JP6494486B2 - ディーゼルエンジン - Google Patents

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Description

本発明は、ディーゼルエンジンに関する。
従来、ディーゼルエンジンにおいて、始動時の逆回転を防止する技術は公知となっている(例えば、特許文献1)。しかし、単気筒のディーゼルエンジンでは、始動時のみならず運転中に逆回転が生じる場合がある。例えば、ディーゼルエンジンの運転中に、フライホイールが慣性力によって少しだけ戻り(逆回転し)、その際にタイミング良く燃料が噴射された場合には、逆回転が継続するおそれがある。
特開2005−133581号公報
本発明の解決しようとする課題は、万が一運転中に逆回転が生じた場合に逆回転の継続を防止することができるディーゼルエンジンを提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、クランク軸によって駆動されるカム軸と、前記カム軸上に設けられる燃料噴射ポンプ駆動用カムと、前記カム軸上に設けられて吸気弁を駆動する吸気カムとを具備するディーゼルエンジンであって、前記燃料噴射ポンプ駆動用カムには、正回転方向に沿って、順に、径の異なる部分として、最小径部、第1傾斜部、最大径部、第2傾斜部、中段部、第3傾斜部、上段部、第4傾斜部が形成され、前記最小径部は、前記燃料噴射ポンプ駆動用カムにて最小径となる部分であり、前記最大径部は、前記燃料噴射ポンプ駆動用カムにて最大径となる部分であり、前記中段部は、前記最大径部よりも小径かつ前記最小径部よりも大径となる部分であり、前記第1傾斜部は、前記最小径部から前記最大径部に変化する部分であり、前記第2傾斜部は、前記最大径部から前記中段部に変化する部分であり、前記第3傾斜部は、前記中段部から前記上段部に変化する部分であり、前記第4傾斜部は、前記上段部から前記最小径部に変化する部分であり、前記上段部は、前記最大径部よりも小径かつ前記中段部よりも大径となる部分であり、前記上段部に燃料噴射ポンプのローラが当接している段階では、前記吸気弁が全開状態となるように構成されており、前記燃料噴射ポンプ駆動用カムの逆転時には、前記上段部に連続する前記第4傾斜部に前記燃料噴射ポンプのローラが当接している段階の、前記吸気弁が開いている状況で、燃料の噴射がなされるように構成されているものである。
本発明によれば、燃料噴射ポンプ駆動用カムの逆転時には、上段部に連続する第4傾斜部に燃料噴射ポンプのローラが当接している段階の、吸気弁が開いている状況で、燃料の噴射がなされるように構成したことによって、噴射された燃料が吸気ポートから排出され、シリンダ内では燃焼に必要な燃料量が確保できずに燃焼が生じないことになるので、運転中に逆回転が生じた場合に逆回転の継続を防止することができる。
ディーゼルエンジンの構成を示した一部断面正面図。 ディーゼルエンジン下部の構成を示した一部断面側面図。 ディーゼルエンジン上部の構成を示した一部断面側面図。 燃料噴射ポンプの構成を示した一部断面正面図。 燃料噴射ポンプ駆動用カムの構成を示した正面図。 燃料噴射ポンプ駆動用カムの作用を示したグラフ図。 別の燃料噴射ポンプ駆動用カムの構成を示した正面図。 別の燃料噴射ポンプ駆動用カムの作用を示したグラフ図。
図1乃至図3を用いて、ディーゼルエンジン1について説明する。なお、図1では、ディーゼルエンジン1の構成を一部断面視とした正面図によって表し、図2では、ディーゼルエンジン1の下部構成を一部断面視とした側面図によって表し、図3では、ディーゼルエンジン1の上部構成を一部断面視とした側面図によって表している。
ディーゼルエンジン1は、本発明のディーゼルエンジンに係る実施形態である。本実施形態のディーゼルエンジン1は、単気筒の空冷ディーゼルエンジンとされている。
ディーゼルエンジン1の本体は、上部のシリンダブロック2と下部のクランクケース3とから構成されている。シリンダブロック2の中央には、シリンダ2aが上下方向に形成されている。シリンダ2aには、ピストン4が収納されている。
シリンダブロック2の上方には、シリンダヘッド7が配置されている。シリンダヘッド7の上方には、ボンネットカバー8が配置されている。ボンネットカバー8の内部は、弁腕室8aとして形成され、吸気弁腕27と、排気弁腕28と、吸気弁31の上端部と、排気弁32の上端部と、吸気プッシュロッド25の上端部と、排気プッシュロッド26の上端部と、が内装されている(図3参照)。
ディーゼルエンジン1上部のボンネットカバー8の一側(図1における左側)には、マフラー9が配置されている。ボンネットカバー8の他側(図1における右側)には、燃料タンク10が配置されている。
クランクケース3には、クランク軸5が軸支されている。クランク軸5は、コンロッド6によってピストン4と連結されている。クランクケース3の内部には、バランスウエイトと、ガバナ装置11と、が配置されている。ガバナ装置11の上方には、燃料噴射ポンプ12と、カム軸13と、が配置されている。
カム軸13は、クランク軸5と平行になるようにクランクケース3に軸支されている。カム軸13の一端には、カムギア17が固定されている。カムギア17は、クランク軸5の一端に固定されたギア18と噛合されて、ギア18とカムギア17とを介してクランク軸5からカム軸13に駆動力を伝達可能としている。
カム軸13の中途部には、吸気カム21と排気カム22とが所定間隔で設けられている。吸気カム21と排気カム22との間には、燃料噴射ポンプ駆動用カム14が設けられている。
吸気カム21にはタペット23が当接されている。タペット23には、吸気プッシュロッド25の下端が連結されている。吸気プッシュロッド25の上端は、シリンダブロック2とシリンダヘッド7に上下方向に開口されたロッド孔を経て、ボンネットカバー8の内部の弁腕室8aまで延出されている。吸気プッシュロッド25の上端が吸気弁腕27の一側下端に当接され、吸気弁腕27の他側の下端に吸気弁31の上端が当接されている。
吸気弁31は、下端部の弁頭31aと胴部の弁棒31bとからなり、ピストン4の上方に配置されている。弁頭31aは、シリンダヘッド7下面に形成されたバルブシートに対して着座又は離間可能に配置され、シリンダヘッド7に形成された吸気ポート7aとシリンダブロック2に形成されたシリンダ2aの燃焼室とを連通又は遮断することを可能としている。吸気ポート7aは、シリンダヘッド7の一側面(後面)に設けられたエアクリーナ20と連通されている。
弁棒31bは、シリンダヘッド7を上方に貫通してボンネットカバー8側に摺動可能に突出され、その上端が吸気弁腕27に当接されている。弁腕室8a内では、弁棒31bにバネ33が外嵌され、バネ33により弁頭31aが上方に摺動するように付勢されて、吸気弁31が閉じるように構成されている。
排気カム22には、タペット24が当接されている。タペット23には、吸気プッシュロッド25の下端が連結されている。タペット24には、排気プッシュロッド26の下端が連結されている。
排気プッシュロッド26の上端は、シリンダブロック2とシリンダヘッド7に上下方向に開口されたロッド孔を経て、ボンネットカバー8の内部の弁腕室8aまで延出されている。排気プッシュロッド26の上端が排気弁腕28の一側下端に当接され、排気弁腕28の他側の下端に排気弁32の上端が当接されている。
排気弁32は、下端部の弁頭32aと胴部の弁棒32bとからなり、ピストン4の上方に配置されている。弁頭32aは、シリンダヘッド7下面に形成されたバルブシートに対して着座又は離間可能に配置され、シリンダヘッド7に形成された排気ポート7bとシリンダブロック2に形成されたシリンダ2aの燃焼室とを連通又は遮断することを可能としている。排気ポート7bは、排気マニホールド29を介してマフラー9と連通されている。
弁棒32bは、シリンダヘッド7を上方に貫通してボンネットカバー8側に摺動可能に突出され、その上端が排気弁腕28に当接されている。弁腕室8a内では、弁棒32bにバネ33が外嵌され、バネ33により弁頭32aが上方に摺動するように付勢されて、排気弁32が閉じるように構成されている。
吸気弁31と排気弁32との間には、燃料噴射ノズル15が配置されている。燃料噴射ノズル15は、その先端(吐出部)がシリンダ2aの中心上方に位置するようにシリンダヘッド7を貫通して下方に突出され、シリンダ2a内に燃料噴射ポンプ12により供給された燃料を噴射できるようになっている。
このような構成とすることによって、ディーゼルエンジン1では、クランク軸5が回動されることによって、ギア18及びカムギア17を介してカム軸13が回動され、カム軸13の回転により吸気カム21がタペット23を昇降し、排気カム22がタペット24を昇降する。
タペット23の昇降により、タペット23に連結された吸気プッシュロッド25、吸気弁腕27を介して吸気弁31が上下に摺動されて、開閉することになる。タペット24の昇降により、タペット24に連結された排気プッシュロッド26、排気弁腕28を介して排気弁32が上下に摺動されて、開閉することになる。つまり、吸気弁31及び排気弁32の開閉がカム軸13の吸気カム21及び排気カム22の回転に連動されて行われる。
図4を用いて、燃料噴射ポンプ12について説明する。なお、図4では、燃料噴射ポンプ12の構成を一部断面視にて模式的に表している。
燃料噴射ポンプ12は、クランクケース3内に配置されたガバナ装置11の上方にカム軸13とともに配置されている。燃料噴射ポンプ12では、タペット41に軸支されたローラ42がカム軸13の吸気カム21と排気カム22との間に設けられた燃料噴射ポンプ駆動用カム14に当接され、燃料噴射ポンプ駆動用カム14の回転によりローラ42及びタペット41を介してプランジャ43が往復摺動されて、燃料タンク10の燃料が吸入部44からプランジャバレル45内に吸入される。
このような構成とすることによって、燃料噴射ポンプ12では、燃料噴射ポンプ駆動用カム14の更なる回転でローラ42を上昇させ、ローラ42及びタペット41を介してプランジャ43を上昇させることにより、プランジャバレル45内の燃料が圧縮され、出口弁48が開いて吐出部46から高圧管47を介して燃料噴射ノズル15に所定のタイミングで所定量の燃料が供給される。
なお、燃料噴射ノズル15による燃料噴射量は、燃料噴射ポンプ12のコントロールレバー16をガバナ装置11により回動し、プランジャ43のストロークを変更することで調節可能となっている。
図5を用いて、燃料噴射ポンプ用駆動カム14の構成について説明する。なお、図5では、燃料噴射ポンプ用駆動カム14を正面視にて模式的に表している。また、二点鎖線は各部位の境界を表している。
燃料噴射ポンプ駆動用カム14は、ピストン4の往復、及び、クランク軸5の回転角度に合わせて半径が異なるように構成されている。燃料噴射ポンプ用駆動カム14は回転方向に沿って、径の異なる部分として、最小径部51と、傾斜部52と、最大径部53と、傾斜部54と、中段部55と、傾斜部56と、最小径部51と、が形成されている。
最小径部51は、燃料噴射ポンプ用駆動カム14において最小径となる部分である。最大径部53は、燃料噴射ポンプ用駆動カム14において最大径となる部分である。中段部55は、最大径部53よりも小径かつ最小径部51よりも大径となる部分である。
傾斜部52は、正回転方向に沿って最小径部51から最大径部53に変化する部分である。傾斜部54は、正回転方向に沿って最大径部53から中段部55に変化する部分である。傾斜部56は、正回転方向に沿って中段部55から最小径部51に変化する部分である。
図6を用いて、燃料噴射ポンプ用駆動カム14の作用について説明する。なお、図6では、燃料噴射ポンプ用駆動カム14の作用を、横軸にクランク角度を表し、縦軸にリフト量を表したグラフ図として模式的に表している。また、図6では、燃料カムリフトを実線で表し、排気弁リフトを破線で表し、吸気弁リフトを一点鎖線で表し、燃料圧送のタイミングを二点鎖線で表している。
まず、燃料噴射ポンプ用駆動カム14の正転時(図6の左から右に向かう方向)の作用について説明する。最小径部51にローラ42が当接している段階では、燃料カムリフト量が最小位置であって、燃料噴射ポンプ12のプランジャ43が最伸長した位置(非圧縮位置)となる。そして、傾斜部52にローラ42が当接している段階では、所定クランク角度にて燃料噴射が行なわれる。より具体的には、図6の二点鎖線のポイントP1の位置から燃料の圧送が開始され、圧送された燃料がノズル開弁圧に達した後に、燃料が噴射される。つまり、燃料噴射のタイミングは、燃料圧送のタイミングのポイントP1より後になり、燃料圧送のタイミングと燃料噴射のタイミングとはずれることになる。
次に、最大径部53にローラ42が当接している段階では、燃料カムリフト量が最大位置であって、燃料噴射ポンプ12のプランジャ43が最縮小した(圧縮した)位置となる。そして、中段部55にローラ42が当接している段階では、排気弁32が開閉作動され、吸気弁31が開き始める。
次に、中段部55から傾斜部56に移行する位置にローラ42が当接している段階では、吸気弁31が少なくとも吸気弁31の全開リフト量の略半分まで開いている状態となる。本実施形態では、中段部55から傾斜部56に移行する位置にローラ42が当接している段階では、吸気弁31が略全開状態となるようにしている。そして、傾斜部56から最小径部51に移行する位置にローラ42が当接している段階では、吸気弁31が閉じ終わった状態となる。
言い換えれば、燃料噴射ポンプ用駆動カム14は、中段部55から傾斜部56に移行する位置が、吸気弁31が少なくとも吸気弁31の最大リフト量の半分以上開いてから開始するように形成されている。
次に、燃料噴射ポンプ用駆動カム14の逆転時(図6の右から左に向かう方向)の作用について説明する。最小径部51にローラ42が当接している段階では、燃料噴射ポンプ12のプランジャ43は最伸長した位置(非圧縮位置)となる。そして、傾斜部56にローラ42が当接している段階では、所定クランク角度にて燃料噴射がされることになる。図6に示すように、逆転時の燃料噴射のタイミングは、正転時の燃料噴射のタイミングとはずれている。正転時の燃料噴射のタイミングと逆転時の燃料噴射のタイミングとでは、正転側と比べて、逆転側が燃料圧送タイミングのポイントP2からみて遅くなっており、ずれることになる。
このとき同時に、傾斜部56にローラ42が当接している段階では、吸気弁31が十分に開いている状態となる。そのため、噴射された燃料が吸気ポート7aから排出され、シリンダ2a内では燃焼に必要な燃料量が確保できずに燃焼が生じないことになる。
ディーゼルエンジン1の効果について説明する。ディーゼルエンジン1によれば、燃料噴射ポンプ用駆動カム14を用いることで、運転中に逆回転が生じた場合に逆回転の継続を防止することができる。
図7を用いて、燃料噴射ポンプ用駆動カム74の構成について説明する。なお、図7では、燃料噴射ポンプ用駆動カム74を正面視にて模式的に表している。また、二点鎖線は各部位の境界を表している。
燃料噴射ポンプ駆動用カム74は、ピストン4の往復、及び、クランク軸5の回転角度に合わせて半径が異なるように構成している。燃料噴射ポンプ用駆動カム74は回転方向に沿って順に、径の異なる部分として、最小径部61、傾斜部62、最大径部63、傾斜部64、中段部65、傾斜部66、上段部67、傾斜部68、最小径部61の順で形成されている。
最小径部61は、燃料噴射ポンプ用駆動カム74にて最小径となる部分である。最大径部63は、燃料噴射ポンプ用駆動カム74にて最大径となる部分である。中段部65は、最大径部63よりも小径かつ最小径部61よりも大径となる部分である。
傾斜部62は、正回転方向に沿って最小径部61から最大径部63に変化する部分である。傾斜部64は、正回転方向に沿って最大径部63から中段部65に変化する部分である。傾斜部66は、正回転方向に沿って中段部65から上段部67に変化する部分である。上段部67は、最大径部63よりも小径かつ中段部65よりも大径となる部分である。
図8を用いて、燃料噴射ポンプ用駆動カム74の作用について説明する。なお、図8では、燃料噴射ポンプ用駆動カム74の作用を、横軸にクランク角度を表し、縦軸にリフト量を表したグラフ図として模式的に表している。また、図8では、燃料カムリフトを実線で表し、排気弁リフトを破線で表し、吸気弁リフトを一点鎖線で表し、燃料圧送のタイミングを二点鎖線で表している。
まず、燃料噴射ポンプ用駆動カム74の正転時(図8の左から右に向かう方向)の作用について説明する。最小径部61にローラ42が当接している段階では、燃料カムリフト量が最小位置であって、燃料噴射ポンプ12のプランジャ43が最伸長した位置(非圧縮位置)となる。そして、傾斜部62にローラ42が当接している段階では、所定クランク角度にて燃料噴射が行なわれる。より具体的には、図8の二点鎖線のポイントP1の位置から燃料の圧送が開始され、圧送された燃料がノズル開弁圧に達した後に、燃料が噴射される。つまり、燃料噴射のタイミングは、燃料圧送のタイミングのポイントP1より後になり、燃料圧送のタイミングと燃料噴射のタイミングとはずれることになる。
次に、最大径部63にローラ42が当接している段階では、燃料カムリフト量が最小位置であって、燃料噴射ポンプ12のプランジャ43が最縮小した(圧縮した)位置となる。そして、中段部65にローラ42が当接している段階では、排気弁32が開閉作動され、吸気弁31が開き始める。
次に、傾斜部66にローラ42が当接している段階では、吸気弁31が少なくとも吸気弁31の全開リフト量の略半分まで開いている状態となる。そして、上段部67にローラ42が当接している段階では、吸気弁31が略全開状態となる。そして、最小径部51にローラ42が当接し始める段階では、吸気弁31が閉じた状態となる。
言い換えれば、燃料噴射ポンプ用駆動カム74は、上段部67が形成される位置が、吸気弁31が略全開状態となる位置に形成されている。
次に、燃料噴射ポンプ用駆動カム74の逆転時(図8の右から左に向かう方向)の作用について説明する。最小径部61にローラ42が当接している段階では、燃料噴射ポンプ12のプランジャ43は最伸長した位置(非圧縮位置)となる。そして、傾斜部68にローラ42が当接している段階では、所定クランク角度にて燃料噴射がされることになる。図8に示すように、逆転時の燃料噴射のタイミングは、正転時の燃料噴射のタイミングとはずれている。正転時の燃料噴射のタイミングと逆転時の燃料噴射のタイミングとでは、正転側と比べて、逆転側が燃料圧送タイミングのポイントP2からみて遅くなっており、ずれることになる。
このとき同時に、傾斜部68にローラ42が当接している段階では、吸気弁31が十分に開いている状態となる。そのため、噴射された燃料が吸気ポート7aから排出され、シリンダ2a内では燃焼に必要な燃料量が確保できずに燃焼が生じないことになる。
ディーゼルエンジン1の効果について説明する。ディーゼルエンジン1によれば、燃料噴射ポンプ用駆動カム74を用いることで、運転中に逆回転が生じた場合に逆回転の継続を防止することができる。
1 ディーゼルエンジン
5 クランク軸
12 燃料噴射ポンプ
13 カム軸
14 燃料噴射ポンプ駆動用カム
51 最小径部
52 傾斜部
53 最大径部
54 傾斜部
55 中段部
56 傾斜部

Claims (1)

  1. クランク軸によって駆動されるカム軸と、前記カム軸上に設けられる燃料噴射ポンプ駆動用カムと、前記カム軸上に設けられて吸気弁を駆動する吸気カムとを具備するディーゼルエンジンであって、
    前記燃料噴射ポンプ駆動用カムには、正回転方向に沿って、順に、径の異なる部分として、最小径部、第1傾斜部、最大径部、第2傾斜部、中段部、第3傾斜部、上段部、第4傾斜部が形成され、
    前記最小径部は、前記燃料噴射ポンプ駆動用カムにて最小径となる部分であり、
    前記最大径部は、前記燃料噴射ポンプ駆動用カムにて最大径となる部分であり、
    前記中段部は、前記最大径部よりも小径かつ前記最小径部よりも大径となる部分であり、
    前記第1傾斜部は、前記最小径部から前記最大径部に変化する部分であり、
    前記第2傾斜部は、前記最大径部から前記中段部に変化する部分であり、
    前記第3傾斜部は、前記中段部から前記上段部に変化する部分であり、
    前記第4傾斜部は、前記上段部から前記最小径部に変化する部分であり、
    前記上段部は、前記最大径部よりも小径かつ前記中段部よりも大径となる部分であり、
    前記上段部に燃料噴射ポンプのローラが当接している段階では、前記吸気弁が全開状態となるように構成されており、
    前記燃料噴射ポンプ駆動用カムの逆転時には、前記上段部に連続する前記第4傾斜部に前記燃料噴射ポンプのローラが当接している段階の、前記吸気弁が開いている状況で、燃料の噴射がなされるように構成されている
    ことを特徴とするディーゼルエンジン。
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