JP6507972B2 - 燃料タンク用プロテクタ - Google Patents

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本発明は、燃料タンクを小石などから保護するために用いられるプロテクタであって、燃料タンクとプロテクタとの空間に小石や泥が入った際に、燃料タンクの保護性能を犠牲にせずに、外部に排出することができる燃料タンク用プロテクタに関する。
車両の走行時にタイヤによって小石や泥が入射角度0°〜αの範囲で巻き上げられる。巻き上げられた小石や泥は、車両のフロア下またはデッキ下に搭載されている燃料タンクに当たり、燃料タンクの塗装が剥がされてしまうという問題が度々発生する。塗装剥がれは燃料タンクの錆に繋がるため、燃料タンクにプロテクタを設け、小石や泥が直接燃料タンクに当たらないように保護する構造がある。
従来のプロテクタは、プロテクタの下端部の裏面位置とこれに対する燃料タンクとの隙間において、プロテクタに前方からの気流を導入するための開口を設けて、車両走行時に生じる負圧に起因した上記隙間への泥や埃の付着を防止している(特許文献1,2参照)。
特開平10−16575号公報 特開2000−16096号公報
特許文献1,2記載の従来技術では、燃料タンクとプロテクタとの空間に泥や小石の入り込んだ後の詰まりに対する対策が考えられていない。このため、プロテクタと燃料タンクとの空間に水分が含まれた泥や小石が詰まって、燃料タンクを錆びさせてしまう恐れがある。また、特許文献1記載の従来技術では、気流の導入を考慮して開口を設置しているため、車両が跳ね上げた小石や泥が開口から容易に入り込んでしまう。入り込んだ小石や泥は燃料タンクに直接当たり、燃料タンクの塗装を剥がして燃料タンクが錆びてしまう恐れがある。開口の大きさや配置を変更して改善したとしても、反対に気流の導入作用が低下するため、従来技術がうたっている効果が無くなってしまう。
本発明は、上記従来技術の課題を解決し、燃料タンクとプロテクタとの空間に小石や泥が詰まることなく、空間に入り込んだ小石や泥を外部に排出することができる開口部を設けていながら、燃料タンクの保護性能を犠牲にしない燃料タンク用プロテクタを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、車両用の燃料タンクの前方部の外面を保護する燃料タンク用プロテクタにおいて、前記燃料タンクの前方部を覆う上下一対のプロテクタ部を前記燃料タンクの周囲のフランジ部に取り付けて設け、前記上下一対のプロテクタ部と燃料タンクとの間には空間を設けるとともに、前記下部プロテクタ部には、前記燃料タンクのフランジ部に沿って、延出された先端部を設け、該下部プロテクタ部の先端部を前下がりに形成するとともに、該下部プロテクタ部の先端部に異物排出用の開口部を設けたことにある。
前記上部プロテクタ部と燃料タンクとの上下方向の間隔は、前方側に行くほど大きくなるように設定して前記空間を形成したことにある。
前記燃料タンクの上面に対向する前記上部プロテクタ部の内面には、前記燃料タンクに向けて延びるリブが、車体前後方向に形成され、かつ該リブが車体幅方向に一定間隔で設けられていることにある。
前記燃料タンクの先端部に形成されたフランジ部に係合する切り欠き部が前記リブの背面部に形成されていることにある。
本発明によれば、開口部を設けたプロテクタ先端部を車両前下がりに傾斜させているため、跳ね上げられた小石や泥が開口からプロテクタ内側に入りにくい構造となる。また、燃料タンクとプロテクタとの空間を広くとることで、小石や泥が詰まることなく排出される構造となる。
本発明の実施の形態による燃料タンク用プロテクタを示す部分拡大斜視図である。 図1の上部矢視X方向に見た平面図である。 図1の下部矢視Y方向に見た底面図である。 図1の燃料タンク用プロテクタを背面から見た斜視図である。 図2のA−A線矢視断面図である。 プロテクタ先端部の傾斜角βと、跳ね上げられた小石等の入射角αとの関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図6に示す図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図6において、車両の燃料タンク1は、車両の前後方向に沿って配設されており、この燃料タンク1は、上部容器10aと下部容器10bで構成され、それぞれ周囲に設けられた互いのフランジ部11a,11bを接合して一体に構成されている(図5,図6参照)。この燃料タンク1の上部容器10aと下部容器10bは、前方側(F方向)に向けて先細りとなる流線型に形成されており、上部容器10aの上面12aは、前方に向けて下向きとなる斜面に形成され、かつ下部容器10bの下面12bは、前方に向けて上向きとなる斜面に形成されて、互いのフランジ部11a,11bにそれぞれ移行して接合されている。
前記燃料タンク1の前端部には、図1〜図3に示すように、合成樹脂製の燃料タンク用プロテクタ2を被せるようにして取り付けられている。この燃料タンク用プロテクタ2は、前端部を閉塞し、後端を開口したキャップ状のカバー20で、両側側壁部21には、燃料タンク1のフランジ部11a,11bに組み付ける切欠き溝22が後端21aから前方に向けて一定長さ形成されている。燃料タンク用プロテクタ2は、切欠き溝22を挟んで上部側プロテクタ部2aと下部側プロテクタ部2bとで一体に構成されている。上部側プロテクタ部2aの天井面23は、前方側に向けて徐々に下がる傾斜面に形成されており、先端部で垂直な縦壁24を形成している。縦壁24は、フランジ部11a,11bの接合部よりも下方位置まで延出されて、フランジ部11a,11bの接合部を小石や泥から保護している。図5に示すように下部側プロテクタ部2bの先端部25は、前下がりの傾斜面に形成されており、この傾斜面の先端部には複数の四角形状の開口穴(開口部)26が車幅方向に一定間隔で形成されている。
前記上部側プロテクタ部2aの天井面23は、図5に示すように燃料タンク1の上部容器10aの上面12aとの間に空間27が形成されており、上下方向の間隔は、前方側に行くほど大きくなるように設定して泥等が空間部に溜まりにくいように前方側程広くなる空間27を形成している。前記下部側プロテクタ部2bの先端部25は、図6に示すように、水平面に対して一定角度βに形成されており、巻き上げられた小石や泥の入射角αに対してα<βの関係になるように設定している。
前記燃料タンク用プロテクタ2の上部側プロテクタ部2aの背面側内面には、図4に示すように、縦壁24の内面から天井面23にかけて内側に向けて突出するリブ28が車幅方向に一定間隔で複数並設されている。これらリブ28の後端には切欠き溝28aが設けられ、これら切欠き溝28aを介して燃料タンク1の前端フランジ部11a,11bに組み付けられている。図3および図4に示すように、前記燃料タンク用プロテクタ2の下部側プロテクタ部2bの両側には、前方に向けて切り欠き部29a,30aを形成した爪部29,30が設けられており、左側の爪部30が下部側プロテクタ部2bの前端湾曲部に合わせてわずかに後方位置に設けられている。これら爪部29,30は切り欠き部29a,30aを燃料タンク1のフランジ部11a,11bに設けられたクリップ孔31,32に合わせて配置されている。爪部29,30の外側には、薄肉のL字状のヒンジアーム33,34が設けられており、これらヒンジアーム33,34にクリップ35,36がそれぞれ内側に向けて設けられている。これらクリップ35,36は、ヒンジアーム33,34を折り曲げて爪部29,30の切り欠き部29a,30aに係合させてからフランジ部11a,11bに形成されている挿通孔31,32に挿入してクリップ35,36を留め、燃料タンク用プロテクタ2を燃料タンク1に固定して燃料タンク1の前端部を保護している。
上記実施の形態の作用を説明すると、車両の走行時にタイヤによって巻き上げられた小石や泥は、小石や泥の入射角αに対してα<βの関係になるように設定されているので、巻き上げられた小石や泥が開口穴26から入りにくい構造になっている。こうして、小石や泥が開口穴26を通って燃料タンク1に直接当たり燃料タンク1を傷つける恐れがない。また、燃料タンク1と燃料タンク用プロテクタ2との空間27を広くとっているため、空間27内に小石や泥が入り込んだ場合においても、詰まることなく開口穴26から即座に外部に排出される。
上記実施の形態によれば、下部側プロテクタ部2bの先端部25は、前下がりの傾斜面に形成されており、この前下がりの傾斜面の途中に複数の開口穴26を形成しているので、走行時に巻き上げられた小石等の異物が開口穴26から侵入しにくい。
縦壁24は、フランジ部11a,11bの接合部よりも下方位置まで延出されて、フランジ部11a,11bの接合部を小石や泥から保護している。下部側プロテクタ部2bの先端部25とフランジ部11a,11bは前側に開いているので、仮に下部側プロテクタ部2bの先端部25とフランジ部11a,11bの間に異物が侵入しても、開口穴26または車両後方から異物を排出しやすい構造になっており、異物が詰まりにくい構造である。上部側プロテクタ部2aの天井面23は、燃料タンク1の上部容器10aの上面12aとの間に空間27が形成されており、上下方向の間隔は、前方側に行くほど大きくなるように設定して泥等が溜まりにくいように前方側程広くなる空間27を形成しているので、空間27に異物が侵入した際の詰まりを防止することができる。
燃料タンク用プロテクタ2の上部側プロテクタ部2aの背面側内面には、縦壁24の内面から天井面23にかけて内側に向けて突出するリブ28が車幅方向に一定間隔で複数並設されているので、上部側プロテクタ部2aと開口穴26周囲の剛性を向上することができ、燃料タンク1のフランジ部11a,11bと、燃料タンク用プロテクタ2の取付強度を向上することができる。上記リブ28は上部側プロテクタ部2aと開口穴26に跨って配置されているので、燃料タンク用プロテクタ2の剛性を向上することができる。リブ28の後端には切欠き溝28aが設けられ、これら切欠き溝28aを介して燃料タンク1の前端フランジ部11a,11bに組み付けられているので、燃料タンク用プロテクタ2の取り付け強度を向上することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、上記実施の形態では、前下がりの傾斜面の途中にリブ28相互間の半分程度の幅の開口穴26を形成しているが、走行時に巻き上げられた小石等の異物が開口穴26から侵入しにくいことから、開口穴26の大きさは、リブ28相互間に一杯まで拡大することができる。また、開口穴26の数も必要に応じて適宜選択することができる。上記実施の形態では、燃料タンク用プロテクタ2は、上部側プロテクタ部2aと下部側プロテクタ部2bが一体ものとして説明したが、別体構造のものでもよく、燃料タンク用プロテクタ2の大きさも必要に応じて選択することができる。等、その他、本発明の技術的範囲を変更しない範囲内で適宜変更して実施し得ることは言うまでもない。
1 燃料タンク
10a 上部容器
10b 下部容器
11a,11b フランジ部
2 燃料タンク用プロテクタ
2a 上部側プロテクタ部
2b 下部側プロテクタ部
12a 上面
12b 下面
20 キャップ状のカバー
21 側壁部
22 切欠き溝
23 天井面
24 縦壁
25 先端部
26 開口穴(開口部)
27 空間
28 リブ
28a 切欠き溝
29,30 爪部
29a,30a 切り欠き部
31,32 挿通孔
33,34 ヒンジアーム
35,36 クリップ

Claims (4)

  1. 車両用の燃料タンクの前方部の外面を保護する燃料タンク用プロテクタにおいて、前記燃料タンクの前方部を覆う上下一対のプロテクタ部を前記燃料タンクの周囲のフランジ部に取り付けて設け、前記上下一対のプロテクタ部と燃料タンクとの間には空間を設けるとともに、前記下部プロテクタ部には、前記燃料タンクのフランジ部に沿って、延出された先端部を設け、該下部プロテクタ部の先端部を前下がりに形成するとともに、該下部プロテクタ部の先端部に異物排出用の開口部を設けたことを特徴とする燃料タンク用プロテクタ。
  2. 前記上部プロテクタ部と燃料タンクとの上下方向の間隔は、前方側に行くほど大きくなるように設定して前記空間を形成したことを特徴とする請求項1に記載の燃料タンク用プロテクタ。
  3. 前記燃料タンクの上面に対向する前記上部プロテクタ部の内面には、前記燃料タンクに向けて延びるリブが、車体前後方向に形成され、かつ該リブが車体幅方向に一定間隔で設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料タンク用プロテクタ。
  4. 前記燃料タンクの先端部に形成されたフランジ部に係合する切り欠き部が前記リブの背面部に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の燃料タンク用プロテクタ。
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