JP6554983B2 - 液体噴射装置及びキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、プリンターなどの液体噴射装置及びキャップに関する。
液体噴射装置の一例であるインクジェット式のプリンターのうちには、ノズルからインクを噴射する液体噴射ヘッドと、インクの噴射特性を良好に保つために、ノズルを通じて液体を吸引するために用いられるキャップと、を備えるものがある。また、このキャップには、インクを吸収して保持するための吸収材が収容されるとともに、インクを排出するための排出流路及びキャップ内を大気に連通させるための大気連通路が形成されている。
そして、このプリンターでは、排出流路を通じてキャップ内を吸引することによってノズル内からインクを排出させる吸引クリーニングを実行したあとに、吸引により負圧となったキャップ内を大気連通路を通じて大気に連通させることによって、キャップ内の負圧を解除している(例えば、特許文献1)。
特開2007−196482号公報
ところで、上述のようにキャップ内を大気に連通させるときには、大気連通路を通じて勢いよく外気(空気)が流入するために、流入した空気やキャップ内のインクがノズル内に入り込んで、噴射不良を生じてしまう、という課題がある。
なお、このような課題は、インクを噴射して印刷を行うプリンターに限らず、吸引クリーニングにより液体噴射部のメンテナンスを行う液体噴射装置及びキャップにおいては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸引クリーニングに伴う噴射不良の発生を抑制することができる液体噴射装置及びキャップを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する液体噴射装置は、液体を噴射可能なノズルを有する液体噴射部と、前記液体噴射部に接触したときに前記ノズルが開口する空間を囲み形成するキャッピングを行うように構成されたキャップと、を備え、前記キャップは、前記キャッピング時に先端が前記液体噴射部に接触する側壁部と、前記キャップ内に開口する吸引孔と、前記キャップ内に開口する大気連通孔と、前記側壁部との間に隙間を生じるように前記キャップ内に配置される仕切部材と、を有し、前記仕切部材は、前記キャップ内の空間を、前記側壁部の先端部分が形成する第1空間と、前記吸引孔及び前記大気連通孔が開口する第2空間とに仕切るように前記キャップ内において配置される。
この構成によれば、キャップ内の空間を第1空間と第2空間とに仕切る仕切部材は、側壁部との間に隙間を生じるようにキャップ内に配置される。そのため、キャッピング時に吸引孔を通じてキャップ内を吸引すると、第2空間に生じた負圧が側壁部との間に生じた隙間を通じて第1空間に及び、ノズルから液体を吸引排出させる吸引クリーニングが実行される。また、吸引クリーニングの実行後、キャップ内に生じた負圧を解消するために大気連通孔を通じてキャップ内を大気に連通させると、大気連通孔から外気が勢いよくキャップ内に流入する。このとき、大気連通孔が開口する第2空間とノズルが開口する第1空間とは仕切部材によって仕切られているため、流入した気体がノズル内に入って、噴射不良の原因となる気泡となることが抑制される。したがって、吸引クリーニングに伴う噴射不良の発生を抑制することができる。
上記液体噴射装置において、前記キャップは、前記側壁部と交差する底壁部を有し、前記底壁部と前記仕切部材の距離は、前記側壁部と前記仕切部材の距離よりも長い。
この構成によれば、底壁部と仕切部材の距離は、側壁部と仕切部材の距離よりも長いので、大気連通孔から流入する気体は、ノズルが開口する第1空間よりも、底壁部と仕切部材により囲み形成される第2空間に流動しやすくなる。これにより、キャップ内に流入する気体がノズル内に入りにくくなるので、気体の流入に伴う噴射不良の発生を抑制することができる。
上記液体噴射装置において、前記キャップは、前記キャップ内で前記仕切部材を保持する保持部材を有し、前記保持部材により前記隙間が確保される。
この構成によれば、保持部材で仕切部材を保持することにより、仕切部材と底壁部との間に第2空間を形成することができる。また、保持部材で仕切部材を保持することにより、仕切部材と側壁部との間の隙間を精度よく確保することができる。
上記液体噴射装置において、前記仕切部材は、前記キャッピング時に前記ノズルと対向する位置に配置される。
この構成によれば、仕切部材がキャッピング時にノズルと対向する位置に配置されることにより、側壁部と仕切部材の間の隙間にノズルが対向しないようにすることができる。これにより、隙間を通じて第2空間から第1空間に流入する気体がノズルに入り込むことを抑制することができる。
上記液体噴射装置において、前記仕切部材は、前記キャッピング時に前記大気連通孔の開口と前記ノズルの開口との間に配置される。
この構成によれば、キャッピング時に仕切部材が大気連通孔の開口とノズルの開口との間に配置されるので、大気連通孔を通じてキャップ内に流入する気体がノズルに入り込むことを抑制することができる。
上記液体噴射装置において、前記仕切部材は、前記キャッピング時に前記吸引孔の開口と前記ノズルの開口との間に配置される。
この構成によれば、キャッピング時に仕切部材が吸引孔の開口とノズルの開口との間に配置されるので、吸引を停止したときなどに吸引孔からキャップ内に液体または気体が逆流したとしても、その液体または気体がノズルに入り込むことを抑制することができる。
上記液体噴射装置において、前記仕切部材は液体を吸収可能な多孔質材により構成され、前記吸引孔の開口の一部は前記仕切部材によって覆われる。
この構成によれば、吸引孔の開口の一部が仕切部材によって覆われるので、吸引孔を通じてキャップ内を吸引したときに、多孔質材により構成される仕切部材に吸収された液体を吸い出して、キャップ外に排出することができる。
上記課題を解決するキャップは、液体を噴射可能なノズルを有する液体噴射部に接触したときに、前記ノズルが開口する空間を囲み形成するキャッピングを行うように構成されたキャップであって、前記キャッピング時に先端が前記液体噴射部に接触する側壁部と、前記キャップ内に開口する吸引孔と、前記キャップ内に開口する大気連通孔と、前記側壁部との間に隙間を生じるように前記キャップ内に収容される仕切部材と、を備え、前記仕切部材は、前記キャップ内の空間を、前記側壁部の先端部分が形成する第1空間と、前記吸引孔及び前記大気連通孔が開口する第2空間とに仕切るように前記キャップ内において配置される。
この構成によれば、上記液体噴射装置と同様の作用効果を得ることができる。
一実施形態の液体噴射装置の構成を模式的に示す断面図。 図1の液体噴射装置が備えるキャップユニットの構成を示す平面図。 図1の液体噴射装置が備えるキャップの構成を示す平面図。 図3のキャップの分解斜視図。 図3のキャップを図4とは別方向から見た分解斜視図。 図3における6−6線矢視断面図。 図6の一部を拡大して示す断面図。 キャップの変更例を示す断面図。
以下、液体噴射装置及びキャップの実施形態について、図を参照して説明する。液体噴射装置は、例えば、用紙などのターゲットに液体の一例であるインクを噴射することによって記録(印刷)を行うインクジェット式のプリンターである。
図1に示すように、本実施形態の液体噴射装置11は、筐体部13と、筐体部13に向けての媒体STを給送する給送部14とを備えている。給送部14は、媒体STをロール状に巻き重ねたロール体RSの状態で回転可能に保持する。また、給送部14は、保持したロール体RSを回転させることで媒体STを巻き解いて筐体部13内に給送する。なお、媒体STは、予め所定のサイズに切断された単票紙であってもよい。
筐体部13は、給送部14が給送した媒体STを支持する支持台15を備える。支持台15の上面側には、媒体STを支える複数のリブ15aが走査方向Xに並ぶように複数突設される。
本実施形態では、筐体部13の長手方向に沿う一方向を走査方向X、支持台15上において媒体STが搬送される方向を搬送方向Yとする。走査方向Xは筐体部13の短手方向に沿う方向であってもよい。なお、走査方向Xと搬送方向Yは互いに交差(例えば、直交)する方向であって、走査方向Xと搬送方向Yはいずれも重力方向Zと交差(例えば、直交)する方向である。
筐体部13の走査方向Xにおける一端側には、複数の液体収容体16が着脱可能に装着される収容体保持部17が設けられる。液体収容体16は、液体の一例であるインクを収容するもので、収容する液体の種類(色)毎に、複数設けられる。なお、収容体保持部17に収容される液体収容体16の数や大きさは、任意に変更することができる。また、液体収容体16に注入孔を設けて、液体を注入孔から注入することによって補給することができるようにしたり、その注入孔に接続した供給チューブを介して外部から液体を供給しつつ印刷を行うことができるようにしたりしてもよい。
なお、走査方向Xにおいて、筐体部13の収容体保持部17が設けられた側の端をホーム側の端、その反対側の端を反ホーム側の端、とした場合、本実施形態ではホーム側の端のみに収容体保持部17を設けているが、反ホーム側の端のみ、あるいは両方の端に収容体保持部17を設けるようにしてもよい。その他、筐体部13の上など、収容体保持部17の位置は任意に変更することができる。
液体噴射装置11は、筐体部13内に走査方向Xに延びるように架設されたガイド軸24と、ガイド軸24に保持されたキャリッジ25と、キャリッジ25に保持された液体噴射部26と、を備える。液体噴射部26は、媒体STに対して液体を噴射可能な複数のノズル27を有する。液体噴射部26において、ノズル27が開口する領域をノズル開口面26aという。
液体収容体16が収容体保持部17に装着されると、液体収容体16に収容された液体は、図示しない供給機構を介して液体噴射部26に供給される。そして、液体噴射部26がノズル27から媒体STに向けて液体を噴射することにより、印刷(記録)が行われる。
液体噴射装置11は、液体噴射部26に関するメンテナンス動作を行うメンテナンスユニット31と、メンテナンス動作に伴って液体噴射部26から廃液として排出された液体を収容する廃液回収体28が着脱可能に装着される装着部29と、を備える。
液体噴射部26の走査方向Xに沿う移動領域において、支持台15が設けられた領域を印刷領域PA、印刷領域PAの外側の領域を非印刷領域RA,LAとすると、装着部29は印刷領域PAと対応する位置に配置され、収容体保持部17及びメンテナンスユニット31は非印刷領域RAと対応する位置に配置される。なお、メンテナンスユニット31は、構成要素の一部または全部を非印刷領域LAに配置してもよいし、構成要素の一部または全部を非印刷領域RA,LAの両方に配置してもよい。あるいは、メンテナンスユニット31は、構成要素の一部または全部を印刷領域PAに配置してもよい。
メンテナンスユニット31は、メンテナンス動作として、吸引クリーニング動作を行うキャップユニット32及び吸引機構33と、ワイピングを行うワイパー34と、フラッシングにより生じた廃液を受容するフラッシングボックス35と、キャッピングを行う保湿用キャップ36と、を備える。
ワイピングとは、ワイパー34でノズル開口面26aを払拭するメンテナンス動作のことをいう。また、フラッシングとは、ノズル27の目詰まりを予防または解消する目的で、液体噴射部26がノズル27から印刷とは無関係の液滴を強制的に噴射(排出)するメンテナンス動作のことをいう。
保湿用キャップ36は、液体噴射部26に対して相対移動可能に構成され、液体噴射部26に近づく方向に相対移動したときに、ノズル27が開口する閉空間を形成するキャッピングを行う。そして、保湿用キャップ36は、キャッピングを行うことによってノズル27の乾燥を抑制する。
液体噴射装置11が印刷を行わない時、液体噴射部26は保湿用キャップ36と対応する位置に移動して、保湿用キャップ36にキャッピングされた状態で待機する。そのため、走査方向Xにおいて保湿用キャップ36がある位置を液体噴射部26のホームポジションという。
図2に示すように、液体噴射部26においては、搬送方向Yに所定の間隔で並ぶ複数のノズル27がノズル列NLを形成するように開口し、液体の色毎に、搬送方向Yにおける位置が異なる2つ(一対)のノズル列NLが並ぶ。
キャップユニット32は、一色のインクに対応する一対のノズル列NL毎に吸引クリーニングを行うように、走査方向X及び搬送方向Yにおける位置が異なる2つのキャップ40と、通気流路38を介して2つのキャップ40にそれぞれ接続された2つの大気開放弁39と、を有する。本実施形態において吸引流路37は2つ設けられ、それぞれ2つのキャップ40に接続される。
キャップユニット32は、2つのキャップ40を液体噴射部26に対して相対移動させる移動機構41を有する。移動機構41の駆動により移動したキャップ40が液体噴射部26に接触したときに、ノズル27が開口する空間CPを囲み形成するキャッピングが行われる。なお、キャッピングは、液体噴射部26をキャップ40に対して移動させることによって行うこともできる。また、本実施形態において、キャッピングの際にキャップ40はノズル開口面26aに接触するが、液体噴射部26においてノズル開口面26aと交差する側面等にキャップ40が接触することによってキャッピングを行うようにしてもよい。
そして、キャップ40によりキャッピングをしているときに、大気開放弁39が閉弁状態となって吸引機構33が駆動することにより、キャップ40が液体噴射部26との間に囲み形成する空間CPが負圧となり、その負圧によってノズル27から液体が吸引排出される吸引クリーニングが実行される。吸引クリーニングによってノズル27から排出された液体は、廃液として、吸引流路37を通じて廃液回収体28に収容される。
吸引流路37は、例えばキャップ40に連通する弾性変形可能なチューブからなり、吸引機構33は、チューブである吸引流路37の途中に設けられたチューブポンプとすることができる。この場合、チューブポンプは、チューブを押しつぶしながら回転する回転体33aを備え、回転体33aの図2に矢印で示す方向への回転に伴って、キャップ40内の吸引を行う。また、チューブポンプが回転体33aによるチューブの押圧を解除すると、キャップ40内は吸引流路37を通じて廃液回収体28内の空間(大気)と連通する。
図3に示すように、キャップ40は搬送方向Yが長手方向となる。
図4及び図5に示すように、キャップ40は、凹部50を有する本体部51と、凹部50内に収容される仕切部材61と、凹部50内で仕切部材61を保持する保持部材71と、を備える。仕切部材61は液体を吸収可能な多孔質材により構成することが好ましい。保持部材71は、例えば金属板または樹脂等により構成することができる。
図6に示すように、本体部51は、凹部50の内側面を形成する側壁部52と、側壁部52と交差して凹部50の内底面を形成する底壁部53と、キャップ内となる凹部50内を吸引するための吸引孔54と、凹部50内の空間を大気に連通させるための大気連通孔55と、を有する。なお、側壁部52において、キャップ40の長手方向の両端部に位置する内面を内側面52a,52bという。
吸引孔54及び大気連通孔55は、キャップ40内において、キャップ40の長手方向における両端部付近であって、底壁部53に近い位置に開口することが好ましい。例えば本実施形態では、吸引孔54及び大気連通孔55は、それぞれ内側面52a,52bと底壁部53の交差する部分に開口するが、内側面52a,52bまたは底壁部53に開口するようにしてもよい。底壁部53において吸引孔54及び大気連通孔55と対応する部分にはそれぞれ接続管部56,57が突設され、接続管部56,57にはそれぞれ吸引流路37及び通気流路38が接続される。これにより、吸引孔54は吸引流路37を介して吸引機構33に接続され、大気連通孔55は通気流路38を通じて大気開放弁39に接続される。
側壁部52は、液体噴射部26と接触する先端部分に、弾性変形可能なゴム等からなるリップ部52cを有することが好ましい。このようにすると、側壁部52が液体噴射部26と接触してキャッピングを行うときに、リップ部52cが弾性変形しつつ液体噴射部26に密着することによって、液体噴射部26と側壁部52の先端との間に隙間が生じにくくなる。
仕切部材61は、キャップ40内の空間を、側壁部52の先端部分が形成する第1空間S1と、吸引孔54及び大気連通孔55が開口する第2空間S2とに仕切るように、キャップ40内となる凹部50内において配置される。
ここで、仕切部材61において底壁部53と対向する部分を底面62、底面62の反対側の面を表面63、内側面52a,52bと対向する面をそれぞれ短手側面64,65、長手方向に延びる側面を長手側面66(図3及び図4参照)とする。この場合、側壁部52の先端よりも凹部50の内側に仕切部材61の表面63が配置されるようにすると、第1空間S1を形成することができる。
仕切部材61に一または複数の挿通孔67を設けるとともに、保持部材71に挿通孔67に挿通される挿通部78を設けてもよい。この場合、例えば、仕切部材61が液体を吸収して膨張したり、液体を含んだ重みで長手方向の中央付近が撓んだりした場合にも、挿通部78が仕切部材61を支えることにより、仕切部材61の変形を抑制することが可能になる。
保持部材71は、仕切部材61の表面63を広く露出させつつ、表面63と液体噴射部26の距離を一定にするために、表面63を所定の間隔で押さえる網状部72を有することが好ましい。また、保持部材71は、吸引孔54及び大気連通孔55が開口する第2空間S2を形成するために、仕切部材61の底面62を支える底板部73と、底壁部53に接触する板ばね部74と、内側面52a,52bに係合する係止部75,76と、を有することが好ましい。保持部材71を金属板から構成する場合、長手方向に延びる支持板部77から折り曲げた先端部分を網状部72とし、支持板部77から折り曲げた基端部分を底板部73及び板ばね部74とし、支持板部77から折り曲げた側端部分を係止部75,76とするとよい。
この場合、本体部51の内側面52a,52bには、例えば吸引孔54及び大気連通孔55のそれぞれ開口付近に、係止部75,76が係止可能な角部54a,55aを設けておくとよい。また、係止部75,76のうち、少なくとも吸引孔54の角部54aに係合する係止部75は、角部54aに係合したときに、仕切部材61の短手側面64と側壁部52の内側面52aとの間に隙間SP(図7参照)を生じるように、屈曲させておくとよい。
係止部75が金属板の一部によって構成される場合には、係止部75が板ばねとして機能するように屈曲させておくと、保持部材71により側壁部52と仕切部材61との間の隙間SPをより正確に確保することが可能となる。なお、大気連通孔55の角部54aに係合する係止部76についても屈曲させるなどして、角部55aに係合したときに、仕切部材61の短手側面65と側壁部52の内側面52bとの間に隙間を生じるようにしてもよい。
凹部50内に収容される仕切部材61は、キャッピング時にノズル27と対向する位置に配置されることが好ましい。本実施形態において、互いに向かい合うように位置する内側面52a,52bは、リップ部52c側よりも底壁部53側の距離が狭くなるようなテーパー状をなし、仕切部材61の長手側面66は台形状をなす。このようにすれば、仕切部材61においてノズル27と対向配置される表面63の面積が広く確保できるので、好ましい。また、凹部50の開口が広くなるので、本体部51内への仕切部材61及び保持部材71の収容作業を容易に行うことができる。
また、仕切部材61は、キャッピング時にキャップ40内を大気に連通させるための大気連通孔55の開口とノズル27の開口との間に配置されることが好ましい。さらに、仕切部材61は、キャッピング時にキャップ40内を吸引するための吸引孔54の開口とノズル27の開口との間に配置されることが好ましい。
本体部51の凹部50に仕切部材61を収容する際には、仕切部材61の挿通孔67に挿通部78を挿通させた状態で、仕切部材61及び保持部材71を凹部50内に入れて、板ばね部74を底壁部53に接触させて弾性変形させる。すると、係止部75,76が角部54a,55aに引っかかることによって、仕切部材61の位置決めがなされる。すなわち、キャップ40内で仕切部材61を保持する保持部材71により、側壁部52と仕切部材61との間の隙間SPが確保されるとともに、吸引孔54及び大気連通孔55が開口する第2空間S2が確保される。
このとき、図7に示すように、底壁部53と仕切部材61の底面62の距離Dbは、側壁部52の内側面52aと仕切部材61の短手側面64の距離Dsよりも長いことが好ましい。また、側壁部52の先端と仕切部材61の表面63の距離Dtとの関係では、Ds<Dt<Dbとすることが好ましい。例えば、Ds=0.297mm程度、Dt=1.053mm程度、Db=1.700mm程度に設定するとよい。なお、距離Dtは、キャッピング時にリップ部52cが弾性変形した状態でのノズル開口面26aと仕切部材61の表面63との距離としてもよい。
次に、以上のように構成された液体噴射装置11において実行される吸引クリーニング動作と、液体噴射装置11及びキャップ40の作用について説明する。
吸引クリーニングの実行に際しては、まず、液体噴射部26を非印刷領域RAに移動させる。そして、キャップ40を液体噴射部26に近づく方向に移動させて、リップ部52cを液体噴射部26に押し当ててキャッピングを行うことにより、キャップ40が液体噴射部26との間に空間CPを形成する。この状態で大気開放弁39が閉弁状態になると、空間CPは閉空間となる。
次に、吸引機構33が駆動して、ノズル27が開口する空間CPに負圧を発生させる。すると、発生した負圧がノズル27内に及んで、ノズル27を通じて液体噴射部26内の液体が排出される。
そして、所定量の液体が排出されたら、大気開放弁39を開弁状態にして、閉空間となっていた空間CPを大気に連通させる。すると、通気流路38を通じて空間CP内に勢いよく外気(空気)が流入し、空間CP内の負圧が解消されるので、ノズル27からの液体の排出が停止し、キャップ40内にある液体が吸引孔54を通じて排出される。このように、大気開放弁39を開弁状態にして、キャップ40内を大気に連通させて行う吸引を空吸引という。
ところで、空間CPを大気に連通させたとき、キャップ40内にある液体がノズル27内に入り込んだり、流入した空気がノズル27内に入り込んで気泡になったりすると、次に液体を噴射する際に適切に液体を噴射できないという噴射不良を生じてしまう虞がある。その点、キャッピング時に、大気連通孔55の開口とノズル27の開口との間に仕切部材61が配置されていれば、流入した気体がノズル27内に入りにくい。また、空吸引の際に大気連通孔55から流入する気体は、空間CPのうち、仕切部材61によって区画された第2空間S2を流動し、底壁部53に沿って吸引孔54に向けて流れるので、ノズル27への気体の混入が抑制される。
さらに、内側面52a,52bをテーパー状とし、仕切部材61の短手側面64,65もそれぞれ内側面52a,52bに沿って延びる傾斜面とすれば、隙間SPの第1空間S1への開口方向が、ノズル27の開口から遠ざかる方向になるので、大気開放により流入した空気がノズル27に向かいにくくなる。
ここで、仕切部材61によって、空間CPを吸引孔54が開口する第2空間S2とノズル27が開口する第1空間S1とに仕切ると、吸引クリーニング時にノズル27に負圧が及びにくくなる虞がある。その点、吸引孔54が開口する側壁部52の内側面52aと仕切部材61の短手側面64との間に隙間SPを設けておけば、この隙間SPを通じて第2空間S2の負圧が第1空間S1にも及び、ノズル27から液体を排出させることが可能になる。すなわち、隙間SPにより、吸引クリーニングの際に、第1空間S1と第2空間S2とを直接連通させることができる。
また、仕切部材61によって、空間CPを吸引孔54が開口する第2空間S2とノズル27が開口する第1空間S1とに仕切ると、空吸引時に第1空間S1内の負圧が解消しにくくなる虞がある。その点、吸引孔54が開口する側壁部52の内側面52aと仕切部材61の短手側面64との間に隙間SPを設けておけば、第1空間S1内の負圧が速やかに解消される。
そして、底壁部53と仕切部材61の底面62の距離Dbを、側壁部52の内側面52aと仕切部材61の短手側面64の距離Dsよりも長くしておけば、空吸引の際に大気連通孔55から流入する気体が、ノズル27の開口する第1空間S1より吸引孔54の方に流入しやすくなる。
空吸引によってキャップ40内に溜まった液体が排出されたら、吸引機構33の駆動を停止する。その後、キャップ40を液体噴射部26から離れる方向に移動させて、キャッピングを解除する。
なお、吸引機構33が駆動を停止した後、チューブからなる吸引流路37を回転体33aが押しつぶしたままで置いておくと、吸引流路37がクリープ変形してしまう虞がある。そのため、吸引機構33が駆動を停止した後には、回転体33aによるチューブの押圧を解除しておくことが好ましい。
回転体33aによるチューブの押圧を解除すると、キャップ40内は吸引流路37を通じて廃液回収体28内の空間(大気)と連通するため、吸引流路37内にある液体や気体などの流体が逆流して、キャップ40内に流入することがある。こうした流体がノズル27内に入り込むと、次に液体を噴射する際に適切に液体を噴射できないという噴射不良を生じてしまう虞があるが、吸引孔54の開口とノズル27の開口との間に仕切部材61を配置しておけば、流入した流体がノズル27内に入りにくい。また、吸引孔54及び大気連通孔55はノズル27が開口する第1空間S1と仕切部材61で区画された第2空間S2に開口するので、吸引孔54から逆流してきた流体は第2空間S2に入り、気体は大気連通孔55を通じてキャップ40内から流出する。
また、逆流した流体が直接液体噴射部26まで飛散しないとしても、吸引孔54を通じて流入する気体が多孔質材からなる仕切部材61の細孔内に入り込むと、仕切部材61の表面63で液体が泡立ち、その泡がノズル開口面26aに付着することがある。その点、吸引孔54と大気連通孔55の間に多孔質材を配置せず、吸引孔54及び大気連通孔55が第2空間S2に開口するようにしておけば、気体の流入による泡立ちが抑制される。
さらに、キャッピングを解除した後に、回転体33aによるチューブの押圧を解除するようにすれば、流体がキャップ40内に逆流したり、多孔質材に気体が入って泡が生じたりしたとしても、キャップ40と液体噴射部26の距離がキャッピング時よりも離れているので、逆流した流体や泡が液体噴射部26に付着しにくい。
なお、空間CPを大気開放したときに、液体噴射部26のノズル開口面26aには、ノズル27から排出された液滴が付着していることがある。この場合、側壁部52の開口端と仕切部材61の表面63の距離Dtを短くしておくと、仕切部材61の表面63がノズル開口面26aに付いた液滴に接触して、その液滴を仕切部材61によって吸い取ることができる。
また、吸引クリーニングの実行後には、液体噴射部26のノズル開口面26a等に液滴が残っている場合があるため、キャッピングを解除した後にワイピングを行ってノズル開口面26aを払拭しておくことが好ましい。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)キャップ40内の空間を第1空間S1と第2空間S2とに仕切る仕切部材61は、側壁部52との間に隙間SPを生じるようにキャップ40内に配置される。そのため、キャッピング時に吸引孔54を通じてキャップ40内を吸引すると、第2空間S2に生じた負圧が側壁部52との間に生じた隙間SPを通じて第1空間S1に及び、ノズル27から液体を吸引排出させる吸引クリーニングが実行される。また、吸引クリーニングの実行後、キャップ40内に生じた負圧を解消するために大気連通孔55を通じてキャップ40内を大気に連通させると、大気連通孔55から外気が勢いよくキャップ40内に流入する。このとき、大気連通孔55が開口する第2空間S2とノズル27が開口する第1空間S1とは仕切部材61によって仕切られているため、キャップ40内の液体や流入した気体がノズル27内に入って、噴射不良の原因となる気泡となることが抑制される。したがって、吸引クリーニングに伴う噴射不良の発生を抑制することができる。
(2)底壁部53と仕切部材61の距離Dbは、側壁部52と仕切部材61の距離Dsよりも長いので、大気連通孔55から流入する気体は、ノズル27が開口する第1空間S1よりも、底壁部53と仕切部材61により囲み形成される第2空間S2に流動しやすくなる。これにより、キャップ40内に流入する気体がノズル27内に入りにくくなるので、気体の流入に伴う噴射不良の発生を抑制することができる。
(3)保持部材71で仕切部材61を保持することにより、仕切部材61と底壁部53との間に第2空間S2を形成することができる。また、保持部材71で仕切部材61を保持することにより、仕切部材61と側壁部52との間の隙間SPを精度よく確保することができる。
(4)仕切部材61がキャッピング時にノズル27と対向する位置に配置されることにより、側壁部52と仕切部材61の間の隙間SPにノズル27が対向しないようにすることができる。これにより、隙間SPを通じて第2空間S2から第1空間S1に流入する気体がノズル27に入り込むことを抑制することができる。
(5)キャッピング時に仕切部材61が大気連通孔55の開口とノズル27の開口との間に配置されるので、大気連通孔55を通じてキャップ40内に流入する気体がノズル27に入り込むことを抑制することができる。
(6)キャッピング時に仕切部材61が吸引孔54の開口とノズル27の開口との間に配置されるので、吸引を停止したときなどに吸引孔54からキャップ40内に液体または気体が逆流したとしても、その液体または気体がノズル27に入り込むことを抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下に示す変更例のように変更してもよい。また、上記実施形態及び下記変更例は、任意に組み合わせることができる。
・図8に示す変更例のように、保持部材71において底壁部53に接触する部分を板ばねでない支持部79にしてもよい。
・図8に示す変更例のように、保持部材71に係止部75,76を設けなくてもよい。この場合にも、仕切部材61の長手側面66に表面63から底面62まで延びる溝を設ければ、仕切部材61と側壁部52の間に隙間を設けることができる。
・図8に示す変更例のように、吸引孔54の開口の一部が仕切部材61によって覆われていてもよい。この場合には、吸引機構33が駆動したときに、多孔質材からなる仕切部材61が吸収した液体を吸引して排出することができる。
この構成によれば、吸引孔54の開口の一部が仕切部材61によって覆われるので、吸引孔54を通じてキャップ40内を吸引したときに、多孔質材により構成される仕切部材61に吸収された液体を吸い出して、キャップ40外に排出することができる。
なお、この構成を採用して、内側面52aと仕切部材61の短手側面64との間に隙間SPがなくなった場合には、別の位置に第1空間S1と第2空間S2とを連通させる隙間を設けるとよい。例えば、大気連通孔55が開口する側壁部52の内側面52bと仕切部材61の短手側面65との間に隙間を設けてもよいし、仕切部材61の長手側面66に表面63から底面62まで延びる溝を設けるなどして、長手側面66と側壁部52の間に隙間を設けてもよい。
・本体部51から挿通部78または底板部73を突設させて、凹部50内において仕切部材61を保持するようにしてもよい。この場合には、キャップ40が保持部材71を備えなくてもよい。
・キャッピング時において、吸引孔54とノズル27の間に仕切部材61があるかないかに係わらず、吸引孔54の開口の中心位置をノズル27と対向しない位置に配置してもよい。同じく、キャッピング時において、大気連通孔55とノズル27の間に仕切部材61があるかないかに係わらず、大気連通孔55の開口の中心位置をノズル27と対向しない位置に配置してもよい。例えば、キャッピング時において、吸引孔54または大気連通孔55の開口の中心位置が、走査方向Xまたは搬送方向Yにおいて、ノズル27とずれた位置に配置されるようにするとよい。
・メンテナンスユニット31がフラッシングボックス35を備えなくてもよい。この場合には、フラッシングにより噴射される液体をキャップ40によって受容してもよい。この場合、フラッシングにより噴射される液体の飛翔距離が長いと、液体の噴射に伴って微細なミストが発生し、このミストがノズル開口面26aに付着して液滴となる虞がある。その点、側壁部52の先端と仕切部材61の表面63の距離Dtを短くしておけば、フラッシングにより噴射される液体の飛翔距離を相対的に短くすることができるため、不要なミストの発生を抑制することができる。ただし、距離Dtを短くしすぎると、仕切部材61の膨張変形や製造誤差等によって、キャッピング時に表面63がノズル開口面26aに接触する虞があるため、Ds<Dt<Dbとすることが好ましい。
・メンテナンスユニット31が保湿用キャップ36を備えなくてもよい。この場合には、液体の噴射動作を行わないときなどに、吸引用のキャップ40でキャッピングをしておくことにより、ノズル27の乾燥を抑制することができる。
・液体噴射装置11は、液体噴射部26を保持するキャリッジ25を備えず、印刷範囲が媒体STの幅全体に亘るラインヘッドを備えるラインヘッドタイプのものであってもよい。
・媒体STは用紙に限らず、プラスチックフィルムや薄い板材などでもよいし、捺染装置などに用いられる布帛、Tシャツ等の衣類、あるいは、文具または食器等の立体物であってもよい。
・液体噴射部が噴射する液体はインクに限らず、例えば機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体などであってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射して記録を行う構成にしてもよい。
11…液体噴射装置、13…筐体部、14…給送部、15…支持台、15a…リブ、16…液体収容体、17…収容体保持部、24…ガイド軸、25…キャリッジ、26…液体噴射部、26a…ノズル開口面、27…ノズル、28…廃液回収体、29…装着部、31…メンテナンスユニット、32…キャップユニット、33…吸引機構、33a…回転体、34…ワイパー、35…フラッシングボックス、36…保湿用キャップ、37…吸引流路、38…通気流路、39…大気開放弁、40…キャップ、41…移動機構、50…凹部、51…本体部、52…側壁部、52a…内側面、52b…内側面、52c…リップ部、53…底壁部、54…吸引孔、54a…角部、55…大気連通孔、55a…角部、56…接続管部、57…接続管部、61…仕切部材、62…底面、63…表面、64…短手側面、65…短手側面、66…長手側面、67…挿通孔、71…保持部材、72…網状部、73…底板部、74…板ばね部、75…係止部、76…係止部、77…支持板部、78…挿通部、79…支持部、X…走査方向、Y…搬送方向、Z…重力方向、CP…空間、S1…第1空間、S2…第2空間、SP…隙間。

Claims (8)

  1. 液体を噴射可能なノズルを有する液体噴射部と、
    前記液体噴射部に接触したときに前記ノズルが開口する空間を囲み形成するキャッピングを行うように構成されたキャップと、
    を備え、
    前記キャップは、前記キャッピング時に先端が前記液体噴射部に接触する側壁部と、前記側壁部と交差する底壁部と、前記キャップ内に開口する吸引孔と、前記キャップ内に開口する大気連通孔と、前記側壁部との間に隙間を生じるように前記キャップ内に配置される仕切部材と、を有し、
    前記仕切部材は、前記キャップ内の空間を、前記側壁部の先端部分が形成する第1空間と、前記吸引孔及び前記大気連通孔が開口する第2空間とに仕切るように前記キャップ内において配置され
    前記底壁部と前記仕切部材の距離は、前記側壁部と前記仕切部材の距離よりも長い
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記キャップは、前記キャップ内で前記仕切部材を保持する保持部材を有し、
    前記保持部材により前記隙間が確保される
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記仕切部材は、前記キャッピング時に前記ノズルと対向する位置に配置される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記仕切部材は、前記キャッピング時に前記大気連通孔の開口と前記ノズルの開口との間に配置される
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記仕切部材は、前記キャッピング時に前記吸引孔の開口と前記ノズルの開口との間に配置される
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  6. 前記仕切部材は液体を吸収可能な多孔質材により構成され、
    前記吸引孔の開口の一部は前記仕切部材によって覆われる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  7. 液体を噴射可能なノズルを有する液体噴射部に接触したときに、前記ノズルが開口する空間を囲み形成するキャッピングを行うように構成されたキャップであって、
    前記キャッピング時に先端が前記液体噴射部に接触する側壁部と、
    前記側壁部と交差する底壁部と、
    前記キャップ内に開口する吸引孔と、
    前記キャップ内に開口する大気連通孔と、
    前記側壁部との間に隙間を生じるように前記キャップ内に収容される仕切部材と、
    を備え、
    前記仕切部材は、前記キャップ内の空間を、前記側壁部の先端部分が形成する第1空間と、前記吸引孔及び前記大気連通孔が開口する第2空間とに仕切るように前記キャップ内において配置され
    前記底壁部と前記仕切部材の距離は、前記側壁部と前記仕切部材の距離よりも長い
    ことを特徴とするキャップ。
  8. 前記仕切部材は液体を吸収可能な多孔質材により構成され、
    前記吸引孔の開口の一部は前記仕切部材によって覆われる
    ことを特徴とする請求項7に記載のキャップ。
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