JP6500383B2 - ブランキングアパーチャアレイ及び荷電粒子ビーム描画装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ブランキングアパーチャアレイ及び荷電粒子ビーム描画装置に関する。
LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、縮小投影型露光装置を用いて、石英上に形成された高精度の原画パターン(マスク、或いは特にステッパやスキャナで用いられるものはレチクルともいう。)をウェーハ上に縮小転写する手法が採用されている。高精度の原画パターンは、電子ビーム描画装置によって描画され、所謂、電子ビームリソグラフィ技術が用いられている。
電子ビーム描画装置として、例えば、マルチビームを用いて一度に多くのビームを照射し、スループットを向上させたマルチビーム描画装置が知られている。このマルチビーム描画装置では、例えば、電子銃から放出された電子ビームが、複数の穴を有するアパーチャ部材を通過することでマルチビームが形成され、各ビームがブランキングアパーチャアレイにおいてブランキング制御される。遮蔽されなかったビームが、光学系で縮小され、描画対象のマスク上の所望の位置に照射される。
ブランキングアパーチャアレイは、複数の穴が形成された基板と、各穴の周囲に形成されたブランカと、ブランカへの電圧の印加を行う制御回路部とを備えている。通常、制御回路部を構成するMOSトランジスタの形成後には、基板表面にシリコン窒化膜等からなるパッシベーション膜(保護膜)が形成される。そのため、ブランキングアパーチャアレイの表面にはシリコン窒化膜等の絶縁膜が露出しており、電子ビームが照射された場合にブランキングアパーチャアレイの表面が帯電し、MOSトランジスタのゲート絶縁膜が破壊されてブランキング制御ができなくなったり、穴を通過するビームの軌道が変化し、照射位置のずれやデフォーカスを生じさせ、描画精度が低下したりするという問題があった。
特許第4704702号公報 特許第5565684号公報 特開2001−319854号公報
本発明は、上記従来の実状に鑑みてなされたものであり、荷電粒子ビームの照射に伴い表面が帯電することを防止したブランキングアパーチャアレイ、及びこのようなブランキングアパーチャアレイを備えた荷電粒子ビーム描画装置を提供することを課題とする。
本発明の一態様によるブランキングアパーチャアレイは、荷電粒子ビーム描画装置のブランキングアパーチャアレイであって、シリコン層を含む基板と、前記基板上に設けられた絶縁膜と、前記基板及び前記絶縁膜に形成された複数の貫通孔の各々に対応して該絶縁膜上に設けられたブランキング電極及びグランド電極と、前記絶縁膜上に設けられ、前記ブランキング電極及びグランド電極に接続された配線と、前記絶縁膜、前記ブランキング電極、前記グランド電極及び前記配線の上面を覆うように設けられ、前記配線よりも電気抵抗値が高く前記絶縁膜よりも電気抵抗値が低い高抵抗膜と、を備えるものである。
本発明の一態様によるブランキングアパーチャアレイにおいて、前記高抵抗膜は島状薄膜であることが好ましい。
本発明の一態様によるブランキングアパーチャアレイにおいて、前記高抵抗膜の電気抵抗値は100kΩ以上、100MΩ以下であることが好ましい。
本発明の一態様によるブランキングアパーチャアレイにおいて、前記高抵抗膜は、Au、Ag、Cu、Fe、Cr、CrN、Ti、TiN、TaN、又はTiCを含むことが好ましい。
本発明の一態様による荷電粒子ビーム描画装置は、対象物を載置する、移動可能なステージと、荷電粒子ビームを放出する放出部と、複数の開口部が形成され、前記複数の開口部を前記荷電粒子ビームの一部がそれぞれ通過することにより、マルチビームを形成するアパーチャ部材と、前記マルチビームのうち、それぞれ対応するビームに対して個別にビームのON/OFF制御を行う上述のブランキングアパーチャアレイと、前記ブランキングアパーチャアレイを通過した各ビームが前記対象物上のそれぞれの照射位置に照射されるように、各ビームをまとめて偏向する偏向器と、を備えるものである。
本発明によれば、荷電粒子ビームが照射された際に、ブランキングアパーチャアレイの表面が帯電することを防止できる。
本発明の実施形態に係る荷電粒子ビーム描画装置の概略図である。 アパーチャ部材の概略図である。 ブランキングアパーチャアレイの構成を示す概念図である。 ブランキングアパーチャアレイの上面図である。 ブランキングアパーチャアレイの断面図である。 銀薄膜の膜厚と抵抗との関係を示すグラフである。 高抵抗膜の成膜方法の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態によるブランキングアパーチャアレイが取り付けられる荷電粒子ビーム描画装置の概略図である。本実施形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の他の荷電粒子ビームでもよい。
図1に示す電子ビーム描画装置は、電子ビーム鏡筒2及び描画室20を有している。電子ビーム鏡筒2内には、電子銃4、照明レンズ6、アパーチャ部材8、ブランキングアパーチャアレイ10、縮小レンズ12、制限アパーチャ部材14、対物レンズ16、及び偏向器18が配置されている。描画室20内には、XYステージ22が配置される。XYステージ22上には、描画対象基板となるマスクブランク24が載置されている。対象物として、例えば、ウェーハや、ウェーハにエキシマレーザを光源としたステッパやスキャナ等の縮小投影型露光装置や極端紫外線露光装置(EUV)を用いてパターンを転写する露光用のマスクが含まれる。また、描画対象基板には、例えば、既にパターンが形成されているマスクも含まれる。例えば、レベンソン型マスクは2回の描画を必要とするため、1度描画されマスクに加工された物に2度目のパターンを描画することもある。XYステージ22上には、さらに、XYステージ22の位置測定用のミラー26が配置される。
電子銃4から放出された電子ビーム30は、照明レンズ6によりほぼ垂直にアパーチャ部材8全体を照明する。図2は、アパーチャ部材8の構成を示す概念図である。アパーチャ部材8には、縦(y方向)m列×横(x方向)n列(m,n≧2)の穴(開口部)80が所定の配列ピッチでマトリクス状に形成されている。例えば、512×8列の穴80が形成される。各穴80は、共に同じ寸法形状の矩形で形成される。各穴80は、同じ外径の円形であっても構わない。
電子ビーム30は、アパーチャ部材8のすべての穴80が含まれる領域を照明する。これらの複数の穴80を電子ビーム30の一部がそれぞれ通過することで、図1に示すようなマルチビーム30a〜30eが形成されることになる。
図2では、縦横(x,y方向)が共に2列以上の穴80が配置された例を示したが、これに限るものではない。例えば、縦横(x,y方向)どちらか一方が複数列で他方は1列だけであっても構わない。また、穴80の配列の仕方は、図2に示すように、縦横が格子状に配置される場合に限るものではない。例えば、縦方向に隣接する穴同士が、千鳥状に互い違いに配置されてもよい。
後述するように、ブランキングアパーチャアレイ10には、アパーチャ部材8の各穴80の配置位置に合わせて貫通孔(図4、5における貫通孔110)が形成され、各貫通孔には、対となる2つの電極からなるブランカ(図5におけるグランド電極102及びブランキング電極104からなるブランカ101)が、それぞれ配置される。各貫通孔を通過する電子ビーム30a〜30eは、それぞれ独立に、ブランカが印加する電圧によって偏向される。かかる偏向によってブランキング制御される。このように、ブランキングアパーチャアレイ10により、アパーチャ部材8の複数の穴80を通過したマルチビームの各々に対してブランキング偏向が行われる。
ブランキングアパーチャアレイ10を通過したマルチビーム30a〜30eは、縮小レンズ12によって、各々のビームサイズと、穴80の配列ピッチが縮小され、クロスオーバーに設置された制限アパーチャ部材14に形成された中心の穴に向かって進む。ここで、ブランキングアパーチャアレイ10のブランカにより偏向された電子ビームは、その軌道が変位し制限アパーチャ部材14の中心の穴から位置がはずれ、制限アパーチャ部材14によって遮蔽される。一方、ブランキングアパーチャアレイ10の電極によって偏向されなかった電子ビームは、制限アパーチャ部材14の中心の穴を通過する。
このように、制限アパーチャ部材14は、ブランキングアパーチャアレイ10の電極によってビームOFFの状態になるように偏向された各ビームを遮蔽する。そして、ビームONになってからビームOFFになるまでに制限アパーチャ部材14を通過したビームが、1回分のショットのビームとなる。制限アパーチャ部材14を通過したマルチビーム30a〜30eは、対物レンズ16により焦点が合わされ、所望の縮小率のパターン像となる。制限アパーチャ部材14を通過した各ビーム(マルチビーム全体)は、偏向器18によって同方向にまとめて偏向され、各ビームのマスクブランク24上のそれぞれの照射位置に照射される。
一度に照射されるマルチビームは、理想的にはアパーチャ部材8の複数の穴80の配列ピッチに上述した所望の縮小率を乗じたピッチで並ぶことになる。この描画装置は、ショットビームを連続して順に照射していくラスタースキャン方式で描画動作を行い、所望のパターンを描画する際、パターンに応じて必要なビームがブランキング制御によりビームONに制御される。XYステージ22が連続移動している時、ビームの照射位置がXYステージ22の移動に追従するように偏向器18によって制御される。
電子ビーム描画装置の各部は図示しない制御装置により制御される。制御装置は、描画データに対し複数段のデータ変換処理を行って装置固有のショットデータを生成する。ショットデータには、各ショットの照射量及び照射位置座標等が定義される。制御装置は、各ショットの照射量を電流密度で割って照射時間tを求め、対応するショットが行われる際、照射時間tだけビームONするように、ブランキングアパーチャアレイ10の対応するブランカに偏向電圧を印加する。
また、制御装置は、ショットデータが示す位置(座標)に各ビームが偏向されるように偏向量を演算し、偏向器18に偏向電圧を印加する。これにより、その回にショットされるマルチビームがまとめて偏向される。
次に、図3〜図5を用いてブランキングアパーチャアレイ10の構成について説明する。図3はブランキングアパーチャアレイ10の構成を示す概念図、図4はブランキングアパーチャアレイ10の貫通孔形成領域100の上面図、図5は図4のV−V線に沿った縦断面図である。なお、図4では、後述する高抵抗膜140の図示を省略している。
ブランキングアパーチャアレイ10は、マルチビームが通過する複数の貫通孔110が形成された貫通孔形成領域100と、貫通孔形成領域100の周囲に設けられた制御回路150と、周縁部に設けられたパッド部160とを備え、これらは基板120に形成されている。なお、制御回路150は貫通孔形成領域100の周縁部に置かれると限ったものではなく、ブランキングアパーチャアレイ10作製上支障のない範囲に配置してもよい。
基板120の中央部に設けられた貫通孔形成領域100には、アパーチャ部材8の各穴80の配置位置に合わせて複数の貫通孔110がマトリクス状に配列されている。また、貫通孔形成領域100には、複数の貫通孔110のそれぞれに対応する複数のブランカ101がマトリクス状に配列されている。ブランカ101は、電子ビームを偏向させる偏向器であり、基板120に形成された貫通孔110を挟んで対向する一対のグランド電極102及びブランキング電極104を有する。
制御回路150は、配線152、パッド部160、及び図示しない外部配線を介して外部制御装置からブランキング制御信号を受信する。配線152はMOSトランジスタの形成時に形成されるためパッシベーション膜の下に配置されている。制御回路150は、受信したブランキング制御信号に基づいて、配線106を介してブランキング電極104に電圧を印加し、ブランキング偏向を行う。制御回路150は、MOS等で回路が構成され、最終段にはCMOSインバータが設けられる。
図4に示すように、貫通孔形成領域100には、所定間隔をあけて所定方向(図中上下方向)に延在する複数のグランド電極102が設けられている。グランド電極102の平面形状は、例えば、直線部102a及び直線部102aから突出する複数の突出部102bを有する櫛型形状となっている。突出部102b、102b間(櫛型の凹部)には、ブランキング電極104が設けられている。グランド電極102の直線部102aとブランキング電極104との間に貫通孔110が形成されている。
グランド電極102、102間には、グランド電極102と平行に複数の配線106が延在しており、各配線106の一端側は制御回路150に接続され、他端側は平面形状が鍵型になっており、ブランキング電極104に接続されている。このような配線106を介して、制御回路150からブランキング電極104に電圧を印加することができる。
グランド電極102は、図示しない配線を介してグランド電極パッドに接続されている。
図5に示すように、ブランキングアパーチャアレイ10は、基板120、基板120上に設けられた層間絶縁膜128、層間絶縁膜128上に設けられた保護膜(パッシベーション膜)130を有する。基板120は、シリコン層122とシリコン層126との間にシリコン酸化膜124を挿入したSOI(Silicon On Insulator)基板である。
層間絶縁膜128は例えばTEOS(テトラエトキシシラン)膜である。保護膜130は例えばシリコン窒化膜である。
貫通孔形成領域100では、保護膜130、層間絶縁膜128及び基板120を貫通した貫通孔110に隣接して、保護膜130上にグランド電極102及びブランキング電極104が対向して配置される。ブランキング電極104に接続する配線106も保護膜130上に形成される。
なお、貫通孔形成領域100の外側では、シリコン層126に制御回路150を構成するCMOSトランジスタ等が形成される。さらに、保護膜130上の配線106と、CMOSトランジスタとを接続するコンタクト部も形成される。
グランド電極102、ブランキング電極104、配線(配線106及びグランド電極102に接続された配線)、及び保護膜130の表面には高抵抗膜140が形成されている。高抵抗膜140の電気抵抗値は、グランド電極102、ブランキング電極104、及び配線106よりも高く、保護膜130及び層間絶縁膜128よりも低くなっている。
高抵抗膜140の電気抵抗値は、隣接する配線106や電極102、104がショートせず、かつブランキングアパーチャアレイ10に電子ビームが照射された際に、電子が高抵抗膜140を介してグランド電極102から流出し、負の電荷が溜まらない程度の値である。
高抵抗膜140の電気抵抗値は、隣接する配線106や電極102、104のショート防止のために100kΩ以上とすることが好ましく、1MΩ以上とすることがより好ましく、10MΩ以上とすることがさらに好ましい。また、高抵抗膜140の電気抵抗値は、電子が高抵抗膜140に溜まらずにグランド電極102から流出できるようにするために、100MΩ以下とすることが好ましい。
このような高抵抗膜140を設けることで、ブランキングアパーチャアレイ10の表面の帯電を防止することができる。そのため、制御回路150を構成するCMOSトランジスタのゲート絶縁膜の静電破壊を防止することができる。また、貫通孔110を通過する電子ビームの軌道が変化することを防止し、描画精度を向上させることができる。
高抵抗膜140には、例えばAu(金)、Ag(銀)、Cu(銅)、Fe(鉄)、Cr(クロム)、CrN(窒化クロム)、Ti(チタン)、TiN(窒化チタン)、TaN(窒化タンタル)、TiC(炭化チタン)などの金属薄膜を用いることができる。金属薄膜はその膜厚が数十nm程度になると、膜厚の減少に伴い、電気抵抗値が急激に高くなる。図6は、その一例として、Ag蒸着膜の膜厚と面抵抗との関係を示す。高抵抗膜140には、膜厚が数十nm、好ましくは数nmの金属薄膜を用いる。
なお、高抵抗膜140の材料としては、種々の材質の上に形成することが可能であり、耐摩耗性や耐腐食性に優れているCrNが好適である。
ブランキングアパーチャアレイ10の製作においては、まず、公知のCMOSプロセスにより基板120に制御回路150を構成するトランジスタ等を形成し、層間絶縁膜128及び保護膜130を形成する。続いて、基板120を表面及び裏面から公知のMEMSプロセスを用いてエッチングして複数の貫通孔110を形成する。
次に、Au等の電解めっきを行い、保護膜130上にグランド電極102、ブランキング電極104、及び配線106を形成する。
次に、スパッタリングにより膜厚が10nm以下の薄膜の高抵抗膜140を形成する。例えば、図7に示すように、高抵抗膜140を島状に成長させる。この薄膜成長様式はVW(Volmer Weber)モードとも呼ばれる。島間の距離が数十nm程度となるまで薄膜を成長させる。このようにして高抵抗の薄膜を形成することができる。
CrNを用いて島状の高抵抗膜140を形成した場合、X線反射率法により測定した高抵抗膜140の平均膜厚は、10nm以下であることが好ましく、5nm以下であることがより好ましく、3nm以下であることがさらに好ましい。平均膜厚の下限値は、電子ビームが照射された際に、電子が溜まらずに高抵抗膜140を介してグランド電極102から流出できる程度の膜厚である。
高抵抗膜140の成膜領域は、電子ビームが照射される可能性のある領域である。これは、アパーチャ部材8からの電子ビームの出射角、及びアパーチャ部材8からブランキングアパーチャアレイ10までの距離によって定まる。ブランキングアパーチャアレイ10のうち非成膜領域を保護治具で覆って、高抵抗膜140を成膜する。
このように、ブランキングアパーチャアレイ10の表面の帯電を防止し、かつ電極や配線のショートを防止する高抵抗膜140は、簡易な方法で低コストに形成することができる。
本実施形態によれば、ブランキングアパーチャアレイ10の最表面に、隣接する配線や電極をショートさせず、かつ電子が溜まらずにグランド電極102から流出する程度の高い電気抵抗値を有する高抵抗膜140を設けることで、ブランキングアパーチャアレイ10の表面の帯電を防止することができる。これにより、制御回路150を構成するCMOSトランジスタのゲート絶縁膜の静電破壊を防止できる。また、貫通孔110を通過する電子ビームの軌道変化を防止し、照射位置ずれやデフォーカスを抑制し、パターンを高精度に描画することができる。
図5では、高抵抗膜140がグランド電極102やブランキング電極104の側面にも形成されるように示されているが、側面には形成されていなくてもよい。
制御回路150はブランキングアパーチャアレイ10に形成されていなくてもよく、制御回路150に相当する回路部をブランキングアパーチャアレイ10の外部に設けてもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
2 電子ビーム鏡筒
4 電子銃
6 照明レンズ
8 アパーチャ部材
10 ブランキングアパーチャアレイ
12 縮小レンズ
14 制限アパーチャ部材
16 対物レンズ
18 偏向器
20 描画室
22 XYステージ
24 マスクブランク
26 ミラー
100 貫通孔形成領域
101 ブランカ
102 グランド電極
104 ブランキング電極
120 基板
130 保護膜
140 高抵抗膜

Claims (5)

  1. 荷電粒子ビーム描画装置のブランキングアパーチャアレイであって、
    上面に絶縁膜が設けられた基板と、
    前記基板に形成され、所定のビームが通過する貫通孔と、前記絶縁膜上に設けられ、該所定のビームのブランキング偏向を行うブランキング電極及びグランド電極と、をそれぞれ有する複数のブランキングアパーチャ部と、
    前記絶縁膜と、少なくとも前記グランド電極の一部と、前記ブランキング電極とを直接覆うように設けられ、前記グランド電極よりも高抵抗であり前記絶縁膜よりも低抵抗である高抵抗膜と、
    を備えるブランキングアパーチャアレイ。
  2. 前記高抵抗膜は島状薄膜であることを特徴とする請求項1に記載のブランキングアパーチャアレイ。
  3. 前記高抵抗膜は、Au、Ag、Cu、Fe、Cr、CrN、Ti、TiN、TaN、又はTiCを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のブランキングアパーチャアレイ。
  4. 前記グランド電極は所定方向に突出部を有し、前記突出部は所定の間隔を有して複数配置され、前記突出部間に前記ブランキング電極及び前記貫通孔が設けられることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のブランキングアパーチャアレイ。
  5. 対象物を載置する、移動可能なステージと、
    荷電粒子ビームを放出する電子銃と、
    複数の開口部が形成され、前記複数の開口部を前記荷電粒子ビームの一部がそれぞれ通過することにより、マルチビームを形成するアパーチャ部材と、
    前記マルチビームのうち、それぞれ対応するビームに対して個別にビームのON/OFF制御を行う請求項1乃至のいずれかに記載のブランキングアパーチャアレイと、
    前記ブランキングアパーチャアレイを通過した各ビームが前記対象物上のそれぞれの照射位置に照射されるように、各ビームをまとめて偏向する偏向器と、
    を備える荷電粒子ビーム描画装置。
JP2014204873A 2014-10-03 2014-10-03 ブランキングアパーチャアレイ及び荷電粒子ビーム描画装置 Active JP6500383B2 (ja)

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