JP6584001B2 - 料金収受機、料金収受システム、統計システム、料金収受方法及びプログラム - Google Patents

料金収受機、料金収受システム、統計システム、料金収受方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6584001B2
JP6584001B2 JP2015176736A JP2015176736A JP6584001B2 JP 6584001 B2 JP6584001 B2 JP 6584001B2 JP 2015176736 A JP2015176736 A JP 2015176736A JP 2015176736 A JP2015176736 A JP 2015176736A JP 6584001 B2 JP6584001 B2 JP 6584001B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle type
vehicle
designated
unit
toll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015176736A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017054246A (ja
Inventor
泰弘 山口
山口  泰弘
重隆 福▲崎▼
重隆 福▲崎▼
中山 博之
博之 中山
伸行 尾張
伸行 尾張
洋平 小島
洋平 小島
健太 中尾
健太 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority to JP2015176736A priority Critical patent/JP6584001B2/ja
Publication of JP2017054246A publication Critical patent/JP2017054246A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6584001B2 publication Critical patent/JP6584001B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、料金収受機、料金収受システム、統計システム、料金収受方法及びプログラムに関する。
高速道路等の有料道路における料金所では、走行する車両に対して行う料金収受処理の効率化の観点から、車両の車種区分を自動で判別する車種判別装置が設けられている場合がある。この場合、料金所は、上記車種判別装置を通じて走行する車両の車種区分を判別するとともに、判別された車種区分に応じた課金処理を行う。
上述の車種判別装置は、例えば、車両の通過を一台ずつ分離して検知可能な車両検知器、走行する車両のタイヤによる踏み付けを検知可能な踏板等を備えている(特許文献1参照)。
上述の料金所では、例えば、「軽自動車(二輪車含む)」、「普通車」、「中型車」、「大型車」及び「特大車」の5種類の車種区分別に課金額が設定され得る。
車種判別装置は、料金所の車線を走行する車両についての上記車種区分を特定するために、車線走行中に、当該車両のナンバープレート、車軸数、トレッド幅、車高、車長等の各種車両特徴情報を取得可能な信号を検知するとともに、取得された車両特徴情報の組み合わせに基づいて車種区分を一意に特定する。
特開平8−235487号公報
高速道路等における上記料金所の立地条件によっては、当該料金所を設置するための設置スペースを十分に確保できない場合が想定される。そうすると、当該料金所においては、走行する車両に対する車種判別処理、料金収受処理等を行うための車線長を短くせざるを得なくなる。
しかしながら、このようにした場合、例えば、車両の車体後方端が車種判別装置を通過し終える前に、車両の車体前方側(運転座席)が料金収受処理を行うべき位置(有人ブース、料金自動収受機等)に到達する場合が想定される。そうすると、車種判別装置は車種区分を一意に特定するために必要な車両特徴情報が取得できず、料金収受処理の段階で当該車両の車種区分を一意に特定することが困難となる。
料金収受処理の段階で当該車両の車種区分を一意に特定できなかった場合、例えば、有人ブース(又は、料金所事務所等)に駐在する収受員が、到来した車両の外観、構造的特徴を目視で確認し、当該収受員が当該車両の車種区分を判断する。
しかしながら、収受員の目視による判断で車種区分を特定する場合、当該収受員が車種区分の判断を誤る場合が想定される。また、収受員が故意に異なる車種区分を指定する不正行為が行われる場合が想定される。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、十分な設置スペースを確保できない場所にも設置可能で、かつ、車種区分の指定操作の誤り又は不正行為を抑制可能な料金収受機、料金収受システム、統計システム、料金収受方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
本発明の一態様によれば、車線(L)を走行する車両(A)に対する料金収受処理に用いられる料金収受機(11)は、前記車両の車種区分の指定操作を受け付ける操作受付部(121)と、前記車線に沿って設けられた車種判別装置(20)により判別された前記車両の車種区分を取得する判別車種区分取得部(111)と、前記操作受付部を通じて指定された車種区分である指定車種区分と、前記判別車種区分取得部により取得された車種区分である判別車種区分とのうち何れか一方に基づいて前記車両に対する収受料金を特定する課金額特定部(113)と、前記指定車種区分と前記判別車種区分とを関連付けた関連付け情報(T)を記録する記録処理部(114)とを備える。
このような構成とすることで、十分な設置スペースを確保できない料金所であって、車両から収受料金を収受する段階までに車種判別装置が車両の車種判別を完了できなかった場合でも、操作受付部を通じて車種区分が指定されることにより、課金額特定部が収受料金を特定することができる。また、記録処理部が指定車種区分と判別車種区分とを関連付けた関連付け情報を記録することにより、料金収受機は、当該関連付け情報に基づいて指定車種区分が正しいか否かを指定操作を行う収受員又は当該収受員を管理する管理者等に判断させることができる。そして、料金収受機は、指定車種区分に誤りがあったことを収受員又は管理者等に認識させることにより、以降の操作において指定車種区分の誤りを低減させることが可能となる。
本発明の一態様によれば、上述の態様における料金収受機において、前記課金額特定部は、前記車両から前記収受料金を収受する段階までに、前記判別車種区分取得部により前記判別車種区分が取得された場合には、前記判別車種区分に基づいて前記車両に対する前記収受料金を特定する。
このような構成とすることで、車両から収受料金を収受する段階までに車種判別装置により車両の判別車種区分が判別可能であった場合には、車種判別装置が判別した判別車種区分に基づいて当該車両に対する収受料金を特定するので、操作受付部を通じて指定操作を行う必要がなく、料金収受に係る処理を簡便化することができる。
本発明の一態様によれば、上述の態様における料金収受機は、前記判別車種区分取得部により取得した前記判別車種区分と、前記操作受付部を通じて指定された前記指定車種区分とが一致しないと判断された場合に、当該判別車種区分と当該指定車種区分とが一致しないことを示す情報を通知する通知部(150)を更に備える。
このような構成とすることで、料金収受機は、誤判断等により誤った指定車種区分が指定された場合には、当該指定車種区分が誤っていることを通知部の通知に基づいて収受員又は管理者等に認識させることができる。そして、料金収受機は、指定車種区分に誤りがあったことを収受員又は管理者等に認識させることにより、以降の操作において指定車種区分の誤りを低減させることが可能となる。
本発明の一態様によれば、上述の態様における料金収受機において、前記記録処理部は、前記車種判別装置により前記車両が検知されたタイミングと、前記操作受付部を通じて前記指定車種区分が指定されたタイミングとを更に関連付けた前記関連付け情報を記録する。
このような構成とすることで、当該関連付け情報に基づいて、正しい指定車種区分を指定できる可能性が高い指定操作のタイミング、或いは、誤った指定車種区分が指定される可能性が高い指定操作のタイミングを判断することができる。このため、関連付け情報に基づいて指定操作を行うタイミングを調整することにより、指定車種区分を誤判断する可能性を低減させることができる。
本発明の一態様によれば、上述の態様における料金収受機は、前記車種判別装置により前記車両が検知されたタイミングに基づいて、前記操作受付部における指定操作を制限する指定操作制限部(115)を更に備える。
このような構成とすることで、指定操作制限部は、誤った指定車種区分が指定される可能性が高いタイミングに基づいて指定操作を禁止する等の制限を行うことができる。このように指定操作が制限されることにより、指定車種区分を誤判断する可能性を低減させることができる。
本発明の一態様によれば、料金収受システム(1)は、上述の何れか一の態様に記載の料金収受機と、前記車線を走行する前記車両の特徴を取得して、当該特徴に基づいて当該車両の車種区分を判別する車種区分判別部(200)と、を備える。
本発明の一態様によれば、統計システム(3)は、上述の態様における料金収受システムと、前記料金収受機から前記関連付け情報を取得して統計情報を生成するサーバ(30)とを備える。
本発明の一態様によれば、車線を走行する車両に対する料金収受処理に用いられる料金収受方法は、前記車両の車種区分の指定操作を受け付ける操作受付ステップと、前記車線に設けられた車種判別装置により判別された前記車両の車種区分を取得する判別車種区分取得ステップと、前記操作受付ステップにおいて指定された車種区分である指定車種区分と、前記判別車種区分取得ステップにおいて取得された車種区分である判別車種区分とのうち何れか一方に基づいて前記車両に対する収受料金を特定する課金額特定ステップと、前記指定車種区分と前記判別車種区分とを関連付けた関連付け情報を記録する記録処理ステップとを有する。
本発明の一態様によれば、車線を走行する車両に対する料金収受処理に用いられる料金収受機のコンピュータを機能させるプログラムは、前記コンピュータを、前記車両の車種区分の指定操作を受け付ける操作受付部、前記車線に設けられた車種判別装置により判別された前記車両の車種区分を取得する判別車種区分取得部、前記操作受付部を通じて指定された車種区分である指定車種区分と、前記判別車種区分取得部により取得された車種区分である判別車種区分とのうち何れか一方に基づいて前記車両に対する収受料金を特定する課金額特定部、前記指定車種区分と前記判別車種区分とを関連付けた関連付け情報を記録する記録処理部として機能させる。
本発明に係る料金収受機、料金収受システム、統計システム、料金収受方法及びプログラムによれば、十分な設置スペースを確保できない場所にも設置可能で、かつ、車種区分の指定操作の誤りを抑制することができる。
第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す図である。 第1の実施形態に係る料金収受システムの機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る操作受付部の機能を説明する図である。 第1の実施形態に係る関連付け情報の内容を説明する図である。 第1の実施形態に係る記録処理部の機能を説明する図である。 第1の実施形態に係る料金収受機における処理の流れを説明するフローチャートである。 第2の実施形態に係る料金収受システムの機能構成を示す図である。 第2の実施形態に係る指定操作タイミングと正確度との相関を示す図である。 第3の実施形態に係る統計システムの概略図である。 第3の実施形態に係る指定操作タイミングと正確度との相関を統計した統計情報であり、(a)は時間帯毎の統計情報、(b)は月毎の統計情報である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態に係る料金収受システムについて図1〜6を参照して説明する。
(全体構成)
図1は第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す図である。
本実施形態に係る料金収受システム1は、有料道路である高速道路の出口料金所に設けられ、当該高速道路を利用する車両Aから、車両Aの車種区分に応じた料金の収受を行うための設備である。
また、本実施形態に係る料金収受システム1は、対距離料金制を採用し、入口料金所から出口料金所までの走行距離に応じた料金の収受を行う。なお、対距離料金制に際し、車両Aの運転者等は、入口料金所において当該入口料金所を示す情報が付された通行券を取得し、出口料金所で当該通行券を提出する。
図1に示す例では、高速道路を利用する車両Aの運転者等は、出口料金所に設けられた料金収受システム1において高速道路側から一般道路側へと通じる車線Lを走行している。車線Lの両側にはアイランドIが敷設されている。車線Lの路面上及びアイランドI上には、料金収受システム1を構成する各種設備が設置されている。
なお、以下の説明では、車線Lが延在する方向(図1における±X方向)を「車線方向」とも記載し、また、車線方向に直交する方向(図1における±Y方向)を「車線幅方向」とも記載する。また、車線Lの車線方向における高速道路側(図1における+X方向側)を車線Lの「上流側」、又は、車両Aの「進行方向手前側」とも記載する。また、車線Lの車線方向における一般道路側(図1における−X方向側)を車線Lの「下流側」、又は、車両Aの「進行方向奥側」とも記載する。
図1に示すように、料金収受システム1は、有人ブース10と、料金収受機11と、車種判別装置20と、を備えている。
有人ブース10には、車線Lを走行する車両Aとの間で料金収受処理を行う収受員が駐在する。有人ブース10の内部には、車線Lを走行する車両Aに対する料金収受処理に用いる機械である料金収受機11が設置されている。収受員は、車両Aの運転者等と料金収受処理の過程において、有人ブース10内に設置された料金収受機11を操作する。
また、車両Aの運転者等は、車両Aの車体前方側(運転座席)が、料金収受処理を行うべき位置(有人ブース10の小窓(図1に示す車線L上の位置D2))に到達した時点で車両Aを停車し、有人ブース10に駐在する収受員と料金収受処理を行う。
車種判別装置20は、車線Lに沿って有人ブース10の上流側に設けられている。具体的には、車種判別装置20は、車線Lの路面上及びアイランドI上に設けられた各種検知センサと、車種区分判別部200と、を有している。
車種区分判別部200は、以下に説明する各種検知センサ(車両検知器201、踏板202、ナンバープレート撮影部203、車高検知器204及び車長検知器205)を通じて取得される複数の検知信号に基づいて、車線Lを走行する車両Aの車両特徴情報を生成する。ここで、車両特徴情報とは、車両Aの外観上、構造上の特徴を示す種々の情報であって、本実施形態においては、車両Aの車体の各種緒元(トレッド幅、車高、車長)、車軸数、及び、ナンバープレートから読取可能な情報である。また、車種区分判別部200は、車両Aの車両特徴情報に基づいて、当該車両Aの車種区分を判別する。
車両検知器201は、アイランドI上において高さ方向(±Z方向)に延在し、車線Lを車線幅方向に挟んで対向する投光塔及び受光塔を通じて、車線Lを走行する車両Aの存在の有無を検知する。
踏板202は、車線Lの路面上において車線幅方向に延在して埋設され、内部に仕込まれた通電センサを通じて走行する車両Aのタイヤによる踏み付けを検知する。その際、踏板202は、延在方向(車線幅方向)におけるタイヤによる踏みつけ位置に応じた検知信号を出力することができる。
なお、踏板202の車線方向における設置位置は、上述の車両検知器201の車線方向における設置位置と同一(共に、図1に示す位置D1)である。
ナンバープレート撮影部203は、車線方向における所定位置(位置D1)に到達した車両Aの車体を正面側(車両Aの進行方向奥側)から撮影可能な位置に設けられている。ナンバープレート撮影部203は、車両検知器201による検知結果に基づいて、車両Aを正面側から撮影し、当該車両Aのナンバープレートを含んだ画像データを取得する。
車高検知器204は、アイランドI上に所定の高さ(±Z方向)に設けられ、車線Lを車線幅方向に挟んで対向する投光器及び受光器を通じて、車線Lを走行する車両Aの存在を検知する。
車長検知器205は、車線方向において車両検知器201よりも所定の距離だけ下流側に設けられ、車線Lを車線幅方向に挟んで対向する投光器及び受光器を通じて、車線Lを走行する車両Aの存在を検知する。
なお、第1の実施形態に係る料金収受システム1においては、車両検知器201及び踏板202が設置される位置D1から有人ブース10が設置される位置D2までの距離(ΔD)は、出口料金所において走行が想定される車両の最大車長(例えば、18m前後)よりも短い距離である。
(料金収受システムの機能構成)
図2は、第1の実施形態に係る料金収受システムの機能構成を示す図である。
図2を参照しながら、まず、車種判別装置20の機能構成について説明する。
図2に示すように、車種判別装置20は、車種区分判別部200と、車両検知器201と、踏板202と、ナンバープレート撮影部203と、車高検知器204と、車長検知器205と、を有している。
車種区分判別部200は、車両検知器201、踏板202、ナンバープレート撮影部203、車高検知器204及び車長検知器205の各々から検知される各種検知信号及び画像データを取得して、車線Lを走行する車両A(図1)の車両特徴情報を生成する。また、車種区分判別部200は、車両Aの車両特徴情報に基づいて、当該車両Aの車種区分を判別する。
具体的には、車種区分判別部200は、車両検知器201による車両Aの存在の有無を示す検知結果を参照することで、車両Aの通過期間を取得する。ここで、車両Aの通過期間とは、具体的には、車線Lの走行中において、車両Aの車体前方端(−X方向側(図1)の端部)が車線方向における車両検知器201の位置(位置D1(図1))に到達してから、当該車両Aの車体後方端(+X方向側の端部)が位置D1を通り過ぎるまでの期間である。
また、車種区分判別部200は、踏板202より検知される踏みつけの回数と、車両検知器201を通じて取得される車両Aの通過期間と、を参照することで、当該車両Aの車両特徴情報の一つである車軸数情報(車両Aの車軸数を示す情報)を取得する。
また、車種区分判別部200は、踏板202の延在方向(±Y方向)におけるタイヤ(一軸目)によって踏まれた位置に基づいて、車両Aの車両特徴情報の一つであるトレッド幅情報(車両Aのトレッド幅を示す情報)を取得する。
また、車種区分判別部200は、ナンバープレート撮影部203より取得された画像データに対し、所定の画像認識処理を施して、車両Aの車両特徴情報の一つであるナンバープレート情報(以下、「NP情報」と記載)を取得する。ここで、NP情報とは、具体的には、車両Aに取り付けられたナンバープレートの大きさ(プレートサイズ)、及び、当該ナンバープレートに刻印された分類番号である。
また、車種区分判別部200は、車高検知器204による車両Aの存在の有無を示す検知結果を参照することで、車両特徴情報の一つである車高情報(車両Aの車高が、所定の高さに達しているか否かを示す情報)を取得する。
また、車種区分判別部200は、車長検知器205及び車両検知器201による車両Aの存在の有無を示す検知結果を参照することで、車両特徴情報の一つである車長情報(車両Aの車長が、上記所定の距離に応じた長さに達しているか否かを示す情報)を取得する。
車種区分判別部200は、取得した各種車両特徴情報に基づいて車両Aの車種区分を判別する。また、車種区分判別部200は、判別した車種区分を料金収受機11に出力する。更に、車種区分判別部200は、車両検知器201、踏板202、ナンバープレート撮影部203、車高検知器204及び車長検知器205のそれぞれにおいて車両Aを検知した日時を、料金収受機11に出力する。
次に、図2を参照しながら、料金収受機11の機能構成について説明する。
図2に示すように、料金収受機11は、CPU110と、表示部120と、操作受付部121と、通行券読取部130と、記録媒体140と、通知部150と、を有する。
CPU110は、料金収受機11全体の動作を司るプロセッサである。本実施形態においてCPU110が発揮する各種機能については後述する。
表示部120は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等であって、有人ブース10に駐在する収受員の操作を支援するための情報を表示して提供する画像表示デバイスである。
また、操作受付部121は、表示部120の表示画面と一体に設けられたタッチセンサである。本実施形態に係る操作受付部121は、特に、収受員による操作であって、料金収受の対象とする車両Aについての車種区分の指定操作(タッチ操作)を受け付ける。
通行券読取部130は、車両Aの運転者等から提出された通行券を取り込んで、入口料金所を示す情報(入口情報)を読み取る。
記録媒体140は、例えば、ハードディスクドライブ等であって、本実施形態においては、特に、後述する関連付け情報T(図4)が記録されている。
通知部150は、関連付け情報Tに基づく情報を収受員へ音声で通知する、スピーカ等の音声出力装置である。
CPU110は、専用のプログラムを読み込むことで、図2に示す判別車種区分取得部111、指定車種区分取得部112、課金額特定部113及び記録処理部114としての機能を発揮する。
判別車種区分取得部111は、車種判別装置20の車種区分判別部200が判別した車両Aの車種区分を取得する。ここで、判別車種区分取得部111が取得した車種区分を「判別車種区分」と称する。
指定車種区分取得部112は、収受員が操作受付部121を通じて指定した車両Aの車種区分を取得する。ここで、指定車種区分取得部112が取得した車種区分を「指定車種区分」と称する。
課金額特定部113は、判別車種区分取得部111が取得した判別車種区分と指定車種区分取得部112が取得した指定車種区分とのうち、何れか一方の車種区分と、通行券読取部130が読み取った入口情報と、に基づいて、車両Aの運転者等から収受する収受料金を特定する。
記録処理部114は、判別車種区分取得部111より取得された判別車種区分と、指定車種区分取得部112より取得された指定車種区分と、車種判別装置20の各種検知センサにおいて車両Aを検知した時刻と、収受員が料金収受機11の操作受付部121を通じて指定操作を行った時刻と、車両Aの運転者等から収受する収受料金と、を関連付けて記録媒体140に記録することで、関連付け情報T(図4)を蓄積する。
(課金額特定部の機能)
次に、課金額特定部113が収受料金を特定する処理の詳細について説明する。
本実施形態においては、車両Aの車長が、踏板202が設置されている位置D1(図1)から有人ブース10が設置されている位置D2(図1)までの距離ΔD(図1)よりも長い場合、車種判別装置20が当該車両Aの車種区分の判別を完了する前(車両Aの車体後方端が位置D1(図1)を通過し終える前)に、車両Aの運転手等から料金収受を行う場合が想定される。このため、課金額特定部113は、車両Aの運転手等から料金収受を行う段階(以下、料金収受段階と称する)までに判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得したか否かに基づいて、以下のように収受料金を特定する。
課金額特定部113は、料金収受段階までに判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得した場合(車種判別装置20により車両Aの車種区分の判別が完了した場合)には、当該判別車種区分と入口情報とに基づいて、車両Aの運転者等から収受する収受料金を特定する。このとき、課金額特定部113は、指定車種区分取得部112が指定車種区分を取得していた場合であっても、判別車種区分と入口情報とに基づいて収受料金を特定する。
一方、課金額特定部113は、料金収受段階までに判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得しなかった場合(車種判別装置20により車両Aの車種区分の判別が完了しなかった場合)には、指定車種区分取得部112が取得した指定車種区分と入口情報とに基づいて収受料金を特定する。このとき、収受員が車両Aの運転者等から収受料金を収受した後の段階で、当該車両Aが車線Lから退出する際に、判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得する(車種判別装置20が当該車両Aの車種区分の判別を完了する)こととなる。課金額特定部113は、このように収受料金を収受した後に判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得した場合には、当該判別車種区分と入口情報とに基づいて、車両Aの運転者等から本来収受すべきであった料金である正規料金を特定する。
ここで、課金額特定部113は、車種区分と入口料金所との組み合わせ別に一意に定めた料金表を予め有する態様であってもよい。課金額特定部113は、当該料金表に基づいて、収受料金及び正規料金を特定してもよい。
また、課金額特定部113は、正規料金の特定が完了した後に、収受料金と正規料金との差額を算出する。
なお、課金額特定部113は、収受員による料金収受が行われる段階までに判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得した場合であっても、当該判別車種区分と入口情報とに基づいて正規料金を特定し、収受料金と正規料金との差額を算出するようにしてもよい。この場合、正規料金は収受料金と同額であり、差額は「0」となる。
(操作受付部の機能)
図3は、第1の実施形態に係る操作受付部の機能を説明する図である。
図3に示すように、料金収受機11は、表示部120と、操作受付部121と、通行券読取部130と、通知部150とを有している。
本実施形態において、表示部120及び操作受付部121はタッチパネルとして一体に設けられている。料金収受機11の運用時においては、表示部120には、「軽自動車(二輪車)」、「普通車」、「中型車」、「大型車」及び「特大車」の各々に関連付られたボタン画像G1〜G5が表示されている。有人ブース10の収受員は、料金収受の対象とする車両Aの車体形状や構造等を目視で確認し、判断した車種区分に応じたボタン画像G1〜G5をタッチする操作(車種区分の指定操作)を行う。
また、表示部120には、車両Aに対する料金を収受した時間、場所及び収受員を識別する情報として、日時を示す情報と、車両Aが走行する出口料金所及び車線Lを示す情報(“料金所/車線No.”)と、車両Aから料金を収受する収受員を示す情報(“収受員ID”)と、が表示される(情報R1)。
また、課金額特定部113は、収受料金に関する情報として、通行券読取部130が通行券より読み取った“入口情報”と、車両Aの“車種区分”と、当該入口情報と当該車種区分とに基づいて特定された“収受料金”とを、表示部120に表示する(情報R2)。
このとき、課金額特定部113は、料金収受段階までに判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得した場合は、当該判別車種区分を“車種区分”として表示部120に表示する。また、指定車種区分取得部112が指定車種区分を取得していた場合であっても、課金額特定部113は当該判別車種区分を“車種区分”として表示部120に表示する。
一方、課金額特定部113は、料金収受段階までに判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得しなかった場合には、指定車種区分取得部112が取得した指定車種区分を“車種区分”として表示部120に表示する。
また、表示部120には、訂正用のボタン画像G6が表示されている。収受員は、タッチ操作により指定した車種区分が間違っていると判断した場合には、当該訂正用のボタン画像G6にタッチする。訂正用のボタン画像G6のタッチ操作を受け付けると、課金額特定部113は、車種区分の指定を解除して、再度指定できる状態に戻す。
また、本実施形態において、課金額特定部113は、料金収受段階までに判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得しなかった場合には、収受料金を収受した後であって、判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得したときに、当該判別車種区分と入口情報とに基づいて、車両Aの運転者等から本来収受すべきであった料金である正規料金を特定する。
このとき、課金額特定部113は、正規料金に関する情報として、“判別車種区分”と、“正規料金”と、正規料金と収受料金との“差額”と、を表示部120に表示する(情報R3)。
なお、他の実施形態においては、課金額特定部113は、料金収受段階までに判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得した場合であっても、“判別車種区分”と、“正規料金”と、“差額”とを表示部120に表示するようにしてもよい。この場合、正規料金は収受料金と同額であり、差額は「0」となる。
(記録処理部の機能)
図4は、第1の実施形態に係る関連付け情報の内容を説明する図である。
図5は、第1の実施形態に係る記録処理部の機能を説明する図である。
記録処理部114は、料金収受機11が車両Aの収受料金の収受に係る処理を行う度に、当該処理に関する各種情報を関連付けた関連付け情報Tを記録媒体140に記録して蓄積する。
記録処理部114は、例えば、図4に示すような各種情報を関連付けた関連付け情報Tを記録媒体140に記録する。
具体的には、図4に示すように、関連付け情報Tには、“料金所/車線No.”及び“収受員ID”が関連付けて記録されている。
“料金所/車線No.”は、有人ブース10に駐在する収受員が担当する料金所及び車線Lを識別するための情報である。また、“収受員ID”は、収受料金の収受を行う収受員を識別するための情報である。
また、関連付け情報Tには、“入口情報”、“指定操作日時”、“指定車種区分”及び“収受料金”が関連付けて記録されている。
“入口情報”は、通行券読取部130により通行券から読み取られた入口料金所を示す情報である。“指定操作日時”は、収受員が操作受付部121(図3)を通じて指定操作(タッチ操作)を行った日時であり、“指定車種区分”は当該指定操作により指定された車種区分を示す情報である。“収受料金”は、“指定車種区分”に示される車種区分(指定された車種区分)と、“入口情報”に示される入口情報(利用した入口料金所)と、の組み合わせ別に一意に定められた料金であり、車両Aの運転者等から収受した収受料金を示す情報である。
また、関連付け情報Tには、“車両検知日時”、“判別車種区分”、“正規料金”及び“差額”が関連付けて記録されている。
“車両検知日時”は、本実施形態において、車種判別装置20の検知センサである車両検知器201が車両Aを検知した日時である。なお、他の実施形態においては、車種判別装置20の他の検知センサである踏板202、ナンバープレート撮影部203、車高検知器204及び車長検知器205の何れかが車両Aを検知した日時であってもよい。また、車種判別装置20の各検知センサが車両Aを検知した日時をすべて記録するようにしてもよい。“判別車種区分”は、車種判別装置20の車種区分判別部200により判別され、料金収受機11の判別車種区分取得部111により取得された車両Aの判別車種区分を示す情報である。“正規料金”は、“判別車種区分”に示される車種区分と、“入口情報”に示される入口情報と、の組み合わせ別に一意に定められた料金であり、車両Aの運転者等から本来収受すべきであった正規料金を示す情報である。“差額”は、“収受料金”に示される料金と、“正規料金”に示される料金との差額を示す情報である。
このように、記録処理部114は、出口料金所に到来する車両Aに対し、収受料金の収受に係る処理を行う度に、上記各種情報の全てを関連付けて記録媒体140に記録して蓄積する。
なお、本実施形態においては、車両Aの車長が、踏板202が設置されている位置D1(図1)から有人ブース10が設置されている位置D2(図1)までの距離ΔD(図1)よりも長い場合、車両Aについての車種区分(車種判別装置20により判別される判別車種区分)が特定される前(車両Aの車体後方端が位置D1(図1)を通過し終える前)に、収受員による料金収受が行われる場合が想定される。このとき、車種判別装置20は、料金収受を行った後も当該車両Aの車種区分の判別を継続して行う。このため、料金収受を行った後の段階であって当該車両Aが車線Lから退出する際に、判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得する(車種判別装置20が当該車両Aの車種区分の判別を完了する)こととなる。記録処理部114は、このように料金収受後に判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得した場合であっても、当該判別車種区分を“判別車種区分”として記録する。また、記録処理部114は、課金額特定部113が当該判別車種区分と入口情報とに基づいて特定した料金を“正規料金”として記録し、課金額特定部113が当該正規料金と収受料金とから算出した差額を“差額”として記録する。
また、記録処理部114は、判別車種区分取得部111が取得した判別車種区分(車種判別装置20が判別した車種区分)と指定車種区分取得部112が取得した指定車種区分(収受員が操作受付部121を通じて指定した車種区分)とが異なる場合、通知部150に収受員が指定した車種区分に誤りがあったことを通知する音声を出力させる。このとき、通知部150は、アラーム音により通知を行ってもよいし、表示部120に表示された収受料金、指定車種区分、正規料金、判別車種区分及び差額の全て或いは一部を読み上げて通知を行ってもよい。
更に、記録処理部114は、記録媒体140に蓄積された複数の関連付け情報T(図4)の内、所定の期間における関連付け情報Tを選択し、選択された関連付け情報Tから判別車種区分と指定車種区分とが異なっている関連付け情報Tに基づいて累計情報を生成する。また、記録処理部114は、図5に示すように、表示部120に当該累計情報を表示する(情報R4)。ここで、所定の期間とは、同一の収受員が有人ブースへの駐在を開始してから終了するまで(他の収受員と交代するまで)の期間や、予め定められた時間(例えば一時間、一日等)が経過するまでの期間である。また、有人ブース10に駐在する収受員が所定の期間を設定するようにしてもよい。
具体的には、図5に示すように、記録処理部114は、累計情報として“料金所/車線No.”及び“収受員ID”を表示部120に表示する。
“料金所/車線No.”は、所定の期間において有人ブース10に駐在した収受員が担当した料金所及び車線Lを識別するための情報である。また、“収受員ID”は、所定の期間において車両Aに対して料金収受処理を行った収受員を識別するための情報である。
また、記録処理部114は、累計情報として、“累計期間”、“誤判断回数”、“累計収受料金”、“累計正規料金”及び“差額”を表示部120に表示する。
“累計期間”は、累計情報を生成する際に、記録媒体140に記録された複数の関連付け情報Tから、任意の関連付け情報Tを選択するための条件として定められた所定の期間を示す情報である。“誤判断回数”は、“累計期間”に示される所定の期間において、判別車種区分と指定車種区分とが異なっていた回数を示す情報である。“累計収受料金”は、所定の期間において複数の車両の運転者等から収受した収受料金の累計を示す情報である。“累計正規料金”は、所定の期間において複数の車両の運転者等から本来収受すべきであった正規料金の累計を示す情報である。“差額”は、“累計収受料金”と“累計正規料金”との差額を示す情報である。
また、記録処理部114は、累計情報として、“誤判断履歴”を表示部120に表示する。
“誤判断履歴”は、記録処理部114が選択した関連付け情報Tのうち、判別車種区分と指定車種区分とが異なっている関連付け情報Tを抽出した情報である。例えば、図5に示すように、収受員が指定操作を行った「指定操作日時」及び「指定車種区分」と、「入口情報」と、車種判別装置が判別した「判別車種区分」と、車両の運転者等から収受した「収受料金」(指定車種区分に基づく料金)と、車両の運転者等から本来収受すべきであった「正規料金」(判別車種区分に基づく料金)と、収受料金と正規料金との「差額」と、を含む。なお、“誤判断履歴”として、関連付け情報Tの他の情報を含んでもよい。
このように、記録処理部114は、所定の期間において収受員が車種区分の指定を誤った場合に、誤った内容を確認できるように、上記各種情報を表示部120に表示する。
なお、本実施形態においては、指定車種区分に誤りのあった関連付け情報Tのみを表示部120に表示する例について説明したが、これに限られることはない。記録処理部114は、所定期間における全ての関連付け情報Tを累計情報として表示部120に表示してもよい。
(料金収受機における処理の流れ)
図6は第1の実施形態に係る料金収受機における処理の流れを説明するフローチャートである。
次に、図6を参照しながら、料金収受機11における処理の流れについて詳細に説明する。
図6に示すフローチャートは、収受員が収受料金の収受を行う際に課金額特定部113が車両Aに対する収受料金を特定する処理と、通知部150が通知を行う処理と、記録処理部114が関連付け情報T(図4)を記録する処理と、に関する一連の流れを示している。
(ステップST101:指定車種区分の取得)
まず、有人ブース10の収受員は、料金収受の対象とする車両Aの車体形状や構造等を目視で確認し、判断した車種区分に応じて車種区分の指定操作を操作受付部121を通じて行う。指定車種区分取得部112は、このように指定された車種区分を指定車種区分として取得する(ステップST101)。
なお、収受員が指定操作を行う前に車種判別装置20により当該車両Aの車種区分の判別が完了している場合(判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得している場合)、当該ステップST101を省略してもよい。
(ステップST102:通行券読み取り)
次に、収受員は、車両Aの運転者等から通行券を受け取り、料金収受機11の通行券読取部130に挿入する。通行券読取部130は、挿入された通行券から、車両Aが利用した入口情報を取得する(ステップST102)。
(ステップST103:判別車種区分を取得したか否かを判断)
次に、課金額特定部113は、判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得したか否かを判断する(ステップST103)。
課金額特定部113は、判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得している場合(ステップST103:Yes)、ステップST104へ進む。また、課金額特定部113は、判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得していない場合(ステップST103:No)、ステップST105へ進む。
(ステップST104:判別車種区分に基づいて収受料金を特定)
課金額特定部113は、判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得している場合(ステップST103:Yes)、当該判別車種区分と、ステップST102において通行券から読み取った入口情報とに基づいて、車両Aの運転者等から収受する収受料金を特定する(ステップST104)。そして、課金額特定部113は、判別車種区分(“車種区分”)と、“入口情報”と、“収受料金”とを表示部120に表示する(図3の情報R2)。
収受員は、特定された収受料金に基づいて、車両Aの運転者等から当該収受料金の収受を行う。なお、料金収受機11は引き続き処理を継続し、ステップST111へ進む。
(ステップST105:指定車種区分に基づいて収受料金を特定)
一方、課金額特定部113は、判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得していない場合(ステップST103:No)、ステップST101において指定車種区分取得部112が取得した指定車種区分(収受員が指定した車種区分)と、ステップST102において通行券から読み取った入口情報とに基づいて、車両Aの運転者等から収受する収受料金を特定する(ステップST105)。そして、課金額特定部113は、指定車種区分(“車種区分”)と、“入口情報”と、“収受料金”とを表示部120に表示する(図3の情報R2)。
収受員は、特定された収受料金に基づいて、車両Aの運転者等から当該収受料金の収受を行う。なお、車種判別装置20は、車両Aの運転者等から料金収受を行った後も、当該車両Aの車種区分の判別を継続して行う。このため、料金収受機11は引き続き処理を継続し、ステップST106へ進む。
(ステップST106:判別車種区分を取得したか否かを判断)
次に、課金額特定部113は、判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得したか否かを判断する(ステップST106)。
車両Aの車長が長く、収受員が車両Aの運転者等から料金収受を行ったときに車種判別装置20が当該車両Aの車種区分の判別が完了していない場合がある。この場合、当該車両Aが車線Lから退出する際に、判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得する(車種判別装置20が当該車両Aの車種区分の判別を完了する)こととなる。
課金額特定部113は、判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得している場合(ステップST106:Yes)、ステップST107へ進む。また、課金額特定部113は、判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得していない場合(ステップST106:No)、判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得するまで待機する。
(ステップST107:判別車種区分に基づいて正規料金を特定)
次に、課金額特定部113は、判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得している場合(ステップST106:Yes)、当該判別車種区分と、ステップST102において通行券から読み取った入口情報とに基づいて、車両Aの運転者等から本来収受すべきであった正規料金を特定する(ステップST107)。
(ステップST108:収受料金と正規料金との差額を算出)
次に、課金額特定部113は、ステップST105において特定された収受料金(車両Aの運転者等から収受した料金)と、ステップST107において特定された正規料金(車両Aの運転者等から本来収受すべきであった料金)との差額を算出する(ステップST108)。そして、課金額特定部113は、“判別車種区分”と、ステップST107において特定された“正規料金”と、ステップST108において算出された“差額”とを表示部120に表示する(図3の情報R3)。
(ステップST109:指定車種区分と判別車種区分とが相違するか否かを判断)
次に、記録処理部114は、判別車種区分取得部111が取得した判別車種区分(車種判別装置20が判別した車種区分)と指定車種区分取得部112が取得した指定車種区分(収受員が指定した車種区分)とが相違するか否かを判断する(ステップST109)。
記録処理部114は、判別車種区分と指定車種区分とが相違していると判断した場合(ステップST109:Yes)、ステップST110に進む。一方、記録処理部114は、判別車種区分と指定車種区分とが同一であると判断した場合(ステップST109:No)、ステップST111に進む。
(ステップST110:指定車種区分の誤りを通知)
記録処理部114は、判別車種区分と指定車種区分とが相違していると判断した場合(ステップST109:Yes)、通知部150に収受員が指定した車種区分に誤りがあったことを通知する音声を出力させる(ステップST110)。
(ステップST111:関連付け情報を記録)
次に、記録処理部114は、車両Aに対し収受料金の収受を行った場所及び収受員を示す情報として、“料金所/車線No.”及び“収受員ID”とを関連付けた関連付け情報Tを生成する。また、記録処理部114は、当該関連付け情報Tに、収受料金に関する情報として、“入口情報”と、“車種区分”と、“収受料金”とを関連付けて追加する。更に、記録処理部114は、当該関連付け情報Tに、正規料金に関する情報として、“判別車種区分”と、“正規料金”と、“差額”とを関連付けて追加する。記録処理部114は、このように生成した車両Aについての関連付け情報Tを、記録媒体140に記録して蓄積する(ステップST111)。
(作用効果)
上述の実施形態によれば、料金収受機11は、車線Lを走行する車両Aの車種区分の指定操作を受け付ける操作受付部121と、車種判別装置20により判別された車両Aの車種区分を判別車種区分として取得する判別車種区分取得部111と、操作受付部121を通じて収受員により指定された車種区分を指定車種区分として取得する指定車種区分取得部112と、判別車種区分と指定車種区分とのうち何れか一方の車種区分に基づいて当該車両Aに課金する料金を特定する課金額特定部と、指定車種区分と判別車種区分とを関連付けた関連付け情報Tを記録する記録処理部114とを備えている。
このような構成とすることで、十分な設置スペースを確保できない料金所であって、料金収受処理の段階までに車種判別装置20が車両Aの車種判別を完了できなかった場合でも、操作受付部121を通じて指定車種区分が指定されることにより、課金額特定部113が車両Aに対する収受料金を特定することができる。
また、収受員は、当該収受員が指定した指定車種区分と、車種判別装置20により判別された判別車種区分とが同じであるか異なっているかを、関連付け情報Tに基づいて判断することができる。このため、収受員は、指定車種区分と判別車種区分とが異なっている場合は、収受員が指定した車両Aの指定車種区分が当該車両Aの正しい車種区分である判別車種区分とどのように異なっていたかを、関連付け情報Tに基づいて判断することができる。この結果、誤った指定車種区分を指定した収受員は、誤判断が発生したこと及び誤判断の内容を知ることにより、誤判断を生じやすい車両や当該車両の正しい車種区分を学習することができる。これにより、収受員が以降の指定操作において指定車種区分を誤判断する可能性を低減させることができる。
更に、関連付け情報Tを参照することにより、当該収受員以外の者(他の収受員や収受員を管理する管理者等)がどの収受員がいつ指定車種区分を誤ったかを確認することができる。このように、関連付け情報Tに基づいて指定車種区分の誤りが多い収受員には指導を行う等の抑止策を実施できるため、これによっても、以降の指定操作において指定車種区分を誤判断する可能性を低減させることができる。また、関連付け情報Tが記録されていることを収受員に認識させることにより、収受員が故意に異なる指定車種区分を指定する等の不正行為を抑制することができる。
また、上述の実施形態によれば、課金額特定部113は、車両Aから収受料金を収受する段階までに、判別車種区分取得部111により判別車種区分が取得された場合(車種判別装置20により車種区分が判別された場合)には、当該判別車種区分に基づいて車両Aに対する収受料金を特定する。このため、収受員が操作受付部121を通じて指定操作を行う必要がなく、料金収受に係る処理を簡便化することができる。
一方、料金所の設置スペースが十分に確保できない等の理由により、料金収受処理の段階で車種判別装置20により車両Aの判別車種区分が判別できなかった場合であっても、収受員が指定する指定車種区分に基づいて、当該車両Aに対する収受料金を特定することができる。
また、上述の実施形態によれば、判別車種区分取得部111が取得した判別車種区分と、操作受付部121を通じて収受員が指定した指定車種区分とが一致しないと記録処理部114が判断した場合に、通知部150は当該判別車種区分と当該指定車種区分とが一致しないことを通知する。
このような構成とすることで、収受員は、当該収受員が誤判断等により誤った指定車種区分を指定した場合には、当該指定車種区分が誤っていることを通知部150の通知に基づいて判断することができる。当該収受員が指定操作の誤りを認識することにより、以降の指定操作において指定車種区分を誤判断する可能性を低減させることができる。
また、通知部150が音声等で指定車種区分、判別車種区分等の情報を読み上げる場合は、収受員は、誤った指定車種区分と正しい車種区分である判別車種区分とを学習することができる。これにより、収受員が以降の指定操作において指定車種区分を誤判断する可能性を更に低減させることができる。
なお、上述の実施例においては、記録処理部114は、有人ブース10に駐在する収受員に通知部150を通じて通知を行う例について説明したが、これに限られることは無い。他の実施形態においては、料金収受機11をインターネット等の通信回線で他の装置と接続し、記録処理部114が当該他の装置が有する通知部を通じて収受員を管理する管理者等に指定車種区分が誤っていることを通知するようにしてもよい。これにより、収受員が故意に異なる指定車種区分を指定する等の不正行為を抑制することができる。
更に、課金額特定部113は、通行券読取部130が通行券より読み取った“入口情報”と、車両Aの“車種区分”(収受員が指定した指定車種区分)と、当該入口情報と当該指定車種区分とに基づいて特定された“収受料金”とを、表示部120に表示する(図3の情報R2)とともに、車両Aの“判別車種区分”(車種判別装置20が判別した車種区分)と、判別車種区分に基づいて特定された“正規料金”と、正規料金と収受料金との“差額”と、を表示部120に表示する(図3の情報R3)。これにより、収受員は、正しい車種区分である判別車種区分と正規料金とを容易に判断することができる。
また、上述の実施形態によれば、記録処理部114は、出口料金所に到来する車両Aに対する収受料金の収受を行う度に、関連付け情報Tとして、“料金所/車線No.”、“収受員ID”、“入口情報”、“指定操作日時”、“指定車種区分”、“収受料金”、“車両検知日時”、“判別車種区分”、“正規料金”及び“差額”を関連付けて記録媒体140に記録する。記録処理部114は、このように記録媒体140に蓄積された複数の関連付け情報T(図4)の内、所定の期間における関連付け情報Tを選択し、選択された関連付け情報Tから判別車種区分と指定車種区分とが異なっている関連付け情報Tに基づいて累計情報を生成する。また、記録処理部114は、表示部120に当該累計情報を表示する(図5の情報R4)。
このように累計情報を収受員に提示することにより、収受員は、所定の期間ごとに指定操作を誤った回数及びその内容を知ることができる。なお、当該累計情報は、有人ブース10に駐在する収受員が他の収受員に交代する際に、交代後の収受員に提示するようにしてもよい。これにより、指定操作を誤った収受員のみならず、他の収受員も当該累計情報に基づいて指定操作を誤りやすい車種区分等を学習することができる。この結果、複数の収受員が以降の指定操作において指定車種区分を誤判断する可能性を低減させることができる。
また、上述の実施形態によれば、車種判別装置20は、車両Aの運転者等から料金の収受を行った後も、当該車両Aの車種区分の判別を継続して行う。例えば、車両Aの車長が長く、収受員が車両Aの運転者等から料金収受を行ったときに車種判別装置20が当該車両Aの車種区分の判別が完了していない場合がある。この場合、当該車両Aが車線Lから退出する際に、判別車種区分取得部111が判別車種区分を取得する(車種判別装置20が当該車両Aの車種区分の判別を完了する)こととなる。つまり、車種判別装置20が料金収受段階までに車両Aの車種区分を判別できなかった場合は、料金収受機11の判別車種区分取得部111は、車両Aから料金収受を行った後に、車種判別装置20から当該車両Aの判別車種区分を取得する。このように、車両Aの運転手等から料金の収受を行った後も継続して車種判別装置20が当該車両Aの車種区分の判別を継続するため、料金収受機の記録処理部114は、料金収受を行った全ての車両の判別車種区分を記録して蓄積することができる。このため、料金収受機11の記録処理部114は、判別車種区分取得部111が取得した判別車種区分(車種判別装置20が判別した車種区分)と指定車種区分取得部112が取得した指定車種区分(収受員が指定した車種区分)とが相違するか否かを、料金収受を行った全ての車両に対して判断することができる。これにより、料金収受機11は、料金収受を行った全ての車両について指定車種区分の誤判断の有無を収受員に認識させることができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係る料金収受システムについて図7〜8を参照して説明する。
第1の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
(指定操作制限部の機能)
図7は、第2の実施形態に係る料金収受システムの機能構成を示す図である。
本実施形態において、記録処理部114は、第1の実施形態と同様に、出口料金所に到来する車両Aに対し、収受員が料金収受処理を行う度に、“料金所/車線No.”、“収受員ID”、“入口情報”、“指定操作日時”、“指定車種区分”、“収受料金”、“車両検知日時”、“判別車種区分”、“正規料金”及び“差額”の全ての情報を関連付けた関連付け情報T(図4)を記録媒体140に記録して蓄積する。
また、図7に示すように、本実施形態では、料金収受機11のCPU110が指定操作制限部115を有している点において、第1の実施形態とは異なっている。
図8は、第2の実施形態に係る指定操作タイミングと正確度との相関を示す図である。
指定操作制限部115は、記録媒体140に記録された複数の関連付け情報T(図4)の“指定操作日時”、“車両検知日時”、“指定車種区分”及び“判別車種区分”とに基づいて、“指定操作タイミング”と指定車種区分の“正確度”との相関を求める。
“指定操作タイミング”は、本実施形態において、車種判別装置20の車両検知器201が車両Aを検知したタイミングを基準時間「t1」とし、収受員が当該基準時間「t1」から何秒前或いは何秒後に指定操作を行ったかを示す情報である。
また、指定車種区分の“正確度”は、各“指定操作タイミング”において指定された指定車種区分が、車種判別装置20により判別された判別車種区分と同一であった割合、つまり、正しい指定車種区分を指定した割合を示す情報である。
指定操作制限部115は、車種判別装置20が車両Aを検知したタイミングである基準時間「t1」と、収受員が指定操作を行った“指定操作タイミング”と、収受員が指定した指定車種区分の“正確度”との相関を収受員に提示する。本実施形態においては、例えば、指定操作制限部115は基準時間「t1」と、“指定操作タイミング”と、“正確度”との相関を示す相関図(図8)を表示部120に表示する。
また、“正確度”が所定の値以上であった場合、“正確度”が高いと判断される。また、“正確度”が所定の値未満であった場合、“正確度”が低いと判断される。この所定の値は任意で変更するようにしてもよい。
収受員は、表示部120に表示された相関図に基づいて、正しい指定車種区分を指定できる可能性が高い指定操作タイミング、或いは、誤った指定車種区分が指定される可能性が高い指定操作タイミングを判断する。例えば、図8に示すように、基準時間「t1」からs秒後の「ts」以降において、指定車種区分の正確度が高い状態となる場合、収受員は、当該「ts」を閾値時間であると判断する。そして、収受員は、正確度が低い指定操作タイミング(閾値時間「ts」より前)では指定操作を行わず、また、正確度が高い指定操作タイミング(閾値時間「ts」より後)で指定操作を行う等、指定操作タイミングを調整する。
なお、基準時間「t1」以降の何れのタイミングにおいても指定車種区分の正確度が高い状態となる場合は、閾値時間「ts」は基準時間「t1」と同じ値となる場合がある。つまり、「s=0」となる。このように、閾値時間「ts」は、指定車種区分の正確度が高い状態となるタイミングに応じて変化する。
(作用効果)
上述の実施形態によれば、記録処理部114は、車種判別装置20の有する各検知センサ(車両検知器201、踏板202、ナンバープレート撮影部203、車高検知器204及び車長検知器205)により車両Aが検知されたタイミングと、当該車両Aの指定車種区分が指定されたタイミングとを関連付けて関連付け情報Tを記録媒体140に記録して蓄積する。
指定操作制限部115は、このように蓄積された複数の関連付け情報Tに基づいて、車種判別装置20が当該車両Aを検知したタイミングと、収受員が正しい指定車種区分を指定した指定操作タイミングとの相関、又は、車種判別装置20が当該車両Aを検知したタイミングと収受員が誤った指定車種区分を指定した指定操作タイミングとの相関を、表示部120に表示して収受員に提示する。
このように表示部120に表示された相関図を参照することにより、収受員は、指定車種区分の正確度が高い状態となる閾値時間「ts」を判断する。収受員は、正しい指定車種区分を指定できる可能性が高い指定操作タイミング、或いは、誤った指定車種区分が指定される可能性が高い指定操作タイミングを、閾値時間「ts」に基づいて判断し、指定操作タイミングを調整することができる。これにより、収受員が指定車種区分を誤判断する可能性を低減させることができる。
なお、指定操作制限部115は、基準時間「t1」と、“指定操作タイミング”と、“正確度”との相関に基づいて、指定車種区分の正確度が高い状態となる閾値時間を判断するようにしてもよい。指定操作制限部115は、閾値時間に基づいて指定車種区分の正確度が低い指定操作タイミング、及び、指定車種区分の正確度が高い指定操作タイミングのうち、少なくとも何れか一方を特定し、また、表示部120に表示して収受員に示すようにしてもよい。
図8の例では、指定操作制限部115は、収受員が基準時間「t1」よりもs秒後のタイミングで指定操作を行うと指定車種区分の正確度が高くなる傾向があると判断する。この場合、指定操作制限部115は、基準時間「t1」のs秒後である「ts」を閾値時間として設定する。また、指定操作制限部115は、“指定操作タイミング”と“正確度”の相関を示す図(図8)とともに、閾値時間「ts」よりも後に指定操作を行うことを収受員に推奨する情報を表示部120に表示するようにしてもよい。収受員は、指定操作制限部115が示す指定操作タイミングを参照することにより、指定操作タイミングを容易に判断することができる。また、複数の収受員が指定操作制限部115が推奨する指定操作タイミングに基づいて指定操作を行うことにより、収受員毎に異なるタイミングで指定操作を行うことを抑制し、全収受員の指定操作の正確度を向上させることができる。
<第2の実施形態の変形例>
上述の第2の実施形態において、指定操作制限部115は、基準時間「t1」と、“指定操作タイミング”と、“正確度”との相関を示す相関図を表示部120に表示して収受員に提示し、収受員が当該相関に基づいて指定操作タイミングを調整する例について説明した。
本変形例においては、指定操作制限部115は、指定操作タイミングを収受員に調整させるのではなく、基準時間「t1」と、“指定操作タイミング”と、“正確度”との相関に基づいて、収受員の指定操作を自動的に制限する点において、第2の実施形態とは異なっている。
指定操作制限部115は、第2の実施形態と同様に、図8に示す基準時間「t1」と、“指定操作タイミング”と、“正確度”との相関を求める。指定操作制限部115は、当該相関に基づいて、指定車種区分の正確度が高くなる閾値時間を設定する。
図8の例では、指定操作制限部115は、収受員が基準時間「t1」のs秒後である「ts」以降に指定操作を行うと指定車種区分の正確度が高くなる傾向があると判断する。このとき、指定操作制限部115は、当該「ts」を閾値時間として設定する。
このように、指定操作制限部115は、収受員が閾値時間「ts」よりも前のタイミングで指定操作を行うと指定車種区分の正確度が低くなると判断した場合、閾値時間「ts」までの間、操作受付部121のボタン画像G1〜G6(図3)を表示部120の画面上から消去等して、収受員の指定操作を禁止する。
また、指定操作制限部115は、収受員が閾値時間「ts」よりも後のタイミングで指定操作を行うと指定車種区分の正確度が高くなると判断した場合、閾値時間「ts」以後は操作受付部121のボタン画像G1〜G6(図3)を表示部120の画面上に表示して、収受員の指定操作を許可する。
このように、指定操作制限部115が閾値時間を判断し、閾値時間よりも前のタイミングでは指定操作を禁止する制限を行うことにより、収受員が指定車種区分の正確度が低い指定操作タイミングで指定操作を行い、誤った指定車種区分を指定してしまう可能性を低減させることができる。
なお、上述の実施形態において、車種判別装置20の車両検知器201が車両Aを検知したタイミングを基準時間「t1」として設定する例について説明したが、これに限られることはない。車種判別装置20の他の検知センサ(踏板202、ナンバープレート撮影部203、車高検知器204又は車長検知器205)が車両Aを検知したタイミングのうち何れか一つ或いは複数を、基準時間「t1」として設定してもよい。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態に係る料金収受システムについて図9を参照して説明する。
第1の実施形態及び第2の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
(統計システムの機能構成)
図9は、第3の実施形態に係る統計システムの概略図である。
本実施形態では、複数の料金所に料金収受機11がそれぞれ設けられている。本実施形態においては、各料金所のそれぞれに、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の構成を有する料金収受機11A、11B、11C・・・が設けられている。なお、以降の説明において、各料金収受機11A、11B、11C・・・は総称して料金収受機11と記載する。
図9に示すように、各料金所に設けられた料金収受機11及びサーバ30は、インターネット等の通信回線により接続され、統計システム3を構成している。
サーバ30は、料金収受機11の記録媒体140に蓄積された関連付け情報T(図4)を、通信回線を経由して取得する。
サーバ30は、複数の料金収受機11より取得した関連付け情報Tに基づいて、収受員が指定車種区分を誤りやすい時間帯、季節等を統計して、統計情報を生成する。
図10は、第3の実施形態に係る指定操作タイミングと正確度との相関を統計した統計情報であり、(a)は時間帯毎の統計情報、(b)は月毎の統計情報である。
例えば、サーバ30は、複数の料金収受機11から取得した関連付け情報Tの“指定操作日時”、“車両検知日時”、“指定車種区分”及び“判別車種区分”に基づいて、“指定操作タイミング”と指定車種区分の“正確度”との相関を時間帯毎(例えば一時間毎)に示す統計情報を生成する。
図10(a)は、サーバ30が各時間帯毎に求めた“指定操作タイミング”と指定車種区分の“正確度”との相関のうち、日中(例えば13:00〜14:00)の時間帯P1と、夜間(例えば21:00〜22:00)の時間帯P2と、における“指定操作タイミング”と指定車種区分の“正確度”との相関を示している。
また、図10(a)の例では、基準時間「t1」は車種判別装置20の車両検知器201が車両Aを検知したタイミングを示している。
サーバ30は、このように求めた各時間帯における“指定操作タイミング”と指定車種区分の“正確度”との統計情報に基づいて、各時間帯毎に収受員が基準時間「t1」から何秒後に指定操作を行うと指定車種区分の正確度が高くなる傾向があるかを判断する。
例えば、図10(a)に示すように、日中の時間帯P1では、収受員が基準時間「t1」のs1秒後である「ts1」以降に指定操作を行うと指定車種区分の正確度が高くなる傾向がある。このため、サーバ30は、当該「ts1」を日中の時間帯P1の閾値時間として設定する。一方、夜間の時間帯P2では、日中よりも視認性が低下することが想定される。このため、夜間の時間帯P2では、収受員が閾値時間「ts1」で指定操作を行っても指定車種区分の正確度は低いままとなる傾向があり、収受員が基準時間「t1」のs2秒後である「ts2」以降に指定操作を行うと指定車種区分の正確度が高くなる傾向がある。このため、サーバ30は、当該「ts2」を夜間の時間帯P2の閾値時間として設定する。
サーバ30は、以上のような各時間帯における傾向に基づいて、各時間帯について指定車種区分の正確度が高いタイミングを特定する。図10(a)の例では、サーバ30は、指定車種区分の正確度が高いタイミングとして、日中の時間帯P1においては閾値時間「ts1」より後のタイミングを特定し、夜間の時間帯P2においては閾値時間「ts2」より後のタイミングを特定する。
また、サーバ30は、上述のように時間帯毎に分析した指定操作タイミングを、更に月毎(季節毎)に統計した統計情報を生成してもよい。
図10(b)は、各月毎の同時間帯(例えば17:00〜18:00)における“指定操作タイミング”と指定車種区分の“正確度”との相関のうち、夏季(例えば8月)の時間帯P3における相関と、冬季(例えば12月)の時間帯P4とにおける相関との統計情報を示している。
サーバ30は、各月毎における“指定操作タイミング”と指定車種区分の“正確度”との相関に基づいて、各月の各時間帯毎に収受員が基準時間「t1」から何秒後に指定操作を行うと指定車種区分の正確度が高くなる傾向があるかを判断する。
例えば、図10(b)に示すように、夏季における時間帯P3では、収受員が基準時間「t1」のs3秒後である「ts3」以降に指定操作を行うと指定車種区分の正確度が高くなる傾向がある。このため、サーバ30は、当該「ts3」を夏季の時間帯P3の閾値時間として設定する。一方、冬季の時間帯P4では、夏季の同時間帯である時間帯P3よりも日没が早く、視認性が低下することが想定される。このため、冬季の時間帯P4では、収受員が閾値時間「ts3」で指定操作を行っても、指定車種区分の正確度は低いままとなる傾向があり、収受員が基準時間「t1」のs4秒後である「ts4」以降に指定操作を行うと指定車種区分の正確度が高くなる傾向がある。このため、サーバ30は、当該「ts4」を冬季の時間帯P4の閾値時間として設定する。
サーバ30は、以上のような各月毎における傾向に基づいて、各月毎に指定車種区分の正確度が高いタイミングを特定する。図10(b)の例では、サーバ30は、指定車種区分の正確度が高いタイミングとして、夏季の時間帯P3においては閾値時間「ts3」より後のタイミングを特定し、冬季の時間帯P4においては閾値時間「ts4」より後のタイミングを特定する。
サーバ30は、このように、各月毎(季節毎)及び各時間帯毎における指定車種区分の正確度が低い指定操作タイミング、及び、指定車種区分の正確度が高い指定操作タイミングのうち少なくとも何れか一方を特定し、各料金収受機11に各月毎及び各時間帯毎において推奨される指定操作タイミングを出力する。各料金収受機11の指定操作制限部115は、サーバ30より取得した当該指定操作タイミングを表示部120に表示して収受員に提示し、また、当該指定操作タイミングに基づいて指定操作を禁止する制限を行うようにしてもよい。
また、収受員や当該収受員を管理する管理者等が、サーバ30が生成した統計情報を参照し、各時間帯毎の指定操作タイミングに関するマニュアル等を作成するようにしてもよい。このとき、当該マニュアルは、通信回線を経由してサーバ30から各料金所の料金収受機11に送信されるようにしてもよい。
なお、サーバ30は、全ての料金所に設けられた料金収受機11から取得した全ての関連付け情報Tに基づいて上記のような統計情報を生成してもよいし、料金所毎又は料金所の車線L毎の関連付け情報Tに基づいて、料金所毎又は料金所の車線L毎に個別に統計情報を生成するようにしてもよい。
(作用効果)
上述の実施形態によれば、サーバ30は、各料金所に設けられた料金収受機11から取得した多数の関連付け情報Tに基づいて、各月毎(季節毎)及び各時間帯毎の統計情報を生成する。また、サーバ30は、当該統計情報に基づいて、各月毎及び各時間帯毎における指定車種区分の正確度が低い指定操作タイミング、及び、指定車種区分の正確度が高い指定操作タイミングのうち少なくとも何れか一方を特定し、各料金収受機11に各月毎及び各時間帯毎において推奨される指定操作タイミングを出力する。各料金収受機11の指定操作制限部115は、サーバ30より取得した当該指定操作タイミングを表示部120に表示して収受員に提示し、また、当該指定操作タイミングに基づいて指定操作を禁止する制限を行う。
これにより、収受員が指定車種区分を誤りやすい情報の蓄積が不足している料金所であっても、サーバ30が生成した統計情報に基づいて、収受員に指定車種区分を誤りやすいタイミング等を提示することが可能となる。
また、収受員や当該収受員を管理する管理者等が、サーバ30生成した統計情報を参照し、各時間帯毎の指定操作タイミングに関するマニュアル等を作成することにより、全ての料金所に駐在する収受員が当該マニュアルに従って指定操作を行うことができる。このため、収受員毎に異なるタイミングで指定操作を行うことを抑制し、全収受員の指定操作の正確度を向上させることができる。
なお、他の実施例においては、サーバ30は、気象情報を蓄積するデータベース(図示せず)を設けて、当該データベースに蓄積された気象情報と、上述のように特定した各月毎(季節毎)及び各時間帯毎における指定車種区分の正確度が低い指定操作タイミング、及び、指定車種区分の正確度が高い指定操作タイミングとを統計した統計情報を生成してもよい。これにより、天候及び日時に応じた指定車種区分の正確度が高い指定操作タイミングを特定することができ、より指定車種区分の正確度を向上させることが可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
例えば、上述の各実施形態に係る料金収受システム1は、アイランドI上に設けられた有人ブース10(図1)に収受員が駐在する態様として説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
即ち、他の実施形態においては、収受員は、料金収受システム1が設置された位置から離れた遠隔地に駐在する態様であってもよい。この場合、収受員は、出口料金所に設けられた監視カメラを通じて車両Aのライブ映像等を確認することで、当該出口料金所に到来した車両Aの車種区分を判断する。また、この場合、収受員は、当該遠隔地から通信ネットワークを介して、車両Aに対する車種区分の指定操作を行うものとする。
また、上述の各実施形態に係る料金収受システム1は、高速道路の出口料金所に設置されるものとして説明したが、他の実施形態においては、有料道路の料金形式に応じて、入口料金所に設置されてもよい。
また、上述の実施形態に係る料金収受システム1は、有料道路の入口料金所に設置され、到来した車両Aに対し通行券の発行を行う際に、収受員(又は運転者等)が、車両Aについての車種区分の指定操作を行う態様であってもよい。
また、車種判別装置20の機能構成は、上述の各実施形態で説明した態様には限定されない。例えば、上述の実施形態では、ナンバープレート撮影部203が撮影して得た画像データを車種区分判別部200が取得し、この車種区分判別部200が当該画像データからNP情報を抽出(生成)するものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
例えば、他の実施形態に係る車種判別装置20は、単独でナンバープレートの撮影からNP情報の抽出(生成)までを実行可能なナンバープレート読取機を有する態様であってもよい。この場合、上記ナンバープレート読取機は、撮影により得た画像データに対し所定の画像認識処理を施してNP情報を抽出するとともに、当該抽出したNP情報を、料金収受機11の車種区分判別部200に直接出力してもよい。
また、車種判別装置20の車高検知器204についても同様である。即ち、他の実施形態に係る車高検知器204は、単独で、車両Aの車体の存在/非存在に係る検知結果に基づいて、当該車両Aについての車高情報を生成する機能を有していてもよい。この場合、車高検知器204は、生成した車高情報を、料金収受機11の車種区分判別部200に直接出力してもよい。
また、上述の各実施形態に係る料金収受システム1において、料金収受機11は、表示部120及び操作受付部121は、タッチセンサ式のディスプレイであるものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
他の実施形態において、例えば、操作受付部121は、車種区分別に設けられた押下式のボタン等であってもよい。
なお、上述の各実施形態においては、料金収受機11の各種機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各種処理を行うものとしている。ここで、上述した料金収受機11の各種処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、料金収受機11は、各種機能構成が単一の装置筐体に収められる態様に限定されず、料金収受機11が有する各種機能構成が、ネットワークで接続される複数の装置に渡って具備される態様であってもよい。
1 料金収受システム
3 統計システム
10 有人ブース
11 料金収受機
110 CPU
111 判別車種区分取得部
112 指定車種区分取得部
113 課金額特定部
114 記録処理部
120 表示部
121 操作受付部
130 通行券読取部
140 記録媒体
150 通知部
20 車種判別装置
200 車種区分判別部
201 車両検知器
202 踏板
203 ナンバープレート撮影部
204 車高検知器
205 車長検知器
T 関連付け情報
A 車両
L 車線
I アイランド

Claims (11)

  1. 車線を走行する車両に対する料金収受処理に用いられる料金収受機であって、
    前記車両の車種区分の指定操作を受け付ける操作受付部と、
    前記車線に沿って設けられた車種判別装置により判別された前記車両の車種区分を取得する判別車種区分取得部と、
    前記操作受付部を通じて指定された車種区分である指定車種区分と、前記判別車種区分取得部により取得された車種区分である判別車種区分とのうち何れか一方に基づいて前記車両に対する収受料金を特定する課金額特定部と、
    前記指定車種区分と前記判別車種区分とを関連付けた関連付け情報を記録する記録処理部と
    前記車種判別装置により前記車両が検知されたタイミングに基づいて、前記操作受付部における指定操作を制限する指定操作制限部と、
    を備え、
    前記指定操作制限部は、前記複数の関連付け情報に含まれる指定操作日時、車両検知日時、前記指定車種区分、及び前記判別車種区分に基づいて、前記指定車種区分が前記判別車種区分と一致する割合を示す正確度が所定の値より低くなる時間に前記操作受付部における指定操作を制限する、
    料金収受機。
  2. 車線を走行する車両に対する料金収受処理に用いられる料金収受機であって、
    前記車両の車種区分の指定操作を受け付ける操作受付部と、
    前記車線に沿って設けられた車種判別装置により判別された前記車両の車種区分を取得する判別車種区分取得部と、
    前記操作受付部を通じて指定された車種区分である指定車種区分と、前記判別車種区分取得部により取得された車種区分である判別車種区分とのうち何れか一方に基づいて前記車両に対する収受料金を特定する課金額特定部と、
    前記指定車種区分と前記判別車種区分とを関連付けた関連付け情報を記録する記録処理部と、
    を備え、
    前記課金額特定部は、前記車両から前記収受料金を収受する段階までに、前記判別車種区分取得部により前記判別車種区分が取得された場合には、前記判別車種区分に基づいて前記車両に対する前記収受料金を特定する、
    金収受機。
  3. 前記判別車種区分取得部により取得した前記判別車種区分と、前記操作受付部を通じて指定された前記指定車種区分とが一致しないと判断された場合に、当該判別車種区分と当該指定車種区分とが一致しないことを示す情報を通知する通知部を更に備える、
    請求項1又は2に記載の料金収受機。
  4. 前記記録処理部は、前記車種判別装置により前記車両が検知されたタイミングと、前記操作受付部を通じて前記指定車種区分が指定されたタイミングとを更に関連付けた前記関連付け情報を記録する、
    請求項1から3の何れか一項に記載の料金収受機。
  5. 前記車種判別装置により前記車両が検知されたタイミングに基づいて、前記操作受付部における指定操作を制限する指定操作制限部を更に備える、
    請求項から4の何れか一項に記載の料金収受機。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載の料金収受機と、
    前記車線を走行する前記車両の特徴を取得して、当該特徴に基づいて当該車両の車種区分を判別する車種区分判別部と、を備える、
    料金収受システム。
  7. 請求項6に記載の料金収受システムと、
    前記料金収受機から前記関連付け情報を取得して統計情報を生成するサーバと、を備える、
    統計システム。
  8. 車線を走行する車両に対する料金収受処理に用いられる料金収受方法であって、
    前記車両の車種区分の指定操作を受け付ける操作受付ステップと、
    前記車線に設けられた車種判別装置により判別された前記車両の車種区分を取得する判別車種区分取得ステップと、
    前記操作受付ステップにおいて指定された車種区分である指定車種区分と、前記判別車種区分取得ステップにおいて取得された車種区分である判別車種区分とのうち何れか一方に基づいて前記車両に対する収受料金を特定する課金額特定ステップと、
    前記指定車種区分と前記判別車種区分とを関連付けた関連付け情報を記録する記録処理ステップと
    前記車種判別装置により前記車両が検知されたタイミングに基づいて、前記操作受付ステップにおける指定操作を制限する指定操作制限ステップと、
    を有し、
    前記指定操作制限ステップは、前記複数の関連付け情報に含まれる指定操作日時、車両検知日時、前記指定車種区分、及び前記判別車種区分に基づいて、前記指定車種区分が前記判別車種区分と一致する割合を示す正確度が所定の値より低くなる時間に前記操作受付ステップにおける指定操作を制限する、
    料金収受方法。
  9. 車線を走行する車両に対する料金収受処理に用いられる料金収受機のコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記車両の車種区分の指定操作を受け付ける操作受付部、
    前記車線に設けられた車種判別装置により判別された前記車両の車種区分を取得する判別車種区分取得部、
    前記操作受付部を通じて指定された車種区分である指定車種区分と、前記判別車種区分取得部により取得された車種区分である判別車種区分とのうち何れか一方に基づいて前記車両に対する収受料金を特定する課金額特定部、
    前記指定車種区分と前記判別車種区分とを関連付けた関連付け情報を記録する記録処理部
    前記車種判別装置により前記車両が検知されたタイミングに基づいて、前記操作受付部における指定操作を制限する指定操作制限部と、
    として機能させ、
    前記指定操作制限部は、前記複数の関連付け情報に含まれる指定操作日時、車両検知日時、前記指定車種区分、及び前記判別車種区分に基づいて、前記指定車種区分が前記判別車種区分と一致する割合を示す正確度が所定の値より低くなる時間に前記操作受付部における指定操作を制限する、
    プログラム。
  10. 車線を走行する車両に対する料金収受処理に用いられる料金収受方法であって、
    前記車両の車種区分の指定操作を受け付ける操作受付ステップと、
    前記車線に設けられた車種判別装置により判別された前記車両の車種区分を取得する判別車種区分取得ステップと、
    前記操作受付ステップにおいて指定された車種区分である指定車種区分と、前記判別車種区分取得ステップにおいて取得された車種区分である判別車種区分とのうち何れか一方に基づいて前記車両に対する収受料金を特定する課金額特定ステップと、
    前記指定車種区分と前記判別車種区分とを関連付けた関連付け情報を記録する記録処理ステップと、
    を有し、
    前記課金額特定ステップは、前記車両から前記収受料金を収受する段階までに、前記判別車種区分取得ステップにおいて前記判別車種区分が取得された場合には、前記判別車種区分に基づいて前記車両に対する前記収受料金を特定する、
    料金収受方法。
  11. 車線を走行する車両に対する料金収受処理に用いられる料金収受機のコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記車両の車種区分の指定操作を受け付ける操作受付部、
    前記車線に設けられた車種判別装置により判別された前記車両の車種区分を取得する判別車種区分取得部、
    前記操作受付部を通じて指定された車種区分である指定車種区分と、前記判別車種区分取得部により取得された車種区分である判別車種区分とのうち何れか一方に基づいて前記車両に対する収受料金を特定する課金額特定部、
    前記指定車種区分と前記判別車種区分とを関連付けた関連付け情報を記録する記録処理部、
    として機能させ、
    前記課金額特定部は、前記車両から前記収受料金を収受する段階までに、前記判別車種区分取得部により前記判別車種区分が取得された場合には、前記判別車種区分に基づいて前記車両に対する前記収受料金を特定する、
    プログラム。
JP2015176736A 2015-09-08 2015-09-08 料金収受機、料金収受システム、統計システム、料金収受方法及びプログラム Active JP6584001B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015176736A JP6584001B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 料金収受機、料金収受システム、統計システム、料金収受方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015176736A JP6584001B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 料金収受機、料金収受システム、統計システム、料金収受方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017054246A JP2017054246A (ja) 2017-03-16
JP6584001B2 true JP6584001B2 (ja) 2019-10-02

Family

ID=58316625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015176736A Active JP6584001B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 料金収受機、料金収受システム、統計システム、料金収受方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6584001B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110335462A (zh) * 2019-05-26 2019-10-15 天津市市政工程设计研究院 多车道高速公路混合交通流动态分离控制方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01292491A (ja) * 1988-05-19 1989-11-24 Toshiba Corp 道路料金収受装置
FR2693301B1 (fr) * 1992-07-06 1994-08-05 Est Centre Tech Equip Dispositif pour detecter une ou plusieurs roues d'un engin mobile roulant.
ATE367601T1 (de) * 2002-05-07 2007-08-15 Ages Arbeitsgemeinschaft Gebue Verfahren und vorrichtung zum automatischen klassifizieren von mit rädern ausgestatteten fahrzeugen
JP2004151759A (ja) * 2002-10-28 2004-05-27 Toshiba Corp カード処理システム、カード処理方法
JP2005078398A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Toshiba Corp 非接触icカードを用いた料金収受システム
JP2007114887A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 入り口情報書き込みシステム及び入り口情報書き込み方法
JP2007183803A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Toshiba Corp 車種判別システム、車種判別方法
JP4813987B2 (ja) * 2006-06-26 2011-11-09 三菱重工業株式会社 車種判別装置を要しない料金自動収受システム
JP5198124B2 (ja) * 2008-04-10 2013-05-15 株式会社東芝 料金収受システム及び料金収受方法
JP5781638B2 (ja) * 2014-01-06 2015-09-24 三菱重工業株式会社 入口料金収受施設、出口料金収受施設、料金収受システム、通行券発行方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017054246A (ja) 2017-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6569138B2 (ja) 車軸数検出装置、車種判別システム、車軸数検出方法及びプログラム
CN106485801B (zh) 基于etc和车牌识别的车辆管理方法、装置及其***
JP4813987B2 (ja) 車種判別装置を要しない料金自動収受システム
US20110194733A1 (en) System and method for optical license plate matching
JP7064858B2 (ja) 駐車場管理装置、駐車場管理方法、及びプログラム
US20080062009A1 (en) Method and system to improve traffic flow
KR102205057B1 (ko) 동일 차량 검출 장치, 요금 수수 설비, 동일 차량 검출 방법 및 프로그램
JP5781638B2 (ja) 入口料金収受施設、出口料金収受施設、料金収受システム、通行券発行方法及びプログラム
CN108257387B (zh) 一种停车管理方法及***
JP6584001B2 (ja) 料金収受機、料金収受システム、統計システム、料金収受方法及びプログラム
JP6562255B2 (ja) 料金収受機、料金収受システム、料金収受方法及びプログラム
JP6831223B2 (ja) 料金収受システム、料金収受方法及びプログラム
JP5517669B2 (ja) 料金自動収受機およびその処理方法
JP6644494B2 (ja) 料金収受機、料金収受システム、料金収受方法及びプログラム
JP2009199163A (ja) 料金収受システムおよび不正通行車両の抑止方法
CN111710054B (zh) 一种基于5g技术的路外停车弹性收费***
JP7263589B2 (ja) 駐車場管理装置、駐車場管理方法、及びプログラム
CN110717352A (zh) 一种站台客流量的统计方法、服务器及图像采集设备
JP3562417B2 (ja) 自動料金収受システム
JP7097193B2 (ja) 料金収受システム、及び料金収受方法
JP6912898B2 (ja) 証明書読取装置、料金自動収受機、料金収受システム、証明書判定方法、及びプログラム
JP2024015738A (ja) 車両監視システム、車両監視装置、及び車両監視方法
JP4969167B2 (ja) 必要映像抽出機能を有する料金所監視システム
JP2010183161A (ja) カメラシステム
CN117058776A (zh) 高速不停车收费管理方法、设备以及***

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150909

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20160323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160324

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20180508

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190305

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6584001

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150