JP6644494B2 - 料金収受機、料金収受システム、料金収受方法及びプログラム - Google Patents

料金収受機、料金収受システム、料金収受方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、料金収受機、料金収受システム、料金収受方法及びプログラムに関する。
高速道路等の有料道路における料金所では、走行する車両に対して行う料金収受処理の効率化の観点から、車両の車種区分を自動で判別する車種判別装置が設けられている場合がある。この場合、料金所は、上記車種判別装置を通じて走行する車両の車種区分を判別するとともに、判別された車種区分に応じた課金処理を行う。
上述の車種判別装置は、例えば、車両の通過を一台ずつ分離して検知可能な車両検知器、走行する車両のタイヤによる踏み付けを検知可能な踏板等を備えている(特許文献1参照)。
上述の料金所では、例えば、「軽自動車(二輪車含む)」、「普通車」、「中型車」、「大型車」及び「特大車」の5種類の車種区分別に課金額が設定され得る。
車種判別装置は、料金所の車線を走行する車両についての上記車種区分を特定するために、車線走行中に、当該車両のナンバープレート、車軸数、トレッド幅、車高、車長等の各種車両特徴情報を取得するとともに、取得された車両特徴情報の組み合わせに基づいて車種区分を一意に特定する。
特開平8−235487号公報
高速道路等における上記料金所の立地条件によっては、当該料金所を設置するための設置スペースを十分に確保できない場合が想定される。そうすると、当該料金所においては、走行する車両に対する車種判別処理、料金収受処理等を行うための車線長を短くせざるを得なくなる。
しかしながら、このようにした場合、例えば、車両の車体後方端が車種判別装置を通過し終える前に、車両の車体前方側(運転座席)が料金収受処理を行うべき位置(有人ブース、料金自動収受機等)に到達する場合が想定される。そうすると、車種区分を特定するために必要な車両特徴情報を十分に取得できず、料金収受処理の段階で当該車両の車種区分を一意に特定することが困難となる。
料金収受処理の段階で当該車両の車種区分を一意に特定できなかった場合、例えば、有人ブース(又は、料金所事務所等)に駐在する収受員が、到来した車両の外観、構造的特徴を目視で確認し、当該収受員が車種区分を判断する。
しかしながら、収受員の目視による判断で車種区分を特定する場合、当該収受員が車種区分の判断を誤る場合が想定される。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、十分な設置スペースを確保できない場所にも設置可能で、かつ、車種区分の指定操作の誤りを抑制可能な料金収受機、料金収受システム、料金収受方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様は、車線(L)を走行する車両(A)から当該車両の車種区分に応じた料金を収受するために用いられる料金収受機(11)であって、前記車両についての前記車種区分の指定操作を受け付ける操作受付部(121)と、前記車両の特徴を示す車両特徴情報を取得する車両特徴情報取得部(111)と、取得された前記車両特徴情報に基づいて、前記車種区分の指定操作の支援を行う操作支援部(112)と、を備える料金収受機である。
このようにすることで、車種区分の指定操作を行う者が操作受付部を通じて当該車両についての車種区分の指定操作を行う際に、操作支援部によって提供される、車両特徴情報に応じた支援に基づいて精度良く指定することができる。
また、車両の車体後方端が車種判別装置を通過し終える前に、車体前方側が料金収受処理を行うべき位置に到達し、車両の車種区分を一意に特定できなかった場合であっても、車種区分の指定操作を行う者によって、車種区分の判断が可能となる。 以上より、十分な設置スペースを確保できない場所にも設置可能で、かつ、車種区分の指定操作の誤りを抑制できる。
また、本発明の一態様によれば、前記操作支援部は、前記車種区分の指定操作の支援として、前記車種区分のうち、取得された前記車両特徴情報に応じた特定の車種区分の指定を制限する。
このようにすることで、車種区分の指定操作を行う者は、選択の可能性がない(対象から除外される)車種区分についての指定操作を行えなくなるので、誤った車種区分を指定することを防止することができる。
また、本発明の一態様は、複数の車両について取得された前記車両特徴情報と、当該複数の車両についての実際の車種区分と、を関連付けてなる関連付け情報(T)が予め記録された記録媒体(140)を更に備え、前記操作支援部は、前記車種区分の指定操作の支援として、取得された前記車両特徴情報と、前記関連付け情報と、に基づいて、前記車両についての前記車種区分別の該当確率を示す情報を提供する。
このようにすることで、取得された車両特徴情報に基づいて車種区分を一意に特定できなかったとしても、当該車種区分の候補の各々について、関連付け情報に基づく統計的な該当確率が提供される。したがって、車種区分の指定操作を行う者は、関連付け情報に基づく統計的な該当確率、即ち、車種区分別の確からしさを参考にして車種区分を選択することができる。
また、本発明の一態様は、取得された前記車両特徴情報と、前記指定操作によって指定された一の車種区分と、を関連付けて記録することで、前記関連付け情報を蓄積する情報蓄積部(114)を更に備える。
このようにすることで、車線を走行する車両について取得された車両特徴情報と、当該車両について車種区分の指定を行う者の指定操作によって指定された一の車種区分と、の関係が関連付け情報として蓄積されていくので、関連付け情報に基づく統計的な該当確率の算出精度を高めることができる。
また、本発明の一態様によれば、前記操作支援部は、前記車種区分の指定操作の支援として、取得された前記車両特徴情報に基づいて、前記車両についての前記車種区分を指定するために当該車両に対して注目すべき点を示す情報を提供する。
このようにすることで、車種区分の指定を行う者は、車種区分の候補が複数存在する場合に、当該車種区分を一意に特定するために必要な情報を得るために注目すべき点を把握することができるので、一層精度良く車種区分を指定することができる。
また、本発明の一態様によれば、前記操作支援部は、前記車両の走行に応じた所定の段階別に取得される複数の前記車両特徴情報に基づいて、前記指定操作の支援の内容を更新する。
このようにすることで、車両の走行の過程で取得された車両特徴情報が支援の内容に反映されるので、車種区分の指定を行う者は、逐次更新される支援の内容に基づいて一層精度よく車種区分の指定操作を行うことができる。
また、本発明の一態様は、上述の料金収受機と、前記車線を走行する前記車両の特徴を検知して、当該車両の特徴を示す前記車両特徴情報を生成する車両特徴情報生成部(200)と、を備える料金収受システム(1)である。
また、本発明の一態様は、車線を走行する車両から当該車両の車種区分に応じた料金を収受するための料金収受方法であって、前記車両についての車種区分の指定操作を受け付けるステップと、前記車両の特徴を示す車両特徴情報を取得するステップと、取得された前記車両特徴情報に基づいて、前記車種区分の指定操作の支援を行うステップと、を有する料金収受方法である。
また、本発明の一態様は、車線を走行する車両から当該車両の車種区分に応じた料金を収受するための料金収受機であって、前記車両についての前記車種区分の指定操作を受け付ける操作受付部を備える料金収受機のコンピュータを、前記車両の特徴を示す車両特徴情報を取得する車両特徴情報取得手段、取得された前記車両特徴情報に基づいて、前記車種区分の指定操作の支援を行う操作支援手段、として機能させるプログラムである。
上述の料金収受機、料金収受システム、料金収受方法及びプログラムによれば、十分な設置スペースを確保できない場所にも設置可能で、かつ、車種区分の指定操作の誤りを抑制できる。
第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す図である。 第1の実施形態に係る料金収受システムの機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る操作受付部の機能を説明する図である。 第1の実施形態に係る車両特徴情報生成部及び車両特徴情報取得部の機能を説明する図である。 第1の実施形態に係る関連付け情報の内容を説明する図である。 第1の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第1の図である。 第1の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第2の図である。 第1の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第3の図である。 第1の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第4の図である。 第1の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第5の図である。 第1の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第6の図である。 第2の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第1の図である。 第2の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第2の図である。 第2の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第3の図である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係る料金収受システムについて、図1〜図11を参照しながら説明する。
(全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す図である。
第1の実施形態に係る料金収受システム1は、有料道路である高速道路の出口料金所に設けられ、当該高速道路を利用する車両Aから、車両Aの車種区分に応じた料金(課金額)の収受を行うための設備である。
また、本実施形態に係る料金収受システム1は、対距離料金制を採用し、入口料金所から出口料金所までの走行距離に応じた料金の収受を行う。なお、対距離料金制に際し、車両Aの運転者等は、入口料金所において当該入口料金所を示す情報が付された通行券を取得し、出口料金所で当該通行券を提出する。
図1に示す例では、高速道路を利用する車両Aの運転者等は、出口料金所に設けられた料金収受システム1において高速道路側から一般道路側へと通じる車線Lを走行している。車線Lの両側にはアイランドIが敷設されており、料金収受システム1を構成する各種設備が設置されている。
なお、以下の説明では、車線Lが延在する方向(図1における±X方向)を「車線方向」とも記載し、また、車線方向に水平に直交する方向(図1における±Y方向)を「車線幅方向」とも記載する。また、車線Lの車線方向における高速道路側(図1における+X方向側)を車線Lの「上流側」、又は、車両Aの「進行方向手前側」とも記載する。また、車線Lの車線方向における一般道路側(図1における−X方向側)を車線Lの「下流側」、又は、車両Aの「進行方向奥側」とも記載する。
図1に示すように、料金収受システム1は、有人ブース10と、料金収受機11と、車種判別装置20と、を備えている。
有人ブース10には、車線Lを走行する車両Aとの間で料金収受処理を行う収受員が駐在する。有人ブース10の内部には、収受員が、車線Lを走行する車両Aから当該車両Aの車種区分に応じた料金を収受するために用いる料金収受機11が設置されている。収受員は、車両Aの運転者等と料金収受処理の過程において、有人ブース10内に設置された料金収受機11を操作する。
また、車両Aの運転者等は、車両Aの車体前方側(運転座席)が、料金収受処理を行うべき位置(有人ブース10の小窓(図1に示す車線L上の位置D2))に到達した時点で車両Aを停車し、有人ブース10に駐在する収受員と料金収受処理を行う。
車種判別装置20は、車線Lにおける有人ブース10の上流側に設けられ、アイランドI上に設けられた各種検知センサと、車両特徴情報生成部200と、を有してなる。
車両特徴情報生成部200は、以下に説明する各種検知センサ(車両検知器201、踏板202、ナンバープレート撮影部203、車高検知器204及び車長検知器205)を通じて取得される複数の検知信号に基づいて、走行する車両Aの車両特徴情報を生成する。ここで、車両特徴情報とは、車両Aの外観上、構造上の特徴を示す種々の情報であって、本実施形態においては、車両Aの車体の各種緒元(トレッド幅、車高、車長)、車軸数、及び、ナンバープレートから読取可能な情報である。
車両検知器201は、アイランドI上において高さ方向(±Z方向)に延在し、車線Lを車線幅方向に挟んで対向する投光塔及び受光塔を通じて、車線Lを走行する車両Aの、位置D1における進入/退出に応じた検知信号を出力する。
踏板202は、車線Lの路面上において車線幅方向に延在して埋設され、内部に仕込まれた通電センサを通じて走行する車両Aのタイヤによる踏み付けに応じた検知信号を出力する。その際、踏板202は、延在方向(車線幅方向)におけるタイヤによる踏みつけ位置を特定可能な検知信号を出力することができる。
なお、踏板202の車線方向における設置位置は、上述の車両検知器201の車線方向における設置位置と同一(共に、図1に示す位置D1)とされている。
ナンバープレート撮影部203は、車線方向における所定位置(位置D1)に到達した車両Aの車体を正面側(車両Aの進行方向奥側)から撮影可能な位置に設けられている。ナンバープレート撮影部203は、車両検知器201から車両Aの進入を示す検知信号が出力されたタイミングで車両Aを正面側から撮影し、当該車両Aのナンバープレートを含んだ画像データを取得する。
車高検知器204は、アイランドI上に所定の高さ(±Z方向)に設けられ、車線Lを車線幅方向に挟んで対向する投光器及び受光器を通じて、車線Lを走行する車両Aの車体の存在/非存在に応じた検知信号を出力する。
車長検知器205は、車線方向において車両検知器201よりも所定の距離だけ下流側に設けられ、車線Lを車線幅方向に挟んで対向する投光器及び受光器を通じて、車線Lを走行する車両Aの、当該設置位置における進入/退出に応じた検知信号を出力する。
なお、第1の実施形態に係る料金収受システム1においては、車両検知器201及び踏板202が設置される位置D1から有人ブース10が設置される位置D2までの間隔ΔDは、出口料金所において走行が想定される車両の最大車長(例えば、18m前後)よりも短い距離であって、例えば、6〜7m前後とされる。
(料金収受システムの機能構成)
図2は、第1の実施形態に係る料金収受システムの機能構成を示す図である。
図2を参照しながら、まず、車種判別装置20の機能構成について説明する。
図2に示すように、車種判別装置20は、車両特徴情報生成部200と、車両検知器201と、踏板202と、ナンバープレート撮影部203と、車高検知器204と、車長検知器205と、を有している。
車両特徴情報生成部200は、車両検知器201、踏板202、ナンバープレート撮影部203、車高検知器204及び車長検知器205の各々から出力される各種検知信号を取得して、車線Lを走行する車両A(図1)の車両特徴情報を生成する。
具体的には、車両特徴情報生成部200は、車両検知器201による車両Aの進入及び退出を示す検知信号を参照することで、車両Aの通過期間を取得する。ここで、車両Aの通過期間とは、具体的には、車線Lの走行中において、車両Aの進入時、即ち、車体前方端(−X方向側(図1)の端部)が車線方向における車両検知器201の位置(位置D1(図1))に到達してから、当該車両Aの退出時、即ち、車体後方端(+X方向側の端部)が位置D1を通り過ぎるまでの期間である。
また、車両特徴情報生成部200は、踏板202より検知される踏み付けの回数と、車両検知器201を通じて取得される車両Aの通過期間と、を参照することで、当該車両Aの車両特徴情報の一つである車軸数情報(車両Aの車軸数を示す情報)を生成する。
また、車両特徴情報生成部200は、踏板202の延在方向(±Y方向)におけるタイヤ(一軸目)によって踏まれた位置に基づいて、車両Aの車両特徴情報の一つであるトレッド幅情報(車両Aのトレッド幅を示す情報)を生成する。
また、車両特徴情報生成部200は、ナンバープレート撮影部203より取得された画像データに対し、所定の画像認識処理を施して、車両Aの車両特徴情報の一つであるナンバープレート情報(以下、「NP情報」と記載)を生成する。ここで、本実施形態において、NP情報とは、例えば、車両Aに取り付けられたナンバープレートの大きさ(プレートサイズ)、及び、当該ナンバープレートに刻印された分類番号である。なお、他の実施形態においては、NP情報とは、「プレートサイズ」、「分類番号」の他、例えば、「プレートの色」等が含まれていてもよい。
また、車両特徴情報生成部200は、車高検知器204による車両Aの存在/非存在を示す検知信号を参照することで、車両特徴情報の一つである車高情報(車両Aの車高が、所定の高さに達しているか否かを示す情報)を生成する。
また、車両特徴情報生成部200は、車長検知器205及び車両検知器201による車両Aの進入/退出を示す検知信号を参照することで、車両特徴情報の一つである車長情報(車両Aの車長が、上記所定の距離に応じた長さに達しているか否かを示す情報)を生成する。
車両特徴情報生成部200は、上記のように生成した各種車両特徴情報を、逐次、有人ブース10(図1)内に設けられた料金収受機11に向けて出力する。
次に、図2を参照しながら、料金収受機11の機能構成について説明する。
図2に示すように、料金収受機11は、CPU110と、表示部120と、操作受付部121と、通行券読取部130と、記録媒体140と、を有してなる。
CPU110は、料金収受機11全体の動作を司るプロセッサである。本実施形態においてCPU110が発揮する各種機能については後述する。
表示部120は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等であって、有人ブース10に駐在する収受員の操作を支援するための情報を表示して提供する画像表示デバイスである。
また、操作受付部121は、表示部120の表示画面と一体に設けられたタッチセンサである。本実施形態に係る操作受付部121は、特に、収受員による操作であって、料金収受の対象とする車両Aについての車種区分の指定操作(タッチ操作)を受け付ける。
通行券読取部130は、車両Aの運転者等から提出された通行券を取り込んで、入口料金所を示す情報(入口情報)を読み取る。
記録媒体140は、例えば、ハードディスクドライブ等であって、本実施形態においては、特に、後述する関連付け情報T(図5)が記録されている。
CPU110は、専用のプログラムを読み込むことで、図2に示す車両特徴情報取得部111、操作支援部112、課金額特定部113及び情報蓄積部114としての機能を発揮する。
車両特徴情報取得部111は、車種判別装置20(車両特徴情報生成部200)が生成した各種車両特徴情報を取得する。
操作支援部112は、車両特徴情報取得部111が取得した各種車両特徴情報に基づいて、車種区分を指定する操作である「指定操作」の支援を行う。
具体的には、操作支援部112は、取得された車両特徴情報に応じた特定の車種区分の、収受員による指定を制限する。また、操作支援部112は、車両特徴情報と、後述する関連付け情報T(図5)と、に基づいて、車両Aについての車種区分別の該当確率(車両Aの実際の車種区分が、予め規定された複数の車種区分の候補の各々に当てはまる確率)を示す情報を、表示部120を通じて提供する。
課金額特定部113は、操作受付部121が受け付けた収受員の指定操作で指定された車種区分と、通行券読取部130が読み取った入口情報と、に基づいて、車両Aに対する課金額を特定する。ここで、課金額特定部113は、課金額を、車種区分と入口料金所との組み合わせ別に一意に定めた料金テーブルを予め有する態様であってもよい。
情報蓄積部114は、車両特徴情報取得部111より取得された車両Aについての車両特徴情報と、当該車両Aについて収受員の指定操作によって指定された一の車種区分と、を関連付けて記録媒体140に記録することで、関連付け情報T(図5)を蓄積する。
(操作受付部の機能)
図3は、第1の実施形態に係る操作受付部の機能を説明する図である。
図3に示すように、料金収受機11は、表示部120及び操作受付部121が一体に設けられている。料金収受機11の通常の運用時においては、表示部120には、予め規定された複数の車種区分の候補である「軽自動車」、「普通車」、「中型車」、「大型車」及び「特大車」の各々に対応するボタン画像G1〜G5が表示されている。有人ブース10の収受員は、料金収受の対象とする車両Aの車体形状や構造等を目視で確認し、判断した車種区分に応じたボタン画像G1〜G5をタッチする操作(車種区分の指定操作)を行う。
課金額特定部113は、収受員にタッチされたボタン画像G1〜G5に対応する車種区分(指定された車種区分)と入口情報とに応じた課金額(車両Aから徴収すべき額)を表示部120に表示する。
また、表示部120には、訂正用のボタン画像G6が表示されている。収受員は、タッチ操作により指定した車種区分が間違っていると判断した場合には、当該訂正用のボタン画像G6にタッチする。訂正用のボタン画像G6のタッチ操作を受け付けると、課金額特定部113は、車種区分の指定を解除して、再度指定できる状態に戻す。
また、表示部120には、年月日時刻、出口料金所及び車線No、通行券から読み取られた入口情報等が表示される。
(車両特徴情報生成部及び車両特徴情報取得部の機能)
図4は、第1の実施形態に係る車両特徴情報生成部及び車両特徴情報取得部の機能を説明する図である。
次に、図4を参照しながら、車種判別装置20の車両特徴情報生成部200及び料金収受機11の車両特徴情報取得部111の機能について詳細に説明する。
図4に示すフローチャートは、車両特徴情報取得部111が、車両特徴情報生成部200により生成された各種車両特徴情報を取得する処理の流れを示している。なお、このフローチャートは、車両Aの車体前方端が位置D1(図1)に到達したタイミングから開始される。
まず、車両Aの車体前方端が位置D1に到達して、車両検知器201が車両Aの進入を検知したタイミングで、ナンバープレート撮影部203が撮影処理を行う。
車両特徴情報生成部200は、ナンバープレート撮影部203が撮影して得た画像データに対し所定の画像認識処理を施して、車両AについてのNP情報を生成(抽出)する。そして、車両特徴情報生成部200は、生成したNP情報を、直ちに車両特徴情報取得部111に出力する。これにより、車両特徴情報取得部111は、ナンバープレートのプレートサイズ及びナンバープレートに刻印された分類番号を示すNP情報を取得する(ステップS01)。
なお、本実施形態においては、例えば、“小”、“中”、“大”等と分類されるナンバープレートのプレートサイズが“中”に属する場合、車両Aの車種区分の候補を「軽自動車」、「普通車」、「中型車」の何れかに絞り込むことができ、また、プレートサイズが“大”に属する場合、車両Aの車種区分の候補を「大型車」、「特大車」の何れかに絞り込むことができるものとする。
また、本実施形態においては、例えば、ナンバープレートに刻印された分類番号の上一桁目が“1”又は“2”であった場合、車両Aの車種区分の候補を「中型車」、「大型車」、「特大車」のいずれかに絞り込むことができ、また、例えば、分類番号の上一桁目が“3”であった場合、車両Aの車種区分を「普通車」と特定することができるものとする。
次に、車両Aが進行方向(−X方向(図1))に進行して、車両Aの一軸目のタイヤが踏板202を踏みつけたタイミングで、踏板202が当該踏み付けに応じた検知信号を出力する。このとき、車両特徴情報生成部200は、踏板202からの検知信号に基づいてトレッド幅情報を生成し、直ちに車両特徴情報取得部111に向けて出力する。これにより、車両特徴情報取得部111は、車両Aのトレッド幅を示すトレッド幅情報を取得する(ステップS02)。
なお、本実施形態においては、例えば、トレッド幅が1500mm未満の場合、車両Aの車種区分を「軽自動車」と特定することができ、また、例えば、トレッド幅が1500mm以上、2000mm未満の場合、車両Aの車種区分の候補を「普通車」、「中型車」の何れかに絞り込むことができるものとする。更に、例えば、トレッド幅が2000mm以上の場合、車両Aの車種区分の候補を「大型車」、「特大車」の何れかに絞り込むことができるものとする。
次に、車両Aが車両検知器201によって検知されている期間(通過期間)中に、車高検知器204が当該車両Aの存在/非存在に応じた検知信号を出力する。
このとき、車両特徴情報生成部200は、車高検知器204からの検知信号に基づいて車高情報を生成し、直ちに車両特徴情報取得部111に向けて出力する。これにより、車両特徴情報取得部111は、車両Aの車高が所定の高さ(車高検知器204が配置されている高さ)以上か否かを示す車高情報を取得する(ステップS03)。
なお、本実施形態においては、例えば、車高情報が“OFF”(車両Aの車高が上記所定の高さ未満)を示している場合、車両Aの車種区分の候補を「軽自動車」、「普通車」、「中型車」の何れかに絞り込むことができるものとする。また、例えば、車高情報が“ON”(車両Aの車高が上記所定の高さ以上)を示している場合、車両Aの車種区分の候補を「中型車」、「大型車」、「特大車」の何れかに絞り込むことができるものとする。
次に、車両Aが更に進行方向に走行して、当該車両Aの車体前方端が、車長検知器205が設置される位置に到達したタイミングで、当該車長検知器205が車両Aの進入を検知する。
このとき、車両特徴情報生成部200は、車両検知器201及び車長検知器205からの検知信号の組み合わせに基づいて車長情報を生成し、直ちに車両特徴情報取得部111に向けて出力する。これにより、車両特徴情報取得部111は、車両Aの車長が所定の長さ(車両検知器201と車長検知器205との間の距離)以上か否かを示す車長情報を取得する(ステップS04)。例えば、車両検知器201による検知信号が“OFF”となった後(車両Aの車体後方端が位置D1を通過し終えた後)に、車長検知器205による検知信号が“ON”となった場合には、車両Aの車長は、少なくとも車両検知器201と車長検知器205との間の距離未満であることが分かる。
なお、本実施形態においては、例えば、車長情報が“OFF”(車両Aの車長が上記所定の長さ以上)を示している場合、車両Aの車種区分の候補を「普通車」、「中型車」、「大型車」、「特大車」の何れかに絞り込むことができるものとする。また、例えば、車長情報が“ON”(車両Aの車長が上記所定の長さ未満)を示している場合、車両Aの車種区分を「軽自動車」に特定することができるものとする。
次に、車両Aが更に進行方向(−X方向)に走行して、当該車両Aの車体後方端が位置D1から離れたタイミングで、車両特徴情報生成部200は、車両Aの通過期間中において踏板202によって検知された踏み付け回数(即ち、車両Aの車軸数)を示す車軸数情報を生成し、直ちに車両特徴情報取得部111に向けて出力する。これにより、車両特徴情報取得部111は、車両Aの車軸数を示す車軸数情報を取得する(ステップS05)。
なお、本実施形態においては、例えば、車軸数情報が“4”以下である場合、車両Aの車種区分の候補を「軽自動車」、「普通車」、「中型車」、「大型車」の何れかに絞り込むことができるものとする。また、例えば、車軸数情報が“5”以上である場合、車両Aの車種区分を「特大車」に特定することができるものとする。
以上のように、車両特徴情報生成部200は、車両Aの走行に応じた所定の段階(車両特徴情報を生成可能なイベントが発生したタイミング)別に、逐次、車両特徴情報を生成し、車両特徴情報取得部111に向けて出力する。これにより、車両特徴情報取得部111は、車両Aの走行に応じた上記所定のタイミング別に、逐次、車両特徴情報を取得することができる。
(関連付け情報の内容)
図5は、第1の実施形態に係る関連付け情報の内容を説明する図である。
記録媒体140に記録される関連付け情報は、例えば、図5に示すような各種情報が関連付けられてなる。
具体的には、図5に示すように、関連付け情報Tには、“料金所/車線No.”及び“年月日時刻”が対応して記録されている。
“料金所/車線No.”は、有人ブース10に駐在する収受員が担当する料金所及び車線Lを識別するための情報である。また、“年月日時刻”は、収受員が車両Aに対して料金収受処理を行った年月日時刻(具体的には、収受員による車種区分の指定操作を受け付けた時点の年月日時刻)を示す情報である。
また、関連付け情報Tには、“車種区分”、“入口情報”及び“課金額”が対応して記録されている。
“車種区分”は、収受員が操作受付部121(図3)を通じて指定操作(タッチ操作)した車種区分を示す情報である。また、“入口情報”は、通行券読取部130により、通行券から読み取られた入口料金所を示す情報である。また、“課金額”は、“車種区分”に示される車種区分(指定された車種区分)と、“入口情報”に示される入口情報(利用した入口料金所)と、の組み合わせ別に一意に定められた課金額を示す情報である。
また、関連付け情報Tには、車種判別装置20によって生成された各種車両特徴情報である“NP情報”、“トレッド幅情報”、“車高情報”、“車長情報”及び“車軸数情報”が対応して記録されている。
以上のように、関連付け情報Tは、少なくとも複数の車両について取得された車両特徴情報と、当該複数の車両についての実際の車種区分(収受員による指定操作によって指定された一の車種区分)と、を関連付けてなる。
ここで、情報蓄積部114は、出口料金所に到来する車両Aに対し、収受員が料金収受処理を行う度(具体的には、収受員による車種区分の指定操作を受け付ける度)に、上記各種情報の全てを関連付けて記録媒体140に記録して蓄積する。
なお、本実施形態においては、車両Aの車長が間隔ΔD(図1)よりも長い場合、車両Aについての車軸数が特定される前(車両Aの車体後方端が位置D1(図1)を通過し終える前)に、収受員による料金収受処理が行われる場合が想定される。このような場合であっても、情報蓄積部114は、料金収受処理の完了後の段階で、車両Aが車線Lから退出する際に特定される実際の車軸数が“車軸数情報”として記録されるものとする。
なお、他の実施形態においては、情報蓄積部114は、車両Aの実際の車軸数とは別に、収受員が料金収受処理を行った段階(車種区分の指定操作を受け付けた段階)までに、踏板202を通じて取得された車軸数を記録してもよい。
(操作支援部の機能)
図6は、第1の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第1の図である。
また、図7は、第1の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第2の図である。
以下、図6、図7を参照しながら、第1の実施形態に係る操作支援部112の機能について、具体例を挙げながら詳細に説明する。
図6、図7は、「大型車」(貨物自動車)に分類される車両Aが、第1の実施形態に係る料金収受システム1に到来した場合の例を示している。
車両特徴情報取得部111は、「大型車」である車両Aの車体前方側(運転座席)が位置D2に設けられた有人ブース10に到達するまでに、NP情報、トレッド幅情報、車高情報及び車長情報を逐次取得している(図4に示すフローチャート参照)。
操作支援部112は、段階的に取得したNP情報、トレッド幅情報、車高情報及び車長情報に基づいて絞り込むことができる範囲で、各車両特徴情報に応じた特定の車種区分の指定を制限する処理を行う。この例では、操作支援部112は、特に、NP情報に基づいて、車両Aの車種区分の候補を「大型車」、「特大車」の何れかに絞り込むことができる。ただし、車両Aの車体前方側が位置D2に到達した段階では、図6に示すように、車両Aの車体後方端が、車両検知器201が設置される位置D1を通過し終えていない状態にあるため、車両Aについての車軸数を確定することができない。したがって、この段階では、「大型車」、「特大車」の何れか一方には特定することができない。
この段階において、操作支援部112は、これまでに取得したNP情報、トレッド幅情報、車高情報及び車長情報に応じて指定から除外されるべき特定の車種区分(「軽自動車」、「普通車」及び「中型車」)の指定を制限する。具体的には、操作支援部112は、図7に示すように、「軽自動車」、「普通車」及び「中型車」に対応するボタン画像G1〜G3を表示部120の画面上から消去(又はグレーアウト)等して、指定操作(タッチ操作)の対象から外れている旨を収受員に提示する。
これにより、収受員は、車両Aに対して指定すべき車種区分が「大型車」又は「特大車」の何れかであることを把握することができる。
更に、操作支援部112は、記録媒体140に蓄積された関連付け情報T(図5)を参照して、過去にこの出口料金所を利用した複数の車両のうち、車両Aについて取得された車両特徴情報と同等の車両特徴情報(“NP情報”、“トレッド幅情報”、“車高情報”、“車長情報”)を有する車両についての“車種区分”を抽出する。そして、操作支援部112は、この出口料金所において、車両Aについて取得された車両特徴情報と同等の車両特徴情報を有する車両の車種区分別の該当確率を統計的に算出する。
本実施形態においては、操作支援部112は、取得された車両特徴情報、及び、関連付け情報Tに基づき、例えば、車両Aの実際の車種区分が「大型車」に当てはまる確率を70%、「特大車」に当てはまる確率を「30%」等と算出する。そして、操作支援部112は、図7に示すように、車種区分の候補である「大型車」、「特大車」の各々に対応するボタン画像G4、G5のうち、「大型車」に対応するボタン画像G4を、「特大車」に対応するボタン画像G5よりも大きく表示させる。
このようにすることで、収受員に対し、車両Aの実際の車種区分が「特大車」に当てはまる確率よりも「大型車」に当てはまる確率の方が高いことを提示することができる。これにより、収受員は、目視で「大型車」か「特大車」かの判断が難しい車両であった場合にも、統計的な該当確率に基づいて、より正確に車種区分の指定を行うことができる。
図8は、第1の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第3の図である。
また、図9は、第1の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第4の図である。
以下、図8、図9を参照しながら、第1の実施形態に係る操作支援部112の機能について、他の具体例を挙げながら詳細に説明する。
図8、図9は、「普通車」に分類される車両Aが、第1の実施形態に係る料金収受システム1に到来した場合の例を示している。なお、この例においては、車両AについてのNP情報を取得できなかった場合を想定して説明する。
ここで、例えば、ナンバープレートが汚れていた場合等は、車両AのNP情報を正しく取得できない場合がある。また、NP情報を取得できたとしても、車両Aに割り当てられた分類番号によっては、車種区分を絞り込むことができない場合も想定される。
車両特徴情報取得部111は、「普通車」である車両Aの車体前方側(運転座席)が位置D2(有人ブース10)に到達するまでに、トレッド幅情報、車高情報、車長情報及び車軸数情報を逐次取得している(図4に示すフローチャート参照)。ただし、本例においては、ナンバープレートを正しく識別できなかったために、車両特徴情報取得部111は、車両AについてのNP情報を取得できていない。
操作支援部112は、段階的に取得したトレッド幅情報、車高情報、車長情報及び車軸数情報に基づいて絞り込むことができる範囲で、逐次、各車両特徴情報に応じた特定の車種区分の指定を制限する処理を行う。この場合、操作支援部112は、特に、トレッド幅情報に基づいて、車両Aの車種区分の候補を「普通車」、「中型車」の何れかに絞り込むことができる。しかし、NP情報を利用できないため、車高情報が“OFF”であった場合は、「普通車」、「中型車」の何れか一方に特定することができない。
車両Aの車体前方側(運転座席)が位置D2に到達した段階において、操作支援部112は、これまでに取得したトレッド幅情報、車高情報、車長情報及び車軸数情報に応じて指定から除外されるべき特定の車種区分(「軽自動車」、「大型車」及び「特大車」)の指定を制限する。具体的には、操作支援部112は、図9に示すように、「軽自動車」、「大型車」及び「特大車」に対応するボタン画像G1、G4、G5を表示部120の画面上から消去等して、指定操作の対象から外れている旨を収受員に提示する。
これにより、収受員は、車両Aに対して指定すべき車種区分が「普通車」又は「中型車」の何れかであることを把握することができる。
更に、操作支援部112は、記録媒体140に蓄積された関連付け情報T(図5)を参照して、過去にこの出口料金所を利用した複数の車両のうち、車両Aについて取得された車両特徴情報と同等の車両特徴情報を有する車両についての“車種区分”を抽出する。そして、操作支援部112は、この出口料金所において、車両Aについて取得された車両特徴情報と同等の車両特徴情報を有する車両の車種区分別の該当確率を統計的に算出する。
本実施形態においては、操作支援部112は、取得された車両特徴情報、及び、関連付け情報Tに基づき、例えば、車両Aの実際の車種区分が「普通車」に当てはまる確率を80%、「中型車」に当てはまる確率を「20%」等と算出する。そして、操作支援部112は、図9に示すように、車種区分の候補である「普通車」、「中型車」の各々に対応するボタン画像G2、G3のうち、「普通車」に対応するボタン画像G2を、「中型車」に対応するボタン画像G3よりも大きく表示させる。
このようにすることで、収受員に対し、車両Aの車種区分が「普通車」又は「中型車」に属する可能性があること、及び、その確からしさを提示することができる。
図10は、第1の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第5の図である。
また、図11は、第1の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第6の図である。
以下、図10、図11を参照しながら、第1の実施形態に係る操作支援部112の機能について、更に他の具体例を挙げながら詳細に説明する。
図10、図11は、「普通車」に分類される車両であって、車軸数“1”の被牽引車を牽引する車両Aが、第1の実施形態に係る料金収受システム1に到来した場合の例を示している。
車両特徴情報取得部111は、「普通車」である車両Aの車体前方側(運転座席)が位置D2(有人ブース10)に到達するまでに、NP情報、トレッド幅情報、車高情報及び車長情報を逐次取得している(図4に示すフローチャート参照)。この場合、操作支援部112は、例えば、NP情報における分類番号の上一桁目が“3”であったことをもって、車両Aの車種区分を「普通車」と特定する。ただし、車両Aの車体前方側が位置D2に到達した段階では、図10に示すように、車両A(被牽引車)の車体後方端が、車両検知器201が設置される位置D1を通過し終えていない状態にあるため、車両Aについての車軸数を特定することができない。操作支援部112は、NP情報に基づき車種区分を「普通車」と特定できている一方で車軸数が未だ確定されていないことをもって、車両Aが牽引車である可能性を有していることを把握することができる。
なお、この場合、車両Aの車種区分は、「普通車」そのものとなる場合の他、被牽引車の車軸数に応じて、「普通車」から1ランクアップの「中型車」、又は、「普通車」から2ランクアップの「大型車」となる可能性がある。しかし、この段階では、図10に示すように、車両A(被牽引車)の車体後方端が、車両検知器201が設置される位置D1を通過し終えていない状態にあるため、車両A(被牽引車)についての車軸数を確定することができない。したがって、この段階では、「普通車」、「中型車」、「大型車」の何れかには特定することができない。
車両Aの車体前方側(運転座席)が位置D2に到達した段階において、操作支援部112は、これまでに取得したNP情報、トレッド幅情報、車高情報、車長情報及び車軸数情報に応じて指定から除外されるべき特定の車種区分(「軽自動車」及び「特大車」)の指定を制限する。具体的には、操作支援部112は、図11に示すように、「軽自動車」及び「特大車」に対応するボタン画像G1、G5を表示部120の画面上から消去等して、指定操作の対象から外れている旨を収受員に提示する。
更に、操作支援部112は、記録媒体140に蓄積された関連付け情報T(図5)を参照して、過去にこの出口料金所を利用した複数の車両のうち、車両Aについて取得された車両特徴情報と同等の車両特徴情報を有する車両についての“車種区分”を抽出する。そして、操作支援部112は、この出口料金所において、車両Aについて取得された車両特徴情報と同等の車両特徴情報を有する車両の車種区分別の該当確率を統計的に算出する。
本実施形態においては、操作支援部112は、取得された車両特徴情報、及び、関連付け情報Tに基づき、例えば、車両Aの実際の車種区分が「普通車」に当てはまる確率を80%、「中型車」に当てはまる(1軸の被牽引車を牽引している)確率を「15%」、「大型車」に当てはまる(2軸の被牽引車を牽引している)確率を「5%」等と算出する。そして、操作支援部112は、図11に示すように、車種区分の候補である「普通車」、「中型車」、「大型車」の各々に対応するボタン画像G2、G3、G4を、算出した確率に応じた大小関係に応じた大きさとなるように表示させる。
このようにすることで、収受員に対し、車両Aが牽引車であって、その車種区分が「普通車」ではなく「中型車」、「大型車」に属する可能性があること、及び、その確からしさを提示することができる。
なお、図10、図11を用いて説明した例において、車両Aの車体前方側(運転座席)が位置D2に到達した段階で、既に、被牽引車の車軸が踏板202を通じて検知されている場合も考えられる。この場合、車両Aの車軸数は少なくとも“3以上”となることが確定するため、車両Aが牽引車ではない(「普通車」に属する)可能性が除外される。
この場合、操作支援部112は、被牽引車による3軸目が検知された段階で、更に、「普通車」に対応するボタン画像G2を表示部120の画面上から消去等して、指定操作を制限するようにしてもよい。
このように、操作支援部112は、車両Aの走行に応じた所定の段階別に取得される複数の車両特徴情報に基づいて、指定操作の支援の内容(指定操作の制限、該当確率を示す情報の提供)を逐次更新してもよい。
(作用効果)
以上の通り、第1の実施形態に係る料金収受機11は、車両Aについての車種区分の指定操作を受け付ける操作受付部121と、車両Aの特徴を示す車両特徴情報を取得する車両特徴情報取得部111と、取得された車両特徴情報に基づいて、車種区分の指定操作の支援を行う操作支援部112と、を備えている。
このようにすることで、車両Aの車種区分の指定操作を行う者(本実施形態においては収受員)が、操作受付部121を通じて当該車両Aについての車種区分の指定操作を行う際に、操作支援部112によって提供される、車両特徴情報に応じた支援に基づいて精度良く指定することができる。
また、車両Aの車体後方端が車種判別装置を通過し終える前に、車体前方側(運転座席)が料金収受処理を行うべき位置(有人ブース10)に到達したために、車両特徴情報によって車両Aの車種区分を一意に特定できなかった場合も、収受員の目視による判断(指定操作)に基づいて車種区分が特定される。
以上より、十分な設置スペースを確保できない場所にも設置可能で、かつ、収受員による車種区分の指定の誤りを抑制できる。
また、第1の実施形態に係る料金収受機11は、車両特徴情報に応じた支援として、車種区分のうち、取得された車両特徴情報に応じた特定の車種区分の指定を制限する。
このようにすることで、収受員は、車両特徴情報により選択の可能性がない車種区分についての指定操作を行えなくなるので、誤った車種区分を指定することを防止することができる。
また、第1の実施形態に係る料金収受機11によれば、複数の車両について取得された車両特徴情報と、当該複数の車両についての実際の車種区分と、を関連付けてなる関連付け情報Tが記録媒体140に記録されている。そして、操作支援部112は、取得された車両特徴情報と、関連付け情報Tと、に基づいて、車両についての車種区分別の該当確率を示す情報を提供する。
このようにすることで、取得された車両特徴情報に基づいて車種区分を一意に特定できなかったとしても、当該車種区分の候補の各々について、関連付け情報Tに基づく統計的な該当確率を示す情報が収受員に提供される。したがって、収受員は、特に、目視での車種区分の判断が難しい場合に、関連付け情報Tに基づく統計的な該当確率、即ち、車種区分別の確からしさを参考にして選択することができる。
また、第1の実施形態に係る料金収受機11によれば、情報蓄積部114は、取得された車両特徴情報と、指定操作によって指定された一の車種区分と、を関連付けて記録することで、関連付け情報Tを蓄積する。
このようにすることで、出口料金所を利用する全ての車両について取得された車両特徴情報と、当該車両について収受員の指定操作によって指定された一の車種区分と、の対応関係が関連付け情報Tとして蓄積されていくので、関連付け情報Tに基づく統計的な該当確率の算出精度を高めることができる。
例えば、出口料金所によって、走行する車両の車種区分別の割合は異なる(例えば、工業地域等では、観光地域等に比べて「大型車」、「特大車」の割合が相対的に大きくなることが想定される)。このような場合に、各出口料金所別の車両の利用割合に基づいた統計的な該当確率を提供することができる。
また、第1の実施形態に係る料金収受機11によれば、操作支援部112は、車両Aの走行に応じた所定の段階別に取得される複数の車両特徴情報に基づいて、指定操作の支援の内容(指定操作の制限、該当確率を示す情報の提供)を更新する。
このようにすることで、車両Aの走行の過程で取得された車両特徴情報が直ちに支援の内容に反映されるので、収受員は、逐次更新される支援の内容に基づいて一層精度よく車種区分の指定操作を行うことができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係る料金収受システムについて、図12〜図14を参照しながら説明する。
第2の実施形態に係る料金収受システムの全体構成及び機能構成については、第1の実施形態(図1、図2)と同様である。
ただし、第2の実施形態に係る操作支援部112は、以下に述べるように、取得された車両特徴情報に基づいて、車両Aについての車種区分を指定するために、車両Aに対して注目すべき点を示す情報を提供することを特徴とする。
(操作支援部の機能)
図12は、第2の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第1の図である。
また、図13は、第2の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第2の図である。
また、図14は、第2の実施形態に係る操作支援部の機能を説明する第3の図である。
以下、図12〜図14、及び、第1の実施形態で用いた図6を参照しながら、第2の実施形態に係る操作支援部112の機能について詳細に説明する。
図12、図13は、「特大車」に分類される“観光バス”である車両Aが、第2の実施形態に係る料金収受システム1に到来した場合の例を示している。
車両特徴情報取得部111は、「特大車」である車両Aの車体前方側(運転座席)が位置D2(有人ブース10)に到達するまでに、NP情報、トレッド幅情報、車高情報及び車長情報を逐次取得している(図4に示すフローチャート参照)。
操作支援部112は、段階的に取得したNP情報、トレッド幅情報、車高情報及び車長情報に基づいて絞り込むことができる範囲で、逐次、各車両特徴情報に応じた特定の車種区分の指定を制限する処理を行う。この例では、操作支援部112は、NP情報(分類番号)に基づいて、車両Aが“路線バス”又は“観光バス”の何れかであることを特定することができる。
ここで、本実施形態においては、“観光バス”は「特大車」に属する一方、“路線バス”は「大型車」に属するものとされる。この場合、“観光バス”と“路線バス”との間には外形上、構造上の相違がほとんどみられないため、車両特徴情報(NP情報、トレッド幅情報、車高情報、車長情報及び車軸数情報)に基づいては、車両Aが“観光バス”か、“路線バス”か、を判別することができない。したがって、この段階では、車両Aを「大型車」、「特大車」の何れか一方に特定することができない。
そこで、第2の実施形態に係る操作支援部112は、NP情報(分類番号)に基づいて、車両Aが“観光バス”か“路線バス”の何れかに属すると判断できた場合には、収受員に対し、車両Aの車種区分を指定するために、「車両Aが“観光バス”であるか“路線バス”であるか」に注目すべきである旨を示す情報を提供する。
具体的には、操作支援部112は、「大型車」に対応するボタン画像G4に“路線バス”との付記を表示させ、また、「特大車」に対応するボタン画像G5に“観光バス”との付記を表示させる。
このようにすることで、収受員は、到来した車両Aの車種区分として「大型車」、「特大車」の何れか一方を指定する際に、車両Aを目視する際に、当該車両Aが“路線バス”に属するか、“観光バス”に属するか、に注目すれば正しく判別できることを把握することができる。
一方、図6に示すように、「大型車」に分類される“貨物自動車”(トラック)である車両Aが、第2の実施形態に係る料金収受システム1に到来した場合について、図6及び図14を用いて説明する。
この例では、操作支援部112は、車両特徴情報取得部111が取得したNP情報(分類番号)に基づいて、車両Aを“貨物自動車”と特定することができる。しかしながら、第1の実施形態で説明したように、車両Aの車体前方側が位置D2に到達した段階でも、車両Aを「大型車」、「特大車」の何れか一方に特定することができない。
そこで、第2の実施形態に係る操作支援部112は、NP情報(分類番号)に基づいて、車両Aが“貨物自動車”と判断できた場合には、収受員に対し、車両Aの車種区分を指定するために、「車両Aの車軸数が“4軸以下”か“5軸以上”か」に注目すべきである旨を示す情報を提供する。ここで、本実施形態においては、“貨物自動車”である車両Aは、車軸数が4軸以下である場合には「大型車」に分類され、車軸数が5軸以上である場合には「特大車」に分類される。
具体的には、操作支援部112は、「大型車」に対応するボタン画像G4に“車軸数:4”との付記を表示させ、また、「特大車」に対応するボタン画像G5に“車軸数:5”との付記を表示させる。
このようにすることで、収受員は、到来した車両Aの車種区分として「大型車」、「特大車」の何れか一方を指定する際に、車両Aの車軸数が“4以下”か、“5以上”か、に注目すれば正しく判別できることを把握することができる。
(作用効果)
以上、第2の実施形態に係る料金収受システム1によれば、操作支援部112は、取得された車両特徴情報に基づいて、車両Aについての車種区分を指定するために、当該車両Aに対して注目すべき点を示す情報(“観光バス/路線バス”、”車軸数4軸以下/車軸数5軸以上”等)を提供する。
このようにすることで、収受員は、指定可能な車種区分の候補が複数存在する場合に、当該車種区分を一意に特定するために更に必要な情報を得るために(目視する際において)注目すべき点を把握することができるので、一層精度良く、車種区分を指定することができる。
(第1、2の実施形態の変形例)
以上、第1、第2の実施形態に係る料金収受システム1について詳細に説明したが、第1、第2の実施形態に係る料金収受システム1の具体的な態様は、上述のものに限定されることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を加えることは可能である。
第1、第2の実施形態に係る料金収受システム1は、関連付け情報T(図5)の中から、過去に出口料金所を利用した複数の車両のうち、車両Aについて取得された車両特徴情報と同等の車両特徴情報を有する車両についての“車種区分”を抽出して、車種区分別の該当確率を算出するものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
他の実施形態に係る料金収受システム1は、例えば、車両Aについて取得された車両特徴情報と同等の車両特徴情報を有する車両であって、かつ、現時点における時刻と同じ時刻(時間帯)に記録された車両についての“車種区分”のみを抽出して上記該当確率を算出してもよい。
ここで、ある出口料金所を利用する車両の車種区分別の割合は、利用の時間帯(例えば、日中、夕方、深夜等)によって大きく変化する場合がある。そこで、上記のように、車両Aについての車種区分の指定操作を行う時刻(時間帯)に関連付けられた各種情報を選択して関連付け情報Tから抽出することで、各時間帯に応じた、精度の高い車種区分別の該当確率を提供することができる。
また、出口料金所を利用する車両の車種区分別の割合が“平日”か“休日”かによって変化する場合には、更に、現在日が“平日”か“休日”かに応じて、関連付け情報Tから抽出する情報を選択してもよい。
また、第1、第2の実施形態に係る料金収受システム1において、料金収受機11は、関連付け情報Tが記録された記録媒体140を、その内部に具備するものとし、また、料金収受機11の操作支援部112は、当該記録媒体140に記録された関連付け情報Tに基づいて該当確率を算出するものとして説明した。しかし、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
例えば、関連付け情報Tが記録された記録媒体140は、料金収受システム1から離れた遠隔地(例えば、料金所用事務所等)に設置された、別途のサーバ装置が具備する態様であってもよい。また、この場合、上記サーバ装置は、当該記録媒体140に蓄積されている関連付け情報Tに基づいて統計処理を行い、予め、車種区分別の該当確率又はその相関性を示す関係式を導出しておく態様としてもよい。そして、操作支援部112は、その導出結果である該当確率又は関係式を、上記サーバ装置から参照する態様としてもよい。
このようにすることで、例えば、関連付け情報Tが膨大な量となる場合に、料金収受機11における該当確率の算出処理の負担を軽減させることができる。
また、第1、第2の実施形態に係る料金収受システム1は、アイランドI上に設けられた有人ブース10(図1)に収受員が駐在する態様として説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
即ち、他の実施形態においては、収受員は、料金収受システム1が設置された位置から離れた遠隔地に駐在する態様であってもよい。この場合、収受員は、出口料金所に設けられた監視カメラを通じて車両Aのライブ映像等を確認することで、当該出口料金所に到来した車両Aの車種区分を判断する。また、この場合、収受員は、当該遠隔地から通信ネットワークを介して、車両Aに対する車種区分の指定操作を行うものとする。
また、更に他の実施形態においては、料金収受機11は、いわゆる料金自動収受機の他、有料道路を利用しようとする車両に対し通行券を発行する通行券自動発券機等であってもよい。
また、第1、第2の実施形態に係る料金収受システム1は、高速道路の出口料金所に設置されるものとして説明したが、他の実施形態においては、有料道路の料金形式に応じて、入口料金所に設置されてもよい。
また、第1、第2の実施形態に係る料金収受システム1は、有料道路の入口料金所に設置され、到来した車両Aに対し通行券の発行を行う際に、収受員が、車両Aについての車種区分の指定操作を行う態様であってもよい。
また、第1、第2の実施形態に係る料金収受システム1において、料金収受機11の表示部120及び操作受付部121は、タッチセンサ式のディスプレイであるものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
他の実施形態において、例えば、操作受付部121は、車種区分別に設けられた押下式のボタン等であってもよい。
また、第1、第2の実施形態に係る操作支援部112は、車種区分別の該当確率を、表示部120に表示されるボタン画像G1〜G5の大きさで示すものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。即ち、操作支援部112は、車種区分別の該当確率を、表示部120に表示されるボタン画像G1〜G5の形状、色彩、文字等、種々の態様を用いて示してもよい。
また、第1、第2の実施形態に係る操作支援部112は、取得された車両特徴情報に応じた特定の車種区分の指定を制限するものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
即ち、操作支援部112は、各種車両特徴情報を取得した場合であっても、当該車両特徴情報に応じた特定の車種区分の指定を制限しなくともよい。例えば、車長検知器205に基づく車長情報が“ON”となり、車両Aの車種区分が「軽自動車」と特定できた場合であっても、操作支援部112は、「軽自動車」以外の車種区分の指定操作を受け付けるようにしてもよい。
ここで、従来とは異なる新しいタイプ(形状)の車両(例えば、排気量等の面で「普通車」に分類されるにもかかわらず、その車長が「軽自動車」として規定される範囲内に収まる車両等。以下、「新型車両」と記載する。)が出回った場合に、当該新型車両については、車種判別装置20による処理フロー(図4)では、その車種区分を正しく特定することができない。
そこで、車長検知器205に基づく車長情報が“ON”となった場合でも、操作支援部112は、あえて、「軽自動車」以外の車種区分(「普通車」等)を指定可能としておく。このようにすることで、上記のような新型車両が到来した場合にも、収受員の判断で正しい車種区分を指定することができる。
また、上記新型車両について取得された車両特徴情報と、収受員の判断により指定された車種区分と、を関連付けて記録することで、上記新型車両についての関連付け情報Tも蓄積される。したがって、当該新型車両についての車両特徴情報と車種区分との対応関係が含められた車種区分別の該当確率を示す情報を提供することができる。
また、車種判別装置20の機能構成は、第1、第2の実施形態で説明した態様には限定されない。例えば、第1、第2の実施形態では、ナンバープレート撮影部203が撮影して得た画像データを車両特徴情報生成部200が取得し、この車両特徴情報生成部200が当該画像データからNP情報を抽出(生成)するものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
例えば、他の実施形態に係る車種判別装置20は、単独でナンバープレートの撮影からNP情報の抽出(生成)までを実行可能なナンバープレート読取機を有する態様であってもよい。この場合、上記ナンバープレート読取機は、撮影により得た画像データに対し所定の画像認識処理を施してNP情報を抽出するとともに、当該抽出したNP情報を、料金収受機11の車両特徴情報取得部111に直接出力してもよい。
また、車種判別装置20の車高検知器204についても同様である。即ち、他の実施形態に係る車高検知器204は、単独で、車両Aの車体の存在/非存在に係る検知結果に基づいて、当該車両Aについての車高情報を生成する機能を有していてもよい。この場合、車高検知器204は、生成した車高情報を、料金収受機11の車両特徴情報取得部111に直接出力してもよい。
また、第2の実施形態に係る操作支援部112は、NP情報(分類番号)に基づいて、車両Aが少なくとも“路線バス”、“観光バス”の何れか一方に当てはまること(即ち、車両Aが“バス”であること)を特定するものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
例えば、他の実施形態に係る車種判別装置20は、オーバーハング検知器を更に備え、当該オーバーハング検知器の検知結果により、車両Aのオーバーハング(1軸目(前輪)の位置から車体前方端までの距離)が所定値以上であった場合に、車両Aが少なくとも“路線バス”、“観光バス”の何れか一方に当てはまること(車両Aが“バス”であること)を特定するものとしてもよい。
なお、上述の各実施形態においては、料金収受機11の各種機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各種処理を行うものとしている。ここで、上述した料金収受機11の各種処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、料金収受機11は、各種機能構成が単一の装置筐体に収められる態様に限定されず、料金収受機11が有する各種機能構成が、ネットワークで接続される複数の装置に渡って具備される態様であってもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
1 料金収受システム
10 有人ブース
11 料金収受機
110 CPU
111 車両特徴情報取得部
112 操作支援部
113 課金額特定部
114 情報蓄積部
120 表示部
121 操作受付部
130 通行券読取部
140 記録媒体
20 車種判別装置
200 車両特徴情報生成部
201 車両検知器
202 踏板
203 ナンバープレート撮影部
204 車高検知器
205 車長検知器
T 関連付け情報
A 車両
L 車線
I アイランド

Claims (11)

  1. 車線を走行する車両から当該車両の車種区分に応じた料金を収受するために用いられる料金収受機であって、
    前記車両についての前記車種区分の指定操作を受け付ける操作受付部と、
    前記車両の特徴を示す車両特徴情報を取得する車両特徴情報取得部と、
    取得された前記車両特徴情報に基づいて、前記車種区分の指定操作の支援を行う操作支援部と、
    を備え
    前記操作支援部は、前記車種区分の指定操作の支援として、
    前記車種区分のうち、取得された前記車両特徴情報に応じた特定の車種区分の指定を制限する
    料金収受機。
  2. 車線を走行する車両から当該車両の車種区分に応じた料金を収受するために用いられる料金収受機であって、
    前記車両についての前記車種区分の指定操作を受け付ける操作受付部と、
    前記車両の特徴を示す車両特徴情報を取得する車両特徴情報取得部と、
    取得された前記車両特徴情報に基づいて、前記車種区分の指定操作の支援を行う操作支援部と、
    複数の車両について取得された前記車両特徴情報と、当該複数の車両についての実際の車種区分と、を関連付けてなる関連付け情報が予め記録された記録媒体と、
    を備え、
    前記操作支援部は、前記車種区分の指定操作の支援として、
    取得された前記車両特徴情報と、前記関連付け情報と、に基づいて、前記車両についての前記車種区分別の該当確率に応じた情報を提供する
    料金収受機。
  3. 取得された前記車両特徴情報と、前記指定操作によって指定された一の車種区分と、を関連付けて記録することで、前記関連付け情報を蓄積する情報蓄積部を更に備える
    請求項2に記載の料金収受機。
  4. 車線を走行する車両から当該車両の車種区分に応じた料金を収受するために用いられる料金収受機であって、
    前記車両についての前記車種区分の指定操作を受け付ける操作受付部と、
    前記車両の特徴を示す車両特徴情報を取得する車両特徴情報取得部と、
    取得された前記車両特徴情報に基づいて、前記車種区分の指定操作の支援を行う操作支援部と、
    を備え
    前記操作支援部は、
    前記車両の走行に応じた所定の段階別に取得される複数の前記車両特徴情報に基づいて、前記指定操作の支援の内容を更新する
    料金収受機。
  5. 前記操作支援部は、前記車種区分の指定操作の支援として、
    取得された前記車両特徴情報に基づいて、前記車両についての前記車種区分を指定するために、当該車両に対して注目すべき点を示す情報を提供する
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の料金収受機。
  6. 請求項1から請求項5の何れか一項に記載の料金収受機と、
    前記車線を走行する前記車両の特徴を検知して、当該車両の特徴を示す前記車両特徴情報を生成する車両特徴情報生成部と、
    を備える料金収受システム。
  7. 車線を走行する車両から当該車両の車種区分に応じた料金を収受するための料金収受方法であって、
    前記車両についての前記車種区分の指定操作を受け付けるステップと、
    前記車両の特徴を示す車両特徴情報を取得するステップと、
    取得された前記車両特徴情報に基づいて、前記車種区分の指定操作の支援を行うステップと、
    を有し、
    前記指定操作の支援を行うステップは、更に、前記車種区分の指定操作の支援として、
    前記車種区分のうち、取得された前記車両特徴情報に応じた特定の車種区分の指定を制限するステップを有する
    料金収受方法。
  8. 車線を走行する車両から当該車両の車種区分に応じた料金を収受するための料金収受機であって、前記車両についての前記車種区分の指定操作を受け付ける操作受付部を備える料金収受機のコンピュータに、
    車線を走行する車両から当該車両の車種区分に応じた料金を収受するための料金収受方法であって、
    前記車両についての前記車種区分の指定操作を受け付けるステップと、
    前記車両の特徴を示す車両特徴情報を取得するステップと、
    取得された前記車両特徴情報に基づいて、前記車種区分の指定操作の支援を行うステップと、
    を実行させ、
    前記指定操作の支援を行うステップは、更に、前記車種区分の指定操作の支援として、
    前記車種区分のうち、取得された前記車両特徴情報に応じた特定の車種区分の指定を制限するステップを有する
    プログラム。
  9. 車線を走行する車両から当該車両の車種区分に応じた料金を収受するために用いられる料金収受機であって、
    前記車両についての前記車種区分の指定操作を受け付ける操作受付部と、
    前記車両の特徴を示す車両特徴情報を取得する車両特徴情報取得部と、
    取得された前記車両特徴情報に基づいて、前記車種区分の指定操作の支援を行う操作支援部と、
    を備え、
    前記操作支援部は、前記車種区分の指定操作の支援として、
    取得された前記車両特徴情報に基づいて、前記車両についての前記車種区分を一意に指定するために当該車両に対して注目すべき点を、前記車種区分の候補に対応付けて提示する
    料金収受機。
  10. 前記操作支援部は、前記車種区分の指定操作の支援として、
    取得された前記車両特徴情報に基づいて前記車両がバスであると判断できた場合には、前記注目すべき点である当該車両のバスの種類と前記車種区分との対応関係を提示する
    請求項9に記載の料金収受機。
  11. 前記操作支援部は、前記車種区分の指定操作の支援として、
    取得された前記車両特徴情報に基づいて前記車両が貨物車両であると判断できた場合には、前記注目すべき点である当該車両の車軸数と前記車種区分の候補との対応関係を提示する
    請求項9または請求項10に記載の料金収受機。
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