JP6610550B2 - 磁性担体粒子の洗浄方法、磁性担体粒子の洗浄装置、及び磁性担体粒子を用いる免疫学的測定方法 - Google Patents
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Description
その後、第1抗体、及び測定対象成分の免疫複合体が残された反応容器に、標識化第2抗体を含有する試薬を添加して、磁性担体粒子上に、第1抗体、測定対象成分、及び標識化第2抗体の免疫複合体を形成させ、この免疫複合体中の標識化第2抗体の標識量を測定することにより、検体中の測定対象成分の測定が行われている。
また、洗浄液で洗浄された、該免疫複合体が担持された磁性担体粒子を含む反応容器に標識化第2抗体を含む試薬等を添加した後、全体を攪拌して該磁性担体粒子を標識化第2抗体を含む試薬等に懸濁させる場合、該磁性担体粒子を集磁する磁石の高さが、標識化第2抗体を含む試薬等を反応容器に添加して、全体を攪拌する際の液面の上端の高さよりも高い場合には、該液面の上端の高さよりも高い位置で集磁された磁性担体粒子は攪拌しても標識化第2抗体を含む試薬等に懸濁されず、その結果、磁性担体粒子の標識化第2抗体を含む試薬等への分散性が悪くなり、検体中の測定対象成分を正確に測定することが出来なくなる。
工程(1):反応容器に、検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体を含む試
薬と、磁性担体粒子を含む試薬を添加するか、または検体中の測定対象成分に結合する第1抗体が担持された磁性担体粒子を含む試薬を添加し、
反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体と前記測定対象成分とからなる第1の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(5):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石よりも高さが低い磁石を相対的に近接させ、前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。
工程(2)では、得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する。
工程(3)では、分離された第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する。
工程(4)では、反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる。
工程(5)では、反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石よりも高さが低い磁石を相対的に近接させ、第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する。
これにより、高い洗浄効果が得られ、また、反応容器の内面に集められた、第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできる。また、反応容器の内面に集められた、第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできるので、その後に、試薬等を添加して第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を懸濁させる際に、試薬等の量が少なくて済み、かつ、少ない試薬等であっても、第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を確実に分散させることが可能となる。
工程(6):工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程。
工程(6)では、工程(4)及び工程(5)を、1回または複数回順次繰り返す。このように、洗浄液の添加、及び除去を繰り返すことで、洗浄効果が向上し、また、反応容器の内面に集められた、第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできるの
で、その後に、試薬等を添加して第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を懸濁させる際に、試薬等の量が少なくて済み、かつ、少ない試薬等であっても、第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を確実に分散させることが可能となる。
工程(1):反応容器に、検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬を添加するか、または検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体が担持された磁性担体粒子を含む試薬を添加し、反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体と前記測定対象成分とからなる第1の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(5):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石と、高さが同じか又は低い磁石を相対的に近接させ、前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。
工程(6):工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程であって、最後の洗浄工程における磁石の高さが、工程(2)における磁石の高さよりも低い工程。
工程(2)では、得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する。
工程(3)では、分離された第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する。
工程(4)では、反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる。
工程(5)では、反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石と、高さが同じか又は低い磁石を相対的に近接させ、第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する。
工程(6)は、工程(4)及び工程(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程であって、最後の洗浄工程における磁石の高さが、工程(2)における磁石の高さよりも低い。
これにより、高い洗浄効果が得られ、また、反応容器の内面に集められた、第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできるので、その後に、試薬等を添加して第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を懸濁させる際に、試薬等の量が少なくて済
み、かつ、少ない試薬等であっても、第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を確実に分散させることが可能となる。
工程(1):反応容器に、検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬を添加するか、または検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体が担持された磁性担体粒子を含む試薬を添加し、反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体と前記測定対象成分とからなる第1の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に、前記測定対象成分に結合する第2抗体を含む試薬を添加し、
反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体、前記測定対象成分、及び、前記第2抗体からなる第2の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(5):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(6):分離された前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(7):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(8):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石よりも高さが低い磁石を相対的に近接させ、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。
工程(2)では、得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する。
工程(3)では、分離された第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する。
工程(4)では、反応容器に、測定対象成分に結合する第2抗体を含む試薬を添加し、反応容器中で抗原抗体反応を行い、第1抗体、測定対象成分、及び、第2抗体からなる第2の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る。
工程(5)では、得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する。
工程(6)では、分離された第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する。
工程(7)では、反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる。
工程(8)では、反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石よりも高さが低い磁石を相対的に近接させ、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する。
これにより、高い洗浄効果が得られ、また、反応容器の内面に集められた、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできるので、その後に、試薬等を添加して第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を懸濁させる際に、試薬等の量が少なくて済み、かつ、少ない試薬等であっても、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を確実に分散させることが可能となる。
工程(9):工程(7)及び(8)を、1回または複数回順次繰り返す工程。
このように、洗浄液の添加、及び除去を繰り返すことで、洗浄効果が向上し、また、反応容器の内面に集められた、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできるので、その後に、試薬等を添加して第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を懸濁させる際に、試薬等の量が少なくて済み、かつ、少ない試薬等であっても、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を確実に分散させることが可能となる。
工程(1):反応容器に、検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬を添加するか、または検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体が担持された磁性担体粒子を含む試薬を添加し、反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体と前記測定対象成分とからなる第1の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に、前記測定対象成分に結合する第2抗体を含む試薬を添加し、反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体、前記測定対象成分、及び、前記第2抗体からなる第2の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(5):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(6):分離された前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(7):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(8):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石と、高さが同じか又は低い磁石を相対的に近接させ、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。
工程(9):工程(7)及び(8)を、1回または複数回順次繰り返す工程であって、最後の洗浄工程における磁石の高さが、工程(5)における磁石の高さよりも低い工程。
工程(2)では、得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する。
工程(3)では、分離された第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する。
工程(4)では、反応容器に、測定対象成分に結合する第2抗体を含む試薬を添加し、反応容器中で抗原抗体反応を行い、第1抗体、測定対象成分、及び、第2抗体からなる第2の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る。
工程(5)では、得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する。
工程(6)では、分離された第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する。
工程(7)では、反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる。
工程(8)では、反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石と、高さが同じか又は低い磁石を相対的に近接させ、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。
工程(9)は、工程(7)及び(8)を、1回または複数回順次繰り返す工程であって、最後の洗浄工程における磁石の高さが、工程(5)における磁石の高さよりも低い。
これにより、高い洗浄効果が得られ、また、反応容器の内面に集められた、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできるので、その後に、試薬等を添加して第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を懸濁させる際に、試薬等の量が少なくて済み、かつ、少ない試薬等であっても、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を確実に分散させることが可能となる。
同じである。
工程(1):反応容器に、検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬と、検体中の測定対象成分に結合する第2抗体を含む試薬を添加するか、または検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体が担持された磁性担体粒子を含む試薬と、測定対象成分に結合する第2抗体を含む試薬を添加し、反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体、前記測定対象成分、及び、前記第2抗体からなる第2の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(5):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石よりも高さが低い磁石を相対的に近接させ、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。
工程(2)では、得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する。
工程(3)では、分離された、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質
が含まれた溶液を除去する。
工程(4)では、反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる。
工程(5)では、反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石よりも高さが低い磁石を相対的に近接させ、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する。
これにより、高い洗浄効果が得られ、また、反応容器の内面に集められた、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできるので、その後に、試薬等を添加して第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を懸濁させる際に、試薬等の量が少なくて済み、かつ、少ない試薬等であっても、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を確実に分散させることが可能となる。
工程(6):工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程。
工程(6)では、工程(4)及び工程(5)を、1回または複数回順次繰り返す。
このように、洗浄液の添加、及び除去を繰り返すことで、洗浄効果が向上し、また、反応容器の内面に集められた、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできるので、その後に、試薬等を添加して第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を懸濁させる際に、試薬等の量が少なくて済み、かつ、少ない試薬等であっても、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を確実に分散させることが可能となる。
工程(1):反応容器に、検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬と、検体中の測定対象成分に結合する第2抗体を含む試薬を添加するか、または検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体が担持された磁性担体粒子を含む試薬と、測定対象成分に結合する第2抗体を含む試薬を添加し、反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体、前記測定対象成分、及び、前記第2抗体からなる第2の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(5):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石と、高さが同じか又は低い磁石を相対的に近接させ、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。
工程(6):工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程であって、最後の洗浄工程における磁石の高さが、工程(2)における磁石の高さよりも低い工程。
工程(2)では、得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する。
工程(3)では、分離された、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する。
工程(4)では、反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる。
工程(5)では、反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石と、高さが同じか又は低い磁石を相対的に近接させ、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する。
工程(6)は、工程(4)及び工程(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程であって、最後の洗浄工程における磁石の高さが、工程(2)における磁石の高さよりも低い。
これにより、高い洗浄効果が得られ、また、反応容器の内面に集められた、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできるので、その後に、試薬等を添加して第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を懸濁させる際に、試薬等の量が少なくて済み、かつ、少ない試薬等であっても、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を確実に分散させることが可能となる。
1つの磁性担体粒子の洗浄方法において、磁石が、磁性担体粒子の集磁毎に、反応容器を挟んで向かい合った位置に交互に配置される。
工程(1)反応容器に、検体と、競合物質に標識が結合してなる標識化競合物質を含む試薬と、前記測定対象成分と前記標識化競合物質とに結合する第1抗体を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬を添加するか、または、検体と、競合物質に標識が結合してなる標識化競合物質を含む試薬と、前記測定対象成分と前記標識化競合物質とに結合する第1抗体が担持された磁性担体粒子を含む試薬を添加し、反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体と前記測定対象成分とからなる第3の免疫複合体、及び、前記第1抗体と前記標識化競合物質とからなる第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第3の免疫複合体、及び、前記第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された、前記第3の免疫複合体、及び、前記第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された、前記第3の免疫複合体、及び、前記第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(5):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石よりも高さが低い磁石を相対的に近接させ、前記第3の免疫複合体、及び、前記第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。
工程(2)では、得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された、第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する。
工程(3)では、分離された、第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する。
工程(4)では、反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか
、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる。
工程(5)では、反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石よりも高さが低い磁石を相対的に近接させ、第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する。
これにより、高い洗浄効果が得られ、また、反応容器の内面に集められた、第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできるので、その後に、試薬等を添加して第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を懸濁させる際に、試薬等の量が少なくて済み、かつ、少ない試薬等であっても、第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を確実に分散させることが可能となる。
(6)工程:工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程。
(6)工程では、工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す。
このように、洗浄液の添加、及び除去を繰り返すことで、洗浄効果が向上し、また、反応容器の内面に集められた、第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできるので、その後に、試薬等を添加して第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を懸濁させる際に、試薬等の量が少なくて済み、かつ、少ない試薬等であっても、第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を確実に分散させることが可能となる。
第22の態様に係る磁性担体粒子の洗浄方法は、磁性担体粒子を担体として用いる、検体中の測定対象成分の免疫学的測定方法における磁性担体粒子の洗浄方法であって、以下の工程を順次行うことを特徴とする。
工程(1):反応容器に、検体と、競合物質に標識が結合してなる標識化競合物質を含む試薬と、前記測定対象成分と前記標識化競合物質とに結合する第1抗体を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬を添加するか、または、検体と、競合物質に標識が結合してなる標識化競合物質を含む試薬と、前記測定対象成分と前記標識化競合物質とに結合する第1抗体が担持された磁性担体粒子を含む試薬を添加し、反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体と前記測定対象成分とからなる第3の免疫複合体、及び、前記第1抗体と前記標識化競合物質とからなる第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第3の免疫複合体、及び、前記第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された、前記第3の免疫複合体、及び、前記第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された、前記第3の免疫複合体、及び、前記第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(5):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石と、高さが同じか又は低い磁石を相対的に近接させ、前記第3の免疫複合体、及び、前記第4の
免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。
工程(6):工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程であって、最後の洗浄工程における磁石の高さが、工程(2)における磁石の高さよりも低い工程。
工程(2)では、得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された、第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する。
工程(3)では、分離された、第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する。
工程(4)では、反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる。
工程(5)では、反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石と、高さが同じか又は低い磁石を相対的に近接させ、第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する。
工程(6)は、工程(4)及び工程(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程であって、最後の洗浄工程における磁石の高さが、工程(2)における磁石の高さよりも低い。
これにより、高い洗浄効果が得られ、また、反応容器の内面に集められた、第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできるので、その後に、試薬等を添加して第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を懸濁させる際に、試薬等の量が少なくて済み、かつ、少ない試薬等であっても、第3の免疫複合体、及び、第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を確実に分散させることが可能となる。
1つの磁性担体粒子の洗浄方法において、工程(2)における磁石の高さが、工程(1)の反応液、又は、工程(1)の反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液の液面の高さと同じである。
工程(1):反応容器に、検体と、検体中の測定対象成分と競合物質とに結合する第1抗体を含む試薬と、競合物質を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬を添加するか、または、検体と、検体中の測定対象成分と競合物質とに結合する第1抗体を含む試薬と、前記競合物質が担持された磁性担体粒子を含む試薬を添加し、反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記競合物質と前記第1抗体とからなる第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された、前記第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(5):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石よりも高さが低い磁石を相対的に近接させ、前記第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。
工程(2)では、得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する。
工程(3)では、分離された、第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する。
工程(4)では、反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる。
工程(5)では、反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石よりも高さが低い磁石を相対的に近接させ、第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する。
これにより、高い洗浄効果が得られ、また、反応容器の内面に集められた、第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできる。さらに、反応容器の内面に集められた、第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできるので、その後に、試薬等を添加して第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を懸濁させる際に、試薬等の量が少なくて済み、かつ、少ない試薬等であっても、第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を確実に分散させることが可能となる。
工程(6):工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程。
工程(6)では、工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す。
このように、洗浄液の添加、及び除去を繰り返すことで、洗浄効果が向上し、また、反応容器の内面に集められた、第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできるので、その後に、試薬等を添加して第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を懸濁させる際に、試薬等の量が少なくて済み、かつ、少ない試薬等であっても、第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を確実に分散させることが可能となる。
工程(1):反応容器に、検体と、検体中の測定対象成分と競合物質とに結合する第1抗体を含む試薬と、競合物質を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬を添加するか、または、検体と、検体中の測定対象成分と前記競合物質とに結合する第1抗体を含む試薬と、前記競合物質が担持された磁性担体粒子を含む試薬を添加し、反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記競合物質と前記第1抗体とからなる第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された、前記第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(5):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石と、高さが同じか又は低い磁石を相対的に近接させ、前記第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。
工程(6):工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程であって、
最後の洗浄工程における磁石の高さが、工程(2)における磁石の高さよりも低い工程。
工程(2)では、得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する。
工程(3)では、分離された、第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する。
工程(4)では、反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる。
工程(5)では、反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石と、高さが同じか又は低い磁石を相対的に近接させ、第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する。
工程(6)は、工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程であって、最後の洗浄工程における磁石の高さが、工程(2)における磁石の高さよりも低い。
これにより、高い洗浄効果が得られ、また、反応容器の内面に集められた、第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の高さを低くできるので、その後に、試薬等を添加して第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を懸濁させる際に、試薬等の量が少なくて済み、かつ、少ない試薬等であっても、第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を確実に分散させることが可能となる。
なお、第1の態様〜第31の態様に係る磁性担体粒子の洗浄方法によれば、磁性担体粒子の回収率及び/又は磁性担体粒子の分散性を高めることができる。
第32の態様、及び第33の態様に係る免疫学的測定方法によれば、検体中の測定対象成分の測定を正確に行うことが可能となる。
<免疫測定装置の全体構成>
図面を参照しながら、第1の実施形態に係る免疫測定装置200について説明する。
本発明における測定対象成分は、免疫学的測定法により測定が可能である測定対象成分であれば特に制限はなく、例えば、IgG、IgM、IgA、IgE、アポ蛋白AI、アポ蛋白AII、アポ蛋白B、アポ蛋白E、リウマチ因子、D−ダイマー、酸化LDL、糖化LDL、グリコアルブミン、トリヨードサイロニン(T3)、総サイロキシン(T4)、薬剤(抗テンカン剤等)、C−反応性蛋白(CRP)、サイトカイン類、可溶性インターロイキン−2受容体(sIL−2R)、α−フェトプロテイン(AFP)、癌胎児性抗原(CEA)、CA19−9(carbohydrate antigen 19−9)、CA15−3(carbohydrate antigen 15−3)、CA−125(carbohydrate antigen 125)、PIVKA−II(Protein induced by vitamin K absence−II)、副甲状腺ホルモン(PTH)、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、インスリン、C−ペプタイド、エストロゲン、抗グルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)抗体、ペプシノーゲン、B型肝炎ウイルス(HBV)抗原、抗HBV抗体、C型肝炎ウイルス(HCV)抗原、抗HCV抗体、成人T細胞性白血病ウイルス1型(HTLV−I)抗原、抗HTLV−I抗体、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)抗体、インフルエンザウイルス抗原、抗インフルエンザウイルス抗体、抗結核菌抗体、結核菌抗原(TBGL)マイコプラズマ抗体、ヘモグロビンA1c、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、トロポニンT、トロポニンI、クレアチニンキナーゼーMB(CK−MB)、ミオグロビン、H−FABP(ヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白)、カビ毒類[デオキシニバレノール(DON)、ニバレノール(NIV)、T−2トキシン(T2)等]、内分泌撹乱物質類[ビスフェノールA、ノニルフェノール、フタル酸ジブチル、ポリ塩素化ビフェニル(PCB)類、ダイオキシン類、p,p’−ジクロロジフェニルトリクロロエタン、トリブチルスズ等]、大腸菌等の菌類、食物アレルギー物質(卵、乳、小麦、そば、落花生等)、アレルギー物質(コナヒョウダニやトヤヒョウダニ等のダニ類等)、抗アレルギー物質抗体等が挙げられる。
本発明における標識化抗体及び標識化競合物質は、それぞれ、標識と抗体、標識と競合物質を、リンカーを用いて共有結合させる方法等、公知の方法により調製することができる。
磁性担体粒子中に含まれる磁性体は、残留磁化が少なく、超常磁性の磁性体微粒子が好ましく、例えば四三酸化鉄(Fe3O4)、γ−重三二酸化鉄(γ−Fe2O3)等の各種フェライト、鉄、マンガン、コバルト、クロムなどの金属またはこれら金属の合金等が用いられる。
磁性担体粒子の形状としては、例えば球状、針状等が挙げられ、球状が好ましい。磁性担体粒子の粒径は、例えば0.1〜5μm等が挙げられ、好ましくは0.5〜3μmである。
図1に示すように、免疫測定装置200は主として、セル供給ユニット14、試薬保管ユニット12、反応テーブル18、検体テーブル20、第1B/Fユニット22A、第2B/Fユニット22B、及び検出ユニット24等を含んで構成されている。なお、以下の説明において、便宜上、検体テーブル20側を装置手前側として説明する。
本実施形態で用いるセル10(キュベットともいう)は、一端部が開口したプラスチック製の有底円筒体であり、開口部に鍔が形成された汎用の反応容器である。図2A〜Cに示すように、セル10は略円筒形とされており、一端(開口側)には各セルハンド(図2A〜Cでは図示せず)で把持し搬送するための鍔10Aが設けられ、その下には各テーブルの凹部や孔にセル10を挿入した際に抜け落ちず、保持されるためのフランジ10Bが設けられている。セル10内は空洞10Cとされており、内部に試薬、検体、洗浄液等を注入し内部で貯留、攪拌可能とされている。
反応容器は、反応テーブル18の円孔の孔縁に、反応容器から張出した鍔部(フランジ10B)で吊下されて保持される。
また、反応テーブル18には攪拌機構66が設けられている。本実施形態においては反応テーブル18に2個の攪拌機構66が設けられているが、3個以上であっても、また場合によっては1個であってもよい。
図3に示すように、第1B/Fユニット22Aは、基板73の上に複数の支柱75が立設されており、支柱75の上に肉厚の板材からなるベース板78が水平に固定されている。ベース板78の中央部には、ベアリング80で支持された軸82が回転自在に設けられている。軸82の上端には円板状のターンテーブル84が取り付けられており、下端には大プーリー86が取り付けられている。
図1に示すように、第2B/Fユニット22Bは、第1B/Fユニット22Aとほぼ同じ構成であるが、磁石の個数、磁石の高さ、磁石の配置が異なっている。第2B/Fユニット22Bでは、磁石の高さが全て8mmに設定されており、7個の磁石が環状溝98を挟んで半径方向内側と外側とに周方向に沿って交互に配置されている。なお、第2B/Fユニット22Bは、磁石以外の構成は第1B/Fユニット22Aと同一構成である。なお、第2B/Fユニット22Bは、第1B/Fユニット22Aと、磁石の個数、磁石の高さ、磁石の配置において、同じ構成とすることもできる。
第1B/Fユニット22A、及び第2B/Fユニット22Bの右側には、後述するセルハンド74を挟んで検出ユニット24が配置されている。検出ユニット24は、セル10内の試薬を攪拌する攪拌部46と、光量を測定する測定室48とで構成されている。
次に、免疫測定装置200を用いた免疫測定法(2ステップサンドイッチ法)を説明する。本実施形態では、磁性担体粒子含有試薬としてストレプトアビジン結合磁性担体粒子含有試薬を用いているが、他の種類の磁性担体粒子含有試薬を用いても良い。なお、ストレプトアビジン結合磁性担体粒子は、適宜、磁性担体粒子と呼ぶ。本実施形態では、第1抗体含有試薬としてビオチン化第1抗体含有試薬を用いているが、他の種類の第1抗体含有試薬を用いても良い。また、本実施形態では、標識化第2抗体含有試薬として、アルカリホスファターゼ標識第2抗体含有試薬を用いているが、これに限らず、測定対象成分の種類に応じて適宜選択される標識物質で標識された抗体を含有する試薬を用いることができる。本実施形態においては、免疫測定法として、サンドイッチ法に基づく化学発光免疫測定法を用いている。
次に、セル10は、セルハンド72によって第1B/Fユニット22Aに搬送され、ターンテーブル84の孔88に挿入される。その後、B/Fノズル44Aを通じて洗浄液がセル10へ吐出される(図6B参照。ここでは、液面の高さを12mmとする)。これにより、第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を含有する懸濁液が得られる。なお、洗浄液としては、反応後の混合物から、第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質を除去し得る洗浄液であれば特に制限はなく、例えばリン酸緩衝化生理食塩水[0.15mol/L塩化ナトリウムを含有する、10mmol/Lリン酸緩衝液(pH7.2)(以下、PBSと記す)]、界面活性剤を含有するPBS等が挙げられる。界面活性剤としては、例えばツイーン20等が挙げられる。
次に、セル10は、セルハンド72によって反応テーブル18に搬送される。その後、試薬分注ノズル68が回転軸68A回りに回転し、試薬保管ユニット12のカセットの所定の位置に保持された試薬容器26Cからアルカリホスファターゼ標識第2抗体含有試薬を吸引し、セル10へ吐出する(図8A参照)。これにより、磁性担体粒子上の第1の免疫複合体にアルカリホスファターゼ標識第2抗体が結合し、磁性担体粒子上に、ビオチン化第1抗体、測定対象成分(抗原)、及びアルカリホスファターゼ標識第2抗体の第2の免疫複合体を形成することができる。なお、試薬分注ノズル68は、アルカリホスファターゼ標識第2抗体含有試薬を吐出した後、分注ノズル洗浄槽70に移動して洗浄が行われる。
第2B/Fユニット22Bに搬送されたセル10は、ターンテーブル84の孔88に挿入される。その後、図9Aに示すように、B/Fノズル44Aによって洗浄液がセル内に12mmの高さまで吐出される。そして、ターンテーブル84が矢印CW方向に回転され、図9Bに示すように、セル10は高さ8mmの磁石106Rと対向する位置に配置される。
本発明により、2ステップサンドイッチ法において、標識化第2抗体を添加した後の、第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の分散性が向上したか否かを調べる試験を行った。
上記、実施例及び比較例の手順に従い、同一検体を30回連続で測定したときの発光量(n=30)から、算術平均、標準偏差、変動係数を算出した。算出された変動係数を表1に示す。
実施例と比較例の変動係数を比較したところ、比較例に対して実施例は、変動係数が2.6%低くなった。すなわち、比較例と比較して、本願発明の適用された実施例は、磁性担体粒子の分散性が向上し、精度良く測定できることが明らかとなった。
次に、図面を参照しながら、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。第1の実施形態では、第2B/Fユニット22Bの複数の磁石(磁石106R、及び磁石106L)の高さが全て同じ高さ(8mm)に設定されていたが、本実施形態の第2B/Fユニット22Bは、第1B/Fユニット22Aと同一構成とされており、第1の磁石104A〜第6の磁石104Fの高さが、第1の磁石104Aから第6の磁石104Fに向けて徐々に低く(12mmから5mm)なっている。
次に、本実施形態の免疫測定装置200の作用を説明する。
第2の実施形態は、第1の実施形態とは、第2B/Fユニット22Bでの工程及び、その後の工程が異なるだけであり、その他の工程は同じであるため、第2B/Fユニット22Bでの工程以降を以下に説明し、その他の工程の説明は省略する。
第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を有するセル10は、セルハンド72によって反応テーブル18から第2B/Fユニット22Bに搬送され、ターンテーブル84の孔88に挿入される。その後、B/Fノズル44Aによって洗浄液がセル内に12mmの高さまで吐出される。そして、ターンテーブル84が矢印CW方向に回転され、図7Aに示すように、セル10は高さ12mmの一対の第1の磁石104Aと対向する位置に配置される。
次に、図面を参照しながら、本発明の第3の実施形態について説明する。第1の実施形態では、2ステップサンドイッチ法を用いて測定対象成分の測定を行ったが、第3の実施形態では、1ステップサンドイッチ法を用いて測定対象成分の測定を行う。
以下に、本実施形態の1ステップサンドイッチ法を説明する。なお、本実施形態で用いる試薬は、前述した実施形態の2ステップサンドイッチ法と同じものを用いている。
したがって、本実施形態においても、検出試薬の量を削減することができる。
1ステップサンドイッチ法において、本発明により、第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子の回収効率を高められるか否かを調べる試験を行った。
実施例と比較例との発光量(relative luminescence unit:RLU)、及び、比較例における発光量を基準(100%)としたときの相対値を、表2に示す。実施例と比較例との発光量の比較を行ったところ、比較例に対して実施例は、発光量が約10%高かった。試験結果から、上記の様に液面の高さと同じ高さの磁石を用いることで回収効率が高められることが分かった。
次に、図面を参照しながら、本発明の第4の実施形態について説明する。前述した実施形態では、サンドイッチ法を用いて測定対象成分の測定を行ったが、本実施形態では、競合法1を用いて測定対象成分の測定を行う。
また、検出試薬を吐出した後の液面の高さを、攪拌時に、セル10内面に集められた第3の免疫複合体、及び第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子全体に検出試薬を接触させることができる高さに設定するので、該第3の免疫複合体、及び第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子をセル10内面に残存させることなく、検出試薬中に全て分散させることが出来、分散性を高めることができ、検体中の測定対象成分の測定を正確に行うことが可能となる。
次に、図面を参照しながら、本発明の第5の実施形態について説明する。本実施形態では、競合法2を用いて測定対象成分の測定を行う。
なお、競合物質を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬とをセル10に吐出する代わりに、競合物質が担持された磁性担体粒子を含む試薬をセル10に吐出しても良い。
また、検出試薬を吐出した後の液面の高さを、攪拌時に、セル10内面に集められた第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子と、競合物質のみが担持された磁性担体粒子全体に検出試薬を接触させることができる高さに設定するので、該第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子と、競合物質のみが担持された磁性担体粒子をセル10の内面に残存させることなく、検出試薬中に全て分散させることができ、検体中の測定対象成分の測定を正確に行うことが可能となる。
以上、本発明の実施形態について記述したが、本発明は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
本明細書に記載されたすべての文献、特許出願、及び技術規格は、個々の文献、特許出願、及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
22A 第1B/Fユニット(洗浄装置)
44A B/Fノズル
84 ターンテーブル
88 孔(装填部)
92 モータ(駆動装置)
104A 第1の磁石(第1番目の磁石)
104B〜104F 第2の磁石〜第6の磁石
104F 第n番目の磁石
200 免疫測定装置
Claims (33)
- 磁性担体粒子を担体として用いる、検体中の測定対象成分の免疫学的測定方法における磁性担体粒子の洗浄方法であって、以下の工程を順次行うことを特徴とする、磁性担体粒子の洗浄方法。
工程(1):反応容器に、検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬を添加するか、または検体中の測定対象成分に結合する第1抗体が担持された磁性担体粒子を含む試薬を添加し、
反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体と前記測定対象成分とからなる第1の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(5):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石よりも高さが低い磁石を相対的に近接させ、前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。 - 工程(5)の後に、さらに、以下の工程を行うことを特徴とする、請求項1に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
工程(6):工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程。 - 磁性担体粒子を担体として用いる、検体中の測定対象成分の免疫学的測定方法における磁性担体粒子の洗浄方法であって、以下の工程を順次行うことを特徴とする、磁性担体粒子の洗浄方法。
工程(1):反応容器に、検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体を含む試
薬と、磁性担体粒子を含む試薬を添加するか、または検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体が担持された磁性担体粒子を含む試薬を添加し、
反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体と前記測定対象成分とからなる第1の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(5):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石と、高さが同じか又は低い磁石を相対的に近接させ、前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。
工程(6):工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程であって、最後の洗浄工程における磁石の高さが、工程(2)における磁石の高さよりも低い工程。 - 最後の洗浄工程における磁石の高さが、前記測定対象成分に結合する第2抗体を含む試薬を、工程(6)の後の反応容器に添加して撹拌したときの液面の上端と同じ高さに設定されている、請求項2または請求項3に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
- 工程(2)における磁石の高さが、工程(1)の反応液、又は、工程(1)の反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液の液面の高さと同じである、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
- 磁石が、磁性担体粒子の集磁毎に、反応容器を挟んで向かい合った位置に交互に配置される、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
- 磁性担体粒子を担体として用いる、検体中の測定対象成分の免疫学的測定方法における磁性担体粒子の洗浄方法であって、以下の工程を順次行うことを特徴とする、磁性担体粒子の洗浄方法。
工程(1):反応容器に、検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬を添加するか、または検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体が担持された磁性担体粒子を含む試薬を添加し、
反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体と前記測定対象成分とからなる第1の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に、前記測定対象成分に結合する第2抗体を含む試薬を添加し、反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体、前記測定対象成分、及び、前記第2抗体からなる第2の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(5):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第2の免疫複合
体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(6):分離された前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(7):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(8):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石よりも高さが低い磁石を相対的に近接させ、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。 - 工程(8)の後に、さらに、以下の工程を行うことを特徴とする、請求項7に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
工程(9):工程(7)及び(8)を、1回または複数回順次繰り返す工程。 - 磁性担体粒子を担体として用いる、検体中の測定対象成分の免疫学的測定方法における磁性担体粒子の洗浄方法であって、以下の工程を順次行うことを特徴とする、磁性担体粒子の洗浄方法。
工程(1):反応容器に、検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬を添加するか、または検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体が担持された磁性担体粒子を含む試薬を添加し、
反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体と前記測定対象成分とからなる第1の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された前記第1の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に、前記測定対象成分に結合する第2抗体を含む試薬を添加し、反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体、前記測定対象成分、及び、前記第2抗体からなる第2の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(5):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(6):分離された前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(7):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(8):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石と、高さが同じか又は低い磁石を相対的に近接させ、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。
工程(9):工程(7)及び(8)を、1回または複数回順次繰り返す工程であって、最後の洗浄工程における磁石の高さが、工程(5)における磁石の高さよりも低い工程。 - 最後の洗浄工程における磁石の高さが、検出試薬を、工程(9)の後の反応容器に添加して撹拌したときの液面の上端と同じ高さに設定されている、請求項8または請求項9に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
- 工程(2)における磁石の高さが、工程(1)の反応液、又は、工程(1)の反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液の液面の高さと同じである、請求項7〜請求項10の何れか1項に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
- 工程(5)における磁石の高さが、工程(4)の反応液、又は、工程(4)の反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液の液面の高さと同じである、請求項7〜請求項11の何れか1項に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
- 磁石が、磁性担体粒子の集磁毎に、反応容器を挟んで向かい合った位置に交互に配置される、請求項7〜請求項12の何れか1項に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
- 磁性担体粒子を担体として用いる、検体中の測定対象成分の免疫学的測定方法における磁性担体粒子の洗浄方法であって、以下の工程を順次行うことを特徴とする、磁性担体粒子の洗浄方法。
工程(1):反応容器に、検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬と、検体中の測定対象成分に結合する第2抗体を含む試薬を添加するか、または検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体が担持された磁性担体粒子を含む試薬と、測定対象成分に結合する第2抗体を含む試薬を添加し、
反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体、前記測定対象成分、及び、前記第2抗体からなる第2の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(5):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石よりも高さが低い磁石を相対的に近接させ、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。 - 工程(5)の後に、さらに、以下の工程を行うことを特徴とする、請求項14に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
工程(6):工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程。 - 磁性担体粒子を担体として用いる、検体中の測定対象成分の免疫学的測定方法における磁性担体粒子の洗浄方法であって、以下の工程を順次行うことを特徴とする、磁性担体粒子の洗浄方法。
工程(1):反応容器に、検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬と、検体中の測定対象成分に結合する第2抗体を含む試薬を添加するか、または検体と、検体中の測定対象成分に結合する第1抗体が担持された磁性担体粒子を含む試薬と、測定対象成分に結合する第2抗体を含む試薬を添加し、
反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体、前記測定対象成分、及び、前記第2抗体からなる第2の免疫複合体を担持する磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(5):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石と、高さが同じか又は低い磁石を相対的に近接させ、前記第2の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。
工程(6):工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程であって、最後の洗浄工程における磁石の高さが、工程(2)における磁石の高さよりも低い工程。 - 最後の洗浄工程における磁石の高さが、検出試薬を添加して撹拌したときの液面の上端と同じ高さに設定されている、請求項15または請求項16に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
- 工程(2)における磁石の高さが、工程(1)の反応液、又は、工程(1)の反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液の液面の高さと同じである、請求項14〜請求項17の何れか1項に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
- 磁石が、磁性担体粒子の集磁毎に、反応容器を挟んで向かい合った位置に交互に配置される、請求項14〜請求項18の何れか1項に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
- 磁性担体粒子を担体として用いる、検体中の測定対象成分の免疫学的測定方法における磁性担体粒子の洗浄方法であって、以下の工程を順次行うことを特徴とする、磁性担体粒子の洗浄方法。
工程(1):反応容器に、検体と、競合物質に標識が結合してなる標識化競合物質を含む試薬と、前記測定対象成分と前記標識化競合物質とに結合する第1抗体を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬を添加するか、
または、検体と、競合物質に標識が結合してなる標識化競合物質を含む試薬と、前記測定対象成分と前記標識化競合物質とに結合する第1抗体が担持された磁性担体粒子を含む試薬を添加し、
反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体と前記測定対象成分とからなる第3の免疫複合体、及び、前記第1抗体と前記標識化競合物質とからなる第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第3の免疫複合体、及び、前記第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された、前記第3の免疫複合体、及び、前記第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された、前記第3の免疫複合体、及び、前記第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(5):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石よりも高さが低い磁石を相対的に近接させ、前記第3の免疫複合体、及び、前記第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。 - 工程(5)の後に、さらに、以下の工程を行うことを特徴とする、請求項20に記載の
磁性担体粒子の洗浄方法。
工程(6):工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程。 - 磁性担体粒子を担体として用いる、検体中の測定対象成分の免疫学的測定方法における磁性担体粒子の洗浄方法であって、以下の工程を順次行うことを特徴とする、磁性担体粒子の洗浄方法。
工程(1):反応容器に、検体と、競合物質に標識が結合してなる標識化競合物質を含む試薬と、前記測定対象成分と前記標識化競合物質とに結合する第1抗体を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬を添加するか、または、検体と、競合物質に標識が結合してなる標識化競合物質を含む試薬と、前記測定対象成分と前記標識化競合物質とに結合する第1抗体が担持された磁性担体粒子を含む試薬を添加し、
反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記第1抗体と前記測定対象成分とからなる第3の免疫複合体、及び、前記第1抗体と前記標識化競合物質とからなる第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第3の免疫複合体、及び、前記第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された、前記第3の免疫複合体、及び、前記第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された、前記第3の免疫複合体、及び、前記第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(5):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石と、高さが同じか又は低い磁石を相対的に近接させ、前記第3の免疫複合体、及び、前記第4の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。
工程(6):工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程であって、最後の洗浄工程における磁石の高さが、工程(2)における磁石の高さよりも低い工程。 - 最後の洗浄工程における磁石の高さが、検出試薬を、工程(6)の後の反応容器に添加して撹拌したときの液面の上端と同じ高さに設定されている、請求項21または請求項22に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
- 工程(2)における磁石の高さが、工程(1)の反応液、又は、工程(1)の反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液の液面の高さと同じである、請求項20〜請求項23の何れか1項に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
- 磁石が、磁性担体粒子の集磁毎に、反応容器を挟んで向かい合った位置に交互に配置される、請求項20〜請求項24の何れか1項に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
- 磁性担体粒子を担体として用いる、検体中の測定対象成分の免疫学的測定方法における磁性担体粒子の洗浄方法であって、以下の工程を順次行うことを特徴とする、磁性担体粒子の洗浄方法。
工程(1):反応容器に、検体と、検体中の測定対象成分と競合物質とに結合する第1抗体を含む試薬と、競合物質を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬を添加するか、または、検体と、検体中の測定対象成分と競合物質とに結合する第1抗体を含む試薬と、前記競合物質が担持された磁性担体粒子を含む試薬を添加し、
反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記競合物質と前記第1抗体とからなる第5の免疫
複合体が担持された磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された、前記第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(5):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石よりも高さが低い磁石を相対的に近接させ、前記第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。 - 工程(5)の後に、さらに、以下の工程を行うことを特徴とする、請求項26に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
工程(6):工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程。 - 磁性担体粒子を担体として用いる、検体中の測定対象成分の免疫学的測定方法における磁性担体粒子の洗浄方法であって、以下の工程を順次行うことを特徴とする、磁性担体粒子の洗浄方法。
工程(1):反応容器に、検体と、検体中の測定対象成分と競合物質とに結合する第1抗体を含む試薬と、競合物質を含む試薬と、磁性担体粒子を含む試薬を添加するか、または、検体と、検体中の測定対象成分と前記競合物質とに結合する第1抗体を含む試薬と、前記競合物質が担持された磁性担体粒子を含む試薬を添加し、
反応容器中で抗原抗体反応を行い、前記競合物質と前記第1抗体とからなる第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を含有する反応液を得る工程。
工程(2):得られた反応液、又は、得られた反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液を収容する反応容器の側面に磁石を相対的に近接させ、前記第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁し、磁石により集磁された前記第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子とそれ以外の物質とを分離する工程。
工程(3):分離された、前記第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子以外の物質が含まれた溶液を除去する工程。
工程(4):反応容器に洗浄液を添加して反応容器の側面から磁石を離脱させるか、反応容器の側面から磁石を離脱させて反応容器に洗浄液を添加するか、または反応容器に洗浄液を添加しながら反応容器の側面から磁石を離脱させる工程。
工程(5):反応容器の側面に、直ぐ前に磁性担体粒子を集磁させたときの磁石と、高さが同じか又は低い磁石を相対的に近接させ、前記第5の免疫複合体が担持された磁性担体粒子を反応容器の内面に集磁した後、反応容器から洗浄液を除去する工程。
工程(6):工程(4)及び(5)を、1回または複数回順次繰り返す工程であって、最後の洗浄工程における磁石の高さが、工程(2)における磁石の高さよりも低い工程。 - 最後の洗浄工程における磁石の高さが、検出試薬を、工程(6)の後の反応容器に添加して撹拌したときの液面の上端と同じ高さに設定されている、請求項27または請求項28に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
- 工程(2)における磁石の高さが、工程(1)の反応液、又は、工程(1)の反応液に洗浄液を添加して得られる懸濁液の液面の高さと同じである、請求項26〜請求項29の何れか1項に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
- 磁石が、磁性担体粒子の集磁毎に、反応容器を挟んで向かい合った位置に交互に配置される、請求項26〜請求項30の何れか1項に記載の磁性担体粒子の洗浄方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の磁性担体粒子の洗浄方法で洗浄された磁性担体粒子と、第2抗体を含有する試薬とを反応させて、第1抗体、測定対象成分、及び、第2抗体からなる第2の免疫複合体を磁性担体粒子に生成させ、生成した前記第2の免疫複合体の量を測定することを特徴とする、検体中の測定対象成分の免疫学的測定方法。
- 請求項7〜31のいずれか1項に記載の磁性担体粒子の洗浄方法で洗浄された磁性担体粒子と、検出試薬とを反応させて、前記磁性担体粒子上に生成した免疫複合体の量を測定することを特徴とする、検体中の測定対象成分の免疫学的測定方法。
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