JP6612115B2 - 醤油入り容器 - Google Patents

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Description

本発明は、注出口を備えたキャップ本体と該キャップ本体にヒンジを介して連結されて注出口を開閉可能なオーバーキャップとを有するヒンジキャップを、キャップ本体において樹脂製ボトルなどの容器本体の口部に装着して構成される容器に関する。
醤油等の食品調味料や飲料、シャンプーやリンス、液体石鹸等のトイレタリー、あるいは化粧料や薬剤などの液状の内容物を収容する容器では、所望量の内容物を容易に注出することができるようにするために、その口部にヒンジキャップが装着されるのが一般的である。ヒンジキャップは、内容物の注出口を備えたキャップ本体にヒンジを介してオーバーキャップを開閉自在に連結した構成を有しており、オーバーキャップを開くことで内容物を注出口から注出させることができるとともに、使用後にオーバーキャップを閉じることで注出口を容易に閉塞することができる。
従来、このようなヒンジキャップは、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)等のオレフィン系樹脂を原材料とした射出成形等によって、キャップ本体、ヒンジ及びオーバーキャップを一体に形成した構成とされるのが一般的であった(例えば特許文献1参照)。この場合、ヒンジは中間部分で折り曲げられる板状に形成されるが、オレフィン系樹脂は一定の軟らかさを有しているので、キャップ本体とオーバーキャップとをヒンジで一体に連結する構成としても、ヒンジを柔軟性に富んだものとしてその耐久性を確保することができる。
特開2015−160649号公報
容器に収容する内容物が、例えば酸化による品質劣化を引き起こしやすい内容物である場合には、そのシェルフライフ(保存可能期間)を長くするために、例えば樹脂製ボトルの場合ではバリア層を積層した構成を採用するなど、酸素に対するバリア性の高い容器が用いられる。
しかしながら、オレフィン系樹脂は酸素に対するバリア性が低いので、容器の口部に装着するヒンジキャップとしてオレフィン系樹脂により形成された従来のヒンジキャップを用いると、ヒンジキャップを通した容器内への酸素の透過量が大きくなり、容器として酸素に対するバリア性が高いものを用いたとしても、内容物のシェルフライフを十分に高めることができないという問題点があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、酸素に対する高いバリア性を有し、内容物のシェルフライフを高めることができる容器を提供することにある。
本発明のヒンジキャップは、内容物を収容する容器本体と、注出口を備えたキャップ本体と該キャップ本体にヒンジを介して連結されて前記注出口を開閉可能なオーバーキャップとを有し、前記キャップ本体において前記容器本体の口部に装着されるヒンジキャップと、前記容器本体に前記内容物として収容されている醤油と、を有する醤油入り容器であって、前記キャップ本体、前記ヒンジ及び前記オーバーキャップがソフトセグメントを共重合したポリブチレンテレフタレートにより一体に形成されていることを特徴とする。
本発明のヒンジキャップは、上記構成において、前記容器本体が、外層体と該外層体の内側に収容される減容変形可能な内層体とを有するとともに前記外層体に前記外層体と前記内層体との間に外気を導入可能な外気導入口が設けられた二重容器であり、前記注出口に逆止弁が設けられているのが好ましい。
本発明のヒンジキャップは、上記構成において、前記二重容器が、前記外層体の内面に前記内層体が剥離可能に積層された積層剥離容器であるのが好ましい。
本発明のヒンジキャップは、上記構成において、前記注出口にサックバック機構が設けられているのが好ましい。
本発明によれば、酸素に対する高いバリア性を有し、内容物のシェルフライフを高めることができる容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態である容器の要部を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示すように、本発明の一実施の形態である容器Cは、ヒンジキャップ1と容器本体10とを有している。ヒンジキャップ1は容器本体10の口部11に装着され、当該口部11を閉塞するとともに、このヒンジキャップ1を通して容器本体10に収容されている内容物を外部に注出することができる。
容器本体10としては、例えばポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂材料により口部11と胴部12とを備えたボトル形状に形成された樹脂製ボトルを採用することができる。この場合、容器本体10は、酸素に対するバリア性が高いバリア層を有する構成とされるのが好ましい。
本実施の形態においては、容器本体10として二重容器の一種である積層剥離容器(デラミ容器)を用いるようにしている。以下に、積層剥離容器とされた容器本体10の構成について説明する。
容器本体10は、外層体10aと内層体10bとを有し、外層体10aの内側に内層体10bを収容した構成となっている。
外層体10aは容器本体10の外殻を構成するものであり、容器本体10に対応した形状を有している。外層体10aの胴部12に対応する部分は可撓性を有しており、スクイズ(押圧)されることで凹むことができるとともに、凹んだ状態から元の形状に復元することができる。
内層体10bは、外層体10aよりも薄肉の袋状に形成されており、外層体10aの内面に剥離可能に積層されている。内層体10bの開口部は口部11の開口端に連ねられており、内層体10bの内部は内容物の収容空間となっている。内層体10bは、その収容空間からの内容物の注出に伴って外層体10aの内面から剥離し、減容変形することができる。内層体10bの材質としては、例えば、酸素に対する高いバリア性を有するエチレン―ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)を用いるのが好ましい。
詳細は図示しないが、外層体10aの底部に対応する部位には、外層体10aと内層体10bとの間に外気を導入可能な外気導入口が設けられている。この外気導入口は、例えばブロー成形によって形成される容器本体10の底部のピンチオフ部に形成されるスリットにより構成することができる。外気導入口は、外層体10aの胴部12に対応する部分をスクイズして内層体10bを減容変形させた後、外層体10aが元の形状に復元する際に外層体10aと内層体10bとの間の空間に外気を導入することができる。なお、外気導入口は、スクイズされた外層体10aが元の形状に復元する際に外層体10aと内層体10bとの間に外気を導入することができるものであれば、例えば外層体10aの口部11や胴部12などの他の部位に設けることもでき、また、その形態もスリットに限らず種々の形状ないし形態とすることができる。
デラミ容器とも呼ばれるこのような容器本体10は、例えば、相溶性の低い外層用の合成樹脂と内層用の合成樹脂とを共押出して積層パリソンを形成し、この積層パリソンを、金型を用いてブロー成形することにより形成することができる。
容器本体10として用いる二重容器としては、上記のような積層剥離容器に限らず、外層体の内部に外層体とは別に形成した内層体を組み込んだ構成のものを採用することもできる。
容器本体10の内部つまり内層体10bの内部には、例えば醤油等の食品調味料や飲料、シャンプーやリンス、液体石鹸等のトイレタリー、あるいは化粧料や薬剤などの液状の内容物を収容することができる。特に、容器本体10には、例えば醤油など、酸素と触れること(酸化)により品質の劣化を生じ易い内容物を収容することができる。後述するように、酸素と触れることにより品質の劣化を生じ易い内容物を収容するようにしても、バリア性を高めたヒンジキャップ1と容器本体10とにより、この容器Cに収容される内容物のシェルフライフを高めることができる。
次に、ヒンジキャップ1の構成について説明する。図1に示すように、ヒンジキャップ1はキャップ本体20、オーバーキャップ30及びヒンジ40を有している。
キャップ本体20は、略円板状に形成される頂壁部21と、この頂壁部21の外周に一体に連ねて設けられる円筒状の装着筒部22とを備えた有頂円筒状に形成され、装着筒部22が口部11の外周を囲い、且つ、頂壁部21が口部11の開口端に当接するように口部11に装着される。なお、頂壁部21の下面には、図示するように、装着筒部22よりも小径に形成されて口部11の内周面に液密に当接するシール筒23を一体に設けることもできる。
装着筒部22の内周面には、その下端側に被係合突起22aが設けられ、この被係合突起22aが口部11の外周面に設けられた係合突起11aにアンダーカット係合することにより、キャップ本体20は口部11に抜け止めされた状態で装着されるようになっている。つまり、このヒンジキャップ1は、キャップ本体20が口部11に打栓により装着される構成となっている。
なお、キャップ本体20は、装着筒部22の内周面に設けた雌ねじを口部11の外周面に設けた雄ねじにねじ結合させることにより口部11に装着される構成とすることもできる。
頂壁部21の上面には内容物を外部に注出する筒状の注出口24が一体に設けられている。注出口24は頂壁部21から上方に向けて徐々に拡径しながら外向きに湾曲する形状に形成されている。なお、注出口24の形状や大きさは、容器本体10に収容される内容物や用途等に応じて種々変更可能である。
オーバーキャップ30は、キャップ本体20と略同径の有頂円筒状に形成され、その外周面の一部においてヒンジ40を介してキャップ本体20に一体に連結されている。オーバーキャップ30は、その開口縁の内周に設けられた係止溝31が頂壁部21の外周縁に設けられた係止突起21aにアンダーカット係合することにより、キャップ本体20の頂壁部21を覆った状態つまり閉じた状態に保持可能となっている。オーバーキャップ30が閉じられると、注出口24がオーバーキャップ30により覆われるとともに、オーバーキャップ30の内面に一体に設けられた筒状の栓体32が注出口24の内周面に嵌合して注出口24が閉塞される。一方、オーバーキャップ30の外周面のヒンジ40とは反対側の部分には径方向外側に向けて突出する鍔状の摘み片33が一体に設けられており、この摘み片33を引き上げることでヒンジ40を中心としてオーバーキャップ30をキャップ本体20から離れる方向に回動させて注出口24を開くことができる。このように、オーバーキャップ30により注出口24を開閉することができる。
ヒンジ40は薄い板状に形成されており、その一端側においてキャップ本体20に一体に連結し、他端側においてオーバーキャップ30に一体に連結している。ヒンジ40のキャップ本体20とオーバーキャップ30との間の中間部分は、オーバーキャップ30が閉じられた状態において約180度に折り曲げられており、ヒンジ40は、その折り曲げられた部分においてオーバーキャップ30をキャップ本体20に対して回動させることができる。
図示するように、キャップ本体20には、注出口24の下端に一体に連なる円筒部25と円筒部25の下端に一体に連なるテーパ状の縮径筒部26とが設けられている。円筒部25及び縮径筒部26はそれぞれ注出口24の一部を構成しており、その内側は、それぞれ容器本体10の内部つまり内層体10bの収容空間に連通するとともに注出口24に連通する内容物の流路となっている。
円筒部25の内周面には複数本のリブ27が一体に設けられている。これらのリブ27は、それぞれ円筒部25の軸方向に沿って延びるとともに周方向に等間隔に並んで配置されている。また、リブ27の上端部分には円筒部25の内周面から斜め上方に向かって突出する爪部28がリブ27と一体に設けられている。
円筒部25の内部には、鋼材や樹脂等により球状(ボール)に形成された弁体29が配置されている。弁体29は縮径筒部26と爪部28との間でリブ27に沿って軸方向に移動することができる。容器本体10が注出口24を下方に向けた傾斜姿勢とされると、弁体29は円筒部25の内部を移動してリブ27により支持される。これにより、円筒部25の内周面と弁体29の外周面との間に内容物の流路が確保され、容器本体10に収容されている内容物を注出口24から外部に注出させることができる。一方、内容物の注出後に注出口24が上方を向くように容器本体10が起立姿勢(正立姿勢)に戻されると、弁体29が円筒部25の内部を下方に向けて移動して縮径筒部26に当接する。これにより、縮径筒部26の開口が弁体29によって閉塞され、注出口24から内層体10bの収容空間へ向けた外気の導入が阻止される。また、弁体29が縮径筒部26に向けて円筒部25の内部を移動する際に、注出口24及び円筒部25の内部に残った内容物がサックバックされ(弁体29の移動量分だけ内容物が引き込まれ)、注出口24からの液垂れが防止される。このように、弁体29は、注出口24から外部への内容物の注出を許容するが、注出口24を通して外気が内層体10bの内部へ侵入するのを阻止する逆止弁として機能するとともに、注出口24からの液垂を防止するためのサックバック機構として機能する。
このような構成により、オーバーキャップ30を開いた状態で注出口24を下方に向け、容器本体10の胴部12をスクイズすることで、容器本体10に収容されている内容物を注出口24から外部に吐出することができる。一方、内容物を注出した後、胴部12に対するスクイズを解除すると、注出口24が弁体29で閉塞されるとともに外気流入口から外層体10aと内層体10bとの間に外気が導入されるので、内層体10bを減容させたまま外層体10aを元の形状に復元させることができる。したがって、内容物の注出後に、胴部12の復元に伴って注出口24から内層体10bの内部に外気が流入することを防止して、内層体10bに収容された内容物を空気に触れづらくして、その品質の劣化を抑制することができる。
なお、キャップ本体20はサックバック機構が設けられない構成とすることもできる。
本発明では、ヒンジキャップ1を構成するキャップ本体20、オーバーキャップ30及びヒンジ40を、ソフトPBTつまりソフトセグメントを共重合したポリブチレンテレフタレート(PBT)により一体に形成するようにしている。つまり、本発明では、ヒンジキャップ1をソフトPBT製としている。このようなヒンジキャップ1は、例えばソフトPBTを射出成形することにより形成することができる。
ポリブチレンテレフタレートはポリエステル系樹脂であり、ポリプロピレンやポリエチレン等のオレフィン系樹脂に比べて酸素の透過性が低い樹脂(酸素に対するバリア性の高い樹脂)として知られているが、曲げ弾性率が高く、硬い材質であるため、ヒンジキャップ1に採用するとヒンジ40の耐久性を確保するのが困難であるという問題点がある。これに対して、柔軟性の付与を目的としてポリブチレンテレフタレートにソフトセグメントを共重合させることで、ポリブチレンテレフタレートの主な物性を変化させることなく、低い曲げ弾性率を備えたソフトPBTを得ることができる。したがって、ソフトPBTを用いてヒンジキャップ1を形成することにより、ヒンジ40の耐久性を確保しつつ当該ヒンジキャップ1の酸素に対するバリア性を高めることができる。
ポリブチレンテレフタレートに共重合させるソフトセグメントとしては、例えばポリエーテル類、ポリオール類が代表的であるが、ポリブチレンテレフタレートに所望の柔軟性を付加することができるものであれば、種々のソフトセグメントを用いることもできる。ソフトPBTの曲げ弾性率は、ソフトセグメントの種類や配合等を調整することにより、例えば300〜2400MPa、好ましくは300〜900MPa程度の低い曲げ弾性率に設定することができる。このようなソフトPBTの具体例としては、例えば三菱エンジニアリングプラスチック社製の商品名「ノバデュラン」、東レ・デュポン社製の商品名「ハイトレル」等がある。
このように、ヒンジキャップ1を形成する樹脂材料としてソフトPBTを用いることにより、ヒンジキャップ1を、酸素に対する高いバリア性を有するとともにヒンジ40の耐久性を確保可能な構成とすることができる。したがって、酸素に対する高いバリア性を有する容器本体10の口部11にソフトPBTで形成されたヒンジキャップ1を装着することで、容器本体10からの酸素の透過を抑制しつつヒンジキャップ1からの酸素の透過をも抑制して、容器本体10に収容された内容物のシェルフライフを高めることができる。すなわち、本発明の容器Cを、酸素と触れること(酸化)により品質の劣化を生じ易い内容物を収容する用途に好適なものとすることができる。
また、容器本体10として積層剥離容器等の二重容器を用いるようにした場合には、内容物のシェルフライフを高めるのに加えて、上述のように、内容物の注出後において当該内容物が外気と触れることを抑制することができるので、使用開始後の品質の劣化をも抑制することができる。
本発明の効果を確認するために、酸素に対するバリア性を有する容器本体の口部にソフトPBTで形成したヒンジキャップを装着した本発明の実施例に係る容器と、実施例に係る容器に使用したのと同様の容器本体の口部にポリプロピレンで形成したヒンジキャップを装着した比較例に係る容器とのそれぞれについて、酸素の透過度を測定する試験を行った。酸素の透過度は、容器本体の口部をヒンジキャップにより密閉した状態で1日の間に当該容器の内部に透過する酸素の量(ml)として計測した。
上記試験の結果、容器本体にポリプロピレンで形成したヒンジキャップを装着した比較例に係る容器の酸素透過度は0.011ml/day・packであったのに対し、容器本体にソフトPBTで形成したヒンジキャップを装着した本発明の実施例に係る容器の酸素透過度は0.006ml/day・packであった。この試験結果から、容器本体にソフトPBTで形成したヒンジキャップを装着した本発明の実施例に係る容器が、容器本体にポリプロピレンで形成したヒンジキャップを装着した比較例に係る容器よりも酸素に対して高いバリア性を有することが確認できた。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、容器本体10として樹脂製の二重容器を用いるようにしているが、これに限らず、例えば二重容器ではない通常の樹脂製ボトルやガラス瓶などの他の材質のものなど、酸素に対するバリア性を高めた種々の形状ないし材質のものを採用することもできる。また、容器本体10として、酸素に対するバリア層を備えていない樹脂製ボトル等の容器本体を採用することもできる。
また、注出口24に設けられる逆止弁としては、上記のようなボール状の弁体29を用いた構成に限らず、例えば注出口24を開閉可能に配置された板状の弁体を複数本(例えば3本)の弾性変形自在の脚部で支持した構成など、種々の構成のものを採用することができる。
さらに、ヒンジ40は上記した板状の形態に限らず、キャップ本体20とオーバーキャップ30とを一体に連結するとともにこれらを互いに回動させることができる構成であれば、種々の形状に構成することができる。
さらに、キャップ本体20やオーバーキャップ30の構成ないし形状も、容器本体10の形状や内容物等に合わせて種々変更可能である。
1 ヒンジキャップ
10 容器本体
10a 外層体
10b 内層体
11 口部
11a 係合突起
12 胴部
20 キャップ本体
21 頂壁部
21a 係止突起
22 装着筒部
22a 被係合突起
23 シール筒
24 注出口
25 円筒部
26 縮径筒部
27 リブ
28 爪部
29 弁体
30 オーバーキャップ
31 係止溝
32 栓体
33 摘み片
40 ヒンジ
C 容器

Claims (4)

  1. 内容物を収容する容器本体と、
    注出口を備えたキャップ本体と該キャップ本体にヒンジを介して連結されて前記注出口を開閉可能なオーバーキャップとを有し、前記キャップ本体において前記容器本体の口部に装着されるヒンジキャップと、
    前記容器本体に前記内容物として収容されている醤油と、を有する醤油入り容器であって、
    前記キャップ本体、前記ヒンジ及び前記オーバーキャップがソフトセグメントを共重合したポリブチレンテレフタレートにより一体に形成されていることを特徴とする醤油入り容器。
  2. 前記容器本体が、外層体と該外層体の内側に収容される減容変形可能な内層体とを有するとともに前記外層体に前記外層体と前記内層体との間に外気を導入可能な外気導入口が設けられた二重容器であり、前記注出口に逆止弁が設けられている、請求項1に記載の醤油入り容器。
  3. 前記二重容器が、前記外層体の内面に前記内層体が剥離可能に積層された積層剥離容器である、請求項2に記載の醤油入り容器。
  4. 前記注出口にサックバック機構が設けられている、請求項1〜3の何れか1項に記載の醤油入り容器。
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