JP2003322912A - 投射型画像表示装置における光源冷却方法および投射型画像表示装置 - Google Patents

投射型画像表示装置における光源冷却方法および投射型画像表示装置

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JP2003322912A
JP2003322912A JP2002128196A JP2002128196A JP2003322912A JP 2003322912 A JP2003322912 A JP 2003322912A JP 2002128196 A JP2002128196 A JP 2002128196A JP 2002128196 A JP2002128196 A JP 2002128196A JP 2003322912 A JP2003322912 A JP 2003322912A
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Satoshi Naruta
聡 鳴田
Kenji Maeno
健二 前野
Junichi Nose
純一 能勢
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来より投射型画像表示装置において、冷却
ファンを用いて光源を冷却する技術はあったが、それら
は、光源の動作が制御に反映されず、光源の個体ばらつ
きに対応した冷却ファンの制御はできなかった。そこ
で、光源の個体ばらつきに対応できる投射型画像表示装
置の光源冷却方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 光源の持つ固有の最適な管電圧値を基準
にして、光源の点灯時の管電圧値を検出し、前記最適な
管電圧値と比較することにより、冷却ファンの回転数を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、投射型画像表示
装置における光源冷却方法および光源の冷却機構を有す
る投射型画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に、従来の光変調素子を用いた投射
型画像表示装置を示す。図8において、1は投射レン
ズ、2は冷却ファン、3はダクト、4は光源、5はリフ
レクタ、6はカラーフィルタ、7はリレーレンズ、8は
光変調素子、9はミラー、10はコンデンサレンズ、1
1は制御ユニット、14は冷却ファン調整手段である。
【0003】図8に示す従来の投射型画像表示装置で
は、光源4から出射された白色光は、コンデンサレンズ
10により整形され、回転している赤、緑、および青で
作られたカラーフィルタ6を通過することにより色が加
えられる。カラーフィルタ6を通過した光は、リレーレ
ンズ7を透過し、ミラー9で反射された後、小型ミラー
付スイッチングデバイスで構成される光変調素子8に照
射され、画像変調光が形成される。出射された画像変調
光は、投射レンズ1を通して、スクリーン等に投射され
ることにより画像が形成される。
【0004】上記構成の投射型画像表示装置では、光源
4自身が発熱体となり、その温度上昇により光源自身の
寿命を短くしてしまう。そこで、冷却ファン2の風をダ
クト3を通して光源4に送ることにより、リフレクタ5
内の光源4を冷却する。ここで、従来の冷却ファン2と
して、光源点灯時から風量を常に一定にしているもの
や、周囲温度の増減によって風量を調整するもの等があ
る。
【0005】前述の周囲温度の増減による風量の調整
は、周囲温度に対応した制御ユニット11の制御命令を
冷却ファン調整手段14が受けて、冷却ファン2の回転
数を調整することにより行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の冷却フ
ァン2の風量の調整は、制御ユニット11に予め記録さ
れた周囲温度に対応した設計値によって決定され、この
設計値にしたがって冷却ファン調整手段14を制御する
ことにより行っていたので、光源4の動作が直接的に制
御に反映されていない。したがって光源4の個体ばらつ
きを考慮した制御が行えず、その結果、各光源4自身の
温度調整の適正が図れず、光源4の寿命を縮めていた。
【0007】そこで、この発明は、光源4の個体ばらつ
きに対応した、光源4の動作が制御に直接的に反映され
た投射型画像表示装置における光源冷却方法および投射
型画像表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る請求項1に記載の投射型画像表示装
置における光源冷却方法は、映像表示するための光を出
射する光源と、前記光源の温度を調整する冷却ファンと
を備える投射型画像表示装置において、(a)前記光源
の点灯に際しての電気的特性値を設定するステップと、
(b)前記光源の点灯中に前記光源の電気的特性値を検
出するステップと、(c)前記ステップ(a)の設定値
と前記ステップ(b)の検出値とを比較するステップ
と、(d)前記ステップ(c)の比較結果に応じて、前
記冷却ファンの回転数を制御するステップとを備えてい
る。
【0009】また、請求項2に記載の投射型画像表示装
置における光源冷却方法では、前記ステップ(a)は、
(a−1)前記光源の管電圧値を設定するステップであ
り、前記ステップ(b)は、(b−1)前記光源の点灯
中に前記光源の管電圧値を検出するステップであり、前
記ステップ(d)は、(d−1)前記ステップ(a−
1)で設定された管電圧値が前記ステップ(b−1)で
検出された管電圧値と同じになるように、前記冷却ファ
ンの回転数を制御するステップである。
【0010】また、請求項3に記載の投射型画像表示装
置における光源冷却方法では、前記光源の消費電力を一
定に制御する光源電源をさらに備え、前記ステップ
(a)は、(a−2)前記光源の管電流値を設定するス
テップであり、前記ステップ(b)は、(b−2)前記
光源の点灯中に前記光源の管電流値を検出するステップ
であり、前記ステップ(d)は、(d−2)前記ステッ
プ(a−2)で設定された管電流値が前記ステップ(b
−2)で検出された管電流値と同じになるように、前記
冷却ファンの回転数を制御するステップである。
【0011】また、請求項4に記載の投射型画像表示装
置における光源冷却方法では、前記ステップ(d)の制
御は、前記光源の点灯後の所定の時間経過後で、さら
に、前記ステップ(c)の比較結果が等しいという結果
になった時点で維持される。
【0012】また、請求項5に記載の投射型画像表示装
置における光源冷却方法では、前記光源の点灯後の所定
の時間経過するまでは、前記冷却ファンは予め設定され
た回転数を保持し、前記所定の時間経過後は、前記ステ
ップ(d)により前記冷却ファンの回転数を制御する。
【0013】また、請求項6に記載の投射型画像表示装
置における光源冷却方法では、前記ステップ(a)で設
定される電気的特性値として、所定の幅を持たせた値を
設定する。
【0014】また、請求項7に記載の投射型画像表示装
置における光源冷却方法では、(e)前記ステップ
(a)で設定された電気的特性値を、前記光源の点灯累
積時間に応じて補正するステップをさらに備え、前記ス
テップ(c)は、前記ステップ(e)で補正された電気
的特性値と前記ステップ(b)で検出された電気的特性
値とを比較するステップを含む。
【0015】また、請求項8に記載の投射型画像表示装
置における光源冷却方法では、(f)前記光源の取替え
時に、前記ステップ(a)の設定値と前記ステップ
(e)の点灯累積時間とをリセットし、予め定められた
電気的特性値を自動的に設定するステップをさらに備え
ている。
【0016】また、請求項9に記載の投射型画像表示装
置は、映像表示するための光を出射する光源と、前記光
源の点灯に際しての電気的特性値を設定する設定手段
と、前記光源の温度を調整する冷却ファンと、前記光源
の点灯時の電気的特性値を検出する検出手段と、前記検
出手段の検出値と前記設定手段の設定値とを比較し、前
記比較の結果に応じて前記冷却ファンの回転数を制御す
る制御手段とを備えている。
【0017】また、請求項10に記載の投射型画像表示
装置では、前記設定手段には、前記光源の管電圧値が設
定され、前記検出手段は、前記光源の管電圧値を検出
し、前記制御手段では、前記設定手段で設定された管電
圧値と前記検出手段で検出された管電圧値とが同じにな
るように、前記冷却ファンの回転数を制御する。
【0018】また、請求項11に記載の投射型画像表示
装置では、前記光源の消費電力を一定に制御する光源電
源をさらに備え、前記設定手段には、前記光源の管電流
値が設定され、前記検出手段は、前記光源の管電流値を
検出し、前記制御手段では、前記設定手段で設定された
管電流値と前記検出手段で検出された管電流値とが同じ
になるように、前記冷却ファンの回転数を制御する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて具体的に説明する。なお、従来技
術で記した符号と同一符号のものは、同一または同等の
部材を示している。
【0020】<実施の形態1>図1は、本発明による投
射型画像表示装置の構成を示す概略図である。本発明の
投射型画像表示装置において、1は投射レンズ、2は冷
却ファン、3はダクト、4は光源(例えば、高圧水銀ラ
ンプ等)、5はリフレクタ、6はカラーフィルタ、7は
リレーレンズ、8は光変調素子、9はミラー、10はコ
ンデンサレンズ、11は制御ユニット、12は検出手
段、13は光源電源、14は冷却ファン調整手段、15
はマイコン(制御手段)である。
【0021】図1において、光源4から出射された白色
光は、コンデンサレンズ10により整形され、回転して
いる赤、緑、および青で作られたカラーフィルタ6を通
過することにより色が加えられる。カラーフィルタ6を
通過した光は、リレーレンズ7を透過し、ミラー9で反
射された後、小型ミラー付スイッチングデバイスで構成
された光変調素子8に照射され、画像変調光が形成され
る。出射された画像変調光は、投射レンズ1を通して、
スクリーン等に投射されることにより画像が形成され
る。
【0022】また、光源4自身の温度を下げるために、
冷却ファン2と光源4との間にダクト3を取り付け、冷
却ファン2の風を光源4へ送風することにより、リフレ
クタ5内の光源4を冷却させている。ここで、冷却ファ
ン2の風量の調整は、制御ユニット11の制御命令を冷
却ファン調整手段14が受けて、冷却ファン2の回転数
を調整することにより行われている。以下で、具体的な
冷却ファンの調整方法を説明する。
【0023】図2は、本実施の形態による冷却ファン2
の制御システムをブロック図で模式的に示したものであ
る。図2に示しているように制御ユニット11は、メモ
リ(設定手段)17およびカウンタ18を含んだマイコ
ン15を備えており、マイコン15の指示により冷却フ
ァン2の回転数を制御している。ここで、メモリ17に
は、投射型画像表示装置に光源4を組み込む際に、光源
4が持っている最適な管電圧値Voと、所定の時間(例
えば、光源4が安定状態に達すると予測される安定状態
達成時間T1)とを、記憶させ、設定処理を行う。
【0024】ここで、最適な管電圧値Voとは光源4固
有の値であり、光源4の温度が上昇し、内部の水銀等が
完全に蒸発することにより、光源4の内部圧力が上昇し
光量が最大となる時の管電圧値である。また通常、光源
4の管電圧値は、水銀の蒸発によって変化し、例えば過
冷却によって水銀の蒸発量が減ると管電圧値は上がり、
光量は減少する。つまり、光源4の管電圧値の最小値が
最適な管電圧値Voであり、管電圧値と光量とは相関が
ある。
【0025】当該メモリに記憶させる最適な電圧値Vo
は、最適冷却条件を有する治具において、個別に測定さ
れた値であり、本発明の投射型画像表示装置においては
前記冷却条件を再現することが望まれる。
【0026】以下、図3に示すフローチャートに基づい
て、本実施の形態による投射型画像表示装置の光源4の
冷却方法を説明する。
【0027】本発明の投射型画像表示装置の電源をON
にすると(START)、カウンタにより光源4の点灯
時間tのカウントを開始すると同時に、画像表示のため
に、光源4から白色光が出射され、検出手段12によ
り、光源4の管電圧値Vを検出する(ステップS1)。
【0028】検出手段12により検出された光源4の管
電圧値Vはマイコン15に送られ、マイコン15にて、
その管電圧値Vが最適な管電圧値Voより大きいか否か
の判定を行う(ステップS2)。
【0029】ここで、V>Voを満たす管電圧値Vなら
ば、ステップS2で「YES」であり、マイコン15に
より冷却ファン2の回転数を下げるように冷却ファン制
御手段14を制御し、光源4の冷却を抑える(ステップ
S5)。したがって、光源4の温度が上昇し、光源4の
内部圧力が上昇するので、管電圧値Vは低下する。
【0030】その後、再び検出手段12により、光源4
の管電圧値Vを検出する(ステップS1)。
【0031】これに対して、V>Voを満たさない管電
圧値Vなら、ステップS2で「NO」であり、マイコン
15にて、その管電圧値Vが最適な管電圧値Voより小
さいか否かの判定を行う(ステップS3)。
【0032】ステップS3において、V<Voを満たす
管電圧値Vならば、ステップS3で「YES」であり、
マイコン15により冷却ファン2の回転数を上げるよう
に冷却ファン制御手段14を制御し、光源4を冷却する
(ステップS6)。したがって光源4の温度が低下し、
内部圧力が減少するので、管電圧値Vは上昇する。
【0033】その後、再び検出手段12により、光源4
の管電圧値Vを検出する(ステップS1)。
【0034】これに対して、V<Voを満たさない管電
圧値Vなら、ステップS3で「NO」であり、マイコン
15にて、カウンタ18の光源点灯時間tが、予め設定
しておいた所定時間(例えば、安定状態達成時間T1)
に達しているか否かの判定を行う(ステップS4)。な
お、この段階までくると、光源4の管電圧値Vは、最適
な管電圧値Voと等しくなっている。
【0035】上記ステップS4において、t>T1を満
たしていないなら、ステップS4で「NO」であり、再
び検出手段12により、光源4の管電圧値Vを検出し、
図3に示す一連の処理が再現される。
【0036】他方、t>T1を満たしているなら(光源
4が安定状態に達しているなら)、ステップS4で「Y
ES」であり、冷却ファン2の制御は終了し、光源4は
安定状態に入っているので、現状の回転数を維持する
(END)。当該回転数の制御を終了し現状の回転数を
維持するのは、光源4が一度安定状態に達すると安定し
つづけるので、無駄な冷却ファン2の制御を防止するた
めである。
【0037】以上に示す投射型画像表示装置の光源4の
冷却方法により、冷却ファン2の冷却風量を、光源固有
の最適値Voに対応して調整することができるので、光
源固体のばらつきを吸収し、光源4の動作を直接的に制
御に反映させることができる。したがって、光源の光量
を最大限活用することができ、さらに、光源4の寿命の
短縮を防止することもできる。
【0038】ここで、メモリ17に記憶させる最適な管
電圧値を、Vo±Δvように幅を持たせた値としてもよ
い。つまり、図3のステップS2では、V>Vo+Δv
での制御を、図3のステップS3では、V<Vo−Δv
での制御を行うことにより、冷却ファン2の制御をより
安定させて行うことができる。
【0039】<実施の形態2>本実施の形態では、図2
に示す検出手段12として、光源4の管電流値Iを検出
し、これに基づいて冷却ファン2の制御を行っている。
以下、図4に示すフローチャートを用いて、本実施の形
態における投射型画像表示装置の光源4の冷却方法の説
明を行う。ここで、メモリ17には、投射型画像表示装
置に光源4を組み込む際に、光源4が持っている最適な
管電流値Ioと、所定時間(例えば、光源4が安定状態
に達すると予測される安定状態達成時間T1)とを、記
憶させ、設定処理を行う。
【0040】また、光源4の消費電力Pは、一定に保た
れるように光源電源13により制御されている。したが
って、メモリに記憶させる最適な管電流値IoはP/V
oの値である。
【0041】はじめに、本発明の投射型画像表示装置の
電源をONにすると(START)、カウンタにより光
源4の点灯時間tのカウントを開始すると同時に、画像
表示のために、光源4から白色光が出射され、検出手段
12により、光源4の管電流値Iを検出する(ステップ
S11)。
【0042】検出手段12により検出された光源4の管
電流値Iはマイコン15に送られ、マイコン15にて、
その管電流値Iが最適な管電流値Ioより小さいか否か
の判定を行う(ステップS12)。
【0043】ここで、I<Ioを満たす管電流値Iなら
ば、ステップS12で「YES」であり、マイコン15
により冷却ファン2の回転数を下げるように冷却ファン
制御手段14を制御し、光源4の冷却を抑える(ステッ
プS15)。したがって、光源4の温度が上昇し、光源
4の管電圧値Vは低下するので、当該低下に反比例して
管電流値Iは増加する。これは、光源4の消費電力が光
源電源13により、一定に制御されているからである。
【0044】その後、再び検出手段12により、光源4
の管電流値Iを検出する(ステップS11)。
【0045】これに対して、I<Ioを満たさない管電
流値Iなら、ステップS12で「NO」であり、マイコ
ン15にて、その管電流値Iが最適な管電流値Ioより
大きいか否かの判定を行う(ステップS13)。
【0046】ステップS13において、I>Ioを満た
す管電流値Iならば、ステップS13で「YES」であ
り、マイコン15により冷却ファン2の回転数を上げる
ように冷却ファン制御手段14を制御し、光源4を冷却
する(ステップS16)。したがって、光源4の温度が
低下し、光源4の管電圧値Vは増加するので、管電流値
Iは減少する。これは、光源4の消費電力が光源電源1
3により、一定に制御されているからである。
【0047】その後、再び検出手段12により、光源4
の管電流値Iを検出する(ステップS11)。
【0048】これに対して、I>Ioを満たさない管電
流値Iなら、ステップS13で「NO」であり、マイコ
ン15にて、カウンタ18の光源点灯時間tが、予め設
定された所定時間(例えば、安定状態達成時間T1)に
達しているか否かの判定を行う(ステップS14)。な
お、この段階までくると、光源4の管電流値Iは、最適
な管電流値Ioと等しくなっている。
【0049】上記ステップS14において、t>T1を
満たしていないなら、ステップS14で「NO」であ
り、再び検出手段12により、光源4の管電流値Iを検
出し、図4に示す一連の処理が再現される。
【0050】他方、t>T1を満たしているなら、ステ
ップS14で「YES」であり、冷却ファン2の制御は
終了し、光源4は安定状態に達しているので、現状の回
転数を維持する(END)。当該回転数の制御を終了し
現状の回転数を維持するのは、光源4が一度安定状態に
達すると安定しつづけるので、無駄な冷却ファン2の制
御を防止するためである。
【0051】以上に示す投射型画像表示装置の光源4の
冷却方法により、冷却ファン2の冷却風量を、光源固有
の最適値Ioに対応して調整することができるので、光
源固体のばらつきを吸収し、光源4の動作を直接的に制
御に反映させることができる。したがって、光源の光量
を最大限活用することができ、さらに、光源4の寿命の
短縮を防止することもできる。
【0052】ここで、メモリ17に記憶させる最適な管
電流値を、Io±Δiように幅を持たせた値としてもよ
い。つまり、図4のステップS12では、I<Io−Δ
iでの制御を、図4のステップS13では、I>Io+
Δiでの制御を行うことにより、冷却ファン2の制御を
より安定させて行うことができる。
【0053】<実施の形態3>通常、光源4が点灯した
直後は、管電圧値Vまたは管電流値Iは不安定状態にあ
る。このときに、検出手段12にて管電圧値Vまたは管
電流値Iの検出を行い、冷却ファン2を制御すると、冷
却ファン2の動作も非常に不安定になってしまい、光源
4が安定状態に達するまでに、非常に長い時間を要して
しまうことがある。
【0054】本実施の形態では、そのような状況を避け
るために、図5に示すフローチャートに基づいた投射型
画像表示装置の光源4の冷却方法を実施する。以下、図
5のフローチャートに基づいて、具体的な冷却方法を説
明する。ここで、メモリ17には、投射型画像表示装置
に光源4を組み込む際に、光源4が持っている最適な管
電圧値Voと、所定時間(例えば、光源4が安定状態に
達すると予測される安定状態達成時間T1)とを、記憶
させ、設定処理を行う。
【0055】はじめに、本発明の投射型画像表示装置の
電源をONにすると、カウンタにより光源4の点灯時間
tのカウントを開始すると同時に、画像表示のために、
光源4から白色光が出射される(START)。
【0056】次に、マイコン15にて、電源投入後の経
過時間tが、予め設定された所定時間(以下、安定状態
達成時間T1とする)よりも大きいか否かの判定を行う
(ステップS21)。
【0057】ステップS21において、t>T1の関係
を満たしていないなら、ステップS21で「NO」であ
り、マイコン15により、冷却ファン2が予め設定して
おいた標準回転数で回転するように、冷却ファン制御手
段14を制御する(ステップS25)。その後、ステッ
プS21に戻り、t>T1の関係を満たすまで、冷却フ
ァン2は標準回転数を維持して回転しつづける。
【0058】他方、t>T1の関係を満たしたなら、ス
テップS21で「YES」であり、検出手段12によ
り、光源4の管電圧値Vを検出する(ステップS2
2)。
【0059】検出手段12により検出された光源4の管
電圧値Vはマイコン15に送られ、マイコン15にて、
その管電圧値Vが最適な管電圧値Voより大きいか否か
の判定を行う(ステップS23)。
【0060】ステップS23において、V>Voを満た
す管電圧値Vならば、ステップS23で「YES」であ
り、マイコン15により冷却ファン2の回転数を下げる
ように冷却ファン制御手段14を制御し、光源4の冷却
を抑える(ステップS26)。したがって、光源4の温
度が上昇し、管電圧値Vは低下する。
【0061】その後、再び検出手段12により、光源4
の管電圧値Vを検出する(ステップS22)。
【0062】これに対して、V>Voを満たさない管電
圧値Vなら、ステップS23で「NO」であり、マイコ
ン15にて、その管電圧値Vが最適な管電圧値Voより
小さいか否かの判定を行う(ステップS24)。
【0063】ステップS24において、V<Voを満た
す管電圧値Vならば、ステップS24で「YES」であ
り、マイコン15により冷却ファン2の回転数を上げる
ように冷却ファン制御手段14を制御し、光源4を冷却
する(ステップS27)。したがって、光源4の温度が
低下し、管電圧値Vは上昇する。
【0064】その後、再び検出手段12により、光源4
の管電圧値Vを検出する(ステップS22)。
【0065】これに対して、V<Voを満たさない管電
圧値Vなら、ステップS24で「NO」であり、この段
階までくると、光源4の管電圧値Vは、最適な管電圧値
Voと等しくなっており、冷却ファン2の制御は終了
し、光源4は安定状態に入っているので、現状の回転数
を維持する(END)。当該回転数の制御を終了し現状
の回転数を維持するのは、光源4が一度安定状態に達す
ると安定しつづけるので、無駄な冷却ファン2の制御を
防止するためである。
【0066】以上に示す投射型画像表示装置の光源4の
冷却方法により、光源点灯直後の不安定な状態にも対応
した制御が可能となり、実施の形態1よりも早く光源の
光量を最大限活用することができる。
【0067】ここで、メモリ17に記憶させる最適な管
電圧値を、Vo±Δvように幅を持たせた値としてもよ
い。こうすることで冷却ファン2の制御がより安定させ
て行うことができる。
【0068】また、本実施の形態では、最適な管電圧値
Voに基づいた冷却ファンの制御方法について述べた
が、最適な管電流値Ioに基づいた冷却ファンの制御方
法も図5と同様にして行うことが可能である。
【0069】<実施の形態4>通常、光源4の最適な管
電圧値Voは、光源4の初めての使用からの点灯累積時
間Ttotalとともに上昇する。他方、光源電源13は、
消費電力が一定になるように光源4を制御することか
ら、逆に、最適な管電圧値Voに対応する最適な管電流
値Ioは下がっていく。
【0070】したがって、上記の実施の形態において、
メモリ17に記憶させる最適な管電圧値Voまたは最適
な管電流値Ioとして、光源4が初期に持っている値を
採用すると、冷却ファン2は、初期の管電圧値Voまた
は最適な管電流値Ioに基づいて制御され、光源4の光
量を最大限活用することができない。
【0071】本実施の形態では、このような状況を避け
るために、図6に示すフローチャートに基づいた投射型
画像表示装置の光源4の冷却方法を実施する。以下、図
6のフローチャートに基づいて、具体的な冷却方法を説
明する。ここで、メモリ17には、投射型画像表示装置
に光源4を組み込む際に、光源4が持っている初期の最
適な管電圧値Voと、予め任意に定めた規定時間T2と
を、記憶させ、設定処理を行う。
【0072】はじめに、本発明の投射型画像表示装置の
電源をONにすると、カウンタ18により光源4の初め
ての使用からの点灯時間tの累積カウントを開始すると
同時に、画像表示のために、光源4から白色光が出射さ
れる(START)。
【0073】次に、実施の形態1または実施の形態3に
記載した、初期の最適な管電圧値Voに基づいた冷却フ
ァン2の制御を行う(ステップS31)。
【0074】その後、マイコン15において、カウンタ
18によりカウントされた光源4の点灯累積時間T
totalが規定時間T2よりも大きいか否かの判定を行う
(ステップS32)。
【0075】ステップS32において、Ttotal≧T2
の関係を満たしていないなら、ステップS32で「N
O」であり、ステップS31に戻り、最適な管電圧値V
oに基づいた冷却ファン2の制御を続ける。
【0076】他方、Ttotal≧T2の関係を満たしてい
るなら、ステップS32で「YES」であり、マイコン
15は、メモリ17に記憶されている最適な管電圧値を
VoからVo’に変更し、補正された最適な管電圧値V
o’に基づいた冷却ファン2の制御を開始する(ステッ
プS33)。ここで、Vo’とは、光源4の点灯累積時
間Ttotalが規定時間T2に達したときの最適な管電圧
値Vo’であり、点灯累積時間Ttotalと最適な管電圧
値Vo’との間には所定の関係が成立しており、これに
したがってVo’は特定され、この関係を予め調べるこ
とにより、メモリ17に予め記憶・設定されている。
【0077】以上のような本実施の形態の冷却方法を実
施することにより、その補正値を最適な管電圧値Vo’
として、マイコン15により冷却ファン2の回転数を制
御することができ、光源4の点灯累積時間Ttotalに対
応させた制御が可能となる。
【0078】ここで、本実施の形態では、最適な管電圧
値Voとその補正値Vo’とに基づいた制御について説
明したが、最適な管電流値Ioとその補正値Io’とに
基づいた制御もすることが可能である。この場合、メモ
リ17に記憶されるのは、初期の最適な管電流値Io、
および点灯累積時間Ttotalに対応した最適な管電流値
Io’であることは言うまでもない。
【0079】また、規定時間T2の他に、T3、T4等
および、これらに対応した補正された最適な管電圧値
(または補正された最適な管電流値)を、メモリ17に
それぞれ記憶・設定しておき、それぞれの規定時間経過
後、図6に示す処理を行うことによりより、光源4の光
量を最大限活用することができ、より木目細やかな制御
も可能となる。
【0080】さらに、メモリ17に記憶させる最適な管
電流値(または管電圧値)および、その補正値にある程
度幅を持たせておくことにより、冷却ファン2の制御を
より安定させて行うことができる。
【0081】<実施の形態5>本実施の形態における、
冷却ファン2の制御システムをブロック図で模式的に示
したものを図7に示す。図7に示す制御システムは、図
2のシステムとほぼ同じ構成をとっているが、リセット
スイッチ19が新たに設けられている点において、図2
のシステムと異なる。ここで、リセットスイッチ19
は、メモリ17に記憶されているデータを消去し、ま
た、カウンタ18をリセットするためのものである。
【0082】すなわち、光源4の交換時にリセットスイ
ッチ19を押すことにより、マイコン15内のカウンタ
18によりカウントされている光源4の点灯累積時間T
tota lはゼロにリセットされ、さらに、メモリ17に記
憶されている最適な管電圧値Vo、Vo’等(または最
適な管電流値Io、Io’等)も消去される。
【0083】このとき、メモリ17には、光源4の最適
な管電圧値(または最適な管電流値)のバラツキを考慮
した設計上のセンター値(固定値として予め与えてお
く)が自動的に記憶・設定される。
【0084】これらの一連の動作を予めマイコン15に
プログラムしておき、リセットスイッチ19を押すこと
により、自動的に実行させる。
【0085】以上のように、リセットスイッチ19を新
たに設け、このスイッチ19を押すことで上記一連の処
理をさせることにより、以下の効果が生じる。
【0086】つまり、上記の実施の形態4においては、
光源4の交換の度に、光源個々の最適な管電圧値Vo等
(または最適な管電流値Io等)を記憶させてやる必要
があり、光源4の交換時に、新たな前記最適値を入力し
忘れることも考えられる。
【0087】このような場合には、新たに交換された光
源4の最適な管電圧値Voは、交換するまで使用されて
いた光源4の補正された最適な管電圧値Vo’に比べて
小さい値になっており、記憶(設定)値としてVo’の
値がそのまま記憶(設定)されているので、新たに交換
された光源4に本来の適正値Vo以上の管電圧を印加し
てしまうこととなり、新たに交換された光源4にダメー
ジを与えてしまう。
【0088】そこで、本実施の形態のようにリセットス
イッチを設け、メモリ17に記憶されている古い最適な
管電圧値等を消去し、代わりに、メモリ17には、光源
4の最適な管電圧値(または最適な管電流値)のバラツ
キを考慮した設計上のセンター値(固定値)が記憶・設
定されることにより、上記のように、光源4の交換時に
最適値を記憶させ忘れた場合も、リセットスイッチを押
しさえすれば、光源4のダメージを回避することができ
る。これにより、本来は最適な管電圧値等を設定すべき
であるが、設定し忘れたときの防止策となる。なお、上
記リセット動作は、光源4の交換を感知することによ
り、自動で行うこともできる。
【0089】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の投射型画像表
示装置における光源冷却方法は、映像表示するための光
を出射する光源と、前記光源の温度を調整する冷却ファ
ンとを備える投射型画像表示装置において、(a)前記
光源の点灯に際しての電気的特性値を設定するステップ
と、(b)前記光源の点灯中に前記光源の特性値を検出
するステップと、(c)前記ステップ(a)の設定値と
前記ステップ(b)の検出値とを比較するステップと、
(d)前記ステップ(c)の比較結果に応じて、前記冷
却ファンの回転数を制御するステップとを、備えている
ので、光源の持つ個体ばらつきを考慮した冷却ファンに
よる光源の温度調整が可能となる。
【0090】本発明の請求項2に記載の投射型画像表示
装置における光源冷却方法は、前記ステップ(a)は、
(a−1)前記光源の管電圧値を設定するステップであ
り、前記ステップ(b)は、(b−1)前記光源の点灯
中に前記光源の管電圧値を検出するステップであり、前
記ステップ(d)は、(d−1)前記ステップ(a−
1)で設定された管電圧値が前記ステップ(b−1)で
検出された管電圧値と同じになるように、前記冷却ファ
ンの回転数を制御するステップであるので、光源の光
量、冷却と相関がある管電圧を監視することにより、光
源固有のばらつきを考慮した冷却制御を行うことがで
き、光源の光量を最大限活用することが可能となる。
【0091】本発明の請求項3に記載の投射型画像表示
装置における光源冷却方法は、前記光源の消費電力を一
定に制御する光源電源をさらに備え、前記ステップ
(a)は、(a−2)前記光源の管電流値を設定するス
テップであり、前記ステップ(b)は、(b−2)前記
光源の点灯中に前記光源の管電流値を検出するステップ
であり、前記ステップ(d)は、(d−2)前記ステッ
プ(a−2)で設定された管電流値が前記ステップ(b
−2)で検出された管電流値と同じになるように、前記
冷却ファンの回転数を制御するステップであるので、光
源の持つ個体ばらつきを考慮した冷却ファンによる光源
の温度調整が可能となり、光源の光量を最大限活用する
ことができる。
【0092】本発明の請求項4に記載の投射型画像表示
装置における光源冷却方法は、前記ステップ(d)の制
御は、前記光源の点灯後の所定の時間経過後で、さら
に、前記ステップ(c)の比較結果が等しいという結果
になった時点で維持されるので、所定の時間として光源
の点灯安定状態に達するまでの時間を設定すると、点灯
が安定状態に入った後の不要な制御はせずに済む。
【0093】本発明の請求項5に記載の投射型画像表示
装置における光源冷却方法は、前記光源の点灯後の所定
の時間経過するまでは、前記冷却ファンは予め設定され
た回転数を保持し、前記所定の時間経過後は、前記ステ
ップ(d)により前記冷却ファンの回転数を制御するの
で、所定の時間として光源の点灯安定状態に達するまで
の時間を設定すると、不安定状態での制御はされないの
で、安定状態に達するまでの時間は早くなり、さらに、
その後の冷却ファンの制御も安定して実行されるので、
早急に光源の光量を最大限活用することができる。
【0094】本発明の請求項6に記載の投射型画像表示
装置における光源冷却方法は、前記ステップ(a)で設
定される電気的特性値として、所定の幅を持たせた値を
設定するので、冷却ファンの制御をより安定して行うこ
とができる。
【0095】本発明の請求項7に記載の投射型画像表示
装置における光源冷却方法は、(e)前記ステップ
(a)で設定された電気的特性値を、前記光源の点灯累
積時間に応じて補正するステップをさらに備え、前記ス
テップ(c)は、前記ステップ(e)で補正された電気
的特性値と前記ステップ(b)で検出された電気的特性
値とを比較するステップを含むので、光源の点灯累積時
間に応じて最適な管電圧値等は所定の関係を持って変動
するが、当該変動を考慮した管電圧値等を随時補正する
ことができ、常に、光源の光量を最大限活用することが
できる。
【0096】本発明の請求項8に記載の投射型画像表示
装置における光源冷却方法は、(f)前記光源の取替え
時に、前記ステップ(a)の設定値と前記ステップ
(e)の点灯累積時間とをリセットし、予め定められた
特性値を自動的に設定するステップをさらに備えるの
で、光源の交換前後の最適な管電圧値等の変化により、
交換後に最適値以上の管電圧を交換後の光源に印加する
ことを防止することができる。
【0097】本発明の請求項9に記載の投射型画像表示
装置は、映像表示するための光を出射する光源と、前記
光源の点灯に際しての電気的特性値を設定する設定手段
と、前記光源の温度を調整する冷却ファンと、前記光源
の点灯時の電気的特性値を検出する検出手段と、前記検
出手段の検出値と前記設定手段の設定値とを比較し、前
記比較の結果に応じて前記冷却ファンの回転数を制御す
る制御手段とを、備えているので、光源の持つ個体ばら
つきを考慮した冷却ファンによる光源の温度調整が可能
な投射型画像表示装置を提供することができる。
【0098】本発明の請求項10に記載の投射型画像表
示装置は、前記設定手段には、前記光源の管電圧値が設
定され、前記検出手段は、前記光源の管電圧値を検出
し、前記制御手段では、前記設定手段で設定された管電
圧値と前記検出手段で検出された管電圧値とが同じにな
るように、前記冷却ファンの回転数を制御するので、光
源の光量、冷却と相関がある最適な管電圧を監視するこ
とにより、光源の持つ個体ばらつきを考慮した冷却ファ
ンによる光源の温度調整が可能となり、光源の光量を最
大限活用することが可能となる。
【0099】本発明の請求項11に記載の投射型画像表
示装置は、前記光源の消費電力を一定に制御する光源電
源をさらに備え、前記設定手段には、前記光源の管電流
値が設定され、前記検出手段は、前記光源の管電流値を
検出し、前記制御手段では、前記設定手段で設定された
管電流値と前記検出手段で検出された管電流値とが同じ
になるように、前記冷却ファンの回転数を制御するの
で、光源の持つ個体ばらつきを考慮した冷却ファンによ
る光源の温度調整が可能となり、光源の光量を最大限活
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の投射型画像表示装置の構成を示す概
略図である。
【図2】 第一の冷却ファンの制御システムをブロック
図を模式的に示した図である。
【図3】 実施の形態1における光源の冷却方法の一連
の動作を示したフローチャートである。
【図4】 実施の形態2における光源の冷却方法の一連
の動作を示したフローチャートである。
【図5】 実施の形態3における光源の冷却方法の一連
の動作を示したフローチャートである。
【図6】 実施の形態4における光源の冷却方法の一連
の動作を示したフローチャートである。
【図7】 第二の冷却ファンの制御システムをブロック
図を模式的に示した図である。
【図8】 従来の技術の投射型画像表示装置の構成を示
す概略図である。
【符号の説明】
2 冷却ファン、3 ダクト、4 光源、5 リフレク
タ、11 制御ユニット、12 検出手段、13 光源
電源、14 冷却ファン制御手段、15 マイコン(制
御手段)、17 メモリ(設定手段)、18 カウン
タ、19 リセットスイッチ。
フロントページの続き (72)発明者 能勢 純一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2K103 AA05 AB10 DA02 DA06 DA24 DA25 5C058 BA23 BA29 EA52

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像表示するための光を出射する光源
    と、前記光源の温度を調整する冷却ファンとを備える投
    射型画像表示装置において、 (a)前記光源の点灯に際しての電気的特性値を設定す
    るステップと、 (b)前記光源の点灯中に前記光源の電気的特性値を検
    出するステップと、 (c)前記ステップ(a)の設定値と前記ステップ
    (b)の検出値とを比較するステップと、 (d)前記ステップ(c)の比較結果に応じて、前記冷
    却ファンの回転数を制御するステップとを、備えること
    を特徴とする投射型画像表示装置における光源冷却方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ステップ(a)は、 (a−1)前記光源の管電圧値を設定するステップであ
    り、 前記ステップ(b)は、 (b−1)前記光源の点灯中に前記光源の管電圧値を検
    出するステップであり、 前記ステップ(d)は、 (d−1)前記ステップ(a−1)で設定された管電圧
    値が前記ステップ(b−1)で検出された管電圧値と同
    じになるように、前記冷却ファンの回転数を制御するス
    テップである、ことを特徴とする請求項1に記載の投射
    型画像表示装置における光源冷却方法。
  3. 【請求項3】 前記光源の消費電力を一定に制御する光
    源電源をさらに備え、 前記ステップ(a)は、 (a−2)前記光源の管電流値を設定するステップであ
    り、 前記ステップ(b)は、 (b−2)前記光源の点灯中に前記光源の管電流値を検
    出するステップであり、 前記ステップ(d)は、 (d−2)前記ステップ(a−2)で設定された管電流
    値が前記ステップ(b−2)で検出された管電流値と同
    じになるように、前記冷却ファンの回転数を制御するス
    テップである、ことを特徴とする請求項1に記載の投射
    型画像表示装置における光源冷却方法。
  4. 【請求項4】 前記ステップ(d)の制御は、前記光源
    の点灯後の所定の時間経過後で、さらに、前記ステップ
    (c)の比較結果が等しいという結果になった時点で維
    持される、ことを特徴とする請求項1ないし請求項3の
    いずれかに記載の投射型画像表示装置における光源冷却
    方法。
  5. 【請求項5】 前記光源の点灯後の所定の時間経過する
    までは、前記冷却ファンは予め設定された回転数を保持
    し、前記所定の時間経過後は、前記ステップ(d)によ
    り前記冷却ファンの回転数を制御する、ことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の投射型画
    像表示装置における光源冷却方法。
  6. 【請求項6】 前記ステップ(a)で設定される電気的
    特性値として、所定の幅を持たせた値を設定する、こと
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の投射型画像表示装置における光源冷却方法。
  7. 【請求項7】 (e)前記ステップ(a)で設定された
    電気的特性値を、前記光源の点灯累積時間に応じて補正
    するステップをさらに備え、 前記ステップ(c)は、前記ステップ(e)で補正され
    た電気的特性値と前記ステップ(b)で検出された電気
    的特性値とを比較するステップを含む、ことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の投射型画
    像表示装置における光源冷却方法。
  8. 【請求項8】 (f)前記光源の取替え時に、前記ステ
    ップ(a)の設定値と前記ステップ(e)の点灯累積時
    間とをリセットし、予め定められた電気的特性値を自動
    的に設定するステップをさらに備える、ことを特徴とす
    る請求項7に記載の投射型画像表示装置における光源冷
    却方法。
  9. 【請求項9】 映像表示するための光を出射する光源
    と、 前記光源の点灯に際しての電気的特性値を設定する設定
    手段と、 前記光源の温度を調整する冷却ファンと、 前記光源の点灯時の電気的特性値を検出する検出手段
    と、 前記検出手段の検出値と前記設定手段の設定値とを比較
    し、前記比較の結果に応じて前記冷却ファンの回転数を
    制御する制御手段とを、備えることを特徴とする投射型
    画像表示装置。
  10. 【請求項10】 前記設定手段には、前記光源の管電圧
    値が設定され、 前記検出手段は、前記光源の管電圧値を検出し、 前記制御手段では、前記設定手段で設定された管電圧値
    と前記検出手段で検出された管電圧値とが同じになるよ
    うに、前記冷却ファンの回転数を制御する、ことを特徴
    とする請求項9に記載の投射型画像表示装置。
  11. 【請求項11】 前記光源の消費電力を一定に制御する
    光源電源をさらに備え、 前記設定手段には、前記光源の管電流値が設定され、 前記検出手段は、前記光源の管電流値を検出し、 前記制御手段では、前記設定手段で設定された管電流値
    と前記検出手段で検出された管電流値とが同じになるよ
    うに、前記冷却ファンの回転数を制御する、ことを特徴
    とする請求項9に記載の投射型画像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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