JP6504047B2 - 描画装置 - Google Patents

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Description

本発明は、描画装置に関する。
指をロックするためのホルダーを備え、描画する爪を有する指を保持することができるようにして、指の爪にデザイン画を描画する描画装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−194838号公報
特許文献1に記載される描画装置では、指の延在方向に対する傾きは考慮されていない。したがって、指が、その延在方向に対して左右の一方側に傾いた状態で保持されて、爪が幅方向の一方側に傾いた状態となっている場合がある。この場合、爪にデザイン画を描き難くなり、爪に描画したデザイン画が歪んだり、デザイン画の一部が描画できなくなったりする場合がある。
また、人によっては、指自体は傾いていなくても、爪が幅方向の一方側に傾いている場合がある。この場合にも、上記と同様に爪にデザインを描き難くなり、デザイン画が歪んだり、デザイン画の一部が描画できなくなったりする場合がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みなされたものであり、爪にデザインを描きやすいように適切に指を保持することができる描画装置を提供することを目的とする。
本発明の描画装置は、描画対象をなす爪を有する指が挿入される指挿入部と、前記指挿入部内に挿入されている前記指の腹側を押し上げる複数の指保持部と、前記複数の指保持部の各々を個別に制御して、前記爪全体の傾斜状態を予め設定された一定の状態に近づけるように制御する制御部と、を備える。
本発明によれば、爪にデザインを描きやすいように適切に指を保持することができる描画装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る描画装置の外観を示す斜視図である。 図1において描画装置の筐体をA−A線で切断して見た斜視図である。 第1指挿入部を右側壁の内面に沿って切断し、左側壁側を見た断面図である。 カメラによって爪を撮像して取得された画像の一例を示す図である。 (a)は爪全体が水平状態になっている場合の爪のライン光が当たっている箇所の高さ方向の形状を示し、(b)は爪全体が左側に傾いている場合の爪の高さ方向の形状を示し、(c)は湾曲の程度が互いに異なる複数の基準曲面レベルの一例を示す。 第1指挿入部を奥壁の内面に沿って切断し、挿入口側を見た断面図である。 (a)は、指が第1指挿入部の右側壁側に傾いた状態で第1指挿入部に保持された様子の一例を示す図、(b)は、指の傾きが調整された状態の一例を示す図である。 (a)は、第1指挿入部の右側壁側に傾いた爪を有する指が第1指挿入部に保持された様子の一例を示す図、(b)は、爪の傾きが調整された状態の一例を示す図である。 描画装置における制御構成を示す要部ブロック図である。 エア給排部の一例を示すブロック図である。 爪の傾きを調整する手順の一例を示すフローチャートである。 変形例1において第1指挿入部の構造を示す、図4と同様の断面図である。 変形例2において第1指挿入部の構造を示す、図4と同様の断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
また、以下の実施形態では、描画装置は、手の指の爪の表面に描画するものとして説明するが、本発明の描画対象は手の指の爪の表面に限るものではなく、例えば足の指の爪の表面を描画対象面としてもよい。
(描画装置の全体構成)
図1から図6を参照して、本実施形態に係る描画装置10の実施形態を説明する。図1は、描画装置10の外観を示す斜視図である。図1に示すように、描画装置10は、描画機能を備え、人の指12の爪11にデザイン画の描画を施す装置である。描画装置10は、箱状の筐体20を備え、この筐体20の上面(天板)には、表示部21や操作部22が設けられる。表示部21には、描画の進捗状況やユーザへのメッセージなどが表示される。また、操作部22では、例えばユーザによる入力操作が行われる。
また、筐体20の正面部20aの下部中央には、第1指挿入部23の挿入口23aが開口している。第1指挿入部23の詳細は追って説明される。
この第1指挿入部23の下側には、第2指挿入部25の挿入口25aが開口している。第2指挿入部25は、1つの手に属する複数の指のうち描画対象である指12以外の指が挿入される空間であって、筐体20の正面部20aから、指12の挿入方向である奥側に向けて形成されるとともに、筐体20の内部空間から独立した(連通していない)空間である。
図2は、図1のA−A線で切断して見た斜視図である。図2に示すように、筐体20内の下部には、指載置台26が設けられ、指載置台26の上面(載置面26a)には、指保持ケース30が設けられる。指保持ケース30の内部空間は、第1指挿入部23(指挿入部)を形成するための空間であり、後述するように、この空間には指保持部31が配置される。
また、筐体20内の上部には、固定板17が、描画装置10の幅方向及び奥行き方向に移動可能に設けられる。この固定板17には、ペンプロッター部13及びインクジェット部15を有する描画部14、画像取得部16、及びドライヤ50が、描画装置10の幅方向に整列した状態で固定されている。
したがって、固定板17が描画装置10の幅方向及び奥行き方向に移動すると、ペンプロッター部13及びインクジェット部15を有する描画部14、画像取得部16、及びドライヤ50は、固定板17とともに、描画装置10の幅方向及び奥行き方向に移動することになる。なお、図2は、ペンプロッター部13を指保持ケース30の開口部38に対して鉛直上方に移動させたときの描画装置10の内部を示している。
ここで、ペンプロッター部13は、爪11の表面に例えば下地を描画する部分であって、爪11に描画を施すペン13aを備えている。また、ペンプロッター部13は、ステッピングモータなどの駆動手段13bにより鉛直方向に昇降可能である。
したがって、ペンプロッター部13は、上述した固定板17の移動と相俟って、描画装置10の幅方向、奥行き方向、及び鉛直方向に移動自在である。このことから、ペンプロッター部13は、指保持ケース30の開口部38の直上に移動した後、爪11の表面に接するように下降させたペン13aのペン先で、爪11の表面に描画することができる。
インクジェット部15は、例えば爪11の表面にデザインの印刷を行う部分である。インクジェット部15は、インクジェットヘッド15aと、インクジェットカートリッジ15bと、を備えている。インクジェット部15は、固定板17の移動に伴って指保持ケース30の開口部38の直上に移動し、爪11の表面にインクジェットヘッド15aで所望のデザインを施す。
画像取得部16は、例えば爪11の画像を取得するカメラ16a及び光源16cを有し、画像解析プログラムと協業することで爪11の幅方向の傾斜状態などを検出する傾斜状態検出手段としても機能する。光源16cは、例えば直線状の光(以下、ライン光と記す)を出射する機能を有し、爪11の幅方向に沿ってライン光を爪11に照射する。カメラ16aは光源16cよりライン光が照射された状態の爪11を撮影し、画像取得部16は、これにより取得された画像を用いて光切断法に従った処理を行うことにより、爪11の幅方向の湾曲形状を取得する。詳しくは後述する。
また、画像取得部16によって取得された画像は、第1指挿入部23のどこに爪11が位置しているのかという情報を取得するのにも用いられる。
本実施形態では、傾斜状態検出部により検出された爪11の傾斜状態に基づいて、後述する指保持部31の圧力制御が行われる。
ドライヤ50は、温風により爪11に塗布されたインクを乾燥させる。ドライヤ50は、上述したように固定板17と一体的に移動可能であって、指保持ケース30の開口部38の直上に移動して、爪11の表面に向けて乾燥用エアを吹き出す。
(指保持ケースの構成)
図3は、第1指挿入部23を右側壁の内面に沿って切断し、左側壁側を見た断面図である。第1指挿入部23を形成する指保持ケース30は、図3に示すように、指12の先端部を露出させつつ指12を囲むように、全体として筒状を呈している。
具体的には、指保持ケース30は、下壁32と、この下壁32の左右両端部から鉛直上方に延びる左右の側壁33、34と、左右の側壁33、34の上端部同士を連結する上壁35と、左右の側壁33、34において指12の挿入方向の奥側の端部同士を連結する奥壁36と、から形成される。
そして、奥壁36の上端部には、爪11の爪先部11aを載置するための爪置き部37が設けられている。また、挿入された指12の爪11を鉛直上方に露出させるように、上壁35と奥壁36との間に開口部38が形成されている。さらに、下壁32には、指保持部31へのエアの給排出のための貫通穴32aが形成されている。
また、図3に示すように、画像取得部16のカメラ16aは光軸16bが載置面26aに対してほぼ垂直となる方向から爪11を撮影するように配置されている。光源16cは、光軸16dがカメラ16aの光軸16bとは異なる斜め上方向から爪11にライン光を照射するように配置されている。ここで、カメラ16aの光軸16bと光源16の光軸16dとの間の角度をθとする。カメラ16aは爪11にライン光が当たって形成されるラインLaを含んで爪11の全体及び指12の一部を撮影する。
図4はカメラ16aによって取得された画像の一例を示しており、爪11の上にライン光によるラインLaが形成されている。画像取得部16は、この画像におけるラインLaの形状と光軸16bと光軸16dとの間の角度θとに基づいて、図5に示すような、爪11のライン光が当たっている箇所の高さ方向の形状を示す曲線(爪形状曲線)Lbを算出する。ここで、図5(a)は、爪11全体が載置面26aの面方向に対してほぼ平行な水平状態になっていて、傾いていない場合の爪形状曲線Lbを示し、図5(b)は、爪11全体が載置面26aの面方向に対して左側に傾いた状態になっている場合の爪形状曲線Lbを示している。
湾曲状態検出部としての画像取得部16は、図5(a)、図5(b)に示すように、例えば、載置面26aの面方向に沿って爪形状曲線Lbの両端部から内側に所定の距離L1の箇所での、爪形状曲線Lbの端部から載置面26aの面方向に直交する高さ方向の距離L2〜L5を検出し、この距離L2〜L5と距離L1との比の値に基づいて、爪11の幅方向の右側の傾斜の程度及び幅方向の左側の傾斜の程度を検出する。また、図5(c)は、後述する記憶部61に基準曲面レベル情報として記憶されている、湾曲の程度が互いに異なる複数の基準曲面レベル(曲面レベル1〜5)の一例を示す。画像取得部16は、例えば、爪形状曲線LbのL2/L1、L3/L1、L4/L1、L5/L1の値を、曲面レベル1〜5のそれぞれにおける対応する値と比較して、曲面レベル1〜5のうちの最も近い曲面レベルを取得する。
(指保持部の構成)
指保持ケース30の内部には、指保持部31が設けられている。指保持部31は、指保持ケース30の上壁35との間で指12の動きを抑制する部材である。本実施形態では、指保持部31として2つ(複数)の指保持部が設けられており、より具体的には、図6に示されるように、2つの指保持部は、指保持ケース30の下壁32上に、指12が挿入される方向に対して直交する方向、すなわち指12の幅方向に並んで配置された2個のエアバッグ31a,31bで構成されている。以下、指保持部を単にエアバッグと記載する場合がある。エアバッグ31a,31bは、空気(エア)のような流体の供給及び排出によって膨らんだり萎んだりする袋体で形成され、互いにほぼ等しい幅を有する。
そして、エアバッグ31a,31bの内部にエアが供給されて、内部の圧力が増加すると、膨らんで指12の腹側を押し上げ、内部からエアが排出されて、内部の圧力が低下すると萎んで指12の押上げ状態を解除する。したがって、例えば図6に示されるように、指12が適切に指保持ケース30に挿入された場合には、エアバッグ31a,31bが膨らんで指12の腹側を押し上げたときに、指12の背側が上壁35の下面に接触して、指保持ケース30内での指12の位置が固定されるとともに、爪11はほぼ水平状態になっている。
しかし、例えば図7(a)に示されるように、指保持ケース30に挿入された指12がその延在方向を回転軸として、指先側から見て左方向に回転して、爪11が幅方向に沿って右側壁33側に傾いている状態で、エアバッグ31a,31bが膨らんで指12の腹を押し上げると、爪11は右側壁33側に傾斜した状態となる。この状態では、描画部14のペンプロッター部13及びインクジェット部15が鉛直上方から爪11にデザイン画を形成しようとしたときに、例えば、爪11の右側壁33側の端部が描画部14の死角となっていて、爪11の幅方向の一端側に描画できない部分が生じたり、デザイン画が歪んで正常に綺麗に描画されない部分が生じたりする。
そこで、この場合には、図7(b)に示されるように、右側壁33側のエアバッグ31aを左側壁34側のエアバッグ31bより大きく膨らませる。これにより、指12を左側壁34側に傾かせ、爪11がほぼ水平状態になるように、エアバッグ31aとエアバッグ31bの内部の圧力を調製する。これにより、爪11の幅方向の両端側に正常に描画できる状態となる。
また、例えば図8(a)に示されるように、爪11が指12に対して右側壁33側に傾いている形状である場合にも、爪11の右側壁33側の端部は、描画部14のペンプロッター部13及びインクジェット部15にとって死角となり、爪11の幅方向の他端側に描画できない部分が生じたり、デザイン画が歪んで正常に綺麗に描画されない部分が生じたりする。
そこで、図8(b)に示されるように、右側壁33側のエアバッグ31aを左側壁34側のエアバッグ31bより大きく膨らませることで、上記と同様に、爪11がほぼ水平状態になるように、エアバッグ31aとエアバッグ31bの内部の圧力を調製する。これにより、爪11の幅方向の両端側に正常に描画できる状態となる。
このように、傾斜状態にある爪11を水平状態に直すことで、爪11に適切にデザイン画を形成することが可能となる。
描画部14、画像取得部16、ドライヤ50、及びエアバッグ31a、31bの内部の圧力等は、制御部60を介して制御される。制御部60は筐体20内に設けられている。
図9は、描画装置10における制御構成を示す要部ブロック図である。
図9に示すように、描画装置10は、上述したペンプロッター部13及びインクジェット部15を有する描画部14、カメラ16a及び光源16cからなる画像取得部16a、ライン光を出射する光源部16b、指保持部31を制御する、後述するエア給排部40、液晶表示モニタなどからなる表示部21、操作部22、ドライヤ50に加え、処理プログラムや複数の基準曲面レベル情報などを記憶する記憶部61及び処理プログラムに基づいて各種の動作を制御するCPUなどで構成される制御部60を備えており、これらがバスを介して接続されている。
記憶部61は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどを有する構成で、描画装置10の各種機能を実現するための処理プログラムなどが格納されるプログラム領域と、湾曲の程度が互いに異なる複数の基準曲面レベルを有する基準曲面レベル情報などが格納されるデータ領域と、ネイルデザインを形成する処理過程で生成される作業データなどを一時的に記憶するワーク領域と、が割り当てられている。
(エア給排部の構成)
エア給排部40は、制御部60による制御により指保持部31を構成するエアバッグ31a,31bにエアを供給したり、エアバッグ31a,31bからエアを排出したりする機構であって、図3に示されるように、貫通穴32aを通って指保持ケース30の外側に突出するエアバッグ31a,31bのエア給排口31c,31dと、チューブ41a,41bを介して接続されている。
図10は、エア給排部の一例を示すブロック図である。エア給排部40は、図10に示すように、チューブ41a,41bを介してエアバッグ31a,31bにエアを供給するエアポンプ42と、エアバッグ31a,31b内の圧力を測定する圧力センサ43a,43bと、チューブ41a,41b内の流路を開閉するバルブV1,V2、バルブV3,V4と、を有する。バルブV1〜V4は、例えば電磁弁である。圧力センサ43a,43bの測定結果が後述する手順で設定された目標値を示すように、バルブV1,V3はエアポンプ42からエアバッグ31a,31bへのエアの供給量を調節し、バルブV2,V4はエアバッグ31a,31bからのエアの排出量を調節する。
かかるエア給排部40では、指12が第1指挿入部23に挿入され、爪先部11aが爪置き部37に載置された状態において、まず指保持部31(エアバッグ31a,31b)内のエアが排出されないようにバルブV2,V4を閉動作させる。次に、バルブV1,V3を開動作させた後、エアをエアポンプ42からチューブ41a,41bを通してエアバッグ31a,31bに送り込む。併せて、圧力センサ43a,43bで圧力を測定し、測定結果に応じてエアポンプ42及びバルブV1,V3を調節することでエアバッグ31a,31bの内部をおおむね一定の圧力に加圧する。これにより、指保持部31(エアバッグ31a,31b)は、図6に示すように、指12の腹側を押し上げることで指12を上壁35に押し付けて、指12の動きを抑制する。
ここで、例えば、上述のように、指12の腹側を押し上げることで指12を上壁35に押し付けて、指12の動きを抑制した状態において、図7(a)及び図8(a)に示すように、爪11が傾斜状態にあることが検出された場合には、エアバッグ31aをエアバッグ31bよりも大きく膨らませて、図7(b)及び図8(b)のようにすることで、爪11がほぼ水平状態になるようにすることができる。
具体的には、バルブV3を閉じたままバルブV1を開くことでエアバッグ31aにのみエアポンプ42からエアを供給し、エアバッグ31aをエアバッグ31bよりも大きく膨らませるようにすればよい。
また、エアバッグ31bをエアバッグ31aより小さく萎ませることでも、図7(b)及び図8(b)のようにすることができ、爪11の湾曲状態を左右で等しくなるようにすることができる。この場合は、バルブV2を閉じたままバルブV4を開くようにして、エアバッグ31b内のエアを排出するようにすればよい。
つまり、図5(a)及び図6(a)の状態から図5(b)及び図6(b)の状態とするには、相対的に見てエアバッグ31aの方がエアバッグ31bより大きく膨らんでいる状態とすればよく、したがって、エアバッグ31aの膨らみを大きくする動作又はエアバッグ31bの膨らみを小さくする動作のいずれか一方又は両方を行うようにすればよい。
上述のように、爪11がほぼ水平状態になるようにしたら、爪11へのデザイン画の形成(デザインの描画及びインクの乾燥など)を行い、デザインの形成が完了したら指12を第1指挿入部23から出し、次の指12が挿入されることになる。
このように、指12を第1指挿入部23から引き出す際には、バルブV2,V4を開動作させて、エアバッグ31a,31bからエアを排出させることで、指12への押圧を解除し、指12の動きの抑制を解除する。
(爪の傾きの調整手順)
次に、上述した装置構成を有する描画装置10における爪11の傾きを調整する手順について図11を参照しながら詳細に説明する。図11は、爪11の傾きを調整する手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下に述べる手順は、指12が挿入されるごとに実行される。
まず、指12が第1指挿入部23に挿入され、爪先部11aが爪置き部37に載置されると、ステップS1において、バルブV1,V3が開かれるとともにバルブV2,V4が閉じられ、エアポンプ42からエアバッグ31a,31bにエアが供給されて、エアバッグ31a,31bが膨らむ。そして、図6のようにエアバッグ31a,31bの膨らみ具合がほぼ同じになると、バルブV1,V3は閉じられる。
次いで、ステップS2において、光源16cよりライン光を爪11に照射して、画像取得部16aによって、ライン光が照射されている状態の爪11を含む指12が撮影されて、図4に示したような画像を取得する。そして、ステップS3において、撮影された画像の解析が行われて、図5(a),(b)に示したような爪形状曲線Lbが算出される。かかる画像の解析において、上述したように爪11の位置や爪11の左右の傾斜の程度が取得される。本実施形態では、爪11の幅方向の右側の傾斜の程度及び幅方向の左側の傾斜の程度を記憶部61に基準曲面レベル情報として予め記憶されている、湾曲の程度が互いに異なる複数の基準曲面レベルと比較して、爪11の幅方向の右側の傾斜の程度及び幅方向の左側の傾斜の程度のそれぞれについて、複数の基準曲面レベル(曲面レベル1〜5)のうちの最も近い曲面レベルを取得する。
ステップS4では、上記のようにして取得された曲面レベルが、爪11の右側と左側とにおいて同じかどうかが判定される。そして、爪11の右側の曲面レベルと左側の曲面レベルとが同じである場合、爪11の湾曲状態が左右でほぼ同じであると判定されて、ステップS5に進む。ステップS5では、爪11の輪郭が取得され、さらに、ステップS6において、爪11の湾曲状態及び輪郭の情報に基づいて、爪11にデザイン画が形成され、一連の手順が終了する。
一方、ステップS4において、爪11の左側の曲面レベルと右側の曲面レベルとが異なっていると判定されると、ステップS7に進むことになる。ステップS7では、爪11の左右の曲面レベルの大小が比較される。そして、爪11の左側の曲面レベルが右側の曲面レベルより小さいと判定されると、ステップS8において、右側壁33側のエアバッグ31aの内部圧力が所定の値だけ増大し、かつ、左側壁34側のエアバッグ31bの内部圧力が所定の値だけ減少するように、エアポンプ42及びバルブV1〜V4の動作が設定される。
ここで、所定の値は、任意の値に設定可能であり、本実施形態では5%に設定されている。なお、所定の値は、初期の圧力(ステップS1の後のエアバッグ31a,31bの内部圧力)に対する相対的な割合で与えられる必要はなく、例えば0.5kPaのような絶対的な値で与えられてもよい。また、所定の値は、圧力を増大させる場合と減少させる場合とで異なるように設定されてもよい。
そして、ステップS9において、実際にエアバッグ31a,31bの内部圧力の変更を行う前に、右側壁33側のエアバッグ31aの内部圧力を5%増大したときに内部圧力が所定の最大値を超えることになるか否かの判定が行われる。
このステップS9の判定で右側壁33側のエアバッグ31aの内部圧力を5%増大すると内部圧力が所定の最大値を超えることになると判定されると、エアバッグ31a,31bの内部圧力の変更を行うことなく、ステップS5に進み、次いでステップS6に進む。
つまり、エアバッグ31aを、許容範囲を超える過剰な内部圧力から保護するため、エアバッグ31aの内部圧力を増加させることなく、爪11へのデザイン画の形成が行われる。このとき、他方のエアバッグ31bの内部圧力は減少させない。
一方、ステップS9において、右側壁33側のエアバッグ31aの内部圧力が5%増大されても内部圧力が所定の最大値を超えないと判定されると、ステップS10に進み、一旦、エアバッグ31a,31bの内部圧力を減少させて、エアバッグ31a,31bによる指12の押上げ力を弱めた後、ステップS11に進んで、エアバッグ31a,31bの内部圧力がステップS8で設定された圧力になるように、エア給排部40が動作する。
ここで、ステップS10において一旦エアバッグ31a,31bによる押上げ力を弱めるのは、指12の傾きの変更を容易にするためであり、ステップS10は瞬時的に圧力を弱めるだけで、ステップS10が行われるとすぐさまステップS11が行われる。そして、ステップS11が実行されると、再び、ステップS2に戻って、再度、爪11の幅方向の右側と左側の曲面レベルが調べられる。
また、ステップS7において、爪11の左側の曲面レベルが右側の曲面レベルより大きいと判定されると、ステップS12に進むことになる。ステップS12では、左側壁34側のエアバッグ31bの内部圧力を5%増大させ、かつ、右側壁33側のエアバッグ31aの内部圧力を5%減少させるように、エアポンプ42及びバルブV1〜V4の動作が設定される。
そして、ステップS13において、ステップS9と同様に最大圧力との関係が調べられる。つまり、左側壁34側のエアバッグ31bの内部圧力が5%増大すると内部圧力が所定の最大値を超えることになるか否かが判定される。
ステップS13で左側壁34側のエアバッグ31bの内部圧力を5%増大させると、所定の最大値を超えると判定されると、エアバッグ31bを過剰な内部圧力から保護するため、エアバッグ31bの内部圧力を増加させることなく、ステップS5に進み、そして、ステップS6に進んでデザイン画の形成が行われる。このとき、他方のエアバッグ31aの内部圧力は減少させない。
一方、ステップS13において、左側壁34側のエアバッグ31bの内部圧力を5%増大させても内部圧力が所定の最大値を超えないと判定されると、ステップS14において、一旦、エアバッグ31a,31bの内部圧力を減少させて、エアバッグ31a,31bによる指12の押上げ力を弱める。
そして、ステップS15において、エアバッグ31a,31bの内部圧力がステップS12で設定された圧力になるように、エア給排部40の動作が行われる。ここで、ステップS14においても、ステップS10と同様に一瞬、エアバッグ31a,31bの内部圧力を若干減少させるのは、指12の傾きの変更を容易にするためである。そして、ステップS14が実行されると、再び、ステップS2に戻って、再度、爪11の幅方向の右側と左側の曲面レベルが調べられる。
このように、複数のエアバッグ31a,31bによる指12の押上げ状態を調整することによって、例えば図7(a)及び図8(a)のような爪11の右側の曲面レベルと左側の曲面レベルとが調節され、図7(b)及び図8(b)のように爪11の幅方向の左右の曲面レベルが同じとなって、爪11がほぼ水平状態になると、ステップS4がYESとなり、ステップS5及びステップS6が実行され、一連の処理が終了する。
[変形例1]
次いで、図12を参照して、本実施形態の変形例1を説明する。図12は、変形例1において第1指挿入部の構造を示す、図6と同様の断面図である。
変形例1に係る描画装置の基本的構成は、本実施形態に係る描画装置10の基本的構成と同様である。変形例1に係る描画装置が本実施形態に係る描画装置10と異なる点は、指保持部31を構成するエアバッグが3個である点である。つまり、変形例1における指保持部31は、図12に示されるように、右側壁33側のエアバッグ31e、左側壁34側のエアバッグ31f、及び、エアバッグ31e,31fの間に位置する中央のエアバッグ31gを含んで構成される。
なお、右側壁33側のエアバッグ31eと、左側壁34側のエアバッグ31fとは、ほぼ同じ幅を有する袋体である。エアバッグ31gもまた袋体であり、エアバッグ31e、エアバッグ31fの幅と同じ幅であっても異なる幅であってもよいが、図12のように指12の幅より小さい幅を有することが好ましい。
変形例1において、右側壁33側のエアバッグ31e及び左側壁34側のエアバッグ31fの内部圧力は、爪11の曲面の傾き具合に応じて調節される。右側壁33側のエアバッグ31e及び左側壁34側のエアバッグ31fの調節の手順は、図11に示される手順と同様に行われる。また、中央のエアバッグ31gは、所定の大きさに膨らむか否かのみ調節される。
したがって、中央のエアバッグ31gは、指12を指保持ケース30の上壁35に押し当てる役割を担当し、右側壁33側のエアバッグ31e及び左側壁34側のエアバッグ31fは、爪11の左右の湾曲状態がほぼ等しくなるように指12を左右の一方側に傾ける役割を担当する。
なお、このような変形例1では、エア給排部40の構成要素として、エアポンプ42と中央のエアバッグ31gとを接続するためのチューブ、このチューブ内のエア流路を開閉するためのバルブ、エアバッグ31gの内部圧力を測定する圧力センサが追加される。
このような変形例1では、中央のエアバッグ31gによって指12を指保持ケース30の上壁35に確実に押し当てた状態で、左右のエアバッグ31e,31fによって爪11の傾きを変えることができる。
[変形例2]
図13を参照して、変形例2を説明する。図13は、変形例2において第1指挿入部の構造を示す、図6と同様の断面図である。
変形例2に係る描画装置は、本実施形態に係る描画装置10の構成を含み、さらに、指押圧部39を構成する一対のサイドエアバッグ39a,39bを備えている。かかるサイドエアバッグ39a,39bは、指保持ケース30の左右の側壁33,34の内面に設けられ、膨張することで指12の先端側の左右を押圧する。
サイドエアバッグ39a,39bは、エアバッグ31a,31bと同様に袋体であって、エアなどの流体が供給されたり排出されたりすることで膨張したり収縮したりする。このような一対のサイドエアバッグ39a,39bが指12の左右から押圧することで、指12が、指保持ケース30の幅方向に移動することを抑制できる。したがって、指12は、指保持ケース30において適切な位置に位置決めされることとなり、綺麗なデザイン画の形成が可能となる。
サイドエアバッグ39a,39bにエアを供給したり排出したりするための機構として、例えば、図10のようなエア給排部40と同様の装置を別途設けてもよいし、あるいは、エア給排部40のエアポンプ42からサイドエアバッグ39a,39bにもエアが供給されるように追加の流路(チューブ、バルブ、及び圧力センサ)が設けられてもよい。
また、一対のサイドエアバッグ39a,39bの内部圧力の調節の手順には様々なものが考えられるが、例えば、図11のステップS1においてエアバッグ31a,31bを膨らませる際に、併せて一対のサイドエアバッグ39a,39bを膨らませてもよい。この場合、ステップS10及びステップS14においてエアバッグ31a,31bの内部圧力が一時的に弱められる際に、併せて一対のサイドエアバッグ39a,39bの内部圧力も一時的に弱められてよい。
そして、エアバッグ31a,31bのうちの一方の内部圧力を増大させるときには、爪11を傾けやすいようにするために、サイドエアバッグ39a,39bの内部圧力も調整するようにすることが好ましい。
具体的には、図11のステップS11でエアバッグ31aを膨らませ指12の右側を押し上げるときには、指12の左側に位置するサイドエアバッグ39bの膨らみを小さくして指12の左側を押圧する押圧状態を弱めるようにし、左側に爪11が傾きやすくなるようにする。
逆に、図11のステップS15でエアバッグ31bを膨らませ指12の左側を押し上げるときには、指12の右側に位置するサイドエアバッグ39aの膨らみを小さくして指12の右側を押圧する押圧状態を弱めるようにし、右側に爪11が傾きやすくなるようにする。
つまり、指押圧部39(サイドエアバッグ39a,39b)は、指12の左右のうちの一方側に対応する指保持部31(エアバッグ31a,31b)によって指12の左右のうちの一方側を押し上げるときに、指12の左右のうちの他方側に位置する指押圧部39(サイドエアバッグ39a,39b)の指12を押圧する押圧状態を弱めるようにする。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、変形例2の指保持部は、変形例1のように3個のエアバッグを含む指保持部であってもよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲のとおりである。
<請求項1>
描画対象をなす爪を有する指が挿入される指挿入部と、
前記指挿入部内に挿入されている前記指の腹側を押し上げる複数の指保持部と、
前記複数の指保持部の各々を個別に制御して、前記爪全体の傾斜状態を予め設定された一定の状態に近づけるように制御する制御部と、
を備えることを特徴とする描画装置。
<請求項2>
前記複数の指保持部は、前記指が前記指挿入部内に挿入される方向に対して交差する方向に並んで設けられていることを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
<請求項3>
前記爪に描画を施す描画部を有し、
前記制御部は、前記爪全体の傾斜状態が、前記描画部が前記爪の幅方向の両端側の一方に描画を正常に施すことができない状態であるときに、前記爪全体の傾斜状態を、前記描画部が前記爪の幅方向の両端側に正常に描画を施すことができる状態に近づけるように、前記複数の指保持部の各々を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の描画装置。
<請求項4>
前記制御部は、
前記指挿入部に挿入された前記指を撮影した画像に基づいて、前記爪全体の所定の基準面に対する前記傾斜状態を検出する傾斜状態検出手段を備え、
前記傾斜状態検出手段による前記傾斜状態の検出結果に基づいて、前記複数の指保持部の各々を制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の描画装置。
<請求項5>
前記制御部は、前記傾斜状態検出手段による前記傾斜状態の検出結果に基づいて、前記爪全体の傾斜状態を前記基準面の面方向に対して平行な状態に近づけるように、前記複数の指保持部の各々を制御することを特徴とする請求項4に記載の描画装置。
<請求項6>
前記傾斜状態検出部は、前記爪の幅方向の一方の端部側の第1の傾斜の程度と、前記幅方向の他方の端部側の第2の傾斜の程度とを検出し、
前記制御部は、前記第1の傾斜の程度と前記第2の傾斜の程度とが等しくないときに、前記第1の傾斜の程度と前記第2の傾斜の程度とが互いに等しくなる方向に前記複数の指保持部の各々を制御することを特徴とする請求項4に記載の描画装置。
<請求項7>
前記制御部は、前記第1の傾斜の程度と前記第2の傾斜の程度とが等しくないときに、一旦、前記複数の指保持部の全てにおける前記指の腹側を押し上げ力を弱める動作を行った後に、前記第1の傾斜の程度と前記第2の傾斜の程度とが互いに等しくなる方向に前記複数の指保持部の各々を制御することを特徴とする請求項6に記載の描画装置。
<請求項8>
前記制御部は、
前記第1の傾斜の程度及び前記第2の傾斜の程度の各々に対応する、予め設定された湾曲の程度が互いに異なる複数の曲面レベルのうちの最も近い曲面レベルを取得し、
前記第1の傾斜の程度に対応する前記複数の曲面レベルの何れかと、前記第2の傾斜の程度に対応する前記複数の曲面レベルの何れかと、が互いに等しくないときに、前記第1の傾斜の程度に対応する前記複数の曲面レベルの何れかと、前記第2の傾斜の程度に対応する前記複数の曲面レベルの何れかと、が互いに等しくなるように前記複数の指保持部の各々を制御することを特徴とする請求項6又は7に記載の描画装置。
<請求項9>
前記指の右側及び左側を押圧する一対の指押圧部を備えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の描画装置。
<請求項10>
前記制御部は、前記複数の指保持部における前記指の左右のうちの一方側に対応する少なくとも一つの指保持部によって前記指の左右の一方側を押し上げるときに、前記一対の指押圧部における前記指の左右の他方側に位置する一方の指押圧部の前記指を押圧する押圧状態を弱めることを特徴とする請求項9に記載の描画装置。
10 描画装置
11 爪
12 指
13 ペンプロッター部
14 描画部
15 インクジェット部
16 画像取得部
20 筐体
23 第1指挿入部
30 指保持ケース
31 指保持部
31a,31b エアバッグ(指保持部)
31e,31f,31g エアバッグ(指保持部)
39 指押圧部
39a,39b サイドエアバッグ(指押圧部)
40 エア給排部
42 エアポンプ
43a,43b 圧力センサ
50 ドライヤ
V1〜V4 バルブ

Claims (10)

  1. 描画対象をなす爪を有する指が挿入される指挿入部と、
    前記指挿入部内に挿入されている前記指の腹側を押し上げる複数の指保持部と、
    前記複数の指保持部の各々を個別に制御して、前記爪全体の傾斜状態を予め設定された一定の状態に近づけるように制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする描画装置。
  2. 前記複数の指保持部は、前記指が前記指挿入部内に挿入される方向に対して交差する方向に並んで設けられていることを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
  3. 前記爪に描画を施す描画部を有し、
    前記制御部は、前記爪全体の傾斜状態が、前記描画部が前記爪の幅方向の両端側の一方に描画を正常に施すことができない状態であるときに、前記爪全体の傾斜状態を、前記描画部が前記爪の幅方向の両端側に正常に描画を施すことができる状態に近づけるように、前記複数の指保持部の各々を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の描画装置。
  4. 前記制御部は、
    前記指挿入部に挿入された前記指を撮影した画像に基づいて、前記爪全体の所定の基準面に対する前記傾斜状態を検出する傾斜状態検出手段を備え、
    前記傾斜状態検出手段による前記傾斜状態の検出結果に基づいて、前記複数の指保持部の各々を制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の描画装置。
  5. 前記制御部は、前記傾斜状態検出手段による前記傾斜状態の検出結果に基づいて、前記爪全体の傾斜状態を前記基準面の面方向に対して平行な状態に近づけるように、前記複数の指保持部の各々を制御することを特徴とする請求項4に記載の描画装置。
  6. 前記傾斜状態検出部は、前記爪の幅方向の一方の端部側の第1の傾斜の程度と、前記幅方向の他方の端部側の第2の傾斜の程度とを検出し、
    前記制御部は、前記第1の傾斜の程度と前記第2の傾斜の程度とが等しくないときに、前記第1の傾斜の程度と前記第2の傾斜の程度とが互いに等しくなる方向に前記複数の指保持部の各々を制御することを特徴とする請求項4に記載の描画装置。
  7. 前記制御部は、前記第1の傾斜の程度と前記第2の傾斜の程度とが等しくないときに、一旦、前記複数の指保持部の全てにおける前記指の腹側を押し上げ力を弱める動作を行った後に、前記第1の傾斜の程度と前記第2の傾斜の程度とが互いに等しくなる方向に前記複数の指保持部の各々を制御することを特徴とする請求項6に記載の描画装置。
  8. 前記制御部は、
    前記第1の傾斜の程度及び前記第2の傾斜の程度の各々に対応する、予め設定された湾曲の程度が互いに異なる複数の曲面レベルのうちの最も近い曲面レベルを取得し、
    前記第1の傾斜の程度に対応する前記複数の曲面レベルの何れかと、前記第2の傾斜の程度に対応する前記複数の曲面レベルの何れかと、が互いに等しくないときに、前記第1の傾斜の程度に対応する前記複数の曲面レベルの何れかと、前記第2の傾斜の程度に対応する前記複数の曲面レベルの何れかと、が互いに等しくなるように前記複数の指保持部の各々を制御することを特徴とする請求項6又は7に記載の描画装置。
  9. 前記指の右側及び左側を押圧する一対の指押圧部を備えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の描画装置。
  10. 前記制御部は、前記複数の指保持部における前記指の左右のうちの一方側に対応する少なくとも一つの指保持部によって前記指の左右の一方側を押し上げるときに、前記一対の指押圧部における前記指の左右の他方側に位置する一方の指押圧部の前記指を押圧する押圧状態を弱めることを特徴とする請求項9に記載の描画装置。
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