JP6595548B2 - 電解銅箔、電解銅箔の製造方法、電池の集電体、及び回路基板 - Google Patents

電解銅箔、電解銅箔の製造方法、電池の集電体、及び回路基板 Download PDF

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Description

本発明は、電解液、電解銅箔及びその製造方法に関し、特に、低粗度の電解銅箔を製造するための電解液、その電解液を使用して製造される電解銅箔及びその製造方法に関する。
近年、プリント配線基板の実装密度が益々向上すると共に小型化されているため、設備内部の体積の縮小が課題となっている。高密度配線の精密回路に対応できるように、低粗度の銅箔を使用する必要がある。
特許文献1(特開2005−154815公報)において、タンパク質等の分子量及び濃度の管理に起因する析離箔の歩留まりの変化の影響を実質的に受けない状況で、析離箔の粗面の山(凹凸)の形状及び大きさが揃い且つ低粗度の銅箔を得ることができる、電解銅箔製造用銅電解液及び銅電解液を使用した電解銅箔の製造方法が開示されている。特許文献1に係る電解銅箔製造用銅電解液の特徴は、「銅電解液中に含まれるタンパク質は、数平均分子量(Mn)が1000〜2300であり、濃度が2ppm〜4.5ppmである」こと、「銅電解液中の銅イオン(Cu2+)濃度が60g/L〜100g/Lである」こと、「銅電解液のフリーSO42−濃度が60g/L〜250g/Lである」、及び「銅電解液の塩素イオン(Cl)濃度が0.5ppm〜2.0ppmである」ことが開示されている。
しかしながら、特許文献1の銅電解液においては、タンパク質、銅イオン、フリーの硫酸イオン及び塩素イオンを含み、且つタンパク質の数平均分子量(Mn)を1000〜2300に制御しなければならない。従って、プロセス管理が複雑となる。
また、従来のプロセスにおいて、低粗度を有する電解銅箔を生成するには、銅電解液に膠(例えば、SPS、第三級アミン化合物等)、タンパク質及び高分子多糖類(例えば、HEC等)の添加剤を添加することによって、電解銅箔の十点平均粗さ(Rz)を2.0μmまで低減しなければならない問題があった。
添加剤の濃度は測定しがたいため、上述したプロセスで低粗度の電解銅箔を製造する場合、プロセス管理上の困難が生じる。また、製造の過程において、蓄積された添加剤は大量の活性炭によって濾過除去しなければならないため、管理上の難易度、環境保護及びコスト面の懸念が増大する。しかしながら、仮に、銅電解液中に添加剤を使用しなかった場合は、製造した電解銅箔の粗さが大幅に増加する問題があった。
特開2005−154815号公報
本発明が解決しようとする課題は、既存の技術的欠点を解消することのできる、電解液、電解銅箔及びその製造方法を提供することにある。
本発明に係る電解液は、電解銅箔を製造するための電解液であって、50〜90g/Lの銅イオン、50〜120g/Lの硫酸及び濃度が1.5ppmより小さい塩素イオンを含む電解液である。
本発明に係る電解銅箔の製造方法は、50〜90g/Lの銅イオン、50〜120g/Lの硫酸及び濃度が1.5ppmより小さい塩素イオンを含む電解液を入れるための電解槽と、電解槽に対応して設けられる陰極ドラムと、電解槽内に設けられる陽極板とを含む電解装置を提供する工程と、陽極板及び陰極ドラムを介して電解液に電流を印加する工程と、銅箔層と、銅箔層の一側に位置すると共に銅箔層の表面に形成された複数の粒状突起である粗構造とを含み、銅箔層の初期結晶の寸法と負の相関関係であると共に熱処理を通じて生じた伸び率差を有する電解銅箔を形成する工程とを含む。
本発明に係る電解銅箔は、銅箔層と、銅箔層の一側に位置する粗構造とを含み、粗構造は銅箔層の表面に形成された複数の粒状突起であり、電解銅箔は熱処理を通じて生じた伸び率差を有し、伸び率差は銅箔層の初期結晶の寸法と負の相関関係である。
本発明の効果は、電解液中の塩素イオン濃度を1.5ppm以下にまで低減したことによって、本発明の実施例において提供した電解銅箔を製作する場合、電解液中の添加剤の使用量を1ppm以下にまで低減することができ、ひいては如何なる有機又は無機の添加剤も完全に使用しなくてもよい状況下においても、低粗度で且つ特殊な機械的性質を有する電解銅箔を依然として製造することができる点にある。
本発明の実施例に係る電解銅箔の製造方法のフローチャートである。 本発明の実施例における電解装置を示す図である。 本発明の実施例に係る電解銅箔を示す局部拡大図である。 本発明の他の実施例に係る電解銅箔を示す局部拡大図である。 本発明の実施例に係る電解銅箔の、熱処理を行う前と熱処理を行った後との伸び率の差及び結晶寸法の関係図である。 実施例1に係る電解銅箔の熱処理前におけるX線(X−ray)回折スペクトルである。 実施例3に係る電解銅箔の熱処理前におけるX線(X−ray)回折スペクトルである。 実施例1に係る電解銅箔の熱処理後におけるX線(X−ray)回折スペクトルである。 実施例3に係る電解銅箔の熱処理後におけるX線(X−ray)回折スペクトルである。 実施例5に係る電解銅箔の走査型電子顕微鏡(SEM)写真である。 対照例2に係る電解銅箔の走査型電子顕微鏡(SEM)写真である。 実施例3に係る電解銅箔の走査型電子顕微鏡(SEM)写真である。 対照例4に係る電解銅箔の走査型電子顕微鏡(SEM)写真である。 本発明の実施例における電気部品を示す断面図である。
本発明の特徴及び技術内容を更に理解することができるように、以下、図面を用いながら本発明を詳細に説明する。但し、図面は参考のため及び説明の便宜上提示するものにすぎず、本発明を制限するものではない。
以下、特定の実施例によって、本発明に係る電解液、電解銅箔及びその製造方法の実施形態を説明する。本発明の実施例に係る電解液における添加剤の濃度は、プロセス管理上の難易度を低減するように、1ppm以下にまで低減することができる。電解銅箔の製造方法では、低粗度の電解銅箔を得ることができる。また、電解銅箔の製造方法によって製造された電解銅箔は、特殊な機械的性質を有しており、電池の集電体に用いることができ、また、プリント回路基板(printed circuit board, PCB)又はフレキシブルプリント回路基板(FPC)に用いることができる。
図1は、本発明の実施例に係る電解銅箔の製造方法のフローチャートである。図1に示すように、工程S100において、電解液を入れるための電解槽と、電解槽に対応して設けられる陰極ドラムと、電解槽内に設けられる陽極板とを含む電解装置を提供する。図2は、本発明の実施例における電解装置を示す図である。図1に示すように、電解装置1は、少なくとも電解槽10、陽極板11、陰極ドラム12及びローラ13を含む。
電解槽10は、電解液L1を入れるのに用いられる。陽極板11は、電解槽10内に設けられると共に、電源供給装置2の正極出力端に電気的に接続される。陽極板11は、イリジウム元素又はその酸化物がチタン板にコーティングされることで形成される。陰極ドラム12は、電解槽10に対応して設けられると共に、陽極板11の上方に位置する。また、陰極ドラム12は、電源供給装置2の負極出力端に電気的に接続される。本発明の実施例において、陰極ドラム12はチタン製のローラである。
また、本実施例において、電解装置1は、電解槽10の流体と連通する給液配管14を更に含む。上述した電解液L1は、給液配管14を経て電解槽10内に注入され、陽極板11を完全に浸漬させると共に、陰極ドラム12の一部が電解液L1中に浸漬される。
本発明の実施例において、電解液L1は、銅イオン(Cu2+)、硫酸及び塩素イオン(Cl)を含んでもよく、銅イオンの濃度は50〜90g/Lであり、硫酸の濃度は50〜120g/Lであり、塩素イオンの濃度は1.5ppm以下である。
硫酸の濃度が低すぎると、めっきの不均一を生じやすく後続の加工性に影響を及ぼす。また、若し硫酸の濃度が120g/Lより高いと、銅箔の表面粗さが高くなる。従って、好ましい実施例において、硫酸の濃度は90〜120g/Lである。
本発明の実施例において、電解液L1は、低濃度の添加剤を有するか、ひいては添加剤を完全に含まない。1つの実施例において、電解液L1における添加剤の濃度は、1ppm以下である。上述した添加剤は、有機添加剤又は無機添加剤、例えば、膠、メルカプト基を有する化合物、タンパク質及び高分子多糖類(HEC)、3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸ナトリウム(MPS)、ポリエチレングリコール(polyethylene glycol、PEG)等の既知の添加剤であってもよい。膠は、例えば牛由来の膠、3,3’−ジチオビス(1−プロパンスルホン酸ナトリウム)(SPS)及び第三級アミン化合物である。他の実施例において、電解液L1は添加剤を一切含まない。
次いで、図1に示すように、工程S200において、陽極板及び陰極ドラムを介して電解液に電流を印加する。次いで、工程S300において、電解銅箔を形成する。具体的には、図2に示すように、電源供給装置2は、陽極板11及び陰極ドラム12に対して直流を出力して、電解液L1に電流を印加することで、電解液L1における銅イオンを陰極ドラム12の表面に析出させる。
また、電解液L1を電解する工程において、電解液L1を電解槽10内に連続して供給することを更に含む。具体的には、電解槽10内の電解液L1の銅イオン濃度を維持するように、電解液L1を給液配管14経由で電解槽10内に流入させることができる。
仮に、電解液L1の流量が低すぎても、電解銅箔3の粗さが大幅に増加してしまう。主な原因は、電解液L1の流量が電解槽10内の電解液L1の銅イオン濃度に影響を及ぼし、銅イオンの濃度が更に電解銅箔3の結晶成長速度及び電解銅箔3の表面粗さに影響を及ぼすからである。1つの実施例において、流量が15〜30m/hrの電解液L1を電解槽10内に連続して供給する。
本発明の実施例において、電解液L1を電解する工程において、電解液L1の温度を30〜80℃に維持することを更に含む。電解液L1の温度は、電解銅箔3の初期結晶の寸法と関係がある。通常、電解銅箔3の初期結晶の寸法は、電解液L1の温度の増加に伴って増加する。更に言えば、電解銅箔3の初期結晶の寸法は、電解銅箔3の機械的性質に影響を及ぼす。例えば、電解銅箔3の初期結晶の寸法が大きいほど、電解銅箔3の初期伸び率も高くなるが、引張強度は低くなる。従って、異なる需要に基づいて、電解液L1の温度を調整し、電解銅箔3の機械的性質を調整する。
図1に示すように、析出された電解銅箔3は、陰極ドラム12の表面から剥離されると共に、ローラ13を通ることで、後続のプロセスが行われる。
図3Aは、本発明の1つの実施例に係る電解銅箔を示す局部拡大図である。本発明の実施例に係る電解銅箔の製造方法によって製造された電解銅箔3は、少なくとも銅箔層30及び銅箔層30の一側に位置する粗構造300を含む。また、粗構造300は、銅箔層30の表面に形成された複数の粒状突起である。
図3Aに示すように、銅箔層30は第1の側3a及び第1の側3aに対向する第2の側3bを有する。第1の側3aは、電解プロセスにおいて、電解銅箔3の陰極ドラム12の表面と接触する一側である。通常、銅箔層30の第1の側3aの粗さは、陰極ドラム12の表面の粗さによって決まる。従って、第1の側3aの粗さは、比較的一定している。
上述した粗構造300は、銅箔層30の第2の側3bに位置する。即ち、電解プロセスにおいて、電解銅箔は電解液L1の一側に接触する。従って、第1の側3aに比べ、銅箔層30の第2の側3bの粗さは、通常、第1の側3aの粗さより大きい。換言すれば、銅箔層30の第1の側3aの表面は、比較的平滑であり、第2の側3bの表面は、比較的粗い。但し、粗構造300は、銅箔層30の第2の側3bの十点平均粗さが2μmより超えないようにしている。換言すれば、銅箔層30の第2の側3bの十点平均粗さは2μm以下であり、例えば0.9μm〜1.9μmである。
先に述べたように、銅箔層30の第2の側3bの粗さは、電解液L1の組成及び電解液L1の流量と関係がある。電解液L1における塩素イオン濃度を1.5ppm以下まで低減した後、電解液L1における添加剤の濃度を1ppm以下まで低減しても、十点平均粗さ(Rz)が2.0μm以下の電解銅箔を依然として得ることができる。また、本発明の実施例に係る電解銅箔の製造方法において、電解液L1の流量を15〜30m/hrに維持した場合でも、銅箔層30の第2の側3bの粗さを低減することができる。
図1に示すように、他の実施例において、本発明に係る電解銅箔の製造方法は、工程S200が実施された後に、工程S400において、表面処理を実行することを更に含む。上述した表面処理は、粗化処理、防錆処理、シランカップリング処理のうちの少なくとも1つを含む。
図3Bは、本発明の他の実施例に係る電解銅箔を示す局部拡大図である。本実施例の電解銅箔3’は、表面処理及び切削成形等の後続のプロセスを行う。表面処理工程を実行する際、電解銅箔3’の粘着力(adhesion)、耐熱性又は耐腐食性を調整することができる。表面処理は、例えば耐熱及び抗化學処理、クロメート(chromate)処理、シラン(silane)カップリング処理及びそれらの組合せであり、当業者が実際の必要性に応じて選択することができる。
図3Bの実施例において、電解銅箔3’は、銅箔層30及び銅箔層30上に位置する銅ノジュール層31を含む。銅箔層30の初期結晶の寸法は、先の実施例と同じであってよい。本実施例において、銅ノジュール層31は、銅箔層30の第2の側3bに被覆されると共に、銅ノジュール層31の厚みは0.1〜3μmであってよい。上述した図3Aにおける電解銅箔3の厚みT及び図3Bにおける電解銅箔3’の厚みT’は、6μm〜400μmであってよく、実際の必要性に応じて決めることができる。
また、集束イオンビーム及び電子ビーム顕微鏡システム(Focused ion beam and electron beam system FIB/SEM)によって本発明の実施例における電解銅箔3、電解銅箔3’を分析した結果、銅箔層30の初期結晶の寸法は、0.1μm〜10μmであった。
また、本実施例に係る電解銅箔3、電解銅箔3’は、初期伸び率を有する。初期伸び率は、銅箔層30の初期結晶の寸法と関係を有する。ここでいう伸び率とは、電解銅箔がクラックが生じようとする直前に伸びた距離を電解銅箔の初期長さで割って得られた値をいう。詳述すると、電解銅箔3、電解銅箔3’の初期伸び率は、銅箔層30の初期結晶の寸法の増加に伴って増加する。即ち、電解銅箔3、電解銅箔3’の初期伸び率は、銅箔層30の初期結晶の寸法と正の相関関係である。
本実施例に係る電解銅箔3、電解銅箔3’の初期結晶は、180℃より低い再成長温度を有する。更に言えば、本実施例に係る電解銅箔3、電解銅箔3’の初期結晶の再成長温度は、約125℃である。上述した再成長温度は、1時間連続して加熱した後、電解銅箔3、電解銅箔3’における結晶成長(grain growth)を開始させることのできる最低温度をいう。
既存の電解銅箔プロセスにおいて、電解液は、相対的に高い濃度の添加剤を含有する。但し、添加剤における元素、例えば炭素、窒素、硫黄が大量に電解銅箔中に残留すると、結晶の結晶粒界(grain boundary)を制限することになり、電解銅箔の結晶成長を制限してしまう。従って、既存の電解銅箔では、少なくとも180℃、ひいてはより高温に加熱されなければ、既存の電解銅箔の結晶寸法が漸次増加することはない。
それに比べると、本発明の実施例に係る電解銅箔の製造方法において使用される電解液は、少量(1ppmより低い)の添加剤しか含んでおらず、ひいては添加剤を全く含んでいないため、結晶間に残留して結晶粒界を制限する元素を大幅に減らすことができる。従って、従来の製造方法によって製造された電解銅箔に比べ、本発明の実施例における電解銅箔3、電解銅箔3’は、低い再成長温度を有する。
これにより、低い熱処理温度において、本発明の実施例に係る電解銅箔3、電解銅箔3’の伸び率を増加させることができる。ここでいう「熱処理」とは、熱処理温度において少なくとも1時間連続して加熱することをいう。この熱処理温度は、電解銅箔の初期結晶の再成長温度より大きい。本発明の実施例に係る電解銅箔3、電解銅箔3’の初期結晶の再成長温度はおよそ125℃であるから、熱処理温度は125℃を超えさえすれば、電解銅箔3、電解銅箔3’の結晶寸法を変化させることができる。1つの実施例において、熱処理温度は、125℃〜180℃である。
本発明の実施例に係る電解銅箔3、電解銅箔3’の熱処理を行う前後の機械的性質の変化も銅箔層30の初期結晶の寸法と関係がある。図4は、本発明の実施例に係る電解銅箔の、熱処理を行う前と熱処理を行った後との伸び率の差及び初期結晶の寸法の関係図である。
図4に示すように、横軸が初期結晶の寸法であり、縦軸が伸び率の差である。伸び率の差は、熱処理後の伸び率と初期伸び率との間の差である。図4から分かるように、伸び率の差と初期結晶の寸法とは負の相関関係である。即ち、電解銅箔3、電解銅箔3’に熱処理によって生じた伸び率の差は、初期結晶の寸法の増加に伴って減少する。
例えば、電解銅箔3、電解銅箔3’の銅箔層30の初期結晶の寸法が0.1μm〜0.2μmである場合、熱処理を行った後、結晶は再成長し、即ち時間の経過に伴って増加し、およそ8μm〜10μmの安定した寸法に達するまで増加する。結晶寸法が大幅に向上するため、電解銅箔により大きい伸び率の差を持たせることができる。
それに比べると、電解銅箔3、電解銅箔3’の銅箔層30の初期結晶の寸法がすでに安定した寸法、例えば8μm〜10μmになりつつある場合は、熱処理を行ったとしても、結晶成長の度合いは限られ、且つ熱処理後の伸び率を初期伸び率に比べた場合の増加の度合い(伸び率の差)もそれによって制限される。
このように、実際の必要性に応じて、電解銅箔3、電解銅箔3’の初期結晶の寸法及び電解銅箔3、電解銅箔3’の厚みT、厚みT’を調整することができる。例えば、電解銅箔3、電解銅箔3’の厚みT、厚みT’が薄い場合、電解銅箔3、電解銅箔3’が力を受けることで変形又は湾曲しやすくなることを回避するように、通常、電解銅箔3、電解銅箔3’は高い硬さ及び低い展延率を有することが求められる。但し、電解銅箔3、電解銅箔3’を加工する際には一定の展延性が必要となる。
従って、1つの実施例において、電解銅箔3、電解銅箔3’の厚みT、厚みT’が6〜70μmである場合、銅箔層30の初期結晶の寸法は0.1μm〜5μmの範囲内に制御することができる。この状況において、電解銅箔3、電解銅箔3’の初期伸び率は1%〜20%であり、熱処理後の伸び率は25%〜42%である。
反対に、電解銅箔3、電解銅箔3’の厚みTが厚い場合、通常、電解銅箔3、電解銅箔3’の硬さは柔らかく、より大きな伸び率を有することが求められる。他の実施例において、電解銅箔3、電解銅箔3’の厚みT、厚みT’が70μm〜210μmである場合、銅箔層30の初期結晶の寸法は、5μm〜10μmであってもよい。この状況において、電解銅箔3、電解銅箔3’の初期伸び率は5%〜30%であり、且つ熱処理後の伸び率は25%〜42%である。
下記の表1を用いて説明する。表1は、本発明の異なる実施例の電解銅箔及び異なる対照例の電解銅箔のプロセス条件、表面粗さ及び機械的性質を示す。表1に示すように、実施例1〜5及び対照例1〜4のプロセス条件において、電解液中の銅イオン濃度はいずれも70g/Lであり、硫酸イオンの濃度はいずれも105g/Lである。また、表1における「表面粗さ」とは、電解銅箔の銅箔層の第2の側(電解プロセスにおいて電解液と接触する一側)の表面の十点平均粗さである。
表1に示すように、本発明の実施例1〜3のプロセス条件においては、いずれも電解液中に添加剤は一切加えておらず、塩素イオン濃度は1ppmである。実施例1〜3の電解銅箔の表面粗さは、いずれも2μm未満である。また、実施例1〜3の電解銅箔の初期伸び率は、いずれも3%より大きく、例えば4%〜14%である。熱処理後の伸び率は、25%以上、例えば25%〜34%を達成することができる。即ち、熱処理後の伸び率は、初期伸び率の1.5〜6.5倍である。上述した熱処理は、180℃において、1時間連続して加熱することをいう。
実施例1の電解銅箔を製造した際に使用した電解液温度は65℃であり、実施例3の電解銅箔を製造した際の電解液温度40℃より高い。従って、実施例1の電解銅箔における初期結晶の寸法は、実施例3の電解銅箔における初期結晶の寸法より大きく、且つ実施例1の電解銅箔の初期伸び率は、実施例3の電解銅箔の初期伸び率より大きい。
但し、実施例3の電解銅箔の、熱処理を行う前と熱処理を行った後との伸び率の差(27.9)は、実施例1の電解銅箔の、熱処理を行う前と熱処理を行った後との伸び率の差(11.6)より明らかに大きい。これは、実施例3の電解銅箔の結晶寸法の成長の度合いが大きいためである。
図5A及び図5Bは、それぞれ実施例1及び実施例3の電解銅箔の熱処理前のX線(X−ray)回折スペクトルを示す。
図5A及び図5Bに示すように、電解銅箔はいずれも(111)、(200)及び(220)の結晶面を有する。但し、図5A及び図5Bを比べると、実施例3に比べ、実施例1の電解銅箔の結晶性が低いことが分かる。また、図5Aに示すように、(220)の結晶面の回折ピークの強度は(111)、(200)の結晶面の回折ピークの強度に比べ高い。図5Bに示すように、実施例3の(111)の結晶面の回折ピークの強度は(200)及び(220)の結晶面の回折ピークの強度よりも高い。従って、電解液の温度は電解銅箔の結晶方向に影響を及ぼす。
次いで、図6A及び図6Bは、それぞれ実施例1及び実施例3の電解銅箔の熱処理後のX線(X−ray)回折スペクトルを示す。具体的には、図6A及び図6Bは、それぞれ実施例1及び実施例3の電解銅箔が190℃で加熱された後に、測定されたX線(X−ray)回折スペクトルを示す。図6A及び図6Bから分かるように、熱処理を行った後、実施例1及び実施例3の電解銅箔は、依然として(111)、(200)及び(220)の結晶面を有する。但し、図5Aに比べ、熱処理を行った後、実施例1の電解銅箔の(111)、(200)及び(220)の結晶面での回折ピークの強度は低い。同じく、図5Bに比べ、熱処理を行った後、実施例3の電解銅箔の(111)、(200)及び(220)の結晶面での回折ピークの強度も同様に低くなる。
表1に示すように、実施例4及び実施例5の電解銅箔を製造した際、電解液中に1ppmの添加剤を加え、且つ電解液中の塩素イオン濃度は約1ppmとした。また、対照例1の電解銅箔を製造した際、電解液中には添加剤を加えなかった。対照例2及び対照例3の電解銅箔を製造した際、電解液中にはそれぞれ1ppmの添加剤を加えた。また、対照例1〜3の電解液中の塩素イオン濃度はいずれもおよそ5ppmである。
表1から分かるように、実施例4及び実施例5の電解銅箔の表面粗さも、共に2μmより小さく、それぞれ1.3μm及び1.9μmである。それに比べると、対照例1、対照例2及び対照例3の電解銅箔の表面粗さは大幅に増加し、それぞれ6.9μm、5.2μm及び3.4μmとなっている。
図7及び図8は、それぞれ実施例5の電解銅箔及び対照例2の電解銅箔の走査型電子顕微鏡(SEM)の写真である。SEM画像からも、実施例5の電解銅箔の表面粗さが確かに対照例2の表面粗さより低いことが分かる。
これにより、塩素イオンの濃度が1.5ppm以下であれば、電解液中の添加剤の濃度が低く、ひいては添加剤を含まなくとも、電解銅箔の表面粗さを2μm以下より低くすることができる。反対に、塩素イオン濃度が1.5ppmより大きく(5ppmに達し)、且つ添加剤の濃度が低い状況においては、電解銅箔の粗さはいずれも3μmより大きくなり、超低粗さ(Ultra−low profile, ULP)の水準を達成することができない。
また、表1に示すように、実施例3及び対照例4のプロセス条件において、塩素イオン濃度はいずれも1ppmであり、且つ電解液中には添加剤を加えなかった。しかしながら、実施例3の電解液の流量は22.5m/hrであり、対照例4の電解液の流量は7.5m/hrである。
図9及び図10は、それぞれ実施例3及び対照例4の電解銅箔の走査型電子顕微鏡(SEM)の写真である。図10から分かるように、対照例4の電解銅箔の表面粗さは、大幅に増加している。図9及び表1から分かるように、実施例3の電解銅箔の表面粗さは僅か0.9μmに過ぎない。
従って、電解液を電解する際に、電解液の流量は低過ぎてはいけない。電解液の流量が低過ぎると、電解槽内の電解液中の銅イオンの濃度が所定値を維持することができなくなり、電解銅箔の粗さに影響を及ぼす。好ましい実施例において、電解液の流量は少なくとも15m/hrである。
このように、本発明の効果は、本発明の実施例に係る電解液を用いて、本発明の実施例に係る電解銅箔の製造方法によって電解銅箔を製造した場合、電解液中の添加剤の使用量を1ppm以下に低減することができ、ひいては有機又は無機の添加剤を一切使用しないようにすることができながら、更に低粗度で特殊な機械的性質を有する電解銅箔を製造することができる点にある。これにより、プロセス管理の難易度を低下させることができるのみならず、環境保護にも有利となる。しかしながら、添加剤を減少させる又は省略するプロセス条件下で製造した電解銅箔の十点平均粗さ(Rz)は、2.0μmより低くすることができる。
また、従来技術の電解銅箔と比べ、本発明の実施例に係る電解銅箔の結晶の再成長温度(regrowth temperature)は、180℃より低く、およそ125℃である。従って、従来の電解銅箔に比べ、本発明の実施例に係る電解銅箔は、相対的に低温下で熱処理を行うことができ、これによって電解銅箔の熱処理後の伸び率を向上させることができる。
また、本発明の実施例に係る電解銅箔の伸び率の差は、銅箔層の初期結晶の寸法と負の相関関係である。従って、応用分野の相違に応じて、電解銅箔が異なる結晶寸法を有するようにして、電解銅箔の機械的性質を調整することができる。
以上の記載内容は本発明の好ましい実施例を述べたものに過ぎず、本発明の特許請求の範囲を制限するものではない。従って、本発明の明細書及び図面の内容に基づいて為された等価の技術的変更は、いずれも本発明の特許請求の範囲に含まれる。
1 電解装置
10 電解槽
11 陽極板
12 陰極ドラム
13 ローラ
14 給液配管
L1 電解液
2 電源供給装置
3、3’ 電解銅箔
30 銅箔層
3a 第1の側
3b 第2の側
300 粗構造
31 銅ノジュール
T、T’ 厚み
4 電気部品
40 基材
41 回路層
S100〜S400 プロセス工程

Claims (7)

  1. 70g/Lの銅イオン、105g/Lの硫酸及び濃度が1.0ppmより小さい塩素イオンを含む電解液を入れるための電解槽と、前記電解槽に対応して設けられる陰極ドラムと、前記電解槽内に設けられる陽極板とを含む電解装置を提供する工程と、
    前記陽極板及び前記陰極ドラムを介して前記電解液に電流を印加する工程と、
    銅箔層と、前記銅箔層の一側に位置すると共に前記銅箔層の表面に形成された複数の粒状突起である粗構造とを含む電解銅箔を形成する工程と
    を含み、
    前記電解液は、膠、タンパク質又は高分子多糖類を含んでいないことを特徴とする電解銅箔の製造方法。
  2. 前記電解液に電流を印加する工程において、前記電解液の温度を65℃に維持することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の電解銅箔の製造方法。
  3. 前記電解液に電流を印加する工程において、前記電解液の温度を40℃に維持することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の電解銅箔の製造方法。
  4. 前記陽極板及び前記陰極ドラムを介して前記電解液に電流を印加する工程後に、粗化処理、防錆処理及びシランカップリング処理のうちの少なくとも1つを含む表面処理を実行することを更に含み、
    前記電解銅箔は、前記銅箔層上に位置すると共に厚みが0.1〜3μmである銅ノジュール層を更に含む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電解銅箔の製造方法。
  5. 前記銅箔層の初期結晶は180℃より低い再成長温度を有し、
    前記初期結晶の寸法を0.1〜10μmとする場合、前記電解銅箔が熱処理を通じて生じた伸び率差は、前記銅箔層の初期結晶の寸法と負の相関関係があり、
    前記熱処理の温度は前記再成長温度より大きい
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電解銅箔の製造方法。
  6. 前記熱処理の温度は125℃〜180℃であることを特徴とする請求項に記載の電解銅箔の製造方法。
  7. 粗化処理、防錆処理、及びシランカップリング処理からなる群より選ばれる少なくとも1種の表面処理工程を更に含むことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の電解銅箔の製造方法。
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