JP6524608B2 - 光源装置、プロジェクターおよび放電灯の冷却方法 - Google Patents
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Description
には、放電灯の最冷部、一般に放電灯の鉛直方向下側の底部の温度を高く保つ必要がある
。
一方、放電灯の温度が高すぎると、放電灯の発光管内壁が高熱となることで結晶化し、
白濁して透過率が低下してしまう失透が生じる場合がある。そのため、放電灯の最熱部、
一般に放電灯の鉛直方向上側の頂部の温度は、ある程度以下に抑える必要がある。
示されている(たとえば、特許文献1)。
る。しかし、放電灯の点灯時間に応じて、電極やプラズマ体積の変化により、放電灯の温
度は変化する。そのため、点灯初期の冷却設定では、適正な放電灯の冷却が維持できず、
放電灯の寿命を縮めてしまうという問題があった。
よる放電灯の変化に応じて冷却設定を変化させ、放電灯を適正な冷却状態に維持すること
により、放電灯の寿命を向上できる光源装置、およびそのような光源装置を用いたプロジ
ェクターを提供することを目的の一つとする。また、経年による放電灯の変化に応じて冷
却設定を変化させ、放電灯を適正な冷却状態に維持することにより、放電灯の寿命を向上
できる放電灯の冷却方法を提供することを目的の一つとする。
給する放電灯駆動装置と、前記放電灯を冷却する冷却装置と、前記冷却装置を制御する制
御装置と、を備え、前記制御装置は、前記放電灯の温度情報および前記放電灯の電極間電
圧のうち少なくともいずれか一方と、前記冷却装置の回転数と、の関係を示す制御情報に
基づいて前記冷却装置を制御することを特徴とする。
圧)のうち少なくともいずれか一方と、冷却装置の回転数と、の関係を示す制御情報に基
づいて冷却装置を制御する。これにより、任意のタイミングにおいて、放電灯の温度情報
と放電灯電圧とのうち少なくともいずれか一方を検出することで、冷却装置の回転数を求
めることができる。そのため、たとえば、放電灯電圧が上昇したような場合でも、放電灯
の温度が一定、すなわち、初期に設定した適正な温度となるように、冷却装置の回転数を
調整できる。したがって、経年による放電灯の変化に応じて冷却装置の設定を変化させる
ことで、放電灯を適正な冷却状態に維持でき、放電灯の寿命を向上できる。
関数となる。
い。
この構成によれば、放電灯の頂部(最熱部)における温度が適正な状態となるように、
放電灯の冷却状態を制御することができる。すなわち、放電灯の最高温度の制御すること
ができる。
ともいずれかを前記制御情報に基づいて制御することを特徴としてもよい。
この構成によれば、冷却装置の回転数を制御して冷却風の風量を制御するのみでなく、
放電灯に当たる冷却風の照射位置および照射領域のうちいずれかを制御しているので、放
電灯の頂部(最熱部)の温度を適正な状態とするだけでなく、放電灯の温度分布を適正な
状態に制御することができる。
であることを特徴としてもよい。
この構成によれば、冷却装置の回転数を、放電灯の電極間電圧の所定の範囲に対して決
められた値となるように多段階に制御するようにしたため、簡単な制御テーブルを持つこ
とにより、放電灯の冷却状態の制御を実現することが可能となる。
制御する構成としてもよい。
この構成によれば、放電灯をより適正な冷却状態に維持できる。
装置から射出される光を映像信号に応じて変調する光変調素子と、前記光変調素子により
変調された光を投射する投射光学系と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、放電灯の寿命を向上でき、信頼性に優れたプロジェクターが得られ
る。
て、前記放電灯の温度情報および前記放電灯の電極間電圧のうち少なくとも1つと、前記
冷却装置の回転数と、の関係を示す制御情報に基づいて前記冷却装置を制御することを特
徴とする。
うち少なくともいずれか一方と、冷却装置の回転数と、の関係を示す制御情報に基づいて
行われる。そのため、たとえば、放電灯の電極間電圧が上昇したような場合でも、放電灯
の温度が一定、すなわち、初期に設定した適正な温度となるように、冷却装置の回転数を
調整できる。したがって、経年による放電灯の変化に応じて冷却設定を変化させることで
、放電灯を適正な冷却状態に維持でき、放電灯の寿命を向上できる。
。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的
思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりや
すくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1Aの構成概略図である。
本実施形態に係るプロジェクター1Aは、図1に示すように、内部に設けられた光源か
ら射出された光束を変調して、画像情報に応じた画像光を形成し、画像光をスクリーン等
の被投射面上に拡大投射するものである。プロジェクター1Aは、外装を構成する外装筐
体2と、外装筐体2内に収納される装置本体3と、を備える。
2Eと、底面(図示せず)と、を備え、平面視略矩形状に形成された箱状体である。外装
筐体2の底面には、複数の脚部(図示せず)が設けられている。
り、また、正置き姿勢とは上下を逆にして底面を天井等に向けた状態で取り付けられるこ
とで天吊り姿勢となる。
を備える。また、装置本体3は、図示を省略したが、プロジェクター1Aの各構成部材に
駆動電力を供給する電源装置等を備える。
第1冷却装置CU1は、ファンF1およびファンF2により構成され、外装筐体2の外
から冷却流体である冷却空気を導入し、光学ユニット4、光学制御装置200aおよび電
源装置に冷却空気を送風して、これら各装置を冷却する。ファンF1,F2は、投射光学
装置45を挟むように配置されている。ファンF1,F2は、シロッコファンで構成され
、外装筐体2に形成された吸気口(図示せず)から外部の冷却空気を導入し、冷却空気を
後述する電気光学装置44に送風する。
形成し、画像光を、スクリーン等に投射する。光学ユニット4は、光源装置5と、照明光
学装置41と、色分離光学装置42と、リレー光学装置43と、電気光学装置44と、投
射光学装置(投射光学系)45と、光学部品用筐体46と、を備える。
光学部品用筐体46は、光学ユニット4の各装置を、内部に設定された照明光軸A上の
所定位置に収納し、投射光学装置45を支持する。
光源ユニット50と、平行化凹レンズ56と、ハウジング57と、ファン制御装置(制御
装置)200bと、を備える。
ファンF3,F4は、光源ユニット50の近傍に配置されている。プロジェクター1A
の背面2C側に位置するファンF3は、シロッコファンで構成され、外装筐体2内の冷却
空気を吸引して、光源ユニット50に送風する。
れている。ファンF4は、光源ユニット50を冷却した空気を吸引して、プロジェクター
1Aの正面2Bに向かって排出し、該空気を正面2Bの排気口2B1を介して外装筐体2
外に排出する。
なお、ファンF3は軸流ファンであってもよく、ファンF4はシロッコファンであって
もよい。また、排気口2B1は、外装筐体2のどの面に形成されていてもよい。
すように、主反射鏡55と、放電灯90と、副反射鏡52と、放電灯点灯装置(放電灯駆
動装置)10と、を備えている。
主反射鏡55は、放電灯90から放出された光を照射方向Dに向けて反射する。照射方
向Dは、放電灯90の照明光軸Aと平行である。
を第1端部90e1とし、放電灯90の他方の端部を第2端部90e2とする。放電灯9
0の材料は、たとえば、石英ガラス等の透光性材料である。放電灯90の中央部は球状に
膨らんでおり、その内部は放電空間91である。放電空間91には、希ガス、金属ハロゲ
ン化合物等を含む放電媒体であるガスが封入されている。
92は、放電空間91の第1端部90e1側に配置されている。第2電極93は、放電空
間91の第2端部90e2側に配置されている。第1電極92および第2電極93の形状
は、照明光軸Aに沿って延びる棒状である。放電空間91には、第1電極92および第2
電極93の電極先端部が、所定距離だけ離れて対向するように配置されている。第1電極
92および第2電極93の材料は、たとえば、タングステン等の金属である。
と第1電極92とは、放電灯90の内部を貫通する導電性部材534により電気的に接続
されている。同様に、放電灯90の第2端部90e2に、第2端子546が設けられてい
る。第2端子546と第2電極93とは、放電灯90の内部を貫通する導電性部材544
により電気的に接続されている。第1端子536および第2端子546の材料は、たとえ
ば、タングステン等の金属である。導電性部材534,544の材料としては、たとえば
、モリブデン箔が利用される。
灯点灯装置10は、第1端子536および第2端子546に、放電灯90を駆動するため
の駆動電流を供給する。言い換えると、放電灯点灯装置10は、放電灯90の第1電極9
2と第2電極93との間に駆動電力を印加する。その結果、第1電極92および第2電極
93の間でアーク放電が起きる。アーク放電により発生した光(放電光)は、破線の矢印
で示すように、放電位置から全方向に向かって放射される。放電灯点灯装置10は、光学
制御装置200aによって制御される。
第1電極92は、図3に示すように、芯棒612と、コイル部614と、本体部616
と、突起618と、を備えている。第1電極92は、放電灯本体510への封入前の段階
において、芯棒612に電極材(タングステン等)の線材を巻き付けてコイル部614を
形成し、形成されたコイル部614を加熱・溶融することにより形成される。これにより
、第1電極92の先端側には、熱容量が大きい本体部616と、アークARの発生位置と
なる突起618が形成される。
を備えている。第2電極93は、第1電極92と同様にして形成される。
り加熱され、放電空間91内において対流する。詳細には、アークARおよびその付近領
域は極めて高温となるため、放電空間91内において、アークARから鉛直方向上側に流
れる対流AF(図3に1点鎖線の矢印で示す)が形成される。図3に示すように、この対
流AFは、放電灯本体510の内壁に当たって放電灯本体510の内壁に沿って移動し、
第1電極92および第2電極93の芯棒612,712等を通過することによって冷却さ
れつつ降下する。
降下した対流AFは、放電灯本体510の内壁に沿って更に降下するが、アークARの
鉛直方向下側で互いに衝突して上方のアークARに戻されるように上昇する。
0は加熱される。ここで、対流AFは、アークARの鉛直方向上側において最も温度が高
く、アークARの鉛直方向下側において最も温度が低い。そのため、アークARの鉛直方
向上側において対流AFと接触する放電灯本体510の頂部510aが、放電灯本体51
0(放電灯90)において最も高温となる最熱部となる。また、アークARの鉛直方向下
側において対流AFと接触する放電灯本体510の底部510bが、放電灯本体510(
放電灯90)において最も低温となる最冷部となる。
0e1に固定されている。主反射鏡55は、放電光のうち、照射方向Dと反対側に向かっ
て進む光を照射方向Dに向かって反射する。主反射鏡55の反射面(放電灯90側の面)
の形状は、放電光を照射方向Dに向かって反射できる範囲内において、特に限定されず、
たとえば、回転楕円形状であっても、回転放物線形状であってもよい。たとえば、主反射
鏡55の反射面の形状を回転放物線形状とした場合、主反射鏡55は、放電光を照明光軸
Aに略平行な光に変換することができる。これにより、平行化凹レンズ56を省略するこ
とができる。
ている。副反射鏡52の反射面(放電灯90側の面)の形状は、放電空間91の第2端部
90e2側の部分を囲む球面形状である。副反射鏡52は、放電光のうち、主反射鏡55
が配置された側と反対側に向かって進む光を主反射鏡55に向かって反射する。これによ
り、放電空間91から放射される光の利用効率を高めることができる。
囲内において、特に限定されず、たとえば、無機接着剤である。主反射鏡55および副反
射鏡52と放電灯90との配置を固定する方法としては、主反射鏡55および副反射鏡5
2を放電灯90に固定する方法に限らず、任意の方法を採用できる。たとえば、放電灯9
0と主反射鏡55とを、独立にハウジング57に固定してもよい。副反射鏡52について
も同様である。
収納する。
平行化凹レンズ56は、主反射鏡55により収束される光束を、照明光軸Aに対して平
行化する。
する。本実施形態においては、第2冷却装置CU2のうち、主としてファンF3を制御す
ることによって、放電灯90の冷却状態を制御する方法について説明する。また、本実施
形態において、ファンF3を制御する方法としては、ファンF3を駆動するために印加さ
れるファン電圧Vfを制御することによって、ファンF3の回転数(冷却風の流量)を変
化させる方法を用いる。この方法によれば、ファン電圧VfはファンF3の回転数とほぼ
比例するため、ファンF3の回転数を制御することが容易である。
3との間に印加されるランプ電圧Vla(電極間電圧)と、第2冷却装置CU2のファン
F3のファン電圧Vf、すなわち、回転数と、の関係を示す制御情報CIが入力されてい
る。制御情報CIは、例えば、図示しない記憶部に記憶されている。
御装置200bには、ランプ電圧Vlaの情報が入力される。ファン制御装置200bは
、制御情報CIを用いて、入力されたランプ電圧Vlaに応じたファン電圧Vfをファン
F3に印加する。これにより、ファン制御装置200bは、ファンF3の回転数を制御す
る。ランプ電圧Vlaの検出方法については、特に限定されず、いかなる公知の検出方法
であってもよい。ランプ電圧Vlaは、たとえば、放電灯点灯装置10によって検出され
る。
本実施形態においては、光学制御装置200aと、ファン制御装置200bと、で制御
ユニット200を構成している。
圧Vlaと放電灯温度Tとの関係を計測することによって、実験的に得ることができる。
図4は、ランプ電圧Vlaと放電灯温度Tとの関係の一例を示したグラフである。横軸
は、ランプ電圧Vlaを示しており、縦軸は、放電灯本体510の頂部510aの温度(
放電灯温度)Tを示している。ファン電圧Vfの値を変化させた場合の放電灯温度Tとラ
ンプ電圧Vlaとの関係がそれぞれ示されている。
。すなわち、ランプ電圧Vlaが何らかの原因によって上昇すると、一次直線に沿って放
電灯温度Tが上昇する。放電灯温度Tとランプ電圧Vlaとの関係が、このような一次関
数で表されることは、本発明者らの研究によって新たに明らかとなったものであり、一次
関数の傾きおよび切片は、放電灯ごとに実験的に求めることができる。
あるものの、以下のように考えられる。
経年による電極消耗によって、電極間距離が大きくなると、ランプ電圧Vlaが上昇す
るため、電極間に生じるプラズマのエネルギーが増加し、またプラズマの体積も大きくな
る。これにより、放電灯温度Tが上昇するのではないかと考えられる。
ンプ電圧Vlaと、ファン電圧Vfと、の関係を示す制御情報CIが得られる。
図5は、制御情報CIの一例を示したグラフである。図5は、放電灯温度TがT1(適
正温度)となる場合におけるファン電圧Vfとランプ電圧Vlaとの関係を示している。
図5に示すように、ファン電圧Vfとランプ電圧Vlaとの関係は一次関数で表される
。言い換えると、ファン電圧Vfは、ランプ電圧Vlaを変数とする一次関数となる。こ
こで、ファン電圧Vfは、ファンF3の回転数とほぼ比例するため、ファンF3の回転数
は、ランプ電圧Vlaを変数とする一次関数となる。
重畳レンズ414と、を備える。
色分離光学装置42は、ダイクロイックミラー421,422と、反射ミラー423と
、を備える。
リレー光学装置43は、入射側レンズ431と、リレーレンズ433と、反射ミラー4
32,434と、を備える。
変調素子)442と、入射側偏光板443と、視野角補償板444と、出射側偏光板44
5と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム446と、を備える。
液晶パネル442は、赤色光用の液晶パネル442Rと、緑色光用の液晶パネル442
Gと、青色光用の液晶パネル442Bと、を備える。フィールドレンズ441、入射側偏
光板443、視野角補償板444および出射側偏光板445は、液晶パネル442R,4
42G,442Bごとにそれぞれ設けられている。
学装置45は、図示を省略するが、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収納された組レンズと
して構成されている。
一化され、光束は、色分離光学装置42により、赤(R),緑(G),青(B)の3つの
色光に分離される。分離された各色光は、各液晶パネル442にて画像情報に応じてそれ
ぞれ変調される。そして、変調された各色光は、クロスダイクロイックプリズム446に
て合成され、投射光学装置45により投射面(たとえば、スクリーン等)上に拡大投射さ
れる。
いて、図4,5を用いて説明する。
きるように設定される。すなわち、図4に示すように、ランプ電圧Vlaの値がVla0
である初期状態において、放電灯温度Tが適正な冷却状態における適正温度T1となるよ
うに、ファン電圧Vfの値がVf0に設定されている(初期状態P0)。
電灯90の電極間距離は、経年により広がる。その結果、ランプ電圧Vlaが上昇する。
ランプ電圧Vlaが上昇すると、放電灯温度Tは、ファン電圧Vfの値がVf0である
場合の一次直線に従って、上昇する。たとえば、ランプ電圧VlaがVla1に上昇する
と、放電灯温度Tの値はT2となる(状態P1)。
bは、図5に示すような制御情報CIに基づいてファンF3を制御する。すなわち、ラン
プ電圧Vlaの値がVla1である状態において、放電灯温度Tが適正温度T1となるよ
うに、ファン電圧Vfの値を上昇させる。具体的には、図4,5に示すように、ファン電
圧VfをVf1に上昇させることで、放電灯温度Tを下げることができ、放電灯温度Tを
適正温度T1とできる(状態P2)。
Vla2に上昇すると、再び放電灯温度Tの値がT2に上昇する(状態P3)。ファン制
御装置200bは、前述したのと同様にして、ファンF3を制御し、ファン電圧Vfの値
をVf2に上昇させる。これにより、放電灯温度Tは適正温度T1に戻される(状態P4
)。同様に、ランプ電圧VlaがVla3となり、放電灯温度TがT2となった場合(状
態P5)も、ファンF3が制御情報CIに基づいて制御され、放電灯温度Tは、適正温度
T1となる(状態P6)。
以下、同様にして、ファン制御装置200bによってファンF3を制御することで、放
電灯温度Tを適正な冷却状態の適正温度T1に維持することができる。
を制御する。制御情報CIは、ランプ電圧Vlaと、ファン電圧Vfと、の関係を示して
いるため、たとえば、経年により放電灯90のランプ電圧Vlaが上昇したような場合で
も、放電灯温度Tが一定値以下となるように、すなわち、初期に設定した適正な温度範囲
となるように、ファンF3のファン電圧Vfを調整できる。したがって、放電灯を適正な
冷却状態に維持でき、放電灯の寿命を向上できる。
、本実施形態によれば、ランプ電圧Vlaを検出することによって、ファン電圧Vfを適
切に制御することができる。したがって、温度センサー等によって温度を検出する手間が
省け、簡便である。また、温度センサー等が不要であるため、装置全体が複雑化すること
を抑制できる。
5に示す一次関数(制御情報CI)に基づいてランプ電圧Vlaの変化に合わせて常に変
化させる構成とすることもできる。この構成によりランプ温度を一定に保つことが可能と
なる。
底部510bの温度との差(放電灯の温度情報)と、の関係を示す情報や、放電灯90の
温度分布とファン電圧Vfとの関係を示す情報や、放電灯90の頂部510aの温度と、
ファン電圧Vfとの関係を示す情報を含んでいてもよい。この場合には、放電灯90の頂
部510aの温度や放電灯90の底部510bの温度を測定するセンサーを必要とするが
、ランプ電圧Vlaとの相関が取れない放電灯90の頂部510aの温度と底部510b
の温度との差等を制御情報CIに含むことができる。
て方を調整できる調整装置を設けてもよい。調整装置としては、たとえば、ファンF3の
送風出口の開口度を調整できる絞りを選択できる。この構成によれば、放電灯90の温度
分布に応じて放電灯90への空気の当て方を調整することによって、放電灯90の温度分
布を初期状態に維持できる。以下、詳細に説明する。
灯の発光管内壁に付着する黒化が知られている。黒化は、ハロゲンサイクルによって抑制
できることが知られている。
スとを反応させることで、電極物質をハロゲン化させ、蒸発した電極物質を放電灯内の対
流によって再び電極へと戻す、反応サイクルである。ハロゲン化された電極物質は、融点
が降下するため、発光管内壁において凝固することが抑制され、結果として黒化が抑制さ
れる。
に冷却しようとすると、最熱部の周囲を必要以上に冷却してしまう場合がある。すなわち
、最熱部の周囲の温度が適正な温度より低くなってしまう場合がある。このような場合に
おいては、最熱部の周囲における放電灯内壁において、ハロゲンサイクルが生じにくくな
り、黒化が生じる場合がある。黒化した部分は高熱となり、失透が生じる場合もある。
10a)に、冷却された空気が集中的に当たるように調整することで、最熱部である頂部
510aの温度を適正に維持しつつ、頂部510aの周囲の温度が必要以上に低下するこ
とを抑制できる。その結果、放電灯90の温度分布を適正な冷却状態である初期状態に維
持することができ、放電灯の寿命をより向上できる。
する情報と、ファン電圧Vfと、調整装置に関する情報(たとえば、絞りの開度等)と、
の関係を示す情報を含んでいてもよい。これにより、ファン制御装置200bは、ファン
F3からの冷却風の送風位置および送風領域の少なくともいずれかを制御情報CIに基づ
いて制御できる。
電圧Vfを制御することによってファンF3の回転数、すなわち、冷却風の流量を変化さ
せているが、これに限られない。たとえば、ファン電圧Vfを定電圧として、PWM(P
ulse Width Modulation)制御を行うことによってファンF3の回
転数を変化させてもよい。PWM制御とは、印加する定電圧のオン/オフを切り替えるこ
とによって、制御対象にパルス波を入力し、そのパルス波の周期、幅、またはデューティ
ー比を変化させることで、制御対象の出力を制御する方法である。この場合には、制御情
報CIとして、ファンF3に入力するパルス波の周期、幅、またはデューティー比と、ラ
ンプ電圧Vlaとの関係を示す情報を用いることにより、ファンF3の回転数を適切に制
御でき、放電灯90の温度を適正な範囲に維持できる。
態を制御する方法について説明したが、ファンF3と共に、ファンF4を制御する方法と
してもよい。
第2実施形態は、第1実施形態に対して、ファン制御装置200bが、制御情報と、放
電灯90に供給される駆動電力と、に基づいてファンF3を制御する点において異なる。
なお、以下の説明においては、第1実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号
を付す等により説明を省略する場合がある。
間に印加される駆動電力(ランプ電力Wla)に応じて異なる。ランプ電力Wlaに応じ
て制御情報の傾きが異なることは、本発明者らの研究によって新たに明らかとなったもの
である。ランプ電力Wlaごとの一次関数の傾き、すなわち、制御情報は、第1実施形態
と同様に、ファン電圧Vfごとのランプ電圧Vlaと放電灯温度Tとの関係から実験的に
求めることができる。
圧Vlaと放電灯温度Tとの関係の一例を示したグラフである。図6において、横軸は、
ランプ電圧Vlaを示しており、縦軸は、放電灯本体510の頂部510aの放電灯温度
Tを示している。図6においては、ランプ電力WlaをWla1,Wla2,Wla3と
した場合について示されている。ランプ電力Wla1,Wla2,Wla3は、この順に
大きくなる。
1における一次関数の傾きよりも大きい。ランプ電力Wla3における一次関数の傾きは
、ランプ電力Wla2における一次関数の傾きよりも大きい。すなわち、ランプ電力Wl
aが大きくなるのにしたがって、放電灯温度Tとランプ電圧Vlaとの関係を示す一次関
数の傾きが大きくなる。これは、ランプ電力Wlaが大きくなると、電極間に生じるプラ
ズマのエネルギーが増加し、放電灯温度Tが上昇しやすくなるためと考えられる。
なわち、たとえば、ランプ電圧Vlaが、Vla4の場合においては、ランプ電力Wla
がWla1,Wla2,Wla3と大きくなるのにしたがって、放電灯温度Tが、T3,
T4,T5と大きくなる。これは、ランプ電圧Vlaが一定であれば、ランプ電力Wla
が大きくなるのにしたがって、電極間に流れる電流値が大きくなり、放電灯90に与えら
れる熱負荷が大きくなるためである。
ランプ電力Wlaごとの制御情報CIaを求めることができる。
図7は、本実施形態における制御情報CIaの一例を示すグラフである。図7は、放電
灯温度TがT3(適正温度)となる場合における、ランプ電力Wlaごとのファン電圧V
fとランプ電圧Vlaとの関係を示している。図7において、横軸は、ランプ電圧Vla
を示しており、縦軸は、ファン電圧Vfを示している。
制御情報CIa1は、ランプ電力WlaがWla1の場合の制御情報である。制御情報CIa2は、ランプ電力WlaがWla2の場合の制御情報である。制御情報CIa3は、ランプ電力WlaがWla3の場合の制御情報である。図6に示したように、ランプ電力Wlaが大きいほど、ランプ電圧Vlaと放電灯温度Tとの関係を示す一次関数の傾きは、大きくなる。したがって、ランプ電力Wlaが大きくなるほど、ランプ電圧Vlaに対するファン電圧Vfが上昇する割合、すなわち、ランプ電圧Vlaと放電灯温度Tとの一次関数の傾きも大きくなる。すなわち、制御情報CIa1,CIa2,CIa3は、この順に一次関数の傾きが大きくなる。
報CIaを選択し、その制御情報CIaに基づいてファンF3を制御する。言い換えると
、ファン制御装置200bは、制御情報CIaと、ランプ電力Wlaと、に基づいてファ
ンF3を制御する。
図8は、本実施形態におけるランプ電力波形の一例を示す図である。図8において、横
軸は、時間timeを示しており、縦軸は、ランプ電力Wlaを示している。
PH2と、を有している。
立上期間PH1は、放電灯90の点灯開始からランプ電力Wlaが安定するまでの期間
である。立上期間PH1は、ランプ電力Wlaが徐々に増加する第1立上期間PH1aと
、ランプ電力WlaがWla2に一定に維持される第2立上期間PH1bと、を有してい
る。
力Wlaを変化させる期間である。適応調光期間PH2においては、ランプ電力Wlaの
上限は、Wla2に設定されている。
を選択する。次に、ファン制御装置200bは、ランプ電圧Vlaを検出し、選択した制
御情報CIaを用いて、ファン電圧Vfを決定する。これにより、ファン制御装置200
bによってファンF3を制御することで、放電灯温度Tを適正な冷却状態の適正温度T3
に維持することができる。
、プロジェクター1Aが点灯している全期間にわたってファン電圧Vfを制御してもよい
し、所定のタイミングもしくは所定の期間においてのみランプ電力Wlaおよびランプ電
圧Vlaを監視して、一定期間ごとにファン電圧Vfを制御してもよい。
aが所定の値(状態Ps)となるタイミングが挙げられる。図8においては、たとえば、
状態Psは、ランプ電力WlaがWla2となる状態である。
この場合においては、ファン制御装置200bは、ランプ電力WlaがWla2(状態
Ps)となる度に、ランプ電力Wlaおよびランプ電圧Vlaを検出し、制御情報CIa
に応じたファン電圧Vfを設定する。
計測期間SP1は、立上期間PH1においてランプ電力Wlaが一定となる第2立上期
間PH1bの一部の期間である。計測期間SP1は、図8に示す例では、時刻t1から時
刻t4までの第2立上期間PH1bのうちの、時刻t2から時刻t3までの期間である。
この場合においては、ファン制御装置200bは、計測期間SP1において、ランプ電
力Wlaおよびランプ電圧Vlaを検出し、制御情報CIaに応じたファン電圧Vfを設
定する。
に示す例では、時刻t5から時刻t6の期間である。計測期間SP2は、適応調光期間P
H2中、一定時間ごとに設けられてもよいし、プロジェクター1Aを点灯するごとに1回
だけ設けられてもよい。
この場合においては、たとえば、計測期間SP2におけるランプ電力Wlaおよびラン
プ電圧Vlaの平均値を算出し、それらの平均値を用いて、制御情報CIaに応じたファ
ン電圧Vfを設定する。
を制御するため、ランプ電力Wlaが変化するような場合であっても、放電灯温度Tが一
定値以下となるように、すなわち、初期に設定した適正な温度範囲となるように、ファン
F3のファン電圧Vfを調整できる。したがって、放電灯90を適正な冷却状態に維持で
き、放電灯90の寿命を向上できる。
映像信号や環境照度に応じてランプ電力Wlaを変化させる適応調光等、プロジェクター
の使用においてランプ電力Wlaを変化させる点灯方法が多く提案されている。本実施形
態は、このようなランプ電力Wlaを変化させる各点灯方法において特に有用である。
の劣化度合いと、の関係を求めておき、ファン制御装置200bは、その関係を用いて、
検出したランプ電力Wlaおよびランプ電圧Vlaから放電灯90の劣化状態を求める構
成としてもよい。この構成においては、ファン制御装置200bは、求めた放電灯90の
劣化状態と、ランプ電力Wlaと、を用いて、ファン電圧Vfを設定する。
したランプ電圧VlaがVla4(状態P7)だった場合に、放電灯90の劣化度合いを
求めることで、その劣化度合いから、ランプ電力Wlaが、たとえば、Wla2に変化し
た場合のランプ電圧Vlaを求めることができる。図7の例では、たとえば、状態P7に
おける放電灯90の劣化度合いにおいて、ランプ電力WlaがWla2に変化すると、ラ
ンプ電圧VlaがVla6となる(状態P8)。これにより、ランプ電力WlaがWla
2に変化した場合には、ファン電圧VfをVf6とすることで、放電灯温度Tを適正温度
T3に維持できることが分かる。放電灯90の劣化度合いの検出は、たとえば、上述した
状態Psとなるタイミングや、計測期間SP1,SP2において行われる。
することのみによって、ファン電圧Vfを決定できるため、簡便である。
Vfと、放電灯90の頂部510aの温度と放電灯90の底部510bの温度との差(放
電灯の温度情報)と、の関係を示す情報や、放電灯90の温度分布とファン電圧Vfとの
関係を示す情報や、放電灯90の頂部510aの温度と、ファン電圧Vfとの関係を示す
情報を含んでいてもよい。
0(主として放電灯90)に対する空気(冷却風)の当て方を調整できる調整装置を設け
てもよい。
、PWM(Pulse Width Modulation)制御を行うことによってフ
ァンF3の回転数を変化させてもよい。
を制御してもよい。
以下、第1実施形態の実施例について説明する。
まず、本実施例における、ファン電圧Vfごとの放電灯の温度と、ランプ電圧Vlaと
の関係を実験的に計測した。放電灯は、定格電力が230Wの高圧水銀ランプ90aを用
いた。高圧水銀ランプ90aの初期のランプ電圧Vlaは、約66Vであった。また、高
圧水銀ランプ90aを冷却するためのファンは、出力1Wのシロッコファンを用いた。
し、ファン電圧Vfを6.5V,6.75V,7V,7.25V,7.5Vとしたそれぞ
れの場合について、ランプ電圧Vlaの変化に対する、放電灯温度Taの変化を計測した
。
まず、高圧水銀ランプ90aおよびファンを駆動し、ランプ電圧Vlaが初期電圧66
Vであるときの放電灯温度Taを計測し、その後、ランプ電圧Vlaが上昇して、それぞ
れ70V、75V、80V、85V、90Vとなったときの放電灯温度Taを計測した。
放電灯温度Taの計測は、赤外線サーモグラフィーを用いた。
は、放電灯温度Taを示している。
図9に示すように、ランプ電圧Vlaと放電灯温度Taとの間には、各ファン電圧Vf
の場合について、いずれも一次関数的な相関関係が認められた。
したがって、ランプ電圧の上昇にともなって、放電灯の温度が一次関数的に上昇するこ
とが確かめられた。
ち、ファン電圧Vfを制御するための制御情報を求めた。結果を図10に示す。図10か
ら、ファン電圧Vfは、ランプ電圧Vlaを変数として一次関数となることが確かめられ
た。
ない、すなわち、ファン電圧Vfを初期に設定した値から変更しない比較例1と、のそれ
ぞれの場合について高圧水銀ランプ90aに失透が発生するまでの時間を計測した。失透
の発生は、目視により観察を行った。
ファンの制御は、上記実験により計測した制御情報を用いて行い、ランプ電圧Vlaは
、サンプリングレート10回/sで、検出した。また、ファン電圧Vfの初期値は6.5
Vとし、その場合における放電灯温度Taは、820℃であった。
た場合である。具体的には、図10に示す放電灯温度Taが820℃の場合における一次
関数のグラフに従って、ファン電圧Vfを制御した。言い換えると、ファンの回転数が、
ランプ電圧Vlaを変数とする一次関数となるように、ファン電圧Vfを制御した。制御
時において、放電灯温度Taの820℃に対する誤差は、±5℃以内であった。なお、8
20℃は、本実施例における、適正な冷却状態における放電灯温度Taの値である。
となるようにして制御した場合である。すなわち、ファン電圧Vfをランプ電圧Vlaの
値の範囲に応じて、多段階で切り替えた場合である。
本実施例においては、ファン制御装置が高圧水銀ランプ90aのランプ電圧Vlaが9
0Vを超えたことを検出した時点においてファンを制御し、放電灯温度Taが820℃と
なるようにファン電圧Vfを一度だけ変更する2段階制御とした。
より具体的には、ランプ電圧Vlaが、66V以上、90V以下の範囲では、ファン電
圧Vfを初期の値である6.5Vのまま維持し、ランプ電圧Vlaが、90Vより大きい
範囲では、ファン電圧Vfが7.15Vとなるようにファン電圧Vfを制御した。
の頂部510a側の外表面の温度分布が一定となるように、ファン電圧Vfおよび絞り機
構の開口度を制御した場合である。具体的には、制御情報に高圧水銀ランプ90aの頂部
510a側の外表面の温度分布に関する情報を加え、その制御情報に基づいてファン電圧
Vfおよび絞り機構を制御し、ファンの回転数と、高圧水銀ランプ90aに対するファン
の冷却風の送風位置および送風領域とを調整した。
比較例1は、従来通りファン電圧Vfを初期状態の値のまま変化させない場合である。
されるまでの時間が3倍以上長いことが分かる。これにより、ランプ電圧の変化に応じて
ファン電圧を制御することにより、放電灯の寿命を向上できることが確かめられた。
ことにより、放電灯の冷却状態を制御できる。そのため、制御方法を簡便にしつつ、放電
灯の寿命を向上させることができる。
なお、実施例2においては、ファン電圧Vfを一度だけ変更する2段階制御としたが、
2段階より大きい多段階制御とすることもできる。この場合においては、本実施例におい
て示した実施例1と実施例2との間の放電灯の寿命向上効果を得ることができる。
3500hであるのに対して、実施例3では3700hである。すなわち、実施例1に対
して実施例3の方がより失透が確認されるまでの時間が長いことが分かる。これにより、
ファン電圧Vfを制御するのみの場合に比べて、ファン電圧Vfおよび絞り機構の開口度
を制御した場合の方が、放電灯の寿命を向上できることが確かめられた。
0a側の外表面の温度分布の変化を示した平面図である。
図12(a),(b)は、実施例3における高圧水銀ランプ90aの頂部510a側の
外表面の温度分布の変化を示した平面図である。
図11(a)および図12(a)は、高圧水銀ランプ90aの初期状態における温度分
布を示しており、図11(e)および図12(b)は、高圧水銀ランプ90aを点灯させ
て2000時間後の温度分布を示している。温度分布は、赤外線サーモグラフィーを用い
て計測した。
せない比較例1では、ランプ電圧Vlaの上昇とともに、高圧水銀ランプ90aの頂部5
10aの温度が上昇する。そして、高圧水銀ランプ90aの頂部510aの温度の上昇に
伴って、頂部510aの周囲の温度も上昇していき、高圧水銀ランプ90aの頂部510
a側の外表面における温度偏差が大きくなる。
90aの温度分布は初期状態の温度分布のまま、ほぼ変化していないことが分かる。
施例1および比較例1の温度の度数分布を示したグラフである。横軸は、放電灯温度、す
なわち、高圧水銀ランプ90aの温度を示しており、縦軸は、温度ごとの度数を示してい
る。度数分布は、赤外線サーモグラフィーによって検出された温度分布から算出した。
プ90aの温度が全体的に低いことが分かる。また、実施例3では、実施例1および比較
例1に比べて、高圧水銀ランプ90aにおける温度のばらつきが小さく、温度偏差が小さ
いことが分かる。
従って高圧水銀ランプ90aの温度が全体的に上昇してしまったと考えられる。
実施例1では、ファン電圧Vfの制御を行っているため、高圧水銀ランプ90aの頂部
510aの放電灯温度Taは一定に維持される。しかし、ファンによる送風は高圧水銀ラ
ンプ90aに全体的に当てられるため、高圧水銀ランプ90aの頂部510aの周囲が初
期状態に比べて冷却され、温度偏差が大きくなったと考えられる。
ば、最熱部である高圧水銀ランプ90aの頂部510aを集中的に冷却できる。これによ
り、高圧水銀ランプ90aの頂部510aの放電灯温度Taを一定に維持しつつ、頂部5
10aの周囲の温度を必要以上に冷却することが抑制され、温度偏差を小さく、言いかえ
ると、温度分布を初期の適正な冷却状態と同様に維持できたと考えられる。
正な放電灯の温度分布を維持することができ、放電灯の寿命を向上できることが確かめら
れた。
以下、第2実施形態の実施例について説明する。
ランプ電力Wlaが、200W,170W,140Wのそれぞれの場合について、上記
説明した第1実施形態の実施例と同様にファン電圧Vfごとの放電灯の温度と、ランプ電
圧Vlaとの関係を実験的に計測した。放電灯は、定格電力が230Wの高圧水銀ランプ
を用いた。高圧水銀ランプの初期のランプ電圧Vlaは、約66Vであった。また、高圧
水銀ランプを冷却するためのファンは、出力1Wのシロッコファンを用いた。
、ファン電圧Vfを制御するための制御情報を求めた。結果を図14および図15に示す
。図14,15は、放電灯温度を810℃に維持する場合の制御情報を示している。図1
4において、横軸は、ランプ電圧Vla(V)を示しており、縦軸は、ファン電圧Vf(
V)を示している。図15において、横軸は、ランプ電圧Vla(V)を示しており、縦
軸は、ファン回転数増加率を示している。ファン回転数増加率は、ランプ電圧Vlaが5
5Vのときのファンの回転数に対する比である。
傾きが大きくなることが確かめられた。
Claims (8)
- 光を射出する放電灯と、
前記放電灯に駆動電力を供給する放電灯駆動装置と、
前記放電灯を冷却する冷却装置と、
前記冷却装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記放電灯の電極間電圧と前記冷却装置の回転数との関係を示す制御情報と、前記駆動電力の情報と、に基づいて前記冷却装置を制御し、
前記冷却装置の回転数は、前記電極間電圧を変数とする一次関数となり、
前記一次関数の傾きは、前記駆動電力の値に応じて異なり、
前記制御装置は、前記電極間電圧が増加する場合、前記冷却装置の回転数を増加させることを特徴とする光源装置。 - 光を射出する放電灯と、
前記放電灯に駆動電力を供給する放電灯駆動装置と、
前記放電灯を冷却する冷却装置と、
前記冷却装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、検出された前記放電灯の電極間電圧と前記冷却装置の回転数との関係を示す制御情報と、前記駆動電力の情報と、に基づいて前記冷却装置を制御し、
前記冷却装置の回転数は、前記電極間電圧を変数とする一次関数となり、
前記一次関数の傾きは、前記駆動電力の値に応じて異なり、
前記制御情報は、前記放電灯の温度情報と前記冷却装置の回転数との関係を示す情報をさらに含み、
前記制御装置は、さらに前記冷却装置からの冷却風の送風位置および送風領域のうち少なくとも一方を、前記制御情報に基づいて制御することを特徴とする光源装置。 - 請求項1または2に記載の光源装置であって、
前記駆動電力が第1駆動電力である場合の一次関数の傾きは、前記駆動電力が前記第1駆動電力よりも低い第2駆動電力である場合の一次関数の傾きよりも大きいことを特徴とする光源装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の光源装置であって、
前記一次関数の傾きは、前記駆動電力が大きいほど大きくなることを特徴とする光源装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の光源装置であって、
前記放電灯の温度分布に応じて、前記放電灯へ送風される前記冷却装置からの空気を調整する調整装置をさらに備えることを特徴とする光源装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の光源装置であって、
前記制御情報に含まれる前記回転数および前記電極間電圧は、前記放電灯の温度が適切な温度に維持されるように関連付けられていることを特徴とする光源装置。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の光源装置と、
前記光源装置から射出される光を映像信号に応じて変調する光変調素子と、
前記光変調素子により変調された光を投射する投射光学系と、
を備えることを特徴とするプロジェクター。 - 冷却装置を用いた放電灯の冷却方法であって、
前記放電灯の電極間電圧と前記冷却装置の回転数との関係を示す制御情報と、前記放電灯に供給される駆動電力の情報と、に基づいて前記放電灯を冷却するステップを備え、
前記冷却装置の回転数は、前記電極間電圧を変数とする一次関数となり、
前記一次関数の傾きは、前記放電灯に供給される駆動電力の値に応じて異なり、
前記電極間電圧が増加する場合、前記冷却装置の回転数を増加させることを特徴とする放電灯の冷却方法。
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