JP2007183803A - 車種判別システム、車種判別方法 - Google Patents

車種判別システム、車種判別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】有料道路の料金所で通行券を自動発行するなどの車種判別を行うにあたり、車長や軸数の計測機器を設置することなく実際の車種を低コストに判別できるようにする。
【解決手段】この通行券自動発行システムは、車線の入口に設置されたセンサ22と、その位置から車両進行方向に所定距離だけ離間して設置されたセンサ23と、センサ22,23間に配置されスマートプレート13〜15の情報を読み取るアンテナ21と、センサ22,23から得られる検知信号に基づいて車両の先端と後端を検出して後続車両と識別し、アンテナ21により読み取られた車種情報をメモリ31に順に記憶し、センサ22,23の検知状態の変化した場合、メモリ31に記憶された車種情報と、車両の通行状態とから通行車両の料金区分を決定するCPU35と、決定した車種に応じて通行券を発行すう通行券自動発行機24とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車種判別システム、車種判別方法に関する。
従来から、有料道路では、通行券を用いた料金収受が行われている。有料道路の料金体系としては、通行距離に応じて料金が変わる対距離制の仕組みと、入口または出口で一定の料金を徴収する均一料金制の仕組みがある。
このような料金体系に則った料金収受システム、例えば対距離制の料金収受システムは、入口料金所で車種に応じた通行券を発行し、出口料金所において車両の車種と走行距離に応じた通行料金の収受を行っている。
これまで、入口料金所では、車両の種別(車種)の判別処理と通行券の発行処理を自動化することによって、無人化が進められてきた。
なお、車種とは、例えば小型車、普通車、大型車、緊急車両、牽引車両などといったように、有料道路を運営する側で、利用料金をいくつかに区分した車両の区分である。
車種の判別については、具体的には、車高・車長・軸数の計測、さらには、カメラなどの撮影装置でナンバープレートを撮影しこの映像を画像処理することなどで、自動化を進めてきた。
また、最近では、ノンストップ自動料金収受システム(以下、ETCシステムと称す。)による入口料金所と出口料金所の無人化運用も行われつつあるが、ETCシステムの場合、専用のICカードをセットした車載器を車両に搭載する必要があることから、ICカードを所持しない利用者や車載器を搭載していない車両については、同サービスの対象外とされている。
さらに、ETCシステムの車載器を搭載した車両であっても、他の車両を牽引している場合には、非牽引車を牽引している車両の車載器から送られてくる車種情報から車両の区分を、例えば単なる普通車から牽引車などへ変更する必要があることから、実際に有料道路を利用する車両の状態(外観)から車長や軸数などを計測する必要があることは、これまでのシステムとは変わりがない。
一方、料金収受システムとは別に、車両に「スマートプレート」と呼ばれる電子ナンバープレートを取り付けることが検討されている。
電子ナンバープレートを利用する先行技術としては、例えば道路に配置したアンテナと車両センサとを組み合わせて動作させることで電波の影響を防止する技術が公開されている(先行技術文献1参照)。
具体的には、車両センサにより車両の通過が検知されない場合には、アンテナからの電波の照射を行わないことで、隣接レーンとの間で誤通信を行わないようにしている。
特開2004−287936公報
有料道路の料金所の無人化運用のためには、車種の自動判別が必要である。車種の自動判別のためには、車高・車長・軸数の計測機器、ナンバープレート撮像装置などといった大がかりな設備の設置が必要である。
また、ETCシステムにより料金所の無人化運用を行った場合でも、車両が他の車両を牽引しているような場合は、ETC車載器から得られる情報だけでは正しい車種判別ができない。したがって車種を正しく判定するためには、車長や軸数などの計測機器が必要であり、車種判別のためのコストがかさむという問題がある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、車長や軸数の計測機器を設置することなく実際の車種を低コストに判別できる車種判別システム、車種判別方法を提供することを目的としている。
上記した目的を達成するために、本発明の車種判別システムは、通行する車両に対して所定の処理を行う道路の第1の位置に設置され、前記車両を検出する第1センサと、前記第1の位置から車両進行方向に所定距離だけ離間して設置され、前記車両を検出する第2センサと、前記第1センサと第2センサそれぞれから得られる検知信号に基づいて前記車両の先端と後端を検出して後続車両と分離することで一支払い単位の車両を判別する車両判別手段と、前記第1センサと前記第2センサにより車両が検出されている期間に、前記車両の前部、後部の少なくとも一方に取り付けた電子ナンバープレートの情報を読み取る電子ナンバープレート情報読取手段と、前記電子ナンバープレートの情報が記憶可能なメモリと、前記電子ナンバープレート情報読取手段により読み取られた電子ナンバープレートの情報に含まれる車種情報を前記メモリに順次記憶する手段と、前記車両判別手段により一支払い単位の車両として分離された車両の判別結果と、前記メモリに記憶された少なくとも一つの電子ナンバープレートの情報に含まれる車種情報とから、前記通行車両の料金区分を決定する料金区分決定手段とを具備することを特徴とする。
なお、上記料金区分決定手段は、前記メモリに記憶された車種情報が複数存在した場合、前記車両判別手段により一支払い単位の車両として分離された車両の料金区分を牽引車として決定する手段を備えるので、実際に車両の形態にあった料金区分として判別できる。
電子ナンバープレートの情報に含まれる車種情報をメモリに順次記憶する際に、前記メモリに記憶されている車種情報と同じ車種情報が得られた場合は前記メモリの車種情報を上書きする手段を備えることで、一台の車両の前部および後部にそれぞれ取り付けられた電子ナンバープレートから得られたものとし、その場合は、車種判別材料として一方のみを採用する。上記車種判別システムは、料金区分決定手段により決定された料金区分に応じて前記通行車両に対する処理を行う手段をさらに備える。
本発明の車種判別方法は、通行する車両に対して所定の処理を行う道路の第1の位置に設置された第1センサと、前記第1の位置から車両進行方向に所定距離だけ離間して設置された第2センサそれぞれから得られる検知信号に基づいて前記車両の先端と後端を検出して後続車両と分離することで一支払い単位の車両を判別するステップと、前記第1センサと前記第2センサにより車両が検出されている期間に、前記車両の前部、後部の少なくとも一方に取り付けた電子ナンバープレートの情報を電子ナンバープレート情報読取手段が読み取るステップと、前記電子ナンバープレート情報読取手段により読み取られた電子ナンバープレートの情報に含まれる車種情報をメモリに順次記憶するステップと、前記メモリに記憶された少なくとも一つの電子ナンバープレートの情報に含まれる車種情報と、一支払い単位の車両として分離された車両の判別結果とから、前記通行車両の料金区分を決定するステップとを有することを特徴とする。
本発明では、第1センサと第2センサそれぞれから得られる検知信号に基づいて車両の先端と後端を検出して後続車両と分離することで一支払い単位の車両を判別し、この判別期間内に、車両の前部、後部の少なくとも一方に取り付けた電子ナンバープレートの情報を電子ナンバープレート情報読取手段が読み取り、電子ナンバープレートの情報に含まれる車種情報をメモリに順次記憶する。そして、メモリに記憶された少なくとも一つの電子ナンバープレートの情報に含まれる車種情報と、一支払い単位の車両として分離された車両の判別結果とから通行車両の料金区分を決定する。
すなわち、本発明では、電子ナンバープレートの技術を料金収受システムに応用し、料金所を車両が通過中に、複数の電子ナンバープレートの情報が得られた場合に、通過中の車両を牽引車として通行車両の料金区分を決定し、決定した料金区分に応じた処理を行う。
以上説明したように本発明によれば、車長や軸数の計測機器を設置することなく実際の車種を低コストに判別できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の車種判別システムの一つの実施形態である通行券自動発行システムの構成を示す図、図2は図1の通行券自動発行システムの車線制御装置の構成を示す図である。
図1に示すように、この通行券自動発行システムは、有料道路の例えば入口の料金所に設けられた入口処理用の通路(以下「車線」または「レーン」と称す。)に設置される路側機器から構成される。
路側機器は、アンテナ21、車両センサまたは車両検知手段としてセンサ22,23、通行券自動発行機24、車線制御装置25などからなる。
アンテナ21は、車線の入口付近の路面に敷設されている。アンテナ21は、センサ21とセンサ22間に配置されている。アンテナ21は、センサ22とセンサ23により車両が検出されている期間に、車両の前部、後部の少なくとも一方に取り付けられた電子ナンバープレートとしてのスマートプレート13,14,15の情報を読み取る電子ナンバープレート読取手段として機能する。
なお、アンテナ21は、ETCなどと同様、道路の上方に吊り下げるように配置してもよい。アンテナ21は、DSRC5.8GHz帯の電波を使用し、車両に取り付けられたスマートプレートと通信を行う。DSRCとは、道路側の機器と車両側の機器間で行う路車通信に用いられるDedicated Short Range Communication狭域通信の略称である。
有料道路を利用する車両の中には、車両12(以下、被牽引車両12と称す。)を牽引する車両11(以下、牽引車両11と称す。)がある。被牽引車両12と牽引車両11とは、牽引機構16により接続されている。
牽引車両11には、スマートプレート13,14が取り付けられている。スマートプレート13,14は、牽引車両11の車両本体のフロントバンパー部またはリアバンパー部のいずれか一方、または両方に、外見的には一般のナンバープレートと同様に取り付けられている。
被牽引車両12には、スマートプレート15が取り付けられている。スマートプレート15は、被牽引車両12の車両本体後部のナンバープレート取り付け位置に取り付けられている。つまり、スマートプレート13,14,15は、車両の形状により、前方のみ、後方のみ、あるいは両方に取り付けられることがある。
スマートプレート13,14,15は、ナンバープレート部分を表面としたプレート本体と、このプレート本体のナンバープレート部分に取り付けられるアンテナ部と、プレート本体内に内蔵されるICチップおよび電源部などを有している。
電源部は、内蔵電池を有している。内蔵電池は、50回/日の通信で、おおよそ5年間利用できる。アンテナ部は、プレート本体の表面のナンバープレート部分の一端(30m×30m程度の範囲)に取り付けられている。
ICチップは、メモリと無線通信制御モジュールとを有している。メモリには、スマートプレート識別情報(アプリケーションID等)、車両識別子(車両分類:大型・小型等、低公害・燃料種別等)、IPV6識別子、自動車登録番号(ナンバープレート表記事項)、車両の諸元(車両重量・長さ・幅・高さ等)などの電子情報が記憶されている。
無線通信制御モジュールは、アンテナ21から照射された電波がアンテナ部に受信された場合にそれに呼応する形で通信を行い、路側機器へメモリのデータを送信する。すなわち、スマートプレート13,14,15は、電子情報の送信機能を有するナンバープレートである。
第1のセンサとしてのセンサ22は、通行する車両に対して所定の処理(通行券発行処理等)を行う道路である車線の第1の位置に設置されている。具体的にセンサ22が設置される第1の位置とは、アンテナ21の手前、つまり車線の入口である。
第2のセンサとしてのセンサ23は、センサ22が配置された第1の位置から車両進行方向に所定距離だけ離間して設置されている。所定距離とは、2台の車両が追従して車線内に進入する場合を想定し、車両を分離することが可能な最小の距離である。所定距離の一例としては、例えば50cm〜120cm程度、好ましくは80cm程度である。
センサ23は、センサ22の位置から車両進行方向にアンテナ21を越えた位置に設置されている。つまり、センサ22とセンサ23は、アンテナ21を互いの間に挟む形で配置されている。
センサ22とセンサ23との設置間隔は、上記したように80cm程度とされ、この間にアンテナ21が設けられている。所定距離以内に接近した状態でセンサ22,23間に進入した2台の車両については1台とみなされる。
センサ22とセンサ23は、車線を挟んで配置された一対の柱状部材と、片側の柱状部材に高さ方向に所定間隔で配置された複数の発光器と、他の側の柱状部材に各発光器と対向するように高さ方向に配置された複数の受光器とを有している。所定間隔とは、上記牽引機構16の厚みよりも狭い間隔である。
センサ22とセンサ23は、各発光器から発光された赤外線が各受光器にそれぞれ受光されているときは未検知:OFFとし、各発光器から発光された赤外線が一つでも遮蔽され、いずれかの受光器に受光されなかった場合に検知:ONとし、検知状態の信号(ONまたはOFF)を車線制御装置25へ出力する。
なお、これ以外に、例えば片側の柱状部に複数の発光器と受光部を対(組)で設け、他の側の柱状部材に反射板を設け、発光器から発光された赤外線が反射板に反射して受光部に受光される形態、つまり片側だけで発光と受光を行い、対向する反射板との間の光の遮蔽検知を行うものを用いても良い。
通行券自動発行機24のCPUは、入口料金所や通過車両の車種などを記録した通行券を発行する。通行券自動発行機24は、車種毎の高さの通行券発行口を有しており、車線制御装置25により判別された車種に応じた高さの通行券発行口から、該当車種情報と入口通過時刻を記録した通行券を発行する。ここで、記録とは、券面への磁気的なデータの記録と券面への印字を含む。
車線制御装置25は、センサ22とセンサ23それぞれから得られる検知状態の信号(ON,OFF)に基づいて車両の先端と後端を検出して後続車両と区別、つまり車両の分離状態を判定する。
図2に示すように、この車線制御装置25は、メモリ31、制御ユニットとしてのセントラル・プロセッシング・ユニット35(以下、CPU35と称す。)を有している。CPU35は、各部の動作を制御する制御手段である。
メモリ31には、第1記憶エリア32、第2記憶領域33、車両状態管理テーブル34などが設けられている。第1記憶エリア32には、センサ22,23による車両検知区間(期間)に、アンテナ21から初めに得られたスマートプレート13の情報(ナンバーと車種)が抽出されて記憶される。
第2記憶エリア33には、センサ22,23による車両検知区間(期間)に、アンテナ21から得られたスマートプレート13,14,15の情報のうち、ナンバーと車種が抽出されて、第1記憶エリア32に記憶された車種情報と異なる場合にその車種情報(この例では、スマートプレート13の車種情報と不一致のスマートプレート15の車種情報)が記憶される。つまりメモリ31は、複数、この例では異なる2つのスマートプレート13,15の情報が記憶可能な記憶領域を有するものである。
これら第1記憶エリア32、第2記憶エリア33の情報(ナンバー、車種)は、センサ22,23による車両検知期間が終了した時点でCPU35により消去(クリア)される。
車両状態管理テーブル34は、前後のセンサ22,23の検知状態に変化があったときに車両状態がどうであったか、またどう変更するかを示す車両状態の設定テーブルである。つまりこの車両状態管理テーブル34には、センサ22,23に変化があったときの車両の直前の状態が設定され、車両状態の変化に応じて変更される。
例えばセンサ22が「検知:ON」,センサ23が「未検知:OFF」になったとき、車両状態が「通行なし」の場合、車両の先端がこの区間に進入したこと(進行中)へ、車両状態の設定が変更される。
センサ22が「検知:ON」,センサ23が「検知:ON」になったとき、車両状態が「進入中」の場合、車両がこの区間を通過していること(通過中)へ、車両状態の設定が変更される。
センサ22が「未検知:OFF」,センサ23が「検知:ON」になったとき、車両状態が「通過中」の場合、車両がこの区間から退出していること(退出中)へ、車両状態の設定が変更される。
センサ22が「未検知:OFF」,センサ23が「未検知:OFF」になったとき、車両状態が「退出中」の場合、車両の後端がこの区間から抜けたこと(通行なし)へ、車両状態の設定が変更される。
つまり、この車線制御装置25は、スマートプレート13、14、15から得られた情報が記憶可能なメモリ31を備えている。
CPU35は、センサ22により車両が検知されてからセンサ23により検知されるまでの期間(区間)に、アンテナ21により読み取られたスマートプレート13、14、15の情報をメモリ31に順に記憶する。
CPU35は、センサ22とセンサ23それぞれから得られる検知信号に基づいて車両の先端と後端を検出して後続車両と分離することで一支払い単位の車両を判別する車両判別手段として機能する。
CPU35は、メモリ31に記憶された少なくとも一つのスマートプレート13、14、15の情報に含まれる各車種情報(例えば始めの車種が普通車、次の車種が被牽引車など)と、前後のセンサ22,23からの検知信号から一つの料金区分(例えば普通車+被牽引車等)として分離された車両の判別結果とから、通行車両を「牽引車」と判別し、その判別結果を、前方の普通車の料金区分(車種)として設定する。
CPU35は、スマートプレート13,14,15の情報に含まれる車種情報をメモリ31に順次記憶する際に、メモリ31に記憶されている車種情報と同じ車種情報が得られた場合はメモリ31の車種情報を上書きする。
CPU35は、メモリ31に記憶された車種情報が複数存在した場合、つまり異なる車種情報が記憶されていた場合、一支払い単位の車両として分離した車両の料金区分(普通車など)をランクアップして「牽引車」として決定する。
CPU35は、判別結果の料金区分(車種)に応じて各機器を制御し通行車両に対する処理を行う。この例では、CPU35は、通行券自動発行機24を制御して、判別した料金区分(車種)に応じた通行券の発行処理を行う。
以下、図3,4を参照してこの通行券自動発行システムの動作を説明する。
この通行券自動発行システムでは、車線制御装置25の電源スイッチ(図示せず)をONにし、電源を投入すると、システムが起動する。
システムが起動すると、車線制御装置25のCPU35は、内部の管理情報である、メモリ31の車両状態管理テーブル34の車両状態を「通過なし」に設定し(S301)、第1記憶エリア32の第1車種情報と第2記憶エリア33の第2車種情報を消去状態に設定する(S302)し、センサ22およびセンサ23からそれぞれ入力される信号の変化を待つ。なお符号S301のSはステップ(工程)を表す。
そして、センサ22およびセンサ23の検知状態に変化があった場合(S303のYes)、CPU35は、スマートプレート13〜15との無線通信により得られたメモリ31の各記憶エリア32,33の車種情報と、車両状態管理テーブル34の情報を参照してそのときの状態に応じた処理を行う(S304〜S314)。
例えばセンサ22がON状態であり、かつセンサ23がOFF状態であり、かつ車両状態管理テーブル34の現在の車両状態が「通行なし」の場合には(S304)、CPU35は、車両状態管理テーブル34の車両状態を「進入中」と設定する(S305)。
センサ22がON状態であり、かつセンサ23がON状態であり、かつ車両状態管理テーブル34の現在の車両状態が「進入中」の場合には(S306)、CPU35は、車両状態管理テーブル34の車両状態を「通過中」と設定する(S307)。
センサ22がOFF状態であり、かつセンサ23がON状態であり、かつ車両状態管理テーブル34の現在の車両状態が「通過中」の場合には(S308)、CPU35は、車両状態管理テーブル34の車両状態を「退出中」と設定する(S309)。
センサ22がOFF状態であり、かつセンサ23がOFF状態であり、かつ車両状態管理テーブル34の現在の車両状態が「退出中」の場合には(S310)、CPU35は、車種決定処理を行う(S311)。なお、車種決定処理の詳細については図4を用いて後述する。
CPU35は、車種決定処理の後、車両状態管理テーブル34の車両状態を「通行なし」と設定し(S312)、第1記憶エリア32の第1車種情報と第2記憶エリア33の第2車種情報とを消去する(S313)。
また、センサの検知状態および車両状態がその他のケースであった場合(S314)、CPU35は、イレギュラーな状態と判定して、車両状態管理テーブル34の車両状態を「通行なし」と設定し(S312)、第1記憶エリア32の第1車種情報と第2記憶エリア33の第2車種情報とを消去する(S313)。
また、アンテナ21がスマートプレート13,14,15のうちのいずれかからの車種情報を受信すると、CPU35は、アンテナ検知ありと判定し(S315のYes)、メモリ31の車両状態管理テーブル34の車両状態を読み出して、車両がどういった状態が確認する(S316)。
この確認の結果、車両状態管理テーブル34の車両状態が「通過なし」ではない(S316のNo)、つまり車両が車線内に存在する場合には、CPU35は、次の処理を行う。
CPU35は、メモリ31の第1記憶領域32の第1車種情報の有無を確認する。この確認の結果、メモリ31の第1記憶エリア32に第1車種情報が存在せず、つまり第1車種情報が受信されていない場合(S317のNo)、CPU35は、いずれかのスマートプレート13,14,15からの受信情報に含まれる車種情報(ナンバー、車種)を抽出して第1記憶エリア32に記憶する(S318)。
また、上記確認の結果、既に受信した車種情報が第1記憶エリア32に第1車種情報として存在(記憶)している場合(S317のYes)、CPU35は、第1記憶エリア32に既に記憶されていた第1車種情報を読み出して今回受信した車種情報と比較する(S319)。
この比較の結果、互いの車種情報が一致する場合、つまり不一致ではない場合(S319のNo)、CPU35は、受信されたスマートプレートの車種情報を、第1記憶エリア32に上書きする形で記憶する(S318)。
一方、比較の結果、互いの車種情報が異なる場合(S319のYes)、CPU35は、その受信情報に含まれる車種情報を被牽引車両12のスマートプレート15から得られた車種情報として第2記憶エリア33に記憶する(S320)。
ここで、上記S311の車種決定処理について詳細に説明する。この場合、CPU35は、メモリ31の第1車種情報と第2車種情報を使用して通行料金を決定するための車種(以下、料金区分と称す。)を決定する。
具体的には、CPU35は、メモリ31におけるセンサ22,23の検知状態と車両状態管理テーブル34の現在の車両状態とをチェックした結果、第1記憶エリア32に第1車種情報が存在した場合(図4のS401のYes)、CPU35は、その第1車種情報を読み出して料金区分を決定する(S402)。
さらに、CPU35がメモリ31の情報をチェックした結果、第2車種情報が存在した場合には(S403のYes)、車両を牽引しているものと判定し、第1車種情報によって決定している料金区分をさらに1ランクアップさせる(S404)。
また、第2車種情報が存在しない場合には(S403のNo)、CPU35は、その車両が他の車両を牽引していないものと判定し、スマートプレートから受信された車種情報のまま料金区分を決定する。
ここで、1ランクアップさせる料金区分の決定方法については、各有料道路の料金体系によって異なるが、一例としては、2軸トレーラが単独で走行した場合には、普通料金、他の車両を牽引している場合には大型料金などといったように、料金区分をランクアップさせるものとする。
CPU35は、これらの処理を経て決定した料金区分を通行券自動発行機24へ通知し(S405)、通行券自動発行機24は、車線制御装置25のCPU35からこの通知を受けて、料金区分(車種)が記録された通行券を発行する。
なお、上記S401の確認処理にてCPU35がメモリ31の情報をチェックした結果、第1記憶領域32に第1車種情報が存在しない場合(S401のNo)、CPU35は、料金区分の決定ができないため、料金区分(車種)が不明である旨、つまり「車種不明」を通行券自動発行機24へ通知する(S406)。
通行券自動発行機24では、車線制御装置25のCPU35からの「車種不明」の通知を受けて、料金区分(車種)の記録されていない通行券を発行する。この場合、出口料金所では、車両の運転者が手渡した通行券と収受員が実際の車両を確認したときの判断により、改めていずれかの料金区分を設定し通行料金を収受することになる。
このようにこの実施形態の通行券自動発行システムによれば、有料道路の料金所で通行券を自動発行する際に、車両の前部および・または後部に取り付けられるスマートプレート13,14,15の情報と車線に設置した赤外線方式のセンサ22,23による車両検知結果とを用いるだけで、車長や軸数のセンサ機器またはカメラなどの光学計測機器を設置することなく低コストに、かつ牽引有無の料金区分までも識別して通行車両の車種を現実の状態で正しく判別できるようになり、料金所入口の車線における車種判定処理を自動化することができる。
また、アンテナ21が車両のスマートプレート13,14,15から読み取った車種情報と実際のセンサ22,23の検知状態に基づいて、対象車両の料金区分(車種)を決定するので、車長や軸数のセンサ機器を用いるよりも車種を正確に決定できる。
さらに、センサ22,23が1支払い単位の車両が通行中と検知している期間に、アンテナ21が2つの車種情報(牽引車と被牽引車からの車種情報)を読み取った場合には、「牽引あり」とし、先行する車両(例えば普通車)の車種を、牽引車として決定するので、実際の牽引の有無までも識別して通行車両の料金区分(車種)を現実の状態で正しく判別できるようになる。
なお、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではない。上記実施形態では、対距離制の料金体系の通行券自動発行システムについて説明したが、均一料金制のシステムにおいて有料道路の入口または出口において料金収受を行う処理を行う際の車種判別にも適用できる。
本発明の一つの実施形態の通行券自動発行システムの構成を示す図である。 図1の通行券自動発行システムの車線制御装置の構成を示す図である。 通行券自動発行システムの動作を示すフローチャートである。 通行券自動発行システムにおいて、通行料金を決定するための車種決定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
11…牽引車両、12…被牽引車両、13,14,15…スマートプレート、16…牽引機構、21…アンテナ、22,23…センサ、24…通行券自動発行機、25…車線制御装置、31…メモリ、32…第1記憶エリア、33…第2記憶エリア、34…車両状態管理テーブル、35…CPU。

Claims (5)

  1. 通行する車両に対して所定の処理を行う道路の第1の位置に設置され、前記車両を検出する第1センサと、
    前記第1の位置から車両進行方向に所定距離だけ離間して設置され、前記車両を検出する第2センサと、
    前記第1センサと第2センサそれぞれから得られる検知信号に基づいて前記車両の先端と後端を検出して後続車両と分離することで一支払い単位の車両を判別する車両判別手段と、
    前記第1センサと前記第2センサにより車両が検出されている期間に、前記車両の前部、後部の少なくとも一方に取り付けた電子ナンバープレートの情報を読み取る電子ナンバープレート情報読取手段と、
    前記電子ナンバープレートの情報が記憶可能なメモリと、
    前記電子ナンバープレート情報読取手段により読み取られた電子ナンバープレートの情報に含まれる車種情報を前記メモリに順次記憶する手段と、
    前記車両判別手段により一支払い単位の車両として分離された車両の判別結果と、前記メモリに記憶された少なくとも一つの電子ナンバープレートの情報に含まれる車種情報とから、前記通行車両の料金区分を決定する料金区分決定手段と
    を具備することを特徴とする車種判別システム。
  2. 前記料金区分決定手段は、
    前記メモリに記憶された車種情報が複数存在した場合、前記車両判別手段により一支払い単位の車両として分離された車両の料金区分を牽引車として決定する手段を具備することを特徴とする請求項1記載の車種判別システム。
  3. 前記電子ナンバープレートの情報に含まれる車種情報を前記メモリに順次記憶する際に、前記メモリに記憶されている車種情報と同じ車種情報が得られた場合は前記メモリの車種情報を上書きする手段を具備することを特徴とする請求項1記載の車種判別システム。
  4. 前記料金区分決定手段により決定された料金区分に応じて前記通行車両に対する処理を行う手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の車種判別システム。
  5. 通行する車両に対して所定の処理を行う道路の第1の位置に設置された第1センサと、前記第1の位置から車両進行方向に所定距離だけ離間して設置された第2センサとそれぞれから得られる検知信号に基づいて前記車両の先端と後端を検出して後続車両と分離することで一支払い単位の車両を判別するステップと、
    前記第1センサと前記第2センサにより車両が検出されている期間に、前記車両の前部、後部の少なくとも一方に取り付けた電子ナンバープレートの情報を電子ナンバープレート情報読取手段が読み取るステップと、
    前記電子ナンバープレート情報読取手段により読み取られた電子ナンバープレートの情報に含まれる車種情報をメモリに順次記憶するステップと、
    前記メモリに記憶された少なくとも一つの電子ナンバープレートの情報に含まれる車種情報と、一支払い単位の車両として分離された車両の判別結果とから、前記通行車両の料金区分を決定するステップと
    を有することを特徴とする車種判別方法。
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