JP6100059B2 - 注出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、内容物を収容する内層体を外層体の内側に収容した二重構造を有し、内容物の注出に伴って内層体のみを収縮させるようにした注出容器に関する。
従来から、例えばシャンプー、リンス、液体石鹸、化粧水などの化粧料または味醂、料理酒、醤油、ソースなどの食品調味料等の内容物を収納する容器として、内容物を収容する内層体と、内層体を剥離可能に収容する外層体とを備え、外層体の口部に装着された注出キャップから内容物を注出するようにした注出容器(デラミ容器)が知られている。注出容器は、内容物の注出時に、外層体に設けられた開孔から内層体と外層体との間に外気を導入して内層体を減容状態に維持することができるので、内容物の注出に伴って内層体の内部の内容物が外気と置換されることを抑制して、内容物と外気との接触を極力避けることができる。
このような注出容器では、内容物の注出の際に注出口から内層体の内部へ外気が流入するのを阻止するために、注出キャップの注出路に逆止弁が設けられる。この逆止弁として、外気の流入を阻止するだけでなく、注出後に注出口付近の内容物を引き込んで注出口からの液垂れを防止することができるボール弁タイプを用いたものが存在する(例えば特許文献1)。また、このような注出容器において、外層体と内層体との間に外気を導入する開孔としては、共押出ブロー成形により形成された底部のピンチオフ部を利用したものが存在する(例えば特許文献2)。
特開平08−133307号公報 特許第3124620号公報
しかしながら、特許文献1に示すようなボール弁タイプの逆止弁は、ボール弁が注出路内を移動して該注出路を開閉する構成であるので、内容物の注出後にボール弁が即座に注出路を閉塞することができない場合があり、また、注出作業の前後においてボール弁が注出路内を不意に移動して注出路が開放されるおそれがあるなど、そのシール性に改善の余地があった。
本発明は、このような従来の問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、注出口からの液垂れを防止しつつ、注出路のシール性を高めて内層体の内部への外気の流入を確実に防止することができる注出容器を提供することにある。
本発明の注出容器は、内容物の収容部につながる上部開口を備えた内層体と、該内層体を収容するとともに該内層体との間に外気を導入する開孔を備えた外層体と、内容物の注出口を備え、前記外層体の口部に装着された注出キャップと、を備えた注出容器であって、前記上部開口と前記注出口とを連通させる注出路を備え、前記上部開口に装着される注出栓と、前記注出路に該注出路に沿って移動自在に配置され、前記注出路を開閉する逆止弁として機能するボール弁と、前記注出栓と前記注出キャップとの間に固定された保持部に弾性変形自在の連結片を介して連結され、前記注出口に向けて開口する前記注出路の流出口を閉塞するリフト弁とを有し、前記ボール弁が前記注出路を開いたときに該ボール弁により前記リフト弁が押されて前記流出口を開放することを特徴とする。
上記構成においては、前記リフト弁には、前記注出路内に突出する突起部が設けられ、前記ボール弁が前記注出路を開いたときに該ボール弁により該突起部が押されて前記流出口を開放することが好ましい。
上記構成においては、前記注出路の内周面に該注出路に沿って延びる複数のリブが設けられ、前記ボール弁は前記リブに案内されて移動するのが好ましい。
上記構成においては、前記開孔が前記外層体の底部に設けられるのが好ましい。
本発明によれば、注出栓に設けた注出路を開閉する逆止弁としてボール弁とリフト弁とを設けるようにしたので、内容物の注出後に、ボール弁の移動により注出口付近の内容物を引き込んで注出口からの液垂れを防止しつつ、ボール弁とリフト弁とにより注出路を確実に閉塞して、内層体の内部への外気の流入を確実に防止することができる。また、ボール弁が注出路を開いたときに当該ボール弁によりリフト弁が押されて該リフト弁が開く構成としたので、外層体をスクイズ(押圧)することなく、この注出容器を傾けるだけで注出口から内容物を注出させることができる。
本発明の一実施形態である注出容器の正面図である。 図1に示す注出容器の要部拡大断面図である。 図2に示す注出栓の底面図である。 図2におけるA−A線に沿う断面図である。 図2に示す注出容器の内容物を注出する状態を示す要部拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示す本発明の一実施の形態である注出容器1は、例えば食品調味料などの液体状の内容物を収納するものであり、容器本体2と注出キャップ3とを有している。図2に示すように、容器本体2は内層体4と外層体5とを有する二重構造となっており、注出キャップ3は外層体5に設けられた口部5aに装着されている。
容器本体2を構成する内層体4は、例えば薄肉の合成樹脂により可撓性を有する袋体に形成され、その内側は内容物を収納する収容部4aとなっている。内層体4の上端部は収容部4aにつながる上部開口4bとなっており、この上部開口4bから収容部4aに収容した内容物を注出させることができる。
外層体5は容器本体2の外殻を形成するものであり、上述の口部5aとこの口部5aに一体に連なる胴部5bとを有している。外層体5はその内側に内層体4を剥離可能に収容しており、また、その口部5aの開口端には内層体4の上部開口4bが固定されている。さらに、外層体5の口部5aの外周面には雄ねじ部5cが一体に設けられている。なお、容器本体2は積層剥離タイプに限らず、内層体(内容器)と外層体(外容器)とを個別に成形した後に組み合わせた二重容器を採用することもでき、この場合は例えば外層体を、ガラスや金属、その他の材質で形成することもできる。
容器本体2は積層パリソンを金型で成形して形成されたものであり、図1に示すように、その底部5dには、積層パリソンの食い切り部分であるピンチオフ部5eが設けられている。このピンチオフ部5eにおいて、内層体4の食い切り部分は閉塞されているが、外層体5の食い切り部分は開かれており、外層体5の開かれた食い切り部分は開孔6となっている。この開孔6は内層体4と外層体5との間に連通しており、開孔6から内層体4と外層体5との間に外気を導入することができる。
図2に示すように、注出キャップ3は円筒状の装着筒部7とこの装着筒部7の上端に連なる頂壁8とを備えた有頂円筒状に形成されている。装着筒部7の内周面には雌ねじ部7aが一体に設けられ、この雌ねじ部7aが外層体5の口部5aに設けられた雄ねじ部5cにねじ結合して注出キャップ3は外層体5の口部5aに装着されている。注出キャップ3の頂壁8には上方に向けて突出する円筒状の段差部8aが設けられ、この段差部8aには頂壁8の軸心からずれて注出口(ノズル)9が一体に設けられている。この注出口9は頂壁8の段差部8aの上面からラッパ状に突出するとともにこの段差部8aの下面から円筒状に突出し、頂壁8を貫通している。この注出口9は内層体4の上部開口4bに連通し、内層体4に収容された内容物を外界(外部)に注出することができる。
注出キャップ3にはオーバーキャップ10がヒンジ11を介して開閉自在に設けられている。このオーバーキャップ10は注出キャップ3と略同径の有頂円筒状に形成され、アンダーカット等の手段により注出キャップ3に係合して注出キャップ3を閉じた状態に保持することができる。オーバーキャップ10の内面には円筒状の栓体10aが一体に突設され、オーバーキャップ10が閉じられると栓体10aが注出口9に差し込まれて注出口9が栓体10aによって閉塞されるようになっている。なお、符号10bは、オーバーキャップ10を開閉操作するための摘み片である。
ヒンジ11は、注出キャップ3の頂壁8の軸心に対して注出口9が偏移する方向とは反対側に配置されている。これにより、開かれたオーバーキャップ10が邪魔にならずに注出口9から容易に内容物を注出させることができる。
図2に示すように、注出キャップ3には注出栓12が装着されている。この注出栓12は例えば合成樹脂製とされ、図2、図3に示すように、略円板状の本体部13と、この本体部13の外周縁から上方に向けて突出する円筒状のスペーサ部14とを備えている。スペーサ部14は注出キャップ3の装着筒部7の内径寸法と略同一の外径寸法を有しており、注出栓12はスペーサ部14の外周面を装着筒部7の内周面に嵌合させるとともにスペーサ部14の上端を頂壁8に軸方向から当接させた状態となって注出キャップ3の内側に装着されている。スペーサ部14が設けられることにより、注出キャップ3に装着された注出栓12の本体部13と注出キャップ3の頂壁8との間には空間が設けられている。スペーサ部14の外周面と装着筒部7の内周面との間にはスプライン係合部15が設けられ、このスプライン係合部15により注出栓12は注出キャップ3に対して回り止めされている。また、装着筒部7の内周面には周方向に延びる環状突起7bが設けられ、この環状突起7bにより注出栓12は注出キャップ3に装着された状態に保持されている。
本実施の形態においては、注出栓12を注出キャップ3に保持させる構成としているが、これに限らず、例えば注出栓12を内層体4の上部開口4bに配置した後、口部5aにねじ込んだ注出キャップ3と上部開口4bとの間に注出栓12を挟み込んで固定する構成とするなど、注出栓12を内層体4の上部開口4bに装着することができれば他の構成を採用することもできる。
注出栓12の本体部13の下面、つまり内層体4の収容部4aの側を向く面には円筒状の嵌合部16が同軸且つ一体に設けられている。注出キャップ3が外層体5の口部5aに装着されると、嵌合部16が内層体4の上部開口4bの内側に嵌め込まれて注出栓12は内層体4の上部開口4bに装着される。
図2、図3に示すように、注出栓12の本体部13には円筒状の筒状部17が同軸且つ一体に設けられている。この筒状部17の内側は内層体4の上部開口4bと注出キャップ3の注出口9とを連通させる注出路18となっており、内層体4の収容部4aに収容された内容物は上部開口4bから注出路18を通って注出口9にまで流れることができる。図2、図4に示すように、筒状部17の内周面つまり注出路18の内周面には、周方向に間隔を空けるとともに注出路18の軸方向に沿って延びる4本のリブ19が一体に設けられている。これらのリブ19の上端には注出路18の径方向内側に向けて突出する突起19aが一体に設けられている。なお、ボール弁20を注出路18内に保持することができれば、突起19aを設けない構成とすることもできる。また、筒状部17の下側部分は収容部4aに向かうにつれて縮径する円錐状の傾斜壁17aとなっており、傾斜壁17aの下端部には収容部4aに向けて開口する流入口17bが設けられている。
筒状部17の内側つまり注出路18には、例えば鋼材や樹脂材料等により球形に形成されたボール弁20が配置されている。このボール弁20は4本のリブ19により外周面を支持され、当該リブ19に案内されて注出路18に沿って軸方向に移動自在となっている。このようにボール弁20をリブ19により案内して移動させる構成としたので、ボール弁20を注出路18内で軸方向に確実に移動させることができるとともに、隣り合うリブ19の間を通して内容物を注出路18を介して効率よく注出させることができる。なお、リブ19は4本に限らず、任意の本数設けることができる。
図2に示すように、注出容器1が注出キャップ3を上側として起立した起立姿勢のときには、ボール弁20は自重により注出路18内を下方に移動し、弁座となる傾斜壁17aに全周に亘って当接して注出路18を閉塞し、収容部4aと注出口9とを非連通とする。一方、注出容器1が起立姿勢に対して90度以上傾けられると、図2中に二点鎖線で示すように、ボール弁20は傾斜壁17aから離れて突起19aに抜け止め保持される位置にまで注出路18内を移動することができる。なお、リブ19に突起19aが設けられない場合には、ボール弁20は、該ボール弁20の自重と釣り合うまで後述する板状弁21bを弾性変位させる位置まで注出路18内を移動する。これによりボール弁20が開状態となり、収容部4aと注出口9とが、注出路18の隣り合うリブ19の隙間部分を介して互いに連通される。このように、ボール弁20は、弁座である傾斜壁17aから離れて内層体4の収容部4aから注出キャップ3の注出口9に向けて内容物を流す開位置と、弁座である傾斜壁17aに当接して注出口9から収容部4aに向けた内容物や外気の流れを阻止する閉位置とに移動して注出路18を開閉する逆止弁として機能する。
注出キャップ3と注出栓12の間の空間には、例えば合成樹脂、ゴム、エラストマー等により形成された弁ユニット21が装着されている。この弁ユニット21は円筒状の保持部21aを有している。この保持部21aはその軸方向一端部が注出栓12の本体部13の上面に筒状部17と同軸に形成された環状溝13aに嵌め込まれるとともに、その軸方向他端部が注出キャップ3の頂壁8の下面に該環状溝13aと同軸に形成された環状溝8bに嵌め込まれて、注出キャップ3と注出栓12との間に固定されている。注出キャップ3と注出栓12との間の空間はこの保持部21aにより区画され、注出路18は保持部21aの内側の空間を介して注出口9に連通されている。
保持部21aの径方向内側にはリフト弁としての板状弁21bが設けられている。この板状弁21bは保持部21aと同軸の円板状に形成され、その外周縁において弾性変形自在の3つの連結片21c(図中は2つのみが示される)により保持部21aの内周面に連結され、これらの連結片21cの弾性変形により、保持部21aに対してその軸方向(上下方向)に移動自在となっている。板状弁21bは、注出容器1が起立姿勢のときには、筒状部17の注出口9の側を向く開口端に配置されて注出路18の注出口9に向けて開口する流出口17cを閉塞している。なお、連結片21cは上記構成に限らず、保持部21aと板状弁21bとの間で弾性変形自在のものであれば種々の形状とすることができ、またその個数も任意に設定することができる。
また、板状弁21bの注出路18の側を向く下面の中央部分には円柱状の突起部21dが一体に設けられている。この突起部21dは板状弁21bの下面から注出路18の内部に向けて突出しており、板状弁21bが筒状部17の開口端に当接した状態においては、その先端がボール弁20の移動経路内にまで達している。したがって、図5に示すように、注出容器1が傾けられてボール弁20が傾斜壁17aから離れて突起19aに抜け止め保持される開位置にまで移動すると、突起部21dがボール弁20により押されて板状弁21bは連結片21cを弾性変形させながら保持部21aの軸方向に沿って筒状部17の開口端から離れる方向に移動し、注出路18の流出口17cを開放する。また、注出容器1が起立姿勢に戻されてボール弁20が傾斜壁17に当接する閉位置となると、板状弁21bは連結片21cの弾性力により筒状部17の開口端に当接した状態に復帰して注出路18の流出口17cを閉塞する。このように、板状弁21bは、ボール弁20が注出路18を開いたときに収容部4aから注出口9に向けて内容物を流し、ボール弁20が注出路18を閉じたときに注出口9から収容部4aに向けた内容物や外気の流れを阻止するように流出口17cを開閉する逆止弁として機能する。
上記のように構成される注出容器1では、図1に示す起立姿勢において、注出路18がボール弁20と板状弁21bとにより閉塞されるので、注出栓12に設けられた注出路18のシール性を高めて、内層体4の収容部4aに収容された内容物の外気との接触を確実に防止することができる。
一方、注出容器1を傾けると、ボール弁20が自重により図2に二点鎖線で示す位置まで移動して開状態となり、また、ボール弁20により突起部21dが押されて板状弁21bが開かれるので、内層体4の収容部4aに収容された内容物を内層体4の上部開口4bから注出栓12の注出路18を通して注出キャップ3の注出口9から外部に注出することができる。このとき、板状弁21bはボール弁20の自重による移動によって開かれるので、外層体5の胴部5bをスクイズすることなく注出路18を開放して、内容物を容易に注出することができる。
また、内容物の注出に伴って、外層体5の底部5dに設けられた開孔6から外層体5と内層体4との間に外気が導入されることにより、内層体4を減容状態に維持することができる。これにより、内容物の注出に伴って内層体4の内部の内容物が外気と置換されることを抑制して、内容物と外気との接触を極力避けることができる。
内容物の注出後、注出容器1を元の起立姿勢に戻すと、ボール弁20が突起部21dから離れて板状弁21bが閉状態に復帰して注出路18の流出口17cが板状弁21bにより閉塞されるとともに、ボール弁20が自重により図2に実線で示す位置にまで移動して注出路18がボール弁20によっても閉塞される。
このとき、ボール弁20の傾斜壁17aに向けた下方への移動に伴って注出口9の先端付近の内容物が注出路18の側に向けて引き込まれるので(サックバック)、注出口9の先端からの液垂れを有効に防止することができる。前記サックバックの効果は、突起部21dの高さを調整し、連結片21cの弾性力等を調整することで板状弁21bの閉塞前にボール弁20が注出路18を閉じる位置に向けて移動するように設計し、あるいは板状弁21bと流出口17cとのシール面に液流路(溝やシボ加工等)を設けて板状弁21bが流出口17cを閉塞した後もボール弁20の移動により前記液流路を通して内容物を注出路18内に引き込むように設計することによって高めることができる。
このように、本発明の注出容器1では、注出栓12に設けた注出路18を開閉する逆止弁としてボール弁20と板状弁21bとを設けるようにしたので、内容物の注出後に、ボール弁20の閉位置への移動により注出口9付近の内容物を引き込んで注出口9からの液垂れを防止しつつ、ボール弁20と板状弁21bとによって注出路18を確実に閉塞して、内層体4の内部への外気の流入を確実に防止することができる。また、ボール弁20が注出路18を開いたときに、このボール弁20により突起部21dが押されて板状弁21bが開く構成としたので、外層体5をスクイズ(押圧)することなく、この注出容器1を傾けるだけで注出口9から内容物を注出させることができる。
このように、ボール弁20と板状弁21bは、いずれも、ボール弁20の自重による移動によって開かれ、内容物を注出する際に外層体5をスクイズする必要がないので、弾性変形しない外層体5を用いて内容物を注出させる構成とすることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば前記実施の形態では、板状弁21bの突起部21dは円柱状に形成されるが、これに限らず、注出路18に突出してボール弁20により押されることができる形状であれば、例えば角柱や半円形状の突起など、他の形状とすることもできる。
例えば前記実施の形態では、開孔6を外層体5の底部5dに設けるようにしているが、これに限らず、外層体5と内層体4との間に外気を導入することができれば、例えば外層体5の胴部5bや口部5aなど、外層体5の他の部分に開孔6を設けることもできる。
また、前記実施の形態では、外層体5をスクイズせずに内容物を注出する構成としているが、これに限らず、外層体5として胴部5bが弾性変形可能なものを用い、この外層体5の胴部5bをスクイズして内容物を注出させる構成とすることもできる。
さらに、前記実施の形態においては、ボール弁20として球形のものを用いているが、これに限らず、注出路18の内部に移動自在に収容されて当該注出路18を開閉できる形状のものであれば、完全な球形ではない、例えば卵形(ラグビーボール形)等に形成されたものを用いることもできる。
さらに、前記実施の形態においては、注出路18の内周面にリブ19を設けるようにしているが、これに限らず、ボール弁20が開状態となったときに注出路18の内部に流路が確保されれば、注出路18の内周面にリブ19が設けられない構成とすることもできる。また、リブ19に代えて、注出路18の内周面に軸方向に沿って延びる溝を設ける構成とすることもできる。
さらに、前記実施の形態においては、突起部21dを板状弁21bに設けるようにしているが、これに限らず、突起部21dをボール弁20に設けてもよく、板状弁21bとボール弁20の両方に設けるようにしてもよい。また、突起部21dを設けることなく、移動するボール弁20により板状弁21bを直接押して注出路18を開放させる構成としてもよい。さらに、上記のようにボール弁20を卵形(ラグビーボール形)に形成した場合には、その長軸方向の先端部で板状弁21bを押す構成としてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、リフト弁は平板状に形成された板状弁21bとされているが、これに限らず、注出路18の開口端に対して上方に移動して該注出路18を開放することができる構造のものであれば、リフト弁として種々の形状のものを用いることができる。
1 注出容器
3 注出キャップ
4 内層体
4a 収容部
4b 上部開口
5 外層体
5a 口部
5d 底部
6 開孔
9 注出口
12 注出栓
17c 流出口
18 注出路
19 リブ
20 ボール弁
21a 保持部
21b 板状弁(リフト弁)
21d 突起部
21c 連結片

Claims (4)

  1. 内容物の収容部につながる上部開口を備えた内層体と、該内層体を収容するとともに該内層体との間に外気を導入する開孔を備えた外層体と、内容物の注出口を備え、前記外層体の口部に装着された注出キャップと、を備えた注出容器であって、
    前記上部開口と前記注出口とを連通させる注出路を備え、前記上部開口に装着される注出栓と、
    前記注出路に該注出路に沿って移動自在に配置され、前記注出路を開閉する逆止弁として機能するボール弁と、
    前記注出栓と前記注出キャップとの間に固定された保持部に弾性変形自在の連結片を介して連結され、前記注出口に向けて開口する前記注出路の流出口を閉塞するリフト弁とを有し、
    前記ボール弁が前記注出路を開いたときに該ボール弁により前記リフト弁が押されて前記流出口を開放することを特徴とする注出容器。
  2. 前記リフト弁には、前記注出路内に突出する突起部が設けられ、前記ボール弁が前記注出路を開いたときに該ボール弁により該突起部が押されて前記流出口を開放することを特徴とする請求項1に記載の注出容器。
  3. 前記注出路の内周面に該注出路に沿って延びる複数のリブが設けられ、前記ボール弁は前記リブに案内されて移動することを特徴とする請求項1または2に記載の注出容器。
  4. 前記開孔が前記外層体の底部に設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の注出容器。
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