JP6570399B2 - 二重容器用キャップ - Google Patents

二重容器用キャップ Download PDF

Info

Publication number
JP6570399B2
JP6570399B2 JP2015195160A JP2015195160A JP6570399B2 JP 6570399 B2 JP6570399 B2 JP 6570399B2 JP 2015195160 A JP2015195160 A JP 2015195160A JP 2015195160 A JP2015195160 A JP 2015195160A JP 6570399 B2 JP6570399 B2 JP 6570399B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner layer
lid
cap
layer body
double container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015195160A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017065770A (ja
Inventor
早川 茂
早川  茂
誠明 栗原
誠明 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2015195160A priority Critical patent/JP6570399B2/ja
Publication of JP2017065770A publication Critical patent/JP2017065770A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6570399B2 publication Critical patent/JP6570399B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、減容変形可能な内層体とこの内層体を内側に配置した外層体とを備える二重容器に対し、外層体の口部に装着されて内層体に収容した内容物を注出させる二重容器用キャップに関する。
化粧水などの化粧料や、シャンプーやリンス或いは液体石鹸、また食品調味料などを収用する容器としては、このような内容物を収容すると共に減容変形可能に設けられる内層体と、この内層体を内側に収めると共に容器の外殻を形成する外層体とを備える二重容器が知られている。この二重容器には、外層体と内層体とを最初から積層させて形成するデラミ容器(積層剥離容器)と、外層体と内層体とを個別に形成して組み付けるタイプの容器が存在する。また、デラミ容器は、加熱溶融された積層パリソンを金型で挟み、内部に空気を吹き込んで積層容器を形成するEBM(Extrusion Blow Molding:押出しブロー成形)によるものと、外側層と内側層とを備えた有底筒状に形成されたプリフォーム(容器素材)から積層容器を形成する二軸延伸ブロー成形によるものがある。このような二重容器においては、通常外層体の口部に、内容物を注出する注出筒を備えるとともに内層体への外気の侵入を防止する逆止弁を設けた二重容器用キャップが装着される。そして、外層体を押圧することで、外層体と内層体との間の空気を介して内層体内を加圧し、これによって逆止弁の弁体を開放させて内容物を注出する。また外層体には、内層体との間に外気を取り込む貫通孔を設けていて、注出後、外層体が元の形状に復元する際は、この貫通孔から外気が取り込まれ、内層体は減容変形したままで外層体のみが復元する。
ところで、上記の二重容器用キャップにおいて内層体への外気の侵入を防止する逆止弁には、例えば特許文献1のような円筒形状の環状壁の径方向内側に、3つのアームを介して連結する平板状の弁体が用いられている。この種の逆止弁では、外層体を押圧することにより外層体と内層体との間の空気が圧縮され、これに伴う圧力上昇により弁体が注出筒の方向に押し上げられて内層体に通じる連通口を開放し、内容物を注出することができる。また、内容物の注出後に外層体が元の形状に復元すると、外層体と内層体との間の空気の圧力が低下し、弁体は圧力差及び3つのアームの弾性力により元の閉鎖位置へと戻る。
特開2013−151316号公報
しかし、上記の構造の逆止弁では、例えば粉状又は粒状の調味料等の内容物を内層体に充填している場合には、開放状態にある弁体が閉塞状態へと戻る際に弁体と隔壁との間に内容物が入り込み、弁体が完全な閉塞状態に戻ることができない。このような場合には、内容物の吐出が終了した後に空気が内層体内に入り込むため、外部が多湿環境である場合には内層体内に湿った空気が残ってしまい、内容物の粉体等が吸湿して固化し易くなるという問題があった。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、蓋体を閉じた状態で内層体内に入った空気を容易に排出させることが可能な二重容器用キャップを提供することである。
本発明は、内層体と該内層体を内側に配置した外層体とを有する二重容器本体に装着可能な二重容器用キャップであって、
減容変形可能な前記内層体からの内容物を注出する注出筒を有し、前記二重容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、
前記注出筒を覆う開閉可能な蓋体と
を備え、
前記蓋体は、上下方向に変位可能に支持された栓体を有し、
前記蓋体を開いた状態から閉じたとき、前記栓体は前記注出筒に当接し、前記内層体内の正圧によって生じる前記栓体と前記注出筒との間隙から前記内層体内の空気を外部に排出可能であり、
前記栓体が前記注出筒に当接した状態から該栓体を該注出筒に嵌合させることにより、前記内層体内の空気は外部に排出不能となることを特徴とする二重容器用キャップである。
また、前記栓体は前記注出筒に対して同心状に配置され、前記栓体は該栓体を支持する薄肉部材の弾性力によって前記注出筒に当接することが好ましい。
また、前記間隙を通過した空気は、更に前記蓋体の周壁と前記キャップ本体の頂壁との間の通気手段を経由して外部に排出されることが好ましい。
本発明の二重容器用キャップは、蓋体を閉じた状態で内層体内に入った空気を容易に排出させることが可能となる。
(a)は本発明の一実施形態に係る二重容器用キャップを二重容器に取り付けた状態(保管時)を示す正面断面図であり、(b)は、(a)の底部の右側面図である。 図1(a)において、二重容器用キャップ部分を拡大した正面断面図である。 本発明の一実施形態に係る二重容器用キャップにおいて、内容物の吐出後に蓋体を閉じた状態を示す正面断面図である。 図3において、栓体が注出筒に当接している部分を拡大した正面断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。
図1(a)は、本発明の一実施形態である二重容器用キャップ1が、これに適合する二重容器本体2に装着された状態を示す。なお、本明細書、特許請求の範囲、要約書および図面では、後述する蓋体30が位置する側を上方(図1(a)における上側)とし、底部4fが位置する側を下方(図1(a)における下側)とする。二重容器用キャップ1は、キャップ本体10、及び蓋体30で構成されている。また、二重容器本体2は、内層体3、及び外層体4で構成されている。
まず、二重容器本体2について説明する。本実施形態では、二重容器本体2は、内層体3の合成樹脂素材と外層体4の合成樹脂素材とを積層して形成されるパリソンに対し、押出しブロー成形を行うことによって積層剥離容器を形作っている。そして、二重容器本体2を構成する内層体3の材料にはエチレン―ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)又はナイロンを用いている。また、外層体4の材料には、低密度ポリエチレン(LDPE)又は高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)を用いており、特にLDPEを用いた場合には高いスクイズ性を付与することができる。しかし、この態様に限定されず、例えば二軸延伸ブロー成形を行うことによって積層剥離容器を形成する場合には、内層体3の材料にはポリプロピレン(PP)を用い、外層体4の材料にはポリエチレンテレフタレート(PET)を用いてもよい。また、内層体3及び外層体4の材料には、相互に相溶性が低い他の樹脂を用いることができる。更に、二重容器本体2は、積層剥離容器ではなく、外層体と内層体とを個別に形成して組み付けるものであってもよい。
図1(a)に示すように、内層体3は、減容変形可能に形成されるものであって、本実施形態では、積層状態で形成された二重容器本体2に対し、外層体4から剥離させることで得られるものである。内層体3は、その内側に内容物を収容する収容空間Sを備えている。
外層体4は、円筒状の口部周壁4aに、復元自在な可撓性を有する胴部4e、及び胴部4eの下端を閉鎖する底部4fを連結したものである。図2に示すように、口部周壁4aの外周面には、後述するキャップ本体10の外周壁11に設けた係合リブ12にアンダーカット係合させるための係合凸壁4bを設けている。また、口部周壁4aの上端近傍には、直径が狭小化された口部狭小部2cが設けられており、口部狭小部2cの内周面には後述するキャップ本体10に設けられる嵌合周壁13が嵌合する。このように、二重容器本体2は、係合凸壁4b及び口部狭小部2cによりキャップ本体10を強固に固定することができる。また、係合凸壁4bの下方には、ネックリング4gが設けられている。
なお、外層体4の胴部4eを押圧して内層体3を減容変形させた後に外層体4が自らの剛性により元の形状に復元すると、外層体4と内層体3との間の空間が負圧となる。このとき、図1(b)に示す、ブロー成形によって形成された底部4fのピンチオフ部に形成されるスリット4sから、外層体4と内層体3との間の空間に空気が導入される。
次に、二重容器用キャップ1を構成するキャップ本体10について説明する。キャップ本体10は、口部周壁4aを取り囲む外周壁11を備えていて、外周壁11の内周面には、口部周壁4aの係合凸壁4bにアンダーカット係合する係合リブ12が形成されている。また、外周壁11の上部には、頂壁19が一体に連結されている。頂壁19の中央部には、内容物を注出する注出筒14が設けられると共に、頂壁19の外周端には係合突起19dが設けられ、蓋体30を閉じる時に蓋体30の蓋体周壁33の内周面に設けられた蓋体突起37がアンダーカット係合して蓋体30をキャップ本体10に対して固定する。また、頂壁19の外周端から外周壁11の上端に向かって鉛直方向に延びる頂壁段部19eが形成されている。なお、外周壁11の上端には、外周方向に向けてヒンジ38が設けられており、キャップ本体10に対して後述する蓋体30を開閉可能に結合している。
本実施形態において、注出筒14は、キャップ本体10の約2分の1程の直径を有し、注出筒14の上端の内周側には傾斜面14sが設けられている。この傾斜面14sにより、後述する栓体32を下方に押下したときに嵌合壁32aを注出筒14の内周面にスムーズに嵌合させることができる。なお、注出筒14の直径は上記態様には限定されず、例えば粉状又は粒状の内容物の大きさに合わせて適切な直径を選択してもよい。また、頂壁19から下方に向かって嵌合周壁13が垂下しており、二重容器本体2の口部狭小部2cの内周面に嵌合周壁13を嵌合させ、口部上端2bを頂壁19の下面に当接させることにより、キャップ本体10を二重容器本体2に対してしっかりと固定することができる。
蓋体30は、図2に示すように、キャップ本体10の外周壁11の上端においてヒンジ38を介して連結されており、ヒンジ38を折り曲げることによって注出筒14を覆い隠すことができる。蓋体30の周壁(蓋体周壁33)には蓋体段部30aが設けられており、蓋体30を閉めたときに頂壁段部19eが当接する。このとき係合突起19dに蓋体突起37がアンダーカット係合して蓋体30はキャップ本体10に固定される。蓋体30の中央には、注出筒14を閉塞するための栓体32が注出筒14及び蓋体周壁33と同心状に配置され、栓体32は薄肉部材により形成された栓体支持部31により図2の上下方向に変位可能に支持されている。
本実施形態において、栓体32は嵌合壁32aと天壁32bとを備える中空の円筒形状を有しており、図2に示すように嵌合壁32aの外周面が注出筒14の内周面に嵌合する。図2は、二重容器の保管時の状態を示しており、嵌合壁32aが注出筒14に完全に嵌合し、注出筒14の上端に設けられた傾斜面14sが、栓体32と栓体支持部31との結合部分に設けられた傾斜面に当接する。この図2の状態では、注出筒14と嵌合壁32aとの間に間隙が生じず、注出筒14から外部には内容物も空気も排出されない。なお、通常は、利用者が栓体32に対して下向きの押圧力を加えることにより図2に示す保管時の状態となる。そして、嵌合壁32aの外径は、注出筒14の内径よりも僅かに大きく形成されているため、注出筒14の内周面と嵌合壁32aの外周面との静止摩擦力によって図2の保管時の状態が維持される。
なお、本実施形態において、蓋体30は、ヒンジ38aを介してキャップ本体10と一体成形されているが、この態様には限定されない。例えば、蓋体30がキャップ本体10とは別体のものとして構成され、両者が更なる連結手段によって連結されるように構成されていてもよい。また、蓋体30は、ねじやアンダーカットでキャップ本体10に装着するように構成してもよく、これらの態様は全て蓋体30がキャップ本体10に連結されている状態を指すものとする。
上記のように構成される二重容器用キャップ1から内容物を吐出するにあたっては、図2の状態から蓋体30を開いて注出筒14に嵌合している栓体32を抜き去り、二重容器本体2を起立姿勢から図2の左回りに回転させて傾倒姿勢に姿勢変更することによって、粉状又は粒状の内容物は、自重で落下して注出筒14から吐出される。このとき、外層体4の胴部4eを押圧し、外層体4と内層体3との間の空気を介して内層体3を減容変形させることにより内層体3内部が正圧となり、内容物を更に勢いよく注出筒14から吐出することができる。なお、胴部4eを押圧して内層体3を減容変形させた場合には、外層体4は自らの剛性により元の形状に復元するため、外層体4と内層体3との間に負圧が発生する。この負圧により外部の空気が底部4fのピンチオフ部のスリット4sから外層体4と内層体3の間の空間に導入される。
ところで、内容物が注出筒14から吐出する場合には、吐出された内容物に代わって内層体3内には注出筒14から空気が導入される。このとき、外部が多湿環境である場合には内層体3内に湿った空気が入り込んでしまうことになる。
内容物の吐出が終了すると、利用者は二重容器本体2を傾倒姿勢から図3の起立姿勢へと戻す。そして、蓋体30を閉めることにより、図3に実線で示すように、栓体32の嵌合壁32aの外周面が注出筒14の内周面に当接する。この状態において栓体32は、栓体支持部31により下向きの弾性力を受けて注出筒14に対して押し付けられるが、この弾性力は栓体32を注出筒14に嵌合させるために必要な力よりも小さいため、栓体32は注出筒14に当接した状態に保たれる。そして、この当接した状態では内層体3内の空気は外部に排出されない。なお、図3において、保管時の栓体32及び栓体支持部31の位置を二点鎖線により示している。
次に利用者は、外層体4の胴部4eを押圧して内層体3を減容変形させる。これにより、内層体3の内部は正圧となり、栓体支持部31からの弾性力により注出筒14に押し付けられていた栓体32はこの正圧により僅かに上方に変位する。栓体32の変位により嵌合壁32aと注出筒14との間には間隙が生じるため、内層体3内の空気は、図3に破線矢印で示すように、この間隙を経由して注出筒14から排出される。また、蓋体周壁33の内側面には、蓋体段部30aから蓋体突起37にかけて蓋体空気溝36が設けられている。そして、注出筒14から排出された内層体3内の空気は、破線矢印で示すように、この蓋体空気溝36を経由して外部に向けて排出される。
図4は、図3における栓体32部分を拡大した正面断面図である。嵌合壁32aの外周面に設けられた傾斜面32sが、注出筒14の上端に設けられた傾斜面14sの稜線に当接している状態を二点鎖線により示している。このように嵌合壁32aと注出筒14とを線で接触させることにより両者を確実に当接させることができる。また、同じ方向の傾斜を有する傾斜面32s、14s同士を接触させることにより、栓体32の押圧により嵌合壁32aを注出筒14に対してスムーズに嵌合させることができる。
そして、外層体4の胴部4eを押圧して内層体3を減容変形させることにより、栓体32が内層体3内の正圧によって上方に変位して間隙が生じ(図4に実線により示す)、内層体3内の空気を外部に排出することができる。なお、嵌合壁32aと注出筒14とが当接する部分に図示しない溝部を設けて、内層体3内部の空気を更に容易に排出できるように構成してもよい。そして胴部4eの押圧を止めると、栓体32は栓体支持部31の弾性力により再び注出筒14に当接する。このように栓体32は一方向弁として機能し、内層体3内の空気を排出しつつ、外部から空気が内層体3内に流入するのを防止する。これにより、内層体3内の空気が適切に外部に排出されるため、内容物の粉体等が吸湿して固化することがない。また、このとき外層体4の剛性により押圧された胴部4eは元の形状に戻るため、排出された空気の体積の分だけ底部4fに形成されたスリット4sから外層体4と内層体3の間の空間に空気が取り込まれる。
以上述べたように、本実施形態によれば、蓋体30を上下方向に変位可能に支持し、蓋体30を閉じたときに栓体32が注出筒14に当接し、外層体4の押圧による内層体3内の正圧によって生じる栓体32と注出筒14との間隙から内層体3内の空気を外部に排出可能であり、栓体32を押圧して注出筒14に嵌合させることにより、内層体3内の空気が外部に排出不能となるように構成した。これにより蓋体30を閉じると栓体32が一方向弁として機能して、内層体3内の空気が容易に排出可能となる一方、外部からの空気の流入を防止することができる。従って、内容物の粉体等が吸湿して固化することがない。また、栓体32を押圧することにより空気の排出機能を停止させて保管に適した密閉状態を保つことができる。
また、本実施形態によれば、内層体3の内部の空気を排出して内層体3の体積を内容物の残量に合わせて小さく維持することができる。これによって、例えば内容物が錠剤である場合に錠剤が内層体3の内部で大きく動くことがないので、当該錠剤の欠け、割れ等を防止することができる。
また、本実施形態によれば、栓体32を注出筒14に対して同心状に配置して、栓体32が栓体支持部31の弾性力によって注出筒14に当接するように構成した。これにより、簡易な構成で栓体32を一方向弁として機能させることができる。
また、本実施形態によれば、栓体32と注出筒14との間隙を通過した空気が、更に蓋体周壁33とキャップ本体10の頂壁19との間に設けられた蓋体空気溝36(通気手段)を経由して外部に排出されるように構成した。これにより、意図せずに内容物が栓体32と注出筒14との間隙を通過してしまった場合においても、内容物が外部に排出されてしまうことを防止することができる。
なお、上述したところは、本発明の実施形態を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、栓体32と注出筒14との間隙を通過した空気が、更に蓋体周壁33とキャップ本体10の頂壁19との間に設けた蓋体空気溝36を経由して外部に排出されるように構成したが、この態様には限定されない。例えば、栓体32支持部31に通気孔を設けて、この通気孔から外部に空気が排出されるように構成してもよい。
また、本実施形態において、栓体32を注出筒14に対して同心状に配置しているが、この態様には限定されず、栓体32を一方向弁として機能させることができる任意の構成を採用することができる。
また、本実施形態において、蓋体30に通気手段として設けた蓋体空気溝36は必ずしも溝形状を有している必要はなく、例えば、蓋体周壁33を貫通する小孔として設けてもよい。また、通気手段は、蓋体30側ではなく、キャップ本体10側に設けてもよい。そして、そのような構成は本発明の範囲内であると理解すべきである。
1 二重容器用キャップ
2 二重容器本体
2a 口部
2b 口部上端
2c 口部狭小部
3 内層体
4 外層体
4a 口部周壁
4b 係合凸壁
4e 胴部
4f 底部
4g ネックリング
4s スリット
10 キャップ本体
11 外周壁
12 係合リブ
13 嵌合周壁
14 注出筒
14s 傾斜面
19 頂壁
19d 係合突起
19e 頂壁段部
30 蓋体
30a 蓋体段部
31 栓体支持部
32 栓体
32a 嵌合壁
32b 天壁
32s 傾斜面
33 蓋体周壁
36 蓋体空気溝(通気手段)
37 蓋体突起
38 ヒンジ
S 収容空間

Claims (3)

  1. 内層体と該内層体を内側に配置した外層体とを有する二重容器本体に装着可能な二重容器用キャップであって、
    減容変形可能な前記内層体からの内容物を注出する注出筒を有し、前記二重容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、
    前記注出筒を覆う開閉可能な蓋体と
    を備え、
    前記蓋体は、上下方向に変位可能に支持された栓体を有し、
    前記蓋体を開いた状態から閉じたとき、前記栓体は前記注出筒に当接し、前記内層体内の正圧によって生じる前記栓体と前記注出筒との間隙から前記内層体内の空気を外部に排出可能であり、
    前記栓体が前記注出筒に当接した状態から該栓体を該注出筒に嵌合させることにより、前記内層体内の空気は外部に排出不能となることを特徴とする二重容器用キャップ。
  2. 前記栓体は前記注出筒に対して同心状に配置され、前記栓体は該栓体を支持する薄肉部材の弾性力によって前記注出筒に当接する、請求項1に記載の二重容器用キャップ。
  3. 前記間隙を通過した空気は、更に前記蓋体の周壁と前記キャップ本体の頂壁との間の通気手段を経由して外部に排出される、請求項1又は2に記載の二重容器用キャップ。
JP2015195160A 2015-09-30 2015-09-30 二重容器用キャップ Active JP6570399B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015195160A JP6570399B2 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 二重容器用キャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015195160A JP6570399B2 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 二重容器用キャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017065770A JP2017065770A (ja) 2017-04-06
JP6570399B2 true JP6570399B2 (ja) 2019-09-04

Family

ID=58491458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015195160A Active JP6570399B2 (ja) 2015-09-30 2015-09-30 二重容器用キャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6570399B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4268403B2 (ja) * 2002-12-10 2009-05-27 株式会社クレハ 注出具及びキャップ
JP5424249B2 (ja) * 2009-10-30 2014-02-26 株式会社吉野工業所 圧力調整容器
KR20110061754A (ko) * 2009-12-02 2011-06-10 배신영 막걸리용 병마개
JP5713345B2 (ja) * 2011-03-29 2015-05-07 日本クロージャー株式会社 積層剥離容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017065770A (ja) 2017-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6752512B2 (ja) 吐出容器
CA2924280C (en) Delamination container
JP6973908B2 (ja) 積層剥離容器
JP6689662B2 (ja) 二重容器
JP6762669B2 (ja) 二重容器用キャップ
JP2019177908A (ja) 積層剥離容器
JP6541539B2 (ja) 二重容器用キャップ
JP6840474B2 (ja) 二重容器
JP6563299B2 (ja) 二重容器用キャップ
JP6570399B2 (ja) 二重容器用キャップ
JP7058922B2 (ja) 二重容器用キャップ、及び二重容器用キャップの製造方法
JP6883945B2 (ja) 二重容器用キャップ
JP6803808B2 (ja) 注出キャップ
JP6153855B2 (ja) 注出容器
JP6501698B2 (ja) 二重容器用キャップ
JP2018090285A (ja) ヒンジキャップ
JP6581872B2 (ja) 固形内容物用二重容器
JP7292788B2 (ja) 倒立二重容器
JP6552366B2 (ja) 二重容器用キャップ
JP2017214094A (ja) 二重容器
JP6866014B2 (ja) 二重容器用キャップ
JP6559089B2 (ja) 二重容器用キャップ
JP6903376B2 (ja) 二重容器
JP7365144B2 (ja) 二重容器用注出キャップ及び二重容器
JP7058920B2 (ja) 二重容器用キャップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6570399

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150