における解析とを並行して実行するよう制御する制御工程と、前記解析工程により解析された結果に基づいて、前記画像データに補正を施す補正工程と、前記制御工程の制御による前記読取手段の画像読取が予め定められた読取割合に達した場合に、前記解析工程における解析を継続するかどうかを判断する判断工程と、を有し、前記判断工程における判断のために画像の種別に応じて判定の条件が定められ、前記判定の条件は前記予め定められた読取割合に応じて定められることを特徴とする画像処理方法を備える。
また、その画像処理方法は、原稿の画像を光学的に読取ることによって取得した画像データを処理する画像処理装置の画像処理方法であって、読取手段を副走査方向に移動させながら、前記原稿の画像を前記副走査方向に予め定められた量ずつ読取って画像データを取得する読取工程と、前記読取工程における前記予め定められた量の画像の読取りに応じて前記取得された画像データを解析する解析工程と、前記原稿の全面に対する画像読取が完了するまでに前記解析工程は解析を開始し、前記読取工程における読取動作と前記解析工程における解析とを並行して実行するよう制御する制御工程と、前記解析工程により解析された結果に基づいて、前記画像データに補正を施す補正工程と、前記制御工程の制御による前記読取手段の画像読取が予め定められた読取割合に達した場合に、前記解析工程における解析を継続するかどうかを判断する判断工程と、を有し、前記判断工程における判断のために画像の種別に応じて判定の条件が定められ、前記制御工程では、前記判断工程が前記判定の条件を満たしたと判断する場合には、前記解析工程における解析を中断すると判断し、前記制御工程では、ユーザが指定する画像読取モードに従って、前記予め定められた読取割合を変更することを特徴としても良い。
従って本発明によれば、画像読取と解析処理を並行に実行することにより原稿に対する読取を1回で済ませ、画像読取の開始から補正処理までの処理時間を短縮させることができるという効果がある。
本発明の代表的な実施例である画像処理装置の構成を示す概略斜視図である。 図1に示す画像処理装置の制御構成を示すブロック図である。 実施例1に従う画像読取処理の概要を示すフローチャートである。 原稿種別判定の処理を示すフローチャートである。 写真原稿から得られるR色成分データの輝度度数分布とR色のX方向(画像の水平方向)の隣接画素との輝度差度数分布を示す図である。 テキスト原稿から得られるR色成分データの輝度度数分布とR色のX方向(画像の水平方向)の隣接画素との輝度差度数分布を示す図である。 原稿種別判定における特微量抽出の概略を説明する図である。 画像読取処理時間を比較する図である。 実施例2に従う画像読取処理の概要を示すフローチャートである。 画像読取比率と写真原稿確定条件とテキスト原稿確定条件との関係を示す図である。 実施例3に従う画像読取処理の概要を示すフローチャートである。 画像読取モードと判定を行う読取割合と判定画素数との関係を示す図である。 従来の画像読取処理を示すフローチャートである。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。なお、既に説明した部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
<MFPの概要説明(図1〜図2)>
図1は本発明の代表的な実施例である多機能プリンタ装置(MFP)の概観斜視図である。
図1に示すMFP201は、パーソナルコンピュータ(以下、PC)から受信したデータを印刷するプリンタ機能、原稿の画像を読取って取得した画像データをPCに供給するスキャナ機能、原稿の画像を複写するコピー機能とを備える。プリンタ機能にはPCから受信したデータを用いて印刷するのみならず、メモリカードなどの記憶媒体から画像データを読出し又はデジタルカメラから画像データを受信して印刷する機能を含む。なお、PCやデジタルカメラなどは画像データを生成する生成元となるので、これらを総称してホスト装置と呼ぶこともある。
MFP201は、フラットベットスキャナなどの画像読取装置202と、インクジェット方式に従って記録媒体に記録を行う記録装置203とを含む。なお、記録装置203は電子写真方式に従って記録を行う構成を採用しても良い。また、MFP201の背面などにはPCと通信するためのUSBポート(不図示)を備え、MFP201の上面には表示パネル204や各種キースイッチなどを備える操作パネル205を備える。さらに、MFP201の側面には各種メモリカードからデータを読出すためのカードスロット206、デジタルカメラとデータ通信を行うためのカメラポート207などを備える。
原稿の画像を読取る際には、ユーザが原稿を原稿台ガラス209にセットして、操作パネル205の読取ボタンを操作する。その操作に応じて、スキャナユニット208が予め定められた方向(副走査方向)に原稿台ガラス209の下側を移動しながら、光学的に原稿の画像を読取る。
図2は図1に示したMFPの機能制御構成を示すブロック図である。
図2に示すCPU301は、ROM302に格納された制御プログラムを読出しRAM303を作業領域として実行し、システムバス315を介して後述する構成要素を制御する。また、CPU301は、ROM302に格納された画像処理プログラムを実行して、画像処理部309を実現する。なお、高速処理が要求される場合には画像処理部309をASICで実現しても良い。不揮発性メモリ304は、バッテリバックアップされたSRAMやEEPROMなどで、MFP201に固有のデータなどを記憶する。
操作パネル205は、メモリカードに記憶された画像を選択し、オーダシートの読込みを指示するキー、オーダシートの印刷を指示するキー、印刷開始するためのプリントスタートキーなどを有する。操作パネル205はさらに、モノクロコピーやカラーコピーそれぞれのコピースタートキー、コピー解像度やその画質などの印刷モードを指定するモードキー、コピー動作などを停止するためのストップキー、コピー数を入力するテンキーや登録キーなどを有する。
CPU301はこれらキーの状態(押下か否か)を検出し、その検出状態に応じて各構成要素を制御する。表示パネル204はLCDとLCD駆動回路とを有し、CPU301の制御に従い各種メッセージを表示する。また、カードI/F312に装着されたメモリカードに格納された画像のサムネイルを表示する。
画像読取装置202に備えられ読取素子としてのCCDを有するスキャナユニット208は、CPU301の制御に従って動作し、原稿の画像を読取って画像データとしてRGB輝度データを出力する。なお、スキャナユニット208でCCDの代わりに密着型イメージセンサ(CIS)を用いてもよい。また、ADF(不図示)を備えれば、そのトレイに載置された複数の原稿を連続して給送し、その画像を読取ることができる。
カードスロット(カードインタフェース(I/F))207は、CPU301の制御に従って動作し、メモリカードなどに格納されたデジタルカメラが撮影した静止画像を読込む。なお、カードI/F207を介して読込まれる画像を表わす画像データの色空間は、必要があれば、画像処理部309によって、DSCの色空間(例えばYCbCr)から標準的なRGB色空間(例えばsRGB)に変換される。また、画像データのヘッダ情報に基づき、読み込まれた画像データは、有効な画素数への解像度変換など、後述するアプリケーションに必要な様々な処理が施される。
カメラポート(カメラI/F)206は、DSCに直接接続して、DSCから画像データを読込むインタフェースである。PC I/F311は、PCとMFP201との間でデータ通信を行う、USBなどの汎用インタフェースである。PCは、PC I/F311を介してMFP201にプリントやスキャンなどの命令を発行し、画像データの送受信を行う。
画像処理部309は、CPU301の制御に従って動作し、RAM303に格納された画像データに後述する画像解析、変換特性の算出、輝度−濃度変換、スケーリング、ガンマ変換、誤差拡散などの画像処理を施す。そして、画像処理後の画像データ(印刷データ)をRAM303の所定領域に格納する。
CPU301はRAM303の所定領域に格納された印刷データが所定量に達すると、記録装置203にその印刷データに基づいて画像を印刷するよう制御する。記録装置203は、インクジェット記録ヘッド、汎用ICなどによって構成され、CPU301の制御に従い、RAM303の所定領域に格納された印刷データを読出して画像を記録する。
駆動部314は、スキャナユニット208や記録装置203における機構的な動作を実現するための給排紙ローラを駆動するステッピングモータ、ステッピングモータの駆動力を伝達するギヤ、ステッピングモータを制御するドライバなどを備える。センサ部307は、記録紙などの記録媒体の幅を検出するセンサ、記録媒体の有無を検出するセンサ、原稿の幅を検出するセンサ、原稿の有無を検出するセンサなどを備える。
CPU301は、センサ部307の各センサから得られる情報に基づき、原稿と記録媒体の状態を検知することができる。CPU301は、コピーが指示されると、スキャナユニット208により原稿の画像を読取って得られた画像データ(以下、読取画像データ)を画像処理部309に画像処理させて印刷データを生成し、これを記録装置203に転送して印刷を行わせる。
次に、以上のような構成のMFPが実行する画像読取処理の実施例について説明する。従って、MFPの一部が以下の実施例で実現される画像データの処理を行う画像処理装置として機能することになる。
この実施例では、画像読取と解析処理を同時実行することで早期に解析を完了する例について説明する。
・全体処理(図3)
図3は実施例1に従う原稿の画像読取処理の概要を示すフローチャートである。
ここでは、ユーザは褪色した写真を画像読取装置202の原稿台ガラス209にセットし、操作パネル205より褪色補正処理の指示を行うとする。
まず、ステップS401では、その指示に応じて駆動部314はスキャナユニット208を搭載したキャリッジ(不図示)をその移動機構を駆動させて副走査方向に所定量だけ移動させる。次に、ステップS402では、スキャナユニット208のCCDを用いて、原稿の画像を読取る。
さらにステップS403では、画像処理部309が読取られた画像データ対して解析処理を実行し、その解析処理により得られた情報をRAM303に記憶する。なお、解析処理の詳細については後述する。そして、ステップS404では解析処理と同時に原稿の画像読取により取得された画像データもRAM303に記憶する。
その後、ステップS405では、原稿の全面が読取られたかどうかを調べる。ここで、原稿全面の読取りが完了していないと判断された場合、処理はステップS401に戻り、上記のステップS401〜S404の処理を原稿全面の読取りが完了するまで繰り返す。これに対して、原稿全面の読取りが完了したと判断された場合、処理はステップS406に進む。
このように、スキャナユニット208を副走査方向に所定量(W)ずつ移動させ、原稿の一部分ずつを読取りながら、その一部分の読取が終了するとその読取部分から得られる画像データを解析する処理を繰り返すことで画像読取と解析処理を同時に実行する。
最後に、ステップS406では、補正処理を実行する。この補正処理は、画像処理部309によってRAM303から解析情報と画像データを読出して実行する。なお、補正処理については詳細を後述する。
・解析処理(図4〜図7)
ここでは、解析処理の一例として原稿種類の判別処理について説明する。
図4は実施例1に従う原稿種類の判別処理を示すフローチャートである。
図5〜図6はそれぞれ、写真画像とテキスト画像を表現するR色成分データの輝度度数分布(ここでは1画素8ビットで表現し、0〜255の値をとる)とR色のX方向(画像の水平方向)の隣接画素との輝度差の度数分布を表示している。
これらの図において、横軸は細線で表示される輝度度数分布に対しては各画素の輝度を示し、太線で表示される輝度差の度数分布については輝度差の絶対値を示す。一方、これらの図において、縦軸は総画素数に対する度数の割合を10を底とする対数にて表示している。即ち、縦軸上で−3の値を取る輝度値を持つ画素は全画素の0.1%の割合を占める。
また、図7は写真と文字とが混在する画像を読取って解析して得た度数分布において、R色成分データのX方向の隣接画素との輝度差の度数分布から特徴量KRXを演算する手順を示した図である。
以下、これらの図を参照して原稿種類の判別処理を説明する。
まず、ステップS201では、各色成分毎に輝度の度数分布を演算しつつ、原稿画像の縦方向(Y軸方向)あるいは横方向(X軸方向)に隣接する画素間での輝度差を演算して輝度差の度数分布を作成する。
全画素に対する輝度差の度数分布の演算後に輝度差0の度数を2倍にする処理を行う。これは輝度差を絶対値で演算するために1以上の輝度差は正負両方の輝度変化を含むのに対して、輝度差0となる確率が1/2になることの補正を意図している。
上記手順で作成された輝度度数分布(R色成分の輝度度数分布を例にとる)と輝度差度数分布(R色のX方向の輝度差度数分布を例にとる)は、画像により図5〜図6あるいは図7に示すような分布を持つ。
写真原稿では図5に示す輝度差の度数が輝度差の増加とともに単調に減少するのに対して、テキスト原稿では図6に示す輝度差に関わりなくほぼ同数の輝度差度数が存在する範囲が存在する(太線のグラフに存在するほぼ水平の部分:破線の円で示す部分)。
この実施例の原稿種類の判別処理では、上記の輝度差度数分布における特徴に着目し、輝度差度数分布の中央部を1次関数で近似し、その傾きを特徴量パラメータとして採用する。
次に、ステップS202の処理について図7を参照しつつ、その演算手順を説明する。
この実施例では、輝度差度数分布の最低値(図7では約−6)と輝度差度数分布を示すX軸およびY軸で囲まれた部分の総累積値を演算する。
次に、輝度差0の側から累積値が総累積値の10%、20%、40%、60%、80%となる輝度差を検索する。区間[10%〜20%]、区間[20%〜40%]、区間[40%〜60%]、区間[60%〜80%]での平均値を演算して、図7に白い楕円で示す4点の代表点を決定する。その後、4点の代表点を通る直線
RX(d)=KRX*d+BRX …………(1)
を最小自乗法を用いて算出する。
同様にして、画像原稿の縦方向(Y方向)の濃度差度数分布、あるいはG色成分、B色成分の輝度差度数分布を用いて各輝度差度数分布の特徴を表す一次関数を演算して、その傾き係数{KRX、KGX、KBX、KRY、KGY、KBY}を得る。
以上の手順で算出された特徴量パラメータ(傾き係数)を使用し、ステップS203では、所与の複数の判定基準に照らし合わせて原稿種類の判定を行う。
次に判定基準の一例を挙げる。
判定基準1:
もし、{KRX<Tp1}かつ{KGX<Tp1}かつ{KBX<Tp1}かつ
{KRY<Tp1}かつ{KGY<Tp1}かつ{KBY<Tp1}ならば、
写真原稿である。
判定基準2:
もし、{KRX>Tt1}かつ{KGX>Tt1}かつ{KBX>Tt1}かつ
{KRY>Tt1}かつ{KGY>Tt1}かつ{KBY>Tt1}ならば、
テキスト原稿である。
判定基準3:
もし、{{{KRX>Tt1}かつ{KRY>Tt1}}または{{KGX>Tt1}
かつ{KGY>Tt1}}または{{KBX>Tt1}かつ{KBY>Tt1}}}
かつ{{KRX>Tp2}かつ{KGX>Tp2}かつ{KBX>Tp2}
かつ{KRY>Tp2}かつ{KGY>Tp2}かつ{KBY>Tp2}ならば、
テキスト原稿である。
いずれの判定基準にも該当しない場合には、その他の原稿と判定する。
ただし、Tp1、Tp2、Tt1は予め実験的に決められた所与の定数である。
判定基準1と判定基準2はそれぞれ、各色成分、各方向の特徴量パラメータの全てが写真原稿あるいはテキスト原稿となる条件を示している。また、判定基準3では、いずれの特徴量パラメータも写真では無いと判断された上、いずれか1色がテキスト原稿と判断されるという複合条件を与えている。
これは特に文字が1色のみで表示されている原稿を検出するための判定基準であり、現存する原稿の特徴に合わせて判定基準を付加することにより、更に判定の精度を向上させることが可能である。
・補正処理の詳細(ステップS406)
具体的には、ステップS402で原稿の画像を読取って得られた画像データを各種画像(文字原稿、写真、図表、絵柄など)のいずれかに分類し、各画像に適合した濃度特性に変換する。その補正については、例えば、特開2003−051938号公報が提案する方法に従えば、テキスト画像又は写真画像に好適な濃度変換テーブル(γテーブル)を作成し、各種画像に好適な補正が可能である。
以上、解析処理および補正処理の方法の一例を述べたが、同様の効果を得る方法であればいかなる方法でも構わない。
最後にこの実施例が達成する効果について図8を参照して説明する。
図8は画像読取と解析処理とを同時に実行した場合の処理速度を従来例と比較した図である。図8において、横軸tは処理時間を示す。また、図8の801は従来の技術に従って、画像読取と解析処理とを逐次的に実行した場合の処理時間を示し、図8の802はこの実施例に従って画像読取処理と解析処理とを同時に実行した場合の処理時間を示している。なお、図8の803と804については後述する。なお、図8において、t0は画像読取が開始され、副走査方向に最初の所定量(W)の処理に要する時間を示している。この後、解析処理が開始する。
従って以上説明した実施例に従えば、従来例では処理時間がt=t4であるのに対してこの実施例では画像読取処理と解析処理を並行して行う構成とすることで、処理時間がt=t4からt=t3(t4>t3)に短縮することができる。
実施例1では画像読取処理と解析処理を並行的に実行し、画像読取が完了するまで解析処理を継続し、補正処理を実行した。この実施例では、解析処理により補正するための解析情報が十分得られたと判断された場合に、解析処理を停止する例について説明する。このように、解析処理を停止することで、さらに全体処理速度を向上させることができる。
図9は実施例2に従う原稿の画像読取処理の概要を示すフローチャートである。
なお、図9において、既に図3を参照して実施例1で説明したのと同じ処理については同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。ここでは、この実施例に特有の処理についてのみ説明する。
実施例2では、ステップS401〜S402を実行後、ステップS402Aでは、画像処理部309は、原稿の画像を読取って得られた画像データ対し解析処理を継続するかどうかを判断する。その判断処理の詳細については後述する。
ここで、解析処理を継続すると判断された場合、処理はステップS403に進み、解析処理を継続しないと判断された場合、解析処理を実行せず、処理はステップS404へ進む。これ以降のステップS404〜S406は実施例1で説明した通りである。
また、解析処理と補正処理も実施例1と同様の処理である。
以下、解析処理における継続判断の処理の詳細を説明する。
・解析処理の継続判定
実施例1では、原稿の画像読取により得られた輝度データに関し、隣接画素との輝度差の度数分布の対数を求め、これを一次関数で近似し、その傾きを特微量として検出し、その特徴量を閾値と比較することによって、画像の種別を判定した。例えば、写真原稿の条件である判定条件1及びテキスト原稿の条件である判定条件2については、原稿全面を読みとる前に条件が確定し、写真原稿かテキスト原稿を判定できる場合がある。その場合、解析処理を停止しても良い。
以上のことを考慮し、この実施例では原稿全体に対し任意に予め定めた割合を読取った時点で、その後の読取結果に係らず、判定結果が変わらない判定条件を予め計算し不揮発性メモリに保持する。そして、原稿読取時にその都度、該判定条件に基づいて解析処理を継続するかどうか判定する。
図10はステップS402Aで用いる判定条件を示す図である。
図10において、KRX、KGX、KBX、KRY、KGY、KBYはそれぞれ、画像のX方向のR成分、G成分、B成分の傾き、Y方向のR成分、G成分、B成分の傾きを示す。また、Tp1_xxは読取割合がxx%の写真原稿の閾値、Tt1_xxは読取割合がxx%のテキスト原稿の閾値である。
一例として、A4サイズの原稿の画像を72dpiで読取る場合を説明する。この時、原稿の全面を読取るならば、全画素数は517275画素(=855画素(縦方向:Y方向)×605画素(横方向:X方向))である。
この実施例では、解析済みの画素が全体の50%(263810画素)となった時点で、図10に示す読取割合が50%の確定条件を参照し、解析継続するか否かを判断する。原稿の50%を読取った時点の解析結果、テキスト原稿と確定された場合は、未だ読取っていない残りの50%の読取結果に拘わらず、つまり判定結果が変わらない判定条件に基づいて判定されるため、原稿の種別がテキストであると確定できる。従って、この場合、解析処理を継続しないと判定する。
この実施例に従う画像読取の処理速度を図8の803に示す。図8の803に示すように、この実施例では画像読取処理と解析処理を並行して行い、条件に応じて解析処理を停止することができる。
従って以上説明した実施例に従えば、実施例1に従う処理時間(図8の802:t3)と比較し、解析完了するまでの処理時間を短縮することができるので、さらに処理の短縮化(図8の803:t2、t3>t2)を図ることができる。
実施例2では解析継続判定の結果に基づき解析処理を終了し、原稿の全面が読取られた後に補正処理を実行した。このため、実施例2に従えば、図8の803も示しているように、解析処理終了後、補正処理開始までタイムラグが発生する可能性がある。従って、この実施例では、解析継続判定による解析処理の終了と同時に、既に読取りが完了した画像データに対し補正処理を開始する例を説明する。このように補正処理を先行して開始することで、さらに全体の処理速度を向上させることができる。
図11は実施例3に従う原稿の画像読取処理の概要を示すフローチャートである。
なお、図11において、既に図3、図11を参照して実施例1、2で説明したのと同じ処理については同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。ここでは、この実施例に特有の処理についてのみ説明する。
実施例3では、ステップS401〜S402を実行後、ステップS402Aでは解析処理を継続するかどうかを判断し、継続と判断された場合には、ステップS403の処理を実行する。これに対して、解析処理を中断すると判断された場合は、処理はステップS402Bに進む。なお、解析処理の継続判定において、実施例2と異なる部分については後述する。
ステップS402Bでは、RAM303より解析情報及び既に読取りが完了した画像データを読出し補正処理を開始する。これ以降のステップS404〜S406は実施例1で説明した通りである。なお、この場合のステップS406の処理は、原稿全面の読取後、ステップS402Bで既に開始している補正処理の内、補正が完了していない画像データに対しての補正処理となる。
また、解析処理と補正処理も実施例1と同様の処理である。
以下、解析処理における継続判断の処理の詳細を説明する。
・解析処理の継続判定
実施例2では、解析処理の継続判定を一定の読取割合で実行するので、画像データが同じであれば、その読取割合に達するまでの解析処理に要する時間は変わらない。このため、この実施例では、画像読取が速度優先処理であるか、標準処理であるか、あるいは画質優先処理であるかに従って、解析処理の継続判定を開始する読取割合を切り替える。これにより、速度優先処理では解析処理の中断するタイミングがより早くなり、これにより全体の処理時間をより一層、短縮することができる。
図12は画像読取モードと解析処理の継続判定を行う読取割合とその判定対象となる画素数との関係を示す図である。
図12において、判定画素の値はA4サイズの原稿の画像を72dpiで読取るとし、原稿の全面の全画素数が517275画素(=855画素(縦方向:Y方向)×605画素(横方向:X方向))であるとして求められる値である。
この画像読取モードはユーザの好みによって変更することができる。従って、図12に示すように、ユーザがそのモードを変更すれば、解析処理の継続判定を行うタイミングとなる読取割合も変更される。例えば、ユーザが急いで処理したい場合は、速度優先の速いモードを選択することにより補正処理の開始を早めることができる。一方、精度高く処理をしたい場合は画質優先の高精度モードを選択すると良い。そのようなモード選択を行わない限り、デフォルトの標準モードが用いられる。
従って以上説明した実施例に従えば、解析処理の終了後、直ちに補正処理を開始できるので、図8の804に示すように、実施例2(処理時間t2)と比較しても、全体の処理時間をさらに短縮する(処理時間はt1<t2)ことができる。
201 MFP、202 画像読取装置(スキャナ装置)、203 記録装置、
204 表示パネル、205 操作パネル、206 カードスロット、
207 カメラポート、208 読取センサ、301 CPU、302 ROM、
303 RAM、304 不揮発メモリ、305 操作部、306 表示部、
307 センサ部、308 記録部、309 画像処理部、310 読取部、
311 PC I/F、312 カードI/F、313 カメラI/F、
314 駆動部、315 システムバス

Claims (9)

  1. 原稿の画像を光学的に読取ることによって取得した画像データを処理する画像処理装置であって、
    副走査方向に移動しながら、前記原稿の画像を前記副走査方向に予め定められた量ずつ読取って画像データを取得する読取手段と、
    前記読取手段による前記予め定められた量の画像の読取りに応じて前記取得された画像データを解析する解析手段と、
    前記原稿の全面に対する画像読取が完了するまでに前記解析手段は解析を開始し、前記読取手段による読取動作と前記解析手段による解析とを並行して実行するよう制御する制御手段と、
    前記解析手段により解析された結果に基づいて、前記画像データに補正を施す補正手段と
    前記制御手段の制御による前記読取手段の画像読取が予め定められた読取割合に達した場合に、前記解析手段による解析を継続するかどうかを判断する判断手段と、を有し、
    前記判断手段による判断のために画像の種別に応じて判定の条件が定められ、
    前記判定の条件は前記予め定められた読取割合に応じて定められることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記解析手段は、前記読取手段により読取られた画像の特徴を示す特徴量を求め、前記特徴量と予め定められた閾値とを比較することにより、前記読取られた画像の種別を判別する判別手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記特徴量は、前記読取手段により取得された各色成分の輝度データに関し、前記原稿の画像の方向と方向における輝度値の分布から取得される、前記方向と前記方向れぞれにおいて隣接する画素間での輝度差の度数分布の対数をとり、該度数分布の対数を一次関数で近似した場合の傾きであり、
    前記傾きは、前記各色成分に関し、前記方向と前記方向に関し取得されることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記判断手段が前記判定の条件を満たしたと判断する場合には、前記解析手段による解析を中断すると判断することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 原稿の画像を光学的に読取ることによって取得した画像データを処理する画像処理装置であって、
    副走査方向に移動しながら、前記原稿の画像を前記副走査方向に予め定められた量ずつ読取って画像データを取得する読取手段と、
    前記読取手段による前記予め定められた量の画像の読取りに応じて前記取得された画像データを解析する解析手段と、
    前記原稿の全面に対する画像読取が完了するまでに前記解析手段は解析を開始し、前記読取手段による読取動作と前記解析手段による解析とを並行して実行するよう制御する制御手段と、
    前記解析手段により解析された結果に基づいて、前記画像データに補正を施す補正手段と、
    前記制御手段の制御による前記読取手段の画像読取が予め定められた読取割合に達した場合に、前記解析手段による解析を継続するかどうかを判断する判断手段と、を有し、
    前記判断手段による判断のために画像の種別に応じて判定の条件が定められ、
    前記制御手段は、前記判断手段が前記判定の条件を満たしたと判断する場合には、前記解析手段による解析を中断すると判断し、
    前記制御手段は、ユーザが指定する画像読取モードに従って、前記予め定められた読取割合を変更することを特徴とする像処理装置。
  6. 前記制御手段はさらに、前記判断手段が前記判定の条件を満たしたと判断する場合には、前記原稿の全面に対する画像読取が完了する前でも前記補正手段による補正を開始するよう制御することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像処理装置は、前記読取手段により原稿の画像を読取ることにより取得された画像データ、又は、ホスト装置により生成された画像データ、又は、メモリカードに格納された画像データに基づいて、記録媒体に画像を記録する記録装置に含まれることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 原稿の画像を光学的に読取ることによって取得した画像データを処理する画像処理装置の画像処理方法であって、
    読取手段を副走査方向に移動させながら、前記原稿の画像を前記副走査方向に予め定められた量ずつ読取って画像データを取得する読取工程と、
    前記読取工程における前記予め定められた量の画像の読取りに応じて前記取得された画像データを解析する解析工程と、
    前記原稿の全面に対する画像読取が完了するまでに前記解析工程は解析を開始し、前記読取工程における読取動作と前記解析工程における解析とを並行して実行するよう制御する制御工程と、
    前記解析工程により解析された結果に基づいて、前記画像データに補正を施す補正工程と
    前記制御工程の制御による前記読取手段の画像読取が予め定められた読取割合に達した場合に、前記解析工程における解析を継続するかどうかを判断する判断工程と、を有し、
    前記判断工程における判断のために画像の種別に応じて判定の条件が定められ、
    前記判定の条件は前記予め定められた読取割合に応じて定められることを特徴とする画像処理方法。
  9. 原稿の画像を光学的に読取ることによって取得した画像データを処理する画像処理装置の画像処理方法であって、
    読取手段を副走査方向に移動させながら、前記原稿の画像を前記副走査方向に予め定められた量ずつ読取って画像データを取得する読取工程と、
    前記読取工程における前記予め定められた量の画像の読取りに応じて前記取得された画像データを解析する解析工程と、
    前記原稿の全面に対する画像読取が完了するまでに前記解析工程は解析を開始し、前記読取工程における読取動作と前記解析工程における解析とを並行して実行するよう制御する制御工程と、
    前記解析工程により解析された結果に基づいて、前記画像データに補正を施す補正工程と、
    前記制御工程の制御による前記読取手段の画像読取が予め定められた読取割合に達した場合に、前記解析工程における解析を継続するかどうかを判断する判断工程と、を有し、
    前記判断工程における判断のために画像の種別に応じて判定の条件が定められ、
    前記制御工程では、前記判断工程が前記判定の条件を満たしたと判断する場合には、前記解析工程における解析を中断すると判断し、
    前記制御工程では、ユーザが指定する画像読取モードに従って、前記予め定められた読取割合を変更することを特徴とする画像処理方法。
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