JP6534883B2 - 自転車の制御装置およびこの制御装置を備える自転車のアシスト装置 - Google Patents

自転車の制御装置およびこの制御装置を備える自転車のアシスト装置 Download PDF

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Description

本発明は、自転車の制御装置およびこの制御装置を備える自転車のアシスト装置に関する。
従来より、自転車に設けられる回転体の回転速度に基づいてアシストモータを制御する自転車の制御装置が知られている。例えば、特許文献1の自転車の制御装置は、車輪の回転速度を検出する車速センサの出力を用いてアシストモータを制御する。
特開2007−230411号公報
車輪の回転速度に基づいてアシストモータを制御するように構成された自転車の制御装置において、車速センサによってクランクの回転速度を検出するように改造された場合、制御装置が適切な制御を実行できないおそれが生じる。なお、アシストモータを制御する自転車の制御装置について説明したが、回転体の回転速度に基づいて自転車用コンポーネントを制御する制御装置であれば同様の問題が生じ得る。
本発明の目的は、回転体の回転速度を反映した信号を出力するセンサの検出対象の回転体を判定することを可能とした自転車の制御装置およびこの制御装置を備える自転車のアシスト装置を提供することである。
〔1〕本発明の一形態に従う自転車の制御装置は、自転車に設けられる回転体の回転速度を反映した信号を出力する第1のセンサの出力と、前記自転車に設けられる回転体の回転速度を反映した信号を出力する第2のセンサの出力とに基づいて、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしているか否かを判定する制御部を備える。
〔2〕前記自転車の制御装置の一形態によれば、前記自転車には、人力駆動力をアシストするアシストモータが設けられ、前記制御部は、前記第1のセンサが検出している回転体の回転速度が第1の速度未満のとき、前記アシストモータを駆動可能とし、かつ、前記第1のセンサが検出している回転体の回転速度が前記第1の速度以上のときに前記アシストモータの駆動を停止し、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしているか否かの判定結果に基づいて前記アシストモータを制御する。
〔3〕前記自転車の制御装置の一形態によれば、前記制御部は、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体の状態を検出していると判定したとき、前記アシストモータの駆動を禁止する。
〔4〕前記自転車の制御装置の一形態によれば、前記制御部は、前記第1のセンサが出力する信号の位相と前記第2のセンサが出力する信号の位相の差、および、前記第1のセンサが出力する信号の周期と前記第2のセンサが出力する信号の周期の差の少なくとも一方に基づいて、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしているか否かを判定する。
〔5〕前記自転車の制御装置の一形態によれば、前記制御部は、前記位相の差または前記周期の差が、第1の所定の範囲以内となる回数が第1の所定の回数以上になったとき、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしていると判定する。
〔6〕前記自転車の制御装置の一形態によれば、前記制御部は、前記第1のセンサが検出している回転体の回転速度が減少するときの前記第1のセンサが検出している回転体の速度変化と、前記第2のセンサが検出している回転体の回転速度が減少するときの前記第2のセンサが検出している回転体の速度変化との相違に基づいて、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしているか否かを判定する。
〔7〕前記自転車の制御装置の一形態によれば、前記制御部は、前記第1のセンサが検出している回転体の回転速度が減少するときの前記第1のセンサが検出している回転体の速度変化と、前記第2のセンサが検出している回転体の回転速度が減少するときの前記第2のセンサが検出している回転体の速度変化との相違が、第2の所定の範囲以内となる回数が第2の所定の回数以上になったとき、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしていると判定する。
〔8〕前記自転車の制御装置の一形態によれば、前記制御部は、運転者の駆動力が所定値よりも小さいときに、前記第1のセンサの出力と前記第2のセンサの出力とに基づいて、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしているか否かを判定する。
〔9〕前記自転車の制御装置の一形態によれば、前記制御部は、前記自転車の変速比が「1」以外のときに、前記第1のセンサの出力と、前記第2のセンサの出力とに基づいて、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしているか否かを判定する。
〔10〕前記自転車の制御装置の一形態によれば、前記制御部は、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしているとの判定に基づいて前記アシストモータの駆動を禁止しているとき、前記第1のセンサの出力と前記第2のセンサの出力とに基づいて前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしていないと判定したとき、前記アシストモータの駆動を許可する。
〔11〕前記自転車の制御装置の一形態によれば、前記制御部は、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしているとの判定に基づいて前記アシストモータの駆動を禁止しているとき、前記第1のセンサの出力の位相と前記第2のセンサの出力の位相の差、および、前記第1のセンサが出力する信号の周期と前記第2のセンサが出力する信号の周期の差の少なくとも一方が第3の所定の範囲以内とならない回数が、第4の所定の回数以上になったとき、前記アシストモータの駆動を許可する。
〔12〕本発明の一形態に従う自転車のアシスト装置は、上記自転車の制御装置と、アシストモータと、車輪の回転を検出可能な第1のセンサと、クランクまたはクランク軸の回転を検出可能な第2のセンサと、を備える。
〔13〕前記自転車のアシスト装置の一形態によれば、前記第2のセンサは、磁界を検出する素子を含み、前記クランクまたは前記クランク軸に設けられる磁石を検出可能である。
〔14〕前記自転車のアシスト装置の一形態によれば、前記第2のセンサは、前記クランクまたは前記クランク軸の回転角度に応じた信号を出力する。
〔15〕前記自転車のアシスト装置の一形態によれば、前記第2のセンサは、前記クランクに入力される人力駆動力に応じた信号を出力する。
〔16〕前記自転車のアシスト装置の一形態によれば、前記第1のセンサは、磁界を検出する素子を含み、前記車輪に設けられる磁石を検出可能である。
本発明の自転車の制御装置およびこの制御装置を備える自転車のアシスト装置は、回転体の回転速度を反映した信号を出力するセンサの検出対象の回転体を判定することができる。
第1実施形態の制御装置を備えるアシスト装置を搭載する自転車の側面図。 図1の自転車に搭載されるアシスト装置のブロック図。 図2の制御部により実行されるアシストモータの駆動処理のフローチャート。 図2の制御部により実行される第1の比較処理のフローチャート。 図2の制御部により実行されるアシストモータの駆動禁止処理のフローチャート。 図2の制御部により実行される第2の比較処理のフローチャート。 図2の制御部により実行されるアシストモータの駆動許可処理のフローチャート。 図5のアシストモータの駆動禁止処理の実行態様の一例を示すタイミングチャート。 図7のアシストモータの駆動許可処理の実行態様の一例を示すタイミングチャート。 第2実施形態の制御装置の制御部により実行される第1の比較処理のフローチャート。 第2実施形態の制御装置の制御部により実行されるアシストモータの駆動禁止処理のフローチャート。 第3実施形態のアシスト装置のブロック図。 第3実施形態のアシスト装置におけるアシストモータの駆動禁止処理の実行態様の一例を示すタイミングチャート。 第4実施形態の制御装置の制御部により実行される第1の比較処理のフローチャート。 第4実施形態の制御装置の制御部により実行されるアシストモータの駆動禁止処理のフローチャート。 第1実施形態の第1の変形例の第1の比較処理のフローチャート。 第1実施形態の第1の変形例のアシストモータの駆動禁止処理のフローチャート。 第1実施形態の第2の変形例の第1の比較処理のフローチャート。 第1実施形態の第2の変形例のアシストモータの駆動禁止処理のフローチャート。 第1実施形態の第3の変形例の第1の比較処理のフローチャート。 第3実施形態の第1の変形例の第1の比較処理のフローチャート。 第3実施形態の第1の変形例のアシストモータの駆動禁止処理のフローチャート。
(第1実施形態)
図1を参照して、自転車のアシスト装置を搭載する自転車の構成について説明する。
自転車10は、車体12、バッテリ14、前輪16、後輪18、駆動機構20、および、アシスト装置40を備えている。
駆動機構20は、クランク22、フロントスプロケット24、リアスプロケット26、チェーン28、および、ペダル30を含む。
クランク22は、車体12に回転可能に支持されるクランク軸32および左右のクランクアーム34を含む。左右のクランクアーム34は、クランク軸32に取り付けられている。ペダル30の本体は、ペダル軸36まわりに回転可能にクランクアーム34に取り付けられている。
フロントスプロケット24は、クランク軸32に連結されている。フロントスプロケット24は、クランク軸32と同軸に設けられる。フロントスプロケット24は、クランク軸32と相対回転しないように連結されてもよいし、クランク軸32が前転するときには、フロントスプロケット24も前転するようにワンウェイクラッチ(図示略)を介して連結されてもよい。
リアスプロケット26は、後輪18の車軸18Aまわりに回転可能に取り付けられている。リアスプロケット26は、ワンウェイクラッチ(図示略)を介して後輪18に連結される。チェーン28は、フロントスプロケット24とリアスプロケット26とに巻き掛けられている。ペダル30に加えられる人力駆動力によりクランク22が回転するとき、フロントスプロケット24、チェーン28、および、リアスプロケット26によって、後輪18が回転する。
図2に示すように、アシスト装置40は、人力駆動力をアシストするアシストモータ42、第1のセンサ52を含む第1の検出装置44、および、第2のセンサ60を含む第2の検出装置46、トルクセンサ48、および、制御装置70を備えている。本実施の形態では、アシストモータ42は、クランク軸32を回転可能に支持するドライブユニット41に設けられる。アシストモータ42は、直接または減速機を介して間接的に、フロントスプロケット24に連結される。アシストモータ42は、前輪16および後輪18の少なくとも一方に設けられてもよい。
第1の検出装置44は、磁石50および第1のセンサ52を備えている。第1のセンサ52は、自転車10に設けられる回転体の回転速度を反映した信号を出力する。第1のセンサ52は、ボルトおよびナット、またはバンドなどによって図1に示す車体12またはドライブユニット41に取り付けることができる。例えば、磁石50を前輪16のスポーク16Aに取り付け、第1のセンサ52を車体12のフロントフォーク12Aに取り付けることができる。また、磁石50を後輪18のスポーク18Bに取り付け、第1のセンサ52を車体12のチェーンステイ12Bまたはドライブユニット41に取付けることもできる。
第1のセンサ52は、車体12に取り付けられることにより、前輪16または後輪18の回転を検出可能である。第1のセンサ52が、車体12のフロントフォーク12Aに取り付けられるとき、第1のセンサ52の検出対象の回転体は前輪16である。第1のセンサ52の、車体12のチェーンステイ12Bまたはドライブユニット41に取り付けられるとき、第1のセンサ52の検出対象の回転体は後輪18である。本実施の形態では、以下、第1のセンサ52によって後輪18の回転を検出する例について説明するが、第1のセンサ52によって前輪16の回転を検出する場合についても同様である。
第1のセンサ52は、ケーブルにより制御装置70と電気的に接続されている。第1のセンサ52は、前輪16または後輪18の回転に応じて第1の信号S1を制御装置70に送信する。図2に示されるように、第1のセンサ52は、磁界を検出する素子54および出力部56を含む。第1のセンサ52は、前輪16または後輪18に設けられる磁石50を検出可能である。具体的には、素子54は、磁石50との相対位置の変化に応じた値を出力する。素子54は、検出対象の回転体の1回転を1周期とした信号を出力する。すなわち、第1のセンサ52は、検出対象の回転体が360度回転する毎に第1の信号S1を出力する。
第2の検出装置46は、クランク軸32の回転を検出可能である。第2の検出装置46は、2つの磁石58A,58B、および、車体12に取り付けられる第2のセンサ60を備えている。磁石58Aは、環状の磁石であって、周方向に複数の磁極が交互に並んで配置されている。磁石58Aは、クランク軸32、クランク軸32からフロントスプロケット24までの間の動力伝達部、フロントスプロケット24、または、左右のクランクアーム34のいずれかに設けられる。磁石58Aは、クランク軸32に同軸に配置される。磁石58Bは、クランク軸32、クランク軸32からフロントスプロケット24までの間の動力伝達部、フロントスプロケット24、または、左右のクランクアーム34のいずれかに取り付けられる。第2のセンサ60は、ドライブユニット41のハウジング内に設けられることが好ましい。
第2のセンサ60は、ケーブルにより制御装置70と電気的に接続されている。第2のセンサ60は、クランク22の回転に応じて第2の信号S2を制御装置70に送信する。第2のセンサ60は、磁石58A,58Bを検出可能である。第2のセンサ60は、磁界を検出する素子62A,62Bおよび出力部64を含む。素子62Aは、フレームに対するクランク22の相対角度位置を検出する。素子62Bは、フレームに対するクランク22の基準角度位置を検出する。第2のセンサ60は、いわゆるケイデンスセンサおよび角度センサとしての機能を備える。素子62Aは、角度センサを構成し、素子62Bは、ケイデンスセンサを構成する。具体的には、素子62Aは、クランク軸が1回転するとき、360°を同極の磁極の数で割った角度を1周期とした信号を出力する。素子62Bは、クランク軸の1回転を1周期とした信号を出力する。出力部56は、クランク22の回転角度に応じた第2の信号S2を出力する。第2の信号S2は、素子62Aが出力する信号と、素子62Bが出力する信号の少なくとも一方を含む。第2のセンサ60が検出可能なクランク22の最小角度は、180度以下であり、好ましくは15度であり、さらに好ましくは、6度である。
トルクセンサ48は、クランク22に与えられる人力駆動力を検出する。トルクセンサ48は、人力駆動力に応じた信号を含む第3の信号S3を出力する。トルクセンサ48は、図1に示すクランク軸32からフロントスプロケット24までの間に設けられてもよく、クランク軸32またはフロントスプロケット24に設けられてもよく、クランクアーム34またはペダル30に設けられてもよい。トルクセンサ48は、例えば、歪センサ、磁歪センサ、光学センサおよび圧力センサなどを用いて実現することができ、クランクアーム34またはペダル30に加えられる人力駆動力に応じた信号を出力するセンサであれば、いずれのセンサを採用することもできる。
図2に示すように、制御装置70は、制御部72および各種情報が格納される記憶部74を備えている。制御部72は、CPUなどの演算処理装置を含んで構成される。記憶部74には、ソフトウェアが記憶される。制御部72が、記憶部74に記憶されるソフトウェアを実行することによって、複数の機能を実現することができる。制御装置70は、複数の演算処理装置を含んでいてもよく、複数のマイクロコンピュータを含んでいてもよい。制御部72は、カウンタ機能を有する。
制御部72は、第1比較部76、第2比較部78、判定部80、トルク演算部82、駆動力演算部84、および、モータ制御部86を備えている。第1比較部76、第2比較部78、判定部80、トルク演算部82、駆動力演算部84、および、モータ制御部86は、制御装置70の機能を表している。
第1比較部76は、第1のセンサ52の検出対象とする回転体の速度変化と、第2のセンサ60が検出対象とする回転体の速度変化とを比較する。第1比較部76は、第1のセンサ52から出力される第1の信号S1に基づいて演算される回転体の第1の回転速度VAを微分した第1の速度変化DAと、第2のセンサ60から出力される第2の信号S2に基づいて演算される回転体の第2の回転速度VBを微分した第2の速度変化DBとを演算する。第1比較部76は、第1の速度変化DAと第2の速度変化DBとの相違ΔDが第2の所定の範囲ΔDX以内か否かを判定する。なお、相違ΔDが所定の範囲ΔDX以内とは、相違ΔDが所定の範囲ΔDXの上限値以下、かつ、下限値以上であることを示す。所定の範囲ΔDXの上限値および下限値が等しいとき、すなわち所定の範囲ΔDXが一定値(例えば、「0」)であるときには、相違ΔDが所定の範囲ΔDX以内とは相違ΔDが所定の値であることを示す。
第2比較部78は、第1のセンサ52が出力する信号の位相と第2のセンサ60が出力する信号の位相とを比較する。第2比較部78が、素子54と素子62Aが出力する信号を用いて位相を比較する場合、第2比較部78は、第1のセンサ52から第1の信号S1が出力されたタイミングにおける第2のセンサ60が検出対象とするクランク22の回転角度(以下、「クランク回転角度CA」)を演算する。第2比較部78は、前回の第1のセンサ52から第1の信号S1が出力されたタイミングにおけるクランク回転角度CAと今回の第1のセンサ52から第1の信号S1が出力されたタイミングにおけるクランク回転角度CAとの差ΔFが第1の所定の範囲ΔFX以内か否かを判定する。なお、差ΔFが所定の範囲ΔFX以内とは、差ΔFが所定の範囲ΔFXの上限値以下、かつ、下限値以上であることを示す。所定の範囲ΔFXの上限値および下限値が等しいとき、すなわち所定の範囲ΔFXが所定の値(例えば、「0」)であるときには、差ΔFが所定の範囲ΔFX以内とは差ΔFが所定の値であることを示す。第2比較部78が、素子54と素子62Bが出力する信号を用いて位相を比較する場合、第2比較部78は、第1のセンサ52から第1の信号S1が出力されたタイミングと、第2のセンサ60から第2の信号S2が出力されたタイミングとの差、すなわち第1の信号S1と第2の信号S2の位相の差ΔFを演算する。より具体的には、第2比較部78は、第1の信号S1が出力されたタイミングと、素子62Bがクランク22の基準角度位置を検出したタイミングとの差を位相の差ΔFとして演算する。この場合、第2比較部78は、前回の第1の信号S1と前回の第2の信号S2との位相の差ΔFと、今回の第1の信号S1と今回の第2の信号S2との位相の差ΔFとの相違が、第1の所定の範囲ΔFX以内か否かを判定する。このように第2比較部78は、第2のセンサ60が素子62Aおよび素子62Bのうち一方しか備えない場合であっても、第1のセンサ52が出力する信号の位相と第2のセンサ60が出力する信号の位相とを比較することができる。第2比較部78が、第2のセンサ60の素子62Aおよび素子62Bのいずれが出力する信号を用いるのかは、予め設定されていてもよく、選択可能に構成されていてもよい。
判定部80は、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしているか否かの判定を行う。具体的には、判定部80は、第1比較部76による第1の速度変化DAと第2の速度変化DBとの比較結果、および、第2比較部78による第1の信号S1の位相と第2の信号S2の位相との比較結果に基づいて第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしているか否かの判定を行う。すなわち、判定部80は、第1のセンサ52の出力と第2のセンサ60の出力とに基づいて、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしているか否かを判定する。
トルク演算部82は、トルクセンサ48の出力に基づいてクランク軸32に与えられるトルクτを演算する。
駆動力演算部84は、トルクτおよび第1の回転速度VAの少なくとも一方に基づいて駆動力Rを演算する。駆動力Rは、例えば下り坂を走行しているときに小さく、上り坂を走行しているときに大きくなる。駆動力Rは、運転者によってクランク22に入力されるエネルギであってもよく、クランク22に与えられるトルクであってもよい。クランク22に入力されるエネルギは、トルクセンサ48と素子62Aの出力値から演算することができる。クランク22に与えられるトルクは、トルクセンサ48の出力値から演算することができる。
モータ制御部86は、第1のセンサ52の出力およびトルクセンサ48の出力に基づいてアシストモータ42を制御する。具体的には、モータ制御部86は、トルクτおよび第1の回転速度VAに基づいてアシストモータ42にバッテリ14(図1参照)の電力を供給し、アシストモータ42を駆動させる。また、モータ制御部86は、第1の回転速度VAに基づいて演算される車速Vが第1の速度VX未満のとき、アシストモータ42を駆動可能とし、かつ、車速Vが第1の速度VX以上のときにアシストモータ42の駆動を停止する。なお、車速Vは、第1の回転速度VAと、予め記憶されている車輪の周長、直径、または、半径とに基づいて演算される。第1の速度VXは、たとえば時速25kmである。
また、モータ制御部86は、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしているか否かの判定結果に基づいてアシストモータ42を制御する。具体的には、モータ制御部86は、判定部80の判定結果に基づいて、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしていると判定したとき、アシストモータ42の駆動を禁止する。制御部72は、アシストモータ42の駆動が禁止されていることを表す情報を、記憶部74に記憶させる。記憶部74は、不揮発性メモリによって構成され、記憶部74に記憶されている情報は、アシスト装置40からバッテリ14を外しても記憶された状態が維持される。モータ制御部86は、判定部80の判定結果に基づいて、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしていると判定したとき、アシストモータ42への電力の供給を停止させてもよい。モータ制御部86は、判定部80の判定結果に基づいて第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしていないと判定したとき、アシストモータ42の駆動を許可する。
図3を参照して、制御部72のモータ制御部86により実行されるモータ制御処理の演算処理について説明する。なお、本処理は制御装置70に電源が投入されたとき、またはアシストモータ42を駆動可能な動作モードが選択されたときに開始される。本処理が一旦終了された後は、制御装置70への電源の供給が停止されるまでまたは、アシストモータ42を駆動させない動作モードが選択されるまで再びステップS11から所定周期ごとに繰り返される。
モータ制御部86は、ステップS11においてアシストモータ42の駆動が禁止されているか否かを判定する。モータ制御部86は、アシストモータ42の駆動が禁止されているとき、アシストモータ42を駆動せずに本処理を終了する。
モータ制御部86は、アシストモータ42の駆動が許可されているとき、ステップS12に進み、車速Vが第1の速度VX未満か否かを判定する。モータ制御部86は、車速Vが第1の速度VX未満のとき、ステップS13において車速Vおよびトルクτに基づいてアシストモータ42を駆動させる。記憶部74には車速Vおよびトルクτとアシストモータ42の出力トルクとの関係を規定するマップが記憶されている。トルクτとアシストモータ42の出力トルクとの関係は、いわゆるアシスト比である。モータ制御部86は、車速Vが第1の速度VX以上のとき、アシストモータ42を駆動させずに本処理を終了する。
ステップS12に用いられる第1の速度VX、および、ステップS13に用いられるマップは、第1のセンサ52が前輪16または後輪18の回転速度を検出しているときに適合して作成されている。このため、第1のセンサ52がクランク22の回転速度を検出するように自転車10に取り付けられた場合、実際の自転車10の走行状態に対してアシストモータ42の適切な制御が実行されないおそれが生じる。そこで、制御部72は、ステップS11の判定において用いられるアシストモータ42の駆動の禁止および許可を、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしているか否かの判定処理に基づいて設定する。判定処理は、第1の比較処理、アシストモータ42の駆動禁止処理、第2の比較処理、および、アシストモータ42の駆動許可処理を含む。
図4を参照して、制御部72の駆動力演算部84、第1比較部76、および、第2比較部78により実行される第1の比較処理について説明する。なお、本処理は制御装置70に電源が投入されたとき、またはアシストモータ42を駆動可能な動作モードが選択されたときに開始される。本処理が一旦終了された後は、制御装置70への電源の供給が停止されるまでまたは、アシストモータ42を駆動させない動作モードが選択されるまで再びステップS21から所定周期ごとに繰り返される。
制御部72は、ステップS21において駆動力Rを演算する。制御部72は、ステップS22においてステップS21において演算された駆動力Rが所定値RX未満か否かを判定する。制御部72は、駆動力Rが所定値RX以上のとき、本処理を終了する。他方、制御部72は、駆動力Rが所定値RX未満のとき、ステップS23に進み、第1の比較処理を継続する。所定値RXは、例えば、自転車10が駆動力Rの小さい状態で走行しているとき、例えば、下り坂を走行しているときの駆動力Rに対応する値が設定される。
ステップS23において、制御部72の第1比較部76は、第1の速度変化DAおよび第2の速度変化DBがいずれも負の値であり、かつ、第1の速度変化DAと第2の速度変化DBとの相違ΔDが第2の所定の範囲ΔDX以内か否かを判定する。制御部72は、第1の速度変化DAおよび第2の速度変化DBがいずれも負の値であり、かつ、相違ΔDが第2の所定の範囲ΔDX以内のとき、ステップS24において、第2のカウントNBをカウントアップしてステップS26に進む。他方、制御部72は、ステップS23において第1の速度変化DAおよび第2の速度変化DBの少なくとも一方が正の値のとき、または、相違ΔDが第2の所定の範囲ΔDX以内ではないとき、ステップS25において、第2のカウントNBをカウントクリアしてステップS26に進む。すなわち、制御部72は、第1のセンサ52が検出対象とする回転体および第2のセンサ60が検出対象とする回転体がいずれも減速しているとき、かつ、同様の速度で減速しているときに第2のカウントNBをカウントアップする。
ステップS26において、制御部72の第2比較部78は、クランク22が正回転中に、前回の第1のセンサ52から第1の信号S1が出力されたタイミングにおけるクランク回転角度CAと、今回の第1のセンサ52から第1の信号S1が出力されたタイミングにおけるクランク回転角度CAとの差ΔFが、第1の所定の範囲ΔFX以内か否かを判定する。なお、クランク22の正回転とは、自転車10が前進する方向と対応する正回転方向
にクランク22が回転していることを示す。制御部72は、差ΔFが第1の所定の範囲ΔFX以内のとき、ステップS27において、第1のカウントNAをカウントアップして本処理を終了する。制御部72は、ステップS26において差ΔFが第1の所定の範囲ΔFX以内ではないとき、ステップS28において、第1のカウントNAをカウントクリアして本処理を終了する。なお、ステップS26〜S28の処理をステップS23〜S25よりも先に実行し、ステップS26〜S28の処理の実行後にステップS23〜S25の処理を実行することもできる。
図5を参照して、アシストモータ42の駆動禁止処理について説明する。なお、本処理は制御装置70に電源が投入されたとき、またはアシストモータ42を駆動可能な動作モードが選択されたときに開始される。本処理が一旦終了された後は、制御装置70への電源の供給が停止されるまでまたは、アシストモータ42を駆動させない動作モードが選択されるまで再びステップS31から所定周期ごとに繰り返される。
制御部72は、ステップS31において、第1のカウントNAが第1の値NAX以上か否かを判定する。制御部72は、第1のカウントNAが第1の値NAX未満のとき、本処理を終了する。制御部72は、第1のカウントNAが第1の値NAX以上のとき、ステップS32において第2のカウントNBが第2の値NBX以上か否かを判定する。制御部72は、第2のカウントNBが第2の値NBX未満のとき、本処理を終了する。他方、制御部72は、第2のカウントNBが第2の値NBX以上のとき、ステップS33においてアシストモータ42の駆動を禁止して本処理を終了する。第1の値NAXおよび第2の値NBXは、予め設定されているが、変更可能であってもよい。たとえば制御部72に外部のコンピュータを接続することによって、記憶部74に記憶されている第1の値NAXおよび第2の値NBXの少なくとも一方を変更してもよい。なお、ステップS32の処理をステップS31よりも先に実行し、ステップS32の処理の実行後にステップS31を実行することもできる。
図6を参照して、制御部72により実行される第2の比較処理について説明する。なお、本処理は制御装置70に電源が投入されたとき、またはアシストモータ42を駆動可能な動作モードが選択されたときに開始される。本処理が一旦終了された後は、制御装置70への電源の供給が停止されるまでまたは、アシストモータ42を駆動させない動作モードが選択されるまで再びステップS41から所定周期ごとに繰り返される。
制御部72は、ステップS41において駆動力Rを演算する。制御部72は、ステップS42においてステップS41において演算された駆動力Rが所定値RX未満か否かを判定する。制御部72は、駆動力Rが所定値RX未満のとき、ステップS43に進む。他方、制御部72は、駆動力Rが所定値RX以上のとき、本処理を終了する。
ステップS43において、制御部72の第2比較部78は、差ΔFが第3の所定の範囲ΔFY内か否かを判定する。制御部72は差ΔFが第3の所定の範囲ΔFY以内のとき、ステップS44において、第4のカウントNDをカウントクリアして本処理を終了する。他方、制御部72は、ステップS43において差ΔFが第3の所定の範囲ΔFY以内ではないとき、ステップS45において、第4のカウントNDをカウントアップして本処理を終了する。なお、差ΔFが所定の範囲ΔFY以内とは、差ΔFが所定の範囲ΔFYの上限値以下、かつ、下限値以上であることを示す。所定の範囲ΔFYの上限値および下限値が等しいとき、すなわち所定の範囲ΔFYが一定値(例えば、「0」)であるときには、差ΔFが所定の範囲ΔFY以内とは差ΔFが「0」であることを示す。
図7を参照して、アシストモータ42の駆動許可処理について説明する。なお、本処理は制御装置70に電源が投入されたとき、またはアシストモータ42を駆動可能な動作モードが選択されたときに開始される。本処理が一旦終了された後は、制御装置70への電源の供給が停止されるまでまたは、アシストモータ42を駆動させない動作モードが選択されるまで再びステップS51から所定周期ごとに繰り返される。
制御部72の判定部80は、ステップS51において、第4のカウントNDが第4の値NDX以上か否かを判定する。制御部72は、第4のカウントNDが第4の値NDX未満のとき、本処理を終了する。他方、制御部72は、第4のカウントNDが第4の値NDX以上のとき、ステップS52において駆動禁止処理のステップS33(図5参照)において設定されたアシストモータ42の駆動の禁止を解除して本処理を終了する。制御部72は、記憶部74に記憶されているアシストモータ42の駆動が禁止されていることを表す情報を、アシストモータ42の駆動の許可を表す情報に書き換える。第4の値NDXは、予め設定されているが、変更可能であってもよい。たとえば制御部72に外部のコンピュータを接続することによって、記憶部74に記憶されている第4の値NDXを変更してもよい。なお、アシストモータ42の駆動の禁止が設定されていない場合は、アシストモータ42の駆動の禁止が解除された状態が継続される。制御部72は、第1のセンサ52の出力と第2のセンサ60の出力とから演算される第4のカウントNDに基づいて、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしていないと判定する。制御部72は、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしているとの判定に基づいてアシストモータ42の駆動を禁止しているとき、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしていないと判定したとき、アシストモータ42の駆動を許可する。
図8を参照して、アシストモータ42の駆動禁止処理の実行態様の一例について説明する。
時刻t11は、自転車10が減速中かつ駆動力Rが所定値RX未満になった時刻を示す。このとき、制御部72は、今回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAと、前回の第1の信号S1が検出されたとき(図8中の時刻t10)のクランク回転角度CAとを比較する。今回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAと、前回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAとが、同一の角度CAXである。このため、制御部72は、差ΔFが第1の所定の範囲ΔFX以内であると判定し、第1のカウントNAをカウントアップする。
また、制御部72は、第1の速度変化DAと第2の速度変化DBとの相違ΔDとを比較する。制御部72は、第1の速度変化DAと第2の速度変化DBとの相違ΔDが第2の所定の範囲ΔDX以内であることに基づいて、第2のカウントNBをカウントアップする。
時刻t12は、再び第1の信号S1が検出された時刻を示す。このとき、制御部72は、今回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAと、前回の第1の信号S1が検出されたとき(図8中の時刻t11)のクランク回転角度CAとを比較する。今回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAと前回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAとが同一の角度CAXである。このため、制御部72は、差ΔFが第1の所定の範囲ΔFX以内であると判定し、第1のカウントNAをカウントアップする。
また、制御部72は、第1の速度変化DAと第2の速度変化DBとの相違ΔDとを比較する。制御部72は、第1の速度変化DAと第2の速度変化DBとの相違ΔDが第2の所定の範囲ΔDX以内であることに基づいて、第2のカウントNBをカウントアップする。
時刻t13は、時刻t12から所定の期間を経て、再び第1の信号S1が検出された時刻を示す。このとき、制御部72は、今回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAと、前回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAとを比較する。今回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAと前回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAとが同一の角度CAXである。このため、制御部72は、差ΔFが第1の所定の範囲ΔFX以内であると判定し、第1のカウントNAをカウントアップする。
また、制御部72は、第1の速度変化DAと第2の速度変化DBとの相違ΔDとを比較する。制御部72は、第1の速度変化DAと第2の速度変化DBとの相違ΔDが第2の所定の範囲ΔDX以内であることに基づいて、第2のカウントNBをカウントアップする。この結果、第1のカウントNAが第1の値NAX以上となり、かつ、第2のカウントNBが第2の値NBX以上となる。制御部72は、アシストモータ42の駆動の禁止を設定する。
図9を参照して、アシストモータ42の駆動許可処理の実行態様の一例について説明する。
時刻t21は、駆動力Rが所定値RX未満になった時刻を示す。このとき、制御部72は、今回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAと、前回の第1の信号S1が検出されたとき(図9中の時刻t20)のクランク回転角度CAとを比較する。制御部72は、今回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAと前回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAとの差ΔFが第3の所定の範囲ΔFY以内でないことに基づいて、第4のカウントNDをカウントアップする。
時刻t22は、再び第1の信号S1が検出された時刻を示す。このとき、制御部72は、今回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAと、前回の第1の信号S1が検出されたとき(図9中の時刻t21)のクランク回転角度CAとを比較する。制御部72は、今回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAと前回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAとの差ΔFが第3の所定の範囲ΔFY以内でないことに基づいて、第4のカウントNDをカウントアップする。
時刻t23は、時刻t22から所定の期間を経て、再び第1の信号S1が検出された時刻を示す。このとき、制御部72は、今回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAと、前回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAとを比較する。制御部72は、今回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAと前回の第1の信号S1が検出されたときのクランク回転角度CAとの差ΔFが第3の所定の範囲ΔFY外であることに基づいて、第4のカウントNDをカウントアップする。この結果、第4のカウントNDが第4の値NDX以上となる。このため、制御部72は、アシストモータ42の駆動が禁止されているとき、アシストモータ42の駆動の禁止を解除する。
制御装置70の作用について説明する。
第1のセンサ52と第2のセンサ60とが異なる回転体を検出対象としているとき、自転車の10の変速比が「1」以外のときに第1のセンサ52の出力の周期と第2のセンサ60の出力の周期とは異なる。第1のセンサ52と第2のセンサ60とが同一の回転体を検出対象としているとき、自転車の10の変速比が「1」以外であっても第1のセンサ52の出力の周期と第2のセンサ60の出力の周期との差は所定の範囲以内に含まれる。また、第1のセンサ52と第2のセンサ60とが異なる回転体を検出対象としているとき、自転車の10の変速比が「1」のときであっても、特定の条件下において第1のセンサ52の出力の周期と第2のセンサ60の出力の周期とは異なる。このため、制御部72は、周期の差ΔF、および、第1のセンサ52の出力の周期と第2のセンサ60の出力の周期とが異なる状況が生じやすい減速時の相違ΔDを用いて、第1のセンサ52と第2のセンサ60とが同一の回転体を検出対象としているか否かを判定する。
制御装置70の効果について説明する。
(1)制御部72は、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしているか否かを判定する。このため、第1のセンサ52が第2のセンサ60の検出対象であるクランク22の回転数を検出しているか否かを判定することができる。すなわち、制御装置70は、第1のセンサ52の検出対象の回転体を判定することができる。
(2)制御部72は、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体の状態を検出していると判定したとき、アシストモータ42の駆動を禁止する。このため、例えば、実際の車速が第1の速度VX以上のときに、アシストモータ42が駆動されることが抑制される。また、実際の車速に対してアシストモータ42を適切に制御できる。
(3)例えば、自転車10の変速比が「1」であるとき、クランク22の回転速度と前輪16または後輪18の回転速度とが一致するとき、差ΔFは第1の所定の範囲ΔFX以内となる。このため、第1のセンサ52および第2のセンサ60が異なる回転体を検出対象にしている場合であっても制御部72が第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしている旨を判定するおそれがある。制御部72は、差ΔFが、第1の所定の範囲ΔFX以内となる回数が第1の値NAX以上になったとき、かつ、第1の回転速度VAが減少するときの第1の速度変化DAと、第2の回転速度VBが減少するときの第2の速度変化DBとの相違ΔDが、第2の所定の範囲ΔDX以内となる回数が第2の値NBX以上になったとき、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしていると判定する。このため、差ΔFおよび相違ΔDの一方のみに基づいて第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしていると判定する場合と比較して、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしているか否かの判定の正確性が向上する。変速比が「1」にならない自転車のアシスト装置に本発明を適用する場合には、処理を簡略化するために図4の第1の比較処理において、ステップS26〜S28を除く他の処理を省略し、図5の駆動禁止処理においてステップS32を省略し、図6の第2の比較処理においてステップS41およびS42を省略したほうが好ましい。この場合、制御部72は駆動力演算部84、第1比較部76、および、第2比較部78のうち、第2比較部78のみを備えていればよい。
(4)制御部72は、自転車10の駆動力Rが所定値RXよりも小さいときに、第1のセンサ52の出力と第2のセンサ60の出力とに基づいて、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしているか否かを判定する。駆動力Rが小さいとき、クランク22の回転速度の減速の度合いに対する前輪16または後輪18の回転速度の減速の度合いが小さくなりやすい。このため、変速比が「1」であった場合であっても、第1のセンサ52および第2のセンサ60が異なる回転体を検出対象にしているときに差ΔFが第1の所定の範囲ΔFX外になりやすい。また、変速比が「1」であった場合であっても、第1のセンサ52および第2のセンサ60が異なる回転体を検出対象にしているときに相違ΔDが第2の所定の範囲ΔDX外になりやすい。このため、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしているか否かの判定の正確性が向上する。
(5)制御部は、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしているとの判定に基づいてアシストモータ42の駆動を禁止しているとき、第1のセンサ52の出力の位相と第2のセンサ60の出力の位相の差が第3の所定の範囲ΔFY内となる回数が、第4の所定値以上になったとき、アシストモータの駆動を許可する。
(第2実施形態)
図10および図11を参照して、第2実施形態の制御装置70について説明する。第2実施形態の制御装置70は、第1実施形態の図4の第1の比較処理に代えて、図10に示す第1の比較処理を実行する。第2実施形態の制御装置70は、第1実施形態の図5のアシストモータ42の駆動禁止処理に代えて、図11に示すアシストモータ42の駆動禁止処理を実行する。なお、第1実施形態と共通する構成については第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10に示されるように、第2実施形態の第1の比較処理においては、第1実施形態の第1の比較処理のステップS23〜25に代えてステップS61〜S63が実行される。
制御部72は、ステップS22において駆動力Rが所定値RX未満のとき、ステップS61に進み、第1の比較処理を継続する。ステップS61において、制御部72の第1比較部76は、クランク22の正回転方向の回転速度CNが所定値CNX以下になったか否かを判定する。具体的には、制御部72は、第2のセンサ60の出力に基づいて第2の回転速度VBが「0」よりも大きな値から所定の回転速度VBX以下になったか否かを判定する。所定の回転速度VBXは、たとえば3rpm〜10rpmの範囲の値に選ばれる。所定の回転速度VBXは、たとえば0rpmに選ばれてもよい。所定の回転速度VBXが、0rpmの場合、所定値CNXは0である。ステップS61において、制御部72の第1比較部76は、クランク22が停止したか否かを判定してもよい。クランク22の正回転方向の回転速度CNが所定値CNX以下になると、制御部72は、ステップS62において、第3のカウントNCをカウントアップしてステップS26に進む。他方、制御部72は、ステップS61においてクランク22の正回転方向の回転速度CNが所定値CNXを超えているとき、ステップS63において、第3のカウントNCをカウントクリアしてステップS26に進む。
図11に示されるように、第2実施形態のアシストモータ42の駆動禁止処理においては、第1実施形態のアシストモータ42の駆動禁止処理のステップS32に代えてステップS64が実行される。
制御部72は、ステップS31において、第1のカウントNAが第1の値NAX以上か否かを判定する。制御部72は、第1のカウントNAが第1の値NAX未満のとき、本処理を終了する。他方、制御部72は、第1のカウントNAが第1の値NAX以上のとき、ステップS64において第3のカウントNCが第3の値NCX以上か否かを判定する。制御部72は、第3のカウントNCが第3の値NCX未満のとき、本処理を終了する。他方、制御部72は、第3のカウントNCが第3の値NCX以上のとき、ステップS33においてアシストモータ42の駆動を禁止して本処理を終了する。
制御部72は、この判定結果に基づいてアシストモータ42の駆動禁止処理を実行する。第2実施形態の制御装置70は、第1実施形態の(1)、(2)、(4)および(5)の効果に加えて、以下の効果を奏する。
(6)クランク22の回転速度CNが所定値CNX以下になると、クランク22の回転が停止する可能性が高く、クランク22の回転と、前輪16または後輪18の回転とが同期して回転していたとしても、クランク22の回転が停止するときには、クランク22の回転と、前輪16または後輪18の回転との同期がずれる可能性が高い。このような状況が発生した回数も判定に加えることによって、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしているか否かの判定の正確性が向上する。
(第3実施形態)
図12および図13を参照して、第3実施形態のアシスト装置40について説明する。なお、第1実施形態と共通する構成については第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
図12に示されるように、アシスト装置40は、第2の検出装置46を省略している。制御部72は、クランク22に入力される人力駆動力に応じた信号を出力するトルクセンサ48の出力を用いてクランク22の回転速度を検出する。すなわち、第3実施形態において、トルクセンサ48は、第2のセンサである。
第2比較部78は、第1のセンサ52が出力する信号の周期と第2のセンサ60が出力する信号の周期とを比較する。具体的には、第2比較部78は、第1のセンサ52から第1の信号S1が出力されたタイミングにおける第2のセンサ60の出力値に基づいて、クランク22が一回転する周期を演算する。クランク22が上死点および上死点にあるときトルクτは最小となり、クランク22が上死点と上死点との中間位置にあるときトルクτは最大となる。このため、第2のセンサ60の出力値を見れば、クランク22の回転周期を計算することができる。ただし、クランク22が一回転したときに左右のクランクアーム34のそれぞれに対応する信号が第2のセンサ60から出力されるので、クランク22が一回転したときのトルクτの波形は2つのピークを有する。制御部72は、2つのピークを有する波形を1セットとして処理すればよい。制御部72は、トルクτの波形に基づいてクランク22の1回転の周期TCを推定する。
第2比較部78は、例えば、クランク22の上死点および下死点におけるトルクセンサ48の出力値を0とし、クランク22の上死点および下死点の間におけるトルクセンサ48の最大出力値を100として、第1の信号S1が出力されたタイミングにおけるトルクセンサ48の出力値を%で計算する(以下、「出力値の割合PX」)。第2比較部78は、前回と今回のトルクセンサ48の出力値の割合PXの差ΔFが第1の所定の範囲ΔFX以内か否かを判定する。トルクセンサ48の出力値の割合PXを求めることによって、人力駆動力が変化したとしてもクランク22の回転周期を求めることができる。トルクセンサ48の出力値の割合PXは、クランク回転角度CAに対応するので、トルクセンサの出力値の割合をクランク回転角度CAに変換してもよい。
第2比較部78は、前回と今回のトルクセンサ48の出力値の割合PXが等しくなる時刻に基づいて、第2のセンサ60が出力する信号の周期を演算してもよい。この場合、前回と今回のトルクセンサ48の出力値の割合PXが等しくなる時刻をクランク22の一回転の周期として、第1のセンサ52が出力する信号の周期と第2のセンサ60が出力する信号の周期との差ΔFが第1の所定の範囲ΔFX以内か否かを判定する。
第1比較部76は、第1のセンサ52から出力される第1の信号S1に基づいて演算される回転体の第1の回転速度VAを微分した第1の速度変化DAと、トルクセンサ48の出力波形から演算されるクランク22の回転速度を微分した第2の速度変化DBとを演算する。
図13を参照して、アシストモータ42の駆動禁止処理の実行態様の一例について説明する。
時刻t31は、自転車10が減速中かつ駆動力Rが所定値RX未満になった時刻を示す。このとき、制御部72は、今回の第1の信号S1が検出されたときのトルクセンサ48の出力値の割合PXと、前回の第1の信号S1が検出されたとき(図13中の時刻t30)のトルクセンサ48の出力値の割合PXとを比較する。制御部72は、差ΔFが第1の所定の範囲ΔFX以内であると判定に基づいて、第1のカウントNAをカウントアップする。
また、制御部72は、第1の速度変化DAと第2の速度変化DBとの相違ΔDとを比較する。制御部72は、第1の速度変化DAと第2の速度変化DBとの相違ΔDが第2の所定の範囲ΔDX以内であることに基づいて、第2のカウントNBをカウントアップする。
時刻t32は、再び第1の信号S1が検出された時刻を示す。このとき、制御部72は、今回の第1の信号S1が検出されたときのトルクセンサ48の出力値の割合PXと、前回の第1の信号S1が検出されたとき(図13中の時刻t31)のトルクセンサの出力値の割合PXとを比較する。制御部72は、差ΔFが第1の所定の範囲ΔFX以内であると判定に基づいて、第1のカウントNAをカウントアップする。
また、制御部72は、第1の速度変化DAと第2の速度変化DBとの相違ΔDとを比較する。制御部72は、第1の速度変化DAと第2の速度変化DBとの相違ΔDが第2の所定の範囲ΔDX以内であることに基づいて、第2のカウントNBをカウントアップする。
時刻t33は、時刻t12から所定の期間を経て、再び第1の信号S1が検出された時刻を示す。このとき、制御部72は、今回の第1の信号S1が検出されたときのトルクセンサ48の出力値の割合PXと、前回の第1の信号S1が検出されたときのトルクセンサ48の出力値の割合PXとを比較する。制御部72は、差ΔFが第1の所定の範囲ΔFX以内であると判定に基づいて、第1のカウントNAをカウントアップする。
また、制御部72は、第1の速度変化DAと第2の速度変化DBとの相違ΔDとを比較する。制御部72は、第1の速度変化DAと第2の速度変化DBとの相違ΔDが第2の所定の範囲ΔDX以内であることに基づいて、第2のカウントNBをカウントアップする。この結果、第1のカウントNAが第1の値NAX以上となり、かつ、第2のカウントNBが第2の値NBX以上となる。制御部72は、アシストモータ42の駆動の禁止を設定する。なお、アシスト装置40では、第1および第2の実施形態に示す第2のセンサ60の構成を省略することができる。
(第4実施形態)
図14および図15を参照して、第4実施形態の制御装置70について説明する。第4実施形態の制御装置70は、第1実施形態の図4の第1の比較処理に代えて、図14に示す第1の比較処理を実行する。第4実施形態の制御装置70は、第1実施形態の図5のアシストモータ42の駆動禁止処理に代えて、図15に示すアシストモータ42の駆動禁止処理を実行する。なお、第1実施形態と共通する構成については第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
図14を参照して、制御部72により実行される第1の比較処理について説明する。なお、本処理は制御装置70に電源が投入されたとき、またはアシストモータ42を駆動可能な動作モードが選択されたときに開始される。本処理が一旦終了された後は、制御装置70への電源の供給が停止されるまでまたは、アシストモータ42を駆動させない動作モードが選択されるまで再びステップS81から所定周期ごとに繰り返される。
制御部72は、ステップS81において、クランク22の正回転方向の回転速度CNが、所定値CNXを超える値から所定値CNX以下になったか否かを判定する。具体的には、制御部72は、第2のセンサ60の出力に基づいて第2の回転速度VBが所定の回転速度VBXより大きな速度から、所定の回転速度VBX以下になったか否かを判断する。所定の回転速度VBXは、たとえば3rpm〜10rpmの範囲の値に選ばれる。制御部72は、クランク22の正回転方向の回転速度CNが所定値CNXを超える値から所定値CNX以下になったと判定されないとき、本処理を終了する。制御部72は、クランク22の正回転方向の回転速度CNが所定値CNXを超える値から所定値CNX以下になったと判定されると、ステップS26に進む。制御部72は、クランク22の正回
転方向の回転速度CNが所定値CNX以上のとき、すなわち、クランク22の正回転方向の回転速度CNが所定値CNXを超える値に維持されているときは、ステップS81を繰り返し、クランク22の正回転方向の回転速度CNが所定値CNX以下になるまでステップS26に進まない。
ステップS26において、制御部72は、差ΔFが第1の所定の範囲ΔFX以内のとき、ステップS27において、第1のカウントNAをカウントアップしてステップS82に進む。制御部72は、ステップS26において差ΔFが第1の所定の範囲ΔFX以内ではないとき、ステップS28において、第1のカウントNAをカウントクリアしてステップS82に進む。
ステップS82において、制御部72は、第1のカウントNAが第1の値NAX以上か否かを判定する。制御部72は、第1のカウントNAが第1の値NAX未満のとき、ステップS83に進む。
制御部72は、ステップS83においてクランク22の正回転方向の回転速度CNが所定値CNX以下か否かを判定する。制御部72は、ステップS83においてクランク22の正回転方向の回転速度CNが所定値CNX以下のとき、ステップS26に移る。制御部72は、ステップS83においてクランク22の正回転方向の回転速度CNが所定値CNX以下ではないとき、ステップS85に移る。第1の値NAXは、予め設定されているが、変更可能であってもよい。例えば制御部72に外部のコンピュータを接続することによって、記憶部74に記憶されている第1の値NAXを変更してもよい。制御部72は、ステップS83においてクランク22の正回転方向の回転速度CNが所定値CNX以下ではないとき、処理を終了してもよい。
制御部72は、ステップS82において第1のカウントNAが第1の値NAX以上のとき、ステップS84に進み、第5のカウントNEをカウントアップし、さらにステップS85において第1のカウントNAをカウントクリアして本処理を終了する。
図15を参照して、アシストモータ42の駆動禁止処理について説明する。なお、本処理は制御装置70に電源が投入されたとき、または、アシストモータ42が駆動されたときに開始される。本処理が一旦終了された後は、制御装置70への電源の供給が停止されるまで、または、アシストモータ42の駆動が停止されるまで、再びステップS86から所定周期ごとに繰り返される。
制御部72は、ステップS86において第5のカウントNEが第5の値NEX以上か否かを判定する。制御部72は、第5のカウントNEが第5の値NEX未満のとき、本処理を終了する。他方、制御部72は、第5のカウントNEが第5の値NEX以上のとき、ステップS33においてアシストモータ42の駆動を禁止して本処理を終了する。第5の値NEXは、予め設定されているが、変更可能であってもよい。たとえば制御部72に外部のコンピュータを接続することによって、記憶部74に記憶されている第5の値NEXを変更してもよい。なお、第5の値NEXは、「1」以上の値に設定することができる。第5のカウントNEは、クランク22が回転状態から停止状態に移行する一連の過程においては、第1のカウントNAが第1の値NAX以上になった時に1つだけしかカウントアップしない。第5のカウントNEの規定回数を2以上にすることによって、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしているか否かをより正確に判定できる。
(変形例)
本アシスト装置が取り得る具体的な形態は、上記各実施形態に例示された形態に限定されない。本アシスト装置は、上記各アシスト装置とは異なる各種の形態を取り得る。以下に示される上記各実施形態の変形例は、本アシスト装置が取り得る各種の形態の一例である。
・第1実施形態の第1の比較処理において図16に示すようにステップS26〜S28の処理を省略することもできる。この場合、アシストモータ42の駆動禁止処理を図17に示すようにステップS31を省略する。すなわち、制御部72は、第1の回転速度VAが減少するときの第1の速度変化DAと、第2の回転速度VBが減少するときの第2の速度変化DBとの相違ΔDが、第2の所定の範囲ΔDX以内となる回数が第2の値NBX以上になったとき、第1のセンサ52および第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしていると判定する。制御部72は、相違ΔDが、第2の所定の範囲ΔDX以内となる回数が第2の値NBX以上になったとき、アシストモータ42の駆動を禁止する。
・第1実施形態の第1の比較処理において図18に示すようにステップS23〜S25の処理を省略することもできる。この場合、アシストモータ42の駆動禁止処理を図19に示すようにステップS32を省略する。すなわち、制御部72は、位相の差ΔFが、第1の所定の範囲ΔFX以内となる回数が第1の値NAX以上になったとき、第1のセンサ52および第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしていると判定する。制御部72は、相違ΔDが、位相の差ΔFが、第1の所定の範囲ΔFX以内となる回数が第1の値NAX以上になったとき、アシストモータ42の駆動を禁止する。
・図18に示す第1の比較処理に以下の処理を追加することもできる。図20に示されるように、ステップS21において駆動力Rが所定値RX以上のとき、ステップS71に進み、自転車10の変速比が「1」か否かを判定する。制御部72は、変速比が「1」であるとき、ステップS26に進まずに本処理を終了する。他方、制御部72は、変速比が「1」以外のとき、ステップS26に進み、位相の差ΔFが、第1の所定の範囲ΔFX以内か否かを判定する。この変形例において、電動の変速機を備える自転車10においては、制御部72は、変速機のアクチュエータへの制御信号を記憶することにより変速比を判定することができる。また、変速機の変速状態を検出するセンサを備えて、このセンサの出力に基づいて変速比を判定することもできる。
・図18に示す変形例のステップS71において自転車10の変速比が整数倍か否かを判定することもできる。制御部72は、変速比が整数倍であるとき、ステップS26に進まずに本処理を終了する。他方、制御部72は、変速比が整数倍以外のとき、ステップS26に進み、位相の差ΔFが、第1の所定の範囲ΔFX以内か否かを判定する。
・第1実施形態の第1の比較処理のステップS26の判定処理を以下のように変更することもできる。すなわち、第1のセンサ52が出力する信号の周期と第2のセンサ60が出力する信号の周期の差に基づいて、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしているか否かを判定する。具体的には、制御部72は、図8に示す第1のセンサ52から第1の信号S1が出力された今回のタイミングから前回のタイミングまでの期間を第1のセンサ52の周期TBとして演算する。次に、制御部72は、第1のセンサ52から第1の信号S1が出力されたときのクランク回転角度CAから前回クランク回転角度CAまでの期間を第2のセンサの周期TAとして演算する。制御部72は、第2のセンサの周期TAと第1のセンサの周期TBとを比較する。制御部72は、第2のセンサの周期TAと第1のセンサの周期TBとの差ΔTが第2の所定の範囲ΔTX以内のとき、ステップS27において第2のカウントNBをカウントアップする。制御部72は、第2のセンサの周期TAと第1のセンサの周期TBとの差ΔTが第2の所定の範囲ΔTX以内ではないとき、ステップS28において第2のカウントNBをカウントクリアする。第2比較部78が、素子54と素子62Aが出力する信号を用いて周期を比較する場合、ステップS26において、制御部72は、第1のセンサ52から第1の信号S1が出力された周期と、第2のセンサ60から第2の信号S2が出力された周期との差が、所定の範囲以内か否かを判定すればよい。制御部72は、素子54と素子62Bが出力する信号を用いて周期を比較する場合、素子62Bが出力する信号に基づいてクランク22の一回転の周期を演算すればよい。
・第2実施形態の第1の比較処理において図21に示すようにステップS26〜S28の処理を省略することもできる。この場合、アシストモータ42の駆動禁止処理を図22に示すようにステップS31を省略する。所定値CNXを0に選ぶと、制御部72は、第2のセンサ60が検出している回転体の回転速度が「0」になったときに第1のセンサ52が検出している回転体の回転速度が「0」になる回数が第3の値NCX以上になったとき、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしていると判定する。制御部72は、第3のカウントNCが第3の値NCX以上になったとき、アシストモータ42の駆動を禁止する。
・各実施形態の第2のセンサ60は、素子62Aおよび素子62Bの一方のみを備えるセンサに変更することもできる。
・各実施形態の自転車10に文字または音声により報知可能な報知部を搭載することもできる。制御部72は、第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしていると判定したとき、報知部により報知する。
・各実施形態のアシストモータ42の駆動禁止処理を省略することもできる。この場合、例えば、記憶部74に第1のセンサ52および第2のセンサ60が同一の回転体を検出対象にしている旨の判定結果を記憶することもできる。
・第1〜第3実施形態の第1の比較処理において、ステップS21およびステップS22を省略することもできる。この場合、駆動力演算部84も省略される。
・各実施形態の判定処理において、アシストモータ42を駆動しているときにのみ、判定処理の各処理を実行することもできる。すなわち、アシストモータ42によるアシストを行っていないときには、判定処理を実行しない。アシストモータ42によるアシストを行っていないときは、例えば運転者によりアシストモードがオフに設定されているとき、または、バッテリ14の電圧が低下してアシストモータ42を駆動できないときである。
・各実施形態の判定処理において、人力駆動力に基づいてアシストモータ42を駆動しているときにのみ、判定処理の各処理を実行することもできる。すなわち、人力駆動力に基づいてアシストモータ42によるアシストを行っていないときには、判定処理を実行しない。人力駆動力に基づいてアシストモータ42によるアシストを行っていないときは、例えば、人力駆動力が「0」のとき、または、車速Vが所定値より大きいことにより、アシストモータ42の駆動が停止しているときである。
・各実施形態において、第1の所定の範囲ΔFX、第2の所定の範囲ΔDX、および、第3の所定の範囲ΔFYの少なくとも1つを「0」にすることができる。すなわち、第1実施形態の第1の比較処理のステップS26において、前回と今回の位相の差ΔFが「0」であるとき、第1のカウントNAをカウントアップする。また、第1実施形態の第1の比較処理のステップS23において、相違ΔDが「0」であるとき、第2のカウントNBをカウントアップする。また、第1実施形態の第3の比較処理のステップS43において、前回と今回の位相または周期の差ΔFが「0」であるとき、第4のカウントNDをカウントクリアする。
10 自転車
16 前輪(車輪)
18 後輪(車輪)
22 クランク
32 クランク軸
40 アシスト装置
42 アシストモータ
52 第1のセンサ
60 第2のセンサ
70 制御装置

Claims (16)

  1. 自転車に設けられる回転体の回転速度を反映した信号を出力する第1のセンサの出力と、前記自転車に設けられる回転体の回転速度を反映した信号を出力する第2のセンサの出力とに基づいて、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしているか否かを判定する制御部を備える、自転車の制御装置。
  2. 前記自転車には、人力駆動力をアシストするアシストモータが設けられ、
    前記制御部は、前記第1のセンサが検出している回転体の回転速度が第1の速度未満のとき、前記アシストモータを駆動可能とし、かつ、前記第1のセンサが検出している回転体の回転速度が前記第1の速度以上のときに前記アシストモータの駆動を停止し、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしているか否かの判定結果に基づいて前記アシストモータを制御する、請求項1に記載の自転車の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体の状態を検出していると判定したとき、前記アシストモータの駆動を禁止する、請求項2に記載の自転車の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記第1のセンサが出力する信号の位相と前記第2のセンサが出力する信号の位相の差、および、前記第1のセンサが出力する信号の周期と前記第2のセンサが出力する信号の周期の差の少なくとも一方に基づいて、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしているか否かを判定する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の自転車の制御装置。
  5. 前記制御部は、前記位相の差または前記周期の差が、第1の所定の範囲以内となる回数が第1の所定の回数以上になったとき、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしていると判定する、請求項4に記載の自転車の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記第1のセンサが検出している回転体の回転速度が減少するときの前記第1のセンサが検出している回転体の速度変化と、前記第2のセンサが検出している回転体の回転速度が減少するときの前記第2のセンサが検出している回転体の速度変化との相違に基づいて、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしているか否かを判定する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の自転車の制御装置。
  7. 前記制御部は、前記第1のセンサが検出している回転体の回転速度が減少するときの前記第1のセンサが検出している回転体の速度変化と、前記第2のセンサが検出している回転体の回転速度が減少するときの前記第2のセンサが検出している回転体の速度変化との相違が、第2の所定の範囲以内となる回数が第2の所定の回数以上になったとき、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしていると判定する、請求項6に記載の自転車の制御装置。
  8. 前記制御部は、運転者の駆動力が所定値よりも小さいときに、前記第1のセンサの出力と前記第2のセンサの出力とに基づいて、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしているか否かを判定する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の自転車の制御装置。
  9. 前記制御部は、前記自転車の変速比が「1」以外のときに、前記第1のセンサの出力と、前記第2のセンサの出力とに基づいて、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしているか否かを判定する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の自転車の制御装置。
  10. 前記制御部は、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしているとの判定に基づいて前記アシストモータの駆動を禁止しているとき、前記第1のセンサの出力と前記第2のセンサの出力とに基づいて前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしていないと判定したとき、前記アシストモータの駆動を許可する、請求項3を引用する請求項4〜9のいずれか一項に記載の自転車の制御装置。
  11. 前記制御部は、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサが同一の回転体を検出対象にしているとの判定に基づいて前記アシストモータの駆動を禁止しているとき、前記第1のセンサの出力の位相と前記第2のセンサの出力の位相の差、および、前記第1のセンサが出力する信号の周期と前記第2のセンサが出力する信号の周期の差の少なくとも一方が第3の所定の範囲以内とならない回数が、第4の所定の回数以上になったとき、前記アシストモータの駆動を許可する、請求項10に記載の自転車の制御装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の自転車の制御装置と、
    アシストモータと、
    車輪の回転を検出可能な第1のセンサと、
    クランクまたはクランク軸の回転を検出可能な第2のセンサと、を備える自転車のアシスト装置。
  13. 前記第2のセンサは、磁界を検出する素子を含み、前記クランクまたは前記クランク軸に設けられる磁石を検出可能である、請求項12に記載の自転車のアシスト装置。
  14. 前記第2のセンサは、前記クランクまたは前記クランク軸の回転角度に応じた信号を出力する、請求項13に記載の自転車のアシスト装置。
  15. 前記第2のセンサは、前記クランクに入力される人力駆動力に応じた信号を出力する、請求項12に記載の自転車のアシスト装置。
  16. 前記第1のセンサは、磁界を検出する素子を含み、前記車輪に設けられる磁石を検出可能である、請求項12〜15のいずれか一項に記載の自転車のアシスト装置。
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