JP6550313B2 - エアバッグカバー - Google Patents

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本発明は、エアバッグカバーに関する。
従来から、自動車などの車両が衝突した際の衝撃から乗員を保護するエアバッグが公知である(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のエアバッグカバーは、折り畳まれたエアバッグを覆うカバー本体と、カバー本体の外面を被覆する表皮材と、を備える。特許文献1に記載のエアバッグカバーでは、表皮材は、複数の皮革(合成皮革、天然皮革など)を縫製することにより縫製部が形成され、この皮革の縫製部がカバー本体のテアラインの直上に配置されている。
特開2009−220633号公報
特許文献1に記載のエアバッグカバーでは、皮革の縫製部がテアラインの直上に配置され、さらに、皮革の縫製部とカバー本体の溝部との間に隙間があるので、エアバッグの展開時において、皮革の縫製部が表皮材の剥がれの起点となる場合がある。
そこで、本発明は、エアバッグ展開時において、カバー本体からの表皮材の剥がれを抑制することを目的とする。
本発明に係るエアバッグカバーは、折り畳まれたエアバッグを覆うカバー本体と、前記カバー本体の外面を被覆する表皮材と、を備える。前記カバー本体は、破断予定部及びヒンジ部により区画される扉予定部と、前記カバー本体の外面に形成され、前記カバー本体の外面側から入れ込むように前記表皮材を木目込み処理する木目込み溝と、を有する。前記木目込み溝は、前記扉予定部の外方に位置するとともに、少なくとも一部が前記ヒンジ部に沿って平行に形成される。
本発明に係るエアバッグカバーでは、表皮材の端末部を入れ込む木目込み溝が、扉予定部の外方に位置するとともに、少なくとも一部がヒンジ部に沿って平行に形成される。これにより、エアバッグが展開して、扉予定部がヒンジ部を中心に回動する際に、カバー本体は木目込み溝の溝幅が狭くなる方向に変形し、表皮材の端末部と木目込み溝とが強く干渉する。
したがって、本発明に係るエアバッグカバーでは、エアバッグの展開力によって発生した応力により表皮材が木目込み溝に強固に挟み込まれ、表皮材の剥がれを抑制することができる。
本発明の実施形態に係るエアバッグカバーが設けられたステアリングホイールを示す部分破断斜視図である。 本発明の実施形態に係るエアバッグカバーの正面図である。 図2のA−A線による断面図である。 (a)はカバー本体の要部を示す部分破断斜視図であり、(b)はカバー本体の要部を示す平面図であり、(c)は(b)のB−B線による断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面とともに詳述する。
本実施形態では、自動車のステアリングホイールに設けられるエアバッグカバーを例示する。
図1に示すように、ステアリングホイール1は、ステアリングホイール本体2を有する。ステアリングホイール本体2は、円環状に形成されたグリップ部であるリム部3と、リム部3の内方に位置するボス部4と、これらリム部3とボス部4とを連結する複数(本実施形態では、3本)のスポーク部5と、から主に構成される。ステアリングホイール本体2の中央部(ボス部4)に、エアバッグカバー10が設けられる。
図1から図3に示すように、エアバッグカバー10は、折り畳まれたエアバッグ(図示せず)を覆うカバー本体(基材)11と、カバー本体11の外面を被覆する表皮材12と、を備える。表皮材12は、天然皮革、合成皮革、布、木目フィルムなどによって構成されており、カバー本体11の外面を全て覆うように2枚の表皮材12,12が設けられている(接着されている)。
カバー本体11は、合成樹脂材料によって構成される。カバー本体11は、ボス部4の一部を覆う表板部13と、表板部13の裏面(内面)に突設された縦壁部14と、が一体に形成される。縦壁部14は、表板部13の裏面に、後述する扉予定部19の外方に位置させて形成される。そして、カバー本体11の表板部13と縦壁部14とで囲まれた部分に、折り畳まれたエアバッグを収納するエアバッグ収納部15が区画され、表板部13の表面(外面)の中央部に、装飾部材としてのエンブレム16が配設される。
カバー本体11(表板部13)の裏面に、破断予定部17及びヒンジ部18が形成され、これら破断予定部17及びヒンジ部18により複数(本実施形態では、4枚)の扉予定部19が区画される。破断予定部17は、テア溝、テアラインなどとも称されるものであり、表板部13の裏面に所定の深さに凹設されて、表板部13の他の部分よりも脆弱になるように形成される。一方、ヒンジ部18は、ヒンジ溝、ヒンジラインなどとも称されるものであり、破断予定部17よりも浅い所定の深さに凹設されて、扉予定部19が外側に展開する際の回動軸となるように構成される。エアバッグの展開時には、カバー本体11がエアバッグによって内側から押圧されることにより、カバー本体11に設けた破断予定部17を基点としてカバー本体11が破断し、扉予定部19がヒンジ部18を回動軸として開くようになっている。
カバー本体11(表板部13)の表面には、扉予定部19の外縁部近傍の位置に、表皮材12を木目込み処理する木目込み溝20が形成される。木目込み溝20は、扉予定部19の外方に位置するとともに、破断予定部17及びヒンジ部18に沿って平行に形成されている。すなわち、木目込み溝20は、扉予定部19の周囲を囲うように表板部13の表面上に延在している。また、木目込み溝20は、表板部13の表面における縦壁部14の直上から縦壁部14の外方に跨って位置している。この木目込み溝20は、所謂キャラクタライン(意匠上の溝)ではなく、表皮材12の端末部を入れ込むための溝であるため、ある程度の深さを有しており、少なくともヒンジ部18よりも深くなるように形成されている。
図3及び図4に示すように、木目込み溝20は、互いに対向する一対の内壁部20a,20aと、底壁部20bと、を有する。木目込み溝20の内壁部20aには、木目込み溝20の内方に突出する突起部21が形成される。一対の内壁部20a,20aの内の一方の内壁部20aに形成される突起部21と他方の内壁部20aに形成される突起部21とは、木目込み溝20の延在方向に対して重複しない位置に配置される。すなわち、突起部21は、一方の内壁部20aに形成される突起部21と、他方の内壁部20aに形成される突起部21とが互い違いに配置されている。
そして、2枚の表皮材12,12の端末部を木目込み溝20に入れ込む(木目込む)ことにより、これら2枚の表皮材12,12の端末部が木目込み溝20の一対の内壁部20a,20a間に挟持されるようになっている。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
(1)本実施形態に係るエアバッグカバー10は、折り畳まれたエアバッグを覆うカバー本体11と、カバー本体11の外面を被覆する表皮材12と、を備える。カバー本体11は、破断予定部17及びヒンジ部18により区画される扉予定部19と、カバー本体11の外面に形成され、表皮材12を木目込み処理する木目込み溝20と、を有する。木目込み溝20は、扉予定部19の外方に位置するとともに、少なくとも一部がヒンジ部18に沿って平行に形成される。
本実施形態に係るエアバッグカバー10では、表皮材12の端末部を入れ込む木目込み溝20が、扉予定部19の外方に位置するとともに、少なくとも一部がヒンジ部18に沿って平行に形成される。これにより、エアバッグが展開して、扉予定部19がヒンジ部18を中心に回動する際に、カバー本体11は木目込み溝20の溝幅が狭くなる方向に変形し、表皮材12の端末部と木目込み溝20とが強く干渉する。
したがって、本実施形態に係るエアバッグカバー10では、エアバッグの展開力によって発生した応力により表皮材12が木目込み溝20に強固に挟み込まれ、表皮材12の剥がれを抑制することができる。
また、表皮材12の端末部同士を縫製しなくとも、エアバッグの展開時において、表皮材12の端末部と木目込み溝20とが強く干渉するため、表皮材12の端末部同士の縫製を簡略化又は省略することができ、縫製コストを削減することが可能になる。
さらに、木目込み溝20及び木目込み処理された表皮材12の端末部が意匠上のアクセントになり、高級なイメージを自動車の乗員などに与えることができることから、意匠性にも優れている。
(2)カバー本体11は、カバー本体11の内面に扉予定部19の外方に位置させて形成される縦壁部14を有し、木目込み溝20は、縦壁部14の直上に位置し、又は縦壁部14の外方に位置する。
木目込み溝20を、カバー本体11における縦壁部14の直上に設け、又はカバー本体11における縦壁部14の外方に設けることは、カバー本体11(エアバッグカバー10)の強度を確保するために有利に作用する。一方、木目込み溝20をカバー本体11におけるヒンジ部18の直上に設けることは、ヒンジ部18の強度を低下させることになり、カバー本体11における扉予定部19の内方に設けることは、扉予定部19の強度を低下させることになる。
(3)木目込み溝20は、互いに対向する一対の内壁部20a,20aを有し、内壁部20aには、木目込み溝20の内方に突出する突起部21が形成される。
突起部21を木目込み溝20の内壁部20aに形成することにより、エアバッグの展開力によって発生した応力が突起部21に集中的に加わり、表皮材12の端末部の浮き上がりを抑制することができる。
(4)一対の内壁部20a,20aの内の一方の内壁部20aに形成される突起部21と他方の内壁部20aに形成される突起部21とは、木目込み溝20の延在方向に対して重複しない位置に配置される。
このような突起部21の配置により、突起部21が表皮材12の端末部をジグザグに挟み込むので、表皮材12を木目込み溝20の延在方向に張力を与えつつ木目込み溝20に挟み込むことができ、表皮材12の浮き上がりをより効果的に抑制することができる。
ところで、本発明のエアバッグカバーは前述の実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
前述の実施形態では、ステアリングホイールに設けられたエアバッグカバーを例示したが、本発明はこれに限定されず、助手席前方のインストルメントパネルなどに設けられるエアバッグカバーに適用することも可能である。
また、前述の実施形態では、一対の内壁部20a,20aの内の一方の内壁部20aに形成される突起部21と他方の内壁部20aに形成される突起部21とは、木目込み溝20の延在方向に対して重複しない位置に配置されるとした。しかしながら、これに限定されず、一対の内壁部20a,20aの内の一方の内壁部20aに形成される突起部21と他方の内壁部20aに形成される突起部21とを、木目込み溝20の延在方向に関する同位置で向かい合うように配置されてもよい。また、一対の内壁部20a,20aの内の一方の内壁部20aにのみ突起部21を設け、他方の内壁部20aには突起部21を設けないようにしてもよい。
10 エアバッグカバー
11 カバー本体
12 表皮材
17 破断予定部
18 ヒンジ部
19 扉予定部
20 木目込み溝
21 突起部

Claims (4)

  1. 折り畳まれたエアバッグを覆うカバー本体と、
    前記カバー本体の外面を被覆する表皮材と、を備え、
    前記カバー本体は、破断予定部及びヒンジ部により区画される扉予定部と、前記カバー本体の外面に形成され、前記カバー本体の外面側から入れ込むように前記表皮材を木目込み処理する木目込み溝と、を有し、
    前記木目込み溝は、前記扉予定部の外方に位置するとともに、少なくとも一部が前記ヒンジ部に沿って平行に形成される
    ことを特徴とするエアバッグカバー。
  2. 前記カバー本体は、前記カバー本体の内面に前記扉予定部の外方に位置させて形成される縦壁部を有し、
    前記木目込み溝は、前記縦壁部の直上に位置し、又は前記縦壁部の外方に位置する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグカバー。
  3. 前記木目込み溝は、互いに対向する一対の内壁部を有し、
    前記内壁部には、前記木目込み溝の内方に突出する突起部が形成される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエアバッグカバー。
  4. 前記一対の内壁部の内の一方の内壁部に形成される突起部と他方の内壁部に形成される突起部とは、前記木目込み溝の延在方向に対して重複しない位置に配置される
    ことを特徴とする請求項3に記載のエアバッグカバー。
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