JP2014173606A - レンジ切換装置 - Google Patents

レンジ切換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014173606A
JP2014173606A JP2013043777A JP2013043777A JP2014173606A JP 2014173606 A JP2014173606 A JP 2014173606A JP 2013043777 A JP2013043777 A JP 2013043777A JP 2013043777 A JP2013043777 A JP 2013043777A JP 2014173606 A JP2014173606 A JP 2014173606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
range
switching
shift
reference position
determined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013043777A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Yamada
山田  純
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013043777A priority Critical patent/JP2014173606A/ja
Priority to US14/194,852 priority patent/US20140251051A1/en
Publication of JP2014173606A publication Critical patent/JP2014173606A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • F16H59/105Range selector apparatus comprising levers consisting of electrical switches or sensors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H2061/0075Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by a particular control method
    • F16H2061/0087Adaptive control, e.g. the control parameters adapted by learning
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/26Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
    • F16H61/28Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
    • F16H61/32Electric motors actuators or related electrical control means therefor
    • F16H2061/326Actuators for range selection, i.e. actuators for controlling the range selector or the manual range valve in the transmission
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20012Multiple controlled elements
    • Y10T74/20018Transmission control
    • Y10T74/2003Electrical actuator

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

【課題】レンジ切換制御装置のマイコンの起動時にシフトレンジがPレンジ(突き当て制御を実行可能なレンジ)以外のレンジの場合でも、突き当て制御を実行して基準位置を学習できるようにする。
【解決手段】マイコン41が起動したときにシフトレンジがPレンジ以外のレンジ(Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれか)の場合には、車両のブレーキがオンで且つIGスイッチ52がオンであるか否かによって切換許可条件が成立しているか否かを判定する。そして、ブレーキがオンで且つIGスイッチ52がオンのときに、切換許可条件が成立していると判定して、シフトレンジをPレンジに切り換える。更に、Pレンジ壁突き当て制御(レンジ切換機構11の可動範囲のPレンジ側の限界位置であるPレンジ壁に突き当たるまでモータ12を回転させる突き当て制御)を実行して基準位置を学習する。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータを駆動源としてシフトレンジを切り換えるレンジ切換装置に関する発明である。
近年、自動車においても、省スペース化、組立性向上、制御性向上等の要求を満たすために、機械的な駆動システムを、モータによって電気的に駆動するシステムに変更する事例が増加する傾向にある。その一例として、車両の自動変速機のレンジ切換機構をモータで駆動するようにしたものがある。このものは、モータの回転に同期して所定角度毎にパルス信号を出力するエンコーダを搭載し、レンジ切換時には、このエンコーダのパルス信号のカウント値に基づいてモータを目標レンジに相当する位置(目標カウント値)まで回転させることで、シフトレンジを目標レンジに切り換えるようにしている。
このようなシステムでは、制御装置の起動後に、レンジ切換機構の可動範囲の限界位置(壁)に突き当たるまでモータを回転させる突き当て制御を実行して、その限界位置を基準位置として学習し、この基準位置を基準にしてモータの回転角(回転量)を制御するようにしている。
また、特許文献1(特開2006−136035号公報)に記載されているように、Pレンジ側の突き当て制御を実行すると共にDレンジ側の突き当て制御を実行して、回転伝達系の遊び量を学習するものにおいて、Pレンジ側の突き当て制御を実行した後、P→R→N→Dの順にシフトレンジを切り換えてDレンジ側の突き当て制御を実行するまでの間(つまり回転伝達系の遊び量を学習する前)は、レンジを切り換える際にモータの回転位置を本来の目標位置を越えてオーバーシュートさせてから逆戻りさせるオーバーシュート制御を実行することで、レンジ切り換え精度を向上させるようにしたものがある。
特開2006−136035号公報
ところで、制御装置が起動したときに、シフトレンジが突き当て可能レンジ(突き当て制御を実行可能なレンジ)であれば、そのレンジで突き当て制御を実行して基準位置を学習することができる。しかし、制御装置が起動したときには、常にシフトレンジが突き当て可能レンジ(例えばPレンジ)であるとは限らず、シフトレンジが突き当て可能レンジ以外のレンジ(例えばPレンジ以外のレンジ)になっている場合もある。このような場合、そのままのレンジでは突き当て制御を実行することができず、基準位置を学習することができないという問題がある。
上記特許文献1の技術は、両側(Pレンジ側とDレンジ側)の突き当て制御のうちの片側の突き当て制御を実行して基準位置を学習した後の制御に関する技術であり、上述した問題を解決することができない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、制御手段の起動時にシフトレンジが突き当て可能レンジ以外のレンジの場合でも、突き当て制御を実行して基準位置を学習することができるレンジ切換装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、モータ(12)を駆動源としてシフトレンジを複数のレンジ間で切り換えるレンジ切換機構(11)と、モータ(12)を目標レンジに相当する位置まで回転させることでシフトレンジを目標レンジに切り換える制御手段(41)とを備え、この制御手段(41)は、該制御手段(41)の起動後にレンジ切換機構(11)の可動範囲の限界位置に突き当たるまでモータ(12)を回転させる突き当て制御を実行して基準位置を学習するレンジ切換装置において、制御手段(41)は、該制御手段(41)が起動したときにシフトレンジが突き当て制御を実行可能なレンジ(以下単に「突き当て可能レンジ」という)以外のレンジの場合には、所定の切換許可条件が成立しているか否かを判定し、切換許可条件が成立していると判定したときに、シフトレンジを突き当て可能レンジに切り換えて突き当て制御を実行して基準位置を学習するようにしたものである。
この構成では、制御手段が起動したときにシフトレンジが突き当て可能レンジ以外のレンジの場合でも、切換許可条件が成立していると判定されれば、シフトレンジを突き当て可能レンジに切り換えて突き当て制御を実行して基準位置を学習することができる。これにより、基準位置を基準にしてモータの回転角(回転量)を精度良く制御することができる。
図1は本発明の実施例1におけるレンジ切換装置の斜視図である。 図2はレンジ切換装置の制御システム全体の構成を概略的に示す図である。 図3はディテントレバーの各レンジ保持凹部及びその周辺部を概略的に示す図である。 図4は実施例1の基準位置学習ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図5は実施例1の基準位置学習の実行例(その1)を示すタイムチャートである。 図6は実施例1の基準位置学習の実行例(その2)を示すタイムチャートである。 図7は実施例2の基準位置学習ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図8は実施例2の基準位置学習の実行例を示すタイムチャートである。 図9は実施例3の基準位置学習ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した幾つかの実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図6に基づいて説明する。
まず、図1及び図2に基づいてレンジ切換機構11の構成を説明する。
図1に示すように、レンジ切換機構11は、自動変速機27(図2参照)のシフトレンジをPレンジ(パーキングレンジ)とRレンジ(リバースレンジ)とNレンジ(ニュートラルレンジ)とDレンジ(ドライブレンジ)との間で切り換える4ポジション式のレンジ切換機構である。このレンジ切換機構11の駆動源となるモータ12は、例えばスイッチトリラクタンスモータにより構成されている。このモータ12は、減速機構26(図2参照)が内蔵され、その出力軸12a(図2参照)の回転位置を検出する出力軸センサ10(図2参照)が設けられている。このモータ12の出力軸12aには、マニュアルシャフト13が接続され、このマニュアルシャフト13に、ディテントレバー15が固定されている。
ディテントレバー15には、ディテントレバー15の回転に応じて直線運動するマニュアルバルブ(図示せず)が接続され、このマニュアルバルブによって自動変速機27の内部の油圧回路(図示せず)を切り換えることで、シフトレンジを切り換えるようになっている。
また、ディテントレバー15にはL字形のパーキングロッド18が固定され、このパーキングロッド18の先端部に設けられた円錐体19がロックレバー21に当接している。このロックレバー21は、円錐体19の位置に応じて軸22を中心にして上下動してパーキングギヤ20をロック/ロック解除するようになっている。パーキングギヤ20は、自動変速機27の出力軸に設けられ、このパーキングギヤ20がロックレバー21によってロックされると、車両の駆動輪が回り止めされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、ディテントレバー15をP、R、N、Dの各レンジに保持するためのディテントバネ23が支持ベース17に固定され、ディテントレバー15には、P、R、N、Dの各レンジ保持凹部24(図3参照)が形成され、ディテントバネ23の先端に設けられた係合部23aがディテントレバー15の各レンジ保持凹部24に嵌まり込んだときに、ディテントレバー15が各レンジの位置に保持されるようになっている。これらディテントレバー15とディテントバネ23とからディテントレバー15の回転位置を各レンジの位置に係合保持する(つまりレンジ切換機構11を各レンジの位置に保持する)ためのディテント機構14(節度機構)が構成されている。
Pレンジでは、パーキングロッド18がロックレバー21に接近する方向に移動して、円錐体19の太い部分がロックレバー21を押し上げてロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20に嵌まり込んでパーキングギヤ20をロックした状態となり、それによって、自動変速機27の出力軸(駆動輪)がロックされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、Pレンジ以外のレンジでは、パーキングロッド18がロックレバー21から離れる方向に移動して、円錐体19の太い部分がロックレバー21から抜け出てロックレバー21が下降し、それによって、ロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20から外れてパーキングギヤ20のロックが解除され、自動変速機27の出力軸が回転可能な状態(走行可能な状態)に保持される。
尚、前述した出力軸センサ10は、モータ12の減速機構26の出力軸12aの回転角度に応じた電圧を出力する回転センサ(例えばポテンショメータ)によって構成され、その出力電圧によって実際のシフトレンジが、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれであるかを確認できるようになっている。また、出力軸センサ10が無い場合においても、後述するエンコーダ46によって実際のシフトレンジが、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれであるかを確認できるようになっている。
図2に示すように、モータ12には、ロータの回転角(回転位置)を検出するためのエンコーダ46が設けられている。このエンコーダ46は、例えば磁気式のロータリエンコーダにより構成されており、モータ12のロータの回転に同期して所定角度毎にA相、B相のパルス信号をレンジ切換制御装置42に出力するように構成されている。レンジ切換制御装置42のマイコン41は、エンコーダ46から出力されるA相信号とB相信号の立ち上がり/立ち下がりの両方のエッジをカウントして、そのカウント値(以下「エンコーダカウント値」という)に応じてモータドライバ37によってモータ12の通電相を所定の順序で切り換えることでモータ12を回転駆動する。尚、モータ12の3相(U,V,W相)の巻線とモータドライバ37の組み合わせを2系統設けて、一方の系統が故障しても、他方の系統でモータ12を回転駆動できるようにしても良い。
モータ12の回転中は、A相信号とB相信号の発生順序によってモータ12の回転方向を判定し、正回転(Pレンジ→Dレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントアップし、逆回転(Dレンジ→Pレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントダウンする。これにより、モータ12が正回転/逆回転のいずれの方向に回転しても、エンコーダカウント値とモータ12の回転角との対応関係が維持されるため、正回転/逆回転のいずれの回転方向でも、エンコーダカウント値によってモータ12の回転位置を検出して、その回転位置に対応した相の巻線に通電してモータ12を回転駆動できるようになっている。
レンジ切換制御装置42には、シフトスイッチ44で検出したシフトレバー操作位置の信号が入力される。これにより、レンジ切換制御装置42のマイコン41(制御手段)は、運転者のシフトレバー操作等に応じて目標レンジを切り換え、その目標レンジに応じてモータ12を駆動してシフトレンジを切り換え、切り換え後の実際のシフトレンジをインストルメントパネル(図示せず)に設けられたレンジ表示部45に表示する。
レンジ切換制御装置42には、車両に搭載されたバッテリ50(電源)から電源リレー51を介して電源電圧が供給される。電源リレー51のオン/オフは、電源スイッチであるIGスイッチ52(イグニッションスイッチ)のオン/オフを手動操作することで切り換えられる。IGスイッチ52がオンされると、電源リレー51がオンされてレンジ切換制御装置42に電源電圧が供給され、IGスイッチ52がオフされると、電源リレー51がオフされてレンジ切換制御装置42への電源供給が遮断(オフ)される。
ところで、エンコーダカウント値は、マイコン41のRAM47に記憶されるため、レンジ切換制御装置42の電源がオフされると、エンコーダカウント値の記憶値が消えてしまう。そのため、レンジ切換制御装置42の電源投入直後のエンコーダカウント値は、実際のモータ12の回転位置(通電相)に対応したものとならない。従って、エンコーダカウント値に応じて通電相を切り換えるためには、電源投入後にエンコーダカウント値と実際のモータ12の回転位置とを対応させて、エンコーダカウント値と通電相とを対応させる必要がある。
そこで、マイコン41は、電源投入後に初期駆動を行ってモータ12の通電相とエンコーダカウント値との対応関係を学習する。この初期駆動では、オープンループ制御でモータ12の通電相の切り換えを所定のタイムスケジュールで一巡させることで、いずれかの通電相でモータ12の回転位置と該通電相とを一致させてモータ12を回転駆動してエンコーダ46のA相信号及びB相信号のエッジをカウントし、初期駆動終了時のエンコーダカウント値とモータ12の回転位置と通電相との対応関係を学習する。
また、マイコン41は、モータ12の起動後のエンコーダカウント値に基づいてモータ12の起動位置からの回転量(回転角)を検出できるだけであるため、電源投入後に何等かの方法で、モータ12の絶対的な回転位置を検出しないと、モータ12を正確に目標位置まで回転駆動することができない。
そこで、マイコン41は、初期駆動の終了後に、モータ12をレンジ切換機構11の可動範囲の限界位置に突き当たるまで回転させる突き当て制御を実行して、その限界位置を基準位置として学習し、この基準位置のエンコーダカウント値を基準にしてモータ12の回転量(回転角)を制御する。本実施例1では、Pレンジが突き当て制御を実行可能なレンジ(以下単に「突き当て可能レンジ」という)となっている。
従って、シフトレンジがPレンジのときに、ディテントバネ23の係合部23aがレンジ切換機構11の可動範囲のPレンジ側の限界位置であるPレンジ壁(Pレンジ保持凹部24の側壁)に突き当たるまでモータ12を回転させる“Pレンジ壁突き当て制御”を実施して、Pレンジ側の限界位置を基準位置として学習することができる。
基準位置を学習した後、マイコン41は、運転者のシフトレバー操作により目標レンジが切り換えられると、それに応じて目標回転位置(目標カウント値)を変更し、エンコーダカウント値に基づいてモータ12の通電相を順次切り換えることでモータ12を目標回転位置まで回転駆動するフィードバック制御を実行して、シフトレンジを目標レンジに切り換える(レンジ切換機構11の切換位置を目標レンジの位置に切り換える)。
ところで、マイコン41が起動したときに、シフトレンジが突き当て可能レンジ(突き当て制御を実行可能なレンジ)であれば、そのレンジで突き当て制御を実行して基準位置を学習することができる。しかし、マイコン41が起動したときには、常にシフトレンジが突き当て可能レンジ(本実施例1ではPレンジ)であるとは限らず、シフトレンジが突き当て可能レンジ以外のレンジ(本実施例1ではPレンジ以外のレンジ)になっている場合もある。このような場合、そのままのレンジでは突き当て制御を実行することができず、基準位置を学習することができないという問題がある。
そこで、レンジ切換制御装置42のマイコン41は、マイコン41が起動したときにシフトレンジが突き当て可能レンジ以外のレンジ(本実施例1ではPレンジ以外のレンジ)の場合には、所定の切換許可条件が成立しているか否かを判定し、切換許可条件が成立していると判定したときに、シフトレンジを突き当て可能レンジ(本実施例1ではPレンジ)に切り換えて突き当て制御を実行して基準位置を学習する。
具体的には、レンジ切換制御装置42のマイコン41により後述する図4の基準位置学習ルーチンを実行することで、マイコン41が起動したときにシフトレンジがPレンジ以外のレンジ(Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれか)の場合には、車両のブレーキがオン(ブレーキが作動した状態)で且つIGスイッチ52がオンであるか否かによって切換許可条件が成立しているか否かを判定し、ブレーキがオンで且つIGスイッチ52がオンのときに、切換許可条件が成立していると判定して、シフトレンジをPレンジに切り換えてPレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習する。
以下、レンジ切換制御装置42のマイコン41が実行する図4の基準位置学習ルーチンの処理内容を説明する。
図4に示す基準位置学習ルーチンは、レンジ切換制御装置42の電源オン期間中にマイコン41により所定周期で繰り返し実行される。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、基準位置学習が完了しているか否かを、基準位置学習完了フラグが基準位置学習の完了を意味する「1」にセットされているか否かによって判定する。この基準位置学習完了フラグは、マイコン41の起動時に「0」にリセットされ、その後、基準位置学習が完了したときに「1」にセットされる。
このステップ101で、基準位置学習が完了していると判定された場合には、ステップ102以降の処理を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ101で、基準位置学習が未完了であると判定された場合には、ステップ102に進み、現在のシフトレンジがPレンジ以外のレンジ(Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれか)であるか否かを判定する。
このステップ102で、現在のシフトレンジがPレンジであると判定された場合には、そのままのレンジで突き当て制御を実行可能であると判断して、ステップ108に進み、Pレンジ壁突き当て制御要求をON(オン)にする。これにより、Pレンジ壁突き当て制御を実行して、Pレンジ側の限界位置を基準位置として学習する。
一方、上記ステップ102で、現在のシフトレンジがPレンジ以外のレンジであると判定された場合には、そのままのレンジでは突き当て制御を実行できないと判断して、次のステップ103,104で切換許可条件が成立しているか否かを判定する。まず、ステップ103で、IGスイッチ52がONであるか否かを判定し、次のステップ104で、ブレーキがONであるか否かを、例えばブレーキスイッチがONであるか否かによって判定する。
上記ステップ103でIGスイッチ52がOFF(オフ)であると判定された場合、又は、上記ステップ104でブレーキがOFFであると判定された場合には、切換許可条件が不成立であると判断して、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ103でIGスイッチ52がONであると判定され、且つ、上記ステップ104でブレーキがONであると判定された場合には、切換許可条件が成立していると判断して、ステップ105に進み、IGスイッチ52がOFFからONに切り換わった直後であるか否か(つまりマイコン41の起動後に今回の演算タイミングで初めてIGスイッチ52がONであると判定されたか否か)を判定する。
このステップ105で、IGスイッチ52がOFFからONに切り換わった直後であると判定された場合には、ブレーキがONされた後にIGスイッチ52がONされたと判断して、ステップ107に進み、自動Pレンジ切換要求をONにして、シフトレンジをPレンジに切り換える。この後、ステップ108に進み、Pレンジ壁突き当て制御要求をONにする。これにより、Pレンジ壁突き当て制御を実行して、Pレンジ側の限界位置を基準位置として学習する。
一方、上記ステップ105で、IGスイッチ52がOFFからONに切り換わった直後ではないと判定された場合には、IGスイッチ52がONされた後にブレーキがONされたため、既にエンジンが始動されている可能性があると判断して、ステップ106に進み、エンジン停止中(エンジン始動前)であるか否かを判定する。
このステップ106で、エンジン停止中であると判定された場合には、シフトレンジを切り換えても良いと判断して、ステップ107に進み、自動Pレンジ切換要求をONにして、シフトレンジをPレンジに切り換える。この後、ステップ108に進み、Pレンジ壁突き当て制御要求をONにする。これにより、Pレンジ壁突き当て制御を実行して、Pレンジ側の限界位置を基準位置として学習する。
これに対して、上記ステップ106で、エンジン停止中ではない(エンジン運転中である)と判定された場合には、シフトレンジを切り換えない方が良いと判断して、本ルーチンを終了する。
以上説明した本実施例1の基準位置学習の実行例を図5及び図6のタイムチャートを用いて説明する。
図5及び図6に示すように、レンジ切換制御装置42のマイコン41が起動したときに、シフトレンジがNレンジ(突き当て可能レンジ以外のレンジ)の場合には、IGスイッチ52がONで且つブレーキがON(例えばブレーキスイッチがON)であるか否かによって、切換許可条件が成立しているか否かを判定する。
図5に示すように、ブレーキがONされた後にIGスイッチ52がONされた場合には、切換許可条件が成立していると判断して、その時点t1 で、自動Pレンジ切換要求をONにして、シフトレンジをPレンジに切り換える。更に、Pレンジ壁突き当て制御要求をONにして、Pレンジ壁突き当て制御を実行し、Pレンジ側の限界位置を基準位置として学習する。
一方、図6に示すように、IGスイッチ52がONされた後にブレーキがONされた場合には、切換許可条件が成立していると判断するが、更に、エンジン停止中(エンジン始動前)であるか否かを判定し、エンジン停止中であると判定された時点t2 で、自動Pレンジ切換要求をONにして、シフトレンジをPレンジに切り換える。更に、Pレンジ壁突き当て制御要求をONにして、Pレンジ壁突き当て制御を実行し、Pレンジ側の限界位置を基準位置として学習する。
以上説明した本実施例1では、マイコン41が起動したときにシフトレンジがPレンジ以外のレンジ(Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれか)の場合には、所定の切換許可条件が成立しているか否かを判定し、切換許可条件が成立していると判定したときに、シフトレンジをPレンジに切り換えてPレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習する。これにより、マイコン41が起動したときにシフトレンジがPレンジ以外のレンジの場合でも、切換許可条件が成立していると判定されれば、シフトレンジをPレンジに切り換えてPレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習することができ、基準位置を基準にしてモータ12の回転角(回転量)を精度良く制御することができる。
しかも、本実施例1では、ブレーキがオンで且つIGスイッチ52がオンのときに、切換許可条件が成立していると判定するようにしたので、ブレーキがオン(ブレーキが作動した状態)で、シフトレンジをPレンジに切り換えることができ、安全性を高めることができる。また、IGスイッチ52がオフでもマイコン41がオンの場合があるシステムに適用した場合に、IGスイッチ52がオフで運転者が車両を運転する意思が無い(つまり基準位置を学習する必要が無い)にも拘らず、シフトレンジを切り換えてしまうことを回避することができる。
尚、上記実施例1では、ブレーキがオンで且つIGスイッチ52がオンのときに、切換許可条件が成立していると判定するようにしたが、これに限定されず、例えば、IGスイッチ52がオフでマイコン41がオフとなるシステムの場合には、IGスイッチ52がオンか否かの処理は省略して、単にブレーキがオンのときに、切換許可条件が成立していると判定するようにしても良い。
次に、図7及び図8を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例2では、レンジ切換制御装置42のマイコン41により後述する図7の基準位置学習ルーチンを実行することで、マイコン41が起動したときにシフトレンジがPレンジ以外のレンジ(Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれか)の場合には、シフトレンジをPレンジ(突き当て可能レンジ)に切り換えるように運転者に通知し、運転者の操作によりシフトレンジをPレンジに切り換える要求が発生したときに、切換許可条件が成立していると判定して、シフトレンジをPレンジに切り換えてPレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習する。
図7の基準位置学習ルーチンでは、まず、ステップ201で、基準位置学習が完了しているか否かを判定し、基準位置学習が未完了であると判定された場合には、ステップ202に進み、現在のシフトレンジがPレンジ以外のレンジ(Rレンジ、Nレンジ、Dレンジ)であるか否かを判定する。
このステップ202で、現在のシフトレンジがPレンジであると判定された場合には、ステップ205に進み、Pレンジ壁突き当て制御要求をONにする。これにより、Pレンジ壁突き当て制御を実行して、Pレンジ側の限界位置を基準位置として学習する。
一方、上記ステップ202で、現在のシフトレンジがPレンジ以外のレンジであると判定された場合には、ステップ203に進み、シフトレンジをPレンジに切り換えるように運転者に通知する。この場合、例えば、インストルメントパネルに設けられた表示部(図示せず)で「Pレンジに切り換えて下さい」と表示する。或は、「Pレンジに切り換えて下さい」と音声を発生するようにしても良い。
この後、ステップ204に進み、Pレンジ切換要求がONであるか否かによって、切換許可条件が成立しているか否かを判定する。このPレンジ切換要求は、運転者のシフト操作によりシフトレンジをPレンジに切り換える要求が発生したとき(例えば目標レンジがPレンジに切り換わったとき)にONに切り換わる。
このステップ204で、Pレンジ切換要求がOFFである(シフトレンジをPレンジに切り換える要求が発生していない)と判定された場合には、切換許可条件が不成立であると判断して、本ルーチンを終了する。
その後、上記ステップ204で、Pレンジ切換要求がONである(シフトレンジをPレンジに切り換える要求が発生した)と判定された場合には、切換許可条件が成立していると判断して、シフトレンジをPレンジに切り換える。この後、ステップ205に進み、Pレンジ壁突き当て制御要求をONにする。これにより、Pレンジ壁突き当て制御を実行して、Pレンジ側の限界位置を基準位置として学習する。
以上説明した本実施例2の基準位置学習の実行例を図8のタイムチャートを用いて説明する。
図8に示すように、レンジ切換制御装置42のマイコン41が起動したときに、シフトレンジがNレンジの場合には、その時点t3 で、シフトレンジをPレンジに切り換えるように運転者に通知する。
その後、Pレンジ切換要求がONであるか否か(運転者のシフト操作によりシフトレンジをPレンジに切り換える要求が発生したか否か)によって、切換許可条件が成立しているか否かを判定する。そして、Pレンジ切換要求がONであると判定された時点t4 で、切換許可条件が成立していると判断して、シフトレンジをPレンジに切り換える。更に、Pレンジ壁突き当て制御要求をONにして、Pレンジ壁突き当て制御を実行し、Pレンジ側の限界位置を基準位置として学習する。
以上説明した本実施例2では、マイコン41が起動したときにシフトレンジがPレンジ以外のレンジの場合には、シフトレンジをPレンジに切り換えるように運転者に通知し、運転者の操作によりシフトレンジをPレンジに切り換える要求が発生したときに、切換許可条件が成立していると判定して、シフトレンジをPレンジに切り換えてPレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習するようにしたので、運転者に違和感を与えることなく、シフトレンジをPレンジに切り換えてPレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習することができる。
次に、図9を用いて本発明の実施例3を説明する。但し、前記実施例1,2と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1,2と異なる部分について説明する。
本実施例3では、レンジ切換機構11は、PレンジとDレンジが突き当て可能レンジ(突き当て制御を実行可能なレンジ)となっている。
従って、シフトレンジがPレンジのときに、ディテントバネ23の係合部23aがレンジ切換機構11の可動範囲のPレンジ側の限界位置であるPレンジ壁(Pレンジ保持凹部24の側壁)に突き当たるまでモータ12を回転させる“Pレンジ壁突き当て制御”を実施して、Pレンジ側の限界位置を基準位置として学習することができる。
また、シフトレンジがDレンジのときに、ディテントバネ23の係合部23aがレンジ切換機構11の可動範囲のDレンジ側の限界位置であるDレンジ壁(Dレンジ保持凹部24の側壁)に突き当たるまでモータ12を回転させる“Dレンジ壁突き当て制御”を実施して、Dレンジ側の限界位置を基準位置として学習することができる。
本実施例3では、レンジ切換制御装置42のマイコン41により後述する図9の基準位置学習ルーチンを実行することで、マイコン41が起動したときにシフトレンジがP及びDレンジ以外のレンジ(RレンジとNレンジのいずれか一方)の場合には、シフトレンジをPレンジ又はDレンジに切り換えるように運転者に通知する。そして、運転者の操作によりシフトレンジをPレンジに切り換える要求が発生したときには、シフトレンジをPレンジに切り換えてPレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習する。一方、運転者の操作によりシフトレンジをDレンジに切り換える要求が発生したときには、シフトレンジをDレンジに切り換えてDレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習する。
図9の基準位置学習ルーチンでは、まず、ステップ301で、基準位置学習が完了しているか否かを判定し、基準位置学習が未完了であると判定された場合には、ステップ302に進み、現在のシフトレンジがPレンジであるか否かを判定する。このステップ302で、現在のシフトレンジがPレンジであると判定された場合には、ステップ307に進み、Pレンジ壁突き当て制御要求をONにする。これにより、Pレンジ壁突き当て制御を実行して、Pレンジ側の限界位置を基準位置として学習する。
一方、上記ステップ302で、現在のシフトレンジがPレンジではないと判定された場合には、ステップ303に進み、現在のシフトレンジがDレンジであるか否かを判定する。このステップ303で、現在のシフトレンジがDレンジであると判定された場合には、ステップ308に進み、Dレンジ壁突き当て制御要求をONにする。これにより、Dレンジ壁突き当て制御を実行して、Dレンジ側の限界位置を基準位置として学習する。
これに対して、上記ステップ302で現在のシフトレンジがPレンジではないと判定され、且つ、上記ステップ303で現在のシフトレンジがDレンジではないと判定された場合には、ステップ304に進み、シフトレンジをPレンジ又はDレンジに切り換えるように運転者に通知する。この場合、例えば、インストルメントパネルに設けられた表示部で「Pレンジ又はDレンジに切り換えて下さい」と表示する。或は、「Pレンジ又はDレンジに切り換えて下さい」と音声を発生するようにしても良い。
この後、ステップ305に進み、Pレンジ切換要求がONであるか否かを判定する。このPレンジ切換要求は、運転者のシフト操作によりシフトレンジをPレンジに切り換える要求が発生したとき(例えば目標レンジがPレンジに切り換わったとき)にONに切り換わる。
このステップ305で、Pレンジ切換要求がOFFである(シフトレンジをPレンジに切り換える要求が発生していない)と判定された場合には、ステップ306に進み、Dレンジ切換要求がONであるか否かを判定する。このDレンジ切換要求は、運転者のシフト操作によりシフトレンジをDレンジに切り換える要求が発生したとき(例えば目標レンジがDレンジに切り換わったとき)にONに切り換わる。
このステップ306で、Dレンジ切換要求がOFFである(シフトレンジをDレンジに切り換える要求が発生していない)と判定された場合には、切換許可条件が不成立であると判断して、本ルーチンを終了する。
その後、上記ステップ305で、Pレンジ切換要求がONである(シフトレンジをPレンジに切り換える要求が発生した)と判定された場合には、切換許可条件が成立していると判断して、シフトレンジをPレンジに切り換える。この後、ステップ307に進み、Pレンジ壁突き当て制御要求をONにする。これにより、Pレンジ壁突き当て制御を実行して、Pレンジ側の限界位置を基準位置として学習する。
一方、上記ステップ306で、Dレンジ切換要求がONである(シフトレンジをDレンジに切り換える要求が発生した)と判定された場合には、切換許可条件が成立していると判断して、シフトレンジをDレンジに切り換える。この後、ステップ308に進み、Dレンジ壁突き当て制御要求をONにする。これにより、Dレンジ壁突き当て制御を実行して、Dレンジ側の限界位置を基準位置として学習する。
以上説明した本実施例3では、マイコン41が起動したときにシフトレンジがP及びDレンジ以外のレンジの場合には、シフトレンジをPレンジ又はDレンジに切り換えるように運転者に通知する。そして、運転者の操作によりシフトレンジをPレンジに切り換える要求が発生したときには、シフトレンジをPレンジに切り換えてPレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習する。これにより、運転者に違和感を与えることなく、シフトレンジをPレンジに切り換えてPレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習することができる。一方、運転者の操作によりシフトレンジをDレンジに切り換える要求が発生したときには、シフトレンジをDレンジに切り換えてDレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習する。これにより、運転者に違和感を与えることなく、シフトレンジをDレンジに切り換えてDレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習することができる。
尚、上記各実施例1〜3では、エンコーダ46として磁気式のエンコーダを用いたが、これに限定されず、エンコーダ46は、例えば、光学式のエンコーダやブラシ式のエンコーダを用いても良い。また、エンコーダ46は、A相信号とB相信号を出力するエンコーダに限定されず、A相、B相信号に加え、補正用(インデックス用)のZ相信号を出力するエンコーダを用いても良い。
また、上記各実施例1〜3では、モータ12としてスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)を用いたが、エンコーダの出力信号のカウント値に基づいてモータの回転位置を検出してモータの通電相を順次切り換えるブラシレス型の同期モータであれば、SRモータに限定されず、他の種類のブラシレス型の同期モータであっても良い。
また、上記各実施例1〜3では、シフトレンジをPレンジとRレンジとNレンジとDレンジの四つのレンジ間で切り換えるレンジ切換機構を備えたシステムに本発明を適用したが、これに限定されず、例えば、シフトレンジをPレンジとNotPレンジの二つのレンジ間で切り換えるレンジ切換機構を備えたシステムに本発明を適用しても良い。或は、シフトレンジを三つのレンジ間又は五つ以上のレンジ間で切り換えるレンジ切換機構を備えたシステムに本発明を適用しても良い。
その他、本発明は、自動変速機(AT、CVT、DCT等)に限定されず、電気自動車用の減速機のシフトレンジを切り換えるレンジ切換装置に適用しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
11…レンジ切換機構、12…モータ、14…ディテント機構、27…自動変速機、41…マイコン(制御手段)、42…レンジ切換制御装置、46…エンコーダ

Claims (4)

  1. モータ(12)を駆動源としてシフトレンジを複数のレンジ間で切り換えるレンジ切換機構(11)と、前記モータ(12)を目標レンジに相当する位置まで回転させることで前記シフトレンジを前記目標レンジに切り換える制御手段(41)とを備え、前記制御手段(41)は、該制御手段(41)の起動後に前記レンジ切換機構(11)の可動範囲の限界位置に突き当たるまで前記モータ(12)を回転させる突き当て制御を実行して基準位置を学習するレンジ切換装置において、
    前記制御手段(41)は、該制御手段(41)が起動したときに前記シフトレンジが前記突き当て制御を実行可能なレンジ(以下単に「突き当て可能レンジ」という)以外のレンジの場合には、所定の切換許可条件が成立しているか否かを判定し、前記切換許可条件が成立していると判定したときに、前記シフトレンジを前記突き当て可能レンジに切り換えて前記突き当て制御を実行して前記基準位置を学習することを特徴とするレンジ切換装置。
  2. 前記制御手段(41)は、車両のブレーキがオンのときに、前記切換許可条件が成立していると判定することを特徴とする請求項1に記載のレンジ切換装置。
  3. 前記制御手段(41)は、前記ブレーキがオンで且つイグニッションスイッチ(52)がオンのときに、前記切換許可条件が成立していると判定することを特徴とする請求項2に記載のレンジ切換装置。
  4. 前記制御手段(41)は、該制御手段(41)が起動したときに前記シフトレンジが前記突き当て可能レンジ以外のレンジの場合には、前記シフトレンジを前記突き当て可能レンジに切り換えるように運転者に通知し、前記運転者の操作により前記シフトレンジを前記突き当て可能レンジに切り換える要求が発生したときに、前記切換許可条件が成立していると判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のレンジ切換装置。
JP2013043777A 2013-03-06 2013-03-06 レンジ切換装置 Pending JP2014173606A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013043777A JP2014173606A (ja) 2013-03-06 2013-03-06 レンジ切換装置
US14/194,852 US20140251051A1 (en) 2013-03-06 2014-03-03 Range switching device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013043777A JP2014173606A (ja) 2013-03-06 2013-03-06 レンジ切換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014173606A true JP2014173606A (ja) 2014-09-22

Family

ID=51486147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013043777A Pending JP2014173606A (ja) 2013-03-06 2013-03-06 レンジ切換装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20140251051A1 (ja)
JP (1) JP2014173606A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016145631A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 本田技研工業株式会社 シフト制御装置
JP2020180667A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 株式会社デンソー シフトレンジ制御装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9042064B2 (en) * 2012-10-04 2015-05-26 Qualcomm Incorporated Electrostatic discharge protection for class D power amplifiers
CN113757362B (zh) 2020-06-04 2022-09-16 广州汽车集团股份有限公司 一种双稳态换挡器电机控制方法、装置及汽车

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008196614A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Denso Corp レンジ切換制御装置
JP2009162329A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Toyota Motor Corp シフト切替装置
JP2010065731A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Toyota Motor Corp 自動クラッチの学習制御装置
WO2011077520A1 (ja) * 2009-12-22 2011-06-30 トヨタ自動車株式会社 車両用のシフト制御装置
JP2012013216A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Toyota Motor Corp 車両用自動変速機のシフト切換制御装置
JP2012107655A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Denso Corp シフトバイワイヤシステム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5561416A (en) * 1995-05-01 1996-10-01 Ford Motor Company Position sensing apparatus
DE102004041087A1 (de) * 2004-08-24 2006-03-16 Zf Friedrichshafen Ag Betätigungseinrichtung
JP2007009946A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Denso Corp 車両制御システム
JP2008039112A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Toyota Motor Corp 自動変速機のシフト切換装置
KR101897296B1 (ko) * 2012-10-11 2018-09-10 현대자동차주식회사 자동화 수동변속기의 액츄에이터 기준위치 설정방법

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008196614A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Denso Corp レンジ切換制御装置
JP2009162329A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Toyota Motor Corp シフト切替装置
JP2010065731A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Toyota Motor Corp 自動クラッチの学習制御装置
WO2011077520A1 (ja) * 2009-12-22 2011-06-30 トヨタ自動車株式会社 車両用のシフト制御装置
JP2012013216A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Toyota Motor Corp 車両用自動変速機のシフト切換制御装置
JP2012107655A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Denso Corp シフトバイワイヤシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016145631A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 本田技研工業株式会社 シフト制御装置
JP2020180667A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 株式会社デンソー シフトレンジ制御装置
JP7275814B2 (ja) 2019-04-26 2023-05-18 株式会社デンソー シフトレンジ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20140251051A1 (en) 2014-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5817747B2 (ja) レンジ切換装置
JP6097056B2 (ja) モータ制御装置
JP6572794B2 (ja) モータ制御装置
JP5874979B2 (ja) レンジ切換装置
US9122252B2 (en) Motor control apparatus
JP2015010640A (ja) レンジ切換装置
JP5935784B2 (ja) モータ制御装置
JP5682598B2 (ja) レンジ切換装置
JP6274085B2 (ja) モータ制御装置
US20130175963A1 (en) Motor control apparatus
JP2014173606A (ja) レンジ切換装置
JP5709064B2 (ja) レンジ切換装置
JP2017028919A (ja) レンジ切換制御装置
JP6525521B2 (ja) レンジ切換制御装置
JP6436048B2 (ja) モータ制御装置
JP5811465B2 (ja) レンジ切換装置
JP6044591B2 (ja) レンジ切換制御装置
JP6350132B2 (ja) レンジ切換制御装置
JP5974860B2 (ja) モータ制御装置
JP2013187966A (ja) モータ制御装置
JP5907383B2 (ja) モータ制御装置
JP6380246B2 (ja) レンジ切換制御装置
JP2011252587A (ja) レンジ切換制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20151030