JP6561687B2 - プロピレン重合材料の製造方法 - Google Patents

プロピレン重合材料の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6561687B2
JP6561687B2 JP2015168827A JP2015168827A JP6561687B2 JP 6561687 B2 JP6561687 B2 JP 6561687B2 JP 2015168827 A JP2015168827 A JP 2015168827A JP 2015168827 A JP2015168827 A JP 2015168827A JP 6561687 B2 JP6561687 B2 JP 6561687B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
propylene
weight
content
ethylene
monomer unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015168827A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016050316A (ja
Inventor
聡 糸口
聡 糸口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2015168827A priority Critical patent/JP6561687B2/ja
Publication of JP2016050316A publication Critical patent/JP2016050316A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6561687B2 publication Critical patent/JP6561687B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F293/00Macromolecular compounds obtained by polymerisation on to a macromolecule having groups capable of inducing the formation of new polymer chains bound exclusively at one or both ends of the starting macromolecule
    • C08F293/005Macromolecular compounds obtained by polymerisation on to a macromolecule having groups capable of inducing the formation of new polymer chains bound exclusively at one or both ends of the starting macromolecule using free radical "living" or "controlled" polymerisation, e.g. using a complexing agent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/10Homopolymers or copolymers of propene
    • C08L23/14Copolymers of propene
    • C08L23/142Copolymers of propene at least partially crystalline copolymers of propene with other olefins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/02Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group
    • C08L2205/025Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group containing two or more polymers of the same hierarchy C08L, and differing only in parameters such as density, comonomer content, molecular weight, structure
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2308/00Chemical blending or stepwise polymerisation process with the same catalyst
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2314/00Polymer mixtures characterised by way of preparation
    • C08L2314/02Ziegler natta catalyst

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)

Description

本発明は、配管が閉塞して運転が停止することがなく、安定的に製造することができるプロピレン重合材料の製造方法に関するものである。
プロピレン重合材料は、食品分野等の様々な分野で利用されている。食品分野においては、ヒートシール性に優れるプロピレン重合材料が求められており、開発が行われている。
例えば、特許文献1には、プロピレンとエチレンとの共重合体およびプロピレンとエチレンとC〜C8α−オレフィンとの共重合体を含有する結晶性プロピレン共重合体組成物が記載されている。
特開平8−48837
しかし、上記特許文献に記載の結晶性プロピレン共重合体組成物におけるヒートシール性は、更なる改良が必要である。これに対して、α−オレフィンに由来する単量体単位の含有量が高いプロピレン重合体成分を含有し、連続した少なくとも2つの工程で製造されるプロピレン重合材料が、優れたヒートシール性を示す。しかしながら、前記のプロピレン重合材料は、製造時に、塊化物が生成しやすいこと、または非晶成分や低分子量成分が生成してべたつきやすいことが原因で、プロピレン重合材料を反応槽から抜き出すことが出来ず、配管が閉塞して運転が停止し、安定した製造が困難であった。
かかる状況のもと、本発明の課題は、α−オレフィンに由来する単量体単位の含有量が高いプロピレン重合体成分を含有するプロピレン重合材料の製造時に、配管が閉塞して運転が停止することがなく、安定的に製造できるプロピレン重合材料の製造方法を提供することである。
本発明者は、鋭意検討の結果、本発明が、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、 下記のプロピレン重合体成分(A)11重量%以上35重量%未満と、下記のプロピレン重合体成分(B)65重量%を超え89重量%未満とからなるプロピレン重合材料を、少なくとも2つの工程で製造する製造方法であって(ただし、前記プロピレン重合材料の全量を100重量%とする)、下記第一工程および下記第二工程を有する方法に係るものである。
反応器中で少なくともプロピレンとエチレンを重合して、前記プロピレン重合体成分(A)を製造する第一工程、
反応器中で前記プロピレン重合体成分(A)の存在下、下記の要件(a)を満たす条件で、少なくともプロピレンと炭素数4以上のα−オレフィンを気相中で重合して、前記プロピレン重合体成分(B)を製造する第二工程。
プロピレン重合体成分(A):プロピレンに由来する単量体単位とエチレンに由来する単量体単位を有し、プロピレンに由来する単量体単位の含有量が90重量%以上99重量%以下であり、エチレンに由来する単量体単位の含有量が1重量%以上10重量%以下である(ただし、プロピレンに由来する単量体単位の含有量と、エチレンに由来する単量体単位の含有量との合計を100重量%とする)プロピレン−エチレン共重合体成分(A1)、またはプロピレンに由来する単量体単位とエチレンに由来する単量体単位と炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位とを有し、プロピレンに由来する単量体単位の含有量が85重量%以上98.9重量%以下であり、エチレンに由来する単量体単位の含有量が1重量%以上10重量%以下であり、炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量が0.1重量%以上5重量%以下である(ただし、プロピレンに由来する単量体単位の含有量と、エチレンに由来する単量体単位の含有量と、炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量との合計を100重量%とする)プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(A2)
プロピレン重合体成分(B):プロピレンに由来する単量体単位と炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位を有し、プロピレンに由来する単量体単位の含有量が、50重量%以上80重量%以下であり、炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量が、20重量%以上50重量%以下である(ただし、プロピレンに由来する単量体単位の含有量と、炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量との合計を100重量%とする)プロピレン−α−オレフィン共重合体成分(B1)、またはプロピレンに由来する単量体単位とエチレンに由来する単量体単位と炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位とを有し、プロピレンに由来する単量体単位の含有量が40重量%以上79.9重量%以下であり、エチレンに由来する単量体単位の含有量が0.1重量%以上10重量%以下であり、炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量が20重量%以上50重量%以下である(ただし、プロピレンに由来する単量体単位の含有量と、エチレンに由来する単量体単位の含有量と、炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量との合計を100重量%とする)プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(B2)
要件(a):第二工程の反応器内の気相における炭素数4以上のα−オレフィンの分圧が、0.10MPa以上であり、かつ前記分圧をX MPa、前記プロピレン重合材料における前記プロピレン重合体成分(A)の含有量をY 重量%(ただし、前記プロピレン重合材料の全量100重量%とする)とするとき、下記の式(1)を満たす。
X≦0.0025×Y+0.2850 (1)
上記方法において、第一工程で得られた前記プロピレン重合体成分(A)は第二工程用の反応器に移送される。
本発明によれば、α−オレフィンに由来する単量体単位の含有量が高いプロピレン重合体成分を含有するプロピレン重合材料を、配管が閉塞して運転が停止することなく、安定的に製造することができる。
<プロピレン重合体成分(A)>
本発明のプロピレン重合体成分(A)は、プロピレン−エチレン共重合体成分(A1)、またはプロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(A2)である。
プロピレン−エチレン共重合体成分(A1)は、プロピレンに由来する単量体単位とエチレンに由来する単量体単位を有する共重合体であり、プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(A2)は、プロピレンに由来する単量体単位とエチレンに由来する単量体単位と炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位とを有する共重合体である。
プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(A2)における炭素数4以上のα−オレフィンとして、好ましくは炭素数4以上20以下のα―オレフィンである。例えば、1−ブテン、2−メチル−1−プロペン、1−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、2−エチル−1−ブテン、2,3−ジメチル−1−ブテン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、1−ヘプテン、メチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ペンテン、エチル−1−ペンテン、トリメチル−1−ブテン、メチルエチル−1−ブテン、1−オクテン、メチル−1−ペンテン、エチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ヘキセン、プロピル−1−ヘプテン、メチルエチル−1−ヘプテン、トリメチル−1−ペンテン、プロピル−1−ペンテン、ジエチル−1−ブテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン等が挙げられる。炭素数4以上20以下のα−オレフィンとして、好ましくは炭素数4以上8以下のα―オレフィンであり、より好ましくは1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、または1−オクテンであり、さらに好ましくは、プロピレンやエチレンとより共重合しやすい点から1−ブテンである。
プロピレン重合体成分(A)がプロピレン−エチレン共重合体成分(A1)である場合、プロピレン−エチレン共重合体成分(A1)におけるプロピレンに由来する単量体単位の含有量は、90重量%以上99重量%以下であり、好ましくは、92重量%以上98重量%以下であり、より好ましくは94重量%以上96.9重量%以下である。プロピレン−エチレン共重合体成分(A1)におけるエチレンに由来する単量体単位の含有量は、1重量%以上10重量%以下であり、好ましくは、2重量%以上8重量%以下であり、より好ましくは3.1重量%以上6重量%以下である。ただし、プロピレンに由来する単量体単位の含有量と、エチレンに由来する単量体単位の含有量との合計を100重量%とする。
プロピレン重合体成分(A)がプロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(A2)である場合、プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(A2)におけるプロピレンに由来する単量体単位の含有量は、85重量%以上98.9重量%以下であり、好ましくは、89重量%以上97.9重量%以下であり、より好ましくは92重量%以上96.8重量%以下である。プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(A2)におけるエチレンに由来する単量体単位の含有量は、1重量%以上10重量%以下であり、好ましくは、2重量%以上8重量%以下であり、より好ましくは3.1重量%以上6重量%以下である。プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(A2)における炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量は、0.1重量%以上5重量%以下であり、好ましくは、0.1重量%以上3重量%以下であり、より好ましくは0.1重量%以上2重量%以下である。(ただし、プロピレンに由来する単量体単位の含有量と、エチレンに由来する単量体単位の含有量と、炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量との合計を100重量%とする)
<プロピレン重合体成分(B)>
本発明のプロピレン重合体成分(B)は、プロピレン−α−オレフィン共重合体成分(B1)、またはプロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(B2)である。
プロピレン−α−オレフィン共重合体成分(B1)は、プロピレンに由来する単量体単位と炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位を有する共重合体であり、プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(B2)は、プロピレンに由来する単量体単位とエチレンに由来する単量体単位と炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位とを有する共重合体である。
プロピレン−α−オレフィン共重合体成分(B1)およびプロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(B2)における炭素数4以上のα−オレフィンとして、好ましくは炭素数4以上20以下のα―オレフィンであり、例えば、1−ブテン、2−メチル−1−プロペン、1−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、2−エチル−1−ブテン、2,3−ジメチル−1−ブテン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、1−ヘプテン、メチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ペンテン、エチル−1−ペンテン、トリメチル−1−ブテン、メチルエチル−1−ブテン、1−オクテン、メチル−1−ペンテン、エチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ヘキセン、プロピル−1−ヘプテン、メチルエチル−1−ヘプテン、トリメチル−1−ペンテン、プロピル−1−ペンテン、ジエチル−1−ブテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン等が挙げられる。炭素数4以上20以下のα―オレフィンとして、好ましくは炭素数4以上8以下のα―オレフィンであり、より好ましくは1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、または1−オクテンであり、さらに好ましくは、プロピレンやエチレンとより共重合しやすい点から1−ブテンである。
プロピレン重合体成分(B)がプロピレン−α−オレフィン共重合体成分(B1)である場合、プロピレン−α−オレフィン共重合体成分(B1)におけるプロピレンに由来する単量体単位の含有量は、50重量%以上80重量%以下であり、好ましくは、60重量%以上79重量%以下であり、より好ましくは70重量%以上79重量%以下である。プロピレン−α−オレフィン共重合体成分(B1)における炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量は、20重量%以上50重量%以下であり、好ましくは、21重量%以上40重量%以下であり、より好ましくは21重量%以上30重量%以下である(ただし、プロピレンに由来する単量体単位の含有量と、炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量との合計を100重量%とする)。
プロピレン重合体成分(B)がプロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(B2)である場合、プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(B2)におけるプロピレンに由来する単量体単位の含有量は、40重量%以上79.9重量%以下であり、好ましくは、55重量%以上78.9重量%以下であり、より好ましくは67重量%以上78.9重量%以下である。プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(B2)におけるエチレンに由来する単量体単位の含有量は、0.1重量%以上10重量%以下であり、好ましくは、0.1重量%以上5重量%以下であり、より好ましくは0.1重量%以上3重量%以下である。プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(B2)における炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量は、20重量%以上50重量%以下であり、好ましくは、21重量%以上40重量%以下であり、より好ましくは21重量%以上30重量%以下である(ただし、プロピレンに由来する単量体単位の含有量と、エチレンに由来する単量体単位の含有量と、炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量との合計を100重量%とする)。
本発明のプロピレン重合材料は、プロピレン重合体成分(A)とプロピレン重合体成分(B)からなる材料である。
プロピレン重合材料におけるプロピレン重合体成分(A)の含有量としては、11重量%以上35重量%未満であり、好ましくは、11重量%以上30重量%以下であり、より好ましくは11重量%以上20重量%未満である。プロピレン重合材料におけるプロピレン重合体成分(B)としては、65重量%を超え89重量%未満であり、好ましくは、70重量%以上89重量%以下であり、より好ましくは80重量%を超え89重量%以下である。
本発明のプロピレン重合材料の極限粘度([η]、単位:dl/g)は、好ましくは、1.0dl/g以上10.0dl/g以下であり、さらに好ましくは、1.5dl/g以上4.0dl/g以下である。
[η]は、ウベローデ型粘度計を用いて、135℃のテトラリン中で還元粘度を測定し、「高分子溶液、高分子実験学11」(1982年共立出版株式会社刊)第491頁に記載の計算方法に従って外挿法によって固有粘度を求めた値である。
本発明のプロピレン重合材料の製造方法は、少なくとも2つの工程で製造する方法であり、第一工程でプロピレン重合体成分(A)を製造し、第二工程でプロピレン重合体成分(B)を製造する方法である。
具体的には、第一工程で触媒を反応器に添加し、該反応器中で少なくともプロピレンとエチレンを重合してプロピレン重合体成分(A)を製造した後、第二工程用の反応器にプロピレン重合体成分(A)を移送し、第二工程で、反応器中で前記プロピレン重合体成分(A)の存在下、少なくともプロピレンと炭素数4以上のα−オレフィンを気相中で重合してプロピレン重合体成分(B)を製造する方法である。
プロピレン重合材料の製造時に用いる触媒としては、チーグラー・ナッタ型触媒やメタロセン系触媒等が挙げられ、好ましくは、チーグラー・ナッタ型触媒である。
チーグラー・ナッタ型触媒としては、例えば、マグネシウム化合物にチタン化合物を接触させて得られる固体触媒成分等のTi−Mg系触媒、マグネシウム化合物にチタン化合物を接触させて得られる固体触媒成分、有機アルミニウム化合物および必要に応じて電子供与性化合物等の第3成分を含有する触媒等が挙げられ、好ましくは、マグネシウム化合物にチタン化合物を接触させて得られる固体触媒成分、有機アルミニウム化合物および必要に応じて電子供与性化合物等の第3成分とを含有する触媒であり、さらに好ましくは、マグネシウム化合物にハロゲン化チタン化合物を接触させて得られる固体触媒成分、有機アルミニウム化合物および電子供与性化合物を含有する触媒である(特開昭61−218606号公報、特開昭61−287904号公報、特開平7−216017号公報、特開2004−67850号公報参照)。
触媒は、第一工程で添加したものを、失活させずに移送して、第二工程で用いてもよく、第二工程で新たに添加してもよい。また、触媒は、少量のオレフィンを接触させ、予備活性化させたものを、第一工程に添加してもよい。
第一工程におけるプロピレン重合体成分(A)の製造方法としては、塊状重合法、気相重合法、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの不活性溶剤を用いる溶剤重合法などが挙げられる。プロピレン重合体成分(A)の製造方法としては、後処理が容易であるため、塊状重合法または気相重合法が好ましい。
第一工程におけるプロピレン重合体成分(A)の製造は、一つの反応器で行ってもよく、複数の反応器を用いて行ってもよい。
第一工程におけるプロピレン重合体成分(A)の製造時の重合温度は、通常、20℃以上150℃以下であり、プロピレン重合材料の生産効率が良好である点から、好ましくは35℃以上95℃以下である。プロピレン重合体成分(A)の製造時の重合圧力は、通常、大気圧以上であり、プロピレン重合材料の生産効率がより良い点から、好ましくは0.5MPa以上であり、より好ましくは1.0MPa以上である。
本発明のプロピレン重合材料の製造方法は、プロピレン重合体成分(A)の製造後に残った未反応モノマー、水素、触媒希釈用溶媒などを取り除く工程を、第一工程の後に含んでいても良い。
第二工程におけるプロピレン重合体成分(B)の製造方法は、気相重合法である。気相重合法で使用される反応器としては、気相流動床反応器、横置機械的攪拌型気相反応器などが挙げられる。プロピレン重合体成分(B)の製造は、一つの反応器で行ってもよく、複数の反応器を用いて行ってもよい。第二工程における気相重合は、連続重合である。
第二工程におけるプロピレン重合体成分(B)の製造時の重合温度は、通常、20℃以上150℃以下であり、プロピレン重合材料の生産効率がより良い点および配管が閉塞して運転が停止することなく、プロピレン重合材料をより安定的に製造できる点から、好ましくは35℃以上95℃以下であり、より好ましくは50℃以上80℃以下である。
第二工程におけるプロピレン重合体成分(B)の製造時の反応器中の気相の全圧は、通常、大気圧以上であるが、プロピレン重合材料の生産効率がより良い点および配管が閉塞して運転が停止することなく、プロピレン重合材料をより安定的に製造することができる点から、0.5MPa以上3MPa以下であり、より好ましくは、0.7MPa以上1.5MPa以下である。
第二工程におけるプロピレン重合体成分(B)の製造に気相流動床反応器を用いる場合、反応器の内部のガス空塔速度は、通常、0.01m/秒以上1.00m/秒以下であり、好ましくは、0.10m/秒以上0.80m/秒以下である。
第二工程での前記プロピレン重合体成分(B2)の製造において、反応器内の気相における炭素数4以上のα−オレフィンの分圧は、プロピレン重合材料の生産効率がより良い点から、0.01MPa以上であり、好ましくは0.015MPa以上である。より好ましくは、0.020MPa以上であり、さらに好ましくは、0.0265MPa以上である。本発明の第二工程の反応器内の気相における炭素数4以上のα−オレフィンの分圧は、前記分圧をX MPa、第二工程の反応器内の圧力をα MPa、第二工程の反応器内の気相における炭素数4以上のα−オレフィンの濃度をβ mol%として、下記式により算出した値である。
X=α×β/100
第二工程の反応器内の気相における炭素数4以上のα−オレフィンの分圧をX MPa、前記プロピレン重合材料における前記プロピレン重合体成分(A)の含有量をY 重量%(ただし、前記プロピレン重合材料の全量100重量%とする)とするとき、下記の式(1)を満たす。
X≦0.0025×Y+0.2850 (1)
プロピレン重合材料を安定的に製造できる点から、好ましくは、下記の式(2)を満たし、より好ましくは、下記の式(3)を満たす。
X≦0.0025×Y+0.2750 (2)
X≦0.0025×Y+0.2625 (3)
第二工程での前記プロピレン重合体成分(B2)の製造において、反応器内の気相における炭素数4以上のα−オレフィンの分圧を下げるため、窒素などの不活性ガスを添加してもよい。
本発明のプロピレン重合材料の製造時、炭素数6以上の飽和炭化水素を用いてもよい。
炭素数6以上の飽和炭化水素を用いる用途としては、触媒成分希釈溶媒、重合溶媒などが挙げられる。またそれ以外の用途として、重合反応槽に設置されるモノマー供給などのノズル等の洗浄溶媒などが挙げられる。
炭素数6以上の飽和炭化水素としては、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、シクロヘプタン、オクタン等が挙げられる。炭素数6以上の飽和炭化水素を用いる場合、第二工程での前記プロピレン重合体成分(B2)の製造において、反応器内の気相における炭素数6以上の飽和炭化水素の濃度は、配管が閉塞して運転が停止することなく、プロピレン重合材料をより安定的に製造できる点から、1.0mol%以下であることが好ましく、0.5mol%以下であることがより好ましい(ただし、第二工程の反応器に含まれる全てのガスの濃度の合計を100mol%とする)。
なお、2種類以上の炭素数6以上の飽和炭化水素を用いた場合、炭素数6以上の飽和炭化水素の濃度とは、それぞれの炭素数6以上の飽和炭化水素の濃度の合計である。
本発明のプロピレン重合材料の製造方法は、第二工程の後に、後処理を行う工程を含んでいても良い。前記後処理としては、触媒を失活させる処理、溶剤や残ったモノマーを除く処理、乾燥、造粒等が挙げられる。後処理を行う工程の温度は、通常、25℃以上120℃以下であり、好ましくは、50℃以上90℃以下である。また、後処理を行う工程の圧力は、通常、大気圧以上1MPa以下であるが、好ましくは、大気圧以上0.2MPa以下である。
本発明の方法で製造されたプロピレン重合材料(以下、「本発明のプロピレン重合材料」と記す)は、フィルムまたはシートに成形することができる。フィルムまたはシートの製造方法としては、公知の製造方法が挙げられ、例えば、Tダイ法、インフレーション法、カレンダー法などが挙げられる。
上記のフィルムまたはシートは、異なる樹脂と組み合わせた多層フィルムまたは多層シートであっても良い。フィルムまたはシートを多層にする方法としては、共押出成形法が挙げられる。例えば、複数の押出機から流入した溶融樹脂をダイ内で層状に組み合わせるフィードブロック式ダイを用いる方法や、複数の押出機から流入した溶融樹脂が別々のマニホールドに送り込まれてダイのリップ部直前で層状に組み合わせるマルチマニホールド式ダイを用いる方法等が挙げられる。
また、上記のフィルムまたはシートを延伸してもよい。フィルムまたはシートを延伸する方法としては、例えば、ロール延伸法、テンター延伸法、チューブラー延伸法等により一軸または二軸に延伸する方法等が挙げられ、フィルムの低温ヒートシール性、透明性および剛性のバランスをより良好なものにするために、二軸に延伸する方法が好ましい。
本発明のプロピレン重合材料を成形したフィルムは、例えば、包装用フィルムとして用いられる。包装用フィルムとしては、例えば、食品包装用フィルム、衣類包装用フィルム等が挙げられ、好ましくは食品包装用フィルムである。
本発明のプロピレン重合材料を成形する際、添加剤やその他の樹脂を添加して成形しても良い。添加剤としては、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、造核剤、防曇剤、アンチブロッキング剤等が挙げられる。その他の樹脂としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂等が挙げられる。
以下、実施例及び比較例によって、本発明をより詳細に説明する。
実施例および比較例における各項目の測定値は、下記の方法で測定した。
なお、下記の(1)における「第一工程で単位時間当たりに得られたポリマー」および下記の(4)における「第一工程で得られたポリマー」とは、後述の実施例1〜4および比較例1、2に記載されている条件で第一工程のみを行い、得られたポリマーである。
(1) プロピレン重合体成分(1)およびプロピレン重合体成分(2)の含有量(単位:重量%)
プロピレン重合体成分(1)の含有量(単位:重量%)=(第一工程で単位時間当たりに得られたポリマーの量(単位:kg/時))/(第二工程で単位時間当たりに得られたポリマーの量(単位:kg/時))×100
プロピレン重合体成分(2)の含有量(単位:重量%)=100重量%−プロピレン重合体成分(1)の含有量(単位:重量%)
(2) プロピレン重合体成分(1)およびプロピレン重合体成分(2)におけるエチレンに由来する単量体単位の含有量(以下、エチレン含量とする)(単位:重量%)
高分子ハンドブック(1995年、紀伊国屋書店発行)の第616頁に記載されているIRスペクトル測定を行い、プロピレン重合体成分(1)におけるエチレン含量を求めた。プロピレン重合体成分(2)におけるエチレン含量は、プロピレン重合体成分(1)の含有量、プロピレン重合体成分(2)の含有量、プロピレン重合材料、プロピレン重合体成分(1)におけるエチレン含量を用いて下記の式[I]から求めた。
(成分(2)のエチレン含量(単位:重量%))=[(プロピレン重合材料のエチレン含量(単位:重量%))×100−(プロピレン重合体成分(1)のエチレン含量(単位:重量%))×(プロピレン重合体成分(1)の含有量(単位:重量%))]/(プロピレン重合体成分(2)の含有量(単位:重量%))[I]
なお、上記式により算出した値がマイナスの値であった場合、プロピレン重合体成分(2)中のエチレン含量はゼロとした。
(3)プロピレン重合体成分(2)における1−ブテンに由来する単量体単位の含有量(以下、1−ブテン含量とする)(単位:重量%)
高分子ハンドブック(1995年、紀伊国屋書店発行)の第619頁に記載されているIRスペクトル測定を行い、プロピレン重合材料における1−ブテン含量を求めた。プロピレン重合体成分(2)における1−ブテン含量は、プロピレン重合体成分(2)の含有量と、プロピレン重合材料における1−ブテン含量を用いて下記の式[II]から求めた。
(プロピレン重合体成分(2)における1−ブテン含量(単位:重量%))=(プロピレン重合材料における1−ブテン含量(単位:重量%))×100/(プロピレン重合体成分(2)の含有量(単位:重量%))[II]
(4)プロピレン重合体成分(1)の極限粘度([η]A)、プロピレン重合体成分(2)の極限粘度([η]B)、およびプロピレン重合材料の極限粘度([η])(単位:dl/g)
第一工程で得られたポリマーと第二工程で得られたポリマーを、ウベローデ型粘度計を用いて135℃のテトラリン中でそれぞれ測定し、「高分子溶液、高分子実験学11」(1982年共立出版株式会社刊)第491頁に記載の計算方法に従って外挿法によって、[η]Aおよび[η]を求めた。
[η]A、[η]、プロピレン重合体成分(1)の含有量(PA(単位:重量%))、プロピレン重合体成分(2)の含有量(PB(単位:重量%))を用いて、下記の式[III]より[η]Bを求めた。
[η]B=([η]AB−[η]A×PA/100)×100/PB [III]
(5)5φ塊化物割合
プロピレン重合材料を、目開き5mmの篩にかけ、穴を通らず篩上部に残った粒子を測定し、以下の式により、篩上部に残った粒子の割合を算出した。
プロピレン重合材料の5φ塊化物割合=篩上部に残った粒子量(mg数で表示)/篩にかけたプロピレン重合材料(kg数で表示)
(6)製造安定性評価
製造安定性を以下のように評価した。
○;プロピレン重合材料の5φ塊化物割合が100以下であり、第二工程で気相流動床反応器からプロピレン重合材料の抜き出し不良は起こらず、配管も閉塞せず、安定した連続製造が可能であった場合。
△;プロピレン重合材料の5φ塊化物割合が100以上であるが、第二工程で気相流動床反応器からプロピレン重合材料を抜き出す際、多少の抜き出し不良はあるものの抜き出し配管の閉塞は発生せず、連続製造が可能であった場合。
×;プロピレン重合材料の5φ塊化物割合が100以上であり、第二工程で気相流動床反応器からプロピレン重合材料を抜き出す際、抜き出し不良による抜き出し配管の閉塞があり製造が困難となり運転を停止した場合。
(7)気相重合反応器における気相部の1−ブテン濃度、ヘキサン濃度およびヘプタン濃度
ガスクロマトグラフィーにより測定を行った。
ガスクロマトグラフィーは、株式会社島津製作所のGC-2014を使用した。
(8)気相重合反応器における1−ブテン分圧
1−ブテン分圧をX MPa、気相重合反応器内の圧力をY MPa、気相部の1−ブテン濃度をZ mol%とし、下記の式[IV]によりXを求めた。
X=Y×Z/100 [IV]
なお、上記の気相重合反応器の圧力とは、絶対圧であり、反応器の圧力計に示されている大気圧に対する相対圧力と大気圧(0.1013MPa)との和である。
[実施例1]
[固体触媒成分の合成]
攪拌機付きの200LSUS製反応容器を窒素で置換した後、ヘキサン80L、テトラブトキシチタン6.55モル、フタル酸ジイソブチル2.8モルおよびテトラブトキシシラン98.9モルを投入し、均一溶液とした。次に、濃度2.1モル/Lのブチルマグネシウムクロリドのジイソブチルエーテル溶液51Lを反応容器内の温度を5℃に保ちながら5時間かけて徐々に滴下した。滴下終了後、室温でさらに1時間攪拌し、室温で固液分離し、回収した固体に対してトルエン70Lで3回洗浄を繰り返した。次いで、スラリー濃度は0.6kg/Lになるようにトルエンを抜き出した後、ジ−n−ブチルエーテル8.9モルと四塩化チタン274モルの混合液を加えた後、更にフタル酸クロライドを20.8モル加え、110℃で3時間反応を行った。反応終了後、同温度で固液分離した後、95℃で、回収した固体に対してトルエン90Lで2回洗浄を行った。次いで、スラリー濃度を0.6kg/Lに調整した後、フタル酸ジイソブチル3.13モル、ジ−n−ブチルエーテル8.9モルおよび四塩化チタン137モルを加え、105℃で1時間反応を行った。反応終了後、同温度で固液分離した後、95℃で、回収した固体に対してトルエン90Lで2回洗浄を行った。次いで、スラリー濃度を0.6kg/Lに調整した後、ジ−n−ジブチルエーテル8.9モルおよび四塩化チタン137モルを加え、95℃で1時間反応を行った。反応終了後、同温度で固液分離し、回収した固体に対して、同温度下で、トルエン90Lで3回洗浄を行った。次いで、スラリー濃度を0.6kg/Lに調整した後、n−ジブチルエーテル8.9モルおよび四塩化チタン137モルを加え、95℃で1時間反応を行った。反応終了後、同温度で固液分離し、回収した固体に対して同温度下で、トルエン90Lで3回洗浄を行い、更にヘキサン90Lで3回洗浄し、減圧乾燥して固体触媒成分11.0kgを得た。固体触媒成分はチタン原子1.89重量%、マグネシウム原子20重量%、フタル酸エステル8.6重量%、エトキシ基0.05重量%、ブトキシ基0.21重量%を含有した微紛のない良好な粒子性状を有していた。
[固体触媒成分の予備活性化]
内容積3Lの攪拌機付きのSUS製オートクレーブに、充分に脱水および脱気処理したn−ヘキサン1.5L、トリエチルアルミニウム27.8ミリモル、t−ブチル−n−プロピルジメトキシシラン2.78ミリモルおよび上記固体触媒成分15gを添加し、槽内温度を5〜15℃に保ちながらプロピレン30gを30分かけて連続的に供給し、予備活性化を行った後、得られた固体触媒成分のスラリーを内容積200Lの攪拌機付きSUS製オートクレーブに移送し、液状ブタン140Lを加えて希釈し、5℃以下の温度で保存した。
[重合]
(第一工程)
内容積163Lの攪拌機付きのSUS製反応器2槽を直列に連結した連続重合の反応器によりプロピレン重合体成分(1)を得た。まず、1槽目の反応器に液状プロピレン25kg/時、エチレン0.23kg/時および水素4.0NL/時を供給し、さらに上記の予備活性化させた固体触媒成分0.65g/時とトリエチルアルミニウム36ミリモル/時、tert−ブチル−n−プロピルジメトキシシラン8.8ミリモル/時を供給し、重合温度を53℃、重合圧力を2.25MPa、実質的な槽内滞留スラリー量を50Lに保持する条件にて液状プロピレンを媒体とするスラリー重合を継続した。得られた重合体を含むスラリーを失活することなく2槽目の反応器に連続的に移送した。2槽目の反応器へは、1槽目から移送される重合体を含むスラリーに加え、液状プロピレン15kg/時、エチレン0.28kg/時および水素2.3NL/時を供給し、重合温度を48℃、重合圧力を2.10MPa、実質的な槽内滞留スラリー量を50Lに保持する条件にて液状プロピレンを媒体とするスラリー重合を継続することにより、プロピレン重合体成分(1)6.5kg/時を得た。得られたプロピレン重合体の組成および物性を表1に示す。得られたプロピレン重合体成分(1)を含むスラリーを失活させることなく第二工程の反応器に連続的に移送した。
(第二工程)
内容積1m3の攪拌機付き気相流動床反応器を用いた。流動床の重合体保持量95kg、重合温度70℃、重合圧力1.3MPa、反応器内部のガス空塔速度0.27m/秒、気相部の水素濃度を0.4mol%、気相部の1−ブテン濃度を27mol%(1−ブテン分圧=0.35MPa)、気相部のヘキサン濃度を0.5mol%以下に保持されるようにプロピレン、水素、1−ブテン、窒素が供給された条件下で、第一工程の反応器から供給されたプロピレン重合体成分(1)を含むスラリーを連続重合することにより、プロピレン重合材料19.1kg/時を得、後処理工程に連続的に移送し、プロピレン重合材料の乾燥および触媒の失活を行った。
得られたプロピレン重合材料の組成および物性を表1に示し、プロピレン重合材料の5φ塊化物割合と製造安定性の評価結果を表2に示す。
[実施例2]
[重合]
(第一工程)
内容積163Lの攪拌機付きのSUS製反応器で連続重合を行うことでプロピレン重合体成分(1)を得た。反応器に液状プロピレン38kg/時、エチレン0.30kg/時および水素6.7NL/時を供給し、さらに実施例1と同様の方法で合成し、予備活性化させた固体触媒成分0.43g/時と、トリエチルアルミニウム26ミリモル/時、tert−ブチル−n−プロピルジメトキシシラン6.8ミリモル/時を供給し、重合温度を55℃、重合圧力を2.25MPa、実質的な槽内滞留スラリー量を35Lに保持する条件にて、液状プロピレンを媒体とするスラリー重合を継続することによりプロピレン重合体成分(1)2.7kg/時を得た。得られたプロピレン重合体成分(1)の組成および物性を表1に示す。得られたプロピレン重合体成分(1)を含むスラリーを失活することなく第二工程の反応器に連続的に移送した。
(第二工程)
表2に示すように、流動床の重合体保持量、反応器内部のガス空塔速度、気相部の1-ブテン濃度および気相部の1-ブテン分圧を変更した以外は、実施例1と同様の方法により、連続重合を実施し、プロピレン重合材料13.3kg/時を得た。得られたプロピレン重合材料の組成および物性は、表1に示すとおりである。
得られたプロピレン重合材料の組成および物性を表1に示し、プロピレン重合材料の5φ塊化物割合と製造安定性の評価結果を表2に示す。
[実施例3]
[重合]
(第一工程)
表2に示すように、液状プロピレン、エチレン、水素、予備活性化された固体触媒成分、トリエチルアルミニウム、tert−ブチル−n−プロピルジメトキシシラン供給量、重合圧力と槽内滞留スラリー量を変更した以外は、実施例2と同様の方法により、連続重合を実施し、プロピレン重合体成分(1)1.9kg/時を得た。得られたプロピレン重合体成分(1)の組成および物性を表1に示す。得られたプロピレン重合体成分(1)を含むスラリーを失活することなく第二工程の反応器に連続的に移送した。
(第二工程)
表2に示すように、流動床の重合体保持量、反応器内部のガス空塔速度、気相部の1-ブテン濃度および気相部の1-ブテン分圧を変更した以外は、実施例1と同様の方法により、連続重合を実施し、プロピレン重合材料17.0kg/時を得た。得られたプロピレン重合材料の組成および物性を表1に示し、プロピレン重合材料の5φ塊化物割合と製造安定性の評価結果を表2に示す。
[実施例4]
[重合]
(第一工程)
表2に示すように、液状プロピレン、エチレン、水素、予備活性化された固体触媒成分、トリエチルアルミニウム、tert−ブチル−n−プロピルジメトキシシラン供給量、重合圧力と槽内滞留スラリー量を変更した以外は、実施例2と同様の方法により、連続重合を実施し、プロピレン重合体成分(1)2.0kg/時を得た。得られたプロピレン重合体成分(1)の組成および物性を表1に示す。得られたプロピレン重合体成分(1)を含むスラリーを失活することなく第二工程の反応器に連続的に移送した。
(第二工程)
表2に示すように、流動床の重合体保持量、反応器内部のガス空塔速度、気相部の1−ブテン濃度および気相部の1-ブテン分圧を変更し、気相部のヘキサンとヘプタンの濃度の合計値が1.0mol%を超えるようにヘキサンとヘプタンを供給した以外は、実施例1と同様の方法により、連続重合を実施し、表1の構造を有するプロピレン重合材料9.8kg/時を得た。得られたプロピレン重合材料の組成および物性を表1に示し、プロピレン重合材料の5φ塊化物割合と製造安定性の評価結果を表2に示す。
[比較例1]
[重合]
(第一工程)
表2に示すように、液状プロピレン、エチレン、水素、予備活性化された固体触媒成分、tert−ブチル−n−プロピルジメトキシシラン供給量と重合圧力と1段目の重合温度を変更した以外は、実施例1と同様の方法により、連続重合を実施し、プロピレン重合体成分(1)5.0kg/時を得た。得られたプロピレン重合体成分(1)の組成および物性を表1に示す。得られたプロピレン重合体成分(1)を含むスラリーを失活することなく第二工程の反応器に連続的に移送した。
(第二工程)
表2に示すように、気相部の1-ブテン濃度および気相部の1-ブテン分圧を変更した以外は、実施例1と同様の方法により、連続重合を実施し、プロピレン重合材料19.1kg/時を得た。得られたプロピレン重合材料の組成および物性を表1に示し、プロピレン重合材料の5φ塊化物割合と製造安定性の評価結果を表2に示す。
[比較例2]
[重合]
(第一工程)
表2に示すように、実施例2と同様の方法により、連続重合を実施し、プロピレン重合体成分(1)2.7kg/時を得た。得られたプロピレン重合体成分(1)の組成および物性を表1に示す。得られたプロピレン重合体成分(1)を含むスラリーを失活することなく第二工程の反応器に連続的に移送した。
(第二工程)
表2に示すように、流動床の重合体保持量、反応器内部のガス空塔速度、気
相部の1-ブテン濃度および気相部の1-ブテン分圧を変更した以外は、実施例1と同様の方法により、連続重合を実施し、表1の構造を有するプロピレン重合体16.8kg/時を得た。得られたプロピレン重合材料の組成および物性を表1に示し、プロピレン重合材料の5φ塊化物割合と製造安定性の評価結果を表2に示す。
Figure 0006561687
Figure 0006561687
※1 表2の式Aとは、ブテン分圧をX MPa、プロピレン重合材料におけるプロピレン重合体成分(1)の含有量をY 重量%(ただし、前記プロピレン重合材料の全量100重量%とする)とするとき、以下の式(A)である。
X=0.0025×Y+0.2850 (A)

Claims (2)

  1. 下記のプロピレン重合体成分(A)11重量%以上35重量%未満と、下記のプロピレン重合体成分(B)65重量%を超え89重量%未満とからなるプロピレン重合材料を、少なくとも2つの工程で製造する製造方法であって(ただし、前記プロピレン重合材料の全量を100重量%とする)、下記第一工程および下記第二工程を有する方法。
    反応器中で少なくともプロピレンとエチレンを重合して、前記プロピレン重合体成分(A)を製造する第一工程、
    反応器中で前記プロピレン重合体成分(A)の存在下、下記の要件(a)を満たす条件で、少なくともプロピレンと炭素数4以上のα−オレフィンを気相中で重合し、前記プロピレン重合体成分(B)を製造する第二工程。
    プロピレン重合体成分(A):プロピレンに由来する単量体単位とエチレンに由来する単量体単位を有し、プロピレンに由来する単量体単位の含有量が90重量%以上99重量%以下であり、エチレンに由来する単量体単位の含有量が1重量%以上10重量%以下である(ただし、プロピレンに由来する単量体単位の含有量と、エチレンに由来する単量体単位の含有量との合計を100重量%とする)プロピレン−エチレン共重合体成分(A1)、またはプロピレンに由来する単量体単位とエチレンに由来する単量体単位と炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位とを有し、プロピレンに由来する単量体単位の含有量が85重量%以上98.9重量%以下であり、エチレンに由来する単量体単位の含有量が1重量%以上10重量%以下であり、炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量が0.1重量%以上5重量%以下である(ただし、プロピレンに由来する単量体単位の含有量と、エチレンに由来する単量体単位の含有量と、炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量との合計を100重量%とする)プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(A2)
    プロピレン重合体成分(B):プロピレンに由来する単量体単位と炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位を有し、プロピレンに由来する単量体単位の含有量が、50重量%以上80重量%以下であり、炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量が、20重量%以上50重量%以下である(ただし、プロピレンに由来する単量体単位の含有量と、炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量との合計を100重量%とする)プロピレン−α−オレフィン共重合体成分(B1)、またはプロピレンに由来する単量体単位とエチレンに由来する単量体単位と炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位とを有し、プロピレンに由来する単量体単位の含有量が40重量%以上79.9重量%以下であり、エチレンに由来する単量体単位の含有量が0.1重量%以上10重量%以下であり、炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量が20重量%以上50重量%以下である(ただし、プロピレンに由来する単量体単位の含有量と、エチレンに由来する単量体単位の含有量と、炭素数4以上のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量との合計を100重量%とする)プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体成分(B2)
    要件(a):第二工程の反応器内の気相における炭素数4以上のα−オレフィンの分圧が、0.10MPa以上であり、かつ前記分圧をX MPa、前記プロピレン重合材料における前記プロピレン重合体成分(A)の含有量をY 重量%(ただし、前記プロピレン重合材料の全量100重量%とする)とするとき、下記の式(1)を満たす。
    X≦0.0025×Y+0.2850 (1)
  2. 請求項1に記載のプロピレン重合材料の製造方法であって、炭素数6以上の飽和炭化水素を用い、第二工程の反応器内の気相における前記飽和炭化水素の濃度が1.0mol%以下である製造方法。
JP2015168827A 2014-08-29 2015-08-28 プロピレン重合材料の製造方法 Active JP6561687B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015168827A JP6561687B2 (ja) 2014-08-29 2015-08-28 プロピレン重合材料の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014175090 2014-08-29
JP2014175090 2014-08-29
JP2015168827A JP6561687B2 (ja) 2014-08-29 2015-08-28 プロピレン重合材料の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016050316A JP2016050316A (ja) 2016-04-11
JP6561687B2 true JP6561687B2 (ja) 2019-08-21

Family

ID=54007644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015168827A Active JP6561687B2 (ja) 2014-08-29 2015-08-28 プロピレン重合材料の製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9434806B2 (ja)
EP (1) EP2998323B1 (ja)
JP (1) JP6561687B2 (ja)
CN (1) CN105384860B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018025864A1 (ja) * 2016-08-03 2018-02-08 住友化学株式会社 ヘテロファジックプロピレン重合材料の製造方法
JP6775696B2 (ja) * 2017-05-04 2020-10-28 バーゼル・ポリオレフィン・イタリア・ソチエタ・ア・レスポンサビリタ・リミタータ プロピレン系重合体組成物
JP7453801B2 (ja) 2020-02-14 2024-03-21 住友化学株式会社 プロピレン重合体の製造方法

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61287904A (ja) 1985-06-14 1986-12-18 Sumitomo Chem Co Ltd α−オレフイン重合体の製造方法
JPS61218606A (ja) 1985-03-25 1986-09-29 Sumitomo Chem Co Ltd α−オレフイン重合体の製造法
MY104507A (en) * 1989-10-31 1994-04-30 Union Carbide Chemicals And Plastics Co Inc Process for the preparation of random copolymers.
JP2950168B2 (ja) 1993-12-08 1999-09-20 住友化学工業株式会社 α−オレフィン重合用触媒ならびにα−オレフィン重合体の製造方法
IT1269914B (it) 1994-03-24 1997-04-16 Himonty Inc Composizioni verniciabili di copolimeri cristallini del propilene aventi bassa temperatura di saldabilita'
ATE256714T1 (de) * 1997-06-24 2004-01-15 Borealis Tech Oy Verfahren zur herstellung von heterophasigem propylencopolymer
US6395831B1 (en) 1998-08-20 2002-05-28 Baselltech Usa Inc. Crystalline propylene copolymer compositions having improved sealability and optical properties and reduced solubility
JP2001354814A (ja) * 2000-06-16 2001-12-25 Chisso Corp プロピレン系樹脂シート
JP4655344B2 (ja) * 2000-08-30 2011-03-23 住友化学株式会社 プロピレン系共重合体とその製造方法およびそのプロピレン系共重合体からなるフィルム
JP2003176321A (ja) 2001-12-12 2003-06-24 Sumitomo Chem Co Ltd ポリプロピレン系延伸フィルム
JP4250993B2 (ja) * 2002-03-29 2009-04-08 住友化学株式会社 ポリプロピレン系樹脂組成物及びフィルム
CN1269893C (zh) 2002-03-29 2006-08-16 住友化学工业株式会社 以丙烯为基础的树脂组合物与由其生产的薄膜
JP4085733B2 (ja) 2002-08-06 2008-05-14 住友化学株式会社 α−オレフィン重合触媒およびα−オレフィン共重合体の製造方法
EP1697445A1 (en) * 2003-12-24 2006-09-06 Petroquimica Cuyo S.A.I.C. Sealing layer resin compositions
SG150519A1 (en) * 2007-02-01 2009-03-30 Sumitomo Chemical Co Propylene-based copolymer material, film made therefrom, and method for producing propylene-based copolymer material
JP2008260827A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Japan Polypropylene Corp プロピレン系ブロック共重合体及びその製造方法
JP2008260826A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Japan Polypropylene Corp プロピレン系ブロック共重合体及びその製造方法
JP2011052124A (ja) 2009-09-02 2011-03-17 Sumitomo Chemical Co Ltd ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれからなるフィルム
JP5907477B2 (ja) * 2012-09-07 2016-04-26 日本ポリプロ株式会社 プロピレン系ブロック共重合体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2998323B1 (en) 2018-06-06
US20160060378A1 (en) 2016-03-03
CN105384860A (zh) 2016-03-09
EP2998323A1 (en) 2016-03-23
JP2016050316A (ja) 2016-04-11
US9434806B2 (en) 2016-09-06
CN105384860B (zh) 2019-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3080171B1 (en) Multistage process for producing polyethylene compositions
EP3080168B1 (en) Multistage process for producing polyethylene compositions
JP5169262B2 (ja) プロピレン系共重合体材料、それからなるフィルム、およびプロピレン系共重合体材料の製造方法
WO2012034869A1 (en) Process for producing polyethylene with improved homogeneity
JP4655344B2 (ja) プロピレン系共重合体とその製造方法およびそのプロピレン系共重合体からなるフィルム
JP6561687B2 (ja) プロピレン重合材料の製造方法
JP5206395B2 (ja) ポリプロピレン系共重合体、およびそれからなるフィルム
JP2003176321A (ja) ポリプロピレン系延伸フィルム
JP4250993B2 (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物及びフィルム
JP2011057852A (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物およびそのフィルム
JP2008266502A (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれを含有してなるフィルム
JP4182291B2 (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物及びフィルム
JP2004002760A (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物及びフィルム
JP4182292B2 (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物及びフィルム
JP2010053341A (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれからなるフィルム
JP4946525B2 (ja) プロピレン共重合体
JP4940717B2 (ja) ポリプロピレンシートまたはポリプロピレンフィルム
JP2007333846A (ja) 加熱収縮フィルム
JP2022083825A (ja) プロピレン重合体組成物、および、フィルム
JP2010155965A (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれからなるフィルム
JP2010285530A (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれからなるフィルム
JP2010209308A (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれからなるフィルム
JP2010155964A (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれからなるフィルム
JP2010121110A (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれからなるフィルム
JP2008195928A (ja) シーラントフィルム用樹脂およびそれからなるフィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190708

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6561687

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350