JP5818850B2 - 自転車用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自転車用制御装置に関するものである。
人力駆動力に加え、走行補助用電動機によって走行補助を行う電動アシスト自転車が近年普及してきている(例えば特許文献1)。この電動アシスト自転車は、自転車用制御装置を有しており、この自転車用制御装置は、クランク軸に作用するトルク又はチェーンの張力などの人力駆動力に応じて、走行補助のための走行補助力を決定している。
特開2001−10581号公報
自転車を停止している状態から発進させるときには比較的大きな人力駆動力が作用するので、上述したような電動アシスト自転車では発進時に作用する走行補助力も大きくなり、急発進してしまうおそれがある。
本発明の課題は、自転車の急発進を抑制可能な自転車用制御装置を提供することにある。
本発明のある側面に係る自転車用制御装置は、走行補助用電動機を有する自転車を制御する自転車用制御装置であって、検出部と、制御部とを備える。検出部は、クランクの回転角度、走行距離、及び走行時間の少なくともいずれかを検出する。なお、クランクの回転角度とは、走行補助用電動機によって走行補助が開始される時点における自転車のクランクの位置を基準とした回転角度を意味する。また、走行距離とは、走行補助が開始される時点からの走行距離を意味する。また、走行時間とは、走行補助が開始される時点からの走行時間を意味する。制御部は、検出部によって検出された検出結果に応じて、走行補助用電動機に出力させる走行補助力を制御する。なお、検出結果とは、クランクの回転角度、走行距離、及び走行時間の少なくともいずれかである。
この構成によれば、制御部は、検出部によって検出された検出結果に応じて走行補助力を制御する。この結果、制御部は乗り始め(停止状態から発進するとき)における走行補助力が抑制され、自転車の急発進を抑制することができる。
好ましくは、自転車用制御部は、人力駆動力を検出する前記人力駆動力検出部をさらに備える。制御部は、人力駆動力検出部によって検出される人力駆動力に応じて走行補助力を制御する。
好ましくは、制御部は、人力駆動力に応じて設定される基本走行補助力よりも小さい走行補助力を走行補助用電動機に出力させる。この構成によれば、乗り始めにおける走行補助力を抑制することができる。
好ましくは、制御部は、回転角度が大きいほど、走行距離が長くなるほど、または走行時間が長くなるほど、走行補助力を基本走行補助力に近づける。この構成によれば、乗り始めに抑制した走行補助力の抑制を徐々に開放することによって、通常の走行時における走行補助力を十分なものとすることができる。
好ましくは、制御部は、検出結果に応じて基本走行補助力を補正して走行補助力とする。
好ましくは、制御部は、検出結果に対応する補正情報に基づいて、基本走行補助力を補正する。
好ましくは、補正情報は、補正係数によって表される。この補正係数は、回転角度が大きくなるほど、走行距離が長くなるほど、または走行時間が長くなるほど、大きくなる。
好ましくは、制御部は、基本走行補助力に補正係数を乗算することによって、基本走行補助力を補正する。
好ましくは、制御部は、人力駆動力を検出結果に応じて補正し、補正後の人力駆動力に対応する走行補助力を走行補助用電動機に出力させる。この構成によれば、乗り始めにおける人力駆動力が小さくなるように補正される。このため、補正後の人力駆動力に応じて設定される走行補助力は、元々の人力駆動力に応じて設定される基本走行補助力よりも小さくなる。この結果、自転車の急発進を抑制することができる。
好ましくは、制御部は、検出結果に対応する補正情報に基づいて、人力駆動力を補正する。
好ましくは、補正情報は、補正係数によって表される。補正係数は、回転角度が大きくなるほど、走行距離が長くなるほど、または走行時間が長くなるほど、大きくなる。
好ましくは、制御部は、人力駆動力に補正係数を乗算することによって人力駆動力を補正する。
好ましくは、制御部は、検出結果が予め定める閾値以上になると、補正処理を停止する。この構成によれば、乗り始めではない通常の走行時では十分な走行補助力によって走行補助が実行される。
好ましくは、検出部が回転角度を検出する場合、予め定める閾値は、10°以上90°以下の範囲に定められ、より好ましくは、20°以上60°以下の範囲に定められる。
好ましくは、検出部が回転角度を検出する場合、検出部は、クランクの回転角度として、クランクのクランク軸の回転角度を検出する。
好ましくは、検出部が回転角度を検出する場合、検出部は、クランクの回転角度として、クランクのクランクアームの回転角度を検出する。
好ましくは、制御部は、人力駆動力検出部によって検出された人力駆動力が人力駆動力基準値以上であると判定した場合、走行補助用電動機に走行補助を開始させる。この構成によれば、人力駆動力基準値以上になるまで、走行補助は開始されないため、例えば走行開始後にすぐにペダリングを行わない期間があっても、ペダリングを開始したときの走行補助力を抑制することができる。
本発明に係る自転車用制御装置によれば、自転車の急発進を抑制することができる。
自転車の側面図。 自転車用制御装置のブロック図。 抑制係数と回転角度との対応付けを示す抑制係数マップ。 第1実施形態に係る自転車用制御装置の動作を説明するためのフローチャート。 第2実施形態に係る自転車用制御装置の動作を説明するためのフローチャート。
以下、本発明に係る自転車用制御装置の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る自転車用制御装置1を適用した自転車101の側面図である。図1に示すように、第1実施形態に係る自転車用制御装置1を適用した自転車101は、フレーム102と、ハンドル104と、駆動部105と、前輪106と、前輪107とを備えている。
駆動部105は、チェーン110と、ペダル111が装着されたクランク112と、アシスト機構115と、アシスト機構115の電源としての着脱可能な充電池117とを有しており、それぞれがフレーム102に支持されている。クランク112は、クランク軸112aと、一対のクランクアーム112bとを含む。各クランクアーム112bは、クランク軸112aの両端部に設けられる。駆動部105は、図示しないフロントスプロケットをさらに備える。フロントスプロケットはクランク112に直接または間接的に接続される。チェーン110は、フロントスプロケットと後輪107に装着されるリアスプロケットとの間に巻き掛けられて駆動力を伝達する。充電池117は、例えばニッケル水素電池およびリチウムイオン電池等を用いた蓄電池であり、フレーム102に着脱可能に搭載される。充電池117は、リアキャリアに搭載されてもよい。
図2は、自転車用制御装置1を説明するためのブロック図である。図2に示すように、自転車用制御装置1は、人力駆動力検出部2と、検出部3と、制御部4とを備えている。この自転車用制御装置1には、操作部118及びアシスト機構115が接続されている。
操作部118は、自転車101に設けられており、例えばハンドル104に装着されている。この操作部118が操作されることによって、アシスト機構115によるアシスト条件が選択される。操作部118は、例えば操作スイッチを含む。例えば、操作部118を操作することによって、第1アシスト条件、第2アシスト条件、及び第3アシスト条件のうち、いずれかのアシスト条件を選択することができる。アシスト条件を変更することによって、人力駆動力に対する走行補助力の割合を変更することができる。なお、各アシスト条件の詳細については後述する。
アシスト機構115は、走行補助用電動機116と、モータドライバ117とを含む。走行補助用電動機116は、モータドライバ117によって制御される。また、モータドライバ117は、制御部4からの指令に基づき、走行補助用電動機116を制御する。走行補助用電動機116は、クランクアーム112bとフロントスプロケットとの間に設けられるクランク軸112aを含む動力伝達経路に連結される。アシスト機構115は、減速機を備え、走行補助用電動機116の出力を、減速機を介して前記動力伝達経路に伝達する構成としてもよい。
人力駆動力検出部2は、人力駆動力を検出する。詳細には、人力駆動力検出部2は、人力駆動力に応じた信号を出力する。例えば、人力駆動力検出部2はトルクセンサであって、クランク112のクランク軸112a、またはクランクアーム112bとフロントスプロケットとの間に設けられるクランク軸112aを含む動力伝達経路に作用するトルクに応じた信号(例えば電圧)を出力する。トルクセンサは、例えば磁歪式センサであってもよいし、歪ゲージであってもよい。人力駆動力検出部2は、検出された人力駆動力に関する情報を制御部4に送る。
検出部3は、クランク112の回転角度を検出する。ここで、クランク112の回転角度とは、走行補助用電動機116によって走行補助が開始される時点におけるクランク112の位置を基準とした回転角度を意味する。検出部3は、クランク112の回転角度として、クランク軸112aの回転角度を検出してもよいし、クランクアーム112bの回転角度を検出してもよい。検出部3は、検出された回転角度に関する情報を制御部4に送る。
例えば、検出部3は、ロータリエンコーダであって、クランク軸112aに取り付けられた多極磁石の磁束密度の変化をホール素子によって検出することによってクランク軸112aの回転角度を検出する。検出部3は、磁気式エンコーダではなく光学式エンコーダとしてもよいし、ロータリエンコーダ以外の回転角度センサとしてもよい。
制御部4は、人力駆動力検出部2によって検出された人力駆動力、及び検出部3によって検出された検出結果である回転角度に応じて、走行補助用電動機116に出力させる走行補助力を制御する。
詳細には、制御部4は、人力駆動力に応じて設定される基本走行補助力以下の走行補助力を走行補助用電動機116に出力させる。ここで、人力駆動力に応じて設定される基本走行補助力について説明する。
例えば、操作部118によって第1アシスト条件が選択されている場合、制御部4は、人力駆動力のX1倍の走行補助力を基本走行補助力として設定する。第1アシスト条件では、人力駆動力によって動力伝達経路に作用するトルクのX倍のトルクが、アシスト機構115から動力伝達経路に与えられるように、制御部4はアシスト機構115を制御する。
また、例えば、操作部118によって第2アシスト条件が選択されている場合、制御部4は、人力駆動力のY倍の走行補助力を基本走行補助力として設定する。第2アシスト条件では、人力駆動力によって動力伝達経路に作用するトルクのY倍のトルクが、アシスト機構115から動力伝達経路に与えられるように、制御部4はアシスト機構115を制御する。
また、例えば、操作部118によって第3アシスト条件が選択されている場合、制御部4は、人力駆動力のZ倍の走行補助力を基本走行補助力として設定する。第3アシスト条件では、人力駆動力によって動力伝達経路に作用するトルクのZ倍のトルクが、アシスト機構115から動力伝達経路に与えられるように、制御部4はアシスト機構115を制御する。X,Y,Zは、X>Y>Zとなる数字に選ばれる。例えば、X=2、Y=1.5、Z=1に選ばれる。なお、アシスト機構115によるアシストを行わないオフモードも、操作部118によって選択することができる。
次に、制御部4が上述した基本走行補助力以下の走行補助力を設定する方法について説明する。制御部4は、検出部3によって検出された回転角度に応じて、上述した基本走行補助力を補正する。この基本走行補助力を補正したものが、走行補助用電動機116に出力させる走行補助力である。制御部4は、モータドライバ117を制御して、この走行補助力を走行補助用電動機116に出力させる。
制御部4は、回転角度が大きくなるにつれて走行補助力が基本走行補助力に近付くように、基本走行補助力を補正する。より具体的には、制御部4は、回転角度に対応する補正情報に基づいて、基本走行補助力を補正する。この補正情報は、回転角度が大きくなるほど大きくなる補正係数によって表される。制御部4は、この補正係数を基本走行補助力に乗算することによって、走行補助力を算出する。
例えば、制御部4は、図3に示すような補正情報マップを記憶しており、この補正情報マップに基づき補正係数を設定する。なお、補正情報マップは、回転角度と補正係数とを対応付けた情報を含んでおり、回転角度が大きくなるにつれて補正係数も大きくなる。なお、特に限定されるものではないが、補正係数は0以上1以下となっている。
制御部4は、検出部3によって検出された回転角度が予め定められた閾値a以上となると、補正係数を1とする。この結果、制御部4は、走行補助力として基本走行補助力を走行補助用電動機116に出力させる。言い換えれば、制御部4は、回転角度が予め定められた閾値a以上になると補正処理を停止し、基本走行補助力を走行補助用電動機116に出力させる。この閾値aは、例えば10度以上90度以下にすることが好ましく、20度以上60度以下とすることがより好ましい。なお、制御部4は、このような補正情報マップを用いるのではなく、予め設定された計算式によって、回転角度に応じた補正係数を算出してもよい。
補正情報マップは、図3にL1で示すように回転角度と補正係数とが一次関数のような関係となっていてもよいし、図3にL2、L3で示すようにn次関数のような曲線となっていてもよい。補正情報マップは、図3にL4で示すように回転角度0の時に補正係数が0ではなく、所定の数値となっていてもよい。補正情報マップは、図3にL1〜L4で示すように回転角度によって補正係数が連続的に変化するようになっていてもよいし、図3にL5で示すように回転角度によって補正係数が階段状に不連続に変化するようになっていてもよい。このような補正マップは実験によって決定される。さらに複数の補正情報マップを制御部4が備え、操作部118によって複数の補正情報マップを設定可能に構成してもよい。
複数のアシスト条件毎に個別に異なる補正制御マップまたは予め設定された計算式を設けてもよい。1つの補正制御マップまたは1つの予め設定された計算式を用いる場合、アシスト条件を変更すると人力駆動力に対する補助駆動力の割合が変わるので、人力駆動力および回転角度が等しい場合であっても、アシスト条件によって補助駆動力が変化してしまう場合がある。複数のアシスト条件毎に個別に異なる補正制御マップまたは予め設定された計算式を設けることによって、各アシスト条件において最適なアシスト制御を行うことができる。例えば、人力駆動力に対する補助駆動力の比率が大きくなるほど、回転角度が小さいときの補正係数がより小さくなるように、アシスト条件に応じた補正制御マップを用いれば、いずれのアシスト条件においても急発進を確実に抑制することができる。
なお、制御部4は、所定の上限が満たされたときに、走行補助用電動機116に対して走行補助を実行させる。例えば、制御部4は、人力駆動力検出部2によって検出されたトルクが、予め設定されたトルク基準値(人力駆動力基準値の一例)以上であると判定した場合、走行補助用電動機116に対して走行補助を実行させる。また、制御部4は、例えば、マイクロコンピュータによって構成され、CPU(Central processing unit),RAM(random access memory),ROM(read only memory),I/Oインターフェイスなどを含む。
次に、上述した自転車用制御装置1の動作について、図4を参照しつつ説明する。図4は、自転車用制御装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
図4に示すように、制御部4は、まず、人力駆動力検出部2によって検出された人力駆動力に関する情報を取得する(ステップS1)。具体的には、制御部4は、人力駆動力検出部2によって検出されたトルクに関する情報を取得する。
次に、制御部4は、人力駆動力が人力駆動力基準値以上であるか否か判断する(ステップS2)。具体的には、制御部4は、取得したトルクに関する情報に基づき、トルクがトルク基準値以上であるか否か判断する。なお、特に限定されるものではないが、このトルク基準値は、例えば7N・m以上10N・m以下程度とすることができる。制御部4は、人力駆動力が人力駆動力基準値未満であると判断すると(ステップS2のNo)、ステップS1の処理に移行する。
一方、制御部4は、人力駆動力が人力駆動力基準値以上であると判断すると(ステップS2のYes)、基本走行補助力を設定する(ステップS3)。詳細には、制御部4は、人力駆動力に応じた基本走行補助力を設定する。
次に、制御部4は、検出部3によって検出された回転角度に関する情報を取得する(ステップS4)。詳細には、制御部4は、クランク軸112aの回転角度を検出する。なお、この回転角度とは、走行補助用電動機116による走行補助が開始される条件を満たしたときのクランク軸112aの位置を基準とした角度を意味する。具体的には、上述したステップS2の処理において、人力駆動力が人力駆動力基準値以上になったと制御部4が判断した時点におけるクランク軸112aの位置を基準としている。
次に、制御部4は、取得した回転角度情報に基づき、回転角度に応じた補正係数を設定する(ステップS5)。詳細には、制御部4は、図3に示す補正係数マップに基づき、回転角度に応じた補正係数を設定する。
次に、制御部4は、ステップS3にて設定された基本走行補助力と、ステップS5にて設定された補正係数とに基づいて、走行補助力を算出する(ステップS6)。詳細には、制御部4は、基本走行補助力に補正係数を乗算することによって、走行補助力を算出する。言い換えると、制御部4は、基本走行補助力に対応する指令値に補正係数を乗算することによって、走行補助力に対応する指令値を算出する。
次に、制御部4は、走行補助用電動機116に対して、算出された走行補助力で走行補助を実行させる(ステップS7)。詳細には、制御部4は、モータドライブ117を制御することによって、算出された走行補助力を出力するように走行補助用電動機116を制御して、走行補助を実行させる。
なお、制御部4は、自転車101の速度が予め設定された速度基準値を超えると、走行補助用電動機116による走行補助を停止させる。
以上説明したように、制御部4が、図4に示すような制御を行うことによって、電動アシスト自転車の発進時に走行補助用電動機116に急激に電流が与えられることを抑制することができる。また制御部4が、図4に示すような制御を行うことによって、自転車が走行中であっても走行補助用電動機116が一旦停止した後に、再びペダリングを開始したときにも走行補助用電動機116による走行補助力を抑制することができ、走行補助用電動機116に急激に電流が与えられることを抑制することができる。
[第2実施形態]
次に第2実施形態に係る自転車用制御装置1について説明する。なお、第2実施形態に係る自転車用制御装置1が適用される自転車101は、上述した第1実施形態において説明した自転車101と同じであるため、その説明を省略する。また、第2実施形態に係る自転車用制御装置1は、走行補助力の導き方が第1実施形態に係る自転車用制御装置1と異なるだけであって、各部材の構成は互いに同じであるため、その説明を省略する。
図5は、第2実施形態に係る自転車用制御装置1の動作を説明するためのフローチャートである。なお、ステップS1、S2,S4、S5、S7における処理は、上記第1実施形態に係るものと同じであるため、その詳細な説明を省略する。
制御部4は、まず、人力駆動力検出部2によって検出された人力駆動力に関する情報を取得する(ステップS1)。制御部4は、ステップS1の処理によって取得された人力駆動力が人力駆動力基準値未満であると判断すると(ステップS2のNo)、ステップS1の処理に戻る。
一方、制御部4は、人力駆動力が人力駆動力基準値以上であると判断すると(ステップS2のYes)、検出部3によって検出された回転角度に関する情報を取得する(ステップS4)。次に、制御部4は、取得した回転角度情報に基づき、回転角度に応じた補正係数を設定する(ステップS5)。
次に、制御部4は、人力駆動力検出部2によって検出された人力駆動力を補正する(ステップS11)。詳細には、制御部4は、ステップS1の処理によって取得された人力駆動力に対して、ステップS5の処理において設定された補正係数を乗算する。言い換えれば、人力駆動力を表す人力駆動力検出部2の出力値(例えば電圧を表す値)に、設定された補正係数を乗算する。これによって、補正後の人力駆動力は、人力駆動力検出部2によって検出された人力駆動力以下となる。
次に、制御部4は、補正後の人力駆動力に対応する走行補助力を設定する(ステップS12)。このステップS12の処理において設定された走行補助力は、前記人力駆動力検出部2によって検出された元々の人力駆動力に応じて設定される基本走行補助力以下である。
そして、制御部4は、ステップS12の処理において設定された走行補助力を走行補助用電動機116に出力させる(ステップS7)。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
変形例1
上記実施形態では、検出部3は、クランク112の回転角度を検出しているが、特にこれに限定されない。例えば、検出部3は、クランク112の回転角度の代わりに、走行補助が開始される時点からの走行距離を検出する構成とすることができる。走行距離は、前輪106または後輪107の回転状態(例えば回転数または回転角度)と、車輪の径とに基づいて求めることができる。前輪106または後輪107の回転状態は、たとえば車輪に磁石を設けて、この磁石を検出するセンサをフレームに設ける通常の速度センサによって検出してもよいし、エンコーダによって検出してもよい。
制御部4は、検出部3によって検出された走行距離に応じて、走行補助用電動機116に出力させる走行補助力を制御する。例えば、制御部4は、走行距離が長くなるほど、走行補助力を基本走行補助力に近づける。本変形例では、走行距離を実際に算出してもよいが、走行距離を算出しないで走行補助が開始される時点からの車輪の回転状態(回転数または回転角度)に応じて、走行補助用電動機116に出力させる走行補助力を制御してもよい。制御部4は、図3に示す補正情報マップの横軸を回転角度から走行距離または車輪の回転数(回転角度)に置き換えた補正情報マップまたは予め設定された計算式を有する。走行距離を求める演算は、たとえば制御部4を構成するマイクロコンピュータによって行われてもよい。
変形例2
上記実施形態では、検出部3は、クランク112の回転角度を検出しているが、特にこれに限定されない。例えば、検出部3は、クランク112の回転角度の代わりに、走行補助が開始される時点からの走行時間を検出する構成とすることができる。この場合、制御部4は、検出部3によって検出された走行時間に応じて、走行補助用電動機116に出力させる走行補助力を制御する。例えば、制御部4は、走行時間が長くなるほど、走行補助力を基本走行補助力に近づける。制御部4は、図3に示す補正情報マップの横軸を回転角度から走行時間に置き換えた補正情報マップまたは予め設定された計算式を備える。
変形例3
上記実施形態に係る人力駆動力検出部2は、クランク軸112aに作用するトルクを人力駆動力として検出しているが、特にこれに限定されない。例えば、人力駆動力検出部2は、チェーン110に作用する張力を人力駆動力として検出してもよいし、後輪107の車軸に作用する力、またはフレーム102に人力によって作用する駆動力などを検出してもよい。
変形例4
上記実施形態では、動力伝達経路にアシスト機構115によって補助駆動力を作用させる構成を採用しているが、特にこれに限定されない。例えば、チェーン110にアシスト機構115によって補助駆動力を作用させる構成であってもよい。また、例えば、フロントハブモータを備える電動アシスト自転車、すなわち前輪106にアシスト機構115を備える電動アシスト自転車にも本自転車用制御装置を適用することができる。他にも、リアハブモータを備える電動アシスト自転車、すなわち後輪107にアシスト機構115を備える電動アシスト自転車にも、本自転車用制御装置を適用することができる。
1 自転車用制御装置
2 人力駆動力検出部
3 検出部
4 制御部
101 自転車
112 クランク
112a クランク軸
112b クランクアーム
116 走行補助用電動機

Claims (17)

  1. 走行補助用電動機を有する自転車を制御する自転車用制御装置であって、
    前記走行補助用電動機によって走行補助が開始される時点における前記自転車のクランクの位置を基準とした前記クランクの回転角度、前記走行補助が開始される時点からの走行距離、および、前記走行補助が開始される時点からの走行時間の少なくともいずれかを検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された検出結果に応じて、前記走行補助用電動機に出力させる走行補助力を制御する制御部と、
    を備える、自転車用制御装置。
  2. 人力駆動力を検出する人力駆動力検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記人力駆動力検出部によって検出される前記人力駆動力に応じて前記走行補助力を制御する、請求項1に記載の自転車用制御装置。
  3. 前記制御部は、前記人力駆動力に応じて設定される基本走行補助力以下の前記走行補助力を前記走行補助用電動機に出力させる、請求項2に記載の自転車用制御装置。
  4. 前記制御部は、前記回転角度が大きいほど、前記走行距離が長くなるほど、または前記走行時間が長くなるほど、前記走行補助力を前記基本走行補助力に近づける、請求項3に記載の自転車用制御装置。
  5. 前記制御部は、前記検出結果に応じて前記基本走行補助力を補正して前記走行補助力とする、請求項3又は4に記載の自転車用制御装置。
  6. 前記制御部は、前記検出結果に対応する補正情報に基づいて、前記基本走行補助力を補正する、請求項5に記載の自転車用制御装置。
  7. 前記補正情報は、補正係数によって表され、
    前記補正係数は、前記回転角度が大きくなるほど、前記走行距離が長くなるほど、または前記走行時間が長くなるほど、大きくなる、
    請求項6に記載の自転車用制御装置。
  8. 前記制御部は、前記基本走行補助力に前記補正係数を乗算することによって、前記基本走行補助力を補正する、請求項7に記載の自転車用制御装置。
  9. 前記制御部は、前記人力駆動力を前記検出結果に応じて補正し、前記補正後の人力駆動力に対応する前記走行補助力を前記走行補助用電動機に出力させる、請求項2から4のいずれかに記載の自転車用制御装置。
  10. 前記制御部は、前記検出結果に対応する補正情報に基づいて、前記人力駆動力を補正する、請求項9に記載の自転車用制御装置。
  11. 前記補正情報は、補正係数によって表され、
    前記補正係数は、前記回転角度が大きくなるほど、前記走行距離が長くなるほど、または前記走行時間が長くなるほど、大きくなる、
    請求項10に記載の自転車用制御装置。
  12. 前記制御部は、前記人力駆動力に前記補正係数を乗算することによって前記人力駆動力を補正する、請求項11に記載の自転車用制御装置。
  13. 前記制御部は、前記検出結果が予め定める閾値以上になると、前記補正処理を停止する、請求項5から12のいずれかに記載の自転車用制御装置。
  14. 前記検出部が前記回転角度を検出する場合、前記予め定める閾値は、10°以上90°以下の範囲に定められる、請求項13に記載の自転車用制御装置。
  15. 前記検出部が前記回転角度を検出する場合、前記検出部は、前記クランクの前記回転角度として、前記クランクのクランク軸の回転角度を検出する、請求項1から14のいずれかに記載の自転車用制御装置。
  16. 前記検出部が前記回転角度を検出する場合、前記回転角度検出部は、前記クランクの前記回転角度として、前記クランクのクランクアームの回転角度を検出する、請求項1から14のいずれかに記載の自転車用制御装置。
  17. 制御部は、前記人力駆動力検出部によって検出された前記人力駆動力が人力駆動力基準値以上であると判定した場合、前記走行補助用電動機に前記走行補助を開始させる、
    請求項2から16のいずれかに記載の自転車用制御装置。
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