JP6565809B2 - 送電装置及び電力伝送システム - Google Patents

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Description

この発明は、送電装置及び電力伝送システムに関し、特に、受電装置へ非接触で送電する送電装置及びそれを備える電力伝送システムに関する。
送電装置から受電装置へ非接触で電力を伝送する電力伝送システムが知られている(たとえば特許文献1〜6参照)。このような電力伝送システムについて、特開2014−207795号公報(特許文献1)は、給電装置(送電装置)から車両(受電装置)へ非接触で給電する非接触給電システムを開示する。この非接触給電システムでは、給電装置は、送電コイルと、インバータと、制御部とを備える。送電コイルは、車両に搭載された受電コイルへ非接触で送電する。インバータは、駆動周波数に応じた交流電流を生成して送電コイルへ出力する。制御部は、バッテリへの充電電力指令とバッテリへの出力電力とを車両側から取得し、出力電力が充電電力指令に追従するようにインバータの駆動周波数をフィードバック制御する(特許文献1参照)。
特開2014−207795号公報 特開2013−154815号公報 特開2013−146154号公報 特開2013−146148号公報 特開2013−110822号公報 特開2013−126327号公報
上記のような電力伝送システムにおいて、インバータの出力電圧のデューティ(duty)を調整することによって、送電電力の大きさを制御することができる。また、電力が維持される下で送電コイルに流れる電流が最小となるように送電電力の周波数を調整することによって、送電コイルと受電コイルとの間の電力伝送効率を高めることができる。
制御対象に振動信号を与えることにより制御量の極値を探索する公知の極値探索制御を用いて、インバータにより生成される送電電力の周波数を振動させることにより、送電コイルに流れる電流(以下「送電コイル電流」とも称する。)が最小となる周波数を探索することが可能である。しかしながら、この送電コイル電流を最小にする極値探索制御による周波数の移動操作に伴ない、インバータに流れる電流(以下「インバータ電流」とも称する。)が増加して制限値に達する場合がある。インバータ電流が制限値を超過すると、送電電力を低下させる必要があり、その結果、目標の送電電力を達成できなくなる。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、受電装置へ非接触で送電する送電装置及びそれを備える電力伝送システムにおいて、送電電力の低下を抑制することである。
この発明に従う送電装置は、受電装置へ非接触で送電する送電コイルと、交流の送電電力を生成して送電コイルへ供給するインバータと、インバータを制御する制御装置とを備える。制御装置は、インバータの出力電圧のデューティを調整することによって送電電力を目標電力に制御する第1の制御部と、インバータを制御することによって送電電力の周波数を調整する周波数制御を実行する第2の制御部とを含む。第1の制御部は、インバータ電流が制限値を超過すると、インバータ電流が制限値以下となるように送電電力を低下させる。第2の制御部による周波数制御は、第1の極値探索制御と、第2の極値探索制御とを含む。第1の極値探索制御は、周波数を振動させることによって、送電コイル電流が最小となる周波数を探索する。第2の極値探索制御は、第1の極値探索制御と選択的に動作し、周波数を振動させることによって、インバータ電流が最小となる周波数を探索する。そして、第2の制御部は、第1の極値探索制御の実行中にインバータ電流が制限値を超過すると、第1の極値探索制御を第2の極値探索制御に切替える。
また、この発明に従う電力伝送システムは、送電装置と、受電装置とを備える。送電装置は、受電装置へ非接触で送電する送電コイルと、交流の送電電力を生成して送電コイルへ供給するインバータと、インバータを制御する制御装置とを含む。制御装置は、インバータの出力電圧のデューティを調整することによって送電電力を目標電力に制御する第1の制御部と、インバータを制御することによって送電電力の周波数を調整する周波数制御を実行する第2の制御部とを含む。第1の制御部は、インバータ電流が制限値を超過すると、インバータ電流が制限値以下となるように送電電力を低下させる。第2の制御部による周波数制御は、第1の極値探索制御と、第2の極値探索制御とを含む。第1の極値探索制御は、周波数を振動させることによって、送電コイル電流が最小となる周波数を探索する。第2の極値探索制御は、第1の極値探索制御と選択的に動作し、周波数を振動させることによって、インバータ電流が最小となる周波数を探索する。そして、第2の制御部は、第1の極値探索制御の実行中にインバータ電流が制限値を超過すると、第1の極値探索制御を第2の極値探索制御に切替える。
この送電装置及び電力伝送システムにおいては、送電コイル電流が最小となる周波数を探索する第1の極値探索制御の実行中にインバータ電流が制限値を超過すると、第1の極値探索制御から、インバータ電流が最小となる周波数を探索する第2の極値探索制御に切替えられる。これにより、インバータ電流の制限値超過及びそれに伴なう送電電力の低下が回避される。したがって、この送電装置及び電力伝送システムによれば、送電電力の低下を抑制することができる。
この発明によれば、受電装置へ非接触で送電する送電装置及びそれを備える電力伝送システムにおいて、送電電力の低下を抑制することができる。
この発明の実施の形態による送電装置が適用される電力伝送システムの全体構成図である。 図1に示す送電部及び受電部の構成を説明する回路図である。 電源ECUにより実行される送電電力制御、第1の極値探索制御(送電コイル電流制御)、及び第2の極値探索制御(インバータ電流制御)の制御ブロック図である。 電源ECUにより実行される極値探索制御の処理手順を説明するためのフローチャートである。 送電コイルに流れる電流及びインバータに流れる電流の各々の領域と、極値探索制御の選択状況との関係を整理した図である。 送電コイルに流れる電流及びインバータに流れる電流の各々の領域を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態による送電装置が適用される電力伝送システムの全体構成図である。図1を参照して、この電力伝送システムは、送電装置10と、受電装置20とを備える。受電装置20は、たとえば、送電装置10から供給され蓄えられた電力を用いて走行可能な車両等に搭載される。
送電装置10は、力率改善(PFC(Power Factor Correction))回路210と、インバータ220と、フィルタ回路230と、送電部240とを含む。また、送電装置10は、電源ECU(Electronic Control Unit)250と、通信部260と、電圧センサ270と、電流センサ272,274とをさらに含む。
PFC回路210は、商用系統電源等の交流電源100から受ける電力を整流及び昇圧してインバータ220へ供給するとともに、入力電流を正弦波に近づけることで力率を改善する。このPFC回路210には、公知の種々のPFC回路を採用し得る。なお、PFC回路210に代えて、力率改善機能を有しない整流器を採用してもよい。
インバータ220は、電源ECU250によって制御され、PFC回路210から受ける直流電力を、所定の周波数(たとえば数十kHz)を有する送電電力(交流)に変換する。インバータ220は、電源ECU250からの制御信号に従ってスイッチング周波数を変更することにより、送電電力の周波数を調整することができる。インバータ220によって生成された送電電力は、フィルタ回路230を通じて送電部240へ供給される。インバータ220は、たとえば単相フルブリッジ回路によって構成される。
フィルタ回路230は、インバータ220と送電部240との間に設けられ、インバータ220から発生する高調波ノイズを抑制する。フィルタ回路230は、たとえば、インダクタ及びキャパシタを含むLCフィルタによって構成される。
送電部240は、インバータ220により生成される交流電力(送電電力)をインバータ220からフィルタ回路230を通じて受け、送電部240の周囲に生成される磁界を通じて受電装置20の受電部310へ非接触で送電する。送電部240は、受電部310へ非接触で送電するための共振回路を含む(図示せず)。共振回路は、コイルとキャパシタとによって構成され得るが、コイルのみで所望の共振状態が形成される場合には、キャパシタを設けなくてもよい。
電圧センサ270は、インバータ220の出力電圧Vを検出し、その検出値を電源ECU250へ出力する。電流センサ272は、インバータ220に流れる電流すなわちインバータ220の出力電流Iinvを検出し、その検出値を電源ECU250へ出力する。なお、電圧センサ270及び電流センサ272の検出値に基づいて、インバータ220から送電部240へ供給される送電電力を検出することができる。電流センサ274は、送電部240に流れる電流Isを検出し、その検出値を電源ECU250へ出力する。
電源ECU250は、CPU(Central Processing Unit)、処理プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、各種信号を入出力するための入出力ポート等を含み(いずれも図示せず)、上述の各センサ等からの信号を受けるとともに、送電装置10における各種機器の制御を実行する。たとえば、電源ECU250は、送電装置10から受電装置20への電力伝送が行なわれるときに、送電電力(交流)をインバータ220が生成するようにインバータ220のスイッチング制御を実行する。なお、各種制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で処理することも可能である。
この実施の形態に従う送電装置10では、電源ECU250により実行される主要な制御として、電源ECU250は、送電装置10から受電装置20への電力伝送の実行時に、送電電力を目標電力にするための制御(以下「送電電力制御」とも称する。)を実行する。具体的には、電源ECU250は、インバータ220の出力電圧のデューティ(duty)を調整することによって、送電電力を目標電力に制御する。
なお、インバータ220の出力電圧のデューティとは、出力電圧波形(矩形波)の周期に対する正(又は負)の電圧出力時間の比として定義される。インバータ220のスイッチング素子(オン/オフ期間比0.5)の動作タイミングを変化させることによって、インバータ出力電圧のデューティを調整することができる。送電電力の目標電力は、たとえば受電装置20の受電状況に基づいて生成される。この実施の形態では、受電装置20において、受電電力の目標値と検出値との偏差に基づいて送電電力の目標電力が生成され、受電装置20から送電装置10へ送信される。
また、電源ECU250は、インバータ220に流れる電流Iinvが制限値を超過すると、インバータ220を保護するために、電流Iinvが制限値以下となるように送電電力を低下させる。具体的には、電源ECU250は、電流Iinvが制限値を超過すると、電流Iinvが制限値以下となるように、送電電力制御における目標電力を低下させる。
さらに、電源ECU250は、上記の送電電力制御を実行するとともに、送電電力が維持される下で、送電部240に含まれる送電コイル(後述)に流れる電流Isを最小にするための制御(以下「送電コイル電流制御」とも称する。)を実行する。詳細については後述するが、送電電力が維持される下で、送電コイルに流れる電流が小さいほど、送電部240(送電コイル)と受電部310(受電コイル)との間の電力伝送効率は高くなる。そこで、電源ECU250は、送電電力制御を実行しつつ、送電コイルに流れる電流Isが最小となるようにインバータ220の駆動周波数(インバータ220のスイッチング周波数であり、送電電力の周波数でもある。)を調整する。なお、電源ECU250は、インバータ220の駆動周波数すなわち送電電力の周波数を所定の周波数帯(規格等によって定められ得る。)において調整可能であり、この周波数帯を外れて周波数を調整することはしない。
また、さらに、電源ECU250は、送電電力が維持される下で、インバータ220に流れる電流Iinvを最小にするための制御(以下「インバータ電流制御」とも称する。)を実行可能に構成される。このインバータ電流制御は、上記の送電コイル電流制御と選択的に動作し、インバータ220に流れる電流Iinvが最小となるようにインバータ220の駆動周波数(インバータ220のスイッチング周波数であり、送電電力の周波数でもある。)が調整される。電源ECU250は、送電コイル電流制御の実行中に電流Iinvが制限値を超過すると、送電電力制御によって送電電力を制限値に制限するとともに、電流Iinvを制限値よりも小さい値に引き下げるために、送電コイル電流制御をインバータ電流制御に切替える。電源ECU250によって実行される上記の各制御については、後ほど詳しく説明する。
通信部260は、受電装置20の通信部370と無線通信するように構成される。通信部260は、受電装置20から送信される送電電力の目標(目標電力)を受信するほか、電力伝送の開始/停止に関する情報を受電装置20とやり取りしたり、受電装置20の受電状況(受電電圧や受電電流、受電電力等)を受電装置20から受信したりする。
一方、受電装置20は、受電部310と、フィルタ回路320と、整流部330と、リレー回路340と、蓄電装置350とを含む。また、受電装置20は、充電ECU360と、通信部370と、電圧センサ380と、電流センサ382とをさらに含む。
受電部310は、送電装置10の送電部240から出力される電力(交流)を、磁界を通じて非接触で受電する。受電部310は、たとえば、送電部240から非接触で受電するための共振回路を含む(図示せず)。共振回路は、コイルとキャパシタとによって構成され得るが、コイルのみで所望の共振状態が形成される場合には、キャパシタを設けなくてもよい。
フィルタ回路320は、受電部310と整流部330との間に設けられ、受電部310による受電時に発生する高調波ノイズを抑制する。フィルタ回路320は、たとえば、インダクタ及びキャパシタを含むLCフィルタによって構成される。整流部330は、受電部310によって受電された交流電力を整流して蓄電装置350へ出力する。整流部330は、整流器とともに平滑用のキャパシタを含んで構成される。
蓄電装置350は、再充電可能な直流電源であり、たとえばリチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池を含んで構成される。蓄電装置350は、整流部330から出力される電力を蓄える。そして、蓄電装置350は、その蓄えられた電力を図示しない負荷駆動装置等へ供給する。なお、蓄電装置350として電気二重層キャパシタ等も採用可能である。
リレー回路340は、整流部330と蓄電装置350との間に設けられる。リレー回路340は、送電装置10による蓄電装置350の充電時にオン(導通状態)にされる。電圧センサ380は、整流部330の出力電圧(受電電圧)を検出し、その検出値を充電ECU360へ出力する。電流センサ382は、整流部330からの出力電流(受電電流)を検出し、その検出値を充電ECU360へ出力する。電圧センサ380及び電流センサ382の検出値に基づいて、受電部310による受電電力(蓄電装置350の充電電力に相当する。)を検出することができる。電圧センサ380及び電流センサ382は、受電部310と整流部330との間(たとえば、フィルタ回路320と整流部330との間)に設けてもよい。
充電ECU360は、CPU、ROM、RAM、入出力ポート等を含み(いずれも図示せず)、上記の各センサ等からの信号を受けるとともに、受電装置20における各種機器の制御を行なう。各種制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で処理することも可能である。
充電ECU360により実行される主要な制御として、充電ECU360は、送電装置10からの受電中に、受電装置20における受電電力が所望の目標となるように、送電装置10における送電電力の目標(目標電力)を生成する。具体的には、充電ECU360は、受電電力の目標と検出値との偏差に基づいて、送電装置10における送電電力の目標を生成する。そして、充電ECU360は、生成された送電電力の目標(目標電力)を通信部370によって送電装置10へ送信する。
通信部370は、送電装置10の通信部260と無線通信するように構成される。通信部370は、充電ECU360において生成される送電電力の目標(目標電力)を送電装置10へ送信するほか、電力伝送の開始/停止に関する情報を送電装置10とやり取りしたり、受電装置20の受電状況(受電電圧や受電電流、受電電力等)を送電装置10へ送信したりする。
この電力伝送システムにおいては、送電装置10において、インバータ220からフィルタ回路230を通じて送電部240へ、交流の送電電力が供給される。送電部240及び受電部310の各々は、共振回路を含み、送電電力の周波数において共振するように設計されている。
インバータ220からフィルタ回路230を通じて送電部240へ交流の電力が供給されると、送電部240の共振回路を構成するコイルと、受電部310の共振回路を構成するコイルとの間に形成される磁界を通じて、送電部240から受電部310へエネルギー(電力)が移動する。受電部310へ移動したエネルギー(電力)は、フィルタ回路320及び整流部330を通じて蓄電装置350へ供給される。
図2は、図1に示した送電部240及び受電部310の構成を説明する回路図である。図2を参照して、送電部240は、送電コイル242と、キャパシタ244とを含む。キャパシタ244は、送電コイル242に直列に接続されて送電コイル242と共振回路を形成する。キャパシタ244は、送電部240の共振周波数を調整するために設けられる。送電コイル242及びキャパシタ244によって構成される共振回路の共振強度を示すQ値は、100以上であることが好ましい。なお、この回路図では、送電装置10において、インバータ220と送電部240との間のフィルタ回路230(図1)の図示は省略されている。
受電部310は、受電コイル312と、キャパシタ314とを含む。キャパシタ314は、受電コイル312に直列に接続されて受電コイル312と共振回路を形成する。キャパシタ314は、受電部310の共振周波数を調整するために設けられる。受電コイル312及びキャパシタ314によって構成される共振回路のQ値も、100以上であることが好ましい。
なお、特に図示しないが、送電コイル242及び受電コイル312の構造は特に限定されない。たとえば、送電部240と受電部310とが正対する場合に、送電部240と受電部310とが並ぶ方向に沿う軸に巻回される渦巻形状やらせん形状のコイルを送電コイル242及び受電コイル312の各々に採用することができる。或いは、送電部240と受電部310とが正対する場合に、送電部240と受電部310とが並ぶ方向を法線方向とするフェライト板に電線を巻回して成るコイルを送電コイル242及び受電コイル312の各々に採用してもよい。
ここで、受電コイル312のインダクタンスはL2であり、キャパシタ314のキャパシタンスはC2であるものとする。電気負荷390は、受電部310以降のフィルタ回路320、整流部330及び蓄電装置350(図1)である。インピーダンス395は、電気負荷390の等価インピーダンスを示し、そのインピーダンス値はRLであるものとする。すなわち、インピーダンス395は、受電部310以降の負荷インピーダンスである(以下では、電気負荷390の等価インピーダンスRLを「負荷インピーダンスRL」とも称する。)。なお、この負荷インピーダンスRLは、電気負荷390の回路構成、電気負荷390が受ける電力(受電電力)、及び電気負荷390に含まれる蓄電装置350(図1)の電圧(電気負荷390の電圧は蓄電装置350によって拘束される。)から算出することができる。
このような回路構成において、送電コイル242と受電コイル312との間の電力伝送効率ηは、次式にて表される。
Figure 0006565809
ここで、I1は送電コイル242に流れる電流(すなわち電流Is)を示し、I2は受電コイル312に流れる電流を示す。また、r1は送電コイル242の巻線抵抗を示し、r2は受電コイル312の巻線抵抗を示す。電気負荷390の電圧は、蓄電装置350(図1)によって拘束されるので、電力が維持される下では電流I2及び負荷インピーダンスRLは略一定となる。したがって、式(1)から、電力伝送効率ηは電流I1の2乗に反比例することが理解される。すなわち、送電コイル242に流れる電流I1が小さいほど電力伝送効率ηは高くなる。
そこで、この実施の形態に従う送電装置10では、送電電力が維持される下で送電コイル242に流れる電流Is(図1)を最小にする送電コイル電流制御が実行される。この送電コイル電流制御には、制御対象に振動信号を与えることにより制御量の極値を探索する極値探索制御が適用される。すなわち、制御の詳細については後述するが、電源ECU250は、極値探索制御を用いて、送電電力の周波数を振動させることによって、送電コイル242に流れる電流Isが最小となる周波数を探索する(以下、送電コイル242に流れる電流Isを最小にするための極値探索制御(送電コイル電流制御)を「第1の極値探索制御」とも称する。)。
この第1の極値探索制御(送電コイル電流制御)による周波数の移動操作に伴ない、インバータ220に流れる電流Iinvが増加して制限値に達する場合がある。インバータ220に流れる電流Iinvが制限値を超過すると、送電電力を低下させる必要があり、その結果、目標の送電電力を達成できなくなる。
そこで、この実施の形態に従う送電装置10では、電源ECU250は、第1の極値探索制御(送電コイル電流制御)の実行中に、インバータ220に流れる電流Iinvが制限値を超過すると、第1の極値探索制御(送電コイル電流制御)を、電流Iinvを最小にするインバータ電流制御に切替える。これにより、インバータ220に流れる電流Iinvの制限値超過及びそれに伴なう送電電力の低下が回避される。
そして、このインバータ電流制御についても、極値探索制御が適用される。すなわち、制御の詳細については後述するが、電源ECU250は、送電電力の周波数を振動させることによって、インバータ220に流れる電流Iinvが最小となる周波数を探索する(以下、インバータ220に流れる電流Iinvを最小にするための極値探索制御(インバータ電流制御)を「第2の極値探索制御」とも称する。)。
図3は、電源ECU250により実行される送電電力制御、第1の極値探索制御(送電コイル電流制御)、及び第2の極値探索制御(インバータ電流制御)の制御ブロック図である。図3を参照して、電源ECU250は、送電電力制御を実行する第1の制御部400と、第1及び第2の極値探索制御を選択的に実行する第2の制御部500とを含む。
第1の制御部400は、電力目標算出部410と、減算部420と、コントローラ430とを含む。電力目標算出部410は、送電電力の目標を示す目標電力Psrと、インバータ220に流れる電流Iinvの検出値を受ける。そして、電力目標算出部410は、電流Iinvが制限値以下のときは、目標電力Psrを減算部420へそのまま出力する。一方、電流Iinvが制限値を超過すると、電力目標算出部410は、電流Iinvが制限値以下となるように、目標電力Psrに対して値を低下させた目標電力を減算部420へ出力する。なお、電力目標算出部410は、電流Iinvが制限値を超過しているか否かを第2の制御部500のコントローラ550,590へ通知する。
なお、電流Iinvの制限値は、たとえばインバータ220の定格電流に基づいて定められる。また、目標電力Psrは、上述のように、たとえば、受電装置20の受電状況に基づいて受電装置20において生成され、受電装置20から送電装置10へ送信される。
減算部420は、電力目標算出部410から受ける目標電力から送電電力Psの検出値を減算し、その演算値をコントローラ430へ出力する。送電電力Psの検出値は、たとえば、図1に示した電圧センサ270及び電流センサ272の検出値に基づいて算出される。
コントローラ430は、目標電力(電力目標算出部410の出力)と送電電力Psとの偏差に基づいて、インバータ出力電圧のデューティ指令値を生成する。コントローラ430は、たとえば、目標電力と送電電力Psとの偏差(減算部420の出力)を入力とするPI制御(比例積分制御)を実行することによって操作量を算出し、その算出された操作量をデューティ指令値とする。
第2の制御部500は、振動信号生成部510と、ハイパスフィルタ(HPF(High Pass Filter))520,560と、乗算部530,570と、ローパスフィルタ(LPF(Low Pass Filter))540,580と、コントローラ550,590と、加算部600とを含む。
振動信号生成部510と、HPF520と、乗算部530と、LPF540と、コントローラ550とによって、第1の極値探索制御(送電コイル電流制御)が構成される。また、振動信号生成部510と、HPF560と、乗算部570と、LPF580と、コントローラ590とによって、第2の極値探索制御(インバータ電流制御)が構成される。
振動信号生成部510は、振幅が十分小さく、かつ低周波数の振動信号を生成する。第1の極値探索制御では、このような振動信号を用いることによって、送電電力の周波数fについて、送電コイル242に流れる電流Isが最小となる周波数への移行が監視される。第2の極値探索制御でも、この振動信号を用いることによって、送電電力の周波数fについて、インバータ220に流れる電流Iinvが最小となる周波数への移行が監視される。
そして、第1の極値探索制御について、HPF520は、送電コイル242に流れる電流Isの検出値を受け、電流Isの直流成分を除去した信号を出力する。このHPF520は、振動信号生成部510により生成される振動信号に基づいて送電電力の周波数fを振動させたときの電流Isの傾き(微分係数)を抽出するものである。
乗算部530は、HPF520から出力される信号(電流Isの微分係数)に、振動信号生成部510により生成される振動信号を乗算し、振動信号と電流Isとの相関係数を算出する。この相関係数は、周波数fを変化させたときの電流Isの増減方向を示すものである。
LPF540は、乗算部530によって演算された相関係数の直流成分を抽出する。このLPF540の出力は、送電コイル242に流れる電流Isが最小となる周波数へ周波数fを移行させるための周波数fの操作方向(増減方向)を示す。なお、このLPF540は、省略することも可能である。
コントローラ550は、LPF540の出力に基づいて、電流Isが最小となる周波数へ周波数fを移行させるための周波数fの操作量(変更量)を算出する。コントローラ550は、たとえば、LPF540の出力信号を入力とするI制御(積分制御)を実行することによって、周波数fの操作量を算出する。
ここで、コントローラ550は、第1の制御部400の電力目標算出部410から、インバータ220に流れる電流Iinvが制限値を超過しているか否かの通知を受ける。そして、電流Iinvが制限値を超過していない場合には、コントローラ550は、算出された周波数fの操作量を加算部600へ出力する。一方、電流Iinvが制限値を超過している場合には、コントローラ550は、周波数fの操作量を0として出力する。この場合は、後述のように、第2の極値探索制御のコントローラ590によって算出された周波数fの操作量が加算部600へ出力される。
また、第2の極値探索制御について、HPF560は、インバータ220に流れる電流Iinvの検出値を受け、電流Iinvの直流成分を除去した信号を出力する。このHPF560は、振動信号生成部510により生成される振動信号に基づいて送電電力の周波数fを振動させたときの電流Iinvの傾き(微分係数)を抽出するものである。
乗算部570は、HPF560から出力される信号(電流Iinvの微分係数)に、振動信号生成部510により生成される振動信号を乗算し、振動信号と電流Iinvとの相関係数を算出する。この相関係数は、周波数fを変化させたときの電流Iinvの増減方向を示すものである。
LPF580は、乗算部570によって演算された相関係数の直流成分を抽出する。このLPF580の出力は、インバータ220に流れる電流Iinvが最小となる周波数へ周波数fを移行させるための周波数fの操作方向(増減方向)を示す。なお、このLPF580は、省略することも可能である。
コントローラ590は、LPF580の出力に基づいて、電流Iinvが最小となる周波数へ周波数fを移行させるための周波数fの操作量(変更量)を算出する。コントローラ590は、たとえば、LPF580の出力信号を入力とするI制御(積分制御)を実行することによって、周波数fの操作量を算出する。
ここで、コントローラ590は、第1の制御部400の電力目標算出部410から、インバータ220に流れる電流Iinvが制限値を超過しているか否かの通知を受ける。そして、電流Iinvが制限値を超過している場合に、コントローラ590は、算出された周波数fの操作量を加算部600へ出力する。一方、電流Iinvが制限値を超過していいない場合には、コントローラ550は、周波数fの操作量を0として出力する。この場合は、上述のように、第1の極値探索制御のコントローラ550によって算出された周波数fの操作量が加算部600へ出力される。
そして、加算部600は、コントローラ550,590の出力と、振動信号生成部510によって生成される振動信号とを加算し、その演算値を最終的な周波数fの操作量とする。
このように、第2の制御部500では、インバータ220に流れる電流Iinvが制限値を超過しているか否かによって第1及び第2の極値探索制御が選択的に動作し、電流Iinvが制限値を超過していなければ、第1の極値探索制御(送電コイル電流制御)が動作し、電流Iinvが制限値を超過すると、第2の極値探索制御(インバータ電流制御)が動作する(第1の極値探索制御から第2の極値探索制御に切替わる。)。これにより、インバータ220に流れる電流Iinvの制限値超過及びそれに伴なう送電電力の低下が回避される。
図4は、電源ECU250により実行される極値探索制御の処理手順を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理は、所定時間毎又は所定条件の成立時にメインルーチンから呼び出されて実行される。
図4を参照して、電源ECU250は、インバータ220に流れる電流Iinvを電流センサ272から取得し、電流Iinvが所定の制限値よりも大きいか否かを判定する(ステップS10)。なお、所定の制限値は、たとえばインバータ220の定格電流に基づいて定められる。
電流Iinvが制限値以下であると判定された場合には(ステップS10においてNO)、電源ECU250は、送電電力Psを目標電力Psrに制御するための送電電力制御を実行する(ステップS20)。さらに、電源ECU250は、送電コイル242に流れる電流Isが最小となる周波数を探索する第1の極値探索制御(送電コイル電流制御)を実行する(ステップS30)。これにより、送電電力Psを目標電力Psrに制御しつつ、送電コイル242に流れる電流Isを小さくすることにより送電部240と受電部310との間の電力伝送効率が高められる。
ステップS10において、インバータ220に流れる電流Iinvが制限値を超過していると判定されると(ステップS10においてYES)、電源ECU250は、インバータ220を過電流から保護するために、電流Iinvが制限値以下となるように送電電力を低減させる(ステップS40)。具体的には、電源ECU250は、送電電力制御において、送電電力Psの目標を目標電力Psrから低下させる。
そして、電源ECU250は、インバータ220に流れる電流Iinvが最小となる周波数を探索する第2の極値探索制御(インバータ電流制御)を実行する(ステップS50)。これにより、インバータ220に流れる電流Iinvが小さくなる方向に周波数が調整され、電流Iinvは減少する。
次いで、電源ECU250は、インバータ220に流れる電流Iinvが上記の制限値よりも小さくなったか否かを判定する(ステップS60)。そして、電流Iinvが制限値よりも小さいと判定されると(ステップS60においてYES)、電源ECU250は、送電電力を上昇させる(ステップS70)。具体的には、電源ECU250は、ステップS40において低下させた送電電力Psの目標を目標電力Psrへ復帰させる。
なお、ステップS60において、電流Iinvが制限値以上であると判定された場合には(ステップS60においてNO)、電源ECU250は、ステップS70を実行することなくリターンへと処理を移行する。
以上のように、この実施の形態においては、送電コイル242に流れる電流Isが最小となる周波数を探索する第1の極値探索制御の実行中に、インバータ220に流れる電流Iinvが制限値を超過すると、第1の極値探索制御から、インバータ電流が最小となる周波数を探索する第2の極値探索制御に切替えられる。これにより、インバータ電流の制限値超過及びそれに伴なう送電電力の低下が回避される。したがって、この実施の形態によれば、送電電力の低下を抑制することができる。
なお、上記の実施の形態においては、インバータ220に流れる電流Iinvが制限値を超過した場合の制御について説明したが、状況によっては、インバータ220に流れる電流Iinvと、送電コイル242に流れる電流Isとの双方が制限にかかる場合もあり得る。その場合には、送電部240と受電部310との間の電力伝送効率の確保を優先して、第1の極値探索制御(送電コイル電流制御)が第2の極値探索制御(インバータ電流制御)よりも優先される。なお、インバータ220に流れる電流Iinvが制限値を超過する場合には、送電電力制御により送電電力が低減され、電流Iinvは制限値以下に抑えられる。
図5は、送電コイル242に流れる電流Is及びインバータ220に流れる電流Iinvの各々の領域と、極値探索制御の選択状況との関係を整理した図である。なお、ここでは、図6に示すように、電流Is,Iinvの領域として、正常(制限値よりも小さい)及び制限値超過のほか、電流が制限値に達する直前の不感帯が設けられているが、このような不感帯は必ずしも設けなくてもよい。
図5を参照して、インバータ220に流れる電流Iinvが正常である場合には、送電コイル242に流れる電流Isがどの領域であっても(正常、不感帯、又は制限値超過)、送電コイル242に流れる電流Isを最小にするための極値探索(第1の極値探索制御)が実行される。第1の極値探索制御によって電流Isは減少するので、電流Isがどの領域であっても(正常、不感帯、制限値超過)、第1の極値探索制御が実行される。なお、特に図示しないが、電流Isが制限値を超過している場合には、送電電力制御における目標電力を低減させる等して電流Isが制限される。
インバータ220に流れる電流Iinvが不感帯に達した場合には、送電コイル242に流れる電流Isが制限値を超過していない限りは、第1及び第2の極値探索制御とも実行されない(不感帯)。電流Isが制限値を超過している場合には、送電電力制御によって電流Isが制限値以下に制限されるとともに、電流Isを最小にするための極値探索(第1の極値探索制御)が実行される。
インバータ220に流れる電流Iinvが制限値を超過している場合には、送電コイル242に流れる電流Isが制限値を超過していなければ、インバータ220に流れる電流Iinvを最小にするための極値探索(第2の極値探索制御)が実行される。なお、送電電力制御において、目標電力を低減させることにより電流Iinvを制限値に制限することも行なわれる。
一方、インバータ220に流れる電流Iinvが制限値を超過し、かつ、送電コイル242に流れる電流Isも制限値を超過している場合には、上述のように、送電部240と受電部310との間の電力伝送効率の確保を優先して、送電コイル242に流れる電流Isを最小にするための極値探索(第1の極値探索制御)が実行される。なお、電流制限については、送電電力制御において、電流Iinv,Isの双方が制限値以下となるように送電電力が調整される。
なお、上記の実施の形態では、送電電力制御を実行する第1の制御部400のコントローラ430は、PI制御を実行するものとしたが、PI制御に代えて、I制御やP制御(比例制御)を実行するようにしてもよい。
また、上記においては、極値探索制御を実行する第2の制御部500のコントローラ550,590は、I制御を実行するものとしたが、I制御に代えて、応答速度の向上を見込めるPI制御やP制御を実行するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 送電装置、20 受電装置、100 交流電源、210 PFC回路、220 インバータ、230,320 フィルタ回路、240 送電部、242,312 コイル、244,314 キャパシタ、250 電源ECU、260,370 通信部、270,380 電圧センサ、272,274,382 電流センサ、310 受電部、330 整流部、340 リレー回路、350 蓄電装置、360 充電ECU、390 電気負荷、395 インピーダンス、400 第1の制御部、410 電力目標算出部、420 減算部、430,550,590 コントローラ、500 第2の制御部、510 振動信号生成部、520,560 HPF、530,570 乗算部、540,580 LPF、600 加算部。

Claims (2)

  1. 受電装置へ非接触で送電する送電コイルと、
    交流の送電電力を生成して前記送電コイルへ供給するインバータと、
    前記インバータを制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記インバータの出力電圧のデューティを調整することによって前記送電電力を目標電力に制御する第1の制御部と、
    前記インバータを制御することによって前記送電電力の周波数を調整する周波数制御を実行する第2の制御部とを含み、
    前記第1の制御部は、前記インバータに流れる電流が制限値を超過すると、前記電流が前記制限値以下となるように前記送電電力を低下させ、
    前記周波数制御は、
    前記周波数を振動させることによって、前記送電コイルに流れる電流が最小となる周波数を探索する第1の極値探索制御と、
    前記第1の極値探索制御と選択的に動作し、前記周波数を振動させることによって、前記インバータに流れる電流が最小となる周波数を探索する第2の極値探索制御とを含み、
    前記第2の制御部は、前記第1の極値探索制御の実行中に前記インバータに流れる電流が前記制限値を超過すると、前記第1の極値探索制御を前記第2の極値探索制御に切替える、送電装置。
  2. 送電装置と、
    受電装置とを備え、
    前記送電装置は、
    前記受電装置へ非接触で送電する送電コイルと、
    交流の送電電力を生成して前記送電コイルへ供給するインバータと、
    前記インバータを制御する制御装置とを含み、
    前記制御装置は、
    前記インバータの出力電圧のデューティを調整することによって前記送電電力を目標電力に制御する第1の制御部と、
    前記インバータを制御することによって前記送電電力の周波数を調整する周波数制御を実行する第2の制御部とを含み、
    前記第1の制御部は、前記インバータに流れる電流が制限値を超過すると、前記電流が前記制限値以下となるように前記送電電力を低下させ、
    前記周波数制御は、
    前記周波数を振動させることによって、前記送電コイルに流れる電流が最小となる周波数を探索する第1の極値探索制御と、
    前記第1の極値探索制御と選択的に動作し、前記周波数を振動させることによって、前記インバータに流れる電流が最小となる周波数を探索する第2の極値探索制御とを含み、
    前記第2の制御部は、前記第1の極値探索制御の実行中に前記インバータに流れる電流が前記制限値を超過すると、前記第1の極値探索制御を前記第2の極値探索制御に切替える、電力伝送システム。
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