JP6592540B2 - シート貼付装置及びシート貼付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シート貼付装置及びシート貼付方法に関する。
特許文献1の技術においては、印刷ヘッドは、原反の面に平行で当該原反の繰出方向に交差する交差方向に並んで複数設けられている。また、複数の印刷ヘッドのうち、少なくとも1つの印刷ヘッドを交差方向に移動して印刷位置に配置可能な第1移動手段を有する。
特開2013−252628号公報
しかし、特許文献1の印刷ヘッドはサーマルヘッドであり、印刷ヘッドとしてインクジェットヘッドを用いる場合の課題については考慮していない。すなわち、インクジェットヘッドは、インクを吐出するノズルの詰まりやインクの残量等を検査する検査(自己診断)を時々行う必要がある。そのため、当該検査中は貼付用のシートに画像を形成することができず、画像が形成されたシートを被着体に貼付できないという問題がある。
本発明の目的は、インクジェットヘッドで接着シートに画像の形成を行って貼付用シートを形成する供給手段が当該インクジェットヘッドの検査を行うことで、貼付用シートを被着体に貼付することができなくなることを防止することができるシート貼付装置及びシート貼付方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の一形態であるシート貼付装置は、所定の搬送速度で順次搬送される被着体に貼付用シートを貼付するシート貼付装置であって、第1インクジェットヘッドにより第1接着シートに単色のインクで画像の形成を行って前記貼付用シートを形成し、当該貼付用シートをシート供給位置に供給可能に設けられるとともに、所定の時間内で第1インクジェットヘッドの検査を行う第1検査手段を有する第1供給手段と、前記シート供給位置に供給された貼付用シートをシート貼付位置に到達した被着体に押圧して貼付する押圧手段と、前記被着体が前記シート貼付位置に到達する前に当該被着体を検知可能な第1検知手段と、前記第1検知手段に対して前記被着体の搬送方向上流側に設けられるとともに、前記所定の搬送速度で搬送される被着体を検知してから前記第1検知手段に検知されるまでの時間が、当該シート貼付装置の貼付能力時間に前記検査に必要な所定の時間を加えた時間以上空けて配置された第2検知手段とを備え、前記第1供給手段は、先行する被着体が前記第1検知手段で検知された後、当該先行する被着体に続く次の被着体が前記第2検知手段で検知された場合に、前記先行する被着体に対応する貼付用シートを前記シート供給位置に供給した後、前記第1検査手段で検査を行う。
この場合に、第2インクジェットヘッドにより第2接着シートに単色のインクで画像の形成を行って前記貼付用シートを形成し、当該貼付用シートを前記シート供給位置に供給可能な第2供給手段と、前記第1供給手段又は第2供給手段が供給する貼付用シートを前記シート供給位置に供給可能となる供給可能位置に、当該第1供給手段又は第2供給手段を配置する入替手段とを備え、前記入替手段は、前記供給可能位置に配置されている第1供給手段が前記第1検査手段による検査を行った結果、前記第1インクジェットヘッドが画像形成に不適な状態であることを検知した場合、前記第2供給手段を前記供給可能位置に配置するようにしてもよい。
また、第2インクジェットヘッドにより第2接着シートに単色のインクで画像の形成を行って前記貼付用シートを形成し、当該貼付用シートを前記シート供給位置に供給可能に設けられるとともに、所定の時間内で第2インクジェットヘッドの検査を行う第2検査手段を有する第2供給手段と、前記第1供給手段又は第2供給手段が供給する貼付用シートを前記シート供給位置に供給可能となる供給可能位置に、当該第1供給手段又は第2供給手段を配置する入替手段とを備え、前記入替手段は、前記供給可能位置に配置されている第1供給手段及び第2供給手段のうちの一方が前記第1検査手段又は第2検査手段による検査を行った結果、前記第1インクジェットヘッド又は第2インクジェットヘッドが画像形成に不適な状態であることを検知した場合、前記第1供給手段又は第2供給手段のうちの他方を前記供給可能位置に配置するようにしてもよい。
本発明の別の一形態であるシート貼付方法は、所定の搬送速度で順次搬送される被着体それぞれに対応する貼付用シートを貼付するシート貼付方法であって、第1供給手段の第1インクジェットヘッドにより第1接着シートに単色のインクで画像の形成を行って前記貼付用シートを形成し、当該貼付用シートをシート供給位置に供給する供給工程と、前記シート供給位置に供給された貼付用シートをシート貼付位置に到達した被着体に押圧して貼付する押圧工程とを備えたシート貼付工程に加え、前記被着体が前記シート貼付位置に到達する前に当該被着体を検知可能な第1検知手段を配置し、前記第1検知手段に対して前記被着体の搬送方向上流側であって、前記所定の搬送速度で搬送される被着体が前記第1検知手段に検知されるまでに要する時間が、前記シート貼付工程での貼付能力時間に、前記第1供給手段が第1インクジェットヘッドを検査するのに必要な所定の時間を加えた時間以上空けた位置に第2検知手段を配置しておき、先行する被着体が前記第1検知手段で検知された後に、当該先行する被着体に続く次の被着体が前記第2検知手段で検知された場合に、前記第1供給手段が前記先行する被着体に対応する貼付用シートを前記シート供給位置に供給した後、前記第1供給手段が検査を行う第1検査工程を備えている。
本発明によれば、先行する被着体が第1検知手段で検知された後に、当該先行する被着体に続く次の被着体が第2検知手段で検知された場合に検査を行うので、インクジェットヘッドで接着シートに画像の形成を行って貼付用シートを形成する供給手段がインクジェットヘッドの検査を行うことで、貼付用シートを被着体に貼付することができなくなることを防止することができる。
第2供給手段及び入替手段を備える場合、第1供給手段が検査を行った結果、例えばインクジェットヘッドのクリーニング作業やインクの交換作業等のメンテナンスが必要になった場合でも、第2供給手段で貼付用シートをシート供給位置に供給することができ、生産性が低下することを防止することができる。
第2検査手段を有する第2供給手段及び入替手段を備える場合、第1供給手段及び第2供給手段のうち一方が検査を行った結果、メンテナンスが必要になった場合でも、それらのうちの他方で貼付用シートをシート供給位置に供給することができ、生産性が低下することを防止することができる。
実施形態にかかるシート貼付装置の側面図。 図1の上面図。
以下、本発明の一実施形態にかかるシート貼付装置を図面を参照して説明する。
なお、本明細書および図面におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は所定平面内の軸とし、Z軸は当該所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」が紙面に直交する手前方向であってY軸の矢印方向で、「後」がその逆方向とする。
第1供給手段20と第2供給手段70とは、実質的に同様の構成とされ、第1供給手段20の後側に第2供給手段70が配置されているので、本実施形態における第2供給手段70の説明は、次段落及び第1供給手段20の説明の中で括弧書きで説明する。
図1、図2において、本実施形態にかかるシート貼付装置10は、所定の搬送速度で順次搬送される被着体WKに貼付用シートSSを貼付する装置であり、第1(第2)インクジェットヘッド21(71)により第1(第2)接着シートAS1(AS2)に複数色のインクで画像の形成を行って貼付用シートSSを形成し、当該貼付用シートSSをシート供給位置PPに供給可能に設けられるとともに、所定の時間内で第1(第2)インクジェットヘッド21(71)の検査を行う第1(第2)検査手段22(72)を有する第1(第2)供給手段20(70)と、シート供給位置PPに供給された貼付用シートSSをシート貼付位置SPに到達した被着体WKに押圧して貼付する押圧手段40と、被着体WKがシート貼付位置SPに到達する前に当該被着体WKを検知可能な第1検知手段50と、第1検知手段50に対して被着体WKの搬送方向上流側(右側)に設けられるとともに、所定の搬送速度で搬送される被着体WKを検知してから第1検知手段50に検知されるまでの時間が、シート貼付装置10の貼付能力時間に検査に必要な所定の時間を加えた時間以上空けて配置された第2検知手段60と、第1供給手段20又は第2供給手段70が供給する貼付用シートSSをシート供給位置PPに供給可能となる供給可能位置FPに、当該第1供給手段20又は第2供給手段70を配置する入替手段80とを備え、ローラコンベアやベルトコンベア等により構成され、被着体WKを搬送する搬送手段90の上方に配置されている。
第1(第2)供給手段20(70)は、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の複数色のインクをそれぞれ吐出する図示しないノズルを備えた第1(第2)インクジェットヘッド21(71)と、例えば第1(第2)インクジェットヘッド21(71)のインクジェットヘッド21(71)のノズルの詰まりや、インクの残量等を検出可能な第1(第2)検査手段22(72)と、一方の面が接着剤AD1(AD2)層とされた第1(第2)接着シートAS1(AS2)が帯状の剥離シートRL1(RL2)上に仮着された原反RS1(RS2)を支持する支持ローラ23(73)と、原反RS1(RS2)を案内する複数のガイドローラ24(74)と、剥離シートRL1(RL2)を折り返し当該剥離シートRL1(RL2)から接着シートAS1(AS2)を剥離する剥離手段としての剥離板25(75)と、駆動機器としての回動モータ26(76)によって駆動する駆動ローラ27(77)との間に剥離シートRL1(RL2)を挟み込むピンチローラ28(78)と、図示しない駆動機器によって駆動し、剥離シートRL1(RL2)を回収する回収ローラ29(79)とを備えている。
押圧手段40は、駆動機器としての直動モータ41と、直動モータ41の出力軸41Aに支持され、減圧ポンプや静電チャックなどの図示しない減圧手段によって貼付用シートSSを保持可能な支持面42Aを有する支持プレート42とを備えている。
第1、第2検知手段50、60は、それぞれ被着体WKを認識可能な光学センサや撮像手段などによって構成されている。ここで、搬送手段90の被着体搬送速度をVA、シート貼付装置10の貼付能力時間をTA、検査に必要な所定の時間をTBとした場合、第1検知手段50と第2検知手段60との間隔DAは、“(TA+TB)×VA”で求められる距離以上離れている。なお、シート貼付装置10の貼付能力時間とは、当該シート貼付装置10が先行する被着体WKに貼付用シートSSを貼付してから、当該先行する被着体WKに続く次の被着体WKに貼付用シートSSを貼付するまでに最低限必要な時間である。
入替手段80は、そのスライダ81A及び81Bでそれぞれ第1及び第2供給手段20、70を支持する駆動機器としてのリニアモータ81を備えている。
搬送手段90は、駆動機器としてのエアシリンダ91の出力軸91Aに支持され、当該搬送手段90で搬送される被着体WKをシート貼付位置SPで停止させるストッパ91Bを備えている。
次に、シート貼付装置10を用いたシート貼付方法について説明する。
先ず、各部材が初期位置で待機する図1中実線で示すシート貼付装置10に対し、オペレータが同図に示すように第1、第2供給手段20、70に第1、第2原反RS1、RS2をセットした後、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の入力手段を介して運転開始の信号を入力する。すると、第1、第2供給手段20、70が回動モータ26、76及び図示しない駆動機器を駆動し、第1、第2原反RS1、RS2を繰り出し、剥離板25、75上の先頭の第1、第2接着シートAS1、AS2の繰出方向先端部がインクジェットヘッド21、71の下方右側に達したことを光学センサやカメラ等の図示しない検知手段に検知されると、第1、第2供給手段20、70が回動モータ26、76及び図示しない駆動機器の駆動を停止し、スタンバイ状態となる。このとき、第1供給手段20が供給可能位置FPに位置している。
そして、搬送手段90によって被着体WKが左方に向けて搬送され、当該被着体WKが第1検知手段50に検知された後、ストッパ91Bによってシート貼付位置SPで停止する。次いで、第1供給手段20が回動モータ26及び図示しない駆動機器を駆動し、第1原反RS1を繰り出すとともに、押圧手段40が図示しない減圧手段を駆動する。これにより、先頭の第1接着シートAS1の上面に第1インクジェットヘッド21によって複数色の画像が形成されて貼付用シートSSが形成される。その後、貼付用シートSSは、剥離板25により剥離シートRLから剥離され、シート供給位置PPに供給されて支持面42Aで吸着保持される(供給工程)。そして、次の第1接着シートAS1の繰出方向先端部がインクジェットヘッド21の下方右側に達したことを図示しない検知手段に検知されると、第1供給手段20が回動モータ26及び図示しない駆動機器の駆動を停止し、再びスタンバイ状態となる。
その後、押圧手段40が直動モータ41を駆動し、支持プレート42を降下させて貼付用シートSSを被着体WKの上面に押圧した後、図示しない減圧手段の駆動を停止して支持プレート42を初期位置に復帰させることで、貼付用シートSSが被着体WKの上面に貼付される(押圧工程)。そして、搬送手段90がエアシリンダ91を駆動し、ストッパ91Bを下降させ、被着体WKを左方に搬送し、当該被着体WKの右端面が第1検知手段50を通過して所定の時間が経過すると、搬送手段90がエアシリンダ91を駆動し、ストッパ91Bを初期位置に復帰させる。これにより貼付用シートSSが貼付された被着体WKは、次の工程で所定の処理が行われることとなる(以上、シート貼付工程)。
シート貼付装置10は、以上のようにして搬送手段90で順次搬送される被着体WKに貼付用シートSSを順次貼付する自動運転を行なう。このような自動運転においては、搬送手段90は、シート貼付装置10の貼付能力時間に応じ、被着体WKが連なることなく当該被着体WKを搬送するようになっている。つまり、シート貼付装置10の貼付能力時間が例えば5秒とすると、搬送手段90は、できる限り5秒に近い5秒以上の間隔で被着体WKを搬送することとなる。一方、第1供給手段20は、このような自動運転中であっても、所定時間が経過したり、所定枚数の第1接着シートAS1に画像を形成したりした任意の間隔が経過すると、第1検査手段22によって第1インクジェットヘッド21の検査を行う(第1検査工程)。よって、搬送手段90が上述のような間隔で被着体WKを搬送すると、第1供給手段20は、検査を行うことができなくなり、逆に、第1供給手段20が検査を行うと、貼付用シートSSが貼付されていない被着体WKを次の工程に送り込んでしまうという重大な不都合を発生する。このような不都合は、第2供給手段70でも起こり得る。
そこで、第1検知手段50と第2検知手段60との間隔DAが上述のように設定されているので、第1供給手段20は、先行する被着体WKが第1検知手段50で検知された後、当該先行する被着体WKに続く次の被着体WKが第2検知手段60で検知された場合(以下「設定条件を満たした場合」という)に、先行する被着体WK1に対応する貼付用シートSSをシート供給位置PPに供給した後、第1検査手段22で検査を行うようになっている。なお、第1供給手段20は、設定条件を満たした場合、毎回検査を行ってもよいし、任意の時間が経過した後設定条件を満たした場合に、検査を行ってもよい。このような動作は、第2供給手段70でも同じである。
なお、供給可能位置FPに配置されている第1供給手段20が第1検査手段22による検査を行った結果、第1インクジェットヘッド21が画像形成に不適な状態であることを検知した場合、即ち、検査を行った結果、第1インクジェットヘッド21のノズルに詰まりが発生していたり、インクの残量がないか少なくなっていたりした場合、詰まりを除去したり、インクを補充したりするといったメンテナンス作業を行う必要がある。このような場合、入替手段80がリニアモータ81を駆動し、第2供給手段70を供給可能位置FPに配置する。なお、第2供給手段70が供給可能位置FPに配置されていて、上述の第1供給手段20と同様にして当該第2供給手段70が第2検査手段72による検査を行った結果(第2検査工程)、第2インクジェットヘッド71が画像形成に不適な状態であることを検知した場合も、入替手段80がリニアモータ81を駆動し、第1供給手段20を供給可能位置FPに配置する。このように、入替手段80が第1供給手段20と第2供給手段70とを入れ替える場合、当該入れ替えに必要な時間をTCとすると、第1検知手段50と第2検知手段60との間隔DAは、“(TA+TB+TC)×VA”で求められる距離以上離れていればよい。
以上のような本実施形態によれば、先行する被着体WKが第1検知手段50で検知された後に、当該先行する被着体WKに続く次の被着体WKが第2検知手段60で検知された場合に検査を行うので、第1、第2インクジェットヘッド21、71で第1、第2接着シートAS1、AS2に画像の形成を行って貼付用シートSSを形成する第1、第2供給手段20、70が第1、第2インクジェットヘッド21、71の検査を行うことで、貼付用シートSSを被着体WKに貼付することができなくなることを防止することができる。
なお、本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、第1供給手段は、第1インクジェットヘッドにより第1接着シートに単色のインクで画像の形成を行って貼付用シートを形成し、当該貼付用シートをシート供給位置に供給可能に設けられるとともに、所定の時間内で第1インクジェットヘッドの検査を行う第1検査手段を有するものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせて、その範囲内でなんら限定されることはない(他の手段についての説明は省略する)。
第2供給手段70は、第2検査手段72を設けずに、第1供給手段20にメンテナンス作業を行っている間のみに使用するスペアとしてもよい。
供給手段は、3台以上としてもよい。
第1、第2インクジェットヘッド21、71が形成する画像は、例えば、主にメッセージ性のある画像であって、文字、記号、図形、絵柄、及び、これらの組み合せなどであり、接着シートAS1、AS2が配送用の伝票の場合、送り先の住所や氏名などの文字や記号が例示でき、接着シートAS1が装飾用のシートの場合、図形や絵柄、さらには文字や記号も例示できる。
剥離手段は、剥離板25(75)に代えて、ローラで構成してもよい。
第1、第2検知手段50、60は、リミットスイッチや圧力センサ等の接触型のセンサでもよい。
第1、第2検知手段50、60は、前側、上側又は下側から被着体WKを検出するようにしてもよい。
押圧手段40は、図2に二点鎖線で示すように、第1供給手段20と第2供給手段70のそれぞれに対応させた2体とし、入替手段80によって第1供給手段20、第2供給手段70それぞれと一緒に移動するようにしてもよい。
押圧手段40は、支持面42Aで保持した第1、第2接着シートAS1、AS2に支持プレート42側からエアを吹き付け、当該第1、第2接着シートAS1、AS2を被着体WKに押圧して貼付する構成でもよい。
押圧手段40は、被着体WKとの間に貼付用シートSSを挟み込み、被着体WKの搬送に同期又は追従して回転する押圧面を備えたローラでもよい。
入替手段80は、複数の供給手段それぞれに対応させて複数としてもよい。
被着体WKを他の装置で搬送する場合、本発明において搬送手段90は不要であり、その他、本願発明の独立請求項に構成要件として記載されていない構成要素については、それぞれ必要に応じて採用すればよく、なくてもよい。
本発明における第1、第2接着シートAS1、AS2、貼付用シートSS、被着体WKの材質、種別、形状などは、特に限定されることはない。例えば、第1、第2接着シートAS1、AS2及び貼付用シートSSは、感圧接着性、感熱接着性などの接着形態に限定されることはなく、感熱接着性のものが採用された場合は、当該第1、第2接着シートAS1、AS2及び貼付用シートSSを加熱する適宜なコイルヒータやヒートパイプなどの加熱手段を設ければよい。また、このような第1、第2接着シートAS1、AS2及び貼付用シートSSは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材シートと接着剤層との間に中間層を有するもの、基材シートの上面にカバー層を有するなどの3層以上のもの、更には、基材シートを接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層または複層の中間層を有するものや、中間層のない単層または複層のものであってよい。また、被着体WKとしては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハなどの半導体ウエハ、回路基板、光ディスクなどの情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板など、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、第1、第2接着シートAS1、AS2及び貼付用シートSSは、機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シートなどの任意のシート、フィルム、テープなどでもよい。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボットなどの電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダ及びロータリシリンダなどのアクチュエータなどを採用することができる上、それらを直接的または間接的に組み合せたものを採用することもできる(前記実施形態で例示したものと重複するものもある)。
10 シート貼付装置
20 第1供給手段
21 第1インクジェットヘッド
22 第1検査手段
40 押圧手段
50 第1検知手段
60 第2検知手段
70 第2供給手段
71 第2インクジェットヘッド
72 第2検査手段
80 入替手段
AS1 第1接着シート
AS2 第2接着シート
FP 供給可能位置
PP シート供給位置
SP シート貼付位置
SS 貼付用シート
WK 被着体

Claims (4)

  1. 所定の搬送速度で順次搬送される被着体に貼付用シートを貼付するシート貼付装置であって、
    第1インクジェットヘッドにより第1接着シートに単色のインクで画像の形成を行って前記貼付用シートを形成し、当該貼付用シートをシート供給位置に供給可能に設けられるとともに、所定の時間内で第1インクジェットヘッドの検査を行う第1検査手段を有する第1供給手段と、
    前記シート供給位置に供給された貼付用シートをシート貼付位置に到達した被着体に押圧して貼付する押圧手段と、
    前記被着体が前記シート貼付位置に到達する前に当該被着体を検知可能な第1検知手段と、
    前記第1検知手段に対して前記被着体の搬送方向上流側に設けられるとともに、前記所定の搬送速度で搬送される被着体を検知してから前記第1検知手段に検知されるまでの時間が、当該シート貼付装置の貼付能力時間に前記検査に必要な所定の時間を加えた時間以上空けて配置された第2検知手段とを備え、
    前記第1供給手段は、先行する被着体が前記第1検知手段で検知された後、当該先行する被着体に続く次の被着体が前記第2検知手段で検知された場合に、前記先行する被着体に対応する貼付用シートを前記シート供給位置に供給した後、前記第1検査手段で検査を行うことを特徴とするシート貼付装置。
  2. 第2インクジェットヘッドにより第2接着シートに単色のインクで画像の形成を行って前記貼付用シートを形成し、当該貼付用シートを前記シート供給位置に供給可能な第2供給手段と、
    前記第1供給手段又は第2供給手段が供給する貼付用シートを前記シート供給位置に供給可能となる供給可能位置に、当該第1供給手段又は第2供給手段を配置する入替手段とを備え、
    前記入替手段は、前記供給可能位置に配置されている第1供給手段が前記第1検査手段による検査を行った結果、前記第1インクジェットヘッドが画像形成に不適な状態であることを検知した場合、前記第2供給手段を前記供給可能位置に配置することを特徴とする請求項1に記載のシート貼付装置。
  3. 第2インクジェットヘッドにより第2接着シートに単色のインクで画像の形成を行って前記貼付用シートを形成し、当該貼付用シートを前記シート供給位置に供給可能に設けられるとともに、所定の時間内で第2インクジェットヘッドの検査を行う第2検査手段を有する第2供給手段と、
    前記第1供給手段又は第2供給手段が供給する貼付用シートを前記シート供給位置に供給可能となる供給可能位置に、当該第1供給手段又は第2供給手段を配置する入替手段とを備え、
    前記入替手段は、前記供給可能位置に配置されている第1供給手段及び第2供給手段のうちの一方が前記第1検査手段又は第2検査手段による検査を行った結果、前記第1インクジェットヘッド又は第2インクジェットヘッドが画像形成に不適な状態であることを検知した場合、前記第1供給手段又は第2供給手段のうちの他方を前記供給可能位置に配置することを特徴とする請求項1に記載のシート貼付装置。
  4. 所定の搬送速度で順次搬送される被着体それぞれに対応する貼付用シートを貼付するシート貼付方法であって、
    第1供給手段の第1インクジェットヘッドにより第1接着シートに単色のインクで画像の形成を行って前記貼付用シートを形成し、当該貼付用シートをシート供給位置に供給する供給工程と、
    前記シート供給位置に供給された貼付用シートをシート貼付位置に到達した被着体に押圧して貼付する押圧工程とを備えたシート貼付工程に加え、
    前記被着体が前記シート貼付位置に到達する前に当該被着体を検知可能な第1検知手段を配置し、
    前記第1検知手段に対して前記被着体の搬送方向上流側であって、前記所定の搬送速度で搬送される被着体が前記第1検知手段に検知されるまでに要する時間が、前記シート貼付工程での貼付能力時間に、前記第1供給手段が第1インクジェットヘッドを検査するのに必要な所定の時間を加えた時間以上空けた位置に第2検知手段を配置しておき、
    先行する被着体が前記第1検知手段で検知された後に、当該先行する被着体に続く次の被着体が前記第2検知手段で検知された場合に、前記第1供給手段が前記先行する被着体に対応する貼付用シートを前記シート供給位置に供給した後、前記第1供給手段が検査を行う第1検査工程を備えていることを特徴とするシート貼付方法。
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