JP6474706B2 - シフト装置及びシフト装置の異常検知方法 - Google Patents

シフト装置及びシフト装置の異常検知方法 Download PDF

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Description

本発明は、シフト装置及びシフト装置の異常検知方法に関するものである。
車両のシフト装置には、操作ノブを回転させてトランスミッションを切り替えるものがある。そのようなシフト装置には、操作パネルと面一に収納されている操作ノブが、イグニッションスイッチをオンすると操作パネルより突出するものがある。操作ノブの移動は、モータの回転を並進移動に変換して行われる。操作ノブの位置を検知するためにフォトセンサが使用される。
特表2009−519855号公報
操作ノブが正しい位置に移動できていなければ、トランスミッションの切り替えを正常に行えない。そこで、2つのフォトセンサで二重に位置を検出することにより、一方に異常が発生しても操作ノブの位置を検出可能にすることが考えられる。しかし、同じ2つのフォトセンサを使用すると、同じ事象によって同じ異常が発生した場合、異常を正確に検出できない可能性がある。さらに、シフト装置には、様々なセンサが内蔵されており、全てを二重化すると、構成が複雑になるという不利益がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡潔な構造で正確に異常を検知できるシフト装置及びシフト装置の異常検知方法を提供することにある。
本発明の第1の観点に係るシフト装置は、操作ノブによりトランスミッションを切り替えるシフト装置であって、回転軸を含むモータと、回転軸の回転に伴って所定の経路に沿って操作ノブを移動させる移動機構と、回転軸の回転量を検知する回転センサと、操作ノブの位置を検知する位置センサと、制御部とを備える。制御部が、回転センサで検知される回転量と位置センサで検知される位置とに基づいて、操作ノブの位置が目標位置へ近づくように回転軸を回転及び停止させるモータ制御部と、回転センサで検知される回転量が示す操作ノブの位置と位置センサで検知される位置とに基づいて、回転センサと位置センサとの少なくとも一方に異常があることを検知する異常検知部とを含む。位置センサは、操作ノブが検知位置を境界とした検知範囲の中にいることを検知する。異常検知部は、回転センサで検知される回転量に基づいて、検知位置に対して離間した基準位置から操作ノブが移動して検知位置に達したか否かを判定する第1判定、及び、位置センサで検知される位置に基づいて、操作ノブが基準位置から検知位置に達したか否かを判定する第2判定を行い、第1判定の結果及び第2判定の結果に基づいて異常を検知する。基準位置は、検知範囲の中にある。
この構成によれば、簡潔な構造で正確に異常を検知できるシフト装置を提供できる。直接の検知対象が異なるセンサを使用して操作ノブの位置を検知するため、同じセンサで同じ検知対象を二重に検知する場合に比べると、同じ事象によって同じ異常が発生する可能性が低いため、より正確に異常を検知できる。位置センサと回転センサとをそれぞれ複数設けて、それぞれの検知対象を二重に検知する場合に比較して構成を簡潔にできる。
好適に、本発明の第1の観点に係るシフト装置は、検知位置と基準位置との間の操作ノブの移動に相当する回転量を記憶する記憶装置をさらに備えてよい。異常検知部は、第1判定において、操作ノブが基準位置から移動して検知位置に達したことを、回転センサで検知される回転量と記憶装置に記憶された回転量とに基づいて判定してよい。
好適に、制御部は、操作ノブが検知位置から基準位置に移動したときに、検知位置と基準位置との間の操作ノブの移動に相当する回転量を記憶装置に記憶させる記憶制御部をさらに含んでよい。
好適に、モータ制御部は、操作ノブが検知位置から基準位置に向けて移動するときに、記憶装置に記憶された回転量に基づいて、操作ノブを基準位置で停止させてよい。
好適に、本発明の第1の観点に係るシフト装置は、2つの位置センサを備えてよい。操作ノブが、一方の位置センサで検知される検知範囲の中にある基準位置と、他方の位置センサで検知される検知範囲の中にある基準位置との間で移動してよい。
本発明の第2の観点に係るシフト装置は、操作ノブによりトランスミッションを切り替えるシフト装置であって、回転軸を含むモータと、回転軸の回転に伴って所定の経路に沿って操作ノブを移動させる移動機構と、回転軸の回転量を検知する回転センサと、 操作ノブの位置を検知する位置センサと、制御部とを備える。制御部は、回転センサで検知される回転量と位置センサで検知される位置とに基づいて、操作ノブの位置が目標位置へ近づくように回転軸を回転及び停止させるモータ制御部と、回転センサで検知される回転量が示す操作ノブの位置と位置センサで検知される位置とに基づいて、回転センサと位置センサとの少なくとも一方に異常があることを検知する異常検知部とを含む。位置センサは、操作ノブが検知位置を境界とした検知範囲の中にいることを検知する。異常検知部は、回転センサで検知される回転量に基づいて、操作ノブが検知範囲の中から検知範囲の境界に達したか否かを判定する第1判定、及び、位置センサで検知される位置に基づいて、操作ノブが検知範囲の中から検知範囲の境界に達したか否かを判定する第2判定を行い、第1判定の結果及び第2判定の結果に基づいて異常を検知する。
好適に、異常検知部は、第1判定において、回転センサで検知される回転量に基づいて、検知範囲の外から検知範囲の中に移動した操作ノブが、検知範囲の境界に達したか否かを判定してよい。
好適に、本発明の第の観点に係るシフト装置は、記憶装置をさらに備えてよい。制御部は、位置センサで検知される操作ノブの位置が検知範囲の境界にあるときの回転量を記憶装置に記憶させる記憶制御部をさらに含んでよい。異常検知部は、第1判定において、操作ノブが検知範囲の境界に達したことを、回転センサで検知される回転量と、記憶装置に記憶された回転量と、に基づいて判定してよい。
本発明の第3の観点に係るシフト装置は、操作ノブによりトランスミッションを切り替えるシフト装置であって、回転軸を含むモータと、回転軸の回転に伴って所定の経路に沿って操作ノブを移動させる移動機構と、回転軸の回転量を検知する回転センサと、操作ノブの位置を検知する上位置センサ及び下位置センサと、制御部とを備える。制御部が、回転センサで検知される回転量と上位置センサ及び下位置センサで検知される位置とに基づいて、操作ノブの位置が目標位置へ近づくように回転軸を回転及び停止させるモータ制御部と、回転センサで検知される回転量が示す操作ノブの位置と上位置センサ及び下位置センサで検知される位置とに基づいて、回転センサと上位置センサ及び下位置センサとの少なくとも一方に異常があることを検知する異常検知部とを含む。上位置センサは、操作ノブが第1検知位置を境界とした第1検知範囲の中にいることを検知し、下位置センサは、操作ノブが第2検知位置を境界とした第2検知範囲の中にいることを検知する。異常検知部は、回転センサで検知される回転量に基づいて、第2検知位置に対して離間した第1検知位置から操作ノブが移動して第2検知位置に達したか否かを判定する第1判定、及び、下位置センサで検知される位置に基づいて、操作ノブが第1検知位置から第2検知位置に達したか否かを判定する第2判定を行い、第1判定の結果及び第2判定の結果に基づいて異常を検知する。
好適に、異常検知部は、回転軸が第1方向に回転しているときに回転量を加算し、回転軸が第1方向とは逆の第2方向に回転しているときに回転量を減算することにより、回転センサで検知される回転量に基づいて操作ノブの位置を取得してよい。
好適に、位置センサはフォトセンサであってよい。
好適に、回転センサは磁気センサであってよい。
好適に、回転軸の回転に伴って移動機構が操作ノブを移動させる所定の経路は、直線であってよい。
本発明の第の観点は、操作ノブによりトランスミッションを切り替えるシフト装置の異常検知方法に関する。シフト装置は、回転軸を含むモータと、回転軸の回転に伴って所定の経路に沿って操作ノブを移動させる移動機構と、回転軸の回転量を検知する回転センサと、操作ノブの位置を検知する位置センサと、制御部とを備える。位置センサは、操作ノブが検知位置を境界とした検知範囲の中にいることを検知する。このシフト装置の異常検知方法は、制御部が、回転センサで検知される回転量と位置センサで検知される位置とに基づいて、操作ノブの位置が目標位置へ近づくように回転軸を回転及び停止させるモータ制御を行うことと、制御部が、回転センサで検知される回転量が示す操作ノブの位置と位置センサで検知される位置とに基づいて、回転センサと位置センサとの少なくとも一方に異常があることを検知する異常検知を行うことと、を含む。異常検知を行うことは、制御部が、回転センサで検知される回転量に基づいて、検知位置に対して離間した基準位置から操作ノブが移動して検知位置に達したか否かを判定する第1判定を行うことと、制御部が、位置センサで検知される位置に基づいて、操作ノブが基準位置から検知位置に達したか否かを判定する第2判定を行うことと、制御部が、第1判定の結果及び第2判定の結果に基づいて異常を検知することとを含む。基準位置は、検知範囲の中にある。
この構成によれば、簡潔な構造で正確に異常を検知できるシフト装置及びシフト装置の異常検知方法を提供できる。
本発明の第5の観点は、操作ノブによりトランスミッションを切り替えるシフト装置の異常検知方法に関する。シフト装置は、回転軸を含むモータと、回転軸の回転に伴って所定の経路に沿って操作ノブを移動させる移動機構と、回転軸の回転量を検知する回転センサと、操作ノブの位置を検知する位置センサと、制御部とを備える。位置センサは、操作ノブが検知位置を境界とした検知範囲の中にいることを検知する。このシフト装置の制御方法は、制御部が、回転センサで検知される回転量と位置センサで検知される位置とに基づいて、操作ノブの位置が目標位置へ近づくように回転軸を回転及び停止させるモータ制御を行うことと、制御部が、回転センサで検知される回転量が示す操作ノブの位置と位置センサで検知される位置とに基づいて、回転センサと位置センサとの少なくとも一方に異常があることを検知する異常検知を行うこととを含む。異常検知を行うことは、制御部が、回転センサで検知される回転量に基づいて、操作ノブが検知範囲の中から検知範囲の境界に達したか否かを判定する第1判定を行うことと、制御部が、位置センサで検知される位置に基づいて、操作ノブが検知範囲の中から検知範囲の境界に達したか否かを判定する第2判定を行うことと、制御部が、第1判定の結果及び第2判定の結果に基づいて異常を検知することとを含む。
本発明の第6の観点は、操作ノブによりトランスミッションを切り替えるシフト装置の異常検知方法に関する。シフト装置は、回転軸を含むモータと、回転軸の回転に伴って所定の経路に沿って操作ノブを移動させる移動機構と、回転軸の回転量を検知する回転センサと、操作ノブの位置を検知する上位置センサ及び下位置センサと、制御部とを備える。上位置センサは、操作ノブが第1検知位置を境界とした第1検知範囲の中にいることを検知し、下位置センサは、操作ノブが第2検知位置を境界とした第2検知範囲の中にいることを検知する。このシフト装置の制御方法は、制御部が、回転センサで検知される回転量と上位置センサ及び下位置センサで検知される位置とに基づいて、操作ノブの位置が目標位置へ近づくように回転軸を回転及び停止させるモータ制御を行うことと、制御部が、回転センサで検知される回転量が示す操作ノブの位置と上位置センサ及び下位置センサで検知される位置とに基づいて、回転センサと上位置センサ及び下位置センサとの少なくとも一方に異常があることを検知する異常検知を行うこととを含む。異常検知を行うことは、制御部が、回転センサで検知される回転量に基づいて、第2検知位置に対して離間した第1検知位置から操作ノブが移動して第2検知位置に達したか否かを判定する第1判定を行うことと、制御部が、下位置センサで検知される位置に基づいて、操作ノブが第1検知位置から第2検知位置に達したか否かを判定する第2判定を行うことと、制御部が、第1判定の結果及び第2判定の結果に基づいて異常を検知することとを含む。
本発明によれば、簡潔な構造で正確に異常を検知できるシフト装置及びシフト装置の異常検知方法を提供できる。
本発明の実施形態のシフト装置の斜視図である。 図1のシフト装置の他の斜視図である。 図1のシフト装置の3−3線における断面図である。 図2のシフト装置の4−4線における断面図である。 モータの一部の構成要素の配置を示す概念図である。 図1のシフト装置の制御系統の構成図である。 位置センサと遮光片との位置関係を例示した図である。 位置センサと遮光片との他の位置関係を例示した図である。 位置センサと遮光片とのさらに他の位置関係を例示した図である。 図1に示すシフト装置の異常検知方法を説明するためのフローチャートである。 2つの位置センサと2つの遮光片との位置関係を例示した図である。
(構成)
以下、本発明の実施形態に係るシフト装置について説明する。図1及び図2は、本実施形態に係るシフト装置100の異なる状態を示す斜視図である。シフト装置100は、図示しない車両に搭載される。本実施形態における上下方向は、説明の便宜のために規定されているのであって、実際の使用方向を限定するわけではない。
図3は、操作ノブ120が突出位置にある図1のシフト装置100を、3−3線と操作ノブ120の移動方向である上下方向とを含む平面で切断して、矢印の方向に見た、概略の断面図である。図4は、操作ノブ120が収納位置にある図2のシフト装置100を、4−4線と操作ノブ120の上下方向とを含む平面で切断して、矢印の方向に見た、概略の断面図である。
図1に示すように、シフト装置100は、筐体110と操作ノブ120とを備える。シフト装置100の構成要素は、操作ノブ120を除いて筐体110内に収容されている。筐体110は、なくてもよい。
操作ノブ120は、使用者による回転操作を受けて、トランスミッションを切り替える。操作ノブ120は、筐体110から上方に突出した図1の突出位置と、筐体110に収納された図2に示す収納位置との間で移動する。例えば、車両の図示しないイグニッションスイッチをオンにすると、図2の収納位置から図1の突出位置に移動し、イグニッションスイッチをオフにすることにより、図1の突出位置から図2の収納位置に移動する。
図3に示すように、シフト装置100は、モータ130を備える。本実施形態のモータ130は、4極6スロットの三相ブラシレスモータであるが、他のブラシレスモータであってもよく、ステッピングモータなどの他のモータであってもよい。モータ130は、カバー131と、カバー131内からカバー131の外まで上方に突設された回転軸132と、カバー131内で、回転軸132の周囲に配設された固定子133とを含む。回転軸132の円筒状の外周曲面は、ウォームギアとして機能するように溝が設けられている。
図5は、モータ130の一部の構成要素を上方から見たときの配置を示す概念図である。回転軸132は、上下方向に沿った仮想的な中心線135の周りで回転する。回転軸132の下端は、NSNSの4極を回転方向に均等に並べた磁石が設けられており、回転子として機能する。この回転子の周囲には、6スロットの固定子133を構成する6つのコイル(U1,V1,W1,U2,V2,W2)が配設される。コイルU1、コイルV1、コイルW1、コイルU2、コイルV2及びコイルW2は、この順序で中心線135の周りを反時計回りに60度の間隔に配設される。
モータ130は、さらに、中心線135の周りに60度間隔で配設された、3つの回転センサ134を含む。回転センサ134は、磁気センサであり、より具体的には、ホール効果を利用したホール素子である。回転センサ134は、回転軸132の回転量を検出する。回転センサ134(HU)は、コイルW2とコイルU1との間に配設されている。回転センサ134(HV)は、コイルU1とコイルV1との間に配設されている。回転センサ134(HW)は、コイルV1とコイルW1との間に配設されている。
3つの回転センサ134から出力される信号のパターンに基づいて、回転軸132の回転方向と、回転量がわかる。回転量は、回転軸132が回転した角度に対応する。
図3に示すように、シフト装置100は、さらに、昇降軸141、昇降台142、及び従動ギア片143を備える。昇降軸141は、操作ノブ120と一体的に連結されている。中心線135の周りで操作ノブ120と一体的に回転する。昇降台142は、昇降軸141を回転可能に保持する。昇降台142は、上下方向に移動可能である一方で、中心線135の周りで回転できないように、図示しない要素で制限されている。従動ギア片143は、昇降台142に固定されており、回転軸132の周囲に配設されている。従動ギア片143は、回転軸132を臨む面に、回転軸132のウォームギアにかみ合うギア溝をもつ。
回転軸132が回転すると、従動ギア片143は回転せずに上下に移動する。回転軸132の回転にともなって、従動ギア片143、昇降台142、昇降軸141及び操作ノブ120が一体的に上下に移動する。従動ギア片143及び昇降台142は中心線135の周りで回転しないが、操作ノブ120及び昇降軸141は中心線135の周りで両方向に回転可能である。操作ノブ120及び昇降軸141は、回転軸132の回転とは無関係に回転させることができる。回転軸132のウォームギア及び従動ギア片143が、回転軸132の回転に伴って所定の経路に沿って操作ノブ120を移動させる移動機構として機能する。所定の経路は、中心線135に平行な直線である。
昇降台142は、後で詳細に説明する2つの下遮光片144a及び上遮光片144b(以下、区別せずに遮光片144と呼ぶ場合がある)をもつ。下遮光片144aは、昇降台142の一部から下向きに突設されており、上遮光片144bは、昇降台142の一部から上向きに突設されている。遮光片144の上下方向の移動量は、操作ノブ120の移動量に等しい。
シフト装置100は、さらに、回路基板150を備える。回路基板150は、筐体110の内部の空間を上下に区画するように配設されている。回路基板150は、操作ノブ120と昇降台142との間に配設され、昇降軸141が回路基板150に触れずに貫通するように配設されている。
シフト装置100は、さらに、下位置センサ151a及び上位置センサ151b(以下、区別せずに位置センサ151と呼ぶ場合がある)を備える。位置センサ151は、遮光片144の位置を検知することより、間接的に操作ノブ120の位置を検知するフォトセンサである。下位置センサ151aは、筐体110内部の底面に配設されており、下遮光片144aの位置を検知する。上位置センサ151bは、回路基板150の下面に配設されており、上遮光片144bの位置を検知する。
図7、図8及び図9は、位置センサ151と遮光片144との異なる位置関係を例示した図である。図7に示すように、位置センサ151は、上下のいずれか一方に開口152をもつ内部空間153を画定している。位置センサ151は、内部空間153内に物体が存在するか否かを光により検知する。位置センサ151は、内部空間153内に遮光片144が存在する場合にオンとなり、内部空間153内に遮光片144が存在しない場合にオフとなる。
上下方向において、遮光片144の移動量と操作ノブ120の移動量とが同じである。そこで、遮光片144の先端145の位置と操作ノブ120の位置とを対応付けて説明する。例えば、図7に示すように、遮光片144の先端145が内部空間153内に位置しているとき、操作ノブ120が検知範囲201の中に存在する。図8に示すように、遮光片144が検知範囲201の外に位置していて、遮光片144の先端145だけが、位置センサ151のオンとオフとを切り替える境界である開口152に位置しているとき、操作ノブ120が検知位置202にいる。図9に示すように、先端145を含む遮光片144の全体が内部空間153外に存在するとき、操作ノブ120が検知範囲201の外に存在する。
位置センサ151は、遮光片144を通じて間接的に、操作ノブ120の位置を検知する。具体的には、操作ノブ120が検知位置202にいることと、操作ノブ120が検知位置202を境界とする検知範囲201の中に存在することと、操作ノブ120が検知位置202を境界とする検知範囲201の中に存在しないことと、を検知する。
下位置センサ151aと下遮光片144aとの関係は、上位置センサ151bと上遮光片144bとの関係を上下逆にしたものである。操作ノブ120は、下位置センサ151aで検知される検知範囲201の中にある停止位置203と、上位置センサ151bで検知される検知範囲201の中にある停止位置203との間で移動する。
シフト装置100は、さらに、回路基板150に搭載された操作検知部160を備える。操作検知部160は、回路基板150の両側に配設された2つの回転盤161と、回転盤161の操作量センサ162とを含む。昇降軸141は、回転盤161を貫くように配設されている。昇降軸141の円筒状側面には上下方向に延在する溝が設けられており、回転盤161の係合片が昇降軸141の溝に係合している。回転盤161は、図示しない構成要素により、中心線135の周りに回転可能としながら、上下に移動しないように回路基板150に拘束されている。
昇降軸141が上下に移動するとき、回転盤161の係合片が昇降軸141の溝の中で摺動するため、回転盤161は上下に移動しない。昇降軸141が、中心線135の周りで回転すると、回転盤161の係合片が昇降軸141の溝に押されるため、回転盤161が昇降軸141と共に回転する。回転盤161の回転量は、磁気センサで構成される操作量センサ162によって検知される。すなわち、操作ノブ120の回転操作は、昇降軸141及び回転盤161を通じて、操作量センサ162によって検知される。なお、操作ノブ120の回転操作の検出手段はこれに限るわけではない。
(制御系統)
図6は、シフト装置100の上下の移動を制御することに関連する制御系統の構成図である。シフト装置100は、図3に示す回路基板150に搭載された、図6に示すモータ駆動回路170、制御部180及び記憶装置190を備える。
モータ駆動回路170は、制御部180からの指示に基づいてモータ130を制御して、回転軸132(図3)を所望の方向及び所望の速度で回転させ、並びに、回転軸132(図3)を停止させる。
制御部180は、中央演算処理装置である。記憶装置190は、例えばランダムアクセスメモリ(RAM;random access memory)である。記憶装置190は、情報を記憶できる他の装置であってもよい。
制御部180は、記憶装置190に記憶されたプログラムを読み込んで実行することによりシフト装置100の種々の制御を行う。制御部180は、他の構成要素で構成されていてもよく、特定用途向け集積回路(ASIC;application specific integrated circuit)であってもよい。
制御部180は、モータ130、下位置センサ151a、上位置センサ151b、回転センサ134(HU)、回転センサ134(HV)及び回転センサ134(HW)に接続されている。制御部180は、回転センサ134から出力される信号パターンを参照して、一定の回転角度単位で発生する繰り返しの数を回転量として取得する。制御部180は、一方向の回転量を加算し、それとは逆方向の回転量を減算することにより、操作ノブ120の進行方向を認識する。例えば、操作ノブ120が、ある位置から上に移動した後、下に移動して元の位置に戻ると、回転量は元に戻る。
制御部180は、記憶装置190に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより、モータ制御部181、記憶制御部182及び異常検知部183として機能する。
モータ制御部181は、回転センサ134で検知される回転軸132の回転量と、位置センサ151で検知される操作ノブ120の位置と、に基づいて、操作ノブ120の位置が目標位置へ近づくように回転軸132を回転及び停止させる。目標位置は、例えば、図1の突出位置及び図2の収納位置を含む停止位置であってもよく、他の位置であってもよい。例えば、モータ制御部181は、操作ノブ120が検知位置202から目標位置に向けて移動するときに、記憶装置190に記憶された検知位置202から目標位置までの所定の回転量に基づいて、操作ノブ120を目標位置で停止させる。
記憶制御部182は、種々のタイミングで、所定の基準位置からの操作ノブ120の回転量を記憶装置190に記憶させる。
例えば、記憶制御部182は、操作ノブ120が検知位置202から目標位置である基準位置へ移動したときに、検知位置202と基準位置との間の操作ノブ120の移動に相当する回転量(第1回転量)を記憶装置190に記憶させる。
あるいは、記憶制御部182は、位置センサ151で検知される操作ノブ120の位置が検知範囲201の境界(検知位置202)である基準位置にあるときの回転量(第2回転量)を記憶装置190に記憶させてもよい。
基準位置は、例えば、検知範囲201の中にあってもよく、検知範囲201の境界(検知位置202)であってもよく、他の位置であってもよい。基準位置は、後述の異常検知部183における異常検知方法に応じて設定される。
異常検知部183は、回転センサ134で検知される回転軸132の回転量が示す操作ノブ120の位置と、位置センサ151で検知される操作ノブ120の位置とに基づいて、回転センサ134と位置センサ151との少なくとも一方に異常があることを検知する。
具体的には、例えば異常検知部183は、回転センサ134で検知される回転量に基づいて、操作ノブ120が基準位置から検知位置202に達したか否かを判定する第1判定、及び、位置センサ151で検知される位置に基づいて、操作ノブ120が基準位置から検知位置202に達したか否かを判定する第2判定を行い、この第1判定の結果及び第2判定の結果に基づいて異常を検知する。
第1判定と第2判定の結果に基づく異常検知方法には、幾つかのバリエーションがある。
一例の異常検知方法では、基準値が検知位置202から離間している。この場合、異常検知部183は、第1判定において、回転センサ134で検知される回転量に基づいて、検知位置202に対して離間した基準位置から操作ノブ120が移動して検知位置202に達したか否かを判定する。例えば、異常検知部183は、第1判定において、操作ノブ120が基準位置から移動して検知位置202に達したことを、回転センサ134で検知される回転量(第1回転量)と記憶装置190に記憶された回転量とに基づいて判定する。
別の一例の異常検知方法では、基準値が検知位置202と一致している。この場合、異常検知部183は、第1判定において、回転センサ134で検知される回転量に基づいて、操作ノブ120が検知範囲201の中から基準位置である検知範囲201の境界(検知位置202)に達したか否かを判定し、第2判定において、位置センサ151で検知される位置に基づいて、操作ノブ120が検知範囲201の中から検知範囲201の境界(検知位置202)に達したか否かを判定する。例えば、異常検知部183は、第1判定において、回転センサ134で検知される回転量に基づいて、検知範囲201の外から検知範囲201の中に移動した操作ノブ120が、検知範囲201の境界に達したか否かを判定する。より具体的には、例えば異常検知部183は、第1判定において、操作ノブ120が検知範囲201の境界(検知位置202)に達したことを、回転センサ134で検知される回転量と、記憶装置190に記憶された回転量(第2回転量)とに基づいて判定する。
(第1異常検知方法)
次に、図10のフローを参照して、第1異常検知方法について説明する。第1異常検知方法では、モータ制御部181が、図7に示すように検知範囲201の中の停止位置203に停止している操作ノブ120を、図9に示すように検知範囲201の外に移動させる過程において、異常検知部183が異常を検知する。第1異常検知方法は、下位置センサ151aと上位置センサ151bとのいずれに適用されてもよい。
検知位置202に対して離間した停止位置203が、基準位置である。あらかじめ、記憶装置190に、停止位置203から検知位置202までの移動に相当する回転量にしきい値を加えた回転量が「Pth」として記憶されている。本例では、停止位置203から検知位置202へ向かう方向で回転量が増加する。
ステップ301において、異常検知部183は、始動条件が満たされたか判定する。モータ制御部181が、停止位置203に停止している操作ノブ120を、検知範囲201の外に向けて動かし始めた場合に、始動条件が満たされたと判定される。異常検知部183は、始動条件が満たされた場合、ステップ302に進み、始動条件が満たされていない場合、ステップ301の判定を繰り返す。
ステップ302において、異常検知部183は、始動条件が満たされた時点の回転量、すなわち、基準位置の回転量P0を記憶装置190に記憶させる。
次に、ステップ303において、異常検知部183は、基準位置(すなわち、停止位置203)での回転量P0と現在の回転量Pとの差ΔP=P−P0を計算する。
次に、ステップ304において、異常検知部183は、第1判定を行う。第1判定において、異常検知部183は、回転センサ134で検知される回転量と、記憶装置190に記憶された回転量P0及びPthと、に基づいて、操作ノブ120が基準位置(すなわち、停止位置203)から検知位置202に達したか否かを判定する。異常検知部183は、ΔP>Pth(又はΔP≧Pth)であれば、操作ノブ120が基準位置から検知位置202に達したと判定してステップ305に進み、そうでなければ、操作ノブ120が基準位置から検知位置202に達していないと判定してステップ303に戻る。
ステップ305において、異常検知部183は、第2判定を行う。第2判定において、異常検知部183は、位置センサ151で検知される位置に基づいて、操作ノブ120が基準位置(すなわち、停止位置203)から検知位置202に達したか否かを判定する。異常検知部183は、位置センサ151が、オンからオフに切り替わった場合、操作ノブ120が基準位置から検知位置202に達したと判定して処理を終了する。異常検知部183は、位置センサ151がオンのままである場合、操作ノブ120が基準位置から検知位置202に達していないと判定してステップ306に進む。
ステップ306において、異常検知部183は、位置センサ151に異常があると判定する。回転センサ134で検知される回転量に基づいて、操作ノブ120が基準位置(すなわち、停止位置203)から検知位置202に達したと判定されている一方で、位置センサ151で検知される位置に基づいて、操作ノブ120が基準位置から検知位置202に達したと判定されていない場合、位置センサ151と回転センサ134とのいずれかに異常がある可能性が高い。制御部180は、異常があるという判定に応じて、例えば、シフト装置100の動作を停止すること、警報を発することなどの対応処理を行う。
(第2異常検知方法)
次に、図10のフローを参照して、第2異常検知方法について説明する。第2異常検知方法では、モータ制御部181が、図9に示すように検知範囲201の外に存在する操作ノブ120を、図7に示すように検知範囲201の中まで移動させた後、さらに検知範囲201の外に移動させる過程において、異常検知部183が異常を検知する。第2異常検知方法は、下位置センサ151aと上位置センサ151bとのいずれに適用されてもよい。
検知範囲201の境界である検知位置202が、基準位置である。本例では、検知範囲201の外から検知範囲201の中に向かう方向において回転量が減少し、検知範囲201の中から検知範囲201の外に向かう方向において回転量が増加する。
ステップ301において、異常検知部183は、始動条件が満たされたか判定する。異常検知部183は、位置センサ151で検知される位置に基づいて、操作ノブ120が検知範囲201の外から検知範囲201の境界(すなわち、検知位置202)に達したか判定する。異常検知部183は、位置センサ151がオフからオンに切り替わったときに、操作ノブ120が検知範囲201の外から検知範囲201の境界に達して、始動条件が満たされたと判定する。異常検知部183は、始動条件が満たされた場合、ステップ302に進み、始動条件が満たされていない場合、ステップ301の判定を繰り返す。
ステップ302において、異常検知部183は、始動条件が満たされた時点の回転量、すなわち、基準位置の回転量P0を記憶装置190に記憶させる。
次に、ステップ303において、異常検知部183は、基準位置(すなわち、検知位置202)での回転量P0と現在の回転量Pとの差ΔP=P−P0を計算する。
次に、ステップ304において、異常検知部183は、第1判定を行う。第1判定において、異常検知部183は、回転センサ134で検知される回転量に基づいて、操作ノブ120が検知範囲201の中から基準位置である検知範囲201の境界(すなわち、検知位置202)に達したか否かを判定する。異常検知部183は、操作ノブ120が検知範囲201の境界に達したことを、回転センサ134で検知される回転量と、記憶装置190に記憶された回転量P0及びPthと、に基づいて判定する。本例では、検知位置202が基準位置であるから、操作ノブ120が検知範囲201の中から検知範囲201の境界に達したか否かを判定する回転量Pthには、0に比べてしきい値分だけ大きい値が設定される。
異常検知部183は、ΔP>Pth(又はΔP≧Pth)であれば、操作ノブ120が検知範囲201の中から検知範囲201の境界に達したと判定してステップ305に進み、そうでなければ、操作ノブ120が検知範囲201の中から検知範囲201の境界に達していないと判定してステップ303に戻る。
ステップ305において、異常検知部183は、第2判定を行う。第2判定において、異常検知部183は、位置センサ151で検知される位置に基づいて、操作ノブ120が検知範囲201の中から検知範囲201の境界(すなわち、検知位置202)に達したか否かを判定する。異常検知部183は、位置センサ151が、オンからオフに切り替わった場合、操作ノブ120が検知範囲201の中から検知範囲201の境界に達したと判定して処理を終了する。異常検知部183は、位置センサ151がオンのままである場合、操作ノブ120が検知範囲201の中から検知範囲201の境界に達していないと判定してステップ306に進む。
ステップ306において、異常検知部183は、位置センサ151に異常があると判定する。回転センサ134で検知される回転量に基づいて、操作ノブ120が検知範囲201の中から検知範囲201の境界(すなわち、検知位置202)に達したと判定されている一方で、位置センサ151で検知される位置に基づいて、操作ノブ120が検知範囲201の中から検知範囲201の境界に達したと判定されていない場合、位置センサ151と回転センサ134とのいずれかに異常がある可能性が高い。制御部180は、異常があるという判定に応じて、例えば、シフト装置100の動作を停止すること、警報を発することなどの対応処理を行う。
(第3異常検知方法)
次に、図10のフローを参照して、第3異常検知方法について説明する。図11は、下位置センサ151a、上位置センサ151b、下遮光片144a及び上遮光片144bの位置関係を例示した図である。先端145、開口152、内部空間153、検知範囲201、検知位置202及び停止位置203の符号については、下位置センサ151aに対応する符号には末尾にaを付し、上位置センサ151bに対応する符号には末尾にbを付することで区別する。第3異常検知方法は、下位置センサ151aと上位置センサ151bとの関係を入れ替えて行われてもよい。
第3異常検知方法では、モータ制御部181が、図11に示すように上位置センサ151bの検知範囲201bの中に位置している操作ノブ120を、下位置センサ151aの検知範囲201aの中に移動させる過程において、異常検知部183が異常を検知する。
下位置センサ151aの検知位置202aに対して離間した上位置センサ151bの検知位置202bが、基準位置である。あらかじめ、記憶装置190に、上位置センサ151bの検知位置202bから下位置センサ151aの検知位置202aまでの移動に相当する回転量にしきい値を加えた回転量が「Pth」として記憶されている。本例では、上位置センサ151bの検知位置202bから下位置センサ151aの検知位置202aに向かう方向において回転量が増加する。
ステップ301において、異常検知部183は、始動条件が満たされたか判定する。異常検知部183は、上位置センサ151bがオンからオフに切り替わった場合に、始動条件が満たされたと判定される。これは、操作ノブ120が、上位置センサ151bの検知範囲201bより下方に移動したことを意味する。異常検知部183は、始動条件が満たされた場合、ステップ302に進み、始動条件が満たされていない場合、ステップ301の判定を繰り返す。
ステップ302において、異常検知部183は、始動条件が満たされた時点の回転量、すなわち、基準位置(すなわち、上位置センサ151bの検知範囲201b)の回転量P0を記憶装置190に記憶させる。
次に、ステップ303において、異常検知部183は、基準位置(すなわち、上位置センサ151bの検知範囲201b)での回転量P0と現在の回転量Pとの差ΔP=P−P0を計算する。
次に、ステップ304において、異常検知部183は、第1判定を行う。第1判定において、異常検知部183は、回転センサ134で検知される回転量に基づいて、操作ノブ120が基準位置(すなわち、上位置センサ151bの検知位置202b)から下位置センサ151aの検知位置202aに達したか否かを判定する。異常検知部183は、操作ノブ120が基準位置から移動して下位置センサ151aの検知位置202aに達したことを、回転センサ134で検知される回転量と記憶装置190に記憶された回転量P0及びPthとに基づいて判定する。
異常検知部183は、ΔP>Pth(又はΔP≧Pth)であれば、操作ノブ120が上位置センサ151bの検知位置202bから下位置センサ151aの検知位置202aに達したと判定してステップ305に進み、そうでなければ、ステップ303に戻る。
ステップ305において、異常検知部183は、第2判定を行う。第2判定において、異常検知部183は、下位置センサ151aで検知される位置に基づいて、操作ノブ120が基準位置(すなわち、上位置センサ151bの検知位置202b)から下位置センサ151aの検知位置202aに達したか否かを判定する。異常検知部183は、下位置センサ151aが、オフからオンに切り替わった場合、操作ノブ120が基準位置から下位置センサ151aの検知位置202aに達したと判定して処理を終了する。異常検知部183は、下位置センサ151aがオフのままである場合、操作ノブ120が基準位置から検知位置202に達していないと判定してステップ306に進む。
ステップ306において、異常検知部183は、位置センサ151に異常があると判定する。回転センサ134で検知される回転量に基づいて、操作ノブ120が基準位置(すなわち、上位置センサ151bの検知位置202b)から下位置センサ151aの検知位置202aに達したと判定されている一方で、下位置センサ151aで検知される位置に基づいて、操作ノブ120が基準位置から下位置センサ151aの検知位置202aに達したと判定されていない場合、位置センサ151と回転センサ134とのいずれかに異常がある可能性が高い。制御部180は、異常があるという判定に応じて、例えば、シフト装置100の動作を停止すること、警報を発することなどの対応処理を行う。
本実施形態によれば、位置センサ151と回転センサ134との検知結果の違いを利用して、簡潔な構造で正確に異常を検知できる。位置センサ151は操作ノブ120の位置を検知し、回転センサ134は回転軸132の回転量を検知する。このように、本実施形態では、直接の検知対象が違うセンサで、同じ操作ノブ120の位置を検知するため、同じセンサで同じ検知対象を二重に検知する場合に比べると、同じ事象によって同じ異常が発生する可能性が低いため、より正確に異常を検知できる。位置センサ151と回転センサ134とをそれぞれ複数設けて、それぞれの検知対象を二重に検知する場合に比較すると、本実施形態は、構成を簡潔にできる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
本発明は、車両、航空機、船舶など種々の乗り物に適用可能である。
100…シフト装置、120…操作ノブ、130…モータ、132…回転軸、133…固定子、134…回転センサ、144…遮光片、144a…下遮光片、144b…上遮光片、145…先端、151…位置センサ、151a…下位置センサ、151b…上位置センサ、170…モータ駆動回路、180…制御部、181…モータ制御部、182…記憶制御部、183…異常検知部、190…記憶装置、201…検知範囲、202…検知位置、203…停止位置

Claims (16)

  1. 操作ノブによりトランスミッションを切り替えるシフト装置であって、
    回転軸を含むモータと、
    前記回転軸の回転に伴って所定の経路に沿って前記操作ノブを移動させる移動機構と、
    前記回転軸の回転量を検知する回転センサと、
    前記操作ノブの位置を検知する位置センサと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部が、
    前記回転センサで検知される前記回転量と前記位置センサで検知される前記位置とに基づいて、前記操作ノブの位置が目標位置へ近づくように前記回転軸を回転及び停止させるモータ制御部と、
    前記回転センサで検知される前記回転量が示す前記操作ノブの位置と前記位置センサで検知される前記位置とに基づいて、前記回転センサと前記位置センサとの少なくとも一方に異常があることを検知する異常検知部と、を含み、
    前記位置センサは、前記操作ノブが検知位置を境界とした検知範囲の中にいることを検知し、
    前記異常検知部は、
    前記回転センサで検知される前記回転量に基づいて、前記検知位置に対して離間した基準位置から前記操作ノブが移動して前記検知位置に達したか否かを判定する第1判定、及び、
    前記位置センサで検知される前記位置に基づいて、前記操作ノブが前記基準位置から前記検知位置に達したか否かを判定する第2判定を行い、
    前記第1判定の結果及び前記第2判定の結果に基づいて前記異常を検知し、
    前記基準位置が、前記検知範囲の中にある、
    シフト装置。
  2. 前記検知位置と前記基準位置との間の前記操作ノブの移動に相当する前記回転量を記憶する記憶装置をさらに備え、
    前記異常検知部は、前記第1判定において、前記操作ノブが前記基準位置から移動して前記検知位置に達したことを、前記回転センサで検知される前記回転量と前記記憶装置に記憶された前記回転量とに基づいて判定する、
    請求項1に記載のシフト装置。
  3. 前記制御部は、前記操作ノブが前記検知位置から前記基準位置に移動したときに、前記検知位置と前記基準位置との間の前記操作ノブの移動に相当する前記回転量を前記記憶装置に記憶させる記憶制御部をさらに含む、
    請求項2に記載のシフト装置。
  4. 前記モータ制御部は、前記操作ノブが前記検知位置から前記基準位置に向けて移動するときに、前記記憶装置に記憶された前記回転量に基づいて、前記操作ノブを前記基準位置で停止させる、
    請求項2又は請求項3に記載のシフト装置。
  5. 2つの前記位置センサを備え、
    前記操作ノブが、一方の前記位置センサで検知される前記検知範囲の中にある前記基準位置と、他方の前記位置センサで検知される前記検知範囲の中にある前記基準位置との間で移動する、
    請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のシフト装置。
  6. 操作ノブによりトランスミッションを切り替えるシフト装置であって、
    回転軸を含むモータと、
    前記回転軸の回転に伴って所定の経路に沿って前記操作ノブを移動させる移動機構と、
    前記回転軸の回転量を検知する回転センサと、
    前記操作ノブの位置を検知する位置センサと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部が、
    前記回転センサで検知される前記回転量と前記位置センサで検知される前記位置とに基づいて、前記操作ノブの位置が目標位置へ近づくように前記回転軸を回転及び停止させるモータ制御部と、
    前記回転センサで検知される前記回転量が示す前記操作ノブの位置と前記位置センサで検知される前記位置とに基づいて、前記回転センサと前記位置センサとの少なくとも一方に異常があることを検知する異常検知部と、を含み、
    前記位置センサは、前記操作ノブが前記検知位置を境界とした検知範囲の中にいることを検知し、
    前記異常検知部は、
    記回転センサで検知される前記回転量に基づいて、前記操作ノブが前記検知範囲の中から前記検知範囲の境界に達したか否かを判定する第1判定、及び、
    記位置センサで検知される前記位置に基づいて、前記操作ノブが前記検知範囲の中から前記検知範囲の境界に達したか否かを判定する第2判定を行い、
    前記第1判定の結果及び前記第2判定の結果に基づいて前記異常を検知する、
    シフト装置。
  7. 前記異常検知部は、前記第1判定において、前記回転センサで検知される前記回転量に基づいて、前記検知範囲の外から前記検知範囲の中に移動した前記操作ノブが、前記検知範囲の境界に達したか否かを判定する、
    請求項6に記載のシフト装置。
  8. 記憶装置をさらに備え、
    前記制御部は、前記位置センサで検知される前記操作ノブの前記位置が前記検知範囲の境界にあるときの前記回転量を前記記憶装置に記憶させる記憶制御部をさらに含み、
    前記異常検知部は、前記第1判定において、前記操作ノブが前記検知範囲の境界に達したことを、前記回転センサで検知される前記回転量と、前記記憶装置に記憶された前記回転量と、に基づいて判定する、
    請求項6に記載のシフト装置。
  9. 操作ノブによりトランスミッションを切り替えるシフト装置であって、
    回転軸を含むモータと、
    前記回転軸の回転に伴って所定の経路に沿って前記操作ノブを移動させる移動機構と、
    前記回転軸の回転量を検知する回転センサと、
    前記操作ノブの位置を検知する上位置センサ及び下位置センサと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部が、
    前記回転センサで検知される前記回転量と前記上位置センサ及び前記下位置センサで検知される前記位置とに基づいて、前記操作ノブの位置が目標位置へ近づくように前記回転軸を回転及び停止させるモータ制御部と、
    前記回転センサで検知される前記回転量が示す前記操作ノブの位置と前記上位置センサ及び前記下位置センサで検知される前記位置とに基づいて、前記回転センサと前記上位置センサ及び前記下位置センサとの少なくとも一方に異常があることを検知する異常検知部と、を含み、
    前記上位置センサは、前記操作ノブが第1検知位置を境界とした第1検知範囲の中にいることを検知し、
    前記下位置センサは、前記操作ノブが第2検知位置を境界とした第2検知範囲の中にいることを検知し、
    前記異常検知部は、
    前記回転センサで検知される前記回転量に基づいて、前記第2検知位置に対して離間した前記第1検知位置から前記操作ノブが移動して前記第2検知位置に達したか否かを判定する第1判定、及び、
    前記下位置センサで検知される前記位置に基づいて、前記操作ノブが前記第1検知位置から前記第2検知位置に達したか否かを判定する第2判定を行い、
    前記第1判定の結果及び前記第2判定の結果に基づいて前記異常を検知する、
    シフト装置。
  10. 前記異常検知部は、前記回転軸が第1方向に回転しているときに前記回転量を加算し、前記回転軸が前記第1方向とは逆の第2方向に回転しているときに前記回転量を減算することにより、前記回転センサで検知される前記回転量に基づいて前記操作ノブの位置を取得する、
    請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載のシフト装置。
  11. 前記位置センサが、フォトセンサである、
    請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載のシフト装置。
  12. 前記回転センサが、磁気センサである、
    請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載のシフト装置。
  13. 前記所定の経路が直線である、
    請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載のシフト装置。
  14. 操作ノブによりトランスミッションを切り替えるシフト装置の異常検知方法であって、
    前記シフト装置が、
    回転軸を含むモータと、
    前記回転軸の回転に伴って所定の経路に沿って前記操作ノブを移動させる移動機構と、
    前記回転軸の回転量を検知する回転センサと、
    前記操作ノブの位置を検知する位置センサと、
    制御部と、
    を備え、
    前記位置センサは、前記操作ノブが検知位置を境界とした検知範囲の中にいることを検知し、
    前記制御部が、前記回転センサで検知される前記回転量と前記位置センサで検知される前記位置とに基づいて、前記操作ノブの位置が目標位置へ近づくように前記回転軸を回転及び停止させるモータ制御を行うことと、
    前記制御部が、前記回転センサで検知される前記回転量が示す前記操作ノブの位置と前記位置センサで検知される前記位置とに基づいて、前記回転センサと前記位置センサとの少なくとも一方に異常があることを検知する異常検知を行うことと、
    を含み、
    前記異常検知を行うことは、
    前記制御部が、前記回転センサで検知される前記回転量に基づいて、前記検知位置に対して離間した基準位置から前記操作ノブが移動して前記検知位置に達したか否かを判定する第1判定を行うことと、
    前記制御部が、前記位置センサで検知される前記位置に基づいて、前記操作ノブが前記基準位置から前記検知位置に達したか否かを判定する第2判定を行うことと、
    前記制御部が、前記第1判定の結果及び前記第2判定の結果に基づいて前記異常を検知することとを含み、
    前記基準位置が、前記検知範囲の中にある、
    シフト装置の異常検知方法。
  15. 操作ノブによりトランスミッションを切り替えるシフト装置の異常検知方法であって、
    前記シフト装置が、
    回転軸を含むモータと、
    前記回転軸の回転に伴って所定の経路に沿って前記操作ノブを移動させる移動機構と、
    前記回転軸の回転量を検知する回転センサと、
    前記操作ノブの位置を検知する位置センサと、
    制御部と、
    を備え、
    前記位置センサは、前記操作ノブが検知位置を境界とした検知範囲の中にいることを検知し、
    前記制御部が、前記回転センサで検知される前記回転量と前記位置センサで検知される前記位置とに基づいて、前記操作ノブの位置が目標位置へ近づくように前記回転軸を回転及び停止させるモータ制御を行うことと、
    前記制御部が、前記回転センサで検知される前記回転量が示す前記操作ノブの位置と前記位置センサで検知される前記位置とに基づいて、前記回転センサと前記位置センサとの少なくとも一方に異常があることを検知する異常検知を行うことと、
    を含み、
    前記異常検知を行うことは、
    前記制御部が、前記回転センサで検知される前記回転量に基づいて、前記操作ノブが前記検知範囲の中から前記検知範囲の境界に達したか否かを判定する第1判定を行うことと、
    前記制御部が、前記位置センサで検知される前記位置に基づいて、前記操作ノブが前記検知範囲の中から前記検知範囲の境界に達したか否かを判定する第2判定を行うことと、
    前記制御部が、前記第1判定の結果及び前記第2判定の結果に基づいて前記異常を検知することとを含む、
    シフト装置の異常検知方法。
  16. 操作ノブによりトランスミッションを切り替えるシフト装置の異常検知方法であって、
    前記シフト装置が、
    回転軸を含むモータと、
    前記回転軸の回転に伴って所定の経路に沿って前記操作ノブを移動させる移動機構と、
    前記回転軸の回転量を検知する回転センサと、
    前記操作ノブの位置を検知する上位置センサ及び下位置センサと、
    制御部と、
    を備え、
    前記上位置センサは、前記操作ノブが第1検知位置を境界とした第1検知範囲の中にいることを検知し、
    前記下位置センサは、前記操作ノブが第2検知位置を境界とした第2検知範囲の中にいることを検知し、
    前記制御部が、前記回転センサで検知される前記回転量と前記上位置センサ及び前記下位置センサで検知される前記位置とに基づいて、前記操作ノブの位置が目標位置へ近づくように前記回転軸を回転及び停止させるモータ制御を行うことと、
    前記制御部が、前記回転センサで検知される前記回転量が示す前記操作ノブの位置と前記上位置センサ及び前記下位置センサで検知される前記位置とに基づいて、前記回転センサと前記上位置センサ及び前記下位置センサとの少なくとも一方に異常があることを検知する異常検知を行うことと、
    を含み、
    前記異常検知を行うことは、
    前記制御部が、前記回転センサで検知される前記回転量に基づいて、前記第2検知位置に対して離間した前記第1検知位置から前記操作ノブが移動して前記第2検知位置に達したか否かを判定する第1判定を行うことと、
    前記制御部が、前記下位置センサで検知される前記位置に基づいて、前記操作ノブが前記第1検知位置から前記第2検知位置に達したか否かを判定する第2判定を行うことと、
    前記制御部が、前記第1判定の結果及び前記第2判定の結果に基づいて前記異常を検知することとを含む、
    シフト装置の異常検知方法。
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