JP6589528B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録部に設けられたノズルからインク滴を吐出することによってシートに画像を記録するインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置において、シートに余白を設けずに画像を記録する所謂縁なし印刷が実行されると、シートの外方の領域にインク滴が吐出される。これにより、シートに着弾しないインク滴は、シートを支持するプラテンに付着する。すると、次に搬送されてプラテンに支持されたシートの裏面にインクが付着して、シートが汚れてしまうおそれがある。
特許文献1に開示された画像記録装置では、プラテンは、シートを支持するリブが形成された底板と、搬送方向において底板と隙間を空けて配置された下流側支持部と、を備えている。シートがリブに支持されることによって、底板に付着したインクのシートの裏面への付着を抑制できる。また、底板には、底板に付着したインクを流すインク流路溝が形成されており、底板に付着したインクは、インク流路溝によって下流側支持部との間の隙間から下流側支持部の下方へ流れ、当該下方に配置されたインク吸収体に吸収捕獲される。
特許文献1に開示された画像記録装置では、上記隙間にシートが入り込んでしまわないように、底板に設けられたリブの一つが下流側支持部と側面視においてオーバーラップしている。これにより、シートが上記隙間に入り込んでしまうことが抑制可能である。
特開2009−208245号公報
しかしながら、上記のような構成では、シートの搬送方向の下流端部が、底板と下流側支持部との境界部分に引っ掛かりやすい。そして、引っ掛かったままでシートの搬送が継続されると、シートは湾曲してプラテンから浮き上がってしまう。その結果、シートが記録部のノズルと接触して汚れたり、シートが画像記録装置内で詰まったりするおそれがある。このようなシートの汚れや詰まりは、シートの流れ目の方向がシートの搬送方向と直交する方向である場合や、シートに多量のインク滴が浸透している場合、つまりシートがプラテンから浮き上がるように湾曲し易い場合に、特に発生し易くなる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像記録時にシートを支持する支持部材に支持されたシートが汚れたり詰まったりすることを抑制できるインクジェット記録装置を提供することにある。
(1) 本発明に係るインクジェット記録装置は、シートを搬送方向へ搬送するローラと、上記ローラよりも上記搬送方向の下流に配置されており、シートを支持する支持部材と、上記支持部材の上方に配置されており、上記支持部材へ向けて複数のノズルからインク滴を吐出する記録部と、を備える。上記支持部材は、上記記録部によって吐出されるインク滴が着弾する着弾領域から当該着弾領域よりも上記搬送方向の下流まで延設された第1リブと、上記第1リブよりも上記搬送方向の下流に上記第1リブと隙間を空けて配置された下流支持部と、を備える。上記第1リブは、上記搬送方向の下流端部に形成され且つ上記搬送方向へ向かって下方へ傾斜した第1傾斜面を備える。上記下流支持部は、上記搬送方向へ向かって上方へ傾斜した第2傾斜面を備える。上記下流支持部における上記搬送方向の上流端部は、上記第1傾斜面の下端よりも下方に位置している。上記第1傾斜面を含む仮想面は、上記下流支持部の上記上流端部のシート支持面と交差する。
本構成によれば、シートは、第1傾斜面に沿って、第1傾斜面の下端よりも下方に位置する下流支持部の上流端部のシート支持面へ向けて案内される。これにより、仮にシートが支持部材から浮き上がるように湾曲したとしても、シートの支持部材からの浮き上がりを抑制することができる。その結果、シートが記録部のノズルと接触することによるシートの汚れや、インクジェット記録装置内におけるシートの詰まりを抑制することができる。
また、第1傾斜面を含む仮想面は、下流支持部の上流端部のシート支持面と交差している。このため、第1傾斜面に沿って案内されたシートは、シート支持面と当接し、シート支持面に沿って案内される。よって、シートが第1リブと下流支持部との間の隙間に入り込む可能性を低くすることができる。
(2) 上記下流支持部は、上記搬送方向の上流端において、上記第1リブと対向する位置から上記搬送方向へ凹む凹部を備える。
本構成によれば、下流支持部が凹部を備えることによって、第1リブと下流支持部との隙間が狭くなり過ぎることを防止できる。その結果、ノズルから吐出されて第1リブに付着したインクが下流支持部に付着する可能性を低くすることができる。
(3) 上記仮想面は、上記凹部よりも上記搬送方向の下流において上記シート支持面と交差する。
本構成によれば、シートが第1リブと下流支持部との間の隙間に入り込む可能性をより低くすることができる。
(4) 上記第1リブは、上方へ向かって先細りとなるテーパ形状である。
本構成によれば、第1リブにおいてシートと当接する部分である第1傾斜面などの第1リブの上端面が小さくなるため、第1リブに付着したインクのシートへの付着を抑制することができる。
(5) 上記第1傾斜面の上記搬送方向の上流端は、上記複数のノズルのうち上記搬送方向の最も下流に位置するノズルよりも上記搬送方向の上流に位置する。
本構成によれば、着弾領域における搬送方向の下流端部において、支持部材と記録部との間隔が大きくなる。これにより、仮にシートが湾曲したとしても、着弾領域における搬送方向の下流端部分において、支持部材からのシートの浮き上がりを抑制することができる。
(6) 上記支持部材は、上記第1リブの上記下流端部の下方に配置されており、インク吸収部材が収容される収容部と、上記第1リブの上記搬送方向の下流端から上記収容部へ向かって下方へ延びる第2リブと、を備える。
本構成によれば、第1リブに付着したインクをインク吸収部材へ容易に送り込むことができる。
(7) 上記支持部材は、少なくとも上記第1リブにおける上記搬送方向の上流端及び下流端の間から、上記第1リブよりも上記搬送方向の上流まで延びており、上記搬送方向と直交する幅方向に間隔を空けて配置された複数の第3リブを備える。当該インクジェット記録装置は、上記ノズルよりも上記搬送方向の上流において、上記幅方向において隣り合う上記第3リブの間に位置しており、上記支持部材に支持されたシートに上方から当接し、複数の上記第3リブと協同して当該シートに上記幅方向に沿った波形状を付与する当接部を備える。上記第3リブは、上記幅方向において、上記第1リブと異なる位置に配置されている。上記幅方向において、上記第1リブの少なくとも一つと上記当接部とがそれぞれ占める位置範囲の少なくとも一部が重複している。
本構成によれば、第3リブと当接部とによって付与されたシートの波形状の谷の部分が、第1リブによって支持される。このため、当該谷の部分が第1リブよりも下方に位置することを抑制できる。その結果、シートにインクが付着することを抑制できる。
(8) 上記シート支持面は、上記上流端部に上記搬送方向に沿って延びる平面を含む。上記第2傾斜面は、上記平面よりも上記搬送方向の下流に設けられている。上記仮想面は、上記平面と交差する。
本構成によれば、シートが第1傾斜面から平面を介して第2傾斜面へ案内されるため、シートが第1傾斜面から第2傾斜面へ直接案内される場合よりも、シートを円滑に第2傾斜面へ案内することができる。
本発明によれば、支持部材に支持されたシートが汚れたり詰まったりすることを抑制できる。
図1は、本発明の実施形態の一例である複合機10の斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、プラテン42と当接部材81と排出ローラ対44とを示す斜視図である。 図4は、上流支持部77と当接部材81と排出ローラ対44とを示す斜視図である。 図5は、プラテン42と当接部材81と排出ローラ対44とを示す平面図である。 図6は、図5のVI−VI断面図である。 図7は、プラテン42と当接部材81と用紙12とを模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上方向4及び下方向5が定義され、開口13が設けられている面を前面14として前方向6及び後方向7が定義され、複合機10を後方向7に視て右方向8及び左方向9が定義される。上方向4及び下方向5は互いに反対方向である。前方向6及び後方向7は互いに反対方向である。右方向8及び左方向9は互いに反対方向である。上方向4、前方向6、及び右方向8は互いに直交している。
[複合機10の全体構造]
図1に示されるように、複合機10(インクジェット記録装置の一例)は、薄型の直方体に概ね形成されている。複合機10の下部にプリンタ部11が設けられている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。複合機10は、プリント機能として、インクジェット方式で用紙12(図2参照、シートの一例)の片面に画像を記録する機能を有している。なお、複合機10は、用紙12の両面に画像を記録するものであってもよい。
[給送トレイ20]
図1に示されるように、プリンタ部11の正面には、開口13が形成されている。給送トレイ20が、前方向6及び後方向7へ移動することによって、開口13を介してプリンタ部11に対して挿入及び脱抜可能である。給送トレイ20は、上方が開放された箱形状の部材である。図2に示されるように、給送トレイ20の底板22に、用紙12が重ねられた状態で支持される。給送トレイ20の前部の上方には、排出トレイ21が支持されている。排出トレイ21は、給送トレイ20と一体に前方向6及び後方向7へ移動する。排出トレイ21の上面には、記録部24によって画像を記録された用紙12が排出される。
[給送部16]
図2に示されるように、給送部16は、記録部24の下方に配置されている。給送部16は、給送ローラ25、給送アーム26、駆動伝達機構27、及び軸28を備えている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端部で回転可能に支持されている。給送アーム26は、基端部に設けられた軸28を中心として、矢印29、30の方向に回動する。これにより、給送ローラ25は、給送トレイ20または当該給送トレイ20に支持された用紙12に対して、当接及び離間が可能である。
給送ローラ25は、複数のギヤが噛合されてなる駆動伝達機構27によって、給送モータ(不図示)の駆動力が伝達されて回転する。これにより、給送トレイ20の底板22に支持された用紙12のうち、給送ローラ25と当接している最上の用紙12が、搬送路65へ給送される。なお、駆動伝達機構27は、複数のギヤが噛合されている形態に限らず、例えば軸28と給送ローラ25の軸とに架け渡されたベルトであってもよい。
[搬送路65]
図2に示されるように、給送トレイ20の後端部から搬送路65が延出されている。搬送路65は、湾曲部33と直線部34とを備える。湾曲部33は、上方向4へ向かいつつ後方向7から前方向6へUターンするように延びている。直線部34は、概ね前方向6及び後方向7に沿って延びている。
湾曲部33は、所定間隔を隔てて互いに対向する外ガイド部材18と内ガイド部材19とによって形成されている。各ガイド部材18、19は、図2における紙面と直交する方向である右方向8(幅方向の一例)及び左方向9(幅方向の一例)へ延設されている。直線部34は、記録部24が配置されている位置では所定間隔を隔てて互いに対向する記録部24とプラテン42とによって形成されている。
給送トレイ20に支持された用紙12は、給送ローラ25によって湾曲部33を搬送されて、後述する搬送ローラ対59に到達する。搬送ローラ対59に挟持された用紙12は、直線部34を記録部24へ向けて前方向6へ搬送される。記録部24の直下に到達した用紙12は、記録部24により画像を記録される。画像が記録された用紙12は、直線部34を前方向6へ搬送されて排出トレイ21に排出される。以上より、用紙12は、図2に一点鎖線の矢印で示される搬送方向15に沿って搬送される。
[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、直線部34の上方に配置されている。直線部34の下方且つ記録部24と対向する位置には、搬送路65の直線部34を搬送方向15へ搬送される用紙12を支持するプラテン42(支持部材の一例)が配置されている。プラテン42については、後に詳細に説明される。
記録部24は、キャリッジ40と記録ヘッド38とを備えている。キャリッジ40は、前方向6及び後方向7に間隔を空けて配置された2つのガイドレール56、57によって右方向8及び左方向9に沿って移動可能に支持されている。ガイドレール56は、記録ヘッド38よりも搬送方向15の上流に配置されている。ガイドレール57は、記録ヘッド38よりも搬送方向15の下流に配置されている。ガイドレール56、57は、右方向8及び左方向9において搬送路65の直線部34の外方に配置された一対のサイドフレーム(不図示)によって支持されている。キャリッジ40は、キャリッジ駆動モータ(不図示)から駆動力を付与されることにより移動する。
記録ヘッド38は、キャリッジ40に搭載されている。記録ヘッド38には、インクカートリッジ(不図示)からインクが供給される。記録ヘッド38の下面には、複数のノズル39が形成されている。キャリッジ40が右方向8及び左方向9へ移動しているときに、記録ヘッド38は、ノズル39からインク滴をプラテン42へ向けて吐出する。これにより、直線部34を搬送方向15へ搬送されてプラテン42に支持されている用紙12に画像が記録される。
[搬送ローラ対59及び排出ローラ対44]
図2に示されるように、直線部34における記録ヘッド38及びプラテン42よりも搬送方向15の上流には、搬送ローラ対59が配置されている。直線部34における記録ヘッド38よりも搬送方向15の下流には、排出ローラ対44が配置されている。
搬送ローラ対59は、搬送ローラ60(ローラの一例)と、搬送ローラ60の下方に搬送ローラ60と対向して配置されたピンチローラ61とを備えている。搬送ローラ60は、右方向8及び左方向9へ延びた中空且つ円柱状の部材である。搬送ローラ60は、一対のサイドフレーム(不図示)によって、回転可能に支持されている。ピンチローラ61は、右方向8及び左方向9に間隔を空けて複数設けられている。ピンチローラ61は、コイルバネなどの弾性部材(不図示)によって搬送ローラ60に押圧されている。搬送ローラ対59は、用紙12を挟持可能である。
排出ローラ対44は、排出ローラ62と、排出ローラ62の上方に排出ローラ62と対向して配置された拍車ローラ63とを備えている。図4に示されるように、排出ローラ62は、右方向8及び左方向9へ延びた軸64と、右方向8及び左方向9に間隔を空けて軸64を覆うように取り付けられたローラ部58とを備えている。排出ローラ62は、一対のサイドフレームによって、回転可能に支持されている。図2に示される拍車ローラ63は、右方向8及び左方向9に間隔を空けて複数設けられている。拍車ローラ63は、コイルバネなどの弾性部材(不図示)によって排出ローラ62へ向けて押圧されている。なお、図3〜図6において、拍車ローラ63の図示は省略されている。排出ローラ対44は、用紙12を挟持可能である。
搬送ローラ60及び排出ローラ62は、搬送モータから駆動力を付与されて回転する。搬送ローラ対59に用紙12が挟持されている状態で搬送ローラ60が回転すると、当該用紙12は、搬送ローラ対59によって搬送方向15へ搬送され、プラテン42上に搬送される。排出ローラ対44に用紙12が挟持されている状態で排出ローラ62が回転すると、当該用紙12は、排出ローラ対44によって搬送方向15へ搬送され、排出トレイ21上に排出される。
[当接部材81]
図2に示されるように、記録ヘッド38に形成されたノズル39よりも搬送方向15の上流には、複数の当接部材81が配置されている。当接部材81は、合成樹脂(例えばポリアセタール(POM))により成形されている。なお、当接部材81は、複数の部材が嵌合などによって組み合わせられたものであってもよい。
図3に示されるように、当接部材81は、右方向8及び左方向9に間隔を空けて複数配置されている。本実施形態において、当接部材81の数は9個であるが、9個以外の数であってもよい。また、本実施形態において、3つの当接部材81が連結されているが、各当接部材81は、独立していてもよい。
各当接部材81は、その搬送方向15の上流端部81Bにおいて、嵌合などの公知の手段によってガイドレール56に取り付けられている。
各当接部材81は、上流端部81Bから下方且つ前方に湾曲している。これにより、各当接部材81は、複数のノズル39のうち最も上流に配置されたノズル39の搬送方向15の上流近傍まで延設されている。また、各当接部材81は、上方向4及び下方向5において、プラテン42へ向かって延設されている。各当接部材81の搬送方向15の下流端部81A(当接部の一例、図2参照)は、プラテン42に支持された用紙12の上面と当接可能である。
[プラテン42]
図3及び図4に示されるように、プラテン42は、上流支持部77と下流支持部78と収容部79とを備えている。
[上流支持部77]
上流支持部77は、下流支持部78よりも搬送方向15の上流に配置されている。
図3に示されるように、上流支持部77は、右方向8及び左方向9並びに前方向6及び後方向7が上方向4及び下方向5の長さよりも長い板形状の部材である。上流支持部77の右方向8及び左方向9の長さは、前方向6及び後方向7の長さよりも長い。上流支持部77は、記録ヘッド38に形成されたノズル39と対向して配置されている。
図4に示されるように、上流支持部77は、搬送方向15の下流端部に、搬送方向15へ突出した凸部73を備えている。凸部73は、右方向8及び左方向9に間隔を空けて複数設けられている。各凸部73は、右方向8及び左方向9に視て、搬送方向15の上流の斜め上方、搬送方向15の下流、及び下方の3箇所から、排出ローラ62の軸64と当接している。ここで、上述したように、排出ローラ62は、一対のサイドフレーム、つまり複合機10のフレームによって回転可能に支持されている。これにより、上流支持部77は、搬送方向15の下流端部において、排出ローラ62を介して複合機10のフレームによって位置決めされている。
また、上流支持部77は、搬送方向15の上流端部に、搬送方向15と逆方向へ突出した凸部72を備えている。凸部72は、右方向8及び左方向9に間隔を空けて複数設けられている。各凸部72の下面には、コイルバネ(不図示)の一端が当接されている。コイルバネの他端は、複合機10のフレーム(不図示)に接続されている。一方、各凸部72のうち右方向8及び左方向9の両端に位置する凸部72の上方には、複合機10のフレームから突出した突部(不図示)が配置されている。そして、右方向8及び左方向9の両端に位置する凸部72は、コイルバネに付勢されることによって、下方から突部に当接している。これにより、上流支持部77は、搬送方向15の上流端部において、複合機10のフレームによって位置決めされている。
図3及び図4に示されるように、上流支持部77の上面80は、前方向6及び後方向7並びに右方向8及び左方向9に拡がる面である。上面80は、第1領域80A、第2領域80B、及び第3領域80Cで構成されている。第1領域80Aは、記録部24が用紙12の端までインク滴を吐出する所謂縁なし印刷が実行されるときに、用紙12の搬送方向15の端部周辺の真下に位置する領域である。第2領域80Bは、縁なし印刷が実行されるときに、複合機10において印刷可能に設定されている各種サイズの用紙12の右端部及び左端部周辺の真下に位置する領域である。第3領域80Cは、印刷が実行されるときに、用紙12の搬送方向15の端部並びに右端部及び左端部の真下以外に位置する領域である。縁なし印刷が実行されるとき、第1領域80A及び第2領域80Bの一部(用紙12が支持されていない部分)には、インク滴が着弾されて付着する。第2領域80Bの位置は、第1領域80A及び第3領域80Cよりも一段下がった位置である。換言すると、第2領域80Bは、第1領域80A及び第3領域80Cよりも下方に位置している。
第1領域80Aは、第3領域80Cよりも搬送方向15の下流の領域である。第1領域80Aの搬送方向15の上流端は、記録ヘッド38の複数のノズル39のうち、搬送方向15の最も上流に位置するノズル39と最も下流に位置するノズル39との間に位置している。第1領域80Aの搬送方向15の下流端は、記録ヘッド38の複数のノズル39のうち、搬送方向15の最も下流に位置するノズル39と略同位置である。なお、図6において、搬送方向15の最も下流に位置するノズル39の位置が、位置71として示されている。
第2領域80Bの搬送方向15の上流端は、記録ヘッド38のノズル39よりも搬送方向15の上流に位置している。第2領域80Bの搬送方向15の下流端は、記録ヘッド38の複数のノズル39のうち、搬送方向15の最も下流に位置するノズル39の位置71と略同位置である。
第3領域80Cの搬送方向15の上流端は、記録ヘッド38のノズル39よりも搬送方向15の上流に位置している。第3領域80Cの搬送方向15の下流端は、記録ヘッド38の複数のノズル39のうち、搬送方向15の最も上流に位置するノズル39と最も下流の位置71のノズル39との間に位置している。
上流支持部77の上面80には、複数の上流リブ76(第3リブの一例)と、複数の下流リブ75(第1リブの一例)とが形成されている。複数の上流リブ76及び複数の下流リブ75は、それらの上端面によって用紙12を支持する。これにより、上面80の第1領域80A及び第2領域80Bに付着したインクが用紙12の下面に付着することが低減される。上流リブ76及び下流リブ75については、後に詳細に説明される。
図6に示されるように、上面80の搬送方向15の下流端から収容部79が延出されている。収容部79は、下流リブ75の搬送方向15の下流端部の下方から、下流支持部78の下方に亘って配置されている。収容部79は、上面80の搬送方向15の下流端から下方向5へ延びた側面79Aと、側面79Aの下端から搬送方向15へ延びた底面79Bと、底面79Bの搬送方向15の下流端から上方向4へ延びた側面79Cとによって区画された凹部である。側面79A、79Cは、上方向4及び下方向5並びに右方向8及び左方向9に拡がる面である。底面79Bは、前方向6及び後方向7並びに右方向8及び左方向9に拡がる面である。
図4及び図6に示されるように、収容部79には、インク吸収部材82が収容される。インク吸収部材82は、発泡ポリウレタンなどの多孔材料からなる。
上流支持部77の上面80は、搬送方向15へ向かって下方向5へ僅かに傾斜している。これにより、上面80(第1領域80A及び第2領域80B)に付着したインクは、搬送方向15へ流れる。その後、インクは、側面79Aに沿って流れて、インク吸収部材82へ導かれる。インクは、多孔材料に形成された孔に進入することにより、インク吸収部材82に吸収される。
上流支持部77の前面、つまり収容部79の側面79Aには、複数の延長リブ74(第2リブの一例)が形成されている。延長リブ74については、後に詳細に説明される。
[下流支持部78]
図3に示されるように、下流支持部78は、右方向8及び左方向9並びに前方向6及び後方向7が上方向4及び下方向5の長さよりも長い板形状の部材である。下流支持部78の右方向8及び左方向9の長さは、前方向6及び後方向7の長さよりも長い。下流支持部78は、右端部及び左端部において、一対のサイドフレームによって支持されている。
図6に示されるように、下流支持部78は、上流支持部77に設けられた下流リブ75及び延長リブ74よりも搬送方向15の下流に配置されている。
下流支持部78は、上流支持部77との間に隙間を空けて配置されている。詳細には、下流支持部78の搬送方向15の上流端部83と、上流支持部77の搬送方向15の下流端部85との間には、搬送方向15に沿って隙間が形成されている。
下流支持部78の搬送方向15の上流端部83は、後述する下流リブ75の傾斜面86の下端よりも下方に位置している。また、上流端部83は、収容部79の上方に位置している。
図3及び図6に示されるように、下流支持部78の上面84(シート支持面の一例)は、用紙12を支持する面であり、平面84Aと傾斜面84B(第2傾斜面の一例)と平面84Cで構成されている。
平面84Aは、排出ローラ対44よりも搬送方向15の上流に形成された面である。平面84Aは、下流支持部78の上流端部83に形成されている。平面84Aは、前方向6及び後方向7並びに右方向8及び左方向9に拡がる面である。つまり、平面84Aは、搬送方向15に沿って延びる面である。平面84Aは、下流リブ75の傾斜面86の下端よりも下方に位置している。
傾斜面84Bは、排出ローラ対44よりも搬送方向15の上流に形成された面である。傾斜面84Bは、平面84Aよりも搬送方向15の下流に形成されている。本実施形態において、傾斜面84Bは、平面84Aの搬送方向15の下流端と連続した面である。なお、傾斜面84Bは、平面84Aの搬送方向15の下流端と連続していなくてもよい。傾斜面84Bは、搬送方向15へ向かって上方へ傾斜している。傾斜面84Bは、当該傾斜の方向並びに右方向8及び左方向9に拡がった面である。
平面84Cは、排出ローラ対44よりも搬送方向15の下流に形成された面であり、排出ローラ対44を通過した用紙12を支持する。平面84Cは、前方向6及び後方向7並びに右方向8及び左方向9に拡がる面である。
図3及び図5に示されるように、下流支持部78には、凹部70が形成されている。凹部70は、下流支持部78の搬送方向15の上流端から搬送方向15へ凹んでいる。凹部70は、下流支持部78を上方から視て、つまり下流支持部78を下方向5に視て、平面84Aに形成されている。凹部70は、右方向8及び左方向9に間隔を空けて複数形成されている。凹部70は、搬送方向15において下流リブ75と対向している。下流リブ75は、右方向8及び左方向9において、凹部70の右端と左端との間に位置している。
図3に示されるように、凹部70は、右端を区画する右側面70Aと、左端を区画する左側面70Bと、搬送方向15の下流端を区画しており右側面70A及び左側面70Bを繋ぐ奥側面70Cとによって区画されている。本実施形態において、下流リブ75の右端と右側面70Aとの右方向8及び左方向9に沿った距離、下流リブ75の左端と左側面70Bとの右方向8及び左方向9に沿った距離、及び下流リブ75の搬送方向15の下流端と奥側面70Cとの間の搬送方向15に沿った距離は、いずれも上流支持部77の前面、つまり収容部79の側面79A(図6参照)と、下流支持部78の搬送方向15の上流端との間の搬送方向15に沿った距離以上の距離である。これにより、下流リブ75が側面79Aから搬送方向15へ突出した位置において、下流リブ75と下流支持部78との隙間が狭くなり過ぎることを防止できる。
[上流リブ76]
図3に示されるように、上流リブ76は、上流支持部77の上面80に形成されている。上流リブ76は、第3領域80Cの搬送方向15の上流端よりも上流から、第3領域80Cの搬送方向15の下流端に亘って、搬送方向15に沿って延びている。換言すると、上流リブ76は、当接部材81の搬送方向15の下流端(下流端部81Aの搬送方向15の下流端)よりも搬送方向15の上流から、当接部材81よりも搬送方向15の下流まで、搬送方向15に沿って延びている。
図3及び図5に示されるように、上流リブ76は、右方向8及び左方向9において間隔を空けて複数形成されている。上流リブ76は、右方向8及び左方向9において隣り合う複数の当接部材81の下流端部81Aの間に形成されている。上流リブ76の上端面は、当接部材81の下流端部81Aが用紙12の上面と当接する箇所よりも上方に位置する。
上流リブ76が以上のように構成されていることにより、図7に示されるように、各上流リブ76の上端面に支持され且つ各当接部材81の下流端部81Aに当接された用紙12は、右方向8及び左方向9に連続する波形状にされる。つまり、上流リブ76は、用紙12を支持することによって当接部材81の下流端部81Aと協同して用紙12に右方向8及び左方向9に沿った波形状を付与する。
[下流リブ75]
図3に示されるように、下流リブ75は、上流支持部77の上面80に形成されている。下流リブ75は、搬送方向15に沿って延設されている。図3及び図5に示されるように、下流リブ75は、右方向8及び左方向9において間隔を空けて複数形成されている。下流リブ75の上方向4への突出長は、上流リブ76の上方向4への突出長よりも短い。つまり、下流リブ75の上端面は、上流リブ76の上端面よりも下方に位置する。
各下流リブ75は、当接部材81の下流端部81Aの右端及び左端の間に位置している。換言すると、各下流リブ75の右方向8及び左方向9における位置は、当接部材81の下流端部81Aの右方向8及び左方向9における位置と対応している。更に換言すると、右方向8及び左方向9において、各下流リブ75が占める位置範囲は、各当接部材81の下流端部81Aが占める位置範囲に含まれている。以上より、下流リブ75は、右方向8及び左方向9において、上流リブ76と異なる位置に配置されている。
複数の下流リブ75の一部(本実施形態では下流リブ75A、75B)は、第3領域80Cの搬送方向15の上流端及び下流端の間から、第1領域80Aの搬送方向15の下流端よりも下流まで、搬送方向15に沿って延びている。詳細には、下流リブ75A、75Bは、当接部材81よりも搬送方向15の下流であり且つ第3領域80Cの搬送方向15の下流端よりも上流から、第1領域80Aの搬送方向15の下流端よりも下流まで、搬送方向15に沿って延びている。
また、下流リブ75A、75B以外の下流リブ75は、第1領域80Aの搬送方向15の上流端から、第1領域80A及び第2領域80Bにおける搬送方向15の下流端よりも下流まで、搬送方向15に沿って延びている。
なお、本実施形態では、図3、図4、及び図5に示されるように、下流リブ75は11本形成されているが、下流リブ75の数は11本に限らない。例えば、1本の下流リブ75のみが、上流支持部77の上面80における右方向8及び左方向9の中央部に形成されていてもよい。
なお、下流リブ75が上記のように構成されていることにより、上述した上流リブ76は、少なくとも下流リブ75における搬送方向15の上流端及び下流端の間から、下流リブ75よりも搬送方向15の上流まで延びていることになる。
本実施形態において、全ての下流リブ75は、第1領域80Aにおける搬送方向15の下流端から、搬送方向15へ突出している。ここで、上述したように、第1領域80Aの搬送方向15の下流端は、複数のノズル39のうち、搬送方向15の最も下流の位置71のノズル39と略同位置である。よって、下流リブ75は、ノズル39よりも搬送方向15の下流まで延びている。ここで、ノズル39は、下方向5へインク滴を吐出するため、搬送方向15においてノズル39の真下の領域が、インク滴が着弾する着弾領域である。よって、下流リブ75は、着弾領域よりも搬送方向15の下流まで延設されている。
図3及び図6に示されるように、下流リブ75の搬送方向15の下流端部85には、傾斜面86(第1傾斜面の一例)が形成されている。傾斜面86は、搬送方向15へ向かって下方へ傾斜している。
図6に示されるように、傾斜面86の搬送方向15の上流端は、複数のノズル39のうち搬送方向15の最も下流の位置71のノズル39よりも上流に位置する。傾斜面86は搬送方向15へ向かって下方へ傾斜しているため、傾斜面86の搬送方向15の上流端は傾斜面86の上端に相当する。
傾斜面86の搬送方向15の下流端は、複数のノズル39のうち搬送方向15の最も下流の位置71のノズル39よりも下流に位置する。傾斜面86は搬送方向15へ向かって下方へ傾斜しているため、傾斜面86の搬送方向15の下流端は傾斜面86の下端に相当する。また、傾斜面86の搬送方向15の下流端は、下流リブ75の搬送方向15の下流端に相当する。
傾斜面86の搬送方向15の下流端は、下流支持部78の搬送方向15の上流端部83よりも上方に位置している。
傾斜面86を含む仮想面87は、下流支持部78の上流端部83における上面84、本実施形態では下流支持部78の平面84Aと交差している。なお、本実施形態において、仮想面87は、下流支持部78の凹部70を通る。つまり、仮想面87は、凹部70の奥側面70Cよりも搬送方向15の上流において平面84Aと交差している。
下流リブ75は、搬送方向15の上流端から下流端までにおいて、突出基端から突出先端へ向けて右方向8及び左方向9の長さが短くなるように構成されている。つまり、下流リブ75は、傾斜面86が形成されている部分も含めて、上方へ向かって先細りとなるテーパ形状である。
[延長リブ74]
図4及び図6に示されるように、延長リブ74は、上流支持部77の前面、つまり収容部79の側面79Aに形成されている。延長リブ74は、側面79Aから搬送方向15へ突出している。延長リブ74は、上方向4及び下方向5に沿って延設されている。延長リブ74は、右方向8及び左方向9において間隔を空けて複数形成されている。延長リブ74の搬送方向15の上流端は、下流リブ75の搬送方向15の下流端と繋がっている。延長リブ74は、下流リブ75の搬送方向15の下流端から収容部79の底面79Bへ向かって下方へ延びている。延長リブ74は、突出先端へ向かって、つまり前方へ向かって先細りとなるテーパ形状である。
[実施形態の効果]
本実施形態によれば、用紙12は、傾斜面86に沿って、傾斜面86の下端よりも下方に位置する下流支持部78の上流端部83の上面84へ向けて案内される。これにより、仮に用紙12がプラテン42から浮き上がるように湾曲したとしても、用紙12のプラテン42からの浮き上がりを抑制することができる。その結果、用紙12が記録部24のノズル39と接触することによる用紙12の汚れや、複合機10内における用紙12の詰まりを抑制することができる。
また、傾斜面86を含む仮想面87は、下流支持部78の上流端部83の上面84(本実施形態では平面84A)と交差している。このため、傾斜面86に沿って案内された用紙12は、上面84と当接し、上面84に沿って案内される。よって、用紙12が下流リブ75と下流支持部78との間の隙間に入り込む可能性を低くすることができる。
また、本実施形態によれば、下流支持部78が凹部70を備えることによって、下流リブ75と下流支持部78との隙間が狭くなり過ぎることを防止できる。その結果、ノズル39から吐出されて下流リブ75に付着したインクが下流支持部78に付着する可能性を低くすることができる。
また、本実施形態によれば、下流リブ75が上方へ向かって先細りとなるテーパ形状である。そのため、下流リブ75において用紙12と当接する部分である下流リブ75の上端面が小さくなるため、下流リブ75に付着したインクの用紙12への付着を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、傾斜面86の搬送方向15の上流端は、複数のノズル39のうち搬送方向15の最も下流に位置するノズル39よりも搬送方向15の上流に位置する。そのため、着弾領域における搬送方向15の下流端部において、プラテン42と記録部24との間隔が大きくなる。これにより、仮に用紙12が湾曲したとしても、着弾領域における搬送方向15の下流端部分において、プラテン42からの用紙12の浮き上がりを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、プラテン42が延長リブ74を備えているため、下流リブ75に付着したインクをインク吸収部材82へ容易に送り込むことができる。
また、本実施形態によれば、右方向8及び左方向9において、各下流リブ75が占める位置範囲は、各当接部材81の下流端部81Aが占める位置範囲に含まれている。そのため、上流リブ76と当接部材81の下流端部81Aとによって付与された用紙12の波形状の谷の部分が、下流リブ75によって支持される。このため、当該谷の部分が下流リブ75よりも下方に位置することを抑制できる。その結果、用紙12にインクが付着することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、用紙12が傾斜面86から平面84Aを介して傾斜面84Bへ案内されるため、用紙12が傾斜面86から傾斜面84Bへ直接案内される場合よりも、用紙12を円滑に傾斜面86へ案内することができる。
[変形例]
上記実施形態では、仮想面87は、凹部70の奥側面70Cよりも搬送方向15の上流において平面84Aと交差していたが、仮想面87は、凹部70の奥側面70Cよりも搬送方向15の下流において平面84Aと交差していてもよい。つまり、仮想面87は、凹部70を通らなくてもよい。この構成によれば、用紙12が下流リブ75と下流支持部78との間の隙間に入り込む可能性を、上記実施形態よりも低くすることができる。
上記実施形態では、右方向8及び左方向9において、下流リブ75が占める位置範囲は、当接部材81の下流端部81Aが占める位置範囲に含まれていた。しかし、右方向8及び左方向9において、下流リブ75が占める位置範囲は、当接部材81の下流端部81Aが占める位置範囲と少なくとも一部において重複していればよい。例えば、下流リブ75の右端が当接部材81の下流端部81Aの右端よりも右方に位置し、且つ下流リブ75の左端が当接部材81の下流端部81Aの右端及び左端の間に位置していてもよい。
また、上記実施形態及び前段落の構成では、右方向8及び左方向9において、各下流リブ75が占める位置範囲が、各当接部材81の下流端部81Aが占める位置範囲と重複していた。しかし、右方向8及び左方向9において、複数の下流リブ75のうちの一部が占める位置範囲が、当接部材81の下流端部81Aが占める位置範囲と重複している一方で、当該一部以外の下流リブ75が占める位置範囲が、当接部材81の下流端部81Aが占める位置範囲と重複していなくてもよい。
また、上記実施形態では、下流支持部78の上面84は、平面84Aと傾斜面84Bとで構成されていたが、平面84Aのみ或いは傾斜面84Bのみで構成されていてもよい。上面84が傾斜面84Bのみで構成されている場合、仮想面87は傾斜面84Bと交差する。
また、上記実施形態では、下流リブ75及び延長リブ74は、突出先端へ向かって先細りとなるテーパ形状であったが、テーパ形状でなくてもよい。
10・・・複合機(インクジェット記録装置)
12・・・用紙(シート)
15・・・搬送方向
24・・・記録部
39・・・ノズル
42・・・プラテン(支持部材)
60・・・搬送ローラ(ローラ)
75・・・下流リブ(リブ)
78・・・下流支持部
83・・・上流端部
84B・・・傾斜面(第2傾斜面)
85・・・下流端部
86・・・傾斜面(第1傾斜面)
87・・・仮想面

Claims (6)

  1. シートを搬送方向へ搬送するローラと、
    上記ローラよりも上記搬送方向の下流に配置されており、シートを支持する支持部材と、
    上記支持部材の上方に配置されており、上記支持部材へ向けて複数のノズルからインク滴を吐出する記録部と、を備え、
    上記支持部材は、
    上記記録部によって吐出されるインク滴が着弾する着弾領域から当該着弾領域よりも上記搬送方向の下流まで延設された第1リブと、
    上記第1リブよりも上記搬送方向の下流に上記第1リブと隙間を空けて配置された下流支持部と、を備え、
    上記第1リブは、上記搬送方向の下流端部に形成され且つ上記搬送方向へ向かって下方へ傾斜した第1傾斜面を備え、
    上記下流支持部は、上記搬送方向へ向かって上方へ傾斜した第2傾斜面と、上記搬送方向の上流端において、上記第1リブと対向する位置から上記搬送方向へ凹む凹部と、を備え、
    上記下流支持部における上記搬送方向の上流端部は、上記第1傾斜面の下端よりも下方に位置しており、
    上記第1傾斜面を含む仮想面は、上記下流支持部の上記凹部よりも上記搬送方向の下流において上記上流端部のシート支持面と交差するインクジェット記録装置。
  2. シートを搬送方向へ搬送するローラと、
    上記ローラよりも上記搬送方向の下流に配置されており、シートを支持する支持部材と、
    上記支持部材の上方に配置されており、上記支持部材へ向けて複数のノズルからインク滴を吐出する記録部と、を備え、
    上記支持部材は、
    上記記録部によって吐出されるインク滴が着弾する着弾領域から当該着弾領域よりも上記搬送方向の下流まで延設された第1リブと、
    上記第1リブよりも上記搬送方向の下流に上記第1リブと隙間を空けて配置された下流支持部と、
    上記第1リブの上記搬送方向の下流端部の下方に配置されており、インク吸収部材が収容される収容部と、
    上記第1リブの上記搬送方向の下流端から上記収容部へ向かって下方へ延びる第2リブと、を備え、
    上記第1リブは、上記下流端部に形成され且つ上記搬送方向へ向かって下方へ傾斜した第1傾斜面を備え、
    上記下流支持部は、上記搬送方向へ向かって上方へ傾斜した第2傾斜面を備え、
    上記下流支持部における上記搬送方向の上流端部は、上記第1傾斜面の下端よりも下方に位置しており、
    上記第1傾斜面を含む仮想面は、上記下流支持部の上記上流端部のシート支持面と交差するインクジェット記録装置。
  3. シートを搬送方向へ搬送するローラと、
    上記ローラよりも上記搬送方向の下流に配置されており、シートを支持する支持部材と、
    上記支持部材の上方に配置されており、上記支持部材へ向けて複数のノズルからインク滴を吐出する記録部と、を備え、
    上記支持部材は、
    上記記録部によって吐出されるインク滴が着弾する着弾領域から当該着弾領域よりも上記搬送方向の下流まで延設された第1リブと、
    上記第1リブよりも上記搬送方向の下流に上記第1リブと隙間を空けて配置された下流支持部と、
    少なくとも上記第1リブにおける上記搬送方向の上流端及び下流端の間から、上記第1リブよりも上記搬送方向の上流まで延びており、上記搬送方向と直交する幅方向に間隔を空けて配置された複数の第3リブと、を備え、
    当該インクジェット記録装置は、上記ノズルよりも上記搬送方向の上流において、上記幅方向において隣り合う上記第3リブの間に位置しており、上記支持部材に支持されたシートに上方から当接し、複数の上記第3リブと協同して当該シートに上記幅方向に沿った波形状を付与する当接部を備え、
    上記第1リブは、上記搬送方向の下流端部に形成され且つ上記搬送方向へ向かって下方へ傾斜した第1傾斜面を備え、
    上記下流支持部は、上記搬送方向へ向かって上方へ傾斜した第2傾斜面を備え、
    上記下流支持部における上記搬送方向の上流端部は、上記第1傾斜面の下端よりも下方に位置しており、
    上記第1傾斜面を含む仮想面は、上記下流支持部の上記上流端部のシート支持面と交差し、
    上記第3リブは、上記幅方向において、上記第1リブと異なる位置に配置されており、
    上記幅方向において、上記第1リブの少なくとも一つと上記当接部とがそれぞれ占める位置範囲の少なくとも一部が重複しているインクジェット記録装置。
  4. シートを搬送方向へ搬送するローラと、
    上記ローラよりも上記搬送方向の下流に配置されており、シートを支持する支持部材と、
    上記支持部材の上方に配置されており、上記支持部材へ向けて複数のノズルからインク滴を吐出する記録部と、を備え、
    上記支持部材は、
    上記記録部によって吐出されるインク滴が着弾する着弾領域から当該着弾領域よりも上記搬送方向の下流まで延設された第1リブと、
    上記第1リブよりも上記搬送方向の下流に上記第1リブと隙間を空けて配置された下流支持部と、を備え、
    上記第1リブは、上記搬送方向の下流端部に形成され且つ上記搬送方向へ向かって下方へ傾斜した第1傾斜面を備え、
    上記下流支持部は、上記搬送方向へ向かって上方へ傾斜した第2傾斜面を備え、
    上記下流支持部における上記搬送方向の上流端部は、上記第1傾斜面の下端よりも下方に位置しており、
    上記第1傾斜面を含む仮想面は、上記下流支持部の上記上流端部のシート支持面と交差し、
    上記シート支持面は、上記上流端部に上記搬送方向に沿って延びる平面を含み、
    上記第2傾斜面は、上記平面よりも上記搬送方向の下流に設けられており、
    上記仮想面は、上記平面と交差するインクジェット記録装置。
  5. 上記第1リブは、上方へ向かって先細りとなるテーパ形状である請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 上記第1傾斜面の上記搬送方向の上流端は、上記複数のノズルのうち上記搬送方向の最も下流に位置するノズルよりも上記搬送方向の上流に位置する請求項1から5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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