JP6587521B2 - 車両用消音器 - Google Patents

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本発明は、車両の吸気管に設けられる車両用消音器に関する。
例えば内燃機関の吸気管など、動力源を有する通風管は、その動力源自体の音のレベルと管の長さに起因する気柱共鳴が問題となってくる。低減するために、図4に示すように、管の周囲に空洞1aを設け管2を挿入した形状の共鳴型消音器1が使用されることがある。共鳴型消音器1を使用する場合、図5に示すように、消音器1の取付け位置によって消音効果が異なるため、気柱共鳴(狙いの周波数)を効率よく低減するには、音の気柱共鳴の音圧腹位置(音圧レベルが高い位置)に連通部1bを設定することが望ましいことが知られている。なお、図5は、共鳴型消音器設置位置の違いを示しており、図5において、A:消音器無し、B:連通部1bを節位置に設定した場合、C:連通部1bを腹〜節中間位置に設定した場合、D:連通部1bを腹位置に設定した場合、を示す。
目標とするレベルまで低減するには、音圧腹位置に連通部1bを設定するだけでなく、図6(d)に示すように目標レベルに達するまで空洞(容積)1aを大きくする必要があるが、搭載スペース上の理由でより小さい空洞(容積)1aでの実現が望まれている。なお、図6は、取付け位置腹位置における容積の違いを示しており、図6(d)において、A:消音器無し、B:容積X(cc)(図6(a))、C:容積2×X(cc)(図6(b))、D:容積4×X(cc)(図6(c))を示す。
特開平6−159174号公報 特開2014−152651号公報
本発明の目的は、従来に比べて少ない空洞容積で目標レベルまで消音可能な車両用消音器を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 吸気管の周囲で該吸気管の周方向に全周にわたって延びており内部の空洞部が前記吸気管の内部通路と連通部で連通する共鳴型消音器を複数有しており、
複数の前記消音器のそれぞれの前記空洞部の内周側の壁は、前記吸気管を形成する壁で形成されており、
複数の前記消音器は、前記吸気管の軸方向に並んで設けられており、前記吸気管の軸方向に隣り合う2つの消音器同士でそれぞれの前記空洞部を構成する壁の一部を共有し合っており、
複数の前記消音器は、全て同じ周波数を消音しており、
複数の前記消音器のそれぞれの前記連通部は、前記吸気管の軸方向でそれぞれ異なる位置に設けられており、前記吸気管の軸方向と直交する方向に延びて設けられており、
複数の前記消音器のそれぞれの前記連通部の幅は、2mm〜20mmの範囲内に調整されている、車両用消音器。
上記(1)の車両用消音器によれば、つぎの効果を得ることができる。
複数の消音器が、全て同じ周波数を消音しており、複数の消音器のそれぞれの連通部が、吸気管の軸方向でそれぞれ異なる位置に設けられている。これにより、単一の大容量の消音器を設ける場合(従来)に比べて、得られる消音効果が大きくなる。その結果、目標レベルまで消音させるのに要する空洞容積(総容積)は、従来に比べて少なくて済む。
上記(1)の車両用消音器によれば、さらに、つぎの効果を得ることができる。
複数の消音器のそれぞれの空洞部の内周側の壁が、吸気管を形成する壁で形成されており、複数の消音器が、吸気管の軸方向に並んで設けられており、吸気管の軸方向に隣り合う2つの消音器同士でそれぞれの空洞部を構成する壁の一部を共有し合っている。そのため、消音器の重量増加を抑制できるだけでなく、消音器のコストおよびスペース上で有利である。
また、複数の消音器のそれぞれの連通部の幅が、2mm〜20mmの範囲内に調整されている。このため、連通部が設けられることによる気流音の発生を抑制できる。
本発明実施例の車両用消音器の斜視図である。 本発明実施例の車両用消音器の拡大断面図である。 本発明実施例の車両用消音器によって得られる消音効果を示す、音のレベル−周波数のグラフである。なお、図中において、A:消音器無し(気柱共鳴)、B:本発明実施例の消音器を用いた場合であって、図6(c)の単一の容積4×X(cc)を持つ消音器と同一外形を持つ場合、C:比較のために示される図6(c)の単一の容積4×X(cc)を持つ消音器を用いた場合、を示す。 従来の車両用消音器の断面図である。 図4のタイプの共鳴型消音器の設置位置で得られる消音効果の違いを示す、音のレベル−周波数のグラフである。なお、図中において、A:消音器無し(気柱共鳴)、B:連通部を節位置に設定した場合、C:連通部を腹〜節中間位置に設定した場合、D:連通部を腹位置に設定した場合、を示す。 図4のタイプの共鳴型消音器の空洞部の容積の違いで得られる消音効果の違いを示す説明図であり、図6(d)は、音のレベル−周波数のグラフである。図6(d)において、A:消音器無し(気柱共鳴)、B:容積X(cc)(図6(a))、C:容積2×X(cc)(図6(b))、D:容積4×X(cc)(図6(c))、を示す。
以下に、本発明実施例の車両用消音器10を、図面を参照して、説明する。
内燃機関の吸気管20は、その動力源自体の音のレベルと管の長さに起因する気柱共鳴が問題となっており、これを低減するために図1に示すように、車両用消音器10が設けられる。車両用消音器10は、図2に示すように、吸気管20の周囲に空洞31を設け吸気管20を挿入した形状となっている。詳しくは、車両用消音器10は、吸気管20の周囲で吸気管20の周方向に全周にわたって延びており内部の空洞部31が吸気管20の内部通路21と連通部32で連通する共鳴型消音器30を複数有する。
複数の共鳴型消音器30は、それぞれ、1つの空洞部31を有する。複数の共鳴型消音器30のそれぞれの空洞部31の内周側の壁31aは、吸気管20を形成する壁で形成されている。その壁31aに連通部32が形成されている。複数の共鳴型消音器30は、吸気管20の軸方向(延び方向)に並んで設けられており、吸気管20の軸方向に隣り合う2つの共鳴型消音器30同士で、それぞれの空洞部31を構成する壁の一部31bを共有し合っている。複数の共鳴型消音器30のそれぞれの最外周壁31cは、全て、吸気管20の半径方向で同位置にある。
複数の共鳴型消音器30のそれぞれの連通部32(各共鳴型消音器30の連通部32)は、吸気管20の軸方向でそれぞれ異なる位置に設けられている。吸気管20の軸方向に隣り合う共鳴型消音器30同士で、それぞれの連通部32は、共鳴型消音器30を構成する壁の板厚よりも吸気管20の軸方向に離れている。複数の共鳴型消音器30のそれぞれの連通部32の幅(吸気管20軸方向長さ)は、2mm〜20mmの範囲内に調整されている。複数の共鳴型消音器30は、それぞれ、1つの連通部32のみを有していてもよく、複数の連通部32を有していてもよい。
(i)1つの共鳴型消音器30が1つの連通部32のみを有する場合、連通部32は、吸気管20の軸方向で単一箇所に設けられており、吸気管20の周方向に全周にわたって連続して設けられていてもよく、吸気管20の周方向の一部のみに設けられていてもよい。
(ii)1つの共鳴型消音器30が複数の連通部32を有する場合、1つの共鳴型消音器30の複数の連通部32は、吸気管20の軸方向で同じ個所(単一箇所)に設けられており、吸気管20の周方向で異なる位置に設けられている。また、1つの共鳴型消音器30が複数の連通部32を有する場合、1つの共鳴型消音器30の各連通部32は、同じ連通路長(吸気管20の板厚、連通部32の長さ)、同じ連通路面積(連通部32の幅(吸気管20軸方向長さ)および吸気管20周方向長さ)となっている。これは、共鳴型消音器30の消音周波数は、空洞部31の容積・連通路長(吸気管20の板厚、連通部32の長さ)・連通路面積(連通部32の幅および周方向長さ)・音速で決まるため、狙った単一の周波数における消音効果を得るためである。
複数の共鳴型消音器30は、全て同じ周波数を消音できるように設定されている。空洞部31の容積と連通路長(吸気管20の板厚、連通部32の長さ)が決まった状態で、連通路面積(連通部32の幅および周方向長さ)を調整することで、狙いの消音周波数に設定される。
つぎに、本発明実施例の作用、効果を説明する。
複数の共鳴型消音器30が、全て同じ周波数を消音しており、複数の共鳴型消音器30のそれぞれの連通部32が、吸気管20の軸方向でそれぞれ異なる位置に設けられている。これにより、図3に示すように、同一外形を持つ単一の大容量の消音器を設ける場合(従来、図3のCの場合)に比べて、狙った周波数で得られる消音効果(図3のB)が大きくなる。その結果、同一外形を持つ単一の大容量の消音器を設ける場合よりも小さい外形で、目標レベルまで消音させることができる。よって、目標レベルまで消音させるのに要する空洞容積(総容積)は、従来に比べて少なくて済む。
複数の共鳴型消音器30のそれぞれの空洞部31の内周側の壁31aが、吸気管20を形成する壁で形成されており、複数の共鳴型消音器30が、吸気管20の軸方向に並んで設けられており、吸気管20の軸方向に隣り合う2つの消音器30同士でそれぞれの空洞部31を構成する壁の一部31bを共有し合っている。そのため、共鳴型消音器30の重量増加を抑制できるだけでなく、消音器10のコストおよびスペース上で有利である。
複数の共鳴型消音器30のそれぞれの連通部32の幅が、2mm〜20mmの範囲内に調整されている。このため、連通部32が複数設けられることによる気流音の発生を抑制できる。
10 車両用消音器
20 吸気管
30 共鳴型消音器
31 空洞部
31a 空洞部の内周側の壁
31b 隣り合う2つの共鳴型消音器同士で共有し合う壁
31c 共鳴型消音器の最外周壁
32 連通部

Claims (1)

  1. 吸気管の周囲で該吸気管の周方向に全周にわたって延びており内部の空洞部が前記吸気管の内部通路と連通部で連通する共鳴型消音器を複数有しており、
    複数の前記消音器のそれぞれの前記空洞部の内周側の壁は、前記吸気管を形成する壁で形成されており、
    複数の前記消音器は、前記吸気管の軸方向に並んで設けられており、前記吸気管の軸方向に隣り合う2つの消音器同士でそれぞれの前記空洞部を構成する壁の一部を共有し合っており、
    複数の前記消音器は、全て同じ周波数を消音しており、
    複数の前記消音器のそれぞれの前記連通部は、前記吸気管の軸方向でそれぞれ異なる位置に設けられており、前記吸気管の軸方向と直交する方向に延びて設けられており、
    複数の前記消音器のそれぞれの前記連通部の幅は、2mm〜20mmの範囲内に調整されている、車両用消音器。
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