JP5567090B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、乗客コンベアに関する。
近年、乗客コンベアにおける踏段について、安全の観点から、その垂直変位、すなわち浮き上がりを防止することが要求されており、国際的にも、例えば、2012年7月31日の中国新規格では浮き上がりを4mm以下とすることが要求されている。
無端状に連結された複数の踏段が、水平部と傾斜部と曲線部とを有する往路と復路とを循環移動するエスカレータや動く歩道等の乗客コンベアにおいては、例えば、隣接する踏段の隙間に利用者の靴先や異物等が挟み込まれたりすると、踏段に浮き上がりが生じる場合がある。このように踏段に浮き上がりの異常が発生した場合、乗客コンベアの運行を継続させることは、乗客コンベアが損傷するおそれがあり、かつ、乗客コンベアの利用者の安全上、好ましくない。前記の水平部とは、踏段が移動する移動領域の中で、踏段が建物の床面に対して略水平に移動する部分をいい、前記の傾斜部とは、踏段が建物の床面に対して傾斜して移動する部分をいい、曲線部とは、傾斜部と水平部とを連続させる部分であって、踏段が曲線の軌跡を描いて移動する部分をいう。
そのため、従来より、踏段の浮き上がりの異常を検出する踏段異常検出装置を設け、この踏段異常検出装置により踏段の異常が検出されたときは、乗客コンベアの運行を停止する制御を行うようにしているのが一般的である。
例えば、乗客コンベアに設けられた従来の踏段異常検出装置は、踏段が移動する乗客コンベアの始端側の水平部と後端側の水平部とにそれぞれ設けられ、これによりこれら水平部における踏段の浮き上がりが検出できるようになっている。この踏段異常検出装置では、踏段の後輪を支持して後輪の移動を案内する後輪レールの水平部上方に、当該後輪レールと所定間隔を存して平行となるように後輪抑えレールが配されている。そして、この後輪抑えレール上に踏段の浮き上がりを検出するためのマイクロスイッチが配されている。また、後輪抑えレールに開口部が形成されており、後輪抑えレールの開口部上方に、マイクロスイッチを操作する操作レバーが設けられ、操作レバーの端部が開口部の開口面とほぼ同一面に位置するように構成されている。このような構造の場合、踏段が水平部に移動すると、踏段の後輪が、後輪レールと後輪抑えレールとの間を移動し、このとき、踏段に浮き上がりが生じていると、踏段の後輪が後輪抑えレール側に変位して移動することになる。そして、後輪抑えレールの開口部が形成された位置では、後輪の一部がこの開口部から外部に露出する。後輪の一部が後輪抑えレールの開口部から外部に露出する際に後輪が操作レバーの端部に接触して操作レバーがマイクロスイッチ側へ押圧され、マイクロスイッチに接触することになる。これにより、マイクロスイッチが動作して踏段の浮き上がりを検出し、エスカレータの運行が停止するようになっている。
また、乗客コンベアの水平部だけでなく、傾斜部及び曲線部の位置において踏段に浮き上がりが生じた場合に、その踏段の異常を検出できる踏段異常検出装置が提案されている。すなわち、当該踏段異常検出装置は、無端状に連結された複数の踏段が水平部と傾斜部と曲線部とを有する往路及び復路を循環移動する乗客コンベアにおいて、前記踏段が移動する往路側の水平部、傾斜部及び曲線部の全体にわたって後輪レールに沿って設けられた上下方向に移動可能な検出レールと、踏段の後輪側に設けられ、前記踏段に浮き上がりが生じたときに前記検出レールを上方に押し上げる操作部材と、前記検出レールの上方への移動を検出するレール移動検出手段とを備えるものである。
特開2003−104679号公報
しかしながら、上記従来の踏段異常検出装置は、踏段が移動する上下水平部において後輪抑えレールにマイクロスイッチを設置し、踏段の浮き上がりを検出した時に乗客コンベアの運行を停止するものであり、強制的に踏段の浮き上がりを防止するものではない。また、踏段が移動する往路側全体、すなわち水平部、傾斜部及び曲線部に検出手段を設けた踏段異常検出装置においても、踏段の浮き上がりを検出した時に乗客コンベアの運行を停止するものであり、強制的に踏段の浮き上がりを防止するものではない。このように、従来の踏段の浮き上がりを防止する装置は、踏段の浮き上がりが生じることを強制的に防止するものではなく、浮き上がりが生じた場合に、乗客コンベアの運行を停止するものであった。
本発明が解決しようとする課題は、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアにおいて、循環移動する踏段に浮き上がりが生じない乗客コンベアを提供することを目的とする。
本発明の実施形態における乗客コンベアは、踏段の後輪側に設置され、後輪側水平部を有する後輪側係止具と、往路側全長にわたって後輪レールに平行に配され、後輪側水平部と一定の間隔をおいて後輪側水平部の上方に配される後輪浮き上がり防止水平部を有する後輪浮き上がり防止レールとを備えることにより、踏段の後輪の浮き上がりを防止するように構成したものである。
エスカレータの概要を示す全体図である。 エスカレータの上部水平部から傾斜部にかけての部分拡大断面図である。 図2のIII−III線断面図である。
以下、第1の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
本発明の実施の形態に係るエスカレーターEは、図1に示すように、建屋の上階と下階との間に架け渡して据え付けられるトラス1と、チェーン(図示せず)により無端状に連結されて循環移動する複数の踏段3と、踏段3を循環移動させる踏段駆動機構(図示せず)と、踏段3の両側に配設される一対の欄干4と、欄干4に巻き掛けられて循環移動する手摺ベルト5とを有している。6はエスカレーターEの乗降口に敷設された乗降板である。図1に示すエスカレータEは例として下階側から上階側へ利用者を運ぶものであり、図中Aは踏段3が移動する水平部領域であり、Bは曲線部領域であり、Cは傾斜部領域である。また、矢符aは利用者を乗せて踏段3が下階側から上階側へ移動する往路側を示し、矢符bは上部水平部領域Aから踏段3が反転してトラス1内を上階側から下階側へ移動する復路側を示す。
無端状に連結された前記複数の踏段3には、それぞれ当該踏段3の進行方向(図1中の矢符a方向)前端側に前輪10が設けられており、また、進行方向後端側には後輪11が設けられている。これら踏段3が移動する往路側には、上下の水平部領域A、上下の曲線部領域B及び傾斜部領域Cの全域にわたって前輪レール12が配されていて前輪10が前輪レール12に案内されて進行するようになっている。
そして、前輪レール12の上方には前輪10の直径とほぼ同一の間隔をあけて前輪抑えレール13が平行に配設されており、前輪10の上下の変位が抑制できるようになっている。これにより各踏段3は、その前輪10が前輪レール12と前輪抑えレール13との間に挟み込まれた状態で進行するので、踏段3の前端側では浮き上がりが生じないようになっている。
一方、前輪レール12に対して所定の位置関係で後輪レール14が配されており、後輪11が後輪レール14上に支持された状態でこの後輪レール14に案内されることで、所定の軌道で往路を移動するようになっている。なお、前輪レール12に対する後輪レール14の所定の位置関係とは、踏段3の踏面が常に水平状態を維持して進行するように後輪11が案内される後輪レール14の位置を前輪10が案内される前輪レール12に対して設定することである。
そして、複数の踏段3における後輪11側には、それぞれ後輪側係止具20が配設されており、踏段3の下方には後輪浮き上がり防止レール30が配設されている。
前記後輪側係止具20は、例えば踏段3の後輪11側底面にボルト止め等により固定される後輪側垂直部21と、後輪浮き上がり防止レール30と係合して踏段3の後端側が浮き上がらないようにするための後輪側水平部22とから構成される。
前記後輪浮き上がり防止レール30は、横梁40に固定される固定水平部31と、固定水平部31から起立する垂直部32と、垂直部32に対して上下に調節可能にボルト止めされた後輪浮き上がり防止水平部33とから構成される。当該後輪浮き上がり防止水平部33は上下の水平部領域A、上下の曲線部領域B及び傾斜部領域Cの全域にわたって配されている。前記横梁40は、トラス1に固定されており、後輪レール14と共に後輪浮き上がり防止レール30の固定水平部31がボルト止めされている。
そして、前記後輪浮き上がり防止水平部33は、後輪側係止具20における後輪側水平部22の上方に、後輪側水平部22と一定の間隔、本実施例においては4mmの間隔をあけて位置するように調節して配されており、後輪側水平部22が上方に4mmを超えて変位しないようになっている。これにより、後輪側水平部22が固定されている踏段3の後輪11は4mmを超えて浮き上がることがないことになる。
以上のように構成したことにより、踏段3の前輪10は前輪抑えレール13により浮き上がりを防止でき、踏段3の後輪11は後輪浮き上がり防止レール30により4mmを超えての浮き上がりを防止できる。したがって、踏段3は4mmを超えて浮き上がることがないようになる。なお、後輪浮き上がり防止レール30における後輪浮き上がり防止水平部33と後輪側水平部22との間隔を、後輪浮き上がり防止水平部33の位置を調節することにより変更すれば、後輪11の浮き上がり幅を自在に制限することができる。
なお、図示は省略するが、後輪浮き上がり防止水平部33に後輪側水平部22が接触したことを検出するマイクロスイッチを後輪浮き上がり防止レール30に設け、後輪浮き上がり防止水平部33に後輪側水平部22が接触したときにエスカレータEの運行を停止するようになっている。したがって、踏段3が4mmを超えて浮き上がることを防止できることにより利用者に対する安全性が向上すると共に、踏段3の浮き上がりが4mmに達したときにエスカレータEの運行が停止するので、さらに利用者に対する安全性が向上し、かつ、エスカレータEの損傷も最低限に抑えることが可能となる。
E………エスカレータ
A………水平部領域
B………曲線部領域
C………傾斜部領域
a………往路
b………復路
1………トラス
3………踏段
4………欄干
5………手摺ベルト
6………乗降板
10……踏段の前輪
11……踏段の後輪
12……前輪レール
13……前輪抑えレール
14……後輪レール
20……後輪側係止具
21……後輪側垂直部
22……後輪側水平部
30……後輪浮き上がり防止レール
31……固定水平部
32……垂直部
33……後輪浮き上がり防止水平部
40……横梁

Claims (3)

  1. 建屋の上階と下階との間に架け渡して据え付けられるトラスと、
    無端状に連結され、水平部と傾斜部と曲線部とを有する往路及び復路を循環移動し、移動方向に向かって前輪と後輪とを備えた複数の踏段と、
    前輪を支持して前輪の移動を案内する前輪レールと、
    前輪レールとにより前輪を挟み込んで前輪の浮き上がりを防止する前輪抑えレールと、
    後輪を支持して後輪の移動を案内する後輪レールと、
    踏段の後輪側底面に固定される後輪側垂直部と、その下方に連続する後輪側水平部を有する後輪側係止具と、
    トラスに固定される固定水平部と、固定水平部から起立する垂直部と、垂直部に対して上下に調節可能で、往路側全長にわたって後輪レールに平行に配され、後輪側水平部と一定の間隔をおいて後輪側水平部の上方に配される後輪浮き上がり防止水平部を有する後輪浮き上がり防止レールと、
    を備えたことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 後輪側水平部と後輪浮き上がり防止水平部との一定の間隔が4mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 踏段の浮き上がりを検出する検出装置を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の乗客コンベア。
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