JP6583165B2 - 電極シートの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電池を構成する電極シートを製造する方法に関する。詳細には、集電箔の第1面上に第1電極合材層を有し、且つ、集電箔の第2面上に第2電極合材層を有する電極シートを製造する方法に関する。
従来、電極シート(正極シートまたは負極シート)として、集電箔の第1面上に第1電極合材層を有し、且つ、集電箔の第2面上に第2電極合材層を有する電極シートが知られている。このような構造の電極シートの製造方法としては、例えば、特許文献1に開示されているような方法が知られている。具体的には、まず、電極活物質と結着材と溶媒とを混合して造粒した複数の湿潤造粒体からなる電極合材を作製する。次いで、対向して回転する第1ロールと第2ロールとの間隙に電極合材を通すことによって電極合材を膜状にしつつ、膜状にした電極合材を第2ロールの表面に付着させる。さらに、第2ロールと対向して回転する第3ロールによって搬送される集電箔の第2面を第3ロールの表面に接触させつつ、集電箔を第2ロールと第3ロールとの間隙に通すことによって、第2ロールの表面に付着している膜状の電極合材を、集電箔の第1面に対し加圧しつつ接触させて第1面上に転写する。その後、第1面上に転写した膜状の電極合材を乾燥させることで、第1面上に第1電極合材層が形成された第1電極合材層付き集電箔を作製する。
特開2013−052353号公報
さらに、対向して回転する第4ロールと第5ロールとの間隙に電極合材を通すことによって電極合材を膜状にしつつ、膜状にした電極合材を第5ロールの表面に付着させる。さらに、第5ロールと対向して回転する第6ロールによって搬送される第1電極合材層付き集電箔の第1電極合材層を第6ロールの表面に接触させつつ、第1電極合材層付き集電箔を第5ロールと第6ロールとの間隙に通すことによって、第5ロールの表面に付着している膜状の電極合材を、第2面に対し加圧しつつ接触させて第2面上に転写する。その後、第2面上に転写した膜状の電極合材を乾燥させることで、第2面上に第2電極合材層を形成する。
ところで、前述のようにして、第5ロールの表面に付着している膜状の電極合材を、第2面に対し加圧しつつ接触させて第2面上に転写する工程において、第5ロールの表面に付着している膜状の電極合材を、適切に第2面上に転写することができないことがあった。具体的には、第1電極合材層付き集電箔の第1電極合材層を第6ロールの表面に接触させつつ、第1電極合材層付き集電箔を第5ロールと第6ロールとの間隙に通すことによって、第5ロールの表面に付着している膜状の電極合材を、第2面に対し加圧しつつ接触させたときに、第1電極合材層の一部がその厚み方向に大きく押し潰されてしまうことがあった。これにより、第5ロールの表面に付着している膜状の電極合材の一部を、適切に、第1電極合材層付き集電箔の第2面に対し加圧しつつ接触させることができず、第1電極合材層付き集電箔の第2面に転写することができないことがあった。
このため、第1電極合材層付き集電箔の第2面上に付着(転写)させた電極合材の膜に孔が空いてしまい、透け(第2面上に形成した電極合材の膜の孔を通じて、集電箔の第2面が部分的に露出することをいう)が発生することがあった。この透けが多いと、電池を構成する電極シートとして、適切に使用できないことがあった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、第1電極合材層付き集電箔の第2面上に付着(転写)させた電極合材の膜に孔が発生するのを低減して、透けの発生を低減することができる電極シートの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、第1面及び第2面を有する集電箔の前記第1面上に第1電極合材層を有し、且つ、前記第2面上に第2電極合材層を有する電極シートを製造する電極シートの製造方法であって、電極活物質と結着材と溶媒とを混合して造粒した複数の湿潤造粒体からなる電極合材を作製する電極合材作製工程と、対向して回転する第1ロールと第2ロールとの間隙に前記電極合材を通すことによって前記電極合材を膜状にしつつ、膜状にした前記電極合材を前記第2ロールの表面に付着させると共に、前記第2ロールと対向して回転する第3ロールによって搬送される前記集電箔の前記第2面を前記第3ロールの表面に接触させつつ前記集電箔を前記第2ロールと前記第3ロールとの間隙に通すことによって、前記第2ロールの表面に付着している膜状の前記電極合材を、前記集電箔の前記第1面に対し加圧しつつ接触させて前記第1面上に転写する第1成膜工程と、前記第1面上に転写した膜状の前記電極合材を乾燥させることで、前記第1面上に前記第1電極合材層が形成された第1電極合材層付き集電箔を作製する第1電極合材層形成工程と、対向して回転する第4ロールと第5ロールとの間隙に前記電極合材を通すことによって前記電極合材を膜状にしつつ、膜状にした前記電極合材を前記第5ロールの表面に付着させると共に、前記第5ロールと対向して回転する第6ロールによって搬送される前記第1電極合材層付き集電箔の前記第1電極合材層を前記第6ロールの表面に接触させつつ、前記第1電極合材層付き集電箔を前記第5ロールと前記第6ロールとの間隙に通すことによって、前記第5ロールの表面に付着している膜状の前記電極合材を、前記第2面に対し加圧しつつ接触させて前記第2面上に転写する第2成膜工程と、前記第2面上に転写した膜状の前記電極合材を乾燥させることで、前記第2面上に前記第2電極合材層を形成する第2電極合材層形成工程と、を備える電極シートの製造方法において、前記第1電極合材層形成工程の後、前記第2成膜工程の前に、前記集電箔の前記第1面上に形成した前記第1電極合材層をその厚み方向に圧縮して、前記第1電極合材層の密度を高めるプレス工程を備える電極シートの製造方法である。
上述の電極シートの製造方法は、第1電極合材層形成工程の後、第2成膜工程の前に、集電箔の第1面上に形成した第1電極合材層をその厚み方向に圧縮して(押し潰して)、第1電極合材層の密度を高めるプレス工程を備える。このように、第2成膜工程の前に、予め、第1電極合材層をその厚み方向に圧縮して(押し潰して)おくことで、その後の第2成膜工程において、第1電極合材層がその厚み方向に押し潰されるのを低減することができる。
従って、第1電極合材層付き集電箔の第1電極合材層を第6ロールの表面に接触させつつ、第1電極合材層付き集電箔を第5ロールと第6ロールとの間隙に通すことによって、第5ロールの表面に付着している膜状の電極合材を、第2面に対し加圧しつつ接触させたとき、第1電極合材層の一部がその厚み方向に押し潰されるのを低減することができる。これにより、「第5ロールの表面に付着している膜状の電極合材の一部を、適切に、第1電極合材層付き集電箔の第2面に対し加圧しつつ接触させることができず、第1電極合材層付き集電箔の第2面に転写することができない」という不具合を低減することができる。
以上より、上述の製造方法によれば、第1電極合材層付き集電箔の第2面上に付着(転写)させた電極合材の膜に孔が発生するのを低減して、透け(第2面上に形成した電極合材の膜の孔を通じて、集電箔の第2面が部分的に露出すること)の発生を低減することができる。
なお、第1成膜工程は、例えば、第1ロールと第2ロールと第3ロールとを有するロール成膜装置を用いて行うことができる。また、第2成膜工程は、例えば、第4ロールと第5ロールと第6ロールとを有するロール成膜装置を用いて行うことができる。
また、第1成膜工程で用いるロール成膜装置と、第2成膜工程で用いるロール成膜装置とを、同一のロール成膜装置としても良い。この場合は、第1ロールと第4ロールとが同一のロールとなり、第2ロールと第5ロールとが同一のロールとなり、第3ロールと第6ロールとが同一のロールとなる。但し、第2成膜工程では、第2ロールと第3ロールとの間隙(第5ロールと第6ロールの間隙)を、第1成膜工程での間隙よりも大きくして使用することになる。第1成膜工程において第2ロールと第3ロールとの間隙に通す集電箔よりも、第2成膜工程において第5ロールと第6ロールの間隙に通す第1電極合材層付き集電箔のほうが、厚みが厚いからである。
また、湿潤造粒体とは、溶媒が電極活物質の粒子と結着材に保持(吸収)された状態で、これらが集合(結合)した物質(粒状体)をいう。
実施形態にかかる第1ロール成膜装置の概略図である。 第1ロール成膜装置の斜視図である。 実施形態にかかる電極シートの製造方法の流れを示すフローチャートである。 実施形態にかかる製造装置の一部の概略図である。 実施形態にかかる第2ロール成膜装置の概略図である。 第2ロール成膜装置の斜視図である。 実施形態にかかる製造装置の一部の概略図である。 実施形態にかかる第2成膜工程の説明図であり、図5のA部拡大図に相当する。 比較例にかかる第2成膜工程の説明図であり、図5のA部拡大図に相当する。
以下、本発明を具体化した実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態は、リチウムイオン二次電池の負極シート(電極シート)の製造に、本発明を適用したものである。本実施形態では、負極シートの負極活物質層(電極合材層)を形成するための負極合材(電極合材)の材料として、負極活物質(電極活物質)と、結着材と、溶媒とを使用する。
なお、本実施形態では、負極活物質として、粉末状の炭素材料(例えば、黒鉛)を使用する。また、溶媒として、水を使用する。また、結着材として、CMC(カルボキシメチルセルロース)を使用する。
本実施形態では、電極合材作製工程において、上記の各材料を混練しつつ造粒して多数の湿潤造粒体16を作製すると共に、多数の湿潤造粒体16からなる負極合材6を作製する。次いで、第1成膜工程において、この負極合材6を、集電箔7の第1面7b上に膜状に付着させる(塗布する)。その後、第1電極合材層形成工程において、集電箔7の第1面7b上の負極合材6の膜を乾燥させて、集電箔7の第1面7b上に第1負極合材層18bが形成された第1負極合材層付き集電箔41を作製する。
次に、プレス工程において、第1負極合材層付き集電箔41の第1負極合材層18bをその厚み方向に圧縮して、第1負極合材層18bの密度を高める。その後、第2成膜工程において、第1負極合材層付き集電箔41の第2面7c上に、負極合材6を膜状に付着させる(塗布する)。次いで、第2電極合材層形成工程において、第2面7c上の負極合材6の膜を乾燥させて、第2面7c上に第2負極合材層18cを形成することにより、負極シート19が製造される。
ここで、本実施形態にかかる電極シート(負極シート19)の製造方法について、詳細に説明する。図1は、実施形態にかかる第1ロール成膜装置20の概略図である。図2は、第1ロール成膜装置20の斜視図である。図3は、実施形態にかかる電極シート(負極シート19)の製造方法の流れを示すフローチャートである。図4は、実施形態にかかる製造装置の一部(第1ロール成膜装置20と第1乾燥装置50とプレス装置60)の概略図である。図5は、実施形態にかかる第2ロール成膜装置30の概略図である。図6は、第2ロール成膜装置30の斜視図である。図7は、実施形態にかかる製造装置の一部(第2ロール成膜装置30と第2乾燥装置70)の概略図である。
図3に示すように、まず、ステップS1(電極合材作製工程)において、負極活物質13(炭素材料)と結着材(CMC)と溶媒15(水)とを混合しつつ造粒して多数の湿潤造粒体16を作製すると共に、多数の湿潤造粒体16からなる負極合材6を作製する。本実施形態では、公知の攪拌造粒機(図示なし)内に、負極活物質13と結着材と溶媒15を投入し、攪拌することで、負極活物質13と結着材と溶媒15を混合(分散)しつつ造粒して、多数の湿潤造粒体16にする。これにより、多数の湿潤造粒体16からなる負極合材6が得られる。
なお、湿潤造粒体16は、溶媒15である水が、複数の負極活物質13の粒子と結着材に保持(吸収)された状態で、これらが集合(結合)した物質(粒状体)である。負極合材6は、このような湿潤造粒体16の集合体である。
また、本実施形態では、負極合材6(湿潤造粒体16)の固形分率が78wt%となるように、負極活物質13と結着材と溶媒15とを混合している。
次に、ステップS2(第1成膜工程)に進み、ステップS1(電極合材作製工程)で作製した負極合材6を膜状にし、膜状にされた負極合材6を集電箔7の第1面上に付着させる。なお、本実施形態では、図1及び図2に示す第1ロール成膜装置20を用いて、ステップS2(第1成膜工程)を行う。
第1ロール成膜装置20は、図1及び図2に示すように、第1ロール1と第2ロール2と第3ロール3の、3つのロールを有している。第1ロール1と第2ロール2とは水平方向(図1において左右方向)に並んで配置されている。一方、第2ロール2と第3ロール3とは、垂直方向(図1において上下方向)に並んで配置されている。また、第1ロール1と第2ロール2とは、わずかな間隔を挟んで対面(対向)している。同様に、第2ロール2と第3ロール3とも、わずかな間隔を挟んで対面(対向)している。さらに、第1ロール1と第2ロール2との対面箇所の上側には、仕切り板4と5が、ロールの幅方向(軸方向、図1において紙面に直交する方向)に離間して配置されている。
また、これら3つのロール1〜3の回転方向は、図1及び図2において矢印で示すように、隣り合う(対面する)2つのロールの回転方向が互いに逆方向となるように、すなわち、対面する2つのロールが互いに順方向回転となるように設定されている。そして、第1ロール1と第2ロール2との対面箇所では、これらのロールの表面が回転により下向きに移動するように設定されている。また、第2ロール2と第3ロール3との対面箇所では、これらのロールの表面が回転により右向きに移動するように設定されている。また、回転速度に関して、回転によるロールの表面の移動速度が、第1ロール1において最も遅く、第3ロール3において最も速く、第2ロール2ではそれらの中間となるように設定されている。
このような第1ロール成膜装置20では、第1ロール1と第2ロール2との対面箇所の上に位置する仕切り板4と5の間の収容空間内に、ステップS1(電極合材作製工程)で作製した負極合材6が投入される。また、第3ロール3には、集電箔7が掛け渡されている。なお、ステップS2(第1成膜工程)では、集電箔7の第2面7cが第3ロール3の表面に接触するようにして(換言すれば、第1面7bが第3ロール3の径方向外側を向くようにして)、第3ロール3に集電箔7が掛け渡されている。
集電箔7は、第1面7b(表面)と第2面7c(裏面)とを有する金属箔(銅箔)であり、その厚みは10μmである。この集電箔7は、第3ロール3の回転と共に、第2ロール2と第3ロール3との対面箇所(間隙)を通って、第3ロール3の右下から右上へと搬送されるようになっている。また、第2ロール2と第3ロール3との対面箇所(間隙)には、集電箔7が通されている状態で、さらに第2ロール2と集電箔7との間に若干の隙間があるようにされている。すなわち、第2ロール2と第3ロール3との間の隙間(集電箔7が存在していない状態での隙間)は、集電箔7の厚さより少し広い。
このステップS2(第1成膜工程)では、対向して回転する第1ロール1と第2ロール2との間隙に負極合材6を通すことによって負極合材6を膜状にしつつ、膜状にした負極合材6を第2ロール2の表面に付着させる。これと共に、第2ロール2と対向して回転する第3ロール3によって搬送される集電箔7の第2面7cを第3ロール3の表面に接触させつつ、集電箔7を第2ロール2と第3ロール3との間隙に通すことによって、第2ロール2の表面に付着している膜状の負極合材6を、集電箔7の第1面7bに対し加圧しつつ接触させて第1面7b上に転写する。
より具体的には、まず、第1ロール成膜装置20の仕切り板4と5の間の収容空間内に、ステップS1(電極合材作製工程)で作製した負極合材6を投入する。投入された負極合材6は、対向して回転する第1ロール1と第2ロール2との対面箇所の間隙内に供給され、第1ロール1及び第2ロール2の回転により、両ロール1,2の間の間隙を通過して膜状となる(図1、図2参照)。このとき、第1ロール1よりも第2ロール2のほうが回転速度が速いので、負極合材6(湿潤造粒体16)は、第1ロール1の表面よりも第2ロール2の表面においてより大きく引き伸ばされ、第1ロール1の表面よりも第2ロール2表面での液架橋面積が大きくなることで、第2ロール2の表面に担持される(付着する)。
そして、第2ロール2の表面に担持された(付着した)膜状の負極合材6(これを第1膜状負極合材8という)は、第2ロール2の回転と共に搬送されていく(図1、図2参照)。すると、第2ロール2と第3ロール3との対面箇所において、集電箔7の第1面7bと第1膜状負極合材8とが出会い、第2ロール2と第3ロール3との間に集電箔7と第1膜状負極合材8とが挟まれる。なお、第2ロール2と第3ロール3と対面箇所における間隙寸法(最小間隙寸法)は、集電箔7の厚みと第1膜状負極合材8の厚みとの和よりも小さくされている。
このため、第2ロール2と第3ロール3との間に集電箔7と第1膜状負極合材8とが挟まれたとき、第1膜状負極合材8に対し第2ロール2の表面から集電箔7の第1面7bに向けて押付荷重がかかる。これにより、第2ロール2の表面に付着している第1膜状負極合材8を、集電箔7の第1面7bに対し加圧しつつ接触させることができるので、第1膜状負極合材8が、第2ロール2から、第3ロール3と共に回転している集電箔7の第1面7b上に転写される(付着する)。これにより、集電箔7の第1面7b上に第1膜状負極合材8が成膜された、第1膜状負極合材付き集電箔9が得られる。
その後、ステップS3(第1電極合材層形成工程)に進み、第1膜状負極合材付き集電箔9を乾燥させる(第1膜状負極合材8を乾燥させる)。具体的には、図4に示すように、第1膜状負極合材付き集電箔9を、第1乾燥装置50(乾燥炉)の内部を通過させることにより、集電箔7の第1面7b上に転写した第1膜状負極合材8(膜状の負極合材6)を乾燥させる。これにより、第1膜状負極合材8(湿潤造粒体16)に吸収(保持)されている溶媒15(水)が除去されて(蒸発して)、第1膜状負極合材8が第1負極合材層18b(第1電極合材層)になる。これにより、集電箔7の第1面7b上に第1負極合材層18bが形成された第1負極合材層付き集電箔41が作製される。
次に、ステップS4(プレス工程)に進み、第1負極合材層付き集電箔41の第1負極合材層18bをその厚み方向に圧縮して、第1負極合材層18bの密度を高める。なお、本実施形態では、図4に示すように、一対のローラ(第1押圧ローラ61と第2押圧ローラ62)を有するプレス装置60を用いて、第1負極合材層付き集電箔41の第1負極合材層18bを圧縮する。具体的には、第1負極合材層付き集電箔41を、第1押圧ローラ61と第2押圧ローラ62との間に通すことで、第1負極合材層付き集電箔41に対し、その厚み方向に圧縮荷重を加える。これにより、第1負極合材層18bをその厚み方向に圧縮して、第1負極合材層18bの密度を高める。なお、第1押圧ローラ61と第2押圧ローラ62との対面箇所における間隙寸法(最小間隙寸法)は、第1負極合材層付き集電箔41の厚みよりも小さくされている。
その後、ステップS5(第2成膜工程)に進み、第1負極合材層付き集電箔41の第2面7c上に、負極合材6を膜状に付着させる(塗布する)。なお、本実施形態では、図5及び図6に示す第2ロール成膜装置30を用いて、ステップS5(第2成膜工程)を行う。以下に詳細に説明する。
第2ロール成膜装置30は、図5及び図6に示すように、第4ロール31と第5ロール32と第6ロール33の、3つのロールを有している。第4ロール31と第5ロール32とは水平方向(図1において左右方向)に並んで配置されている。一方、第5ロール32と第6ロール33とは、垂直方向(図1において上下方向)に並んで配置されている。また、第4ロール31と第5ロール32とは、わずかな間隔を挟んで対面(対向)している。同様に、第5ロール32と第6ロール33とも、わずかな間隔を挟んで対面(対向)している。さらに、第4ロール31と第5ロール32との対面箇所の上側には、仕切り板4と5が、ロールの幅方向(軸方向、図1において紙面に直交する方向)に離間して配置されている。
なお、第2ロール成膜装置30は、前述の第1ロール成膜装置20について、第2ロール2と第3ロール3との対面箇所における間隙寸法を僅かに拡大したものであり、それ以外は全て第1ロール成膜装置20と同様になっている。従って、第4ロール31は第1ロール1と同等品であり、第5ロール32は第2ロール2と同等品であり、第6ロール33は第3ロール3と同等品である。
このような第2ロール成膜装置30では、仕切り板4と5の間の収容空間内に、ステップS1(電極合材作製工程)で作製した負極合材6が投入される。また、第6ロール33には、ステップS4(プレス工程)において第1負極合材層18bを圧縮した第1負極合材層付き集電箔41が掛け渡されている。詳細には、第1負極合材層付き集電箔41の第1負極合材層18bを第6ロール33の表面に接触させるようにして(換言すれば、第2面7cが第6ロール33の径方向外側を向くようにして)、第6ロール33に第1負極合材層付き集電箔41が掛け渡されている。
第1負極合材層付き集電箔41は、第6ロール33の回転と共に、第5ロール32と第6ロール33との対面箇所(間隙)を通って、第6ロール33の右下から右上へと搬送されるようになっている。また、第5ロール32と第6ロール33との対面箇所(間隙)には、第1負極合材層付き集電箔41が通されている状態で、さらに第5ロール32と第1負極合材層付き集電箔41との間に若干の隙間があるようにされている。すなわち、第5ロール32と第6ロール33との間の隙間(第1負極合材層付き集電箔41が存在していない状態での隙間)は、第1負極合材層付き集電箔41の厚さより少し広い。
このステップS5(第2成膜工程)では、対向して回転する第4ロール31と第5ロール32との間隙に負極合材6を通すことによって負極合材6を膜状にしつつ、膜状にした負極合材6を第5ロール32の表面に付着させる。これと共に、第5ロール32と対向して回転する第6ロール33によって搬送される第1負極合材層付き集電箔41の第1負極合材層18bを第6ロール33の表面に接触させつつ、第1負極合材層付き集電箔41を第5ロール32と第6ロール33との間隙に通すことによって、第5ロール32の表面に付着している膜状の負極合材6を、第1負極合材層付き集電箔41の第2面7cに対し加圧しつつ接触させて第2面7c上に転写する。
より具体的には、まず、第2ロール成膜装置30の仕切り板4と5の間の収容空間内に、ステップS1(電極合材作製工程)で作製した負極合材6を投入する。投入された負極合材6は、対向して回転する第4ロール31と第5ロール32との対面箇所の間隙内に供給され、第4ロール31及び第5ロール32の回転により、両ロールの間の間隙を通過して膜状となると共に、第5ロール32の表面に担持される(付着する)(図5及び図6参照)。
そして、第5ロール32の表面に担持された(付着した)膜状の負極合材6(これを第2膜状負極合材48という)は、第5ロール32の回転と共に搬送されていく(図5及び図6参照)。すると、第5ロール32と第6ロール33との対面箇所において、第1負極合材層付き集電箔41の第2面7cと第2膜状負極合材48とが出会い、第5ロール32と第6ロール33との間に第1負極合材層付き集電箔41と第2膜状負極合材48とが挟まれる。なお、第5ロール32と第6ロール33と対面箇所における間隙寸法(最小間隙寸法)は、第1負極合材層付き集電箔41の厚みと第2膜状負極合材48の厚みとの和よりも小さくされている。
このため、第5ロール32と第6ロール33との間に第1負極合材層付き集電箔41と第2膜状負極合材48とが挟まれたとき、第2膜状負極合材48に対して第5ロール32の表面から第1負極合材層付き集電箔41の第2面7cに向けて押付荷重がかかる。これにより、第5ロール32の表面に付着している第2膜状負極合材48を、第1負極合材層付き集電箔41の第2面7cに対し加圧しつつ接触させることができるので、第2膜状負極合材48が、第5ロール32から、第6ロール33と共に回転している第1負極合材層付き集電箔41の第2面7c上に転写される(付着する)(図8参照)。これにより、第1負極合材層付き集電箔41の第2面7c上に第2膜状負極合材48が成膜され、プレ負極シート19Bが作製される。なお、図8は、図5のA部拡大図である。
その後、ステップS6(第2電極合材層形成工程)に進み、プレ負極シート19B(第2膜状負極合材48)を乾燥させる。具体的には、図7に示すように、プレ負極シート19Bを、第2乾燥装置70(乾燥炉)の内部を通過させることにより、第1負極合材層付き集電箔41の第2面7c上に転写した第2膜状負極合材48(膜状の負極合材6)を乾燥させる。これにより、第2膜状負極合材48(湿潤造粒体16)に吸収(保持)されている溶媒15(水)が除去されて(蒸発して)、第2膜状負極合材48が第2負極合材層18c(第2電極合材層)になる。これにより、集電箔7の第1面7b上に第1負極合材層18bを有し、且つ、第2面7c上に第2負極合材層18cを有する負極シート19が製造される。
作製した負極シート19は、例えば、リチウムイオン二次電池の負極シートとして用いることができる。具体的には、例えば、負極シート19は、正極シート及びセパレータと組み合わされて、電極体を形成する。次いで、この電極体に端子部材を取り付けた後、電池ケース内に電極体及び電解液を収容する。これにより、リチウムイオン二次電池が完成する。
(実施例1〜4)
実施例1〜4では、ステップS4(プレス工程)において、第1負極合材層付き集電箔41に対するプレス圧(圧縮荷重)を異ならせることで、第1負極合材層18bの密度を異ならせた点のみが異なり、その他は同様にして、負極シート19を作製した。
具体的には、実施例1では、ステップS4(プレス工程)によって、第1負極合材層18bの密度を0.84g/cm3 にした。実施例2では、ステップS4(プレス工程)によって、第1負極合材層18bの密度を0.92g/cm3 にした。実施例3では、ステップS4(プレス工程)によって、第1負極合材層18bの密度を1.10g/cm3 にした。実施例4では、ステップS4(プレス工程)によって、第1負極合材層18bの密度を1.17g/cm3 にした。
なお、第1負極合材層付き集電箔41に対するプレス圧(圧縮荷重)の調整は、プレス装置60の第1押圧ローラ61と第2押圧ローラ62との対面箇所における間隙寸法(最小間隙寸法)を変更することで行っている。また、ステップS4(プレス工程)を行う前の第1負極合材層18bの密度は、0.69g/cm3 であった
各実施例では、ステップS5(第2成膜工程)において、第1負極合材層付き集電箔41の第2面7c上に負極合材6(第2膜状負極合材48)を膜状に付着(転写)させて、一定の長さのプレ負極シート19Bを作製した。その後、各実施例のプレ負極シート19Bについて、集電箔7の第2面7cの露出面積が0.4mm以上である透け(第2面7c上に形成した第2膜状負極合材48の一部に貫通孔(転写不良)が存在し、この貫通孔を通じて集電箔7の第2面7cが露出していること)の有無を調査した。その結果を表1に示す。
Figure 0006583165
(比較例1)
比較例1では、実施例1と比較して、ステップS4(プレス工程)を行わない点のみが異なり、その他は同様にして、負極シートを作製した。この比較例1でも、ステップS5(第2成膜工程)において、第1負極合材層付き集電箔341の第2面7c上に負極合材6を付着(転写)させて、一定の長さのプレ負極シートを作製した。なお、この比較例1では、ステップS5(第2成膜工程)を行う前の第1負極合材層318bの密度は、0.69g/cm3 であった。その後、このプレ負極シートについて、集電箔7の第2面7cの露出面積が0.4mm以上である透けの有無を調査した。その結果を表1に示す。
(製造方法の評価)
表1に示すように、比較例1では、多数の透けが発生した。
これに対し、実施例2〜4では、透けは発生しなかった。また、実施例1では、透けは発生したが、極めて微少の透けであった。比較例1と実施例1〜4との間で、このように透けの差が生じた理由は、以下の通りである。
比較例1では、ステップS3(第1電極合材層形成工程)の後、集電箔7の第1面7b上に形成した第1電極合材層を圧縮して第1電極合材層の密度を高めるプレス工程を行うことなく、ステップS5(第2成膜工程)を行った。このため、ステップS5(第2成膜工程)において、第5ロール32の表面に付着している膜状の負極合材6(第2膜状負極合材48)を、第1負極合材層付き集電箔341の第2面7c上に、適切に転写することができなかった。
具体的には、図9に示すように、第1負極合材層付き集電箔341の第1負極合材層318bを第6ロール33の表面に接触させつつ、第1負極合材層付き集電箔341を第5ロール32と第6ロール33との間隙に通すことによって、第5ロール32の表面に付着している第2膜状負極合材48(膜状の負極合材6)を、第1負極合材層付き集電箔341の第2面7cに対し加圧しつつ接触させたときに、第1負極合材層318bの一部がその厚み方向に大きく押し潰されてしまい、第2膜状負極合材48に対して、第5ロール32の表面から第1負極合材層付き集電箔341の第2面7cに向けて、転写するための十分な押付荷重を付加することができなかった。これにより、第5ロール32の表面に付着している第2膜状負極合材48の一部を、適切に、第1負極合材層付き集電箔341の第2面7cに対し加圧しつつ接触させることができず、第1負極合材層付き集電箔341の第2面7cに転写することができなかった。
このため、比較例1では、第1電極合材層付き集電箔341の第2面7c上に付着(転写)させた電極合材の膜に多数の大きな孔が空いてしまい、多数の透けが発生(負極合材が転写されずに集電箔7の第2面7cが露出した部位が多数発生)した。比較例1の負極シートは、多数の透けが発生したため、電池を構成する負極シートとして使用することはできなかった。
一方、実施例1〜4では、ステップS3(第1電極合材層形成工程)の後、ステップS5(第2成膜工程)の前に、集電箔7の第1面7b上に形成した第1負極合材層18bを圧縮して第1負極合材層18bの密度を高めるステップS4(プレス工程)を行っている。このように、第2成膜工程の前に、プレス工程において、予め、第1負極合材層18bをその厚み方向に圧縮して(押し潰して)おくことで、その後の第2成膜工程において、第1負極合材層18bがその厚み方向に押し潰されるのを低減することができる。
従って、実施例1〜4では、図8に示すように、第1負極合材層付き集電箔41の第1負極合材層18bを第6ロール33の表面に接触させつつ、第1電極合材層付き集電箔41を第5ロール32と第6ロール33との間隙に通すことによって、第5ロール32の表面に付着している第2膜状負極合材48(膜状の負極合材6)を、第1電極合材層付き集電箔41第2面7cに対し加圧しつつ接触させたとき、第1負極合材層18bの一部がその厚み方向に押し潰されるのを低減することができる。これにより、「第5ロール32の表面に付着している第2膜状負極合材48の一部を、適切に、第1電極合材層付き集電箔の第2面に対し加圧しつつ接触させることができず、第1電極合材層付き集電箔の第2面に転写することができない」という不具合を低減することができ、その結果、透けの発生を低減することができた。
以上の結果より、第1電極合材層形成工程の後、第2成膜工程の前に、集電箔の第1面上に形成した第1電極合材層を圧縮して第1電極合材層の密度を高めるプレス工程を行うことで、第1電極合材層付き集電箔の第2面上に付着(転写)させた電極合材の膜に孔が発生するのを低減して、透け(第2面上に形成した電極合材の膜の孔を通じて、集電箔の第2面が部分的に露出すること)の発生を低減することができるといえる。
また、実施例1〜4の結果を比較すると、実施例1では微少な透けが発生したが、実施例2〜4では透けが発生しなかった。この差は、ステップS4(プレス工程)における第1負極合材層18bの圧縮の程度の差、すなわち、第1負極合材層18bの密度の差により生じたと考えられる。
具体的には、実施例1では、ステップS4(プレス工程)によって、第1負極合材層18bの密度を0.84g/cm3 にした。これに対し、実施例2では、ステップS4(プレス工程)によって、第1負極合材層18bの密度を0.92g/cm3 にした。実施例3では、ステップS4(プレス工程)によって、第1負極合材層18bの密度を1.10g/cm3 にした。実施例4では、ステップS4(プレス工程)によって、第1負極合材層18bの密度を1.17g/cm3 にした。
また、ステップS4(プレス工程)において、第1負極合材層18bに対する圧縮荷重を高めて、第1負極合材層18bの密度を1.2g/cm3 よりも高くしようとした場合には、負極活物質13(炭素材料)に割れが生じる虞があった。
以上より、ステップS4(プレス工程)では、第1負極合材層の密度を、0.9g/cm3 以上1.2g/cm3 以下にするのが、より好ましいといえる。
以上において、本発明を実施形態(実施例1〜4)に即して説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態では、本発明にかかる電極シートの製造方法として、負極シートを製造する方法を例示した。しかしながら、本発明を、正極シートの製造方法に適用するようにしても良い。
1 第1ロール
2 第2ロール
3 第3ロール
6 負極合材(電極合材)
7 集電箔
7b 第1面
7c 第2面
13 負極活物質(電極活物質)
15 溶媒(水)
16 湿潤造粒体
18b 第1負極合材層(第1電極合材層)
18c 第2負極合材層(第2電極合材層)
19 負極シート(電極シート)
20 第1ロール成膜装置
30 第2ロール成膜装置
31 第4ロール
32 第5ロール
33 第6ロール
41 第1負極合材層付き集電箔 (第1電極合材層付き集電箔)
50 第1乾燥装置
60 プレス装置
61 第1押圧ローラ
62 第2押圧ローラ
70 第2乾燥装置
S1 電極合材作製工程
S2 第1成膜工程
S3 第1電極合材層形成工程
S4 プレス工程
S5 第2成膜工程
S6 第2電極合材層形成工程

Claims (1)

  1. 第1面及び第2面を有する集電箔の前記第1面上に第1電極合材層を有し、且つ、前記第2面上に第2電極合材層を有する電極シートを製造する電極シートの製造方法であって、
    電極活物質と結着材と溶媒とを混合して造粒した複数の湿潤造粒体からなる電極合材を作製する電極合材作製工程と、
    対向して回転する第1ロールと第2ロールとの間隙に前記電極合材を通すことによって前記電極合材を膜状にしつつ、膜状にした前記電極合材を前記第2ロールの表面に付着させると共に、前記第2ロールと対向して回転する第3ロールによって搬送される前記集電箔の前記第2面を前記第3ロールの表面に接触させつつ前記集電箔を前記第2ロールと前記第3ロールとの間隙に通すことによって、前記第2ロールの表面に付着している膜状の前記電極合材を、前記集電箔の前記第1面に対し加圧しつつ接触させて前記第1面上に転写する第1成膜工程と、
    前記第1面上に転写した膜状の前記電極合材を乾燥させることで、前記第1面上に前記第1電極合材層が形成された第1電極合材層付き集電箔を作製する第1電極合材層形成工程と、
    対向して回転する第4ロールと第5ロールとの間隙に前記電極合材を通すことによって前記電極合材を膜状にしつつ、膜状にした前記電極合材を前記第5ロールの表面に付着させると共に、前記第5ロールと対向して回転する第6ロールによって搬送される前記第1電極合材層付き集電箔の前記第1電極合材層を前記第6ロールの表面に接触させつつ、前記第1電極合材層付き集電箔を前記第5ロールと前記第6ロールとの間隙に通すことによって、前記第5ロールの表面に付着している膜状の前記電極合材を、前記第2面に対し加圧しつつ接触させて前記第2面上に転写する第2成膜工程と、
    前記第2面上に転写した膜状の前記電極合材を乾燥させることで、前記第2面上に前記第2電極合材層を形成する第2電極合材層形成工程と、を備える
    電極シートの製造方法において、
    前記第1電極合材層形成工程の後、前記第2成膜工程の前に、前記集電箔の前記第1面上に形成した前記第1電極合材層をその厚み方向に圧縮して、前記第1電極合材層の密度を高めるプレス工程を備える
    電極シートの製造方法。
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