JP6792162B2 - ボトム衣類 - Google Patents

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Description

本発明は、ボトム衣類に関する。
従来、着用者の腰部、臀部及び大腿部などを覆うように形成されたボトム衣類が知られている。このようなボトム衣類の中には、着用者の動作時の動き易さを確保するために、部位によって伸縮方向を異ならせたボトム衣類が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この従来のボトム衣類では、伸縮方向が互いに異なる生地を縫い合わせることによって各部位の伸縮方向が切り替えられている。
特許第4781132号公報
上述した従来のボトム衣類では、伸縮方向の切り替え箇所の数に応じて生地同士を縫い合わせる必要があるため、縫合箇所が多くなるという問題がある。この従来のボトム衣類は、前面側を構成する前身頃と、後面側を構成する後身頃とを互いに縫着することによって形成されているが、股部の下端から脚部の内裾に至るように縫い目が形成されているため、縫い目が肌に当たることによって着用感が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、着用感の良さと動き易さとを両立できるボトム衣類を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係るボトム衣類は、腰部の前側部分から股部に至る部分を構成するフロント部と、腰部の後側部分から股部に至る部分を構成するバック部と、腰部の横側部分から脚部に至る部分を構成する一対のサイド部と、を有する伸縮性の本体部を備え、サイド部は、本体部の前面側においてフロント部の脇に延在する前側部と、前側部から脚部の内裾部分を通って本体部の後面側へ回り込む回込部と、本体部の後面側において回込部からバック部の脇に延在する後側部と、を含む一体の生地によって構成され、前側部と後側部とは、本体部の脇側で結合されており、前側部に対して回込部から後側部にかけて一体の生地が捻られることにより、前側部の伸縮方向が幅方向に沿う一方、後側部の伸縮方向が上下方向に沿っている。
このボトム衣類では、前側部、回込部及び後側部を含み、前側部と後側部とが本体部の脇側で結合されてなる一体の生地によってサイド部が構成されている。このような一体の生地を用いることで、回込部によって脚部の内裾部分で生地が連続するため、内裾部分に縫い目が形成されることを回避できる。したがって、良好な着用感が得られる。また、このボトム衣類では、前側部に対して回込部から後側部にかけて一体の生地が捻られることにより、前側部の伸縮方向が幅方向に沿う一方で、後側部の伸縮方向が上下方向に沿っている。このため、着用時において例えば着用者が腿上げ等の動作を行った場合に、着用者の動作による皮膚の伸展方向に前側部及び後側部が追従し、動き易さを十分に確保できる。
また、フロント部の伸縮方向は、上下方向に沿っていることが好ましい。これによれば、着用時の股部の安定性を向上できる。
また、バック部の伸縮方向は、幅方向に沿っていることが好ましい。これによれば、例えば着用者が腿上げ等の動作を行った場合に、着用者の動作による皮膚の伸展方向にバック部が追従し、動き易さを一層十分に確保できる。
また、前側部と後側部との結合線は、本体部の脇中心よりも前側に位置していることが好ましい。これによれば、前側部に対し、一体の生地が回込部から後側部にかけて十分に捻られる構成となる。したがって、着用者の動作による皮膚の伸展方向に前側部及び後側部を一層確実に追従させることができる。
本発明によれば、着用感の良さと動き易さとを両立できるボトム衣類を提供できる。
一実施形態に係るボトム衣類の正面図である。 図1に示したボトム衣類の背面図である。 図1に示したボトム衣類の展開形状を示す図である。 (a)は、図1のボトム衣類の着用状態を正面側から見た図であり、(b)は、背面側から見た図である。 (a)は、腿上げが行われた状態を側面側から見た図であり、(b)は、(a)とは反対側から見た図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を用い、重複する説明を省略する。また、以下の説明において、前後方向、上下方向、幅方向等の各方向は、ボトム衣類1を着用した着用者が起立した状態を基準としている。
図1及び図2に示されるボトム衣類1は、例えば男性用下着の一種であるボクサーブリーフとして構成されている。ボトム衣類1は、フロント部10とバック部20と一対のサイド部30,30とを互いに縫着することによって形成された本体部2を備えている。本体部2は、腰部3、股部4及び一対の脚部5,5を構成し、着用者の腹部、臀部及び大腿部を覆うように形成されている。
腰部3は、本体部2の上部を構成する部分であり、着用者のウエストラインの下方に対応する部分である。腰部3の上辺部3aには、例えばゴムなどによって形成された伸縮性のテープが設けられる。伸縮性のテープは、本体部2の生地を折り返して袋状とした中に挿入されていてもよいし、或いは省略することも可能である。股部4は、本体部2の下部中央を構成する部分であり、着用者の股間に対応する部分である。脚部5は、本体部2の下部脇側を構成する部分であり、着用者の脚部を通す部分である。
フロント部10は、本体部2の前面側において上下に略帯状に延在し、腰部3の前側部分3bから股部4に至る部分を構成している。フロント部10は、前中心Aを挟んで左右対称に配置された一対の帯状部11,11を前中心Aで互いに縫着することによって形成されている。前中心Aにおける一対の帯状部11,11の縫着は、立体縫製となっている。これにより、フロント部10は、本体部2の前面側にむかって膨らむ立体的な形状となっている。左右の帯状部11,11の脇側は、本体部2の前面側において、一対のサイド部30,30にそれぞれ縫着されている。
バック部20は、腰部3の後側部分3cから股部4に至る部分を構成している。バック部20は、腰部3側に近づくほど幅広となるように、背面側から見て略台形状に形成されている。バック部20の股部4側は、フロント部10に縫着されており、バック部20の両脇側は、本体部2の背面側において、一対のサイド部30,30にそれぞれ縫着されている。
サイド部30は、腰部3の横側部分3dから脚部5に至る部分を構成している。サイド部30は、本体部2の前面側においてフロント部10の脇に延在する前側部31と、前側部31から脚部5の内裾部分5aを通って本体部2の後面側へ回り込む回込部32と、本体部2の後面側において回込部32からバック部20の脇に延在する後側部33と、を含む一体の生地40によって構成されている。
前側部31は、本体部2の前面側において上下に延在し、下側に向かうにつれてやや幅広となる略台形状となっている。回込部32は、本体部2の前面側及び後面側にわたって延在し、脚部5の内裾部分5aを構成している。後側部33は、本体部2の後面側において延在すると共に、後面側から脇中心Cを介して前面側へと回り込み、本体部2の脇側において前側部31に縫着されている。前側部31と後側部33との結合線Lは、脇中心Cよりも前側に位置している。前側部31の前中心A側は、フロント部10に縫着されており、後側部33の後中心B側は、バック部20に縫着されている。
フロント部10、バック部20及びサイド部30は、伸縮性を有する素材によって形成されている。これらの部材を構成する素材としては、例えばベア天竺、フライス、片袋、ジャカード、ツーウェイトリコット、パワーネット、トリコネットなどが挙げられる。フロント部10、バック部20及び一対のサイド部30は、例えば互いに同一の素材によって形成されている。
図1及び図2に示されるように、フロント部10の伸縮方向R1は、上下方向に沿っており、バック部20の伸縮方向R2は、幅方向に沿っている。ここで、伸縮方向とは、例えば生地の経方向、緯方向のうち伸び易い方向であり、フロント部10及びバック部20の伸縮方向R1,R2は、生地の伸縮方向を適切に配置することによって調整されている。
サイド部30においては、前側部31に対して回込部32から後側部33にかけて一体の生地40が捻られることにより、前側部31の伸縮方向R3が幅方向に沿う一方、後側部33の伸縮方向R4が上下方向に沿っている。なお、上下方向とは、腰部3と股部4とが対向する方向(前中心Aに沿う方向)であり、幅方向とは、腰部3に沿った方向(本体部2を正面から見た場合に前中心Aに直交する方向)である。
図3は、フロント部10、バック部20及びサイド部30の展開形状を示す図である。図3では、互いに縫着される縫着端辺同士に同一のマークを付している。実際には、これらの構成部材同士の縫着には縫い代が必要であるが、説明の簡単化のために縫い代は省略されている。
図3に示されるように、展開形状において、フロント部10の帯状部11は、腰部3を構成する腰部端辺12と、他方の帯状部11に縫着される前側縫着端辺13と、股部4を構成する股部縫着端辺14と、サイド部30に縫着される脇側縫着端辺15と、を有している。
腰部端辺12は、腰部3の上辺部3aに縫着される部分に相当し、略直線状となっている。腰部端辺12は、フロント部10、バック部20及びサイド部30の縫着によってバック部20の腰部端辺21及びサイド部30の腰部端辺34,35と連続し、腰部3を構成する。前側縫着端辺13は、腰部端辺12の前端と股部縫着端辺14の前端との間で上下に延びている。本実施形態のボトム衣類1は男性用下着であるため、前側縫着端辺13は、他方の帯状部11の前側縫着端辺13に向けて凸となるように外向きに緩やかに湾曲した部分を有する形状となっている。このように構成された前側縫着端辺13を他方の帯状部11の前側縫着端辺13と縫着することで、ボトム衣類1の前側部分が前方に膨らむ立体的な形状となる。
股部縫着端辺14は、内向きに緩やかに湾曲した形状となっており、前側縫着端辺13の下端と脇側縫着端辺15の下端との間で左右に延びている。股部縫着端辺14は、股部4の下端に相当する位置でバック部20の股部縫着端辺22と縫着される。脇側縫着端辺15は、その一部が内向きに緩やかに湾曲した形状となっており、腰部端辺12の後端と股部縫着端辺14の後端との間で上下に延びている。脇側縫着端辺15は、本体部2の前面側においてサイド部30の前後側縫着端辺36の前側部分36aと縫着される。なお、脇側縫着端辺15は、少なくとも一部が内向きに緩やかに湾曲した形状となっていればよく、その全体が内向きに緩やかに湾曲した形状となっていてもよい。或いは、脇側縫着端辺15は、略直線状となっていてもよい。
フロント部10を構成する生地の伸縮方向R1は、前側縫着端辺13及び脇側縫着端辺15に沿う方向となっている。これにより、フロント部10、バック部20及びサイド部30の縫着後に、フロント部10の伸縮方向R1が上下方向に沿うこととなる。
展開形状において、バック部20は、腰部3を構成する腰部端辺21と、フロント部10に縫着される股部縫着端辺22と、サイド部30に縫着される一対の脇側縫着端辺23,23と、を有している。
腰部端辺21は、腰部3の上辺部3aに縫着される部分に相当し、略直線状となっている。腰部端辺21は、フロント部10、バック部20及びサイド部30の縫着によってフロント部10の腰部端辺12及びサイド部30の腰部端辺34,35と連続し、腰部3を構成する。股部縫着端辺22は、略円弧状をなすように内向きに湾曲した形状となっており、一対の脇側縫着端辺23の下端の間で延びている。股部縫着端辺22は、股部4の下端に相当する位置でフロント部10の一対の股部縫着端辺14,14のそれぞれと縫着される。
一対の脇側縫着端辺23,23は、腰部端辺21の端部と股部縫着端辺22の端部との間で互いに対向するように上下に延びている。一対の脇側縫着端辺23,23は、股部縫着端辺22側に近づくほど互いに近づくように外向きに緩やかに湾曲した形状となっている。脇側縫着端辺23は、本体部2の後面側においてサイド部30の前後側縫着端辺36の後側部分36bと縫着される。
バック部20を構成する生地の伸縮方向R2は、腰部端辺21に沿う方向となっている。これにより、フロント部10、バック部20及びサイド部30の縫着後に、バック部20の伸縮方向R2が幅方向に沿うこととなる。
展開形状において、サイド部30は、腰部3を構成する一対の腰部端辺34,35と、フロント部10及びバック部20に縫着される前後側縫着端辺36と、互いに縫着される一対の脇側縫着端辺37,38と、脚部5を構成する脚部端辺39と、を有している。
腰部端辺34,35は、腰部3の上辺部3aに縫着される部分に相当し、略直線状となっている。腰部端辺34,35は、フロント部10、バック部20及びサイド部30の縫着によってフロント部10の腰部端辺12及びバック部20の腰部端辺21と連続し、腰部3を構成する。より詳細には、腰部端辺34が前側部31の上辺部を構成し、腰部端辺35が後側部33の上辺部を構成する。展開形状において、腰部端辺34の延在方向と腰部端辺35の延在方向とは、互いに交差(例えば、略直交)している。
前後側縫着端辺36は、内向きに緩やかに湾曲した形状となっており、腰部端辺34の前端と腰部端辺35の後端との間で延びている。前後側縫着端辺36の前側部分36aは、フロント部10の脇側縫着端辺15と縫着され、前後側縫着端辺36の後側部分36bは、バック部20の脇側縫着端辺23と縫着される。これにより、前側部分36aが前側部31の前中心A側の辺部を構成し、後側部分36bが後側部33の後中心B側の辺部を構成する。また、前後側縫着端辺36の中間部分(前側部分36aにおける後側部分36b側の部分、及び後側部分36bにおける前側部分36a側の部分)により、回込部32の前中心A側の辺部が構成される。
脇側縫着端辺37は、内向きに緩やかに湾曲した形状となっており、前後側縫着端辺36の前側部分36aと対向するように腰部端辺34の後端から延びている。脇側縫着端辺38は、前後側縫着端辺36の後側部分36bと対向するように腰部端辺35の前端から略直線状に延びている。脇側縫着端辺37の延在方向と脇側縫着端辺38の延在方向とは、互いに交差(例えば、略直交)している。脇側縫着端辺37,38は、脇側縫着端辺37,38が互いに沿うようにサイド部30を構成する一体の生地40を捻った状態で、互いに縫着される。すなわち、前側部31に対して回込部32から後側部33にかけて一体の生地40が捻られた状態で、脇側縫着端辺37,38が互いに縫着される。この縫着部分が、上述した前側部31と後側部33との結合線Lを形成する。
湾曲形状の脇側縫着端辺37と略直線状の脇側縫着端辺38とが縫着されることにより、脇側縫着端辺37,38の縫着は立体縫製となっている。また、上述したように、前側部31と後側部33との結合線Lは、本体部2の脇中心Cよりも前側に位置している。このような構成により、脚部端辺39によって形成される裾の開口部がやや前方を向き、着用者の脚の動き易さを向上できる。なお、脇側縫着端辺37が略直線状であり、脇側縫着端辺38が内向きに緩やかに湾曲した形状であってもよいし、脇側縫着端辺37,38の双方が内向きに緩やかに湾曲した形状であってもよい。これらの場合でも、脚部端辺39によって形成される裾の開口部がやや前方を向き、着用者の脚の動き易さを向上できる。
脚部端辺39は、脇側縫着端辺37,38の下端の間で延びており、腰部端辺34と対向するように脇側縫着端辺37の下端から略直線状に延在する直線部分39aと、腰部端辺35と対向するように脇側縫着端辺38の下端から略直線状に延在する直線部分39bと、内向きに緩やかに湾曲して直線部分39a,39b同士を接続する湾曲部分39cと、を有している。脇側縫着端辺37,38の縫着によって直線部分39a,39bが連続し、脚部端辺39が脚部5を構成する。このとき、湾曲部分39cによって脚部5の内裾部分5aが構成される。なお、裾の長さによっては、直線部分39a,39bが湾曲した形状となっていてもよい。また、本実施形態では、脚部端辺39には端始末不要の生地が用いられているが、脚部端辺39にパイピングや折り返しなどの端始末が施されていてもよい。
サイド部30を構成する生地40の伸縮方向R3,R4は、腰部端辺34及び脇側縫着端辺38に沿う方向となっている。換言すれば、サイド部30を構成する生地40の伸縮方向R3,R4は、腰部端辺35及び脇側縫着端辺37と交差(例えば、略直交)する方向となっている。上述したように、縫着後のサイド部30においては、前側部31に対して回込部32から後側部33にかけて一体の生地40が捻られた状態となっている。これにより、フロント部10、バック部20及びサイド部30の縫着後には、前側部31の伸縮方向R3が幅方向に沿う一方、後側部33の伸縮方向R4が上下方向に沿うこととなる。
図4(a)は、ボトム衣類1の着用状態を正面側から見た図であり、図4(b)は、背面側から見た図である。図4に示されるように、着用時には、伸縮力によって本体部2が着用者に密着し、フロント部10に着用者の男性器51が収容され、バック部20によって着用者の臀部52が覆われる。また、サイド部30の前側部31によって着用者の内腿部53が覆われると共に、後側部33によって着用者の外腿部54が覆われる。
ここで、上述したとおり、ボトム衣類1では、前側部31、回込部32及び後側部33を含み、前側部31と後側部33とを本体部2の脇側で結合されてなる一体の生地40によってサイド部30が構成されている。このような一体の生地40を用いることで、回込部32によって脚部5の内裾部分5aで生地40が連続するため、内裾部分5aに縫い目が形成されることを回避できる。したがって、良好な着用感が得られる。
また、図5に示されるように、例えば着用者が腿上げを行った場合、内腿部53側では皮膚が幅方向に伸展する一方、外腿部54側では皮膚が上下方向に伸展する。これに対し、ボトム衣類1では、前側部31に対して回込部32から後側部33にかけて一体の生地40が捻られることにより、前側部31の伸縮方向R3が幅方向に沿う一方で、後側部33の伸縮方向R4が上下方向に沿っている。このため、着用時において例えば着用者が腿上げ等の動作を行った場合に、着用者の動作による皮膚の伸展方向に前側部31及び後側部33が追従し、動き易さを十分に確保できる。
また、ボトム衣類1では、フロント部10の伸縮方向R1が上下方向に沿っている。これにより、着用時の股部4の安定性を向上できる。また、ボトム衣類1では、バック部20の伸縮方向R2が幅方向に沿っている。これにより、例えば着用者が腿上げ等の動作を行った場合に、着用者の動作による皮膚の伸展方向にバック部20が追従し、動き易さを一層十分に確保できる。
また、ボトム衣類1では、前側部31と後側部33との結合線Lが本体部2の脇中心Cよりも前側に位置している。これにより、前側部31に対し、一体の生地40が回込部32から後側部33にかけて十分に捻られる構成となる。したがって、着用者の動作による皮膚の伸展方向に前側部31及び後側部33を一層確実に追従させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られない。例えば、上記実施形態では、前側部31と後側部33との結合線Lが脇中心Cよりも前側に位置していたが、結合線Lは、脇中心Cよりも後側に位置していてもよいし、或いは脇中心C上に位置していてもよい。また、上記実施形態では、フロント部10、バック部20及び一対のサイド部30が互いに同一の素材によって形成されていたが、これらの部材は、伸縮性を有する素材によって構成されていればよく、互いに異なる素材によって形成されてもよい。また、上記実施形態では、部材同士が縫着によって結合されていたが、部材同士は接着等によって結合されてもよい。
また、上記実施形態では、ボトム衣類として男性用パンツを例示したが、ボトム衣類は、男性用及び女性用を問わず、左右の脚部の長さを更に下方に伸ばしたロングタイプのボクサーブリーフにも適用可能であるし、肌着ボトム、スパッツ、カルソン、スポーツ用タイツといった他のボトム衣類にも適用可能である。また、着用状態において着用者の臍のラインよりも下方に腰部が位置するローウエストタイプ(ローライズタイプ)であってもよい。
1…ボトム衣類、2…本体部、3…腰部、3b…前側部分、3c…後側部分、3d…横側部分、4…股部、5…脚部、5a…内裾部分、10…フロント部、20…バック部、30…サイド部、31…前側部、32…回込部、33…後側部、40…生地、A…前中心、B…後中心、C…脇中心、L…結合線、R1…フロント部の伸縮方向、R2…バック部の伸縮方向、R3…前側部の伸縮方向、R4…後側部の伸縮方向。

Claims (4)

  1. 腰部の前側部分から股部に至る部分を構成するフロント部と、前記腰部の後側部分から前記股部に至る部分を構成するバック部と、前記腰部の横側部分から脚部に至る部分を構成する一対のサイド部と、を有する伸縮性の本体部を備え、
    前記サイド部は、前記本体部の前面側において前記フロント部の脇に延在する前側部と、前記前側部から前記脚部の内裾部分を通って前記本体部の後面側へ回り込む回込部と、前記本体部の後面側において前記回込部から前記バック部の脇に延在する後側部と、を含む一体の生地によって構成され、
    前記前側部と前記後側部とは、前記本体部の脇側で結合されており、
    前記前側部に対して前記回込部から前記後側部にかけて前記一体の生地が捻られることにより、前記前側部の伸縮方向が幅方向に沿う一方、前記後側部の伸縮方向が上下方向に沿っている、ボトム衣類。
  2. 前記フロント部の伸縮方向は、上下方向に沿っている、請求項1に記載のボトム衣類。
  3. 前記バック部の伸縮方向は、幅方向に沿っている、請求項1又は2に記載のボトム衣類。
  4. 前記前側部と前記後側部との結合線は、前記本体部の脇中心よりも前側に位置している、請求項1〜3のいずれか一項に記載のボトム衣類。
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