JP6537588B1 - 探索システムおよび探索方法 - Google Patents

探索システムおよび探索方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6537588B1
JP6537588B1 JP2017241587A JP2017241587A JP6537588B1 JP 6537588 B1 JP6537588 B1 JP 6537588B1 JP 2017241587 A JP2017241587 A JP 2017241587A JP 2017241587 A JP2017241587 A JP 2017241587A JP 6537588 B1 JP6537588 B1 JP 6537588B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication device
mobile station
tracking
information terminal
mobile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017241587A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019110416A (ja
Inventor
正信 平峰
正信 平峰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2017241587A priority Critical patent/JP6537588B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6537588B1 publication Critical patent/JP6537588B1/ja
Publication of JP2019110416A publication Critical patent/JP2019110416A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

【課題】 携帯通信機の紛失をユーザに知らせるとともに、この携帯通信機あるいは、携帯通信機に付随する物品あるいは、携帯通信機を所持する人の発見、追跡を広域において実現する。【解決手段】 携帯通信機1と狭域通信する情報端末2および移動局3と、情報端末2及び移動局3と広域通信する追跡サーバ4とを用い、情報端末2と携帯通信機1との狭域通信の状態を監視して携帯通信機1が紛失状態か否か判定し、紛失と判定された場合、追跡サーバ4は追跡する移動局3を選定し、追跡を指示する。移動局3からの追跡結果をもとに追跡サーバ4は携帯通信機1の所在領域を計算し、情報端末1に送信する。情報端末1の位置表示部25には、情報端末1の位置と、携帯通信機の所在領域が表示されるので、情報端末2を保持するユーザは携帯通信機1の位置を容易に把握できる。【選択図】図1

Description

この発明は、自動車の無線鍵等の携帯通信機の紛失を防止するとともに、携帯通信機あるいは、携帯通信機に付随する物品あるいは、携帯通信機を所持する人の発見、追跡を可能とする無線通信を利用した探索システムおよび探索方法に関するものである。
携帯する物品が、紛失、置き忘れ、あるいは盗難によって手元から離れたことを通知する無線通信システムが知られている。このような無線通信システムは、発信装置と、これと通信可能な携帯端末で構成され、この発信装置を物品に付随させる。発信装置と携帯端末の距離を通信の状況変化によって検知し、物品が手元から離れたことを、携帯端末を所持するユーザへ通知する(例えば、特許文献1)。
また、特許文献2記載の物品管理システムは、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信を利用した発信装置を物品に付随させ、これと通信可能な端末を所定位置に配置する。BLE通信の可否、またはBLE通信で得られる情報をもとに発振装置を有する物品の位置探索を行う。さらにこの発明を被介護者の徘徊防止に適用できることが開示されている。
上述の特許文献1および特許文献2は、探索可能な通信範囲が限定されており、また、端末位置が固定されているため、紛失物の追跡も限られた範囲となってしまう。
これに対し、紛失物や盗難物を広域に追跡可能なシステムが提案されている(例えば、特許文献3および特許文献4)。
特許文献3記載の盗難紛失防止システムおよび方法は、盗難や紛失を知らせるアラームに気付かなかった場合の対策として、紛失または盗難直後の発信装置の位置を探索する機能を実現したもので、紛失したユーザが所持する携帯端末と通信可能な近傍領域に存在する第3者の携帯端末に代理探索を依頼する処理を行う。物品に付随する発信機が第3者の携帯端末の通信エリアに入った場合、管理サーバを通じてユーザへ通知する。
特許文献4記載の逸失物発見システムは、複数の情報端末と、発信装置としての位置検知端末と、サーバ装置からなるシステムであり、情報端末を保有するユーザが位置検知端末を取り付けた物品を紛失した場合、サーバにその情報が通知される。たまたま物品の近くにある他のユーザの情報端末が発信装置の信号を発見すると、これをサーバに通知し紛失物であると確認された場合、紛失物に関連づけられた特定ユーザの情報端末に位置情報を送信する。
特開2009−213036号公報 特許第5748921号公報 特開2016−167183号公報 特許第5894309号公報
特許文献3および特許文献4に記載のものでは、ユーザが紛失を知らせるアラームを見逃した場合でも追跡可能となっているが、紛失物に付随した発振装置の近くにある他のユーザの情報端末が発信信号を探知し、これをサーバ経由でユーザの端末に通知するため、発信装置を発見するためには、専用のアプリケーションをインストールし、常時立ち上げている必要がある、また、情報端末を常時受信状態にする必要がある。これにより、情報端末のバッテリーを多く消費するという問題がある。また、発振装置の位置を情報装置の位置のみで代表しているため、精度の良い位置情報をユーザに提示できない問題もある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、携帯通信機あるいは、携帯通信機に付随する物品あるいは、携帯通信機を所持する人の発見、追跡を広域において可能とする無線通信を利用した探索システムおよび探索方法を提供することを目的とする。
本発明の探索システムは、携帯通信機と、前記携帯通信機と狭域通信する情報端末と、前記携帯通信機と狭域通信する移動局と、前記情報端末及び前記移動局と広域通信する追跡サーバとを備えた探索システムであって、前記携帯通信機は、前記情報端末および前記移動局と通信する第1狭域通信回路を備え、前記情報端末は、前記携帯通信機と通信する第2狭域通信回路と、前記追跡サーバと通信する第1広域通信回路と、前記情報端末自身の位置情報を取得する端末位置取得部と、狭域通信を利用して前記携帯通信機を紛失したことを判定するとともに、紛失時の位置情報を含む紛失情報を、前記追跡サーバへ通知する紛失判定部と、前記端末位置取得部で取得した前記情報端末自身の位置情報による前記情報端末の所在領域と前記携帯通信機の所在領域を地図上に表示する位置表示部とを備え、前記移動局は、前記携帯通信機と通信する第3狭域通信回路と、前記追跡サーバと通信する第2広域通信回路と、前記追跡サーバからの指示により前記携帯通信機を追跡するとともに、狭域通信を利用して前記携帯通信機までの距離を計測する通信機位置取得部と、前記移動局自身の位置情報を取得し、前記移動局の位置情報と、前記通信機位置取得部で取得した前記携帯通信機までの距離情報とを前記追跡サーバへ通知する移動局位置取得部とを備え、前記追跡サーバは、前記情報端末および前記移動局と通信する第3広域通信回路と、事前登録されている前記移動局の位置情報を更新して保有し、前記情報端末から受信した前記携帯通信機の紛失情報をもとに予め定められた追跡エリア内の前記移動局の中から追跡を行う1つまたは複数の移動局を選定し、前記携帯通信機の追跡処理を指示する位置追跡部と、選定された前記移動局から受信した情報から前記携帯通信機の位置を所在領域として算出し、算出された前記携帯通信機の所在領域を前記情報端末へ送信する位置計算部とを備えるとともに、前記追跡サーバの前記位置追跡部は、更新された前記携帯通信機の所在領域をもとに、前記追跡エリアを更新するとともに、前記移動局の選定を見直し、追跡処理を指示された前記移動局が前記追跡エリア外に出た場合、前記移動局の選定を見直すものである。
本発明の探索方法は、携帯通信機と狭域通信する情報端末と、前記携帯通信機と狭域通信する移動局と、前記情報端末及び前記移動局と広域通信する追跡サーバとを用い、前記携帯通信機を探索する方法であって、前記情報端末において、前記情報端末と前記携帯通信機との狭域通信の状態を監視して前記携帯通信機が紛失状態か否か判定し、紛失状態と判定された場合、前記情報端末自身の所在領域を取得し、前記追跡サーバへ広域通信を介して、前記携帯通信機の紛失時の前記情報端末の所在領域を前記携帯通信機の紛失時位置とした情報を含む紛失情報を送信するともに前記携帯通信機の追跡依頼を送信し、前記情報端末の位置表示部に、前記情報端末自身の所在領域と前記携帯通信機の所在領域を地図上に表示し、前記携帯通信機の追跡を依頼された前記追跡サーバにおいて、事前登録されている前記移動局の位置情報を更新して保有し、受信した前記携帯通信機の紛失情報を用いて、予め定められた追跡エリア内の前記移動局の中から追跡処理を行う移動局を選定し、選定された前記移動局へ広域通信を介して、前記携帯通信機の追跡処理を指示し、追跡処理を指示された前記移動局において、前記携帯通信機を追跡するとともに、狭域通信を用いて前記携帯通信機までの距離を計測するとともに、追跡処理を指示された前記移動局自身の位置情報を取得して、該移動局の位置情報と、計測された前記携帯通信機までの距離情報とを広域通信を介して前記追跡サーバへ送信し、追跡処理を指示された前記移動局の位置情報と計測された追跡処理を指示された前記移動局から前記携帯通信機までの距離情報とを受信した前記追跡サーバは、前記携帯通信機の所在領域を算出して前記情報端末へ広域通信を介して送信し、前記携帯通信機の所在領域を受信した前記情報端末において、受信した前記携帯通信機の所在領域を前記位置表示部で更新して表示し、前記追跡サーバにおいて、更新された前記携帯通信機の所在領域をもとに、前記追跡エリアを更新するとともに、前記移動局の選定を見直し、追跡処理を指示された前記移動局が前記追跡エリア外に出た場合、前記移動局の選定を見直して、前記携帯通信機を探索するものである。
本発明の探索システムおよび探索方法によれば、無線通信システムを利用し、携帯通信機の位置情報を精度よく取得可能な広域通信網上の移動局により携帯通信機を追跡するようにしたので、広域で効率的な追跡が可能となる。また、情報端末では、追跡サーバが算出した携帯通信機の所在領域と、自身の情報端末の所在領域を随時地図上に表示することで、携帯通信機の位置の把握が容易となる。これにより、携帯通信機、携帯通信機に付随する物品あるいは、携帯通信機を所持する人の発見、追跡を広域において効率的に可能となる。
この発明の実施の形態1に係る無線通信を利用した探索システムを示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る探索システムにおいて情報端末の位置表示部による所在領域の表示例を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る探索システムにおいて移動局が計測した携帯通信機の所在領域の例を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係る探索システムにおいて移動局が計測した携帯通信機の所在領域の別の例を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係る探索システムにおいて自動車のキーレスシステムへの適用例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る探索システムにおいて携帯通信機の所在領域を算出する方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る探索システムによる携帯通信機の追跡経過の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る探索システムにおいて情報端末の位置表示部が表示する携帯通信機の所在領域を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る探索システムにおいて情報端末における携帯通信機の紛失検知から追跡結果表示までの一連の処理の例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る探索システムにおいて追跡サーバにおける追跡制御の例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る探索システムにおいて移動局における追跡処理の例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る探索システムにおいて情報端末の位置表示部が表示する携帯通信機の所在領域を示す別の例の図である。 この発明の実施の形態2に係る探索システムによる携帯通信機の追跡経過の例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る探索システムによる携帯通信機の追跡経過の別の例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図を参照して説明する。なお、各図中、同一符号は、同一または相当部分を示すものとする。
実施の形態1.
以下、図面を参照して、本発明を説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る探索システムの構成を示すブロック図である。本探索システムは無線通信を利用し、携帯通信機1、情報端末2、移動局3および追跡サーバ4を備える。
図において、携帯通信機1は、追跡される物品に付随またはユーザが所持する通信機であって、狭域通信回路11を有している。この狭域通信回路11は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信方式などを利用して、ユーザが所持する情報端末2と自動車等に搭載される移動局3との間で通信を行う。
情報端末2は、スマートフォン等の携帯端末で構成され、BLE通信方式などを利用して携帯通信機1と通信する狭域通信回路21と、広域通信により追跡サーバ4と通信を行うための広域通信回路22と、狭域通信の状態変化を監視し、携帯通信機1が紛失した状態にあるか否かを判定するとともに、紛失した携帯通信機1を特定して通信するために必要なID、セキュリティ情報を有する紛失情報に、紛失時の位置情報を加え追跡サーバ4へ通知する紛失判定部23と、GPS(Global Positioning System)センサを利用して情報端末自身の位置情報を取得する端末位置取得部24と、情報端末2自身ならびに携帯通信機1の所在領域を、情報端末2のディスプレイ上に表示する位置表示部25を備えている。
移動局3は、自動車などに搭載される移動が可能な通信機で、BLE通信方式などを利用して携帯通信機1と通信する狭域通信回路31と、広域通信により追跡サーバ4と通信を行うための広域通信回路32と、狭域通信を利用し、距離の2乗に比例して減衰する信号強度または通信に要する時間をもとに、携帯通信機1との距離を計測する通信機位置取得部33と、GPSセンサを利用して取得した移動局3自身の位置情報と、携帯通信機1までの距離情報を合せて、追跡サーバ4へ通知する移動局位置取得部34を備えている。
追跡サーバ4は、情報端末2および移動局3と通信する広域通信回路41と、情報端末2から受信した携帯通信機1の紛失情報をもとに複数の移動局を選択し、これに追跡処理を指示する位置追跡部42と、これら複数の移動局からの追跡結果をもとに携帯通信機1の所在領域を計算する位置計算部43を備えている。
携帯通信機1、情報端末2、移動局3および追跡サーバ4は、それぞれの機能を実行するためのハードウエアとして、通信回路のほかに処理回路として、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置(コンピュータ)、演算処理装置とデータのやり取りする記憶装置、演算処理装置に外部の信号を入力する入力回路、及び演算処理装置から外部に信号を出力する出力回路等を備えている。
図2は、情報端末2の位置表示部25が、ディスプレイにユーザが所持する情報端末2自身の所在領域9と携帯通信機1の所在領域8を地図上に表示した様子を示している。情報端末2の所在領域9は、端末位置取得部24がGPSセンサから定期的に取得した位置を中心として、精度の値(距離)を円形で表している。一方、携帯通信機1の所在領域8は、紛失判定部23が携帯通信機1を紛失状態と判定した時点の情報端末2の所在領域9としている。紛失後、情報端末を所持するユーザが移動したため、図2では携帯通信機1の所在領域8と情報端末2自身の所在領域9が離れている状況を示している。このように表示することで、現在のユーザの位置と紛失した携帯通信機1の位置関係を、精度を含めて提示可能となる。
図3及び図4は、移動局3が計測した携帯通信機1の所在領域を説明するための図である。移動局3の通信機位置取得部33は、狭域通信回路31が捕捉した携帯通信機が送信するBLE通信の信号強度もしくは、移動局3の狭域通信回路31と携帯通信機1の狭域通信回路11の間を往復する信号の通信時間により、移動局3から携帯通信機1までの通信機距離Lを算出する。したがって、携帯通信機1は、移動局3を中心とする通信機距離Lを半径とする円7(図中の破線)の円周上に存在する。
一方、移動局3自身の位置は、移動局位置取得部34が、GPSセンサで受信する位置情報から求める。このGPSセンサの位置情報には、意図的に付加された誤差と衛星の捕捉状態による誤差が重畳された形で含まれており、緯度、経度とともにGPS精度距離Sを取得することができる。すなわち、移動局3の所在領域9はGPS精度距離Sを半径とする円6内となる。
従って、GPSセンサに含まれる誤差を考慮した携帯通信機1が存在する所在領域8aは、移動局3を中心として、距離L−Sから距離L+Sまでの領域になる。図3は、 S < Lの場合であり、所在領域8aは図中斜線を付したドーナツ状の領域となり、図4は、S > Lの場合であり、所在領域8aは図中斜線を付した円状の領域となる。
次に、携帯通信機1を紛失した場合に、移動局3により追跡する方法について説明する。
図5は、この発明の実施の形態1に係る探索システムにおいて自動車のキーレスシステムへの適用例を示す図で、3台の自動車に搭載された移動局3が、携帯通信機1としての無線鍵を追跡する時の通信と情報の流れを示した図である。情報端末2であるスマートフォン2aの紛失判定部23が無線鍵1aを紛失したと判定し、広域通信回路22より追跡サーバ4に対し紛失情報を送信し、追跡を開始する。追跡サーバ4の位置追跡部42は、事前登録されている自動車搭載の移動局3と通信しており、刻々と変化する自動車の位置をデータベース化している。なお、自動車の位置は、移動局3がGPS衛星5から送られてくる位置情報を移動局位置取得部34がGPSセンサで受信し、取得している。
なお、図中GPS信号は破線、広域通信は一点鎖線、狭域通信(BLE通信)は実線で示している。
図5では、スマートフォン2aからの紛失情報をもとに、追跡サーバ4が3台の自動車の移動局3a、3b、3cに対し、追跡を指示している。追跡サーバ4の広域通信回路41は、3台の自動車の移動局3a、3b、3cに対し、それぞれが具備する広域通信回路32を介して追跡を指示する。指示された移動局3a、3b、3cは、それぞれが具備する狭域通信回路31を介して、BLE通信により無線鍵1aの狭域通信回路11と通信し、無線鍵1aを追跡する。追跡が成功すると、通信機位置取得部33により無線鍵1aまでの距離を算出する。無線鍵1aの距離を算出した移動局3は、その時点でGPS信号により移動局位置取得部34で得た位置情報とともに、算出した距離を併せた追跡結果を追跡サーバ4に送信する。追跡サーバ4は、位置計算部43でこの追跡結果を総合して位置を算出し、スマートフォン2aに携帯通信機1の所在領域を送信する。
図6は、携帯通信機の所在領域を算出する方法を説明する図で、追跡サーバ4の位置計算部43で、3台の移動局3a、3b、3cによる追跡結果の重ね合わせ処理を行い、位置算出する方法について示した図である。
それぞれの移動局3a、3b、3cから無線鍵1aまでの通信機距離Lを破線の円7で示している。また、GPSの精度距離Sは個々の移動局で異なっている。移動局3a、3b、3c毎に、通信機距離LとGPS精度距離Sをもとに無線鍵1aの所在領域8aを算出する。移動局3aの無線鍵1aの所在領域8aは、移動局3aを中心としてドーナツ状に示された斜線部であり、移動局3b、3cの無線鍵1aの所在領域8aは、移動局3b、3cを中心とした斜線で示された円状の部分である。これら所在領域8aを重ね合わせた領域が2重円で示された所在領域8である。このように、複数の移動局の追跡情報から無線鍵1aの所在領域8の精度を向上させることができる。
図7は、実施の形態1に係る探索システムを用いた携帯通信機の追跡経過の例を示す図である。図中(a)は所在領域9にあるスマートフォン2aを所持するユーザが無線鍵1aを紛失したと、判定された直後の位置関係を示している。この時、無線鍵1aの所在領域8はスマートフォン2aの所在領域9とするので、近接して表示される。追跡サーバ4により指示された移動局3a、3b、3cはBLE通信により無線鍵1aの追跡を開始する。追跡開始直後は、無線鍵1aの狭域通信回路11との通信が不可の場合や信号が非常に小さい場合がある。また、無線鍵1aの実際の位置は、スマートフォン2aには表示されないが、ここでは便宜上表示する。無線鍵1aは盗難等にあった場合、図中(a)から図中(b)のように移動することが想定される。移動局3a、3b、3cは、無線鍵1aの狭域通信回路11と通信可能になるまで追跡を継続する。図中(b)では、移動局3cは無線鍵1aの信号を捕捉できている。図中(c)は、複数の移動局3a、3b、3cによる追跡が成功した状況を示している。このように、移動局3a、3b、3cと無線鍵1aの位置関係の変化によって所在領域が変化、詳細化される様子がわかる。
なお、上述のとおり、図7はスマートフォン2aに表示される画面に相当するが、追跡中の(b)、(c)で示している無線鍵1aは、実際の無線鍵1aと所在領域の関係を示すために便宜上図示したものである。
図8は、図7中(c)で追跡が成功した時の、追跡サーバ4がスマートフォン2aに送信した、無線鍵1aの所在領域8を示す図である。送信された所在領域8と、スマートフォン2aの所在領域9を同時に地図表示している例である。移動局3a、3b、3cから無線鍵1aまでの通信機距離Lをそれぞれ破線で示しており、算出された無線鍵1aの所在領域8が示されている。
このように、追跡サーバ4を介してスマートフォン2aから移動局3a、3b、3cへ継続的に追跡指示を送ることで、紛失した無線鍵1aが移動しても追跡することができる。さらに、スマートフォン2aを所持するユーザとの位置関係が地図上で表示されるため、確実に無線鍵1aを追跡、発見することが可能となる。
次に、本実施の形態1に係る無線通信を用いた探索システムを使って、紛失した携帯通信機1を追跡する処理フローについて、図9A、9B、9Cを参照して説明する。
図9Aは、情報端末2が行う処理のフローチャートを示す。ユーザが情報端末2のアプリケーションを立ち上げると、まずステップST1で狭域通信回路21が携帯通信機1との間で通信処理を開始する。ステップST2では、紛失判定部23が狭域通信状態を監視し、携帯通信機1が紛失状態にあるか否かを判定する。紛失判定の方法としては、携帯通信機1の狭域通信回路11との間で通信が途絶えて切断状態になるか、あるいは携帯通信機1の狭域通信回路11が送信する信号の強度が一定値以下になった時点を検出する方法等がある。これらの判定方法により紛失状態を的確に判断する。
ステップST2で紛失したと判定した場合、情報端末2のバイブレーション、サウンド機能等を利用してユーザに通知するとともに、続くステップST3で端末位置取得部24は、紛失時の情報端末2の位置情報を取得する。この時の位置情報を携帯通信機1の紛失情報とする。位置情報の取得は、GPSセンサで行う。GPSセンサが取得する位置情報には、緯度と経度に加えて位置精度が含まれている。端末位置取得部24は、広域通信回路22より追跡サーバ4へ紛失情報を送信し、追跡を依頼する。これと並行して、ステップST4では、位置表示部25が、情報端末2と携帯通信機1それぞれの所在領域を表示する。図7(a)は、紛失した直後の携帯通信機1と情報端末2の所在領域を、情報端末2の画面に地図表示した例である。
ステップST5では、追跡サーバ4に対し、紛失情報を送信して携帯通信機1の追跡を依頼する。依頼を受けた追跡サーバ4は、図9Bが示すフローチャートに従って、携帯通信機1の追跡処理を制御する(追跡制御と称す)。ステップST6では、追跡結果を受信し、携帯通信機1と情報端末2の所在領域を更新して地図表示する。たとえば、図7(b)では移動局3cが携帯通信機を捕捉できており、所在領域8aが携帯通信機1の更新された所在領域となる。
ステップST7で、追跡を継続する場合、更新後の携帯通信機の所在領域を紛失情報として置き換え、ステップST5に戻る。追跡が完了した場合もしくは追跡結果を受信できなかった場合、追跡を停止したい場合は、処理を終了する。
なお追跡処理途中において、情報端末2の位置に変化があれば、地図表示は更新するようにし、ユーザ自身と追跡対象の携帯通信機の位置関係を把握しやすくする。
図8は、追跡結果を地図表示した例を示している。
図9Bは、追跡サーバ4が行う追跡制御の処理であるフローチャートを示す。追跡サーバ4は、情報端末2から紛失情報を受け取ると、携帯通信機1の追跡制御を開始する。この追跡サーバ4は、データベースに事前登録されている移動局3の位置情報を保持し、逐次更新している。まず、ステップST51で、位置追跡部42は、携帯通信機1の紛失情報に含まれる所在領域の情報をもとに、その周辺領域にある移動局を、データベースから抽出する。さらにステップST52で、選択した1つあるいは複数の移動局3に対し、広域通信によって追跡処理を指示する。追跡処理を受信した移動局3は図9Cに示すフローチャートに従って、携帯通信機1を追跡する。ステップST53では、位置計算部43が1つあるいは複数の移動局3から受信した追跡結果をまとめ、携帯通信機1の所在領域を計算し、その結果を情報端末2へ送信する。
図9Cは、移動局3が行う処理のフローチャートを示す。移動局3は、追跡サーバ4から追跡対象となる携帯通信機1の情報を含む追跡指示を受け取ると、対象の携帯通信機1の追跡処理を開始する。紛失状態にある携帯通信機1は、他の通信機によって発見、通信接続が可能なように、捕捉可能な信号を間欠送信している。ステップST521では、この携帯通信機1の信号を捕捉するため、通信機位置取得部33が、狭域通信回路31を使って、信号のスキャンを開始する。ステップST522は、対象の携帯通信機1の信号を捕捉したか否かを判断する。狭域通信回路31が信号を捕捉した場合、ステップST523で通信機位置取得部33は、狭域通信信号の信号強度や、通信時間を利用して移動局3と携帯通信機1の間の距離を計算する。次にステップST524において、移動局位置取得部34がGPSセンサを使って移動局3の位置情報を取得する。この位置情報には、緯度、経度と位置精度が含まれている。これに通信機位置取得部33が取得した携帯通信機1との距離を併せて、広域通信回路32より広域通信によって追跡サーバ4へ送信し、一連の追跡処理を終了する。
なお、図9Bで、複数の移動局が選択された場合であっても、そのうちの1つでも携帯通信機1の信号を捕捉でき、その移動局から、携帯通信機の距離を受信すれば、追跡サーバ4は携帯通信機1の位置を計算する。
上述の図9A、9B、9Cのフローチャートが示すように、情報端末2と追跡サーバ4と移動局3が連携することで、対象となる携帯通信機1を確実に、しかも効率よく追跡するとともに、ユーザに対し、わかりやすい形で追跡結果を提供することが可能となる。
なお、図7では、図9BのステップST51で、複数の移動局3a、3b、3cが選択されて、携帯通信機1の追跡に成功した例を示したが、携帯通信機1の信号を捕捉できない場合および移動局が追跡すべきエリアから離れた場合等は適宜移動局の選択をやり直せばよい。
図10は、携帯通信機1の追跡が成功した図8とは異なる例であり、追跡サーバ4がスマートフォン2aに送信した、無線鍵1aの所在領域8を示す図である。図10は、図7中の移動局3cが携帯通信機1の追跡エリア外に出たため、新たに選択した移動局3dを含む3台とで携帯通信機1の追跡に成功した例を示している。
追跡エリアは追跡対象の携帯通信機の紛失時の位置情報から所定の範囲を予め決めておけばよい。
また、精度よく携帯通信機1の位置情報を得ることができても、携帯通信機1とユーザ位置が遠い場合は、携帯通信機の確保まで携帯通信機が移動し、再度紛失する虞がある。その場合は、携帯通信機1の位置情報を得ても、継続して、追跡するようにユーザの情報端末から入力できるようにすればよい。
以上説明した実施の形態1による探索システムは、無線通信を利用し、携帯通信機の紛失を判定し、追跡サーバに携帯通信機の追跡を依頼し、ユーザ自身の所在領域と携帯通信機の所在領域を画面に表示する情報端末と、追跡対象の携帯通信機を追跡する移動局を選択し、追跡指示を行う追跡サーバと、追跡対象の携帯通信機からの信号を捕捉して携帯通信機との距離と自身の位置情報を取得し追跡サーバへ送信する移動局とを備えているので、紛失した携帯通信機を効率的に追跡し、位置情報の精度を考慮した所在領域を随時ユーザへ提示することが可能となる。
また、情報端末の紛失判定部は、BLEによる通信中の通信強度を間欠的に検出する機能を有するので、常時紛失条件を監視することが可能となる。
情報端末の端末位置取得部は、GPSセンサが出力する情報端末の位置情報を継続的に取得し、紛失判定部が紛失と判定した時点の位置情報を、紛失時の携帯通信機の所在領域とする紛失情報を追跡サーバに提供するので、これにより効率的な追跡が可能となる。
情報端末の位置表示部は、携帯通信機の紛失位置あるいは追跡結果の位置を、GPSの精度を考慮した所在領域として地図上に表示し、情報端末位置すなわちユーザの所在領域も同時に地図上に表示し、位置に変化があれば表示を更新するため、ユーザ自身と携帯通信機の位置関係が把握しやすい。
また、追跡サーバの位置追跡部は、移動局と定期的に通信して移動局の位置情報をデータベースに保持しているので、追跡依頼する複数の移動局を的確に選定し、追跡する移動局を絞りこむことができ、不要な通信と、追跡に無効な移動局の追跡処理を抑制できる。
本実施の形態1のように、スマートフォン等の携帯端末を利用することで、別途専用の情報端末を用意する必要がなく、導入コストを抑制することができる。
また、このように自動車に移動局を搭載することで、移動局の電源は車両から供給されるため、スマートフォン等の携帯端末で携帯通信機を追跡すると問題となるバッテリー消費の問題は大きく軽減される。一般に自動車は、駐車しているもの、移動しているものなど多数あり、携帯通信機を発見する機会は高いと期待できる。
さらに、自動車のキーレスシステムと呼ばれるような自動車の無線鍵システムと共通化することで、紛失防止及び追跡のための無線通信システムの導入に必要な費用と作業の発生を抑制できる。
実施の形態2.
上述の実施の形態1では、複数の移動局3を選択して、携帯通信機1の追跡を行ったが、本実施の形態では、1つの移動局で追跡する方法について説明する。
図11は、実施の形態2に係る探索システムにおいて携帯通信機1の追跡経過の例を示す図である。図中(a)は所在領域9にいるスマートフォン2aを所持するユーザが無線鍵1aを紛失したと、判定された直後の位置関係を示している。この時、無線鍵1aの所在領域8はスマートフォン2aの所在領域9とするので、近接して表示される。
追跡サーバ4は無線鍵1aの所在領域8に最も近い移動局3aを指定する。移動局3aはBLE通信により無線鍵1aの追跡を開始する。無線鍵1aの実際の位置は、スマートフォン2aには表示されないが、ここでは便宜上表示している。
図中(b)では、移動局3aは、無線鍵1aの狭域通信回路11と通信可能になっていないが、追跡を継続し、図中(c)で、移動局3aは追跡に成功する。
実施の形態1より精度は低いが、ある時刻での無線鍵1aの所在領域8aは特定できる。
図12は、実施の形態2に係る探索システムにおいて携帯通信機1の追跡経過の別の例を示す図である。図中(a)は所在領域9にいるスマートフォン2aを所持するユーザが無線鍵1aを紛失したと、判定された直後の位置関係を示している。この時、無線鍵1aの所在領域8はスマートフォン2aの所在領域9とするので、近接して表示される。
追跡サーバ4は無線鍵1aの所在領域8に最も近い移動局3aを指定する。移動局3aはBLE通信により無線鍵1aの追跡を開始する。無線鍵1aの実際の位置は、スマートフォン2aには表示されないが、ここでは便宜上表示している。
図中(b)で、移動局3aは、無線鍵1aの狭域通信回路11と通信可能となり、追跡に成功する。しかし、図中(c)で示すように、その後、移動局3aが追跡エリアから離れて行く場合、無線鍵1aの追跡は継続できない。その場合、移動局の走行方向も追跡サーバ4で把握しておき、図中(b)で追跡された無線鍵1aの所在領域8aへ向かうあるいは近い移動局3の候補を選択する。図中(c)で示すように、所定の時間経過後所在領域8aへ向かう移動局3bに追跡を指示することで、図中(b)から所定時間経過後の更新された無線鍵1aの所在領域8aを特定できる。
以上説明したように、移動局を同時に複数選択できない場合でも、1つの移動局で追跡できた無線鍵1aの所在領域8aを時間毎に特定し、別の移動局に順次追跡させれば、無線鍵1aの追跡は可能となる。
実施の形態3.
実施の形態1、2では物品に付随する携帯通信機あるいは携帯通信機自身の探索システムについて説明したが、本実施の形態3では携帯通信機1を所持する人の追跡あるいは動物の追跡に適用する例について説明する。
人物追跡のシステムも無線通信を利用し、その構成は、実施の形態1、2の探索システムと同様である。
以下に、携帯通信機1を所持する人物が、行方不明になった場合の追跡について、図9A、図9B、図9Cのフローチャートに準じて説明する。
保護者が情報端末2のアプリケーションを立ち上げると、狭域通信回路21が携帯通信機1との間で通信処理を開始する(ステップST1)。紛失判定部23が狭域通信状態を監視し、携帯通信機1が保護者の認識できる範囲にあるか否かを判定する(ステップST2)。保護者の認識できる範囲にあるか否かを判定の方法の例としては、携帯通信機1の狭域通信回路11との間で通信が途絶えて切断状態になるか、あるいは携帯通信機1の狭域通信回路11が送信する信号の強度が一定値以下になった時点を検出する方法等がある。
保護者の認識できる範囲にないと判定されると、保護者に携帯通信機1を所持する人物が、行方不明になったことを通知するとともに、端末位置取得部24は、行方不明時の情報端末2の位置情報を取得する(ステップST3)。この時の位置情報を携帯通信機1を所持する人物の行方不明情報とする。位置情報の取得は、GPSセンサで行う。端末位置取得部24は、広域通信回路22より追跡サーバ4へ行方不明情報を送信し、追跡を依頼する。これと並行して、位置表示部25が、保護者(情報端末2)と追跡対象人物(携帯通信機1)それぞれの所在領域を表示する。
追跡サーバ4に対し、行方不明情報を送信して携帯通信機1の追跡を依頼する(ステップST5)。依頼を受けた追跡サーバ4は、図9Bが示すフローチャートに従って、携帯通信機1の追跡処理を制御する。情報端末2が追跡結果を受信すると、携帯通信機1と情報端末2の所在領域を更新して地図表示する(ステップST6)。
追跡を継続する場合、更新後の携帯通信機の所在領域を行方不明情報として置き換え、追跡サーバ4に対し携帯通信機1の追跡を依頼する(ステップST5)。追跡結果を受信できなかった場合や追跡を停止したい場合は、処理を終了する。
なお、追跡サーバ4が行う図9Bのフローチャートでの処理、移動局3が行う図9Cのフローチャートでの処理を実施の形態1、2と同様のため説明を省略する。
以上説明したとおり、本発明の実施の形態3に係る探索システムでは、携帯通信機1を所持した人物が行方不明になった場合でも追跡可能となる。また、実施の形態1の効果と同様、ユーザ(保護者)自身と携帯通信機(被介護者)の位置関係を容易に把握しながら、効率的に追跡可能となる。
例えば保護者に保護される被介護者のような人物に携帯通信機1を所持させ、保護者が情報端末2を携帯することで、被介護者が保護者から離れてしまった場合でも、追跡可能となり、被介護者の徘徊防止、徘徊追跡を可能とする。この場合、追跡サーバ4に、予め携帯通信機1を所持する人物の特徴を記憶させておく。人物の特徴とは、性別、身長、歩行速度等である。また、所持する携帯通信機1には、バイブレーション、光点滅などの機能を具備しておくことが望ましく、所定の音声または音楽等を記憶させることも望ましい。追跡が成功した場合に、被介護者に振動、光の点滅、音で注意喚起を生じさせることができる、あるいは周囲の人に協力を求めることも可能となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を組み合わせたり、適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 携帯通信機、 1a 無線鍵、 2 情報端末、 2a スマートフォン、
3 移動局、 3a、3b、3c、3d 移動局(自動車)、
4 追跡サーバ、5 GPS衛星、 6 GPS精度距離Sを半径とする円、
7 通信機距離Lを半径とする円、 8、8a 携帯通信機所在領域、
9 情報端末所在領域、
11 狭域通信回路、 21 狭域通信回路、 22 広域通信回路、
23 紛失判定部、 24 端末位置取得部、 25 位置表示部、
31 狭域通信回路、 32 広域通信回路、 33 通信機位置取得部、
34 移動局位置取得部、 41 広域通信回路、 42 位置追跡部、
43 位置計算部。

Claims (11)

  1. 携帯通信機と、
    前記携帯通信機と狭域通信する情報端末と、
    前記携帯通信機と狭域通信する移動局と、
    前記情報端末及び前記移動局と広域通信する追跡サーバとを備えた探索システムであって、
    前記携帯通信機は、
    前記情報端末および前記移動局と通信する第1狭域通信回路を備え、
    前記情報端末は、
    前記携帯通信機と通信する第2狭域通信回路と、
    前記追跡サーバと通信する第1広域通信回路と、
    前記情報端末自身の位置情報を取得する端末位置取得部と、
    狭域通信を利用して前記携帯通信機を紛失したことを判定するとともに、紛失時の位置情報を含む紛失情報を、前記追跡サーバへ通知する紛失判定部と、
    前記端末位置取得部で取得した前記情報端末自身の位置情報による前記情報端末の所在領域と前記携帯通信機の所在領域を地図上に表示する位置表示部とを備え、
    前記移動局は、
    前記携帯通信機と通信する第3狭域通信回路と、
    前記追跡サーバと通信する第2広域通信回路と、
    前記追跡サーバからの指示により前記携帯通信機を追跡するとともに、狭域通信を利用して前記携帯通信機までの距離を計測する通信機位置取得部と、
    前記移動局自身の位置情報を取得し、前記移動局の位置情報と、前記通信機位置取得部で取得した前記携帯通信機までの距離情報とを前記追跡サーバへ通知する移動局位置取得部とを備え、
    前記追跡サーバは、
    前記情報端末および前記移動局と通信する第3広域通信回路と、
    事前登録されている前記移動局の位置情報を更新して保有し、前記情報端末から受信した前記携帯通信機の紛失情報をもとに予め定められた追跡エリア内の前記移動局の中から追跡を行う1つまたは複数の移動局を選定し、前記携帯通信機の追跡処理を指示する位置追跡部と、
    選定された前記移動局から受信した情報から前記携帯通信機の位置を所在領域として算出し、算出された前記携帯通信機の所在領域を前記情報端末へ送信する位置計算部とを備えるとともに、
    前記追跡サーバの前記位置追跡部は、
    更新された前記携帯通信機の所在領域をもとに、追跡エリアを更新するとともに、前記移動局の選定を見直し、
    追跡処理を指示された前記移動局が前記追跡エリア外に出た場合、前記移動局の選定を見直すことを特徴とする探索システム。
  2. 前記携帯通信機の前記第1狭域通信回路、前記情報端末の前記第2狭域通信回路および前記移動局の前記第3狭域通信回路は、BLE通信規格による通信回路であり、
    前記情報端末の前記紛失判定部は、前記携帯通信機との狭域通信が接続状態から切断状態に移行したか、あるいは前記第2狭域通信回路が前記携帯通信機から受信する信号強度が一定値以下になったかのいずれかの場合、前記携帯通信機を紛失したと判定することを特徴とする請求項1に記載の探索システム。
  3. 前記情報端末の前記端末位置取得部は、
    前記情報端末の保有するGPSセンサが継続的に取得する位置情報から前記情報端末の所在領域を更新し、
    前記情報端末の前記紛失判定部が紛失と判断した時点で取得した前記情報端末の所在領域を前記携帯通信機の所在領域とした位置情報を含む紛失情報を前記情報端末の前記第1広域通信回路を介して前記追跡サーバに送信するとともに追跡を依頼することを特徴とする請求項1または2に記載の探索システム。
  4. 前記情報端末の前記位置表示部は、
    前記端末位置取得部が取得した前記情報端末自身の位置情報による前記情報端末の所在領域と、前記追跡サーバから送信された前記携帯通信機の所在領域と、を表示し、
    前記情報端末の所在領域および前記携帯通信機の所在領域の位置変化に応じて表示を更新することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の探索システム。
  5. 前記移動局の前記通信機位置取得部は、
    前記第3狭域通信回路を介して前記携帯通信機と通信し、
    前記移動局と前記携帯通信機との間の狭域通信の信号強度または前記狭域通信の信号が往復する時間を用いて、前記移動局自身と前記携帯通信機との距離を算出し、
    前記移動局の前記移動局位置取得部は、前記移動局に備えられたGPSセンサにより前記移動局の位置情報を取得し、
    前記通信機位置取得部で算出された前記移動局自身と前記携帯通信機との距離および前記移動局位置取得部で取得した前記移動局の位置情報は前記第2広域通信回路を介して前記追跡サーバへ送信することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の探索システム。
  6. 前記情報端末は携帯端末であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の探索システム。
  7. 前記移動局を自動車に搭載したことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の探索システム。
  8. 前記携帯通信機は自動車用の無線鍵であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の探索システム。
  9. 携帯通信機と狭域通信する情報端末と、
    前記携帯通信機と狭域通信する移動局と、
    前記情報端末及び前記移動局と広域通信する追跡サーバとを用い、
    前記携帯通信機を探索する方法であって、
    前記情報端末において、
    前記情報端末と前記携帯通信機との狭域通信の状態を監視して前記携帯通信機が紛失状態か否か判定し、
    紛失状態と判定された場合、前記情報端末自身の所在領域を取得し、
    前記追跡サーバへ広域通信を介して、前記携帯通信機の紛失時の前記情報端末の所在領域を前記携帯通信機の紛失時位置とした情報を含む紛失情報を送信するともに前記携帯通信機の追跡依頼を送信し、
    前記情報端末の位置表示部に、前記情報端末自身の所在領域と前記携帯通信機の所在領域を地図上に表示し、
    前記携帯通信機の追跡を依頼された前記追跡サーバにおいて、
    事前登録されている前記移動局の位置情報を更新して保有し、受信した前記携帯通信機の紛失情報を用いて、予め定められた追跡エリア内の前記移動局の中から追跡処理を行う移動局を選定し、選定された前記移動局へ広域通信を介して、前記携帯通信機の追跡処理を指示し、
    追跡処理を指示された前記移動局において、
    前記携帯通信機を追跡するとともに、狭域通信を用いて前記携帯通信機までの距離を計測するとともに、
    追跡処理を指示された前記移動局自身の位置情報を取得して、該移動局の位置情報と、計測された前記携帯通信機までの距離情報とを広域通信を介して前記追跡サーバへ送信し、
    追跡処理を指示された前記移動局の位置情報と計測された追跡処理を指示された前記移動局から前記携帯通信機までの距離情報とを受信した前記追跡サーバは、
    前記携帯通信機の所在領域を算出して前記情報端末へ広域通信を介して送信し、
    前記携帯通信機の所在領域を受信した前記情報端末において、
    受信した前記携帯通信機の所在領域を前記位置表示部で更新して表示し、
    前記追跡サーバにおいて、
    更新された前記携帯通信機の所在領域をもとに、前記追跡エリアを更新するとともに、前記移動局の選定を見直し、
    追跡処理を指示された前記移動局が前記追跡エリア外に出た場合、前記移動局の選定を見直すことを特徴とする探索方法。
  10. 前記携帯通信機と前記情報端末との狭域通信および前記携帯通信機と前記移動局との狭域通信は、BLE通信を用いることを特徴とする請求項9に記載の探索方法。
  11. 前記追跡サーバにおいて、追跡処理を行う移動局を複数選定し、
    追跡処理を指示された前記複数の移動局の位置情報と計測された追跡処理を指示された前記複数の移動局から前記携帯通信機までの距離情報を用いて前記携帯通信機の所在領域を算出することを特徴とする請求項9または10に記載の探索方法。
JP2017241587A 2017-12-18 2017-12-18 探索システムおよび探索方法 Expired - Fee Related JP6537588B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017241587A JP6537588B1 (ja) 2017-12-18 2017-12-18 探索システムおよび探索方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017241587A JP6537588B1 (ja) 2017-12-18 2017-12-18 探索システムおよび探索方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6537588B1 true JP6537588B1 (ja) 2019-07-03
JP2019110416A JP2019110416A (ja) 2019-07-04

Family

ID=67144591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017241587A Expired - Fee Related JP6537588B1 (ja) 2017-12-18 2017-12-18 探索システムおよび探索方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6537588B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024084641A1 (ja) * 2022-10-20 2024-04-25 日本電信電話株式会社 位置検出サーバ及び位置変動把握方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008227688A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信機、キー、通信システム、およびキー情報管理方法
US8242884B2 (en) * 2008-09-24 2012-08-14 Denso International America, Inc. Car finder by cell phone
JP5820255B2 (ja) * 2011-12-09 2015-11-24 キヤノン株式会社 通信装置、および、通信装置の制御方法
US20170013590A1 (en) * 2015-07-09 2017-01-12 Qualcomm Incorporated Determining wireless scanning rate based on pedestrian dead reckoning reliability
JP2017204075A (ja) * 2016-05-10 2017-11-16 株式会社ペダルノート 盗難監視システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024084641A1 (ja) * 2022-10-20 2024-04-25 日本電信電話株式会社 位置検出サーバ及び位置変動把握方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019110416A (ja) 2019-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5972858B2 (ja) ターゲット捜索システム及びその捜索方法
US9451407B2 (en) Seek and find location method, system and apparatus
US20150177362A1 (en) Proximity tags for vehicles
JP5219986B2 (ja) 位置推定システム、通信端末、および位置推定方法
CN104349503B (zh) 提供无线通信装置在车辆之外的通知的方法、***和设备
JP6440184B2 (ja) 見守りシステム、見守り方法、携帯端末、管理装置及びそれら制御プログラム
JP5387010B2 (ja) ユーザ行動監視システム及びユーザ行動監視方法
JP2013009027A (ja) 歩行者端末装置、コンピュータプログラム、及び、無線通信方法
JP2013251718A (ja) 携帯通信装置、通信方法、及びプログラム
JP6537588B1 (ja) 探索システムおよび探索方法
KR101981860B1 (ko) 이동체의 위치 정보 공통 관리 시스템
JPWO2017221301A1 (ja) 制御システム
JP2010276411A (ja) 移動端末装置
JP2016126602A (ja) 車載通信機
JP5102232B2 (ja) 端末装置、位置情報制御方法および位置情報制御システム
JP2010062915A (ja) 通知システム
JP2017228952A (ja) 携帯通信端末、携帯通信端末の位置特定方法、プログラム
CN106998534B (zh) 提高寻找宠物效率的方法及装置
KR101875389B1 (ko) 자전거 도난 추적 방법 및 시스템
JP2018180971A (ja) 位置管理方法、位置管理システム、位置管理プログラムおよび携帯通信機器
CN105450245A (zh) 一种定位方法及装置
KR20080017189A (ko) 재난지역 조난자 탐색 시스템 및 그의 동작 방법
KR101831250B1 (ko) 고정단말과 이동단말을 이용한 위치기반서비스 운용 시스템 및 그 방법
KR101757529B1 (ko) 모바일 비콘과 모바일 애플리케이션을 활용한 위치 추적 방법 및 시스템
KR20130047478A (ko) 위치기반 긴급구조 시스템 및 방법과 이를 위한 착용형 무선통신장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190604

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6537588

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees