JP6589540B2 - 止水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、止水装置に関し、更に詳しくは、一方から他方への水の浸入を、シンプルな構造の装置を用いて確実に阻止することのできる止水装置に関するものである。
昨今、地球温暖化が要因の一つとされる異常気象に伴い、各地で短時間の記録的なゲリラ豪雨が頻発している。周知のように、都市部では道路の舗装化が進んでおり、降雨した雨水は殆ど地中に浸透することなく、下水道施設から河川へと一気に流入するため、短時間で河川が氾濫したり下水道施設から雨水が噴き出したりして、各地で床下浸水や床上浸水などの甚大な被害を出している。
従来、このような水害時には、土嚢を建物や地下の出入口等に積み上げて遮水壁を作り、建物等の内部への浸水を防いでいた。しかしながら、土嚢は非常に重いため、積み上げ作業には大変な労力を要し、また、嵩張るため保管場所の確保も容易ではなかった。しかも、上記のように、昨今の水害は短時間の内に被害が出ることが多く、土嚢を保管場所から運び出して積み上げる作業に時間を要すると、遮水壁を構築するまでに浸水してしまうことも珍しくなかった。
かかる事情に鑑みて、L字型の遮水板の水平面に補給式吸水シートを取付けると共に、遮水板の立設面に自給式吸水シートを取付けてなる遮水装置が提案されている(特許文献1)。
上記特許文献1の遮水装置は、吸水シートが水分を吸収していない状態では、比較的軽量のため、従来のように、多数の土嚢を保管場所から運び出して遮水壁を構築するという重労働から解放されるものであった。また、その機能面においても、装置を設置した際に、補給式吸水シートの注入口より水を注入することにより重量が増して、安定感と水密性が向上し、水位が自給式吸水シートまで達すると、自給式吸水シートが水を吸水して重量がより一層増加し、それに伴い安定感と水密性がさらに向上するというものである。
特開2001−140235号公報
しかしながら、上記特許文献1の遮水装置は、装置を設置する際に、補給式吸水シートの注入口より水を注入するという工程が必要となるため、その分の余計な時間と手間がかかるという問題があった。また、吸水シートに水が吸収されるようにするためには、高分子吸収剤や膨縮可能な透水性の袋などの特殊材料を用いる必要があることから、コストがかかるという問題もあり、さらに、吸水シートの吸水性能は、高分子吸収剤に依存することから、吸水性能が一定せずに不安が残るものであった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は、コストの増加なしに容易且つ迅速に設置することができ、水が押し寄せた初期の段階から、装置の重量が確実に増加して、水密性が向上すると共に固定具等を用いなくとも流されることがない、浸水の危険性が極めて低い止水装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る止水装置は、一方から他方への水の浸入を阻止する止水装置であって、上記止水装置の内部に水を導入する開口部が、止水装置の下部であって水の浸入側に形成されていることを特徴とするものである。
本発明の止水装置においては、上記開口部が止水装置の前面側に形成されていることが好ましい。また、上記止水装置が縦止水面材と枠材とを備え、該枠材は中空筒状のものであって、その上端部に上記縦止水面材を挿入する挿入部が形成されていると共に、前面側に開口部が形成されており、上記開口部と上記挿入部が、枠材の内部で連通していることが好ましく、上記開口部が複数形成されており、少なくとも2つの開口部が連通していることがより好ましい。
本発明の止水装置は、止水装置の水が浸入する側の下部に、内部に水を導入する開口部が形成されているため、水害時は押し寄せた水が該開口部より導入されて止水装置の重量が増加する。装置の重量が増加すると、設置面に対して装置を鉛直方向に押し付ける力が作用し、安定感が増すと共に水密性も向上することから、別途固定具等を用いなくとも、流される心配なくして止水装置を設置することができる。このように本発明は、注入口より水を注入する工程を省くことができ、単に建物や地下の出入口等の前に装置を載置するという容易な作業で浸水を確実に防ぐことができるため、短時間の内に多くの被害をもたらす昨今の水害にも十分に対応することができる。また、従来のように、高分子吸収剤等の特殊な材料を必要としないため、余計なコストがかからず、吸水性能を特殊な材料に依存することがないため、水が押し寄せた初期の段階から、安定的に浸水を防ぐことができる。
また、上記開口部が止水装置の前面側に形成されている止水装置は、最も水が浸入し易い位置に開口部が形成されているため、水が押し寄せた初期の段階から、より確実に水を止水装置の内部に導入して、重量を増加させることができる。
さらに、上記止水装置が縦止水面材と枠材とを備え、該枠材は中空筒状のものであって、その上端部に上記縦止水面材を挿入する挿入部が形成されていると共に、前面側に開口部が形成されており、上記開口部と上記挿入部が、枠材の内部で連通している止水装置は、次のようなメリットがある。即ち、止水装置において、水が押し寄せた際に、最も水圧が加わる部分は装置の下端部である。そこで、止水装置を縦止水面材と枠材から構成し、水圧が最も加わる下端部に位置する枠材を高強度の材料で形成し、枠材程の強度が必要とされない縦止水面材を軽量な材料で形成することにより、水圧に十分に耐え得る装置を、最大限軽量に製造することが可能となる。勿論、枠材と縦止水面材とは、開口部及び挿入部で連通していることから、導入された水により装置の重量は確実に増加して、安定感に問題もない。
また、水害とは、常に一定方向から水が押し寄せてくるとは限らないものであり、開口部が1つしか形成されて装置の場合には、水が上手く装置内部に導入されない恐れも生じるが、上記開口部が複数形成されており、少なくとも2つの開口部が連通している止水装置のように、開口部が複数形成されていると、どの方向から水が押し寄せてきたとしても、装置内部に水を導入することができる。そして、少なくとも2つの開口部が連通しているため、1つの開口部から導入された水は、連通するもう1つの開口部まで導かれ、例えば、装置の右側だけが重く、左側は軽いなど、重量バランスが狂うといった不具合を生じることもない。
本発明の一実施形態に係る止水装置を示す概略分解斜視図である。 同止水装置の端板を外した状態の概略側面図である。 同止水装置の端板を外して折り畳んだ状態を示す概略側面図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の他の実施形態に係る止水装置を示す斜視図である。 図5のB−B線断面図である。 同止水装置の開口部を別の箇所に形成した形態を示す概略部分断面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る止水装置を示す斜視図である。 本発明の更に他の実施形態に係る止水装置を示す斜視図である。 本発明の更に他の実施形態に係る止水装置を示すものであって、止水装置同士を連結した状態の斜視図である。 本発明の更に他の実施形態に係る止水装置を示す斜視図である。 本発明の更に他の実施形態に係る止水装置を示す斜視図である。 本発明の更に他の実施形態に係る止水装置を示す斜視図である。 本発明の更に他の実施形態に係る止水装置を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
図1に示す本発明の止水装置10は、縦止水面材1と枠材2と横止水面材3とを備えた略L字型をした装置であって、一方から他方への水の浸入を阻止するために、例えば建物や地下の出入口等の柱体8,8間に設置されるものである。
ここで一方とは、水の浸入側(押し寄せてくる側)のことをいい、他方とは、水の被浸入側(本実施形態では屋内側)のことをいう。
上記縦止水面材1は、淡く着色された透光性樹脂を押出成形した平面パネルであって、1対の表面材の間に、複数の隔壁部(横の隔壁部、縦の隔壁部、斜めの隔壁部)を形成することにより、縦止水面材1の鉛直方向に貫通する多数の中空部が形成されたものである。このように横、縦、斜めの隔壁部によって多数の中空部を形成すると、縦止水面材1が軽量且つ高強度な中空構造となるため、保管場所からの持ち運びや設置作業に要する労力を大幅に軽減するだけでなく、後述するように、その内部に水を導入することで、止水装置10の重量を増加させることができるようになる。また、縦止水面材1が透光性を有するため、水の被浸入側(ここでは屋内側)から、水位を容易に把握することができるようにもなっている。本実施形態の縦止水面材1は、軽量なポリカーボネート樹脂により成形されているが、その他にも塩化ビニル樹脂やポリアミド樹脂等の合成樹脂で成形してもよく、重量が増加するため運搬性等が多少劣ることになるが、ステンレスやアルミなどの金属製のものであってもよい。
上記の縦止水面材1は、図2に示すように、枠材2により保持されている。この枠材2は、その上端部に縦止水面材1の下端部を挿入(嵌挿)する、凹空状の挿入部2aが形成された中空筒状のものであって、図1に示すように、その前面側、即ち、水の浸入側には、止水装置10の内部に水を導入するための開口部4が複数(本実施形態では3つ)形成されている。この開口部4は、枠材2の前面側を方形状に切り欠くことにより形成されたものであり、上記のように、枠材2が中空筒状であることから、これら3つの開口部4は、枠材2内部で全て連通している。枠材2の体積がおおよそ1000〜7000cmであるため、枠材2内部が導入された水によって満水になると、1〜7kg程度、枠材2の重量が増加することとなる。
なお、開口部4は、水を導入し易い形状であれば、本実施形態のように、方形状に限定されるものではなく、円形やその他の形状であっても構わないものであり、その個数も必要に応じて適宜増減すればよい。また、開口部4を形成する箇所は、水の浸入側であれば枠材2の前面側に限定されるものではない。例えば止水装置10の側面下部であってもよく、前面側と側面の双方に形成してもよい。この開口部4を止水装置10の側面下部に形成する場合は、後述する端板5に方形状又は円形状の孔を穿孔すればよいのであって、端板5の開口部4より導入された水は、枠材2内部から縦止水面材1の中空部にも導入されるようになる。
上記開口部4と挿入部2aは、図4に示すように、枠材2の内部で連通している。従って、水害時に、開口部4より導入された水は挿入部2aに達し、その挿入部2aに挿入される上記縦止水面材1が、多数の中空部が形成されたものであることと相俟って、該水は挿入部2aを経由して、さらに縦止水面材1の内部にも導入される。上記のように、枠材2は、縦止水面材1を挿入する挿入部2aが形成されている関係から、その上端は開口しているが、下端は底板2bにより閉口しているため、止水装置10は枠材2と縦止水面材1の内部に導入された水の重さ分だけ重量が増加する。従って、止水装置10の自重に導入された水の重さがプラスされた重量分が底板2bに加わり、その底板2bにより設置面(地面)を押圧する力が作用するため、土嚢等と比較すると遥かに軽量であるにも拘わらず、固定具等を用いなくとも水流に負けて止水装置10が流されてしまう心配がない。
また、上記枠材2の内部には、図2等に示すように、縦止水面材1の下端面を受ける面材受け片2cが形成されており、その面材受け片2cの上側には、縦止水面材1を挟持する小凸条2dが、枠材2の幅方向に亘って形成されている。さらに、枠材2内部の略真ん中には、水平中間板2eが形成されており、枠材2に求められる強度を確保している。これら面材受け片2c、小凸条2d、水平中間板2eは、枠材2の幅方向全域に亘って形成されている必要はなく、部分的に途切れていても構わないものであって、本実施形態では、図4に示すように、上記開口部4の位置には形成されていない。
上記構成の枠材2は、縦止水面材1を保持することから、縦止水面材1の重量を支えるだけの強度が必要となる。また、水害時には、縦止水面材1に加わった水圧により、縦止水面材1が撓まないように保持するだけの強度と、開口部4より導入された水の重量増加分にも耐え得る強度(特に底板2b)も必要となる。さらに、一方の回動連結部2fには、縦止水面材1が水圧により後方(他方)に倒れようとする力が加わるため、その際に破損しないだけの十分な強度も必要となる。このように、枠材2は、止水装置10において、最も強度が求められることから、合成樹脂製のものでも構わないが、アルミ、ステンレス等の金属製のものが好ましい。
図2に示すように、枠材2の前面側の下端部と底板2bの前端部が切り欠かれ、この切り欠かれた枠材2の下端前面側から底面前面側に亘って一方の回動連結部2fが一体に形成されている。そして、この一方の回動連結部2fと、後述する横止水面材3に形成された他方の回動連結部3aとが、互いに回動可能に連結されている。また、枠材2の両側面には、端板5を取付けるためのビス穴2gが形成されており、枠材2の側面に端板5を配置し、ビス穴2gにビス5aをねじ込み固定することによって、枠材2の開口した側面が覆われている。
上記枠材2に形成された一方の回動連結部2fは、図1、図2に示すように、枠材2の底板2bの前端上側に一体に形成された前側が開放する略半円外筒部20fと、この略半円外筒部20fの上端に形成された当止部21f(他方の回動連結部3aの略半円筒部3bの後端を当止する当止部)と、この当止部21fの先端に形成された後方斜め下側が開放する略半円小筒部22fと、この略半円小筒部22fの後端から枠材2の下端に連なるように形成された前側が開放する収容部23f(他方の回動連結部3aの略半円筒部3bの厚肉化された前半部3cを収容する収容部)とを備えたものである。
これに対して、上記枠材2に連結される横止水面材3は、アルミ、ステンレス等の金属で成形された方形の板体であって、横止水面材3の後端上面側には、図2に示すように、上記枠材2に形成された一方の回動連結部2fと互いに回動可能に連結される他方の回動連結部3aが、横止水面材3の全幅に亘って一体に形成されている。
この他方の回動連結部3aは、図2に示すように、横止水面材3の後端上面側に一体に形成された上側が開放する略半円筒部3bと、この略半円筒部3bの後半部の内面から求心方向に突出する突出部3cと、この突出部3cの先端に一体に形成された丸棒状の回動中心部30とを備えたものであって、略半円筒部3bの前半部3dは厚肉化されている。
一方の回動連結部2fと他方の回動連結部3aは、一方の回動連結部2fの内側空間(即ち、略半円外筒部20fと当止部21fと略半円小筒部22fによって囲まれる内側空間)に、他方の回動連結部3a(即ち、略半円筒部3bの厚肉化されていない後半部と突出部3cと回動中心部30)を、一方の回動連結部2fのいずれか一端から挿入することによって、互いに回動可能に且つ前後方向に外れないように連結されており、一方の回動連結部2fの内側空間から他方の回動連結部3aを引き抜くと連結が解除されるようになっている。
上記のように、一方の回動連結部2fと他方の回動連結部3aを連結し、回動させて縦止水面材1を真上に90°起立させた図2の状態では、他方の回動連結部3aの略半円筒部3bの厚肉化されていない後半部が一方の回動連結部2fの略半円外筒部20fで受けられ、略半円筒部3bの後半部の外面が略半円外筒部20fの内面に回動可能に摺接している。そして、他方の回動連結部3aの回動中心部30は一方の回動連結部2fの略半円小筒部22fで受けられ、回動中心部30の外面が略半円小筒部22fの内面に回動可能に摺接している。しかし、他方の回動連結部3aの略半円筒部3bの厚肉化された前半部3dは一方の回動連結部2fの収容部23fに収容されてなく、また、略半円筒部3bの後端も一方の回動連結部2fの当止部21fで当止されていない。
この図2の状態から縦止水面材1を前方に倒すと、枠材2の一方の回動連結部2fが横止水面材3の他方の回動連結部3aの回動中心部30の周りに回動し、図3に示すように、他方の回動連結部3aの略半円筒部3bの厚肉化された前半部3dが一方の回動連結部2fの収容部23fに収容されて、縦止水面材1が横止水面材3の上に重なって折り畳まれる。このように縦止水面材1を横止水面材3の上に折り畳むと、止水装置10の嵩が低くなり、複数の止水装置を積み重ねてコンパクトに保管したり運搬することが可能となる。
上記のような横止水面材3に水圧(下方に押圧する力)が加わると、その水圧は他方の回動連結部3aから一方の回動連結部2fを介して枠材2の底板2bに伝わり、止水装置10をより強く下方に押圧する力が作用する。これに枠材2の内部に導入された水の重量増加分をプラスして、止水装置10を強固に設置面に押圧するため、より安定的に止水装置10を設置することができる。
以上のような構成の止水装置10は、図1に示すように、縦止水面材1の両側に略凹型の縦枠6,6を取付けると共に、縦止水面材1の上端に略凹型の横枠7を取付けて、建物や地下の出入口等の両側にある柱体8,8との間に設置される。水害時には、縦止水面材1の内部にも水が導入されることから、横枠7により中空部を完全に塞いでしまうと空気が抜けず、水が入ってこない。従って、縦止水面材1の上端と横枠7との間には少しの隙間を設けるか、或いは、別途空気抜き孔等を設けることが好ましい。また、縦止水面材1の背面に止水パッキン9を設け、柱体8,8との間の水密性を向上させることが好ましい。図示はしないが、横止水面材3と設置面との間にも、止水パッキン9を設けてもよい。勿論、本発明の設置される場所は、柱体8,8間により形成される出入口等に限られるものではなく、水の浸入を阻止したいありとあらゆる箇所に設置できるものであることは言うまでもない。
本発明の止水装置10は、設置する場所の大きさに合致する寸法のものを用いればいいものであり、特に限定されるものではないが、運搬性や主に設置される場所の広さ等を考慮すると、概ねその高さが20〜100cm(本実施形態では50cm)、幅が50〜250cm(本実施形態では100cm)程度のものが好適に用いられる。
上記の説明から明らかなように、本発明の止水装置10は、水が浸入する枠材2の前面側の下部に、内部に水を導入する開口部4が形成されているため、水害時に押し寄せた水は該開口部4より止水装置10の内部(枠材2内部及び縦止水面材1内部)に導入されて、導入された水の重量分だけ止水装置10の重量が増加する。従って、設置面に対して止水装置10を鉛直方向に押し付ける力が作用し、安定感が増して水密性も向上することから、別途固定具等を用いなくとも、流される心配なくして止水装置10を設置することができる。このように本発明は、従来のような注入口より水を注入する工程等を省くことができ、単に建物や地下の出入口等の前に装置を載置するという容易な作業で浸水を確実に防ぐことができるため、短時間の内に多くの被害をもたらす昨今の水害にも十分に対応することができ、また、特殊な吸水材料を必要としないため、余計なコストがかからず、吸水性能を特殊な吸水材料に依存することがないため、水が押し寄せた初期の段階から、安定的に浸水を防ぐことができる。
図5は本発明の他の実施形態に係る止水装置を示す斜視図、図6は図5のB−B線断面図、図7は同止水装置の開口部を別の箇所に形成した形態を示す概略部分断面図である。
本実施形態の止水装置10は、縦止水面材1と枠材2を備えたものであり、前述した図1〜図4に示す止水装置10とは異なり、横止水面材3は用いずに一方から他方への水の浸入を阻止するものである。
この縦止水面材1は、前述した図1〜図4に示す止水装置10の縦止水面材1と同様に、1対の表面材の間に、複数の隔壁部(横の隔壁部、縦の隔壁部、斜めの隔壁部)が形成された、鉛直方向に貫通する多数の中空部が形成されたものであって、本実施形態の止水装置10は、前述した図1〜図4に示す止水装置10よりも小型のものであることから、図1に示す縦止水面材1よりも中空部の数が少なく、幅狭となっている。
また、図6に示すように、枠材2も前述した図1〜図4に示す実施形態と同様、その上端部に、縦止水面材1の下端部を挿入する凹空状の挿入部2aが形成されると共に、下端は底板2bによって閉口した中空筒状のものであって、図5に示すように、その前面側の下部には、2つの開口部4が形成されている。この開口部4も、枠材2の前面側を方形状に切り欠くことにより形成されたものであり、これら3つの開口部4は、枠材2内部で全て連通しており、挿入部2aとも連通している。
同様に、上記枠材2の内部には、縦止水面材1の下端面を受ける面材受け片2cが形成されており、その面材受け片2cの上側には、縦止水面材1を挟持する小凸条2dが、枠材2の幅方向に亘って形成されている。本実施形態の止水装置10は、水を導入する開口部4が底板2bの真上に形成されていることから、前述した図1〜図4に示す実施形態とは異なり、枠材2の強度を確保する水平中間板2eは形成されていない。この止水装置10は、前述した止水装置10よりも小型のものであることから、強度的に問題が生じることは少ないものであるが、所々で左側の面材受け片2cと右側の面材受け片2cを連結して強度を確保してもよく、或いは、図7に示すように、面材受け片2cを形成せずに、縦止水面材1の下端面を底板2bの上に載置することにより、枠材2の強度を確保してもよい。この際、単に枠材2の挿入部2aに上記縦止水面材1を挿入するだけでは、開口部4が殆ど塞がれて水が導入されなくなるため、縦止水面材1の前面側の下部に、水を導入する連通孔1aを設ける必要がある。
上記のように、本実施形態の止水装置10は横止水面材3を用いないものであるため、枠材2には、前述した実施形態のような、一方の回動連結部2fは設けられていない。そのため、設置面に対して下方へ押し付ける力は若干劣ることになるが、軽量であるため運搬性に優れ、例えば柱体8等の立設物に立て掛けるようにして用いれば一切の問題は生じない。
本実施形態の止水装置10のその他の構成は、前述した図1〜図4に示す実施形態の止水装置10と同様であるので、同一部材に同一符号を附して説明を省略する。
図8は本発明の更に他の実施形態に係る止水装置を示す斜視図である。
この実施形態の止水装置10も、縦止水面材1と枠材2を備えたものであり、縦止水面材1は、前述した図1〜図4に示す実施形態のものと同様に、1対の表面材の間に、複数の隔壁部(横の隔壁部、縦の隔壁部、斜めの隔壁部)からなる多数の中空部が形成されたものを用いているが、該実施形態とは異なり、中空部が水平方向に貫通するようにして用いられる(つまり90°回転させて用いている)。
上記縦止水面材1を保持する枠材2は、図8に示すように、底板2bに対して天板の面積が小さい台形状をしたものであり、その内部は中空状となっている。このように枠材2を台形状にすることによって、枠材2が倒れ難くなるのは勿論のこと、水害時に枠材2に水圧が加わると、下方へ押圧する力が、方形状の枠材2に比較すると強く作用することから、止水装置10がより安定的に設置されるようになる。
また、枠材2内側面の上端部から下端部にかけて、上記縦止水面材1を挿入する凹型の挿入部2aが鉛直方向に延びるように形成されている。そして、枠材2の前面側の下部には、方形状の開口部4が形成されており、枠材2の内部に押し寄せた水を導入できるようになっている。このとき、縦止水面材1を保持する挿入部2aに貫通孔を設けていると、開口部4より導入された水が、貫通孔を経由して縦止水面材1にも流入するようにできる。
本実施形態の止水装置10のその他の構成は、前述した図1〜図4に示す実施形態の止水装置10と同様であるので、同一部材に同一符号を附して説明を省略する。
この止水装置10は、縦止水面材1と一対の枠材2,2を備えていることから、運搬性等は多少犠牲になるが、内部に導入する水の容量が非常に多いため、止水装置10をより安定的に設置することができ、例えば建物や地下の出入口等だけでなく、防水扉などとしても用いることができる。
図9は本発明の更に他の実施形態に係る止水装置を示す斜視図である。
本実施形態の止水装置10は、縦止水面材1のみを備えたものであり、前述したような枠材2、横止水面材3は用いない態様である。
この縦止水面材1は、前述した図8に示す実施形態と同様に、1対の表面材の間に、複数の隔壁部(横の隔壁部、縦の隔壁部、斜めの隔壁部)により形成された多数の中空部が、水平方向に貫通するようにして用いられるものである。上記のように、本実施形態では、枠材2等を用いないため、枠材2に形成された水を導入する開口部4も存在しないが、縦止水面材1には多数の中空部が形成されているため、その中空部が開口部4となり、そこから止水装置10の内部に水が導入されるようになっている。勿論、この側面の開口部4の他にも、縦止水面材1の前面側の下部に、別途開口部4を形成してもよいことは言うまでもない。
本実施形態の止水装置10のその他の構成は、前述した図1〜図4に示す実施形態の止水装置10と同様であるので、同一部材に同一符号を附して説明を省略する。
上記実施形態のように、本発明の止水装置10は、縦止水面材1のみからでも構築することができ、このような縦止水面材1からなる止水装置10は、非常に簡易(柱体8,8等に立て掛けるだけ)に設置することができる。また、水を導入する開口部4は、前述した実施形態のように装置の前面側だけでなく、側面側に形成しても内部に水を導入することができる。
図10は本発明の更に他の実施形態に係る止水装置を示すものであって、止水装置同士を連結した状態の斜視図である。
図10は、複数の止水装置10を左右に連結する態様を示すものであって、より広範囲の浸水を防止する態様である。この縦止水面材1も前述した図9に示す実施形態と同様に、縦止水面材1の中空部が水平方向に貫通するようにして用いる。
本実施形態の縦止水面材1は、枠材2の挿入部2aに挿入されて保持されており、縦止水面材1の左右両側面には、略コ字状の縦枠6が取付けられている。このような止水装置10を左右に連結するには、一方の止水装置10の側面(縦枠6)を、他方の止水装置10の側面(縦枠6)に突き合わせて、連結固定具11により固定する。この連結固定具11は、止水装置10,10を左右に簡単且つ確実に連結できるものであればどのような形態のものでもよい。そして、図10に示すように、相対面する止水装置10,10に取付けられた縦枠6,6の間には、止水性を向上させるための止水パッキン9が介在されており、連結箇所からの浸水を防止している。
この止水装置10も、上記のように、縦止水面材1の中空部が水平方向に貫通している。これを換言すれば、枠材2と縦止水面材1の中空部が連通していないということであり、前述した実施形態のように、枠材2の前面側下部に開口部4を形成しても、枠材2の内部にのみ水が導入されるだけで、縦止水面材1の中空部には水が流入してこない。そこで本実施形態では、図10に示すように、縦枠6の前面側下部に複数の開口部4を形成し、縦止水面材1の側端面と対向する縦枠6との間に少しの隙間を設けて、縦枠6に形成された開口部4より導入された水が、縦止水面材1の中空部にも流入するようにしている。また、図示はしないが、縦枠6の側面下部(図10でいう右側の止水装置10の右側面に取付けられている縦枠6の側面下部、及び、左側の止水装置10の左側面に取付けられている縦枠6の側面下部)に、方形状又は円形状の孔を穿孔して開口部4を形成することも好ましい。このように縦枠6の下部に開口部4を形成すると、縦止水面材1の中空部が水平方向に貫通していることから、縦枠6の前面側下部に上記のような開口部4を形成しなくとも、縦止水面材1の内部に水を導入することができるようになる。
本実施形態の止水装置10のその他の構成は、前述した図1〜図4、図9に示す実施形態の止水装置10と同様であるので、同一部材に同一符号を附して説明を省略する。
以上のように、止水装置10,10同士を連結する一例(図9の連結態様)を説明してきたが、例えば図1〜図8に示す止水装置10においても、同様に連結することができる。このように、止水装置10を複数連結することにより、水の浸入を阻止する箇所が、広範囲に亘ったとしても対応することができる。
図11は本発明の更に他の実施形態に係る止水装置を示す斜視図である。
本実施形態の止水装置10は、図11に示すように、縦止水面材1と横止水面材3とを備えた略L字型の装置であって、縦止水面材1には、強度を確保するため必要十分な厚みを有する平板が用いられている。また、横止水面材3には、前述した図1に示す縦止水面材1の中空部が、一方(水の浸入側)に向くように配置したものを用いている。従って、横止水面材3の中空部が開口部4としての役割を果たし、別途開口部4を形成しなくとも、中空部から横止水面材3の内部に水が導入されて、横止水面材3を下方へ押圧する力が作用する。
なお、本実施形態では、複数の隔壁部(横の隔壁部、縦の隔壁部、斜めの隔壁部)が形成されたものを横止水面材3としているが、隔壁部が形成されていない単なる角筒を複数連結したものを横止水面材3とすることもできる。また、枠材2を省略しているが、縦止水面材1の挿入部2a、及び、横止水面材3の挿入部2aが形成された枠材2により、縦止水面材1と横止水面材3を連結しても構わない。
本実施形態の止水装置10のその他の構成は、前述した図1〜図4に示す実施形態の止水装置10と同様であるので、同一部材に同一符号を附して説明を省略する。
図12は本発明の更に他の実施形態に係る止水装置を示す斜視図である。
本実施形態の止水装置10も、縦止水面材1と横止水面材3とを備えた略L字型の装置であって、縦止水面材1には、前述した図11に示す縦止水面材1と同様に、強度を確保するため必要十分な厚みを有する平板が用いられている。また、横止水面材3には、横の隔壁部、縦の隔壁部、斜めの隔壁部によって、中空部が1つだけ形成された方形状の角筒が用いられている。この横止水面材3も、隔壁部が形成されていない単なる角筒を横止水面材3として用いてもよい。
本実施形態のように、横止水面材3が2本の角筒から形成されていると、止水装置10の重量が非常に軽量なものとなり、さらに運搬性に優れるという利点がある。しかしながら、縦止水面材1と横止水面材3の連結している面積が小さいため、縦止水面材1と横止水面材3の連結強度が弱く、一方(前方)から水圧が加わると、連結が外れて縦止水面材1が他方(後方)に倒れてしまう恐れも生じる。そこで、図12に示すように、縦止水面材1と横止水面材3を引張具12により連結することによって、縦止水面材1の倒れを防止している。
本実施形態の止水装置10のその他の構成は、前述した図1〜図4に示す実施形態の止水装置10と同様であるので、同一部材に同一符号を附して説明を省略する。
図13は本発明の更に他の実施形態に係る止水装置を示す斜視図である。
図13に示す止水装置10は、方形状の横止水面材3の略中間地点から縦止水面材1が上方に立設された逆T字型をしたものであり、横止水面材3の前面側に、止水装置10の内部に水を導入するための開口部4が複数形成されたものである。
このような逆T字型の止水装置10は、安定して設置することができ、水圧によって倒れてしまう心配が皆無に等しくなる。
本実施形態の止水装置10のその他の構成は、前述した図1〜図4に示す実施形態の止水装置10と同様であるので、同一部材に同一符号を附して説明を省略する。
図14は本発明の更に他の実施形態に係る止水装置を示す斜視図である。
本実施形態の止水装置10は、中空状の方形の筐体であって、前面側下部に開口部4が形成されている。この止水装置10は、一つあたりの体積が小さいため、図14に示すように、左右に連結するだけでなく、図示はしないが、上下にも連結することで遮水壁を構築していくことも可能となる。
本実施形態の止水装置10のその他の構成は、前述した図1〜図4に示す実施形態の止水装置10と同様であるので、同一部材に同一符号を附して説明を省略する。
以上、本発明の種々の態様を詳述してきたが、止水装置10の水の浸入側に開口部4が形成されているものであれば、本発明の技術的範囲に含まれるものであって、前述した図1〜図14の実施形態に限定されるものではない。例えば、図1に示す横止水面材3が用いられる態様において、図8〜図10に示す縦止水面材1の中空部を水平方向に貫通するようにして用いるなど、種々の設計変更を許容し得るものである。
10 止水装置
1 縦止水面材
1a 連通孔
2 枠材
2a 挿入部
2b 底板
2c 面材受け片
2d 小凸条
2e 水平中間板
2f 一方の回動連結部
20f 略半円外筒部
21f 当止部
22f 略半円小筒部
23f 収容部
2g ビス穴
3 横止水面材
3a 他方の回動連結部
3b 略半円筒部
3c 突出部
3d 前半部
30 回動中心部
4 開口部
5 端板
6 縦枠
7 横枠
8 柱体
9 止水パッキン
11 連結固定具
12 引張具

Claims (3)

  1. 一方から他方への水の浸入を阻止する止水装置であって、
    上記止水装置の内部に水を導入する開口部が、止水装置に形成されており、
    上記止水装置が縦止水面材と枠材とを備え、該枠材は中空筒状のものであって、その上端部に上記縦止水面材を挿入する挿入部が形成されていると共に、上記開口部と上記挿入部が、枠材の内部で連通していることを特徴とする止水装置。
  2. 上記開口部が止水装置の下部であって前面側(水の浸入側)に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の止水装置。
  3. 上記開口部が複数形成されており、少なくとも2つの開口部が連通していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の止水装置。


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