JP4946525B2 - プロピレン共重合体 - Google Patents

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Description

本発明は、プロピレン共重合体に関するものである。さらに詳細には、高温下での寸法安定性および剛性に優れるプロピレン共重合体に関するものである。
従来から、ポリプロピレン系フィルムは、光学特性や機械特性に優れていることから、食品等の包装材料として用いられている。例えば、特表10−506952号公報には、高分子量、広い分子量分散および向上したコモノマー分散を有するプロピレン−α−オレフィン共重合体の組成物であって、プロピレンとα−オレフィンコモノマーとの高分子量の共重合体を製造する工程A)、次いで工程A)からの共重合体にプロピレンとα−オレフィンコモノマーを追加して低分子量の共重合体を製造する工程B)によって調整され、高分子量の共重合体(A)と低分子量の共重合体(B)との割合が40/60〜70/30である共重合体の混合物が記載されている。
また、特開2002−275328号公報には、二軸延伸フィルムを製造する際に、延伸斑の発生が少ないポリプロピレン樹脂組成物であって、プロピレン単独重合体20〜60重量%と、プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体40〜80重量%とから構成されているポリプロピレン樹脂組成物が記載されている。
特表10−506952号公報 特開2002−275328号公報
しかし、上記の公報に記載されているポリプロピレン樹脂組成物をフィルムやシート、または延伸フィルムにした場合、その高温下での寸法安定性および剛性については、さらなる改良が望まれていた。
かかる状況の下、本発明の目的は、高温下での寸法安定性および剛性に優れるプロピレン共重合体を提供することにある。
本発明者等は、かかる実状に鑑み、鋭意検討の結果、本発明が、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の一は、
プロピレン単独重合体成分(A1)0.1〜15重量%と、プロピレンと炭素数4以上のα−オレフィンの共重合体成分(B1)85〜99.9重量%とを含有するプロピレン共重合体であって(ただし、前記成分(A1)の重量と前記成分(B1)の重量の合計を100重量%とする)、
前記成分(A1)が第一工程で製造され前記成分(B1)が第二工程で製造されてなり、
前記成分(B1)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量が0.1〜5重量%(ただし、前記成分(B1)の全重量を100重量%とする)である
プロピレン共重合体に係るものである。
また、本発明の一は、
プロピレンと炭素数4以上のα−オレフィン共重合体成分(A2)0.1〜15重量%と、プロピレンと炭素数4以上のα−オレフィン共重合体成分(B2)を85〜99.9重量%とを含有するプロピレン共重合体であって(ただし、前記成分(A2)の重量と前記成分(B2)の重量の合計を100重量%とする)、
前記成分(A2)が第一工程で製造され前記成分(B2)が第二工程で製造されてなり、
前記成分(A2)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量が0.1〜5重量%であり(ただし、前記成分(A2)の全重量を100重量%とする)、
前記成分(B2)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量が0.2〜5重量%であり(ただし、前記成分(B2)の全重量を100重量%とする)、
前記成分(B2)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量が前記成分(A2)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量より多い
プロピレン共重合体に係るものである。
さらに、本発明の一は、
上記のプロピレン共重合体からなるフィルムまたはシート、および、そのフィルムまたはシートを二軸に延伸してなる二軸延伸フィルムに係るものである。
本発明によれば、高温下での寸法安定性および剛性に優れるプロピレン共重合体を得ることができる。
本発明の一は、
プロピレン単独重合体成分(A1)0.1〜15重量%と、プロピレンと炭素数4以上のα−オレフィンの共重合体成分(B1)85〜99.9重量%とを含有するプロピレン共重合体であって(ただし、前記成分(A1)の重量と前記成分(B1)の重量の合計を100重量%とする)、
前記成分(A1)が第一工程で製造され前記成分(B1)が第二工程で製造されてなり、
前記成分(B1)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量が0.1〜5重量%(ただし、前記成分(B1)の全重量を100重量%とする)である
プロピレン共重合体である。
成分(A1)の含有量は0.1〜15重量%であり、好ましくは1〜15重量%、より好ましくは1〜10重量%である(すなわち、成分(B1)の含有量は85〜99.9重量%であり、好ましくは85〜99重量%、より好ましくは90〜99重量%である)。成分(A1)の含有量が0.1重量%未満の場合(すなわち、成分(B1)の含有量が99.9重量%を超えた場合)、フィルムの加熱収縮率が大きくなったり、剛性(ヤング率)が小さくなったりすることがあり、15重量%を超えた場合(すなわち、成分(B1)の含有量が85重量%未満の場合)、延伸性が悪化することがある。
成分(B1)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量は0.1〜5重量%であり、好ましくは0.1〜4重量%、より好ましくは1〜4重量%である。前記α−オレフィンの含有量が0.1重量%未満の場合、延伸性が悪化することがあり、5重量%を超えた場合、フィルムの加熱収縮率が大きくなったり、剛性(ヤング率)が小さくなったりすることがある。
また、本発明の一は、
プロピレンと炭素数4以上のα−オレフィン共重合体成分(A2)0.1〜15重量%と、プロピレンと炭素数4以上のα−オレフィン共重合体成分(B2)を85〜99.9重量%とを含有するプロピレン共重合体であって(ただし、前記成分(A2)の重量と前記成分(B2)の重量の合計を100重量%とする)、
前記成分(A2)が第一工程で製造され前記成分(B2)が第二工程で製造されてなり、
前記成分(A2)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量が0.1〜5重量%であり(ただし、前記成分(A2)の全重量を100重量%とする)、
前記成分(B2)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量が0.2〜5重量%であり(ただし、前記成分(B2)の全重量を100重量%とする)、
前記成分(B2)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量が前記成分(A2)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量より多い
プロピレン共重合体である。
成分(A2)の含有量は0.1〜15重量%であり、好ましくは1〜15重量%、より好ましくは1〜10重量%である(すなわち、成分(B2)の含有量は85〜99.9重量%であり、好ましくは85〜99重量%、より好ましくは90〜99重量%である)。成分(A2)の含有量が0.1重量%未満の場合(すなわち、成分(B2)の含有量が99.9重量%を超えた場合)、フィルムの加熱収縮率が大きくなったり、剛性(ヤング率)が小さくなったりすることがあり、15重量%を超えた場合(すなわち、成分(B2)の含有量が85重量%未満の場合)、延伸性が悪化することがある。
成分(A2)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量は0.1〜5重量%であり、好ましくは0.1〜4重量%、より好ましくは0.1〜3重量%である。前記α−オレフィン含有量が5重量%を超えた場合、フィルムの加熱収縮率が大きくなったり、剛性(ヤング率)が小さくなったりすることがある。
成分(B2)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量は0.2〜5重量%であり、好ましくは0.2〜4重量%、より好ましくは1〜4重量%である。前記α−オレフィン含有量が5重量%を超えた場合、フィルムの加熱収縮率が大きくなったり、剛性(ヤング率)が小さくなったりすることがある。
成分(A2)、成分(B1)または成分(B2)で用いられる炭素数4以上のα−オレフィンとして、好ましくは炭素数4〜20のα−オレフィンであり、より好ましくは炭素数4〜12のα−オレフィンであり、例えば、1−ブテン、2−メチル−1−プロペン、1−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、2−エチル−1−ブテン、2,3−ジメチル−1−ブテン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、1−ヘプテン、2−メチル−1−ヘキセン、2,3−ジメチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ペンテン、2,3,4−トリメチル−1−ブテン、2−メチル−3−エチル−1−ブテン、1−オクテン、5−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ヘキセン、3,3ジメチル−1−ヘキセン、2−プロピル−1−ヘプテン、2−メチル−3−エチル−1−ヘプテン、2,3,4−トリメチル−1−ペンテン、2−プロピル−1−ペンテン、2,3−ジエチル−1−ブテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン等が挙げられる。
好ましくは、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンであり、より好ましくは、共重合性や経済性等の観点から、1−ブテン、1−ヘキセンである。
本発明のプロピレン共重合体の20℃キシレン可溶成分量(CXS)としては、フィルムの加熱収縮率が大きくなるのを防止するという観点や、剛性(ヤング率)が小さくなるのを防止するという観点から、好ましくは3重量%以下であり、より好ましくは2重量%以下、さらに好ましくは1重量%以下である。
本発明のプロピレン共重合体のメルトフローレート(MFR)としては、押出加工時の流動性を高めるという観点や、延伸時の破断を防止するという観点から、好ましくは0.1〜20g/10分であり、より好ましくは0.1〜10g/10分であり、さらに好ましくは1〜5g/10分である。
本発明のプロピレン共重合体の製造方法としては、公知の重合用触媒を用いて公知の重合法方によって製造する方法が挙げられる。
公知の重合触媒としては、例えば、
(1)マグネシウム、チタンおよびハロゲンを必須成分とする固体触媒成分等からなるTi−Mg系触媒、
(2)マグネシウム、チタンおよびハロゲンを必須成分とする固体触媒成分に、有機アルミニウム化合物と、必要に応じて電子供与性化合物等の第3成分とを組み合わせた触媒系(3)メタロセン系触媒等が挙げられる。
好ましくはマグネシウム、チタンおよびハロゲンを必須成分とする固体触媒成分に、有機アルミニウム化合物と電子与性化合物とを組み合わせた触媒系である。
マグネシウム、チタンおよびハロゲンを必須成分とする固体触媒成分としては例えば、特開昭61−218606号公報、特開昭61−287904号公報、特開平7−216017号公報等に記載された触媒系が挙げられる。
有機アルミニウム化合物としては、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリエチルアルミニウムとジエチルアルミニウムクロライドの混合物およびテトラエチルジアルモキサン等が挙げられる。
電子供与性化合物としては、tert−ブチル−n−プロピルジメトキシシラン、tert−ブチルエチルジメトキシシラン、ジシクロペンチルジメトキシシラン、シクロヘキシルエチルジメトキシシラン等が挙げられる。
本発明のプロピレン共重合体の製造方法は、前記成分(A1)を製造する第一工程と前記成分(B1)を製造する第二工程とを有する製造方法、または、前記成分(A2)を製造する第一工程と前記成分(B2)を製造する第二工程とを有する製造方法である。
前記成分(A1)または前記成分(A2)を製造する第一工程としては、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの炭化水素に代表される不活性溶剤を用いる溶剤重合法、液状のモノマーを溶剤として用いる塊状重合法、気体のモノマー中で行う気相重合法等が挙げられ、製造されたプロピレン共重合体の後処理が容易であるということから、好ましくは塊状重合法または気相重合法である。
第一工程の重合温度は、生産性を向上させるという観点や、前記成分(A1)と前記成分(B1)の含有量の制御、または前記成分(A2)と前記成分(B2)の含有量の制御を行いやすいという観点から、通常20〜150℃であり、好ましくは35〜95℃である。
前記成分(B1)または前記成分(B2)を製造する第二工程としては、第一工程を行った重合槽と同一の重合槽で、引き続いて第二工程を行う場合や、第一工程を行った重合槽と異なる重合槽へ第一工程で製造された重合体を移送して、異なる重合槽で、引き続いて第二工程を行う場合が挙げられる。
第二工程の重合法としては、第一工程と同様の溶剤重合法、塊状重合法、気相重合法等が挙げられる。第二工程が、第一工程と異なる重合槽で行われる場合、第一工程と第二工程の重合方法としては、溶剤重合法、塊状重合法、気相重合法から選ばれる任意の組み合わせからなる重合法が挙げられる。
重合触媒の重合活性を高めるという観点や、製造されたプロピレン共重合体の後処理が容易であるということから、好ましくは、第一工程および第二工程のいずれもが塊状重合法または気相重合法である製造方法、または、塊状重合法と気相重合法の組み合わせからなる製造方法である。
第二工程の重合温度は、第一工程の重合温度と同一でも良く、異なっていても良く、通常20〜150℃であり、好ましくは35〜95℃である。
本発明のプロピレン共重合体には、製造後に必要に応じて、触媒の失活、脱溶剤、脱モノマー、乾燥、造粒等の後処理を行っても良い。
本発明のプロピレン共重合体には、必要に応じて添加剤やその他の樹脂を添加してもよい。
添加剤としては、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収材、帯電防止剤、滑剤、造核剤、防曇剤、アンチブロッキング剤等が挙げられる。
その他の樹脂としては、ポリエチレン系樹脂や、本発明で用いられるプロピレン共重合体以外のポリオレフィン系樹脂が挙げられる。
本発明のフィルムまたはシートは、本発明のプロピレン共重合体を単独でフィルムまたはシートにしても良く、異なる樹脂との多層フィルムまたは多層シートの少なくとも1層に本発明のプロピレン共重合体を用いて多層フィルムまたは多層シートにしても良い。
本発明のフィルムまたはシートの製造方法としては、インフレーション法、Tダイ法、カレンダー法等が挙げられる。多層フィルムの製造方法としては、押出ラミネート法、熱ラミネート法、ドライラミネート法等が挙げられる。
また、本発明の延伸フィルムは、本発明のフィルムまたはシートを少なくとも一軸に延伸してなる延伸フィルムであり、延伸方法としては、例えば、ロール延伸法、テンター延伸法、チューブラー延伸法等により一軸または二軸に延伸する方法が挙げられる。
本発明のフィルムとして好ましくは、透明性や剛性の物性バランスの観点から、未延伸フィルム、押出ラミネート法によって製造される多層フィルム、または二軸延伸方法によって製造される二軸延伸フィルムである。
以下、実施例および比較例を用いて、本発明を具体的に説明する。実施例および比較例で用いた試料の調整方法および物性の測定方法を下記に示した。
(1)プロピレン共重合体の成分(A1)と成分(B1)、および成分(A2)と成分(B2)の含有量(単位:重量%)
プロピレン共重合体を製造した時の物質収支から求めた。
(2)1−ブテン含有量(単位:重量%)
高分子分析ハンドブック(1995年、紀伊国屋書店発行)の第619頁に記載されているIRスペクトル測定を行い、1−ブテン含有量を求めた。
成分(B1)または成分(B2)に含有される1−ブテンの含有量は、成分(A1)または成分(A2)の含有量と、成分(A1)または成分(A2)に含有される1−ブテン含有量を用いて次式によって計算した。
{プロピレン共重合体の1−ブテン含有量(重量%)×100−成分(A)の1−ブテン含有量(重量%)×成分(A)の含有量(重量%)}/{成分(B)の含有量(重量%)}
(なお、上記式中、成分(A)とは成分(A1)または成分(A2)を表し、成分(B)とは成分(B1)または成分(B2)を表す。)
(3)極限粘度([η]、単位:dl/g)
ウベローデ型粘度計を用いて135℃テトラリン中で測定を行った。成分(A1)、成分(A2)、成分(B1)、成分(B2)の極限粘度([η]A1、[η]A2、[η]B1、[η]B2
第一工程で成分(A1)または成分(A2)の重合終了後に測定した極限粘度[η]A1または[η]A2と、第二工程の重合終了後に測定した極限粘度[η]AB、および成分(A1)の重量割合(PA1(重量%))または成分(A2)の重量割合(PA2(重量%))、成分(B1)の重量割合(PB1(重量%))または成分(B2)の重量割合(PB2(重量%))から、次式によって成分(B1)の極限粘度[η]B1または成分(B2)の極限粘度[η]B2を求めた。
[η]B=([η]AB−[η]A×PA/100)×100/PB
(なお、上記式中、[η]Aは[η]A1または[η]A2を表し、[η]Bは[η]B1または[η]B2を表し、PAはPA1またはPA2を表し、PBはPB1またはPB2を表す。)
(4)20℃キシレン可溶成分量(CXS、単位:重量%)
試料1gを沸騰キシレン100mlに完全に溶解させた後、20℃に降温、4時間放置した。その後、これを析出物と溶液とに濾別し、濾液を乾固して減圧下70℃で乾燥し、残存物を得た。得られた残存物の重量を測定して、20℃キシレン可溶成分量(CXS)を求めた。
(5)メルトフローレート(MFR、単位:g/10分)
JIS K7210に従い、温度230℃、荷重21.18Nで測定した。
(6)融点(Tm、単位:℃)
プロピレン共重合体を熱プレス成形(230℃で5分間予熱後、3分間かけて50kgf/cm2まで昇圧し2分間保圧した後、30℃、30kgf/cm2で5分間冷却)して、厚さ0.5mmのシートを作成した。示差走査型熱量計(パーキンエルマー社製、DSC−7型)を用い、作成されたシートの10mgを窒素雰囲気下220℃で5分間熱処理後、降温速度300℃/分で150℃まで冷却し、150℃において1分間保温し、さらに降温速度5℃/分で50℃まで冷却し、50℃において1分間保温した後、50℃から180℃まで昇温速度5℃/分で加熱した際に得られた融解曲線において、最大吸熱ピークを示す温度(℃)を測定した。
(7)加熱収縮率(単位:%)
長軸が縦方向(MD)と平行になるように、A4サイズのフィルムを採取し、縦方向(MD)および横方向(TD)にそれぞれ20cmの標線を引き、規定温度に保温しているオーブン中で吊るして15分間保持した。その後、フィルムを取り出し、室温にて30分間冷却した後に、試験片の標線長さを測定した。各方向に対する加熱収縮率を、次の計算式から算出した。
加熱収縮率(%)={(20−加熱後の標線長さ)/20}×100
加熱収縮率が小さいことは、高温下での寸法安定性に優れることを示す。
(8)剛性(ヤング率、単位:MPa)
長さ120mm、幅20mmの試験片の長手方向をフィルムの縦方向(MD)に一致させて試験片を採取し、また、長さ120mm、幅20mmの試験片の長手方向をフィルムの横方向(TD)に一致させて試験片を採取し、採取されたそれぞれの試験片について、引張試験機によってチャック間隔60mm、引張速度5mm/分の条件で、S−S曲線をとり、初期弾性率(ヤング率)を測定した。
[実施例1]
[固体触媒の合成]
内容積200Lの攪拌機付きのSUS製反応容器を窒素で置換した後、ヘキサン80L、テトラブトキシチタン6.55モル、フタル酸ジイソブチル2.8モルおよびテトラブトキシシラン98.9モルを投入し均一溶液とした。次に濃度2.1モル/Lのブチルマグネシウムクロリドのジイソブチルエーテル溶液51Lを反応容器内の温度を5℃に保ちながら5時間かけて徐々に滴下した。滴下終了後室温でさらに1時間攪拌した後、室温で固液分離し、トルエン70Lで3回洗浄を繰り返した。
次いで、スラリー濃度が0.6kg/Lになるようにトルエンを抜き出した後、n−ブチルエーテル8.9モルと四塩化チタン274モルの混合液を加えた後、更にフタル酸クロライドを20.8モル加え110℃で3時間反応を行った。反応終了後、95℃のトルエンで2回洗浄を行った。
次いで、スラリー濃度を0.6kg/Lに調整した後、フタル酸ジイソブチル3.13モル、n−ジブチルエーテル8.9モルおよび四塩化チタン137モルを加え、105℃で1時間反応を行った。反応終了後、同温度で固液分離した後、95℃のトルエン90Lで2回洗浄を行った。
次いで、スラリー濃度を0.6kg/Lに調整した後、n−ジブチルエーテル8.9モルおよび四塩化チタン137モルを加え、95℃で1時間反応を行った。反応終了後、同温度で固液分離し、同温度でトルエン90Lで3回洗浄を行った。
次いで、スラリー濃度を0.6kg/Lに調整した後、n−ジブチルエーテル8.9モルおよび四塩化チタン137モルを加え、95℃で1時間反応を行った。
反応終了後、同温度で固液分離し、同温度でトルエン90Lで3回洗浄を行った後、更にヘキサン90Lで3回洗浄した後、減圧乾燥して固体触媒成分11.0kgを得た。
固体触媒成分はチタン原子1.89重量%、マグネシウム原子20重量%、フタル酸エステル8.6重量%、エトキシ基0.05重量%、ブトキシ基0.21重量%を含有した微紛のない良好な粒子性状を有していた。
[固体触媒の予備活性化]
内容積3Lの攪拌機付きのSUS製オートクレーブに充分に脱水、脱気処理したn−ヘキサン1.5L、トリエチルアルミニウム37.5ミリモル、t−ブチル−n−プロピルジメトキシシラン3.75ミリモルおよび上記固体触媒成分15gを添加し、槽内温度を5〜15℃に保ちながらプロピレン15gを30分かけて連続的に供給し予備活性化を行った後、得られた固体触媒スラリーを内容積200Lの攪拌機付きSUS製オートクレーブに移送し、液状ブタン140Lを加えて希釈し5℃以下の温度で保存した。
[プロピレン共重合体の重合]
(第一工程)
内容積40Lの攪拌機付きのSUS製重合槽において、液状プロピレン35Kg/hr、および気相部の濃度が2.5vol%に保持される量の水素を供給し、さらに予備活性化された固体触媒成分0.6g/hr、トリエチルアルミニウム47mmol/hr、およびt−ブチル−n−プロピルジメトキシシラン5mmol/hrを供給し、重合温度を60℃、実質的な槽内滞留スラリー量を20Lに保持する条件にて液状プロピレンを媒体とするスラリー重合を継続した。この時のプロピレン重合体生成量は1.1Kg/hrであり、重合体の一部を分析した結果[η]は1.9dl/gであった。得られた重合体を含むスラリーは失活することなく第二工程重合槽へ連続的に移送した。
(第二工程)
内容積1m3の攪拌機付き気相流動床反応器において、流動床の重合体保持量80Kg、重合温度80℃、重合圧力1.8MPa、気相部の水素濃度を0.5vol%、気相部の1−ブテン濃度を2.7vol%に保持するようにプロピレン、水素、1−ブテンが供給された条件下に、第一工程反応器より移送される固体触媒成分含有重合体を供給し連続重合を継続することにより重合体21.3Kg/hrを得た。重合体の1−ブテン含量は2.5重量%、[η]は2.0dl/gであった。第一工程での重合体(A1成分)と第二工程での重合体(B1成分)の重量比は各工程での重合体生成量より5/95であり、B1成分の1−ブテン含量は2.63重量%、[η]は2.0dl/gであった。
[プロピレン共重合体のペレット化]
得られたプロピレン共重合体の粉末100重量部に対してハイドロタルサイト 0.01重量部、イルガノックス1010(チバスペシャリティーケミカルズ社製) 0.15重量部、イルガフォス168(チバスペシャリティーケミカルズ社製) 0.10重量部を混合して溶融混練してペレットを得た。得られたペレットの物性を表2に示した。
[二軸延伸フィルムの作成]
65mmφのスクリューを有するTダイ押出機を用いて、上記で得られたペレットを260℃で溶融押出を行い、次いで30℃の冷却ロールで急冷してシートを得た。このシートを145℃で加熱しながら縦延機のロール周速差により縦方向に5倍延伸し、次いで加熱炉にて延伸温度157℃で横方向に8倍延伸した後、165℃で熱処理を行い、25μmの二軸延伸フィルムを得た。得られたフィルムの物性を表3に示した。
[実施例2]
固体触媒および固体触媒の予備活性化は実施例1と同様の触媒および同様の方法で実施した。
(第一工程)
内容積40Lの攪拌機付きのSUS製重合槽において、液状プロピレン35Kg/hr、1−ブテン2.0Kg/Hrおよび気相部の濃度が3.3vol%に保持される量の水素を供給し、さらに予備活性化された固体触媒成分0.6g/hr、トリエチルアルミニウム51mmol/hr、およびt−ブチル−n−プロピルジメトキシシラン5mmol/hrを供給し、重合温度を60℃、実質的な槽内滞留スラリー量を20Lに保持する条件にて液状プロピレンを媒体とするスラリー重合を継続した。この時の重合体生成量は1.2Kg/hrであり、重合体の一部を分析した結果1−ブテン含量は2.0重量%、[η]は1.8dl/gであった。得られた重合体を含むスラリーは失活することなく第二工程重合槽へ連続的に移送した。
(第二工程)
内容積1m3の攪拌機付き気相流動床反応器において、流動床の重合体保持量60Kg、重合温度80℃、重合圧力1.8MPa、気相部の水素濃度を0.5vol%、気相部の1−ブテン濃度を2.7vol%に保持するようにプロピレン、水素、1−ブテンが供給された条件下に、第一工程反応器より移送される固体触媒成分含有重合体を供給し連続重合を継続することにより重合体22.3Kg/hrを得た。重合体の1−ブテン含量は2.5重量%であった。第一工程での重合体(A2成分)と第二工程での重合体(B2成分)の重量比は各工程での重合体生成量より5/95であり、B1成分の1−ブテン含量は2.53重量%、[η]は2.0dl/gであった。
重合方法を変更してプロピレン−1−ブテン共重合体を得た以外は、実施例1と同様の方法で、ペレットおよび二軸延伸フィルムを得た。得られたペレットの基本物性および二軸延伸フィルムの物性をそれぞれ表2および表3に示した。
[実施例3]
固体触媒および固体触媒の予備活性化は実施例1と同様の触媒および同様の方法で実施した。
(第一工程)
実施例1と同様の方法で重合を行い、2.14dl/gのプロピレン単独重合体を得た。得られた重合体を含むスラリーは失活することなく第二工程用の重合層へ連続的に移送した。
(第二工程)
1−ブテンの濃度を変更した以外は、実施例2と同様の方法で重合を実施し、1−ブテン含量は3.2重量%、[η]は2.14dl/gであった。
第一工程での重合体(A1成分)と第二工程での重合体(B1成分)の重量比は各工程での重合体生成量より7/93であり、B1成分の1−ブテン含量は3.4重量%、[η]は2.14dl/gであった。
重合方法を変更してプロピレン−1−ブテン共重合体を得た以外は、実施例1と同様の方法で、ペレットおよび二軸延伸フィルムを得た。得られたペレットの基本物性および二軸延伸フィルムの物性をそれぞれ表2および表3に示した。
[比較例1]
固体触媒および固体触媒の予備活性化は実施例1と同様の触媒および同様の方法で実施した。
内容積1m3の攪拌機付き気相流動床反応器において、流動床の重合体保持量80Kg、重合温度80℃、重合圧力1.8MPa、気相部の水素濃度を1.6vol%、気相部の1−ブテン濃度を1.1vol%に保持するようにプロピレン、水素、1−ブテンが供給された条件下に、予備活性化された固体触媒成分0.93g/h、トリエチルアルミニウム48ミリモル/hr、t−ブチル−n−プロピルジメトキシシラン6ミリモル/hrを供給しながら、連続気相重合を行うことにより、プロピレン共重合体23.3Kg/hrを得た。得られた重合体の1−ブテン含有量は、2.2重量%、[η]は1.9dl/gであった。
重合方法を変更してプロピレン−1−ブテン共重合体を得た以外は、実施例1と同様の方法で、ペレットおよび二軸延伸フィルムを得た。得られたペレットの基本物性および二軸延伸フィルムの物性をそれぞれ表2および表3に示した。
[比較例2]
固体触媒および固体触媒の予備活性化は実施例1と同様の触媒および同様の方法で実施した。
(第一工程)
1−ブテンの濃度を変更した以外は実施例2と同様の方法で重合を行い、1−ブテン含量は2.0重量%、[η]は2.24dl/gの共重合体を得た。得られた共重合体を含むスラリーは失活することなく第二工程用の重合層へ連続的に移送した。
(第二工程)
1−ブテンの濃度を変更した以外は、実施例2と同様の方法で重合を実施し、1−ブテン含量は5.8重量%、[η]は2.20dl/gであった。
第一工程での重合体(A2成分)と第二工程での重合体(B2成分)の重量比は各工程での重合体生成量より11/89であり、B2成分の1−ブテン含量は6.3重量%、[η]は2.20dl/gであった。
重合方法を変更してプロピレン−1−ブテン共重合体を得た以外は、実施例1と同様の方法で、ペレットおよび二軸延伸フィルムを得た。得られたペレットの基本物性および二軸延伸フィルムの物性をそれぞれ表2および表3に示した。
Figure 0004946525

Figure 0004946525
Figure 0004946525
本発明の要件を満足する実施例1、2の二軸延伸フィルムは、高温下での寸法安定性および剛性に優れるものであることが分かる。
これに対して、本発明の要件である成分A1または成分A2を含まない比較例1、2は高温での寸法安定性および剛性が不充分であることが分かる。
本発明の二軸延伸ポリプロピレンフィルムは、ラミネート用フィルム、バリア性フィルム、水性インキ印刷用フィルム、剥離シート用フィルム、表面保護フィルム、食品包装用フィルム等に利用することができる。

Claims (4)

  1. プロピレン単独重合体成分(A1)0.1〜15重量%と、プロピレンと炭素数4以上のα−オレフィンの共重合体成分(B1)85〜99.9重量%とを含有するプロピレン共重合体であって(ただし、前記成分(A1)の重量と前記成分(B1)の重量の合計を100重量%とする)、
    前記成分(A1)が第一工程で製造され前記成分(B1)が第二工程で製造されてなり、前記成分(B1)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量が0.1〜5重量%(ただし、前記成分(B1)の全重量を100重量%とする)である
    プロピレン共重合体。
  2. プロピレンと炭素数4以上のα−オレフィン共重合体成分(A2)0.1〜15重量%と、プロピレンと炭素数4以上のα−オレフィン共重合体成分(B2)を85〜99.9重量%とを含有するプロピレン共重合体であって(ただし、前記成分(A2)の重量と前記成分(B2)の重量の合計を100重量%とする)、
    マグネシウム、チタンおよびハロゲンを必須成分とする固体触媒成分に、有機アルミニウム化合物と電子供与性化合物とを組み合わせた触媒系を用いて、前記成分(A2)が第一工程で製造され前記成分(B2)が第二工程で製造されてなり、前記成分(A2)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量が0.1〜5重量%であり(ただし、前記成分(A2)の全重量を100重量%とする)、
    前記成分(B2)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量が0.2〜5重量%であり(ただし、前記成分(B2)の全重量を100重量%とする)、
    前記成分(B2)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量が前記成分(A2)に含有される炭素数4以上のα−オレフィンの含有量より多い
    プロピレン共重合体。
  3. 請求項1または2に記載のプロピレン共重合体からなるフィルムまたはシート。
  4. 請求項3に記載のフィルムまたはシートを二軸に延伸してなる二軸延伸フィルム。
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