JP6563159B1 - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

アンテナ(100)と、アンテナ(100)を覆うレドーム(110)と、を備え、レドーム(110)は、表面が面一である第1の部分(111)、第2の部分(112)及び第3の部分(113)を備え、第1の部分(111)は、アンテナ(100)が出射方向を第1の部分(111)に向けて出射したビームの0度の走査角に応じたビーム透過特性を有し、第2の部分(112)は、アンテナ(100)が出射方向を第2の部分(112)に向けて出射したビームの第1の走査角に応じたビーム透過特性を有し、第3の部分(113)は、アンテナが出射方向を第3の部分(113)に向けて出射したビームの第2の走査角に応じたビーム透過特性を有している。

Description

本発明は、アンテナを覆うレドームを備えているアンテナ装置に関する。
アンテナには、風雨又は砂塵等の外部環境から保護するために、ビーム出射面を覆うレドームが設置されることがある。しかし、厚さが均一な一般的なレドームでは、アンテナがレドームに向けて出射したビームの入射角に応じてビーム透過特性が変わるため、特定の走査角以外の走査角で出射されたビームは、特定の走査角で出射されたビームよりも、ビーム強度の減衰が大きくなることが知られている。そのため、レドームにおける、ビームの走査角に依存したビーム強度の減衰を抑制する必要がある。
レドームにおける、ビームの走査角に依存したビーム強度の減衰を抑制するために、レドームの厚さを途中で変える技術がある。例えば、特許文献1に記載のアンテナ装置は、アンテナから見て所定の方向よりも挟角方向ではレドームの厚さが1/2波長又は1/4波長の厚さとなり、アンテナから見て所定の方向よりも広角方向ではレドームの厚さが狭角方向におけるレドームの厚さよりも厚くなる構成を有している。そのため、当該アンテナ装置では、レドームの一方の表面が段差を有している。
特開2018−137563号公報
レドームの表面に段差を設けた場合、アンテナ装置の使用用途によっては、空気抵抗又は熱変形などの外部環境の影響を強く受けることとなる。また、アンテナから見て所定の方向よりも狭角方向のレドームの厚さを制限することは、アンテナ装置の設計上の制約になる。また、当該挟角方向のレドームの厚さを、ミリ波のような高周波帯の1/2波長又は1/4波長の厚さとした場合、レドームの機械的な強度が弱くなってしまうという問題がある。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、アンテナを覆うレドームを備えているアンテナ装置において、レドームの表面に段差を設けることなく、レドームにおける、ビームの走査角に依存したビーム強度の減衰を抑制することを目的とする。
この発明に係るアンテナ装置は、アンテナと、当該アンテナを覆うレドームと、を備え、レドームは、表面が面一である第1の部分、第2の部分及び第3の部分を備え、第1の部分は、アンテナが出射方向を第1の部分に向けて出射したビームの0度の走査角に応じたビーム透過特性を有し、第2の部分は、アンテナが出射方向を当該第2の部分に向けて出射したビームの第1の走査角に応じたビーム透過特性を有し、第3の部分は、アンテナが出射方向を当該第3の部分に向けて出射したビームの第2の走査角に応じたビーム透過特性を有しており、アンテナは、平面アンテナであり、第2の部分は、第1の部分の一方の端部に隣接し、第3の部分は、第1の部分の他方の端部に隣接しており、第1の部分、第2の部分及び第3の部分は、それぞれ、1つ以上の層から構成され、第1の部分と第2の部分とは、層の数、及び1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なり、第1の部分と第3の部分とは、層の数、及び1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なる
アンテナを覆うレドームを備えているアンテナ装置において、レドームの表面に段差を設けることなく、レドームにおける、アンテナが出射したビームの走査角に依存したビーム強度の減衰を抑制することができる。
図1Aは、実施の形態1に係るアンテナ装置の構成を示す平面図である。図1Bは、実施の形態1に係るアンテナ装置の構成を示す断面図である。 図2Aは、実施の形態1の第1の具体例に係るレドームの断面図である。図2Bは、実施の形態1の第2の具体例に係るレドームの断面図である。図2Cは、実施の形態1の第3の具体例に係るレドームの断面図である。図2Dは、実施の形態1の変形例に係るレドームの断面図である。 図3Aは、実施の形態2に係るアンテナ装置の構成を示す平面図である。図3Bは、実施の形態2に係るアンテナ装置の構成を示す断面図である。 実施の形態2の具体例に係るアンテナ装置の構成を示す断面図である。 実施の形態2の具体例に係るレドームの層構成を示すグラフである。 実施の形態2の具体例に係るレドームのビーム透過特性と、特定の走査角に応じたビーム透過特性を有するレドームのビーム透過特性とを示すグラフである。 図7Aは、実施の形態2の変形例に係るアンテナ装置の構成を示す平面図である。図7Bは、実施の形態2の変形例に係るアンテナ装置の構成を示す断面図である。 図8Aは、実施の形態3に係るアンテナ装置の構成を示す平面図である。図8Bは、実施の形態3に係るアンテナ装置の構成を示す断面図である。 パラボラアンテナが開口面を第3の部分に向けた場合の構成を示す断面図である。 図10Aは、実施の形態3の変形例に係るアンテナ装置の構成を示す平面図である。図10Bは、実施の形態3の変形例に係るアンテナ装置の構成を示す断面図である。 図11Aは、実施の形態4に係るアンテナ装置の構成を示す平面図である。図11Bは、実施の形態4に係るアンテナ装置の構成を示す断面図である。 ホーンアンテナが開口面を第3の部分に向けた場合の構成を示す断面図である。 図13Aは、実施の形態4の変形例に係るアンテナ装置の構成を示す平面図である。図13Bは、実施の形態4の変形例に係るアンテナ装置の構成を示す断面図である。
以下、この発明をより詳細に説明するため、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1Aは、実施の形態1に係るアンテナ装置1の構成を示す平面図である。図1Bは、図1Aの点線αから切断した面を断面とするアンテナ装置1の断面図である。図1A及び図1Bが示すように、アンテナ装置1は、平面アンテナ100と、当該平面アンテナを覆うレドーム110と、を備えている。
レドーム110は、表面が面一である第1の部分111、第2の部分112及び第3の部分113を備えている。より詳細には、第2の部分112は、第1の部分の一方の端部Aに隣接し、第3の部分113は、第1の部分の他方の端部Bに隣接している。なお、第2の部分112及び第3の部分113は、第1の部分111以外のレドーム110の各部分とともに第1の部分111を取り囲むように一体形成され得る。
平面アンテナ100は、誘電体基板102と、当該誘電体基板102上に並べて設置された複数のアンテナ素子101とを備えている。平面アンテナ100は、複数のアンテナ素子101の各表面から構成されるビーム出射面から、レドーム110に向けてビームを出射する。平面アンテナ100は、複数のアンテナ素子101を用いてビームの走査角を変更することにより、ビームの出射方向を変更することができる。なお、本実施形態では、レドーム110が覆うアンテナとして平面アンテナ100を用いた構成について説明するが、レドーム110が覆うアンテナは、ビームの出射方向を変更できるアンテナであればよく、当該構成に限定されない。
レドーム110が備えている第1の部分111、第2の部分112及び第3の部分113と、平面アンテナ100との詳細な配置として、第1の部分111は、平面アンテナ100を基準として、0度の走査角の方向に位置し、第2の部分112は、平面アンテナ100を基準として、第1の走査角θの方向に位置し、第3の部分113は、平面アンテナ100を基準として、第2の走査角θの方向に位置している。より詳細には、第1の部分111の一方の端部Aは、平面アンテナ100が備えている複数のアンテナ素子101の各表面から構成されるビーム出射面の一方の端部Cを基準として、第1の走査角θよりも狭い走査角の方向に位置し、第1の部分111の他方の端部Bは、平面アンテナ100の他方の端部Dを基準として、第2の走査角θよりも狭い走査角の方向に位置している。なお、本願明細書において、平面アンテナ100が出射するビームの走査角は、平面アンテナ100のビーム出射面と、当該ビーム出射面に対向する第1の部分111の面とを直交する線を基準線とした走査角であり、第2の部分112側の走査角を正の走査角とし、第3の部分113側の走査角を負の走査角とする。
本実施形態では、上記のように、第1の走査角θ及び第2の走査角θによって、第1の部分111の大きさが規定されるが、平面アンテナ100のビーム出射面の大きさによって、第1の部分111の大きさが規定されてもよい。その場合、例えば、第1の部分111は、平面アンテナ100のビーム出射面に対向する面を有し、第1の部分111の当該面の大きさは、平面アンテナのビーム出射面の大きさと同等であるか、又は、平面アンテナのビーム出射面の大きさよりも大きい。
以下で、レドーム110が備えている第1の部分111、第2の部分112及び第3の部分の各ビーム透過特性について説明する。レドーム110が備えている第1の部分111は、平面アンテナ100が出射方向を第1の部分111に向けて出射したビームの0度の走査角に応じたビーム透過特性を有している。なお、「ビーム透過特性」とは、レドーム110における、特定の方向から入射したビームに対する透過のしやすさを意味する。また、「第1の部分111が0度の走査角に応じたビーム透過特性を有する」とは、平面アンテナ100が0度以外の走査角でビームを出射した場合と比較して、平面アンテナ100が0度の走査角でビームを出射した場合に、第1の部分111が当該ビームを透過しやすい特性を有していることを意味する。
レドーム110が備えている第2の部分112は、平面アンテナ100が出射方向を第2の部分112に向けて出射したビームの第1の走査角θに応じたビーム透過特性を有している。レドーム110が備えている第3の部分113は、平面アンテナ100が出射方向を第3の部分113に向けて出射したビームの第2の走査角θに応じたビーム透過特性を有している。
第1の部分111、第2の部分112及び第3の部分113の各ビーム透過特性に関して、より詳細には、第1の部分111、第2の部分112及び第3の部分113は、それぞれ、1つ以上の層から構成されている。第1の部分111と第2の部分112とは、層の数、層の素材、及び当該1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なる。第1の部分111と第3の部分113とは、層の数、層の素材、及び当該1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なる。当該層の素材の例として、誘電体等が挙げられる。なお、第2の部分112と第3の部分113とは、層の数、層の素材、及び当該1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さが同一であり得る。その場合、第2の部分112のビーム透過特性と第3の部分113のビーム透過特性とは、同一である。
次に、実施の形態1に係るレドーム110の具体例について図面を参照して説明する。図2Aは、実施の形態1の第1の具体例に係るレドーム120の断面図である。図2Aが示すように、レドーム120の第1の部分121、第2の部分122及び第3の部分123は、それぞれ、1つの層から構成されている。当該第1の具体例では、第1の部分111と第2の部分112とは、層の素材が異なることにより、ビーム透過特性が異なる。また同様に、第1の部分111と第3の部分113とは、層の素材が異なることにより、ビーム透過特性が異なる。
図2Bは、実施の形態1の第2の具体例に係るレドーム130の断面図である。図2Bが示すように、レドーム130の第1の部分131、第2の部分132及び第3の部分133は、それぞれ3つの層から構成されている。当該第2の具体例では、第1の部分111と第2の部分112とは、3つの層のうちの何れか1つ以上の層の素材が異なることにより、ビーム透過特性が異なる。また同様に、第1の部分111と第3の部分113とは、3つの層のうちの何れか1つ以上の層の素材が異なることにより、ビーム透過特性が異なる。
図2Cは、実施の形態1の第3の具体例に係るレドーム140の断面図である。図2Cが示すように、レドーム140の第1の部分141は、3つの層から構成され、第2の部分142及び第3の部分143は、それぞれ2つの層から構成されている。当該第3の具体例では、第1の部分141と第2の部分142とは、層の素材、層の数及び各層の厚さが異なることにより、ビーム透過特性が異なる。また同様に、第1の部分141と第3の部分143とは、層の素材、層の数及び各層の厚さが異なることにより、ビーム透過特性が異なる。
図2Dは、実施の形態1の変形例に係るレドーム150の断面図である。図2Dが示すように、レドーム150の第1の部分151、第2の部分152及び第3の部分153は、それぞれ、湾曲した1つの層から構成されている。上記の各具体例の図では、平面のレドームを示したが、図2Dのレドーム150のように、平面アンテナ100を覆うレドームは、湾曲していてもよい。また、そのようなレドームの湾曲の曲率は、任意の値であり得る。
以上のように、実施の形態1に係るアンテナ装置1は、アンテナとしての平面アンテナ100と、当該平面アンテナ100を覆うレドームと、を備え、レドーム110は、表面が面一である第1の部分111、第2の部分112及び第3の部分113を備え、第1の部分111は、平面アンテナ100が出射方向を第1の部分111に向けて出射したビームの0度の走査角に応じたビーム透過特性を有し、第2の部分112は、平面アンテナ100が出射方向を当該第2の部分112に向けて出射したビームの第1の走査角θに応じたビーム透過特性を有し、第3の部分113は、平面アンテナ100が出射方向を当該第3の部分113に向けて出射したビームの第2の走査角θに応じたビーム透過特性を有している。
上記の構成によれば、第1の部分111、第2の部分112及び第3の部分113は、各表面が面一である。また、第1の部分111は、平面アンテナ100が0度の走査角でビームを出射した場合に、ビーム強度の減衰を抑制する。第2の部分112は、平面アンテナ100が第1の走査角でビームを出射した場合に、ビーム強度の減衰を抑制する。第3の部分113は、平面アンテナ100が第2の走査角でビームを出射した場合に、ビーム強度の減衰を抑制する。これにより、レドームの表面に段差を設けることなく、レドームにおける、ビームの走査角に依存したビーム強度の減衰を抑制することができる。
また、実施の形態1に係るアンテナ装置1は、第1の部分111、第2の部分112及び第3の部分113は、それぞれ、1つ以上の層から構成され、第1の部分111と第2の部分112とは、層の数、層の素材、及び当該1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なり、第1の部分111と第3の部分113とは、層の数、層の素材、及び当該1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なる。
上記の構成によれば、層の数、層の素材、及び当該1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上を異ならせることにより、レドームの表面に段差を設けることなく、レドームにおける、ビームの走査角に依存したビーム強度の減衰を抑制することができる。
また、実施の形態1に係るアンテナ装置1は、アンテナは、平面アンテナ100であり、第2の部分112は、第1の部分111の一方の端部Aに隣接し、第3の部分113は、第1の部分111の他方の端部Bに隣接している。
上記の構成によれば、第1の部分111の一方の端部Aに隣接した領域で、第2の部分112が平面アンテナ100を覆い、第1の部分111の他方の端部Bに隣接した領域で、第3の部分113が平面アンテナ100を覆う。これにより、第1の部分111の一方の端部Aに隣接した領域と第1の部分111の他方の端部Bに隣接した領域とからの風雨又は砂塵等の外部環境から平面アンテナ100を保護しつつ、これらの領域に向けて出射されたビームのビーム強度の減衰を抑制することができる。
また、実施の形態1に係るアンテナ装置1は、第1の部分111は、平面アンテナ100を基準として、0度の走査角の方向に位置し、第2の部分112は、平面アンテナ100を基準として、第1の走査角θの方向に位置し、第3の部分113は、平面アンテナ100を基準として、第2の走査角θの方向に位置している。
上記の構成によれば、第1の部分111は、平面アンテナ100が0度の走査角の方向にビームを出射した場合に、ビーム強度の減衰を抑制するように配置されている。第2の部分112は、平面アンテナ100が第1の走査角の方向にビームを出射した場合に、ビーム強度の減衰を抑制するように配置されている。第3の部分113は、平面アンテナ100が第2の走査角の方向にビームを出射した場合に、ビーム強度の減衰を抑制するように配置されている。これにより、レドームにおける、ビームの走査角に依存したビーム強度の減衰を抑制することができる。
実施の形態2.
以下で、実施の形態2について図面を参照して説明する。なお、実施の形態1で説明した構成と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態1では、レドーム110が、第1の部分111、第2の部分112及び第3の部分113の3つの部分を備えている構成を説明した。実施の形態2では、レドーム210が第1の部分211、第2の部分212及び第3の部分213の各表面と表面が面一の1つ以上の部分をさらに備えている構成について説明する。
図3Aは、実施の形態2に係るアンテナ装置2の構成を示す平面図である。図3Bは、図3Aの点線αから切断した面を断面とするアンテナ装置2の断面図である。図3A及び図3Bが示すように、実施の形態2に係るアンテナ装置2が実施の形態1に係るアンテナ装置1と異なる点は、レドーム210が第1の部分211、第2の部分212及び第3の部分213に加えて、第4の部分214及び第5の部分215をさらに備えている点、並びに、平面アンテナ100のビーム出射面に対向する第1の部分211の面Sの大きさと、平面アンテナ100のビーム出射面Sの大きさとが同等である点である。なお、第4の部分214及び第5の部分215は、第1の部分211、第2の部分212及び第3の部分213を取り囲むように一体形成され得る。
以下で、第4の部分214及び第5の部分215の配置について説明する。レドーム210は、第2の部分212の端部Eに隣接した第4の部分214を備え、第3の部分213の端部Fに隣接した第5の部分215を備えている。なお、第2の部分212の端部Eは、第1の部分211に隣接した端部とは反対の第2の部分212の端部であり、第3の部分213の端部Fは、第1の部分211に隣接した端部とは反対の第3の部分213の端部である。第4の部分214は、平面アンテナ100を基準として、第3の走査角θの方向に位置し、第5の部分215は、平面アンテナ100を基準として、第4の走査角θの方向に位置している。より詳細には、第2の部分212の端部Eに隣接した第4の部分214の端部は、平面アンテナ100が備えている複数のアンテナ素子101の各表面から構成されるビーム出射面の一方の端部Cを基準として、第3の走査角θよりも広い走査角の方向に位置している。第3の部分213の端部Fに隣接した第5の部分215の端部は、平面アンテナ100が備えている複数のアンテナ素子101の各表面から構成されるビーム出射面の他方の端部Dを基準として、第4の走査角θよりも広い走査角の方向に位置している。また、第2の部分212は、以上のように規定された第1の部分211と第4の部分214との間に位置し、第3の部分213は、以上のように規定された第1の部分211と第5の部分215との間に位置している。
次に、レドーム210が備えている第1の部分211、第2の部分212、第3の部分213、第4の部分214及び第5の部分215の各ビーム透過特性について説明する。レドーム210が備えている第1の部分211は、平面アンテナ100が出射方向を第1の部分211に向けて出射したビームの0度の走査角に応じたビーム透過特性を有している。レドーム210が備えている第4の部分214は、平面アンテナ100が出射方向を第4の部分214に向けて出射したビームの第3の走査角θに応じたビーム透過特性を有している。レドーム210が備えている第5の部分215は、平面アンテナ100が出射方向を第5の部分215に向けて出射したビームの第4の走査角θに応じたビーム透過特性を有している。なお、レドーム210が備えている第2の部分212は、走査角0度と第3の走査角θとの間の第1の走査角に応じたビーム透過特性を有している。レドーム210が備えている第5の部分215は、走査角0度と第4の走査角θとの間の第2の走査角に応じたビーム透過特性を有している。
次に、実施の形態2に係るアンテナ装置2の具体例について図面を参照して説明する。図4は、実施の形態2の具体例に係るアンテナ装置20の構成を示す断面図である。アンテナ装置20では、第2の部分222の端部Eに隣接した第4の部分224の端部は、平面アンテナ100が備えている複数のアンテナ素子101の各表面から構成されるビーム出射面の他方の端部Dを基準として、走査角70度よりも狭い走査角の方向に位置している。第3の部分223の端部Fに隣接した第5の部分225の端部は、平面アンテナ100が備えている複数のアンテナ素子101の各表面から構成されるビーム出射面の一方の端部Cを基準として、走査角−70度よりも狭い走査角の方向に位置している。また、アンテナ装置20の平面アンテナ100は、12×12の複数のアンテナ素子101を備えている。
以下で、レドーム220が備えている第1の部分221、第2の部分222、第3の部分223、第4の部分224及び第5の部分225の各ビーム透過特性について説明する。レドーム220が備えている第1の部分221は、平面アンテナ100が出射方向を第1の部分221に向けて出射したビームの0度の走査角に応じたビーム透過特性を有している。レドーム220が備えている第2の部分222は、平面アンテナ100が出射方向を第2の部分222に向けて出射したビームの第1の走査角35度に応じたビーム透過特性を有している。レドーム220が備えている第3の部分223は、平面アンテナ100が出射方向を第3の部分223に向けて出射したビームの第2の走査角−35度に応じたビーム透過特性を有している。
レドーム220が備えている第4の部分224は、平面アンテナ100が出射方向を第4の部分224に向けて出射したビームの第3の走査角70度に応じたビーム透過特性を有している。レドーム220が備えている第5の部分225は、平面アンテナ100が出射方向を第5の部分225に向けて出射したビームの第4の走査角−70度に応じたビーム透過特性を有している。
図5は、実施の形態2の具体例に係るレドーム220の層構成を示すグラフである。図5に向かって左側の棒グラフは、第1の部分221の各層を示し、図5に向かって真ん中の棒グラフは、第2の部分222及び第3の部分223の各層を示し、図5に向かって右側の棒グラフは、第4の部分224及び第5の部分225の各層を示している。図5の縦軸は、各部分における層の厚さを示している。
図5が示すように、第1の部分221は、厚さが1.4mmのPTFE(polytetrafluoroethylene)の層と、厚さが1.0mmのQFRP(Quartz Fiber Reinforced Plastic)の層と、厚さが1.2mmのPTFEの層と、厚さが3.1mmのformの層とから構成されている。なお、formの層は、上記の各層を堆積するための基礎となる層であり、PTFE及びQFRPとは異なる誘電体から構成されている。また、これらの各層は、図5でbondと示された接着剤で接着されている。第1の部分221は、上記のような素材及び厚さの複数の層で構成されることにより、平面アンテナ100が第1の部分221に向けて出射したビームの走査角0度に応じたビーム透過特性を有している。
図5が示すように、第2の部分222及び第3の部分223は、それぞれ、厚さが1.5mmのPTFEの層と、厚さが1.3mmのQFRPの層と、厚さが1.4mmのPTFEの層と、厚さが2.6mmのformの層とから構成されている。なお、これらの各層は、接着剤で接着されている。第2の部分222は、上記のような素材及び厚さの複数の層で構成されることにより、平面アンテナ100が第2の部分222に向けて出射したビームの走査角35度に応じたビーム透過特性を有している。第3の部分223は、上記のような素材及び厚さの複数の層で構成されることにより、平面アンテナ100が第3の部分223に向けて出射したビームの走査角−35度に応じたビーム透過特性を有している。
図5が示すように、第4の部分224及び第5の部分225は、それぞれ、厚さが1.6mmのPTFEの層と、厚さが1.5mmのQFRPの層と、厚さが1.5mmのPTFEの層と、厚さが2.1mmのformとから構成されている。なお、これらの各層は、接着剤で接着されている。第4の部分224は、上記のような素材及び厚さの複数の層で構成されることにより、平面アンテナ100が第4の部分224に向けて出射したビームの走査角70度に応じたビーム透過特性を有している。第5の部分225は、上記のような素材及び厚さの複数の層で構成されることにより、平面アンテナ100が第5の部分225に向けて出射したビームの走査角−70度に応じたビーム透過特性を有している。
図6は、実施の形態2の具体例に係るレドーム220のビーム透過特性と、特定の走査角に応じたビーム透過特性を有するレドームのビーム透過特性とを示すグラフである。図6の縦軸は、レドームを透過した後のビームの強度と、レドームを透過する前のビームの強度との差であるビーム強度の減衰度をビーム透過特性として示す。図6の横軸は、レドームが覆うアンテナが出射するビームの走査角を示す。図6における実線の折れ線グラフは、レドーム220のビーム透過特性を示し、2つの点線の折れ線グラフは、それぞれ、レドームの全ての部分が、アンテナが出射するビームの0度の走査角に応じたビーム透過特性を有する第1のレドームのビーム透過特性と、レドームの全ての部分が、アンテナが出射するビームの70度の走査角に応じたビーム透過特性を有する第2のレドームのビーム透過特性とを示す。図6が示すように、0度の走査角に対して、レドーム220のビーム透過特性は、第2のビーム透過特性よりも、ビーム強度の減衰度が小さいためビームを透過しやすい。また、図6が示すように、35度の走査角に対して、レドーム220のビーム透過特性は、第2のビーム透過特性よりも、ビーム強度の減衰度が小さいためビームを透過しやすい。また、図6が示すように、70度の走査角に対して、レドーム220のビーム透過特性は、第1のビーム透過特性よりも、ビーム強度の減衰度が小さいためビームを透過しやすい。以上のように、レドーム220は、第1のレドーム及び第2のレドームよりも、広い走査角に対応したビーム透過特性を有している。
次に、実施の形態2の変形例について図面を参照して説明する。図7Aは、実施の形態2の変形例に係るアンテナ装置21の構成を示す平面図である。図7Bは、図7Aの点線αから切断した面を断面とするアンテナ装置21の断面図である。図7A及び図7Bが示すように、アンテナ装置21は、レドーム230が第1の部分231、第2の部分232、第3の部分233、第4の部分234及び第5の部分235に加えて、これらの各部分の表面と表面が面一の第6の部分236及び第7の部分237をさらに備えている。より詳細には、レドーム230は、第4の部分234の端部Gに隣接した第6の部分236を備え、第5の部分235の端部Hに隣接した第7の部分237を備えている。なお、第4の部分234の端部Gは、第2の部分232に隣接した端部とは反対の第4の部分234の端部であり、第5の部分235の端部Hは、第3の部分233に隣接した端部とは反対の第5の部分235の端部である。なお、第6の部分236及び第7の部分237は、第1の部分231、第2の部分232、第3の部分233、第4の部分234及び第5の部分235を取り囲むように一体形成され得る。
第6の部分236は、平面アンテナ100を基準として、第5の走査角θの方向に位置し、第7の部分237は、平面アンテナ100を基準として、第6の走査角θの方向に位置している。より詳細には、第4の部分の端部Gに隣接した第6の部分236の端部は、平面アンテナ100が備えている複数のアンテナ素子101の各表面から構成されるビーム出射面の一方の端部Cを基準として、第5の走査角θの方向よりも広い走査角の方向に位置している。第5の部分235の端部Hに隣接した第7の部分237の端部は、平面アンテナ100が備えている複数のアンテナ素子101の各表面から構成されるビーム出射面の他方の端部Dを基準として、第6の走査角θよりも広い走査角の方向に位置している。
第6の部分236は、平面アンテナ100が出射方向を第6の部分236に向けて出射したビームの第5の走査角θに応じたビーム透過特性を有している。レドーム230が備えている第7の部分237は、平面アンテナ100が出射方向を第7の部分237に向けて出射したビームの第6の走査角θに応じたビーム透過特性を有している。
以上のように、実施の形態2に係るレドームが第1の部分、第2の部分及び第3の部分以外にさらに備えている部分の数に限定はない。当該数が単数である場合、実施の形態2に係るレドームが第1の部分、第2の部分及び第3の部分以外にさらに備えている1つの部分は、平面アンテナ100が出射方向を当該1つの部分に向けて出射したビームの所定の走査角に応じたビーム透過特性を有している。当該数が複数である場合、実施の形態2に係るレドームが第1の部分、第2の部分及び第3の部分以外にさらに備えている複数の部分のうちの任意の部分は、平面アンテナ100が出射方向を当該任意の部分に向けて出射したビームの所定の走査角に応じたビーム透過特性を有している。
以上のように、実施の形態2に係るアンテナ装置2は、レドーム210は、第1の部分211、第2の部分212及び第3の部分213の各表面と表面が面一の1つ以上の部分をさらに備え、当該1つ以上の部分のうちの任意の部分は、平面アンテナ100が出射方向を当該任意の部分に向けて出射したビームの所定の走査角に応じたビーム透過特性を有している。
上記の構成によれば、当該1つ以上の部分が配置された領域で、当該1つ以上の部分が平面アンテナ100を覆う。これにより、当該領域からの風雨又は砂塵等の外部環境から平面アンテナ100を保護しつつ、当該領域に向けて出射されたビームのビーム強度の減衰を抑制することができる。
また、実施の形態1に係るアンテナ装置2は、第1の部分211は、平面アンテナ100のビーム出射面に対向する面を有し、第1の部分211の当該面の大きさと、平面アンテナ100のビーム出射面の大きさとは、同等である。
上記の構成によれば、平面アンテナ100のビーム出射面の大きさと同等の大きさの領域で第1の部分211が平面アンテナ100を覆う。これにより、当該領域のレドームの厚みを変更することなく、当該領域に向けて出射されたビームのビーム強度の減衰を抑制することができる。
実施の形態3.
以下で、実施の形態3について図面を参照して説明する。実施の形態1及び実施の形態2では、レドームが覆うアンテナが平面アンテナである構成を説明した。実施の形態3では、レドームが覆うアンテナが開口面アンテナである構成について説明する。
図8Aは、実施の形態3に係るアンテナ装置3の構成を示す平面図である。図8Bは、図8Aの点線αから切断した面を断面とするアンテナ装置3の断面図である。図8A及び図8Bが示すように、実施の形態3に係るアンテナ装置3が実施の形態1に係るアンテナ装置1と異なる点は、アンテナ装置3が平面アンテナの代わりに開口面アンテナであるパラボラアンテナ300を備えている点と、レドーム310が備えている第1の部分311、第2の部分312及び第3の部分313の互いの配置が異なる点とである。なお、第2の部分312は、第1の部分231を取り囲むように一体形成され得る。第3の部分313は、第2の部分312を取り囲むように一体形成され得る。
パラボラアンテナ300は、1次放射器301、1次放射器301に対向する反射鏡302、及び反射鏡302に接続された土台303を備えている。1次放射器301は、反射鏡302にビームを放射し、反射鏡302は、1次放射器301が放射したビームをレドーム310に向けて反射する。1次放射器301及び反射鏡302からなる構成は、土台303との接点を中心に回転することにより、出射するビームの走査角を変更することができる。
レドーム310が備えている第3の部分313は、第2の部分312の一方の端部Iに隣接し、第1の部分311は、第2の部分312の他方の端部Jに隣接している。レドーム310が備えている第1の部分311は、図8Bが示すようにパラボラアンテナ300が開口面Sを第1の部分311に向けた場合にパラボラアンテナ300の開口面Sに対向する面Sを有しており、第1の部分311の当該面Sの大きさと、パラボラアンテナ300の開口面Sの大きさとは同等である。
次に、パラボラアンテナ300が開口面Sを第3の部分313に向けた場合の構成について説明する。図9は、パラボラアンテナ300が開口面Sを第3の部分313に向けた場合の構成を示す断面図である。第1の部分311は、パラボラアンテナ300を基準として、0度の走査角の方向に位置し、第2の部分312は、パラボラアンテナ300を基準として、第1の走査角の方向に位置し、第3の部分313は、パラボラアンテナ300を基準として、第2の走査角θの方向に位置している。なお、第1の走査角は、第2の走査角θと0度の走査角との間の走査角である。第1の部分311、第2の部分312及び第3の部分313の互いの配置について、より詳細には、第2の部分312の一方の端部Iに隣接した第3の部分313の端部は、パラボラアンテナ300の開口面Sの一方の端部Kを基準として、第2の走査角θよりも広い走査角の方向に位置している。
以下で、レドーム310が備えている第1の部分311、第2の部分312及び第3の部分313の各ビーム透過特性について説明する。レドーム310が備えている第1の部分311は、パラボラアンテナ300が出射方向を第1の部分311に向けて出射したビームの0度の走査角に応じたビーム透過特性を有している。
レドーム310が備えている第2の部分312は、パラボラアンテナ300が出射方向を第2の部分312に向けて出射したビームの第1の走査角に応じたビーム透過特性を有している。レドーム310が備えている第3の部分313は、パラボラアンテナ300が出射方向を第3の部分313に向けて出射したビームの第2の走査角θに応じたビーム透過特性を有している。なお、第1の走査角は、第2の走査角θと0度の走査角との間の走査角である。
第1の部分311、第2の部分312及び第3の部分313の各ビーム透過特性について、より詳細には、第1の部分311、第2の部分312及び第3の部分313は、それぞれ、1つ以上の層から構成されている。第1の部分311と第2の部分312とは、層の数、層の素材、及び当該1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なる。第1の部分311と第3の部分313とは、層の数、層の素材、及び当該1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なる。第2の部分312と第3の部分313とは、層の数、層の素材、及び当該1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なる。
次に、実施の形態3の変形例について図面を参照して説明する。図10Aは、実施の形態3の変形例に係るアンテナ装置30の構成を示す平面図である。図10Bは、図10Aの点線αから切断した面を断面とするアンテナ装置30の断面図である。図10A及び図10Bが示すように、アンテナ装置30は、レドーム320が第1の部分321、第2の部分322及び第3の部分323に加えて、これらの各部分の表面と表面が面一の第4の部分324及び第5の部分325をさらに備えている。また、パラボラアンテナ300は、開口面Sを第5の部分325に向けている。レドーム320が備えている第4の部分324及び第5の部分325の配置について、より詳細には、レドーム320は、第1の部分321の端部Lに隣接した第4の部分324を備え、第4の部分324の端部Mに隣接した第5の部分325を備えている。なお、第1の部分321の端部Lは、第2の部分322に隣接した端部とは反対の第1の部分321の端部であり、第4の部分324の端部Mは、第1の部分321に隣接した端部とは反対の第4の部分324の端部である。なお、第4の部分324は、第2の部分322とともに、第1の部分321を取り囲むように一体形成され得る。第5の部分325は、第3の部分323とともに、第2の部分322及び第4の部分324を取り囲むように一体形成され得る。
第4の部分324は、パラボラアンテナ300を基準として、第3の走査角の方向に位置し、第5の部分325は、パラボラアンテナ300を基準として、第4の走査角θの方向に位置している。なお、第3の走査角は、第4の走査角θと0度の走査角との間の走査角である。第4の部分324及び第5の部分325の互いの配置について、より詳細には、第4の部分の一方の端部Mに隣接した第5の部分の端部は、パラボラアンテナ300の開口面Sの他方の端部Nを基準として、第4の走査角θよりも広い走査角の方向に位置している。
以下で、レドーム320が備えている第4の部分324及び第5の部分325の各ビーム透過特性について説明する。レドーム320が備えている第4の部分324は、パラボラアンテナ300が出射方向を第4の部分324に向けて出射したビームの第3の走査角に応じたビーム透過特性を有している。レドーム320が備えている第5の部分325は、パラボラアンテナ300が出射方向を第5の部分325に向けて出射したビームの第4の走査角θに応じたビーム透過特性を有している。なお、第3の走査角は、第4の走査角θと0度の走査角との間の走査角である。
以上のように、実施の形態3に係るアンテナ装置3は、アンテナは、開口面アンテナとしてのパラボラアンテナ300であり、第3の部分313は、第2の部分312の一方の端部Iに隣接し、第1の部分311は、第2の部分312の他方の端部Jに隣接している。
上記の構成によれば、第2の部分312の一方の端部Iに隣接した領域で、第3の部分313が開口面アンテナを覆い、第2の部分312の他方の端部Jに隣接した領域で、第1の部分311が開口面アンテナを覆う。これにより、第2の部分312の一方の端部Iに隣接した領域と第2の部分312の他方の端部Jに隣接した領域とからの風雨又は砂塵等の外部環境から開口面アンテナを保護しつつ、レドームの表面に段差を設けることなく、これらの領域に向けて出射されたビームのビーム強度の減衰を抑制することができる。
また、実施の形態3に係るアンテナ装置3は、第1の部分311、第2の部分312及び第3の部分313は、それぞれ、1つ以上の層から構成され、第1の部分311と第2の部分312とは、層の数、層の素材、及び当該1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なり、第1の部分311と第3の部分313とは、層の数、層の素材、及び当該1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なり、第2の部分312と第3の部分313とは、層の数、層の素材、及び当該1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なる。
上記の構成によれば、層の数、層の素材、及び当該1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上を異ならせることにより、レドームの表面に段差を設けることなく、レドームにおける、ビームの走査角に依存したビーム強度の減衰を抑制することができる。
また、実施の形態3に係るアンテナ装置3は、第1の部分311は、開口面アンテナを基準として、0度の走査角の方向に位置し、第2の部分312は、開口面アンテナを基準として、第2の走査角と0度の走査角との間の第1の走査角の方向に位置し、第3の部分313は、開口面アンテナを基準として、第2の走査角θの方向に位置している。
上記の構成によれば、第1の部分311は、開口面アンテナが0度の走査角の方向にビームを出射した場合に、ビーム強度の減衰を抑制するように配置されている。第2の部分312は、開口面アンテナが第1の走査角の方向にビームを出射した場合に、ビーム強度の減衰を抑制するように配置されている。第3の部分313は、開口面アンテナが第2の走査角θの方向にビームを出射した場合に、ビーム強度の減衰を抑制するように配置されている。これにより、レドームにおける、ビームの走査角に依存したビーム強度の減衰を抑制することができる。
また、実施の形態3に係るアンテナ装置3は、第1の部分311は、開口面アンテナが開口面Sを第1の部分311に向けた場合に当該開口面Sに対向する面を有し、第1の部分311の当該面の大きさと、開口面アンテナの開口面Sの大きさとは、同等である。
上記の構成によれば、開口面アンテナの開口面Sの大きさと同等の大きさの領域で第1の部分311が開口面アンテナを覆う。これにより、当該領域からの風雨又は砂塵等の外部環境から開口面アンテナを保護しつつ、当該領域に向けて出射されたビームのビーム強度の減衰を抑制することができる。
実施の形態4.
以下で、実施の形態4について図面を参照して説明する。実施の形態3では、レドームが覆うアンテナが開口面アンテナとしてのパラボラアンテナである構成について説明した。実施の形態4では、レドームが覆うアンテナが開口面アンテナとしてのホーンアンテナである構成について説明する。
図11Aは、実施の形態4に係るアンテナ装置4の構成を示す平面図である。図11Bは、図11Bの点線αから切断した面を断面とするアンテナ装置4の断面図である。図11A及び図11Bが示すように、実施の形態4に係るアンテナ装置4が実施の形態3に係るアンテナ装置3と異なる点は、アンテナ装置4が開口面アンテナとしてホーンアンテナ400を備えている点である。
ホーンアンテナ400は、開口面Sからビームをレドーム410に向けて出射する。
レドーム410が備えている第3の部分413は、第2の部分412の一方の端部Oに隣接し、第1の部分411は、第2の部分412の他方の端部Pに隣接している。レドーム410が備えている第1の部分411は、図11Bが示すようにホーンアンテナ400が開口面Sを第1の部分411に向けた場合にホーンアンテナ400の開口面Sに対向する面Sを有しており、第1の部分411の当該面Sの大きさと、ホーンアンテナ400の開口面Sの大きさとは同等である。
次に、ホーンアンテナ400が開口面Sを第3の部分413に向けた場合の構成について説明する。図12は、ホーンアンテナ400が開口面Sを第3の部分413に向けた場合の構成を示す断面図である。第1の部分411は、ホーンアンテナ400を基準として、0度の走査角の方向に位置し、第2の部分412は、ホーンアンテナ400を基準として、第1の走査角の方向に位置し、第3の部分413は、ホーンアンテナ400を基準として、第2の走査角θの方向に位置している。なお、第1の走査角は、第2の走査角θと0度の走査角との間の走査角である。第1の部分411、第2の部分412及び第3の部分413の互いの配置について、より詳細には、第2の部分412の一方の端部Oに隣接した第3の部分413の端部は、ホーンアンテナ400の開口面Sの一方の端部Qを基準として、第2の走査角θよりも広い走査角の方向に位置している。
以下で、レドーム410が備えている第1の部分411、第2の部分412及び第3の部分413の各ビーム透過特性について説明する。レドーム410が備えている第1の部分411は、ホーンアンテナ400が出射方向を第1の部分411に向けて出射したビームの0度の走査角に応じたビーム透過特性を有している。
レドーム410が備えている第2の部分412は、ホーンアンテナ400が出射方向を第2の部分412に向けて出射したビームの第1の走査角に応じたビーム透過特性を有している。レドーム410が備えている第3の部分413は、ホーンアンテナ400が出射方向を第3の部分413に向けて出射したビームの第2の走査角θに応じたビーム透過特性を有している。なお、第1の走査角は、第2の走査角θと0度の走査角との間の走査角である。
第1の部分411、第2の部分412及び第3の部分413の各ビーム透過特性について、より詳細には、第1の部分411、第2の部分412及び第3の部分413は、それぞれ、1つ以上の層から構成されている。第1の部分411と第2の部分412とは、層の数、層の素材、及び当該1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なる。第1の部分411と第3の部分413とは、層の数、層の素材、及び当該1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なる。第2の部分412と第3の部分413とは、層の数、層の素材、及び当該1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なる。
次に、実施の形態4の変形例について図面を参照して説明する。図13Aは、実施の形態4の変形例に係るアンテナ装置40の構成を示す平面図である。図13Bは、図13Aの点線αから切断した面を断面とするアンテナ装置40の断面図である。図13A及び図13Bが示すように、アンテナ装置40は、レドーム420が第1の部分421、第2の部分422及び第3の部分423に加えて、これらの各部分の表面と表面が面一の第4の部分424及び第5の部分425をさらに備えている。また、ホーンアンテナ400は、開口面Sを第5の部分425に向けている。レドーム420が備えている第4の部分424及び第5の部分425の配置について、より詳細には、レドーム420は、第1の部分421の端部Rに隣接した第4の部分424を備え、第4の部分424の端部Sに隣接した第5の部分425を備えている。なお、第1の部分421の端部Rは、第2の部分422に隣接した端部とは反対の第1の部分421の端部であり、第4の部分424の端部Sは、第1の部分421に隣接した端部とは反対の第4の部分424の端部である。
第4の部分424は、ホーンアンテナ400を基準として、第3の走査角の方向に位置し、第5の部分425は、ホーンアンテナ400を基準として、第4の走査角θ10の方向に位置している。なお、第3の走査角は、第4の走査角θ10と0度の走査角との間の走査角である。第4の部分424及び第5の部分425の互いの配置について、より詳細には、第4の部分の一方の端部Sに隣接した第5の部分の端部は、ホーンアンテナ400の開口面Sの他方の端部Tを基準として、第4の走査角θ10よりも広い走査角の方向に位置している。
以下で、レドーム420が備えている第4の部分424及び第5の部分425の各ビーム透過特性について説明する。レドーム420が備えている第4の部分424は、ホーンアンテナ400が出射方向を第4の部分424に向けて出射したビームの第3の走査角に応じたビーム透過特性を有している。レドーム420が備えている第5の部分425は、ホーンアンテナ400が出射方向を第5の部分425に向けて出射したビームの第4の走査角θ10に応じたビーム透過特性を有している。なお、第3の走査角は、第4の走査角θ10と0度の走査角との間の走査角である。
以上のように、実施の形態4では、レドーム410が覆う開口面アンテナがホーンアンテナ400である構成を示した。このような構成であっても、実施の形態3に係るアンテナ装置3と同様の効果を奏する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係るアンテナ装置は、アンテナを覆うレドームを備えているアンテナ装置において、レドームの表面に段差を設けることなく、レドームにおける、アンテナが出射したビームの走査角に依存したビーム強度の減衰を抑制することができるので、アンテナを覆うレドームを備えているアンテナ装置に利用可能である。
1,2,3,4,20,21,30,40 アンテナ装置、100 平面アンテナ、101 複数のアンテナ素子、102 誘電体基板、110,120,130,140,150,210,220,230,310,320,410,420 レドーム、111,121,131,141,151,211,221,231,311,321,411,421 第1の部分、112,122,132,142,152,212,222,232,312,322,412,422 第2の部分、113,123,133,143,153,213,223,233,313,323,413,423 第3の部分、214,224,234,324,424 第4の部分、215,225,235,325,425 第5の部分、236 第6の部分、237 第7の部分、300 パラボラアンテナ、301 1次放射器、302 反射鏡、303 土台、400 ホーンアンテナ。

Claims (7)

  1. アンテナと、当該アンテナを覆うレドームと、を備え、
    前記レドームは、表面が面一である第1の部分、第2の部分及び第3の部分を備え、
    前記第1の部分は、前記アンテナが出射方向を前記第1の部分に向けて出射したビームの0度の走査角に応じたビーム透過特性を有し、
    前記第2の部分は、前記アンテナが出射方向を当該第2の部分に向けて出射したビームの第1の走査角に応じたビーム透過特性を有し、
    前記第3の部分は、前記アンテナが出射方向を当該第3の部分に向けて出射したビームの第2の走査角に応じたビーム透過特性を有しており、
    前記アンテナは、平面アンテナであり、
    前記第2の部分は、前記第1の部分の一方の端部に隣接し、前記第3の部分は、前記第1の部分の他方の端部に隣接しており、
    前記第1の部分、前記第2の部分及び前記第3の部分は、それぞれ、1つ以上の層から構成され、
    前記第1の部分と前記第2の部分とは、層の数、及び前記1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なり、
    前記第1の部分と前記第3の部分とは、層の数、及び前記1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なることを特徴とする、アンテナ装置。
  2. 前記第1の部分は、前記平面アンテナを基準として、0度の走査角の方向に位置し、
    前記第2の部分は、前記平面アンテナを基準として、前記第1の走査角の方向に位置し、
    前記第3の部分は、前記平面アンテナを基準として、前記第2の走査角の方向に位置していることを特徴とする、請求項に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第1の部分は、前記平面アンテナのビーム出射面に対向する面を有し、
    前記第1の部分の前記面の大きさと、前記平面アンテナの前記ビーム出射面の大きさとは、同等であることを特徴とする、請求項に記載のアンテナ装置。
  4. アンテナと、当該アンテナを覆うレドームと、を備え、
    前記レドームは、表面が面一である第1の部分、第2の部分及び第3の部分を備え、
    前記第1の部分は、前記アンテナが出射方向を前記第1の部分に向けて出射したビームの0度の走査角に応じたビーム透過特性を有し、
    前記第2の部分は、前記アンテナが出射方向を当該第2の部分に向けて出射したビームの第1の走査角に応じたビーム透過特性を有し、
    前記第3の部分は、前記アンテナが出射方向を当該第3の部分に向けて出射したビームの第2の走査角に応じたビーム透過特性を有しており、
    前記アンテナは、開口面アンテナであり、
    前記第3の部分は、前記第2の部分の一方の端部に隣接し、前記第1の部分は、前記第2の部分の他方の端部に隣接しており、
    前記第1の部分、前記第2の部分及び前記第3の部分は、それぞれ、1つ以上の層から構成され、
    前記第1の部分と前記第2の部分とは、層の数、及び前記1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なり、
    前記第1の部分と前記第3の部分とは、層の数、及び前記1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なり、
    前記第2の部分と前記第3の部分とは、層の数、及び前記1つ以上の層が複数の層である場合における各層の厚さ、の少なくとも1つ以上が異なることにより、ビーム透過特性が異なることを特徴とする、アンテナ装置。
  5. 前記第1の部分は、前記開口面アンテナを基準として、0度の走査角の方向に位置し、
    前記第2の部分は、前記開口面アンテナを基準として、前記第2の走査角と0度の走査角との間の第1の走査角の方向に位置し、
    前記第3の部分は、前記開口面アンテナを基準として、前記第2の走査角の方向に位置していることを特徴とする、請求項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1の部分は、前記開口面アンテナが開口面を前記第1の部分に向けた場合に当該開口面に対向する面を有し、
    前記第1の部分の前記面の大きさと、前記開口面アンテナの前記開口面の大きさとは、同等であることを特徴とする、請求項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記レドームは、前記第1の部分、前記第2の部分及び前記第3の部分の各表面と表面が面一の1つ以上の部分をさらに備え、
    前記1つ以上の部分のうちの任意の部分は、前記アンテナが出射方向を当該任意の部分に向けて出射したビームの所定の走査角に応じたビーム透過特性を有していることを特徴とする、請求項1から請求項の何れか1項に記載のアンテナ装置。
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