JP6530271B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、貯蔵室を開閉する扉とともに収納ケースを出し入れできる冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は前面に開口部を有する内箱と内箱の外側を覆う外箱との間に発泡断熱材を充填して貯蔵室を形成する断熱箱体を有する。貯蔵室の前面は引出し式の扉により開閉され、扉には左右の端部からそれぞれ後方に延びるフレームが設けられる。フレームは貯蔵物を収納する収納ケースを支持する。これにより、収納ケースが扉と一体化される。フレームの後端部には水平軸で軸支される移動ローラが設けられる。
貯蔵室の内箱の両側壁には前後に延びる固定レールが取り付けられている。固定レールは一側面(収納ケース側の面)を開口した断面コ字型に形成され、フレームの移動ローラを案内する。
上記構成の冷蔵庫において、扉を前方に引くとフレームの移動ローラが固定レール上を転動して貯蔵室の前面が開かれるとともに、収納ケースが扉とともに前方に引き出される。これにより、使用者は収納ケースに対して貯蔵物の出し入れを行うことができる。
実公昭60―27913号公報(第1頁、第2頁、第3図)
一般的に、固定レールは前部及び後部で内箱にネジ止めして取り付けられる。その後に、内箱の外側に外箱を取り付け、内箱と外箱との間に発泡断熱材を充填して断熱箱体が形成される。しかしながら、固定レールの後部は内箱の前面の開口部から離れているためネジ止めに手間がかかり、冷蔵庫の製造工数が増加する問題があった。
本発明は、製造工数を削減できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
貯蔵室を開閉する扉に保持される収納ケースが前記扉とともに出し入れされる冷蔵庫において、
前面に開口部を有する内箱と前記内箱の外側を覆う外箱との間に発泡断熱材を充填して前記貯蔵室を形成する断熱箱体と、
前記扉の左右の端部からそれぞれ後方に延びて前記収納ケースを支持するフレームと、
前記内箱の両方の側壁に前後に延びて取り付けられて前記フレームを案内する固定レールと、
を備え、前記固定レール及び前記内箱の一方の前部及び後部にそれぞれ係合爪を突設するとともに他方の前部及び後部に前記係合爪に係合する係合孔をそれぞれ設け、
前記固定レールの前部を前記内箱にネジ止めしたことを特徴としている。
この構成によると、例えばレールの前部及び後部に突設された係合爪が内箱の側壁の前部及び後部に設けられた係合孔にそれぞれ係合する。レールの前部は内箱にネジ止めされる。その後に、内箱と外箱との間に発泡断熱材が充填されて断熱箱体が形成される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記内箱の背面から突出して前記固定レールの後端を係止する突出部を設けると好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記突出部の前記側壁側の先端部を面取りすると好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記係合爪を前記固定レールに配置するとともに前記係合孔を前記内箱に配置し、前記内箱の後部の前記係合孔の前後方向の長さを前部の前記係合孔の前後方向の長さよりも長くすると好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記固定レールの後部の前記係合爪の前後方向の係合長さを前部の前記係合爪の前後方向の係合長さよりも長くすると好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記固定レールは少なくとも前記係合孔の周囲において前記係合孔の上方及び下方に5mm以上密着すると好ましい。
本発明によると、扉のフレームを案内する固定レール及び内箱の一方の前部及び後部にそれぞれ係合爪を突設するとともに他方の前部及び後部に係合爪に係合する係合孔をそれぞれ設け、固定レールの前部を内箱にネジ止めしている。これにより、固定レールの後部のネジ止めを省いて固定レールを内箱に取り付けることができる。また、発泡断熱材の充填時に発生する発泡圧による固定レールの変形を低減できるとともに固定レールの内箱からの脱落を防止することができる。したがって、冷蔵庫の製造工数を削減することができるとともに作業性を向上することができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫の内部を示す斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の要部を示す右側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の要部を示す上面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷凍室の扉の移動機構の正面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷凍室の固定レールの後部の係合爪を示す側面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷凍室の固定レールを示す正面断面図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の冷凍室の左側壁後部の係合爪を示す上面断面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の冷凍室の固定レールの後部の係合爪を示す側面図
<第1実施形態>
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態の冷蔵庫の内部の斜視図を示している。冷蔵庫1は塗装鋼板等により形成された外箱10と樹脂成形品により形成された内箱11との間に発泡ウレタン等の発泡断熱材12(図2参照)を充填した断熱箱体6を有する。
外箱10の背面には複数の注入口(不図示)及び複数の通気孔(不図示)が開口する。発泡断熱材12の原液は注入口を介して外箱10と内箱11との間に注入される。外箱10と内箱11との間に発泡断熱材12を充填した際に、外箱10と内箱11との間の空気や充填時に発生するガスは通気孔を介して断熱箱体6の外部へ排気される。
断熱箱体6によって冷蔵庫1の上部には冷蔵室2(貯蔵室)が形成される。冷蔵室2の前面は回動式の扉21(図2参照)により開閉される。冷蔵室2の両側壁2aには前後に延びる複数の支持部22が上下に並んで突設されている。支持部22上には透明の樹脂から成るトレイ23が着脱可能に設置され、トレイ23上には貯蔵物(不図示)が載置される。
冷蔵室2の下方には断熱材を充填した仕切壁11aを介して冷凍室3(貯蔵室)が配される。冷凍室3の下方には断熱材を充填した仕切壁11bを介して野菜室4(貯蔵室)が配される。冷凍室3の両側壁3a及び野菜室4の両側壁4aには後述の固定レール32が取り付けられている。冷蔵室2及び野菜室4は連通路(不図示)を介して連通している。
断熱箱体6の後部の下方には冷凍サイクルを運転する圧縮機(不図示)を配置する機械室19が設けられる。機械室19の背面は機械室背面板(不図示)により覆われている。
圧縮機の駆動により冷凍サイクルが運転され、冷気が生成される。冷気によって冷蔵室2及び野菜室4内の貯蔵物が冷蔵保存されるとともに、冷凍室3内の貯蔵物が冷凍保存される。
図2は冷凍室3及び野菜室4の詳細を示す右側面断面図である。冷凍室3及び野菜室4内には貯蔵物を収納する収納ケース39、49がそれぞれ設けられる。冷凍室3及び野菜室4の前面はそれぞれ収納ケース39、49と一体に前後にスライド移動する引出し式の扉31、41により開閉される。
冷凍室3には扉31をスライド移動させる移動機構30が設けられる。同様に、野菜室4には扉41をスライド移動させる移動機構0が設けられる。なお、移動機構0は移動機構30と同様に構成されるため、以下では移動機構30を代表して説明する。
移動機構30はフレーム35、固定レール32及び固定ローラ33を有している。固定レール32は冷凍室3の内箱11の両側壁3aに取り付けられ、樹脂により前後に延びて形成される。固定ローラ33は固定レール32の前方に配され、水平な回転軸を有して内箱11の両側壁3aに軸支される。
フレーム35は金属により形成され、扉31の左右の端部からそれぞれ後方に延びる。両フレーム35上に収納ケース39が載置される。フレーム35の後部には水平な回転軸を有して固定レール32内を転動する移動ローラ36が設けられる。フレーム35の奥行は収納ケース39の奥行よりも長く形成される。
図3は冷凍室3の左側壁3aの近傍の上面断面図を示している。図4は移動機構30の正面断面図を示している。固定レール32は一側面(収納ケース39側の面)が開口した断面コ字型に形成され、前後に延びる互いに平行な上レール32a及び下レール32bを有する。固定レール32は側壁3a上に上下に並設される突出部3b間に挟持されている。
また、側壁3aの近傍には内箱11の背面から前方に向かって突出する突出部11gが設けられる。突出部11gの側壁3a側の先端部11kは面取りされている。固定レール32は突出部11gと側壁3aとの間に嵌合し、突出部11gにより固定レール32の後端が係止される。
固定レール32の前部及び後部にはそれぞれ係合爪32c、32dが設けられる。係合爪32c、32dは側方(外箱10側)に延び、後方に屈曲する。後方の係合爪32dの前後方向の係合長さL2は前方の係合爪32cの前後方向の係合長さL1よりも長く形成されている。
内箱11の側壁3aの前部及び後部にはそれぞれ係合孔11c、11dが開口している。係合孔11c、11dは平面視略矩形に形成され、後方の係合孔11dの前後方向の長さL4は前方の係合孔11cの前後方向の長さL3よりも長く形成されている。係合爪32c、32dはそれぞれ係合孔11c、11dに係合している。
内箱11と外箱10との間には金属製の補強板40が固定レール32の前部に対向して内箱11に接して配される。補強板40にはネジ孔40a及び貫通孔40bが前後に設けられる。内箱11にはネジ孔40aに重なるように貫通孔11pが開口し、固定レール32の前部から側方に向けて突設されたボス32hが貫通孔11pに挿通される。そして、内箱11の内側(冷凍室3側)からボス32hの挿通孔(不図示)にネジ(不図示)を挿通して補強板40のネジ孔40aに螺合することにより固定レール32の前部は補強板40にネジ止めされる。
ネジ孔40aよりも後方の貫通孔40bは係合孔11cに重なるように設けられ、係合爪32cは係合孔11c及び貫通孔40bに挿通される。これにより、係合爪32cはネジ止めの位置よりも後方で内箱11及び補強板40に係合する。
図5は左側壁3aの固定レール32の係合爪32dを内箱11の外側(発泡断熱材12側)から見た側面図を示している。図6は左側壁3aの固定レール32の係合爪32dを通る正面断面図を示している。係合爪32dの前後方向の係合長さL2及び上下方向の長さH2は例えば5.5mm、6mmにそれぞれ形成されている。また、係合孔11dの前後方向の長さL4及び上下方向の長さH4は例えば19.5mm、8mmにそれぞれ形成されている。
固定レール32は少なくとも係合孔11c、11dの周囲において係合孔11c、11dの上方及び下方に長さH3(図5参照、本実施形態では6.5mm)の領域が密着している。なお、本実施形態では長さH3は6.5mmに形成されているが、5mm以上であれば後述のように係合孔11c、11dを介した発泡断熱材12の原液の冷凍室3側への漏出を防止できる。
図4において、左右のフレーム35の後部は棒状の連結部材35aにより連結される。連結部材35aは後方を開放した平面視コ字型に形成され、収納ケース39の後部を支持する。連結部材35aにより左右のフレーム35の撓みを低減することができる。
フレーム35の上部には前後に延びて側壁3a側に突出するレール部37が形成される。レール部37の後部には下方に突出するストッパ(不図示)が設けられる。
移動ローラ36はボールベアリング36aを有し、フレーム35から側壁3a側に突出した軸部35bに軸支される。ボールベアリング36aの外輪36bが固定レール32の内面上を転動して固定ローラ33がレール部37の下面上を転動することにより、扉31が出し入れされる。
上記構成の移動機構30において、冷凍室3から脱着された扉31は前方からフレーム35のストッパが固定ローラ33の上方を跨ぎ、フレーム35の移動ローラ36が固定レール32の上レール32aと下レール32bとの間に挿入される。扉31を押し込むとレール部37が固定ローラ33に沿ってスライドし、移動ローラ36が固定レール32に沿ってスライドする。この状態で扉31をさらに押し込むと、扉31が冷凍室3の前面開口部の周縁に当接して冷凍室3の前面が閉じられる。
閉じられた扉31を前方に引くと移動ローラ36が固定レール32の下レール32b上を転動するとともに、レール部37に接した固定ローラ33が回転する。これにより、収納ケース39が前方に引き出される。フレーム35のストッパが後方から固定ローラ33に当接すると、扉31のスライド移動は停止する。
扉31を前方に引き出すと収納ケース39内の貯蔵物の重量によってフレーム35の前部が下方に荷重を受け、移動ローラ36が上方に荷重を受ける。また、固定ローラ33を支点として移動ローラ36は固定レール32の上レール32aに当接する。これにより、前後に離れた固定ローラ33と移動ローラ36とにより扉31を支持し、扉31の上下方向の回動を防止することができる。
次に、断熱箱体6の製造方法について説明する。まず、内箱11の側壁3aと固定レール32との成す角度が約30°になるように、固定レール32の後端部を突出部11gと側壁3aとの間に挿入し、固定レール32の前部を側壁3aに向けて回動させる。そして、固定レール32を側壁3aに沿って後方に押し込むと、突出部11gと側壁3aとの間に配置された固定レール32の後端部は突出部11g及び側壁3aにより位置決めされるとともに、係合爪32c、32dがそれぞれ係合孔11c、11dに係合する。
この時、後方の係合孔11dの前後方向の長さL4は前方の係合孔11cの前後方向の長さL3よりも長くなっている。これにより、前方の係合爪32cが係合孔11cに挿入される前に後方の係合爪32dが係合孔11dに挿入される。したがって、固定レール32を側壁3aに沿って後方に移動させる際に固定レール32の後部が位置決めされるため、固定レール32の内箱11への取付時の作業性を向上させることができる。
また、係合爪32dの前後方向の係合長さL2は係合爪32cの前後方向の係合長さL1よりも長くなっている。これにより、前方の係合爪32cが係合孔11cに係合し始める前に後方の係合爪32dが係合孔11dに係合し始める。したがって、固定レール32を側壁3aに沿って後方に移動させる際に固定レール32の後部が確実に位置決めされるため、固定レール32の内箱11への取付時の作業性をより向上させることができる。
また、突出部11gの先端部11kは面取りされているため、先端部11kに当接して側壁3aに対して傾斜した固定レール32を回動させて固定レール32の後端部を容易に位置決めすることができる。
そして、内箱11の内側(冷凍室3側)からボス32hの挿通孔にネジを挿通し、補強板40のネジ孔40aにネジを螺合して固定レール32の前部を補強板40にネジ止めする。
その後に、内箱11の外側を覆うように外箱10を配置して、内箱11の前面の開口部が下になるように内箱11を発泡治具(不図示)上に載置する。この時、固定レール32と発泡治具との間に所定の隙間が形成される。これにより、発泡治具と固定レール32との干渉を防止することができる。その後に、外箱10の注入口を介して発泡断熱材12の原液が外箱10と内箱11との間に注入される。
発泡断熱材12の原液が発泡することにより、内箱11と外箱10との間に発泡断熱材12が充填される。内箱11と外箱10との間の空気や充填時に発生するガスは通気孔から断熱箱体6の外部へ排気される。この時、係合爪32c、32dは発泡断熱材12内に埋設されるため、固定レール32の内箱11からの抜けが防止される。これにより、内箱11に固定レール32が取り付けられた断熱箱体6が形成される。
この時、固定レール32の前部及び後部にそれぞれ係合爪32c、32dを突設するとともに、内箱11の両側壁3aの前部及び後部に係合爪32c、32dにそれぞれ係合する係合孔11c、11dを設けている。これにより、内箱11の前面の開口部から離れた固定レール32の後部のネジ止めを省くことができる。したがって、冷蔵庫1の製造工数を削減することができる。
また、固定レール32の前部のネジ止め、係合爪32c、32dと係合孔11c、11dとの係合、及び突出部11gによる固定レール32の後端の係止により、固定レール32は内箱11に接して前後に延びる側面で発泡断熱材12の充填時の発泡圧に対抗することができる。これにより、固定レール32の変形を低減することができ、左右の固定レール32間の距離の変動を防止することができる。したがって、固定レール32とフレーム35との間のクリアランスS(図4参照)を確保することができ、扉31の開閉性の低下を防止することができる。
また、発泡断熱材12の充填時の発泡圧による固定レール32の内箱11からの脱落を防止することができる。
また、固定レール32は係合孔11c、11dの上方及び下方に5mm以上の領域が密着している。これにより、内箱11と外箱10との間に発泡断熱材12を充填した際に、係合孔11c、11dを介した発泡断熱材12の原液の冷凍室3側への漏出を防止することができる。したがって、係合爪32cと係合孔11cとの間の隙間及び係合爪32dと係合孔11dとの間の隙間にシール部材等を設ける必要がなく、冷蔵庫1の製造工数を削減することができる。
なお、固定レール32は少なくとも係合孔11c、11dの周囲において係合孔11c、11dの上方及び下方に密着すれば、係合孔11c、11dを介した発泡断熱材12の原液の冷凍室3側への漏出を防止できる。
本実施形態によると、固定レール32の前部及び後部にそれぞれ係合爪32c、32dを突設するとともに、内箱11の両側壁3aの前部及び後部に係合爪32c、32dにそれぞれ係合する係合孔11c、11dを設けている。また、固定レール32の前部を内箱11にネジ止めしている。これにより、固定レール32の後部のネジ止めを省いて固定レール32を内箱11に取り付けることができる。したがって、冷蔵庫の製造工数を削減することができる。
また、固定レール32の前部のネジ止め、係合爪32c、32dと係合孔11c、11dとの係合、及び突出部11gによる固定レール32の後端の係止により、固定レール32は内箱11に接して前後に延びる側面で発泡断熱材12の充填時の発泡圧に対抗することができる。これにより、固定レール32の変形を低減することができ、左右の固定レール32間の距離の変動を防止することができる。したがって、固定レール32とフレーム35との間のクリアランスS(図4参照)を確保することができ、扉31の開閉性の低下を防止することができる。
また、発泡断熱材12の充填時の発泡圧による固定レール32の内箱11からの脱落を防止することができる。
また、係合爪32d及び係合孔11dの位置を冷蔵庫の機種ごとに変えることにより、固定レール32の取付間違いを容易に防止することができる。
また、内箱11の背面から突出して固定レール32の後端を係止する突出部11gを設けている。これにより、固定レール32を容易に位置決めすることができる。したがって、固定レール32の内箱11への取付時の作業性を向上させることができる。
また、突出部11gの側壁3a側の先端部11kは面取りされている。これにより、固定レール32の内箱11への取付時に、先端部11kに当接して側壁3aに対して傾斜した固定レール32の前部を側壁3a側に回動させて固定レール32の後端部を容易に位置決めすることができる。
また、係合孔11dの前後方向の長さL4を係合孔11cの前後方向の長さL3よりも長くしている。これにより、前方の係合爪32cが係合孔11cに挿入される前に後方の係合爪32dが係合孔11dに挿入される。したがって、固定レール32を側壁3aに沿って後方に移動させる際に固定レール32の後部が位置決めされるため、固定レール32の内箱11への取付時の作業性を向上させることができる。
また、後方の係合爪32dの前後方向の係合長さL2を前方の係合爪32cの前後方向の係合長さL1よりも長くしている。これにより、前方の係合爪32cが係合孔11cに係合し始める前に後方の係合爪32dが係合孔11dに係合し始める。したがって、固定レール32を側壁3aに沿って後方に移動させる際に固定レール32の後部が確実に位置決めされるため、固定レール32の内箱11への取付時の作業性をより向上させることができる。
また、固定レール32は少なくとも係合孔11c、11dの周囲において係合孔11c、11dの上方及び下方に5mm以上密着すると、外箱10と内箱11との間に発泡断熱材12を充填する際に、係合孔11c、11dを介した発泡断熱材12の原液の冷凍室3側への漏出を防止することができる。したがって、係合爪32cと係合孔11cとの間の隙間及び係合爪32dと係合孔11dとの間の隙間にシール部材等を設ける必要がなく、冷蔵庫1の製造工数を削減することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図7は本実施形態の冷蔵庫1の冷凍室3の左側壁3a近傍の上面断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図6に示した第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では係合爪32c、32d及び係合孔11c、11dの配置が第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
固定レール32の側壁32nの前部及び後部には係合孔11c(不図示)、11dがそれぞれ設けられる。内箱11の側壁3aの前部及び後部にはそれぞれ係合爪32c(不図示)、32dが突設される。係合爪32c、32dは側方(固定レール32側)に延びて前方に屈曲する。
本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、側壁32nの前部及び後部にそれぞれ係合孔11c、11dを設けているため、係合爪32c、32dと移動ローラ36との干渉を防止することができる。なお、第1実施形態のように固定レール32に係合爪32c、32dを突設するとともに内箱11に係合孔11c、11dを設けると、側壁32nを薄くすることができ冷凍室3の容積効率が向上するため、より望ましい。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図8は本実施形態の冷蔵庫の冷凍室3の左側壁3aの内箱11を外側(発泡断熱材12側)から見た側面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図6に示した第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では係合爪32c、32dの構成が第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
係合爪32c(不図示)、32dは側方(外箱10側)に延びて下方に屈曲している。これにより、固定レール32の内箱11からの脱落を確実に防止することができる。
本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、係合爪32c、32dは側方(外箱10側)に延びて下方に屈曲している。これにより、固定レール32の内箱11からの脱落を確実に防止することができる。
なお、第2実施形態において、内箱11の係合爪32c、32dが側方(固定レール32側)に延びて下方に屈曲し、固定レール32の係合孔11c、11dにそれぞれ係合してもよい。
また、第1実施形態〜第3実施形態において、回動式の扉21に替えて扉31、41と同様の引出し式の扉を冷蔵室2に設け、移動機構30、0と同様な移動機構を冷蔵室2に設けてもよい。
また、第1実施形態〜第3実施形態において、固定ローラ33を省いて側壁3aから収納ケース39、49側に突出する突出部を固定レール32の前方に設け、フレーム35のレール部37を突出部の上面を摺動させることによりフレーム35を前後に案内してもよい。
本発明は、貯蔵室を開閉する扉とともに収納ケースを出し入れできる冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
3 冷凍室
4 野菜室
6 断熱箱体
10 外箱
11 内箱
11a、11b 仕切壁
11c、11d 係合孔
11g 突出部
11k 先端部
12 発泡断熱材
21、31、41 扉
22 支持部
23 トレイ
30、0 移動機構
32 固定レール
32a 上レール
32b 下レール
32c、32d 係合爪
33 固定ローラ
35 フレーム
36 移動ローラ
37 レール部
39、49 収納ケース

Claims (4)

  1. 貯蔵室を開閉する扉に保持される収納ケースが前記扉とともに出し入れされる冷蔵庫において、
    前面に開口部を有する内箱と前記内箱の外側を覆う外箱との間に発泡断熱材を充填して前記貯蔵室を形成する断熱箱体と、
    前記扉の左右の端部からそれぞれ後方に延びて前記収納ケースを支持するフレームと、
    前記内箱の両方の側壁に前後に延びて取り付けられて前記フレームを案内する固定レールと、
    を備え、
    前記固定レールの前部及び後部にそれぞれ係合爪を突設するとともに前記内箱の前部及び後部に前記係合爪に係合する係合孔をそれぞれ設け、
    前記固定レールの前部を前記内箱にネジ止めし
    前記内箱の後部の前記係合孔の前後方向の長さを前部の前記係合孔の前後方向の長さよりも長くしたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記内箱の背面から突出して前記固定レールの後端を係止する突出部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記固定レールの後部の前記係合爪の前後方向の係合長さを前部の前記係合爪の前後方向の係合長さよりも長くしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記固定レールは少なくとも前記係合孔の周囲において前記係合孔の上方及び下方に5mm以上密着することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の冷蔵庫。
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