JP6536523B2 - 可動コムプレート及び乗り込み支援機能を有する乗客コンベア - Google Patents

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Description

本発明は、コムプレート及び乗客コンベアに関する。
下記特許文献1には、乗降口の床板に乗っている乗客を自動的にステップ上に乗り移らせるように動作し得るエスカレーターが記載されている。
特開2006−264851号公報
特許文献1に記載のエスカレーターでは、ステップを案内するレールの形状によって常に上記動作が行われている。このため、上記エスカレーターは、乗客を自動的にステップ上に乗り移らせる動作を必要に応じて実施することができない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされた。その目的は、乗客を自動的にステップ上に乗り移らせる動作を必要に応じて実施できる可動コムプレート及び乗り込み支援機能を有する乗客コンベアを提供することである。
本発明に係る可動コムプレートは、乗客コンベアの乗降口における床板の一部を形成する板状部と、板状部の前後方向における一端部に設けられ、ステップの溝と噛み合う櫛部と、を備え、板状部は、櫛部の上端がステップの上端よりも高い状態から櫛部の上端がステップの上端よりも低い状態へ変化するように移動可能なものである。
本発明に係る乗り込み支援機能を有する乗客コンベアは、上記可動コムプレートと、櫛部と噛み合う溝が形成されたステップと、板状部を移動させる櫛駆動機構と、櫛部上に存在する乗客を検出する滞留センサと、滞留センサによる乗客の検出が予め設定された時間以上継続している場合に、櫛部の上端がステップの上端よりも高い状態から櫛部の上端がステップの上端よりも低い状態へ変化するように櫛駆動機構を動作させる櫛駆動制御部と、を備えたものである。
本発明において、可動コムプレートの板状部は、櫛部の上端がステップの上端よりも高い状態から櫛部の上端がステップの上端よりも低い状態へ変化するように移動可能である。このため、本発明によれば、乗客を自動的にステップ上に乗り移らせる動作を必要に応じて実施することができる。
実施の形態1におけるエスカレーターの一例を示す斜視図である。 実施の形態1におけるエスカレーターの乗降口の上面図である。 実施の形態1における可動コムプレートの上面図である。 実施の形態1におけるエスカレーターの可動コムプレートの第1の状態を示す断面図である。 実施の形態1におけるエスカレーターの可動コムプレートの第2の状態を示す断面図である。 実施の形態1におけるエスカレーターの構成図である。 実施の形態1におけるエスカレーターの動作例を示すフローチャートである。 実施の形態2における可動コムプレートの第1の状態を示す断面図である。 実施の形態2における可動コムプレートの第2の状態を示す断面図である。 制御盤のハードウェア構成図である。
添付の図面を参照して、可動コムプレート及び乗り込み支援機能を有する乗客コンベアを詳細に説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
実施の形態1.
実施の形態1では、乗客コンベアの一例として、エスカレーターについて具体的に説明する。動く歩道等の他の乗客コンベアについては、説明を省略する。
図1は、実施の形態1におけるエスカレーターの一例を示す斜視図である。
図1に示すように、エスカレーターは、トラス1、上部乗降口2、下部乗降口3、駆動装置4及び制御盤5を備えている。トラス1は、上階と下階との間に架け渡されている。上部乗降口2は、上階に設けられている。下部乗降口3は、下階に設けられている。駆動装置4は、トラス1の内部において、例えば、上部乗降口2よりも下方且つ下部乗降口3よりも上方に設けられている。つまり、駆動装置4は、例えば、トラス1の傾斜部に設けられている。制御盤5は、トラス1の内部の上階側に設けられている。なお、駆動装置4は、例えば、トラス1の上階側に設けられてもよい。
図1に示すように、エスカレーターは、スカートガード6、手摺7及びステップ8を備えている。スカートガード6及び手摺7は、複数のステップ8が並ぶ方向に沿って、ステップ8の左右両側に設けられている。手摺7は、無端状に形成されている。手摺7の下部は、スカートガード6の内部に位置する。複数のステップ8は、下階と上階の間に並ぶように、図示しない連結部材によって連結されている。連結部材としては、例えば、ステップリンク又はステップチェーン等が用いられる。手摺7及びステップ8は、駆動装置4が動作することにより上階と下階との間を循環移動する。
以下、トラス1の外部におけるステップ8の進行方向を前方として、上下方向から見たステップ8の前後左右を指定する。つまり、例えば、エスカレーターが上り運転されている場合、上階側が前方であり、下階側が後方である。
図2は、実施の形態1におけるエスカレーターの乗降口の上面図である。図2は、一例として、上り運転されているエスカレーターの下部乗降口3を示している。図2における上側は前方であり、図2における下側は後方である。
図2に示すように、下部乗降口3の床板は、例えば、マンホールカバー9、ランディングプレート10及び可動コムプレート11で形成されている。床板は、例えば、トラス1の内部に設けられた部材によって支持されている。ランディングプレート10は、マンホールカバー9の前側に隣接している。可動コムプレート11は、ランディングプレート10の前側に隣接している。可動コムプレート11は、左右方向において、両側のスカートガード6の間に位置している。
可動コムプレート11は、板状部12及び櫛部13を有する。櫛部13は、例えば、板状部12の前端部に固定された部材である。櫛部13は、例えば、板状部12と一体に形成されてもよい。櫛部13は、移動するステップ8の溝と噛み合うように設けられている。つまり、櫛部13の櫛歯の少なくとも下端部は、ステップ8の溝の間に入っている。
可動コムプレート11の櫛部13は、通常のコムプレートの櫛部よりも前後方向に長く形成されている。櫛部13の長さは、前後方向において、例えば、可動コムプレート11全体の長さの三分の一以上を占めてもよい。櫛部13の長さは、前後方向において、例えば、可動コムプレート11全体の長さの半分以上を占めてもよい。
図3は、実施の形態1における可動コムプレートの上面図である。図3における右側は前方であり、図3における左側は後方である。
図3に示すように、スカートガード6には、滞留センサ14が設けられている。滞留センサ14は、例えば、光電センサの発光部及び受光部である。滞留センサ14は、例えば、前後方向において、櫛部13が存在する範囲に対応する位置に設けられている。
図3に示すように、ランディングプレート10の一部及び可動コムプレート11の左右方向における端部は、スカートガード6の下に位置する。可動コムプレート11の左端部及び右端部の下には、バネ15が設けられている。バネ15は、例えば、可動コムプレート11の左端部及び右端部のそれぞれに対応して少なくとも1つ設けられている。バネ15の下端は、例えば、トラス1の内部で床板を支持する部材に取り付けられている。バネ15の上端は、例えば、可動コムプレート11の下面に取り付けられている。
図4は、実施の形態1におけるエスカレーターの可動コムプレートの第1の状態を示す断面図である。図4における右側は前方であり、図4における左側は後方である。
図4に示すように、エスカレーターは、回転軸16を備える。回転軸16は、左右方向に沿って設けられている。回転軸16は、例えば、スカートガード6又はトラス1の内部に設けられた部材に支持されている。回転軸16は、例えば、ヒンジ等であってもよい。板状部12の後端部は、回転軸16を介して支持されている。つまり、可動コムプレート11は、例えば、ランディングプレート10に対して固定されていない。板状部12は、回転軸16を中心に、一定の角度範囲で回転可能である。板状部12の後端部の上端は、例えば、ランディングプレート10の上端と同じ高さに位置する。図4に示すように、可動コムプレート11の第1の状態とは、櫛部13の上端がステップ8の上端よりも高い状態である。
図4に示すように、エスカレーターは、切れ目センサ17を備える。切れ目センサ17は、例えば、光電センサの発光部及び受光部である。切れ目センサ17は、例えば、トラス1の内部に設けられている。切れ目センサ17は、例えば、左右方向から見て、ステップ8の移動経路に重なる位置に設けられている。なお、切れ目センサ17により照射される光は、少なくとも第1の状態である可動コムプレート11で遮られることはない。
図5は、実施の形態1におけるエスカレーターの可動コムプレートの第2の状態を示す断面図である。図5における右側は前方であり、図5における左側は後方である。
図5に示すように、可動コムプレート11の第2の状態とは、櫛部13の上端がステップ8の上端よりも低い状態である。つまり、第2の状態とは、例えば、前端部が下向きに移動するように板状部12が回転することで、櫛部13の櫛歯がステップ8の溝に通常よりも深く入った状態である。なお、図5に図示しないが、可動コムプレート11が第2の状態であるとき、バネ15は、可動コムプレート11が第1の状態であるときよりも縮んでいる。
図6は、実施の形態1におけるエスカレーターの構成図である。
図6に示すように、エスカレーターは、駆動装置4、制御盤5、滞留センサ14、切れ目センサ17、報知部18及び櫛駆動機構19を備える。制御盤5は、運転制御部20、判定部21、櫛駆動制御部22及び報知制御部23を有する。制御盤5は、駆動装置4、滞留センサ14、切れ目センサ17、報知部18及び櫛駆動機構19と電気的に接続されている。
滞留センサ14は、櫛部13上の物体を検出する。つまり、滞留センサ14は、例えば、櫛部13上に存在する乗客等を検出する。切れ目センサ17は、例えば、乗降口の下方を通過するステップ8を検出する。つまり、切れ目センサ17は、例えば、左右方向から見てステップ8の切れ目に重なる瞬間には、ステップ8を検出しない。
報知部18は、例えば、乗降口付近のスカートガード6等に設けられる。報知部18は、例えば、音声情報を放送するスピーカー等である。報知部18は、例えば、視覚情報を表示する機能を有してもよい。
櫛駆動機構19は、第1の状態と第2の状態との間で可動コムプレート11の状態を変化させるための機構である。櫛駆動機構19は、例えば、可動コムプレート11を第1の状態に維持する第1ロック機能及び可動コムプレート11を第2の状態に維持する第2ロック機能を有する。例えば、可動コムプレート11に一定の値よりも大きい荷重が掛かっているときに第1ロック機能が解除されると、可動コムプレート11の状態は、第2の状態へ変化する。当該一定の値とは、例えば、バネ15が可動コムプレート11を押し上げる力と釣り合う荷重である。その後、例えば、可動コムプレート11に掛かる荷重が当該一定の値以下になり且つ第2ロック機能が解除されると、可動コムプレート11の状態は、バネ15の力により第1の状態に戻る。
運転制御部20は、駆動装置4を制御することで、エスカレーターの運転を制御する。つまり、運転制御部20は、ステップ8の移動を制御する。
判定部21は、例えば、滞留センサ14による乗客の検出が予め設定された時間以上継続しているか否かを判定する。当該時間は、例えば、5秒以上に設定される。これにより、判定部21は、滞留センサ14の検出結果に基づいて、例えば、乗客が乗降口でステップ8に乗り込むことを躊躇して櫛部13上に留まっているか否かを判定する。
櫛駆動制御部22は、櫛駆動機構19を制御する。櫛駆動制御部22は、例えば、判定部21により乗客が乗降口で櫛部13上に留まっていると判定された場合に、可動コムプレート11の状態が第1の状態から第2の状態へ変化するように櫛駆動機構19を動作させる。
可動コムプレート11の状態が第1の状態から第2の状態へ変化すると、櫛部13上に立っている乗客の足の裏の少なくとも一部は、ステップ8の上端に支持される。つまり、可動コムプレート11が第2の状態となることで、当該乗客は、移動するステップ8に自動的に乗り移る。以下、可動コムプレート11の状態が第1の状態から第2の状態へ変化することを「乗り込み支援動作」とも呼ぶ。
櫛駆動制御部22は、乗り込み支援動作を実施する際に、切れ目センサ17による検出結果に基づくタイミングで櫛駆動機構19を動作させる。櫛駆動制御部22は、例えば、櫛部13の下にステップ8の切れ目が位置しないときに、可動コムプレート11が第2の状態となるよう櫛駆動機構19を動作させる。つまり、櫛駆動制御部22は、例えば、切れ目センサ17による検出結果に基づいて、櫛部13上に停止している乗客がステップ8の切れ目に乗り移ることがないように、乗り込み支援動作のタイミングを調整する。なお、櫛駆動制御部22は、切れ目センサ17による検出結果に基づいて、可動コムプレート11を第1の状態に復帰させるタイミングも調整してもよい。
報知制御部23は、報知部18から情報を報知させる。報知制御部23は、例えば、判定部21により乗客が乗降口で櫛部13上に留まっていると判定された場合、乗り込み支援動作が実施される前に、乗り込み支援動作を実施する旨を報知部18から報知させる。
図7は、実施の形態1におけるエスカレーターの動作例を示すフローチャートである。
制御盤5は、滞留センサ14の検出結果に基づいて、乗客が櫛部13上に留まっているか否かを判定する(ステップS101)。ステップS101で、乗客が櫛部13上に留まっていないと判定された場合、ステップS101の処理が繰り返される。
ステップS101で、乗客が櫛部13上に留まっていると判定された場合、制御盤5は、報知部18から乗り込み支援動作について報知させる(ステップS102)。ステップS102に続いて、制御盤5は、切れ目センサ17による検出結果に基づいて、乗り込み支援動作のタイミングを調整する(ステップS103)。ステップS103に続いて、制御盤5は、乗り込み支援動作を実施する(ステップS104)。ステップS104に続いて、櫛部13は元の位置に復帰する(ステップS105)。ステップS105の後は、ステップS101の処理が行われる。
実施の形態1において、可動コムプレート11は、板状部12及び櫛部13を備える。板状部12は、乗客コンベアの乗降口における床板の一部を形成する。櫛部13は、板状部12の前後方向における一端部に設けられ、ステップ8の溝と噛み合う。板状部12は、櫛部13の上端がステップ8の上端よりも高い状態から櫛部13の上端がステップ8の上端よりも低い状態へ変化するように移動可能である。櫛部13上に立っている乗客は、櫛部13の上端がステップ8の上端よりも低い状態となった場合に、移動するステップ8に自動的に乗り移る。このため、実施の形態1によれば、乗客を自動的にステップ上に乗り移らせる動作を必要に応じて実施することができる。その結果、例えば、高齢者又は怪我人等の乗客を自動的に乗客コンベアに乗り込ませることができる。
実施の形態1において、板状部12の前後方向における他端部は、左右方向に沿った回転軸16を介して支持されている。櫛部13は、板状部12の他端部が下向きに移動するように板状部12が回転した場合に、上端がステップ8の上端よりも低い状態となる。つまり、櫛部13の上端がステップ8の上端よりも低くなっても、ランディングプレート10に対する板状部12の他端部の位置は、変化しない。このため、実施の形態1によれば、ランディングプレート10と可動コムプレート11との間に段差が生じることがない。その結果、乗客の安全性が低下することを防止できる。
実施の形態1において、櫛駆動制御部22は、例えば、滞留センサ14による乗客の検出が予め設定された時間以上継続している場合に、櫛部13の上端がステップ8の上端よりも高い状態から櫛部13の上端がステップ8の上端よりも低い状態へ変化するように櫛駆動機構19を動作させる。つまり、実施の形態1における乗客コンベアは、乗り込み支援機能を有する。乗り込み支援機能は、例えば、高齢者又は怪我人等の乗客が乗客コンベアへの乗り込みに躊躇している場合に限って動作する。その結果、乗り込み支援機能を必要としない乗客に対してまで乗り込み支援動作を実施することを防止できる。
実施の形態1において、櫛駆動制御部22は、例えば、切れ目センサ17による検出結果に基づくタイミングで櫛駆動機構19を動作させる。このため、実施の形態1によれば、例えば、乗客がステップ8の切れ目に乗り移ることを防止できる。その結果、乗客の安全性が低下することを防止できる。
実施の形態1において、報知制御部23は、滞留センサ14による乗客の検出が予め設定された時間以上継続している場合に、例えば、乗り込み支援動作を実施する旨を櫛駆動機構19が動作する前に報知部18から報知させる。このため、実施の形態1によれば、乗り込み支援動作で乗客がバランスを崩さないよう注意喚起することができる。その結果、乗客の安全性が低下することを防止できる。
実施の形態2.
以下、実施の形態1との相違点を中心に、可動コムプレート及び乗り込み支援機能を有する乗客コンベアの構成を説明する。実施の形態1と同一又は相当する部分には同一の符号を付して、一部の説明を省略する。
図8は、実施の形態2におけるエスカレーターの可動コムプレートの第1の状態を示す断面図である。図8における右側は前方であり、図8における左側は後方である。
図8に示すように、実施の形態2における櫛部13は、前端櫛部13a、水平櫛部13b及び屈曲櫛部13cを有する。前端櫛部13aは、例えば、実施の形態1における櫛部13の前端部と同様の形状を呈する。水平櫛部13bは、前端櫛部13aの後端に連続する。水平櫛部13bの上端は、例えば、板状部12よりも低い位置で水平に形成されている。屈曲櫛部13cは、水平櫛部13bの後端に連続する。屈曲櫛部13cは、板状部12の前端部と水平櫛部13bとを繋ぐ。このように、実施の形態2における可動コムプレート11では、板状部12と水平櫛部13bとの間に段差が形成されている。
実施の形態2において、エスカレーターは、回転軸16を備えていない。可動コムプレート11は、スカートガード6又はトラス1の内部に設けられた部材に支持されている。可動コムプレート11は、上下方向に沿って一定の範囲で移動可能に支持されている。図8に示すように、可動コムプレート11の第1の状態とは、水平櫛部13bの上端がステップ8の上端よりも高い状態である。
図9は、実施の形態2におけるエスカレーターの可動コムプレートの第2の状態を示す断面図である。図9における右側は前方であり、図9における左側は後方である。
図9に示すように、可動コムプレート11の第2の状態とは、水平櫛部13bの上端がステップ8の上端よりも低い状態である。つまり、第2の状態とは、例えば、可動コムプレート11全体が沈み込むことで、前端櫛部13a及び水平櫛部13bがステップ8の溝に通常よりも深く入った状態である。なお、図9に図示しないが、可動コムプレート11が第2の状態であるとき、バネ15は、可動コムプレート11が第1の状態であるときよりも縮んでいる。
実施の形態2において、板状部12は、上下方向に沿って移動可能に支持されている。櫛部13は、板状部12よりも低い位置にある水平櫛部13b及び板状部12の一端部と水平櫛部13bとを繋ぐ屈曲櫛部を有する。水平櫛部13bは、板状部12が下向きに移動した場合に、上端がステップ8の上端よりも低い状態となる。つまり、水平櫛部13bは、上端の高さがステップ8の上端よりも低くなる際に傾くことはない。このため、実施の形態2によれば、水平櫛部13b上に乗っていた乗客の足の裏全体を同時にステップ8に接触させることができる。その結果、自動的にステップ上に乗り移る乗客がバランスを崩すことを防止できる。
実施の形態1及び2において、滞留センサ14は、乗客が乗降口で留まっていることを検出できるものであればよい。滞留センサ14は、例えば、可動コムプレート11に掛かる荷重を検出する重量センサであってもよい。滞留センサ14は、例えば、乗降口を撮影するカメラであってもよい。
実施の形態1及び2において、可動コムプレート11は、少なくとも、乗客コンベアの乗り口として使用される乗降口であれば適用可能である。つまり、可動コムプレート11は、例えば、下り運転されているエスカレーターの上部乗降口2に設けてもよい。
図10は、制御盤のハードウェア構成図である。
制御盤5の運転制御部20、判定部21、櫛駆動制御部22及び報知制御部23の各機能は、処理回路により実現される。処理回路は、専用ハードウェア50であってもよい。処理回路は、プロセッサ51及びメモリ52を備えていてもよい。処理回路は、一部が専用ハードウェア50として形成され、更にプロセッサ51及びメモリ52を備えていてもよい。図10は、処理回路が、その一部が専用ハードウェア50として形成され、プロセッサ51及びメモリ52を備えている場合の例を示している。
処理回路の少なくとも一部が、少なくとも1つの専用ハードウェア50である場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらを組み合わせたものが該当する。
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ51及び少なくとも1つのメモリ52を備える場合、運転制御部20、判定部21、櫛駆動制御部22及び報知制御部23の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ52に格納される。プロセッサ51は、メモリ52に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。プロセッサ51は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。メモリ52は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROM、EEPROM等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等が該当する。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、制御盤5の各機能を実現することができる。
1 トラス
2 上部乗降口
3 下部乗降口
4 駆動装置
5 制御盤
6 スカートガード
7 手摺
8 ステップ
9 マンホールカバー
10 ランディングプレート
11 可動コムプレート
12 板状部
13 櫛部
13a 前端櫛部
13b 水平櫛部
13c 屈曲櫛部
14 滞留センサ
15 バネ
16 回転軸
17 切れ目センサ
18 報知部
19 櫛駆動機構
20 運転制御部
21 判定部
22 櫛駆動制御部
23 報知制御部
50 専用ハードウェア
51 プロセッサ
52 メモリ

Claims (5)

  1. 溝が形成されたステップと、
    乗客コンベアの乗降口における床板の一部を形成する板状部と、前記板状部の前後方向における一端部に設けられ、前記ステップの溝と噛み合う櫛部と、を備え、前記板状部は、前記櫛部の上端が前記ステップの上端よりも高い状態から前記櫛部の上端が前記ステップの上端よりも低い状態へ変化するように移動可能な可動コムプレートと、
    前記板状部を移動させる櫛駆動機構と、
    前記櫛部上に存在する乗客を検出する滞留センサと、
    前記滞留センサによる乗客の検出が予め設定された時間以上継続している場合に、前記櫛部の上端が前記ステップの上端よりも高い状態から前記櫛部の上端が前記ステップの上端よりも低い状態へ変化するように前記櫛駆動機構を動作させる櫛駆動制御部と、
    を備えた乗り込み支援機能を有する乗客コンベア。
  2. 前記板状部の前後方向における他端部は、左右方向に沿った回転軸を介して支持され、
    前記櫛部は、前記板状部の前記他端部が下向きに移動するように前記板状部が回転した場合に、上端が前記ステップの上端よりも低い状態となる請求項1に記載の乗り込み支援機能を有する乗客コンベア
  3. 前記板状部は、上下方向に沿って移動可能に支持され、
    前記櫛部は、
    前記板状部よりも低い位置にある水平櫛部と、
    前記板状部の前記一端部と前記水平櫛部とを繋ぐ屈曲櫛部と、
    を有し、
    前記水平櫛部は、前記板状部が下向きに移動した場合に、上端がステップの上端よりも低い状態となる請求項1に記載の乗り込み支援機能を有する乗客コンベア
  4. 前記乗降口の下方を通過するステップを検出する切れ目センサを備え、
    前記櫛駆動制御部は、前記切れ目センサによる検出結果に基づくタイミングで前記櫛駆動機構を動作させる請求項1乃至3のいずれか1項に記載の乗り込み支援機能を有する乗客コンベア。
  5. 前記乗降口付近に設けられ、情報を報知する報知部と、
    前記滞留センサによる乗客の検出が予め設定された時間以上継続している場合に、乗り込み支援動作を実施する旨を前記報知部から報知させる報知制御部と、
    を備えた請求項1乃至4のいずれか1項に記載の乗り込み支援機能を有する乗客コンベア。
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